JP5936419B2 - 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法 - Google Patents

地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5936419B2
JP5936419B2 JP2012090148A JP2012090148A JP5936419B2 JP 5936419 B2 JP5936419 B2 JP 5936419B2 JP 2012090148 A JP2012090148 A JP 2012090148A JP 2012090148 A JP2012090148 A JP 2012090148A JP 5936419 B2 JP5936419 B2 JP 5936419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
magnetic field
ground fault
exploration
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012090148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013217839A (ja
Inventor
昌則 前田
昌則 前田
佐藤 真一
真一 佐藤
和高 栗田
和高 栗田
秀太郎 福與
秀太郎 福與
好樹 中野
好樹 中野
正樹 益田
正樹 益田
健 片渕
健 片渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2012090148A priority Critical patent/JP5936419B2/ja
Publication of JP2013217839A publication Critical patent/JP2013217839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5936419B2 publication Critical patent/JP5936419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Locating Faults (AREA)

Description

本発明は、地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法に関する。更に詳しくは、特に地中に埋設して敷設された配電線路で地絡事故が発生したときに、地絡事故点を地表面から探査することができるものに関する。
例えば地中埋設の電路等、遮蔽状態で敷設された配電線路の地絡事故や漏電事故が起きたときには、事故点を探査する必要がある。このように事故点を探査する装置としては、例えば特許文献1に開示された「地絡事故点探査装置」がある。
前記特許文献1記載の図1に示されているように、地絡事故点探査装置は、2本の地中線配電線路<201,202>と対地間に位相が180°異なる二つの高周波の探査信号<S1,S2>を注入する探査信号注入手段<1>と、各線路<201,202>を伝搬する探査信号<S1,S2>により生じる磁界を検出する磁界センサを備えた可搬形の受信器<2>と、探査信号注入手段<1>のフィードバック信号を入力し探査信号<S1,S2>を制御すると共にその値を表示する制御・表示手段<3>とを備えた構成である。
前記構成の地絡事故点探査装置は、探査信号注入点Oから健全回路部であるA部、C部については対地静電容量Cに流れる探査信号電流<i1>が等しいため磁界を打ち消し合い受信器<2>は検出をせず、地絡事故回路部のB部では同様に電流<i1>は打ち消されるが、地絡事故点Pの地絡(漏電)電流<i2>が残るため、この電流<i2>より発生する磁界を受信器<2>が検出することができるものである。
更に、制御・表示手段<3>により地絡事故点が存在する地絡事故回路側の地中線配電線路の延出方向においては所定量の大きな検出レベルを調整可能であり、印加する2本の配線の長さが均等でなく、対地間静電容量分が異なる場合でも、正確に静電容量分を打消すことができ、高精度に地絡事故点箇所を特定することができるというものである。
特開2007−279031号公報
しかしながら、前記従来の地絡事故点探査装置には、次のような課題があった。
図7に示すように、一般に、地中に埋設された配電線路は埋設深さが一定ではないため、地表上の受信器<2>と地中線配電線路<200>の距離が場所によって変化する。したがって、信号電流を一定に保っている場合、受信器<2>の反応レベルは地中線配電線路<200>との距離の変化に伴って変化する。特に、地中線配電線路<200>が他の埋設物を回避するために、通常より深く敷設された場所では、受信器<2>の反応は急激に減少し、受信不可能点Qに達した場合、受信不可能点Qを地絡事故点と誤まって認識してしまう場合がある。
したがって、実際の使用においては、あらかじめ地中線配電線路<200>の経路探査を行って、配電線の位置(経路)を特定しておくと共に、地中配電線経路上の任意の点の受信器情報(受信レベル)を記録しておき、地絡事故点の探査を行う際には、作業者が前記地中配電線経路上の受信器情報と地絡事故点探査時の受信器反応レベルを比較しながら探査を行い、作業者の判断で地絡事故点を探す方法をとっている。しかし、この方法にも次のような課題があった。
