JP5936915B2 - 燃料電池のインピーダンス計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アノード電極及びカソード電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが積層された燃料電池のインピーダンス計測装置に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側に、アノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持することにより、燃料電池が構成されている。
上記の燃料電池では、所望の発電を確実に行うために、発電状況を正確に把握することが必要である。例えば、電解質膜は、発電性能を維持するために所望の湿潤状態に加湿しなければならず、この電解質膜が乾燥状態になると、発電性能が低下してしまう。
一方、発電による生成水量が多く、水過剰状態になると、フラッディングが惹起され易い。このため、反応ガスを流通させる通路等が詰まり、発電性能が低下してしまう。また、燃料ガスの供給不足に起因して発電性能の低下が発生する場合がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。この燃料電池は、図7に示すように、電解質膜1aと、4分割されたアノード側触媒層・拡散層2aと、4分割されたカソード側触媒層・拡散層3aと、4分割されたアノード側セパレータ4aと、4分割されたカソード側セパレータ5aとを備えている。
各アノード側セパレータ4aと各アノード側触媒層・拡散層2aとの間には、アノードガス流路6aが形成される一方、各カソード側セパレータ5aと各カソード側触媒層・拡散層3aとの間には、カソードガス流路7aが形成されている。各アノード側セパレータ4a間には、絶縁部材8aが介装されるとともに、各カソード側セパレータ5a間には、絶縁部材9aが介装されている。
このため、燃料電池は、独立した4つの分割電池として動作することができるとともに、各分割電池のインピーダンスを測定することにより、燃料電池のインピーダンス分布を測定することが可能になる、としている。
また、特許文献2に開示されているインピーダンス計測装置は、図8に示すように、セル1bに隣接して配置され、前記セル1bの局所部位に対応して第1導電部2bが形成された第1板状部材3bと、前記セル1bにおける前記第1板状部材3bの反対側に隣接して配置され、前記第1導電部2bと対になるように該セル1bの局所部位に対応して第2導電部4bが形成された第2板状部材5bとを備えている。
さらに、インピーダンス計測装置は、第1導電部2bに流れる電流を検出する電流検出手段6bと、前記第1導電部2bと第2導電部4bとの電位差を検出する電圧検出手段と、前記電流検出手段6b及び電圧検出手段の出力信号に周波数を変化させながら正弦波信号を印加する正弦波印加手段と、正弦波が印加された前記電流検出手段6bと前記電圧検出手段の出力信号からインピーダンスを演算するインピーダンス演算手段とを設けている。
特開2008−27808号公報 特開2009−252706号公報
上記の特許文献1では、発電中の各分割電池のインピーダンスを測定する一方、特許文献2では、発電中の第1導電部2bと第2導電部4bとの間におけるインピーダンスを測定している。その際、燃料電池スタックには、外部負荷装置が接続されており、測定される発電部位のインピーダンスと前記外部負荷装置のインピーダンスとが回路的に並列に接続されてしまう。
従って、測定される発電部位のインピーダンスが、電気回路的に並列に接続されている外部負荷装置のインピーダンスに影響され易くなる。これにより、発電部位のインピーダンスを正確に測定することができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、燃料電池の電極反応面のインピーダンス分布を容易且つ正確に測定することが可能な燃料電池のインピーダンス計測装置を提供することを目的とする。
本発明は、アノード電極及びカソード電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが積層された燃料電池のインピーダンス計測装置に関するものである。
