JP5936029B2 - 流量調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を調整する流量調整弁に関する。
このような流量調整弁として、モーターの駆動力によって弁の開閉やその開度の調整を行う構成としたものが知られている。例えば下記特許文献1に記載の流量調整弁は、一次流路から二次流路に流れる水の量を主弁体の位置(開度)によって調整するような構成とした上で、主弁体の位置を、モーターの駆動力によって動作するパイロット操作弁により調整する構成となっている。
具体的には、主弁体に隣接する空間が内部に形成された圧力室を備えており、上記パイロット操作弁はこの圧力室内の圧力を調整している。パイロット操作弁を構成するパイロット弁体の位置によって圧力室内の圧力が上昇すると、主弁体は流量が減少する方向に移動し、圧力室内の圧力が低下すると、主弁体は流量が増加する方向に移動する。
上記のような構成の流量調整弁においては、モーターは、一次側流路の圧力により主弁が受けている大きな力に対し、直接抗するような力を発生させる必要がない。更に、パイロット操作弁の動作により圧力室内の圧力を変化させるだけで、主弁体の位置を大きく変化させることができる。このため、主弁体がモーターにより直接駆動される場合と比べると、モーターの消費電力を大幅に低減することが可能となっている。
更に、下記特許文献1に記載の流量調整弁は、モーターによって回転する回転部材を備えており、回転部材の回転動作を直動動作に変換することによってパイロット弁体の位置を変化させている。その結果、安価な回転モーターを用いながら、パイロット弁体を直線的に動作させることを可能としている。
特開平6−185651号公報
上記特許文献1に記載の流量調整弁は、回転部材の回転速度及びトルクが適切なものとなるように、モーターと回転部材との間に減速機を備えている。減速機は出力軸を有しており、モーター軸の回転を減速して出力軸に伝達し、当該出力軸を回転させるものである。従って、回転部材はこの出力軸に接続され、出力軸と一体となって回転することとなる。
しかし、モーター軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機は、一般に複数の部品により構成されるため、出力軸には多少のガタつきが生じてしまう。このガタつきは、出力軸の軸線方向においても生じる。
出力軸の軸線方向におけるガタつきが生じると、出力軸に接続された回転部材の軸線方向における位置が変動し、パイロット弁体の位置もそれに応じて変動することとなる。パイロット弁体の位置が変動すると、圧力室内の圧力、及び、それに伴う主弁体の位置も変動するため、一次側流路から二次側流路に流れる水の流量が変動してしまう。また、パイロット操作弁は上記のように、圧力室内の圧力を変化させることにより主弁体の位置(開度)を大きく変化させるものであるため、パイロット弁体の位置の変動が小さい場合であっても、流量の大きな変動を引き起こしてしまう。
すなわち、上記特許文献1に記載の流量調整弁においては、出力軸のガタつきが生じることによってモーター軸の回転量とパイロット弁体の位置との関係が一対一に定まらなくなるため、モーター軸の回転量によって二次側流路に流れる水の流量を正確に調整することが困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パイロット弁体の位置がモーター軸の回転量とは無関係に変動することを抑制し、モーター軸の回転量によって一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を正確に調整することのできる流量調整弁を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る流量調整弁は、主弁座に対して移動する主弁体の位置によって一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を調整する流量調整弁において、前記主弁座が存在する方とは反対側において前記主弁体に隣接する空間を形成し、その空間の圧力によって前記主弁体の位置を調整する圧力室と、パイロット弁座と、前記主弁体の移動方向に沿って前記パイロット弁座に対して移動するパイロット弁体とを有し、前記パイロット弁体の位置によって前記空間と前記二次側流路とを連通させる圧力開放流路の開度を変化させ、前記空間の圧力を調整するパイロット操作弁と、前記パイロット弁体を移動させるパイロット弁体駆動機構と、を備え、前記パイロット弁体駆動機構は、前記圧力室を挟んで前記主弁体とは反対側に配置されるモーターと、前記モーターのモーター軸に接続され、前記モーター軸の回転を減速して出力する出力軸を有する減速機と、前記出力軸に接続され、前記出力軸と一体となって回転する回転部材と、前記回転部材の回転に伴って、その回転中心をなす直線である回転軸線と略平行な方向に移動することにより、前記パイロット弁体を同方向に移動させる直動部材と、前記回転部材の近傍に配置され静止している静止部材と、を有しており、前記回転部材は、前記回転軸線に沿った方向に前記回転部材の位置が変動することを規制するように、前記静止部材の被当接領域に対して少なくとも一部が当接した状態となる当接領域を有し、前記回転部材を、前記当接領域が当接している前記静止部材の被当接領域に向けて付勢する付勢部材を更に備えることを特徴としている。
本発明では、減速機の出力軸に接続され、出力軸と一体となって回転する回転部材が、その回転中心をなす直線である回転軸線と略平行な方向に位置が変動することを規制するように、回転部材の近傍に配置され静止している静止部材に対して少なくとも一部が当接した状態となる当接領域を有している。
上記構成により、回転部材が回転しても、回転部材の当接領域の少なくとも一部が静止部材に対して当接した状態となる。また、回転部材は、回転軸線と略平行な方向に位置が変動することを規制するように、静止部材に対して当接している。すなわち、当接領域とは、回転部材が回転運動のみを行った場合において、それに伴って領域内の任意の点の位置が回転軸線に沿った方向に変動しないように形成された領域である。その結果、回転軸線に沿った方向における回転部材の位置は静止部材に対して固定され、出力軸のガタつきに起因した位置の変動が抑制される。
回転部材の位置が回転軸線に沿った方向に変動することが抑制されるため、パイロット弁体の位置が同方向に変動することも抑制される。すなわち、本発明によれば、パイロット弁体の位置がモーター軸の回転量とは無関係に変動することが抑制されるため、モーター軸の回転量によって一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を正確に調整することが可能となる。
また、回転部材を、当接領域が当接している静止部材の被当接領域に向けて付勢する付勢部材を備える。かかる付勢手段によって、回転部材が静止部材に対して押さえつけられた状態となるため、当接領域の少なくとも一部が静止部材に当接した状態をより確実に維持することができる。その結果、パイロット弁体の位置がモーター軸の回転量とは無関係に変動することが更に抑制される。
また本発明に係る流量調整弁では、前記付勢部材は、前記モーター又は前記減速機を前記静止部材の被当接領域に向けて付勢することによって、前記回転部材を間接的に付勢するものであることも好ましい。
回転部材は回転運動を行うものであるため、付勢部材が回転部材に触れた状態で直接回転部材を付勢しようとすると、回転部材と付勢部材との間に摩擦が生じる。このような摩擦は、回転部材の回転運動を阻害することに加え、回転部材又は付勢部材の摩耗や破損の原因となる場合もある。
この好ましい態様では、付勢部材は、モーター又は減速機を付勢することによって、回転部材を間接的に静止部材の被当接領域に向けて付勢する。すなわち、付勢部材は回転運動を行う回転部材に直接触れることなく、モーター又は減速機を介して回転部材を間接的に付勢する。このような構成とすることにより、回転部材の回転運動を阻害することなく、また、回転部材又は付勢部材の摩耗や破損を生じることなく、当接領域の少なくとも一部が静止部材に対して当接した状態を確実に維持することが可能となる。
また本発明に係る流量調整弁では、前記回転部材の内部には、その中心軸線が前記回転軸線と一致する円筒形状の内部空間が形成されており、前記直動部材は、外形が円筒形状となるように形成され、その中心軸線が前記回転軸線と一致した状態で、少なくとも一部が前記内部空間に収容されていることも好ましい。