すなわち、前記したように地中線配電線路<200>をあらかじめ探査し、当該地中線配電線路<200>上の任意の点の受信器情報を記録しておく必要があるので、相応の手間がかかるだけでなく、受信器情報記録の記入ミスが起こる可能性がある。更には、地絡事故が起こり、地絡事故点を探査する際には、前記したように作業者が受信器情報記録と探査時の受信器反応レベルとを比較する必要があるが、比較作業における判断ミスが起こる可能性がある。つまり、地絡事故点を特定する部分において人的作業が介在することによる間違いが起こりやすく、この方法でも地絡事故点の特定を誤ってしまうという課題を解消することは難しかった。
(本発明の目的)
本発明は、前記課題を解消するためになされたもので、従来の装置のように、あらかじめ地中線配電線路の経路探査を行って配電線位置を特定したり地中配電線経路上の任意の点の受信器情報を記録する作業及び地絡事故点探査時には前記受信器情報と受信器反応レベルを比較する作業を不要とし、地絡事故点を特定する部分において人的作業が極力介在しないようにすることで、地表面から地絡事故点を高精度で探査できる地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点探査装置であって、
地中線配電線路の地絡事故相を含む線路と対地間に、互いに逆位相の二つの探査信号を各々注入する探査信号注入手段と、
前記地中線配電線路を伝搬する二つの探査信号により生じる磁界を検出する第1の磁界検出手段と、
前記地中線配電線路の健全相と対地間に、前記各探査信号と周波数が異なるベース信号を注入するベース信号注入手段と、
前記ベース信号により生じる磁界を検出する第2の磁界検出手段と、
前記第1の磁界検出手段と前記第2の磁界検出手段により検出された磁界に基づき、各々の磁界レベルを比較演算して前記地中線配電線路の地絡事故点を判定する地絡事故点判定手段と、
を有している、地絡事故点探査装置である。
(2)本発明は、
地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点の探査方法であって、
地中線配電線路の地絡事故相を含む線路と対地間に、互いに逆位相の二つの探査信号を各々注入すると共に、前記地中線配電線路の健全相と対地間に、前記各探査信号と周波数が異なるベース信号を注入し、
前記地中線配電線路を伝搬する二つの探査信号により生じる磁界を検出すると共に、前記地中線配電線路を伝搬するベース信号により生じる磁界を検出し、
前記検出された各検出磁界に基づき地中線配電線路の地絡事故点を特定する、地絡事故点探査方法である。
(3)本発明は、
地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点の探査方法であって、
地絡事故を起こした地中線配電線路の通電を停止し、
地中線配電線路が三線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入すると共に第3の健全相の線路と対地間にベース信号を注入し、
前記第1の探査信号及び第2の探査信号と前記ベース信号が注入された探査信号注入点の近傍における地中線配電線路の磁界レベルを探査し、
前記探査信号注入点から磁界が検出された前記地中線配電線路の延出方向に沿って磁界レベルを探査し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されないときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含まない線路であると判定して当該判定内容を表示し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出されたときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含む線路であると判定して当該判定内容を表示し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出される部分と、前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されず前記ベース信号の磁界だけが検出される部分との境界点を地絡事故点と判定して表示を行う、地絡事故点探査方法である。
(4)本発明は、
地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点の探査方法であって、
地絡事故を起こした地中線配電線路の通電を停止し、
地中線配電線路が二線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入すると共に前記第1、第2の線路において健全相側の線路と対地間にベース信号を注入し、
前記第1の探査信号及び第2の探査信号と前記ベース信号が注入された探査信号注入点の近傍における地中線配電線路の磁界レベルを探査し、
前記探査信号注入点から磁界が検出された前記地中線配電線路の延出方向に沿って磁界レベルを探査し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されないときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含まない線路であると判定して当該判定内容を表示し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出されたときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含む線路であると判定して当該判定内容を表示し、
