JP5936525B2 - グラブバケット - Google Patents

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本発明は、グラブバケットに関する。
従来より、ごみ焼却施設では、グラブバケットが用いられる。グラブバケットは、可燃ごみが貯留されるごみピットにおいてクレーンに吊り下げられ、ごみピット内のごみの積み替えや攪拌、あるいは、ごみの焼却炉内への投入に利用される。フォーク型のグラブバケットでは、開閉可能な一対のアーム部が設けられ、各アーム部の端部には、複数の爪部が配列して設けられる。
なお、特許文献1のグラブバケットでは、一対のグラブアームが、ごみを掬い取るフォーク状の爪と、破袋用の針とを有する。また、針に突き刺さるごみ袋やごみを掻き落とすテイクオフアームがさらに設けられる。
特開2000−289972号公報
ところで、フォーク型のグラブバケットでは、ごみが爪部に突き刺さり易く、通常、爪部にごみが突き刺さったまま、グラブバケットを用いた処理が継続される。例えば、焼却炉内へのごみの投入の際に、ごみを保持したグラブバケットの重量を測定し、当該重量からグラブバケット単体の重量を引くことにより、焼却炉内へのごみの投入量を求める場合、ごみが爪部に突き刺さったままでは、ごみの投入量を正確に求めることができない。また、ゴムやプラスチック等のごみが爪部に深く突き刺さると、当該ごみを取り除くことは容易ではない。
特許文献1の手法を応用して、爪部に突き刺さったごみを掻き落とすテイクオフアームを設けることも考えられるが、グラブバケットの重量が増加するとともに、テイクオフアームと爪部との間にごみが噛み込む等の機構的な問題が生じる可能性がある。したがって、ごみが爪部に突き刺さったままとなることを容易に抑制する新規な手法が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、グラブバケットにおいて、ごみが爪部に突き刺さったままとなることを容易に抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、ごみ処理施設に用いられるグラブバケットであって、一対のアーム部と、前記一対のアーム部のそれぞれを所定の幅方向に平行な軸を中心として回動することにより、前記一対のアーム部の端部である一対のアーム端部を互いに近接させた近接位置と、互いに離間させた離間位置との間にて移動させる本体部とを備え、前記一対のアーム端部のそれぞれが、前記幅方向に配列される複数の爪部を有し、前記一対のアーム端部が前記近接位置に位置する際に、一方のアーム端部の前記複数の爪部の先端と、他方のアーム端部の前記複数の爪部の先端とが近接し、前記一対のアーム端部が前記離間位置に位置する際に、前記一方のアーム端部の前記複数の爪部と、前記他方のアーム端部の前記複数の爪部とが離間し、前記複数の爪部のうちの少なくとも1つの爪部が、先端に設けられる幅狭部と、前記少なくとも1つの爪部の根元と前記幅狭部との間の部位であり、前記根元から前記先端に向かう爪部長手方向において、前記幅狭部よりも長い幅広部とを有し、前記幅方向において、前記幅広部の幅が、前記幅狭部側の端部から前記根元に向かって漸次増大し、前記幅狭部の幅が、前記先端から前記幅広部に向かって前記幅広部の広がり角よりも小さい広がり角にて漸次増大する、または、前記先端から前記幅広部に向かって一定であり、前記幅広部が、前記爪部長手方向に垂直な断面において、前記幅方向に向かって鋭角に尖った形状である刃部を有する。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のグラブバケットであって、前記少なくとも1つの爪部において、前記幅狭部が、前記根元から前記先端まで伸びる爪部本体における先端部であり、前記幅広部が、前記爪部本体の中央部および根元部から前記幅方向に広がるように取り付けられた補助板、並びに、前記中央部および前記根元部を含む。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のグラブバケットであって、前記少なくとも1つの爪部のいずれかにおける前記幅広部が、30度以上かつ40度以下の前記広がり角にて前記幅方向の両側に対称に広がる。
本発明によれば、ごみが爪部に突き刺さったままとなることを容易に抑制することができる。また、幅広部の刃部を用いてごみ袋を容易に破くことができる。
グラブバケットの正面図である。 アーム部を示す斜視図である。 一対のアーム端部が離間位置に配置されたグラブバケットを示す図である。 アーム端部を示す図である。 爪部の断面図である。 爪部の他の例の断面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係るグラブバケット1の正面図である。グラブバケット1は、ごみ焼却施設内のごみピットに設けられる。グラブバケット1は、いわゆるフォーク型であり、一対のアーム部3と、本体部2と、を備える。ごみピットには、クレーン(例えば、天井クレーン)が設けられており、クレーンのワイヤーロープが本体部2に接続される。すなわち、本体部2はクレーンに吊り下げられた状態で、水平方向および鉛直方向に移動可能である。
図2は、1つのアーム部3の一部を示す斜視図である。図1および図2に示すように、各アーム部3は、アーム本体31と、アーム部3の端部であるアーム端部32と、衝撃緩衝用のタイヤ36と、を備える。アーム本体31は、図2中にて符号A1を付す矢印にて示す方向(図1では、紙面に垂直な方向であり、以下、「幅方向」という。)に並ぶ一対の支持部311を有する。各支持部311は本体部2から伸びる長尺の部材である。アーム端部32は、一対の支持部311における本体部2とは反対側の端部の間に固定される。タイヤ36は、各支持部311における当該端部のアーム端部32とは反対側の面上に設けられる。なお、図2では、後述の側方突出部37の図示を省略している。
図2に示すアーム端部32は、板状のベース320と、幅方向に一定のピッチにて配列される複数の爪部33と、を有する。図1に示すように、各アーム部3の爪部33は、ベース320から他方のアーム部3のアーム端部32に向かって伸びる長尺部材である。以下の説明では、各爪部33においてベース320近傍の根元から先端に向かう方向を「爪部長手方向」という。また、一対の支持部311におけるアーム端部32の近傍の部位には、一対の側方突出部37が設けられる。各アーム部3の側方突出部37は他方のアーム部3に向かって突出する。
本体部2は、幅方向に平行な2つの回動軸J1,J2と、図示省略の油圧シリンダと、回動軸J1,J2を接続するリンク機構と、を有する。一方のアーム部3における一対の支持部311の端部(本体部2側の端部)は一方の回動軸J1に接続され、他方のアーム部3における一対の支持部311の端部は他方の回動軸J2に接続される。すなわち、一対のアーム部3は、2つの回動軸J1,J2を中心としてそれぞれ回動可能に支持される。
本体部2の油圧シリンダおよびリンク機構は、一対のアーム部3を回動軸J1,J2を中心として互いに反対の方向に回動する。これにより、一対のアーム端部32が、図1に示すように互いに近接した近接位置と、図3に示すように互いに離間した離間位置との間で移動する。詳細には、図1に示すように一対のアーム端部32が近接位置に位置する際に、一方のアーム端部32の複数の爪部33の先端と、他方のアーム端部32の複数の爪部33の先端とが近接する。これにより、これらの爪部33を底部とする保持空間が一対のアーム部3により形成される。このとき、一方のアーム部3の一対の側方突出部37の先端も、他方のアーム部3の一対の側方突出部37の先端と近接し、上記保持空間における幅方向の側部が形成される。後述するように、保持空間にてごみが保持される。
また、図3に示すように一対のアーム端部32が離間位置に位置する際に、一方のアーム端部32の複数の爪部33と、他方のアーム端部32の複数の爪部33とが離間する。一方のアーム部3の一対の側方突出部37の先端も、他方のアーム部3の一対の側方突出部37の先端と離間する。これにより、上記保持空間の底部および側部が開放され、保持空間内におけるごみの保持が解除される。なお、一対のアーム部3は、油圧シリンダおよびリンク機構以外の回動機構により回動してもよく、各アーム部3に個別に回動機構が設けられてもよい。
図4は、アーム端部32を示す図であり、アーム端部32の本体部2とは反対側の面を示す。図5は、1つの爪部33の断面図であり、爪部長手方向に垂直な面における断面を示す。図2および図4に示すように、各爪部33は、爪部本体34と、2つの補助板35と、を有する。爪部本体34は、例えばS45C、S45C(H)、SCMn等の鋼材にて形成される。補助板35は、例えばS45C、S35C等の鋼材にて形成される。爪部本体34および補助板35は、他の金属にて形成されてもよい。