このインピーダンス計測装置では、セパレータは、互いに絶縁状態に維持されて電極反応面の領域内に設けられる複数個の導電性部材を備えている。そして、インピーダンス計測装置は、燃料電池の発電中に、インピーダンスを計測する導電性部材から外部負荷への電流を遮断する一方、前記インピーダンスを計測する導電性部材以外の導電性部材から前記外部負荷への電流を許容する遮断機構と、前記外部負荷への電流を遮断された状態の前記導電性部材にインピーダンス計測電流を流す一方、前記外部負荷への電流を許容された状態の前記導電性部材への前記インピーダンス計測電流を遮断した状態で、前記外部負荷への電流を遮断された状態の前記導電性部材のインピーダンスを計測するインピーダンス計測器とを備えている。
また、このインピーダンス計測装置では、遮断機構は、燃料電池の発電中に、外部負荷への電流を遮断する導電性部材を、順次、切り替えながら、前記導電性部材のインピーダンスを測定することが好ましい。
さらに、このインピーダンス計測装置では、遮断機構は、導電性部材と外部負荷に接続する回路に設けられ、前記導電性部材を前記外部負荷から遮断するスイッチを備えることが好ましい。
本発明によれば、燃料電池の発電中に、インピーダンスを計測する導電性部材以外にインピーダンス計測電流が流れることを遮断した状態で、前記導電性部材のインピーダンスを計測している。このため、測定されるインピーダンスは、測定対象以外の導電性部材の影響を受けることがなく、測定の対象となる導電性部材のインピーダンス計測が正確に遂行される。従って、燃料電池の電極反応面のインピーダンス分布を容易且つ正確に測定することが可能になり、所望の発電状態を確実に維持することができる。
本発明の実施形態に係る燃料電池のインピーダンス計測装置の要部説明図である。 前記燃料電池が積層された燃料電池スタックの要部分解斜視図である。 前記燃料電池の要部断面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面説明図である。 前記インピーダンス計測装置を構成する導電性セグメントのインピーダンス計測順序の説明図である。 本実施形態と比較例とにおける面内インピーダンスの測定結果を示す説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池の一部断面説明図である。 特許文献2に開示されているインピーダンス計測装置の概略説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るインピーダンス計測装置10は、燃料電池スタック13に組み込まれる。燃料電池スタック13は、少なくとも1つのインピーダンス計測電流(交流)が流れる燃料電池12と、複数の燃料電池12aとが積層されるとともに、例えば、車載用燃料電池スタックとして構成される。燃料電池12と燃料電池12aとは、後述する連通孔の位置及び寸法が同一であり、且つ、電極位置及び寸法も同一である。
図2に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)14と、前記電解質膜・電極構造体14を挟持する第1セパレータ16及び第2セパレータ18とを備える。燃料電池12の矢印C方向(図2中、鉛直方向)の一端縁部(上端縁部)には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔20aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔22aとが、矢印B方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印C方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔22bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔20bとが、矢印B方向に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の一端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔24aが設けられるとともに、前記燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔24bが設けられる。
電解質膜・電極構造体14は、例えば、フッ素系のイオン交換膜又は炭化水素系のイオン交換膜に水が含浸された固体高分子電解質膜26と、前記固体高分子電解質膜26を挟持するカソード電極28及びアノード電極30とを備える。
図3に示すように、カソード電極28及びアノード電極30は、固体高分子電解質膜26の両面に接合される電極触媒層28a、30aと、前記電極触媒層28a、30aに配設されるカーボンペーパ等からなるガス拡散層28b、30bとを有する。電極触媒層28a、30aは、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を固体高分子電解質膜26の両面に一様に塗布して形成される。