前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出される部分と、前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されず前記ベース信号の磁界だけが検出される部分との境界点を地絡事故点と判定して表示を行う、地絡事故点探査方法である。
(5)本発明は、
探査信号注入点では、当該探査信号注入点を中心に360°の範囲を探査し、検出した磁界レベルが最も大きい箇所を一箇所特定し、検出した磁界レベルが最も大きい箇所以外の磁界レベルを下げるように電圧及び/又は位相を調整して、健全相側の各線路間で生じる磁界を打ち消すようにした、
前記(3)又は(4)の地絡事故点探査方法である。
(6)本発明は、
地中線配電線路の距離が、対地静電容量が少なく十分な信号電流が流せない程度に短い場合、前記地中線配電線路の地中埋設区間の末端側に探査補償コンデンサを接続する、
前記(3)又は(4)の地絡事故点探査方法である。
(作用)
本発明に係る地絡事故点探査装置の作用を説明する。
図6を参照する。
地中線配電線路の地絡事故相と健全相は、同一ケーブルであることから各相における埋設深さの違いはなく深さは同一に変化している。したがって、地中線配電線路の各相又は各線路と地絡事故点判定手段までの距離は等しく、探査信号注入点から地絡事故点までの探査信号とベース信号による検出磁界レベルの差はほぼ0である。
また、地中線配電線路において地絡事故点より更に延出された部分(下流側)には探査信号(地絡事故電流)が流れなくなるため、検出できるのはベース信号により生ずる磁界レベルのみとなる。このように、探査信号により生じる磁界レベルとベース信号により生ずる磁界レベルの相互関係、すなわち探査信号とベース信号の磁界が同時に検出される部分と、探査信号の磁界が検出されずベース信号の磁界だけが検出される部分との境界点を地絡事故点と判定することで、地絡事故点を特定できる。
本発明は、地中線配電線路で地絡事故が発生したときに、地絡事故点の探査を行うに当たり、従来の装置のように、あらかじめ地中線配電線路の経路探査を行って配電線位置を特定したり地中線配電線路の経路上の任意の点の受信器情報を記録する作業、及び地絡事故点の探査時に前記受信器情報と受信器反応レベルを比較する作業を不要とすることができる。これにより、本発明によれば、地絡事故点を特定する部分において人的作業が極力介在しないようにすることができるので、地中線配電線路の地絡事故点を地表面から高精度で探査することができる。
本発明に係る地絡事故点探査装置の一実施の形態を示すブロック図。 地絡事故点探査装置の動作フローチャート。 地絡事故点探査装置の動作説明図。 地中線配電線路が三相(三線式)の場合の地絡事故点探査装置を使用した地絡事故点の探査方法を示す説明図。 地中線配電線路が単相(二線式)の場合の地絡事故点探査装置を使用した地絡事故点の探査方法を示す説明図。 本発明に係る地絡事故点探査装置を使用した地絡事故点の探査方法を示す説明図。 従来の地絡事故点探査装置及び探査方法の課題を説明する説明図。
〔実施の形態〕
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1、図2を参照する。
地絡事故点探査装置Eは、探査信号注入装置1、可搬型磁界センサ装置2及び制御・表示装置3を備えている。
(探査信号注入装置1)
探査信号注入手段及びベース信号注入手段である探査信号注入装置1は、電源回路11と、信号電圧発生回路12と、信号電圧昇圧回路13及び電流検出回路14を有する。
前記電源回路11は、直流電圧又は交流電圧を出力する。前記信号電圧発生回路12は、電源回路11から出力された直流電圧又は交流電圧から後記制御・表示装置3の制御信号に基づき所定の高周波信号電圧を発生する。
前記信号電圧昇圧回路13は、信号電圧発生回路12で発生した高周波信号電圧を所定値(1V〜1000V)に昇圧すると共に出力信号電圧を計測し、その値をフィードバック信号S7として制御・表示装置3に帰還する。
前記電流検出回路14は、信号電圧昇圧回路13で昇圧された高周波信号電圧を第1の探査信号である探査信号S1として出力すると共に、探査信号S1の逆位相の高周波信号電圧を第2の探査信号である探査信号S2として出力し、更に探査信号S1、S2と周波数が異なるベース信号S3を出力する。そして、探査信号S1、S2とベース信号S3の電流を検出してフィードバック信号S4として制御・表示装置3に帰還する。
なお、フィードバック信号S4は、後記するようにフィードバック信号S4に基づいて地中線配電線路200の電流変動を演算して地絡事故点の有無を検出するための信号である。つまり、地絡電流igが存在するのであれば、探査信号S1と探査信号S2の電流値が異なるので地絡事故点有と判断でき、探査信号S1と探査信号S2が同等であれば、地絡事故点無と判断できる。また、ベース信号S3も地中線配電線路200の埋設深さを判断するために演算に使用される。
また、前記信号電圧発生回路12は、後記制御・表示装置3の演算制御回路31の制御信号S5及び位相制御回路32の逆位相信号S6に基づいて位相が180°異なる二つの信号電圧を発生させ、この二つの信号電圧と、演算制御回路31の制御信号S8の信号電圧を信号電圧昇圧回路13へ出力する構成である。