爪部本体34は、爪部長手方向に長く、一方の端部は、ベース320における本体部2とは反対側の面に固定される。図5に示すように、爪部本体34における爪部長手方向に垂直な断面は矩形である。図4中に矢印A1により示す幅方向における爪部本体34の幅は、爪部33の根元から先端に向かって(すなわち、ベース320から離れるに従って)漸次減少する。爪部本体34において、ベース320に取り付けられる部位である取付部340の幅は一定である。また、幅方向および爪部長手方向に垂直な方向における爪部本体34の厚さは、爪部33の根元から先端に亘って一定である。なお、爪部本体34の先端部341において爪部本体34の厚さが先端に向かって漸次減少してもよい。
2つの補助板35は、幅方向および爪部長手方向に沿う板部材であり、爪部本体34においておよそ幅方向を向く両側面に、溶接等によりそれぞれ取り付けられる。詳細には、補助板35は、爪部本体34の根元部343、および、根元部343と先端部341との間の中央部342のみに設けられ、先端部341には設けられない。すなわち、補助板35は、爪部本体34の中央部342および根元部343から幅方向に広がるように取り付けられる。幅方向における補助板35の幅は、ベース320から離れるに従って漸次減少する。
よって、図4に示すように、幅方向および爪部長手方向に垂直な方向に沿って見た場合において、爪部33の外形の幅方向の幅は、爪部本体34における先端部341において比較的狭く、爪部33の根元と先端部341との間において比較的広い。以下の説明では、爪部33において、爪部本体34における先端部341を「幅狭部331」と呼び、2つの補助板35、並びに、爪部本体34の中央部342および根元部343を含む部位を「幅広部332」と呼ぶ。換言すると、幅狭部331は、爪部33の先端に設けられる部位であり、幅広部332は、爪部33の根元と幅狭部331との間の部位である。爪部長手方向において、幅広部332は、幅狭部331よりも長い。例えば、幅広部332の長さは、爪部33の根元から先端に至る長さの70〜80%であり、幅狭部331の長さは、爪部33の当該長さの20〜30%である。また、幅方向と交差する幅広部332の両エッジ332a(すなわち、爪部長手方向におよそ沿うエッジ332a)は、幅方向と交差する幅狭部331の両エッジ331aと連続する。
幅広部332の両エッジ332aは直線状であり、幅方向において、幅広部332の幅は、幅狭部331側の端部から爪部33の根元に向かって一定の広がり角θ2c,θ2eにて漸次増大する。すなわち、図4に示す幅広部332の外形は台形である。また、幅狭部331の両エッジ331aも直線状であり、幅狭部331の幅は、爪部33の先端から幅広部332に向かって、幅広部332の広がり角θ2c,θ2eよりも小さい一定の広がり角θ1にて漸次増大する。なお、幅広部332の広がり角θ2c,θ2eが幅狭部331の広がり角θ1よりも大きいという条件が満たされる範囲内で、幅広部332の広がり角θ2c,θ2e、および、幅狭部331の広がり角θ1が、爪部長手方向に沿って変化してもよい。また、幅広部332の両エッジ332a、および、幅狭部331の両エッジ331aは、曲線状であってもよい。
各爪部33において、幅広部332の両エッジ332aは、刃部の先端である。具体的には、図5に示すように、幅広部332における爪部長手方向に垂直な断面において、各補助板35の爪部本体34とは反対側の端部が刃部333であり、刃部333は、当該断面において幅方向に向かって鋭角に尖った形状を有する。刃部333には、高周波焼入れ等が施され、その表面に硬化層が形成されることが好ましい。幅広部332では、幅方向の一方の端部のみに刃部333が設けられてもよい。
本実施の形態では、図4の各アーム端部32における複数の爪部33において、幅狭部331の形状は同一であり、幅方向における両端の爪部33を除き、幅広部332の形状も同一である。また、幅方向における両端の爪部33では、外側(すなわち、他の爪部33とは反対側)に配置された補助板(図4中にて符号35aを付す。)の形状が、他の補助板35と相違する。具体的には、爪部長手方向の各位置において、補助板35aの幅が、他の補助板35の幅よりも狭く、ベース320の近傍において、両端の爪部33のうちの一方の爪部33における補助板35aの外側のエッジと、他方の爪部33における補助板35aの外側のエッジとの間の距離が、ベース320の幅方向の幅とおよそ等しい。なお、グラブバケット1の設計によっては、幅方向における両端の爪部33において外側の補助板35aは省略されてもよい。
ごみ焼却施設においてグラブバケット1を使用した基本動作では、まず、図3に示すように一対のアーム端部32が離間位置に位置する状態で、グラブバケット1が、ごみピットにおいて貯留されたごみの近傍に配置される。続いて、本体部2の油圧シリンダおよびリンク機構により、一対のアーム端部32が、図1に示すように近接位置へと移動する。これにより、複数の爪部33を底部とする保持空間にてごみが保持される。グラブバケット1は、保持空間にてごみを保持した状態にて、クレーンにより所望の位置へと移動する。そして、一対のアーム端部32が離間位置へと移動することにより、保持空間における当該ごみの保持が解除される。