第1セパレータ16は、例えば、カーボンセパレータからなるカソード側セパレータ16aと冷却媒体側セパレータ16bとを有する分割セパレータを構成する。カソード側セパレータ16aと冷却媒体側セパレータ16bとは、電極取り出しプレート16cを介装して接合される。
図2に示すように、第1セパレータ16は、外周部に積層方向(矢印A方向)に貫通して酸化剤ガス供給連通孔20a、燃料ガス供給連通孔22a、冷却媒体供給連通孔24a、酸化剤ガス排出連通孔20b、燃料ガス排出連通孔22b及び冷却媒体排出連通孔24bが形成される絶縁性樹脂枠部材32を備える。
絶縁性樹脂枠部材32は、PP(ポリプロピレン)やABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン及びスチレンの共重合樹脂)等の非導電性樹脂で形成される。
絶縁性樹脂枠部材32内には、電極反応面の領域内に互いに絶縁状態に維持されて複数個の独立した導電性セグメント(導電性部材)34が設けられる。導電性セグメント34は、直方体や立方体形状を有するとともに、カーボン等を含んだ導電性樹脂(カーボンセパレータ)により形成される。絶縁性樹脂枠部材32は、熱可逆性樹脂又は熱硬化性樹脂であってもよい。使用される樹脂は、分子量、分子構造により融点を調整することができる。
各導電性セグメント34は、絶縁性樹脂枠部材32の中央領域にPPやABS樹脂等の熱可逆性の非導電性樹脂(非導電性部材)36を介装して格子状に配列される。非導電性樹脂36と絶縁性樹脂枠部材32とは、同種の樹脂が好ましい。界面が接合し易いからである。
第1セパレータ16には、電解質膜・電極構造体14に向かう面に、すなわち、カソード側セパレータ16aに、酸化剤ガス流路38が設けられる(図3参照)。酸化剤ガス流路38は、導電性セグメント34及び非導電性樹脂36に形成されて矢印C方向に延在する複数の流路溝を有しており、酸化剤ガス供給連通孔20aと酸化剤ガス排出連通孔20bとに連通する。
流路溝は、各導電性セグメント34の面内に設けられており、非導電性樹脂36の矢印C方向に延在する部分を避けて形成されることが好ましい。なお、酸化剤ガス流路38は、第1セパレータ16とは個別に構成される導電性を有する流路プレート(図示せず)に形成してもよい。
第1セパレータ16の電解質膜・電極構造体14に向かう面とは反対の面には、すなわち、冷却媒体側セパレータ16bには、電極反応面の領域に沿って冷却媒体を矢印B方向に流通させる冷却媒体流路39が設けられる(図3参照)。電極取り出しプレート16cは、導電性セグメント34に対向する導電部34aと、非導電性樹脂36に対向する非導電性樹脂36aとを有する。
図3に示すように、第2セパレータ18は、例えば、カーボンセパレータからなるアノード側セパレータ18aと冷却媒体側セパレータ18bとを有する分割セパレータを構成する。アノード側セパレータ18aと冷却媒体側セパレータ18bとは、電極取り出しプレート18cを介装して接合される。
図4に示すように、第2セパレータ18は、外周部に積層方向(矢印A方向)に貫通して酸化剤ガス供給連通孔20a、燃料ガス供給連通孔22a、冷却媒体供給連通孔24a、酸化剤ガス排出連通孔20b、燃料ガス排出連通孔22b及び冷却媒体排出連通孔24bが形成される絶縁性樹脂枠部材40を備える。
絶縁性樹脂枠部材40は、PPやABS樹脂等の非導電性樹脂で形成され、前記絶縁性樹脂枠部材40内には、電極反応面の領域内に互いに絶縁状態に維持されて複数個の独立した導電性セグメント(導電性部材)42が設けられる。各導電性セグメント42は、導電性セグメント34と同様に構成されており、絶縁性樹脂枠部材40の中央領域にPPやABS樹脂等の非導電性樹脂(非導電性部材)44を介装して格子状に配列される。
第2セパレータ18には、電解質膜・電極構造体14に向かう面、すなわち、アノード側セパレータ18aに、燃料ガス流路46が設けられる(図3及び図4参照)。燃料ガス流路46は、導電性セグメント42及び非導電性樹脂44に形成されて矢印C方向に延在する複数の流路溝を有しており、燃料ガス供給連通孔22aと燃料ガス排出連通孔22bとに連通する。
流路溝は、各導電性セグメント42の面内に設けられており、非導電性樹脂44の矢印C方向に延在する部分を避けて形成されることが好ましい。なお、燃料ガス流路46は、第2セパレータ18とは個別に構成される導電性を有する流路プレート(図示せず)に形成してもよい。