探査信号注入装置1は、前記構成により、図4、図5に示すように二本乃至三本以上の線路(第1の線路201、第2の線路202、第3の線路203)からなる地中埋設ケーブルである地中線配電線路200と対地間に、逆位相(互いに位相が180°異なる)の二つの高周波の探査信号S1、S2(例えば100Hz〜10kHzの範囲で適宜周波数を設定)と、前記探査信号S1、S2と周波数が異なるベース信号S3(例えば100Hz〜10kHzの範囲で適宜周波数を設定)を各々注入することができる。
(可搬型磁界センサ装置2)
また、地絡事故点判定手段である可搬型磁界センサ装置2は、第1の磁界検出手段である磁界センサ21、第2の磁界検出手段である磁界センサ22、演算制御・比較回路23及び表示装置24を有している。前記磁界センサ21は、前記線路201、202、203を伝搬する二つの探査信号S1、S2より生じる磁界を検出する。また、前記磁界センサ22は、ベース信号S3より生じる磁界を検出する。
前記演算制御・比較回路23は、探査信号S1、S2とベース信号S3を受信した場合、探査信号S1、S2とベース信号S3の比較を行い、埋設深さ(距離)を差し引いた分の受信感度に応じた値を演算する。表示装置24は、その値を表示する。
このように可搬型磁界センサ装置2は、地絡事故点判定表示を行なうものであり、地中線配電線路200の二本の線路201、202に探査信号S1、S2を注入した際に地中線配電線路200に生じる磁界と、他の線路203にベース信号S3を注入した際に地中線配電線路200に生じる磁界を検出し表示する。
なお、本実施例では、探査信号S1、S2用の磁界センサ21とベース信号S3用の磁界センサ22を別々に設けたが、探査信号S1、S2とベース信号S3の磁界検出をひとつの磁界センサで兼用する構成とすることもできる。
(制御・表示装置3)
制御・表示装置3は、演算制御回路31、位相制御回路32及び表示装置33を有している。前記演算制御回路31は、前記電流検出回路14からフィードバック信号S4に基づいて地中線配電線路200の電流変動を演算して地絡事故点の有無を検出すると共に、前記探査信号S1、S2を生成するための制御信号S5と、ベース信号S3を生成するための制御信号S8とを出力する。
前記位相制御回路32は、前記制御信号S5に基づいて探査信号S2の位相が探査信号S1の逆位相(180°の位相ずれ)となるように信号電圧を制御して逆位相信号S6を出力する。前記表示装置33は、前記演算制御回路31で演算し制御信号S5として制御した信号電圧又は信号電流及び位相等の各情報を表示する。
このように制御・表示装置3は、前記探査信号注入装置1のフィードバック信号S4、S7を入力し、探査信号S1、S2とベース信号S3を制御すると共に、その値を表示する。
(作用)
次に、図1乃至図5(主に図2のフローチャート)を参照して、前記構成を有する地絡事故点探査装置Eの作用及び地絡事故点探査装置Eを使用した地絡事故点の探査方法について詳細に説明する。
(1)まず、地絡事故が発生した地域の地中線配電線路の経路を遮断し、この経路の地中線配電線路200を通電されていない死線状態にする。(ステップ1)
(2)この死線状態となった地中線配電線路200が接続されている地上設置機器4の近辺に探査信号注入装置1と制御・表示装置3を配置する(図4、図5参照:図3では図示省略)。そして、探査信号注入装置1により地中線配電線路200の地絡事故相である線路201と対地間に探査信号S1を注入すると共に健全相である線路202と対地間に探査信号S2を注入する。
注入する探査信号S1、S2の信号レベルは、地中線配電線路200のケーブル埋設深さの最大値(例えば、車道埋設部分においては120cm)及び地絡事故点探査装置Eの性能としてあらかじめ設定した最大検出可能地絡抵抗値(例えば、少なくとも地絡事故が発生した場合に動作する保護継電器の動作電流と回路電圧から求めた値で、数kΩ〜数十kΩ程度)において地上面から探査した場合に、可搬型磁界センサ装置2が確実に反応する信号レベル(例えば、前記車道埋設部分の埋設深さ120cmのケーブルを探査可能な信号の強さ)に設定される。
同様に、図4に示すように地中線配電線路200が三線式(三相)の場合は、他の健全相である線路203と対地間にベース信号S3を注入する。
なお、図5に示すように地中線配電線路200が二線式(単相)の場合は、地絡事故相である線路201に探査信号S1を注入し、健全相である線路202に探査信号S2を注入し、健全相である線路202へはクランプCTによりベース信号S3をあわせて注入する。
前記どちらの注入方式においても、ベース信号S3の信号レベルは、可搬型磁界センサ装置2が確実にベース信号S3の磁界と反応する信号レベルに設定されるが、対地静電容量が少なくて十分なレベルの信号電流を流すことができず、例えば検出磁界が50μA/m未満(当該値については適宜設定可能)の場合、地中埋設区間のD部(末端側)に探査補償コンデンサCxを接続する(図5参照)。(ステップ2)
(3)前記探査信号S1、S2とベース信号S3が注入された探査信号注入点O(図4、図5に図示)の近傍の地中線配電線路200を可搬型磁界センサ装置2で探査する。(ステップ3)
(4)前記探査により、磁界が検出されたか否かを可搬型磁界センサ装置2に備えられた表示装置24で表示させる。(ステップ4)
(5)表示装置24で磁界が検出されたことが表示された場合は、前記探査信号注入点Oで探査信号注入点Oを中心に360°の範囲を可搬型磁界センサ装置2で探査し、当該可搬型磁界センサ装置2の磁界センサ21、22による検出磁界レベルが最も大きい箇所を一箇所特定する。