この好ましい態様では、回転部材の内部において、その中心軸線が回転軸線と一致するような円筒形状の内部空間が形成されており、上記内部空間に、外径が円筒形状となるように形成された直動部材の少なくとも一部が収容されている。また、直動部材は、その中心軸線が回転軸線と一致した状態で配置されている。すなわち、円筒形状の内部空間を区画する回転部材の内周面と、直動部材の外周面とが対抗した状態となっている。このような構成とすることによって、直動部材は、回転部材の回転軸方向におけるガタつきだけでなく、回転軸方向と垂直な方向におけるガタつきも抑制される。このため、直動部材のガタつきによる流量の変動を更に抑制することが可能となる。
また本発明に係る流量調整弁では、前記回転部材は、前記回転軸線に沿って延出しその厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁を有しており、前記筒状側壁は、前記パイロット弁体から前記パイロット弁座に向かう方向における一端側が開放された形状であって、前記当接領域は、前記筒状側壁の前記一端側において円環状に形成された端面であることも好ましい。
当接領域の面積が広くなる程、当接領域の一部において異物を噛みこむこと等によって回転部材が受ける摩擦力が均一でなくなり、回転部材にガタつきが生じる可能性が高くなる。この好ましい態様では、回転部材が、その回転軸方向に沿って延出し厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁を有している。筒状側壁は、パイロット弁体からパイロット弁座に向かう方向における一端側が開放された形状となっており、当該一端側において円環状に形成された端面が、静止部材に対して当接する当接領域となっている。
このような構成とすることで、当接領域の形状は円環状となり、当接領域の全体が静止部材に対して当接した状態となる。さらに、当接領域の線幅(円環の幅)は筒状側壁の厚さ以下となる。その結果、回転部材が当接領域において受ける摩擦力は回転軸方向の周りに対称的に作用する上、異物の噛みこみ等によって均一でなくなる可能性が低減される。このため、回転部材にガタつきが生じ流量が変動する可能性を更に低減することができる。
本発明によれば、パイロット弁体の位置がモーター軸の回転量とは無関係に変動することを抑制し、モーター軸の回転量によって一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を正確に調整することのできる流量調整弁を提供することができる。
本発明の第一実施形態である流量調整弁の構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第一実施形態である流量調整弁の構造を模式的に示す断面図である。 図1に示した流量調整弁の構成の一部を示す分解斜視図である。 図1に示した流量調整弁の構成の一部を示す分解斜視図である。 図1に示した流量調整弁のA部を拡大した図である。 本発明の第二実施形態である流量調整弁の構造を模式的に示す断面図である。 図6に示した流量調整弁の構成の一部を示す分解斜視図である。 図6に示した流量調整弁のB部を拡大した図である。 本発明の第三実施形態である流量調整弁の構造を模式的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、図1及び図2を参照しながら、本発明の第一実施形態である流量調整弁1の構造及び動作について説明する。図1は、流量調整弁1の構造を模式的に示す断面図であって、止水状態における流量調整弁1の構造を示している。図1に示すように、流量調整弁1は、本体部100を備えている。
本体部100は、その内部に一次側流路10と二次側流路20とが形成されている。一次側流路10は、外部の給水元から所定の給水圧において水を受け入れる部分である。二次側流路20は、一次側流路10から受け入れた水を、外部に流出させるための流路である。一次側流路10は、例えば水道管が接続される部分であり、二次側流路20は、例えば洗面台の吐水口に繋がる配水管が接続される部分である。
本体部100の内部において、一次側流路10と二次側流路20との間には主弁体30が配置されている。主弁体30は、図1において上下に移動する弁体であって、本体部35とパッキン31とにより構成されている。図1においては、主弁体30はその可動範囲のうち下端に位置している。主弁体30は、二次側流路20と対向する面において円環状のパッキン31を備えており、二次側流路20の入口側端部には、パッキン31と対向する位置に主弁座110を形成している。