第2セパレータ18の電解質膜・電極構造体14に向かう面とは反対の面には、すなわち、冷却媒体側セパレータ18bには、電極反応面の領域に沿って冷却媒体を矢印B方向に流通させる冷却媒体流路39が設けられる。電極取り出しプレート18cは、導電性セグメント42に対向する導電部42aと、非導電性樹脂44に対向する非導電性樹脂44aとを有する。
図3に示すように、導電性セグメント34と導電性セグメント42とは、電解質膜・電極構造体14に対して互いに対向して(対称に)配置される。互いにずれると、検出精度が低下するからである。
第1セパレータ16及び第2セパレータ18には、それぞれ燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体をシールするために、第1シール部材48及び第2シール部材49が、一体的又は個別に設けられる。第1シール部材48及び第2シール部材49は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材を使用する。
図1及び図2に示すように、燃料電池12aは、電解質膜・電極構造体14と、前記電解質膜・電極構造体14を挟持する第1セパレータ50及び第2セパレータ52とを備える。なお、燃料電池12aでは、燃料電池12と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する(図2参照)。
第1セパレータ50及び第2セパレータ52は、金属セパレータ又はカーボンセパレータが使用される。第1セパレータ50の電解質膜・電極構造体14とは反対側の面には、電極反応面の領域に沿って冷却媒体を、図2中、矢印B方向に流通させる冷却媒体流路39が設けられる。第2セパレータ52の電解質膜・電極構造体14とは反対側の面には、同様に冷却媒体流路39が形成される。
図1に示すように、インピーダンス計測装置10は、燃料電池12の発電中に、インピーダンスを計測する導電性セグメント34、42から外部負荷76に電流が流れることを遮断する遮断機構(アイソレータ)(計測器)56と、前記遮断機構56により前記外部負荷76への電流を遮断した状態で、インピーダンス切り替え部57により選択された前記導電性セグメント34、42のインピーダンスを計測するインピーダンス計測器58とを備える。
遮断機構56は、電極取り出しプレート16cに、各導電性セグメント34に対応し一端部が互いに離間(絶縁)して配置される一対の配線60a、60bを有する。配線60a、60bの他端部は、遮断機構56の本体内に配置されるとともに、スイッチ62に接続されて開閉回路を構成する。
インピーダンス計測器58は、交流電圧測定器64と交流電流測定器66と交流発生器67とを備える。電極取り出しプレート16cには、一端部が各導電性セグメント34に接続される電圧用配線68aと電流用配線70aとが設けられる。
インピーダンス切り替え部57は、交流電圧測定器64に接続される第1切り替えスイッチ72aと、交流電流測定器66に接続される第2切り替えスイッチ72bとを備える。各電圧用配線68aの他端部は、第1切り替えスイッチ72aにより交流電圧測定器64と選択的に接続される。各電流用配線70aの他端部は、第2切り替えスイッチ72bにより交流電流測定器66と選択的に接続される。
電極取り出しプレート18cには、一端部が各導電性セグメント42に接続される電圧用配線68bと電流用配線70bとが設けられる。各電圧用配線68bの他端部は、インピーダンス計測器58の本体内に配置され、交流電圧測定器64に接続される。各電流用配線70aの他端部は、インピーダンス計測器58の本体内に配置され、交流電流測定器66に接続される。
燃料電池スタック13の積層方向両端には、外部配線74の両端が電気的に接続される。外部配線74には、外部負荷76が配設される。外部負荷76は、燃料電池スタック13から直流電流を出力させる。この直流電流に交流電流を重畳させてインピーダンスを計測してもよい。外部負荷76としては、例えば、電子負荷装置が使用される。また、本実施形態では、インピーダンス計測器58に設けられた交流発生器67によりインピーダンス計測される燃料電池12のみに交流を加えているが、燃料電池スタック13全体に交流を加えることも可能である。
なお、図1では、導電性セグメント34、42がそれぞれ3個ずつ記載されている一方、図2及び図4では、前記導電性セグメント34、42がそれぞれ16個ずつ記載されている。これは、説明の簡素化を図るためであり、導電性セグメント34、42の数は、必要に応じて種々選択することができる。