次に、検出磁界レベルが最も大きい箇所以外の磁界レベルを下げるように電圧及び/又は位相を調整する。こうすることで、周りから受ける漏れ磁界の影響を小さくして、正確な線路方向を把握することができる。(ステップ5)
このように、検出磁界レベルが最も大きい箇所以外の磁界レベルを例えば最小値まで下げて調整することにより、地中線配電線路200の地絡抵抗等の相違があっても健全相側の各線路201、202間で生じる磁界によって得られた位相が180度異なる信号レベルの±の演算によって、正確に打ち消される。
この検出磁界が一箇所しか検出されない場合は、現在の磁界レベルの調整条件で探査を進める。なお、前記最大値以外の箇所の磁界検出レベルを下げて調整する構成に加え、更に、地絡事故相側の検出磁界の最大値が所定値(50μA/m〜160A/m)となるように電圧及び/又は位相を制御することにより、精密且つ安定した検出を行なうことができる。
(6)前記探査信号注入点Oから磁界が検出された地中線配電線路200の延出方向に沿って可搬型磁界センサ装置2を移動しつつ探査する。(ステップ6)
以下、図4(地中線配電線路200が三線式の場合)、図5(地中線配電線路200が二線式の場合)を主に参照して、探査信号S1、S2とベース信号S3の注入による地中線配電線路200の磁界発生状態及び可搬型磁界センサ装置2の磁界検出状態を詳細に説明する。なお、地絡事故点Pは、何れの場合も線路201に設定している。
前記探査信号注入点Oより注入された探査信号S1、S2は、探査信号注入点Oから延出される地中線配電線路200の線路を各々伝搬し、地中線配電線路200に分布定数的に存在する対地静電容量Cに信号電圧Vが印加されると共に、地絡事故点PのインピーダンスZに信号電圧Vが印加される。
この対地静電容量Cに印加された信号電圧Vで電流i1(i1=jωc・V)及びi2(i2=jωc・V)が流れ、インピーダンスZに印加された信号電圧Vで電流ig(ig=V/Z;i1+ig>i1)が流れることになる。
また、探査信号注入点O点より注入されたベース信号S3も同様に地中線配電線路200の線路を伝搬し、地中線配電線路200に分布定数的に存在する対地静電容量Cに信号電圧Vが印加され、この対地静電容量Cに印加された信号電圧Vで電流i3(i3=jωc・V)が流れる。
ただし、前記したように対地静電容量Cが少なく磁界検知可能な十分なレベルの信号電流を流すことができない高いインピーダンスであって、例えば検出磁界が50μA/m未満であった場合、図4に示す三線式の場合は地中線配電線路200の末端側D部のベース信号S3を注入している健全相である線路203と対地間に探査補償コンデンサCxを接続する。また、図4に示す二線式である場合は健全相である線路202及び地絡事故相である線路201と対地間に探査補償コンデンサCxを接続する。
このように地中線配電線路200の線路201、202に電流i1、i2が流れ、探査信号注入点Oから延出される地中線配電線路200の健全回路部分(A部)は線路201に電流i1及び線路202に電流i2が互いに逆位相であって逆向きに流れることから、各電流i1、i2により発生する各磁界も打消し合って、可搬型磁界センサ装置2では探査信号S1、S2による磁界は検出されない(図3、図4、図5参照)。
同様に、前記地中線配電線路200の線路203(二線式の場合は線路202:図5参照)に電流i3が流れ、前記健全回路部分(A部)には電流i3によりベース信号S3の磁界が発生するが、可搬型磁界センサ装置2はベース信号S3の磁界の検出を行なうのみであり、探査信号S1、S2の磁界は前記のように打消し合って検出されないため、地絡事故点Pへの延出方向ではないことが判断できる。
また、前記探査信号注入点Oから延出される地中線配電線路200の地絡事故点Pまでの地絡事故回路部(B部)は線路201に電流i1が流れると共に電流igが重畳して流れ、線路202に線路201の電流i1+igと逆向きの電流i2が流れることから、互いに逆向きの電流i1、i2より発生する各磁界のみが打消し合って、電流igにより発生する磁界が存在し、可搬型磁界センサ装置2で第1の磁界センサ21により探査信号S1、S2を検出する反応領域となる。
同様に線路203(二線式の場合は線路202)へ電流i3が流れ、電流i3により発生する磁界が存在し、可搬型磁界センサ装置2で第2の磁界センサ22によりベース信号S3を検出する反応領域となる。なお、電流i3は電流i1、i2、igと異なる周波数であるため探査信号S1、S2の検出には影響を及ぼさない。
このように、地絡事故回路部(B部)において、探査信号S1、S2とベース信号S3の磁界は同時に検出されるため、この方向に延出されている線路が地絡事故点Pがある地絡事故回路線路であることを正確に判断できる。
(7)前記地絡事故点Pから延出される地中線配電線路200の健全回路部(C部)は、前記A部と同様に線路201に電流i1及び線路202に電流i2が互いに逆向きに流れることから、各電流i1、i2により発生する各磁界も打消し合って可搬型磁界センサ装置2では探査信号S1、S2の磁界は検出されず未反応領域となる。なお、電流i3の電流が線路203(二線式の場合、線路202)に流れているため、電流i3により発生するベース信号S3の磁界のみを可搬型磁界センサ装置2が検出し、可搬型磁界センサ装置2は探査信号S1、S2とベース信号S3の検出状態の比較演算を常に行なう。(ステップ7、ステップ8)