実際には、ごみ焼却施設においてごみ収集車から受け入れられたごみは、ごみピットにおける投入扉近傍に溜まるため、グラブバケット1を使用して、投入扉近傍のごみが、ごみピット内の他の位置に積み替えられる。また、ごみの焼却炉内への投入にもグラブバケット1が使用される。さらに、焼却炉における燃焼を安定させるために、ごみピット内のごみを均質化させる際にも、グラブバケット1が使用される。このとき、ごみが収容されたビニール袋等のごみ袋を破く必要があり、爪部33の幅狭部331をごみ袋に突き刺して、当該ごみ袋が破かれる(すなわち、破袋される。)。また、グラブバケット1にて掴んだ(保持した)ごみを高所から落下させて、ごみ袋を破くことも行われる。さらに、グラブバケット1を使用して、様々な種類のごみを混ぜることも行われる。
ここで、図4の爪部33において補助板35を省略した比較例のグラブバケットを想定する。比較例のグラブバケットでは、爪部の形状が細長く、先端から根元に至るまでの広がり角も小さいため、爪部をごみ袋に突き刺して当該ごみ袋を破く際に、当該ごみ袋が爪部に突き刺さったままとなり易い。また、段ボール、ゴムやプラスチック(ポリタンク、発泡スチロール等)等のごみが爪部に深く突き刺さると、当該ごみを取り除くことは容易ではない。例えば、焼却炉内へのごみの投入の際に、ごみを保持したグラブバケットの重量を測定し、当該重量からグラブバケット単体の重量を引くことにより、焼却炉内へのごみの投入量を求める場合、ごみが爪部に突き刺さったままでは、ごみの投入量を正確に求めることができない。
これに対し、図4の爪部33では、先端に設けられる幅狭部331と爪部33の根元との間に、幅狭部331よりも長い幅広部332が設けられる。そして、幅方向における幅広部332の幅が、幅狭部331側の端部から爪部33の根元に向かって、幅狭部331の広がり角θ1よりも大きい広がり角θ2c,θ2eにて連続的に増大する。これにより、幅狭部331を用いてごみ袋を破くことが容易に可能なグラブバケット1において、ごみが爪部33に深く突き刺さることが防止され、ごみが爪部33に突き刺さったままとなることを容易に抑制することができる。
ここで、幅広部332の広がり角θ2c,θ2eが20度以上であれば、ごみが爪部33に深く突き刺さることが確実に防止され、広がり角θ2c,θ2eが30度以上であれば、ごみが爪部33に深く突き刺さることがより確実に防止される。幅広部332の広がり角θ2c,θ2eは、好ましくは、40度以下である。これにより、爪部33の根元における幅広部332の幅を、隣接する爪部33間の距離以下として、複数の爪部33のそれぞれに幅広部332を設ける設計が容易となる。
図4のアーム端部32では、両端の爪部33における幅広部332の広がり角θ2eは、補助板35の広がり角20度と補助板35aの広がり角5度とを合わせた約25度であり、両端以外の爪部33における幅広部332の広がり角θ2cは約40度である。また、図4では、広がり角θ2cが約30度となる場合の幅広部332も二点鎖線にて図示している。図4のアーム端部32では、幅狭部331の広がり角θ1は約9度である。幅狭部331の広がり角θ1は、幅広部332の広がり角θ2c,θ2eよりも小さければ、どのような値であってもよい。また、幅狭部331の幅は、爪部33の先端から幅広部332に向かって一定であってもよく、この場合も、幅狭部331を用いてごみ袋を破くことが容易に可能である。
グラブバケット1では、幅広部332が刃部333を有することにより、刃部333を用いてごみ袋を容易に破くことができ、さらに、プラスチック等のごみの切断や分断を容易に行うことができる。また、幅狭部331が、爪部33の根元から先端まで伸びる爪部本体34における先端部341であり、幅広部332が、爪部本体34の中央部342および根元部343、並びに、補助板35を含む。これにより、爪部が爪部本体のみを有するグラブバケット(比較例のグラブバケット)において、爪部本体に補助板35を取り付けるのみにより、グラブバケット1を容易に作製することができる。このように、補助板35は、爪部本体34に対するアタッチメント(取付物)と捉えることができる。