このように構成される燃料電池スタック13の動作について、以下に説明する。
図2に示すように、酸化剤ガス供給連通孔20aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔22aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔24aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、第1セパレータ16、50に設けられている各酸化剤ガス流路38に導入され、電解質膜・電極構造体14を構成するカソード電極28に沿って移動する。一方、燃料ガス供給連通孔22aに供給された燃料ガスは、第2セパレータ18、52の各燃料ガス流路46に導入され、電解質膜・電極構造体14を構成するアノード電極30に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体14では、カソード電極28に供給される酸化剤ガスと、アノード電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層28a、30a内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード電極28に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔20bに排出される。同様に、アノード電極30に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔22bに排出される。
また、冷却媒体供給連通孔24aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ16、50及び第2セパレータ18、52の各冷却媒体流路39に導入される。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体14を冷却した後、冷却媒体排出連通孔24bに排出される。
上記の発電時において、図1に示すように、インピーダンス計測装置10では、外部負荷76により燃料電池スタック13から直流電流を出力させるとともに、インピーダンス計測される燃料電池12のみに交流電流を加えている。
その際、図1及び図5に示すように、各導電性セグメント34の中、一方の角部に配置される導電性セグメント34(end)がインピーダンス計測セグメントとして選択される。
具体的には、図1に示すように、遮断機構56では、導電性セグメント34(end)に対応して配置されている一対の配線60a、60bに接続されるスイッチ62のみが開放される。他の導電性セグメント34では、それぞれ一対の配線60a、60bに接続されるスイッチ62が閉塞され、前記他の導電性セグメント34は、外部負荷76に電気的に接続されている。
さらに、導電性セグメント34(end)に対応して配置されている電圧用配線68aは、第1切り替えスイッチ72aにより交流電圧測定器64に接続される。また、導電性セグメント34(end)に対応して配置されている電流用配線70aは、第2切り替えスイッチ72bにより交流電流測定器66に接続される。
このため、導電性セグメント34(end)及び該導電性セグメント34(end)に対向する導電性セグメント42(end)は、インピーダンス計測器58によるインピーダンス計測が行われる。
導電性セグメント34(end)のインピーダンス計測が終了すると、遮断機構56では、前記導電性セグメント34(end)に対応するスイッチ62が閉塞される一方、所定の導電性セグメント34に対応するスイッチ62のみが開放される。
さらに、第1切り替えスイッチ72a及び第2切り替えスイッチ72bが操作され、交流電圧測定器64及び交流電流測定器66は、インピーダンス計測後の導電性セグメント34(end)から離脱して所定の導電性セグメント34に接続される。従って、所定の導電性セグメント34は、インピーダンス計測器58によるインピーダンス計測が行われる。
インピーダンス計測が行われる導電性セグメント34は、図5に示すように、例えば、矢印S1、S2又はS3に沿って1セグメント毎に、順次、選択されている。セグメントの選択は、ランダムでもよいし、上方から下方に規則的であってもよい。その際、インピーダンス計測が行われている導電性セグメント34以外の他の全ての導電性セグメント34は、外部負荷76に接続されて電流が透過されている。これにより、燃料電池12全体のインピーダンス分布が検出され、前記燃料電池12の電極面内の発電状況を検出することが可能になる。