(8)これにより、例えば探査信号S1、S2の磁界無しとベース信号S3の磁界有りの条件を用いて可搬型磁界センサ装置2により地絡事故点判定表示を行う。(ステップ9)
(9)この可搬型磁界センサ装置2により表示した地点を地絡事故点Pとして特定して探査を終了する。(ステップ10)
なお、図3に示すように、地絡事故回路部(B部)において、可搬型磁界センサ装置2が探査信号S1、S2とベース信号S3の磁界を検出できない程、地中線配電線路200が深く埋設された状態にあるとき(受信不可能点Qと同じか、より深い位置にあるとき)は、可搬型磁界センサ装置2はベース信号S3の磁界を検出していないため、地絡事故点判定表示を行なわない。
また、健全回路部(C部)においては、地絡事故点Pより下流側となり地絡事故点判定表示を行わないが、ベース信号S3のみ磁界を検出することにより、探査可能な深さであるが探査信号S1、S2は検出していないため、地絡事故点Pを通り過ぎたことが判断できる。これにより、埋設深さが深い場合に探査信号S1、S2の磁界が検出できない場合と、地絡事故点Pより下流側の場合との条件で探査信号S1、S2が検出されない場合の比較で行うことができ、受信不可能点Qを地絡事故点であると誤って判定することを回避できる。
以上のように地絡事故点探査装置Eは、従来のように探査信号注入点O近傍から地絡事故点Pに至るまでの探査信号S1、S2の磁界検出状態において地絡事故点判定を人が行なっていた方法に対し、新たにベース信号S3の磁界検出状態により地絡事故点判定処理機能を可搬型磁界センサ装置2に持たせたことにより、人の判断を介することのない地絡事故点Pの探査が可能となる。
このように本発明においては、ベース信号S3の磁界を第2の磁界センサ22で検出を行い、第1の磁界センサ21による探査信号S1、S2の検出磁界レベルとの比較演算結果にて、ベース信号S3の検出磁界レベルが所定量(50μA/m〜160A/m)以上あることを条件に地絡事故点判定を行うため、受信不可能点Qで探査信号S1、S2の検出磁界レベルを可搬型磁界センサ装置2が検出できなくても、ベース信号S3の検出磁界レベルも所定量以下となり検出できないため、地絡事故点判定を行わない。
したがって、前記したように受信不可能点Qを地絡事故点として誤まって判定してしまうことを防ぐ効果を有する。また、地絡事故点Pでのみ地絡事故点判定表示を行うため、従来行われていたように、作業者による地中線配電線路の受信器情報記録と比較しながら地絡事故点の特定をしなくても良いので、作業者の個人差による誤判定が無くなり、地表面からより高精度に地絡事故点を探査できるという効果を有する。これにより地中線配電線路の受信器情報記録が不要となり、作業工数削減の効果を有する。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴及びその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
E 地絡事故点探査装置
1 探査信号注入装置
11 電源回路
12 信号電圧発生回路
13 信号電圧昇圧回路
14 電流検出回路
2 可搬型磁界センサ装置
21 第1の磁界センサ
22 第2の磁界センサ
23 比較回路
24 表示装置
3 制御・表示装置
31 演算制御回路
32 位相制御回路
33 表示装置
4 地上設置機器
200 地中線配電線路
201 線路
202 線路
203 線路
A部、C部 健全回路部
B部 地絡事故点回路
D部 地中埋設区間の末端側
Cx 探査補償コンデンサ
O 探査信号注入点
P 地絡事故点
Q 受信不可能点
S1 探査信号
S2 探査信号
S3 ベース信号
S4 フィードバック信号
S5 制御信号
S6 逆位相信号
S7 フィードバック信号
S8 制御信号
i1 電流
i2 電流
i3 電流
ig 電流

Claims (5)

  1. 地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点探査装置であって、
    地中線配電線路が三線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入し、または地中線配電線路が二線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入する探査信号注入手段と、
    前記地中線配電線路を伝搬する二つの探査信号により生じる磁界を検出する第1の磁界検出手段と、
    前記地中線配電線路の健全相と対地間に、前記各探査信号と周波数が異なるベース信号を注入するベース信号注入手段と、
    前記ベース信号により生じる磁界を検出する第2の磁界検出手段と、
    前記第1の磁界検出手段と前記第2の磁界検出手段により検出された磁界に基づき、各々の磁界レベルを比較演算して前記地中線配電線路の地絡事故点を判定する地絡事故点判定手段と、
    を有している、
    地絡事故点探査装置。
  2. 地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点の探査方法であって、
    地絡事故を起こした地中線配電線路の通電を停止し、
    地中線配電線路が三線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入すると共に健全相である第3の線路と対地間にベース信号を注入し、
    前記第1の探査信号及び第2の探査信号と前記ベース信号が注入された探査信号注入点の近傍における地中線配電線路の磁界レベルを探査し、