上記グラブバケット1は様々な変形が可能である。例えば、上記グラブバケット1では、全ての爪部33に補助板35が設けられるが、1つの爪部33のみにおいて補助板35が設けられてもよい。すなわち、複数の爪部33のうちの少なくとも1つの爪部33が、幅狭部331および幅広部332を有することにより、ごみが当該少なくとも1つの爪部33に突き刺さったままとなることを容易に抑制することが可能となる。この場合に、好ましくは、当該少なくとも1つの爪部33のいずれかにおける幅広部332が、図4における広がり角θ2cの幅広部332のように、30度以上かつ40度以下の広がり角にて幅方向の両側に対称に広がる。これにより、ごみが爪部33に深く突き刺さることがより確実に防止される。
爪部本体34において、幅方向および爪部長手方向に垂直な方向を向く面に、補助板が取り付けられてもよい。この場合、補助板が、爪部本体34の中央部342および根元部343から幅方向の両側に広がる形状を有することが好ましい。これにより、1つの補助板を用いて幅広部332を形成して、グラブバケット1における部品点数を削減することができる。
また、グラブバケット1の設計によっては、幅狭部331および幅広部332のそれぞれが1つの部材として形成され、これらの部材が接合されて1つの爪部33が構成されてもよい。さらに、幅狭部331および幅広部332の全体が1つの部材として形成されてもよい。
図5の爪部33では、爪部本体34における本体部2側の面(図5の上方を向く面)、および、2つの補助板35における本体部2側の面が1つの平面上に配置されるように、各補助板35が、爪部本体34の側面に取り付けられるが、爪部本体34の上記面と、補助板35の上記面との間で段差ができるように、補助板35が爪部本体34に取り付けられてもよい。また、爪部本体34の断面形状は、矩形には限定されず、例えば、図6のようにT字状であってもよい。
グラブバケット1は、ごみ焼却施設以外のごみ処理施設にて利用されてよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 グラブバケット
2 本体部
3 アーム部
32 アーム端部
33 爪部
34 爪部本体
35,35a 補助板
331 幅狭部
332 幅広部
333 刃部
341 先端部
342 中央部
343 根元部
J1,J2 回動軸

Claims (3)

  1. ごみ処理施設に用いられるグラブバケットであって、
    一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部のそれぞれを所定の幅方向に平行な軸を中心として回動することにより、前記一対のアーム部の端部である一対のアーム端部を互いに近接させた近接位置と、互いに離間させた離間位置との間にて移動させる本体部と、
    を備え、
    前記一対のアーム端部のそれぞれが、前記幅方向に配列される複数の爪部を有し、
    前記一対のアーム端部が前記近接位置に位置する際に、一方のアーム端部の前記複数の爪部の先端と、他方のアーム端部の前記複数の爪部の先端とが近接し、
    前記一対のアーム端部が前記離間位置に位置する際に、前記一方のアーム端部の前記複数の爪部と、前記他方のアーム端部の前記複数の爪部とが離間し、
    前記複数の爪部のうちの少なくとも1つの爪部が、
    先端に設けられる幅狭部と、
    前記少なくとも1つの爪部の根元と前記幅狭部との間の部位であり、前記根元から前記先端に向かう爪部長手方向において、前記幅狭部よりも長い幅広部と、
    を有し、
    前記幅方向において、前記幅広部の幅が、前記幅狭部側の端部から前記根元に向かって漸次増大し、前記幅狭部の幅が、前記先端から前記幅広部に向かって前記幅広部の広がり角よりも小さい広がり角にて漸次増大する、または、前記先端から前記幅広部に向かって一定であり、
    前記幅広部が、前記爪部長手方向に垂直な断面において、前記幅方向に向かって鋭角に尖った形状である刃部を有することを特徴とするグラブバケット。
  2. 請求項1に記載のグラブバケットであって、
    前記少なくとも1つの爪部において、前記幅狭部が、前記根元から前記先端まで伸びる爪部本体における先端部であり、前記幅広部が、前記爪部本体の中央部および根元部から前記幅方向に広がるように取り付けられた補助板、並びに、前記中央部および前記根元部を含むことを特徴とするグラブバケット。
  3. 請求項1または2に記載のグラブバケットであって、
    前記少なくとも1つの爪部のいずれかにおける前記幅広部が、30度以上かつ40度以下の前記広がり角にて前記幅方向の両側に対称に広がることを特徴とするグラブバケット。
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