この場合、本実施形態では、インピーダンス計測セグメントとして選択された導電性セグメント34(end)は、対応するスイッチ62が開放されて外部負荷76から遮断されるため、前記導電性セグメント34(end)に電流が流れることを遮断している。この状態で、導電性セグメント34(end)、42(end)間のインピーダンスが計測されている。
このため、測定されるインピーダンスは、外部負荷76のインピーダンスに影響されることがなく、導電性セグメント34(end)、42(end)間のインピーダンスを高精度且つ容易に測定することができる。従って、燃料電池12の電極反応面のインピーダンス分布を容易且つ正確に測定することが可能になり、所望の発電状態を確実に維持することができるという効果が得られる。
ここで、図6には、本実施形態と比較例とにおける面内インピーダンスの測定結果が示されている。比較例では、遮断機構56を用いておらず、外部負荷に接続された状態で、すなわち、電流が流された状態で、各導電性セグメント34のインピーダンスを測定した。また、図6中、理想計測値は、電極面を分割せずに、前記電極面の面内インピーダンスを測定した測定値を示している。
これにより、本実施形態では、インピーダンスを計測する導電性セグメント34以外に流れるインピーダンス計測電流を遮断した状態で、前記導電性セグメント34のインピーダンスを計測するため、インピーダンスの測定結果は、理想計測値に近似することができる。このため高精度なインピーダンスの測定が遂行されるという結果が得られた。
なお、本実施形態では、燃料電池12の内部抵抗を測定するために、交流インピーダンス法を採用しているが、これに限定されるものではない。
10…インピーダンス計測装置 12、12a…燃料電池
13…燃料電池スタック 14…電解質・電極構造体
16、18、50、52…セパレータ 16a…カソード側セパレータ
16b、18b…冷却媒体側セパレータ
16c、18c…電極取り出しプレート
18a…アノード側セパレータ 20a…酸化剤ガス供給連通孔
20b…酸化剤ガス排出連通孔 22a…燃料ガス供給連通孔
22b…燃料ガス排出連通孔 24a…冷却媒体供給連通孔
24b…冷却媒体排出連通孔 26…固体高分子電解質膜
28…カソード電極 30…アノード電極
32、40…絶縁性樹脂枠部材 34、42…導電性セグメント
34a、42a…導電部
36、36a、44、44a…非導電性樹脂
38…酸化剤ガス流路 39…冷却媒体流路
46…燃料ガス流路 56…遮断機構
57…インピーダンス切り替え部 58…インピーダンス計測器
60a、60b、68a、68b、70a、70b…配線
62…スイッチ 64…交流電圧測定器
66…交流電流測定器 72a、72b…切り替えスイッチ
74…外部配線 76…外部負荷

Claims (3)

  1. アノード電極及びカソード電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが積層された燃料電池のインピーダンス計測装置であって、
    前記セパレータは、互いに絶縁状態に維持されて電極反応面の領域内に設けられる複数個の導電性部材を備えるとともに、
    前記インピーダンス計測装置は、前記燃料電池の発電中に、インピーダンスを計測する導電性部材から外部負荷への電流を遮断する一方、前記インピーダンスを計測する導電性部材以外の導電性部材から前記外部負荷への電流を許容する遮断機構と、
    前記外部負荷への電流を遮断された状態の前記導電性部材にインピーダンス計測電流を流す一方、前記外部負荷への電流を許容された状態の前記導電性部材への前記インピーダンス計測電流を遮断した状態で、前記外部負荷への電流を遮断された状態の前記導電性部材のインピーダンスを計測するインピーダンス計測器と、
    を備えることを特徴とする燃料電池のインピーダンス計測装置。
  2. 請求項1記載のインピーダンス計測装置において、前記遮断機構は、前記燃料電池の発電中に、前記外部負荷への電流を遮断する前記導電性部材を、順次、切り替えながら、該導電性部材のインピーダンスを測定することを特徴とする燃料電池のインピーダンス計測装置。
  3. 請求項1又は2記載のインピーダンス計測装置において、前記遮断機構は、前記導電性部材と前記外部負荷に接続する回路に設けられ、前記導電性部材を前記外部負荷から遮断するスイッチを備えることを特徴とする燃料電池のインピーダンス計測装置。
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