    前記探査信号注入点から磁界が検出された前記地中線配電線路の延出方向に沿って磁界レベルを探査し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されないときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含まない線路であると判定して当該判定内容を表示し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出されたときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含む線路であると判定して当該判定内容を表示し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出される部分と、前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されず前記ベース信号の磁界だけが検出される部分との境界点を地絡事故点と判定して表示を行う、
    地絡事故点探査方法。
  3. 地中線配電線路の地絡事故点を地表面から探査する地絡事故点の探査方法であって、
    地絡事故を起こした地中線配電線路の通電を停止し、
    地中線配電線路が二線式である場合は、第1の線路と対地間に第1の探査信号を注入し、第2の線路と対地間に前記第1の探査信号と逆位相の第2の探査信号を注入すると共に前記第1、第2の線路において健全相側の線路と対地間にベース信号を注入し、
    前記第1の探査信号及び第2の探査信号と前記ベース信号が注入された探査信号注入点の近傍における地中線配電線路の磁界レベルを探査し、
    前記探査信号注入点から磁界が検出された前記地中線配電線路の延出方向に沿って磁界レベルを探査し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されないときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含まない線路であると判定して当該判定内容を表示し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出されたときは、当該方向に延出された地中線配電線路が地絡事故点を含む線路であると判定して当該判定内容を表示し、
    前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号と前記ベース信号の磁界が同時に検出される部分と、前記第1の探査信号及び前記第2の探査信号の磁界が検出されず前記ベース信号の磁界だけが検出される部分との境界点を地絡事故点と判定して表示を行う、
    地絡事故点探査方法。
  4. 探査信号注入点では、当該探査信号注入点を中心に360°の範囲を探査し、検出した磁界レベルが最も大きい箇所を一箇所特定し、検出した磁界レベルが最も大きい箇所以外の磁界レベルを下げるように電圧及び/又は位相を調整して、健全相側の各線路間で生じる磁界を打ち消すようにした、
    請求項2又は3記載の地絡事故点探査方法。
  5. 地中線配電線路の距離が、対地静電容量が少なく十分な信号電流が流せない程度に短い場合、前記地中線配電線路の地中埋設区間の末端側に探査補償コンデンサを接続する、
    請求項2又は3記載の地絡事故点探査方法。
JP2012090148A 2012-04-11 2012-04-11 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法 Active JP5936419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090148A JP5936419B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090148A JP5936419B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013217839A JP2013217839A (ja) 2013-10-24
JP5936419B2 true JP5936419B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=49590085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090148A Active JP5936419B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5936419B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106771867A (zh) * 2016-12-19 2017-05-31 李庆忠 电力线路故障点定位方法、探测终端、主站、定位系统

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6643989B2 (ja) 2013-11-19 2020-02-12 ヒュン チャン リー 移動式漏電検出装置及び方法
CN104931735A (zh) * 2014-03-20 2015-09-23 国家电网公司 一种线缆远程监测系统
CN105911430A (zh) * 2016-05-06 2016-08-31 国网山东省电力公司滨州市滨城区供电公司 一种配电网络接地网腐蚀状态检测系统
CN106597221A (zh) * 2016-12-15 2017-04-26 中国科学院沈阳自动化研究所 一种接地网故障诊断方法及系统
EP3779480B1 (en) 2018-03-26 2023-08-16 Hyun Chang Lee Device and method for detecting high-voltage power distribution line path having improved stability
WO2019190170A1 (ko) * 2018-03-26 2019-10-03 이현창 안정도 향상된 고압 전력선 경로 탐사 장치 및 방법
JP7155841B2 (ja) * 2018-10-04 2022-10-19 東京電力ホールディングス株式会社 探査方法
CN111190075B (zh) * 2020-02-06 2022-08-16 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种基于脉冲信号注入的配电线路故障定位方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4248627B2 (ja) * 1998-07-30 2009-04-02 関西電力株式会社 地絡検査装置
JP2007057319A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The 地絡事故点検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106771867A (zh) * 2016-12-19 2017-05-31 李庆忠 电力线路故障点定位方法、探测终端、主站、定位系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013217839A (ja) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936419B2 (ja) 地絡事故点探査装置及び地絡事故点探査方法
AU2019232858B2 (en) Mobile electric leakage detection device and method
EP0825456B1 (en) Detecting the condition of a concealed object
US6815953B1 (en) Detecting field distortion in underground line location
US9158023B2 (en) Method and apparatus for target-guided localizing of a cable fault
KR102295246B1 (ko) 매설금속의 탐지 방법 및 그 탐지 장치
KR20150059089A (ko) 중성선 공용접지 환경에서 경로탐사 및 누전점 탐사방법
JP5192706B2 (ja) 地絡事故点探査装置及びそれを用いた地絡事故点探査方法
US9880312B2 (en) Intelligent spectral induced polarization measurement module
KR20180118097A (ko) 중성선 다중접지 환경에서 누전원 탐사장치 및 방법
US20070185667A1 (en) Electromagnetic Flow Meter
KR20130003424A (ko) 송전 선로의 고장점 탐지 시스템 및 방법
CN101446616B (zh) 查找电缆或管线故障点的方法及装置
JPS58168954A (ja) 絶縁被膜の欠陥を測定する装置
CN110726906B (zh) 一种检测电缆长度的方法和系统
JP5453611B2 (ja) 地下流体観測装置及び測定方法
US10809410B2 (en) Method and apparatus for simultaneous inductive excitation and locating of utilities
JP4050433B2 (ja) 塗覆装された埋設金属導体の損傷判定装置及び損傷判定方法
US5994904A (en) Method and apparatus for monitoring the relative position of a cable boring head during a boring operation
JP2020060370A (ja) 探査方法
JP5128268B2 (ja) 埋設深度補正装置及び埋設深度補正方法ならびにそのプログラム
JP4351985B2 (ja) 埋設管探査装置
RU2582301C2 (ru) Способ определения места повреждения протяженного анодного заземлителя
KR20180008989A (ko) 해저케이블의 고장점 탐지 시스템, 해저케이블의 고장점 탐지 장치 및 해저케이블의 고장점 탐지 방법
JP6454235B2 (ja) 撤去対象の配線特定方法及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5936419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250