このため、図1のように主弁体30が下端に位置している状態においては、パッキン31と主弁座110とが当接し、一次側流路10から二次側流路20に流れる水の経路が遮断された状態となっている。従って、図1の流量調整弁1は止水状態となっている。一方、図2のように主弁体30が上側に移動した状態においては、パッキン31と主弁座110とが離間し、一次側流路10から二次側流路20に流れる水の流路が開いた状態となっている。従って、高圧の一次側流路10から二次側流路20に向かって水が流れるため、図2の流量調整弁1は通水状態となっている。また、主弁体30が主弁座110から離れるほど(上部に移動するほど)、一次側流路10から二次側流路20に流れる水の流路断面積が広がるため、二次側流路20に流れる水の量は増加する。
主弁体30の外周部にはダイアフラム40が配置されており、ダイアフラム40の外周側は一次側流路10の内壁に対して固定されている。また、主弁体30には、主弁座110が存在する方とは反対側の面において、凹部32が形成されている。更に、主弁体30の上部には、主弁体30と離間して上部隔壁101が配置されている。上部隔壁101は、一次側流路10の全体を上部から塞ぐように配置された隔壁であって、その外周部が本体部100の上面に当接した状態で固定されている。このため、主弁体30の上部には、ダイアフラム40、凹部32の内壁、及び上部隔壁101の内面によって区画された空間として、空間50が形成されている。
主弁体30のうちパッキン31よりも外周側には、一次側流路10と空間50とを連通させる小径の連通孔33が形成されている。更に、主弁体30の中央には、二次側流路20と空間50とを連通させる圧力開放孔34が形成されている。圧力開放孔34の径は、連通孔33の径よりも大きい。凹部32のうち圧力開放孔34の周囲の部分には、パイロット弁座61が形成されている。パイロット弁座61の上部にはパイロット弁体62が配置されており、パイロット弁座61とパイロット弁体62とにより、パイロット操作弁60を構成している。
流量調整弁1は、後に詳しく説明するように、パイロット操作弁60の動作(パイロット弁体62の移動)に応じて主弁体30の位置が変化し、一次側流路10から二次側流路20に流れる水の流量を調整するものである。
すなわち、パイロット弁体62が下端まで移動し、パイロット弁体62がパイロット弁座61に当接すると、図1のように圧力開放孔34が塞がれた状態となる。このとき、一次側流路10と空間50とは連通孔33において連通しているため、空間50から圧力開放孔34を通じて二次側流路20に水が流れる流路が遮断された状態においては、空間50の水圧は、一次側流路10の水圧と同じになっている。
一次側流路10の水圧は、二次側流路20の水圧よりも高いため、主弁体30がその上部において空間50の水圧から受ける下向きの力の方が、その下部において二次側流路20の水圧から受ける上向きの力よりも大きくなる。このため、主弁体30は下端まで移動し、パッキン31が主弁座110に対して押しつけられる結果、一次側流路10から二次側流路20に流れる水の経路が遮断された状態が維持される。
一方、図2のようにパイロット弁体62が上側に移動し、パイロット弁体62がパイロット弁座61から離間すると、圧力開放孔34が開放された状態となる。このため、空間50から二次側流路20に向かって水が流出し、空間50の水圧は低下する。圧力開放孔34の径は連通孔33の径よりも大きいため、連通孔33を通じて一次側流路10から空間50へと供給される水の流量よりも、圧力開放孔34を通じて空間50から二次側流路20へと流出する水の流量の方が大きい。従って、空間50の水圧は、二次側流路20の水圧とほぼ同程度まで低下する。
空間50の水圧が低下すると、主弁体30が空間50の水圧から受ける下向きの力が小さくなる。このため、主弁体30においては、その外周部において一次側流路10の水圧から受ける上向きの力が相対的に大きくなる。その結果、主弁体30は上方に移動し、パッキン31が主弁座110から離間して、一次側流路10から二次側流路20に水が流れる。
主弁体30が上方に移動すると、パイロット弁体62とパイロット弁座61との距離が小さくなるため、圧力開放孔34を通じて空間50から二次側流路20へと流出する水の流量が次第に小さくなる。その結果、連通孔33を通じて一次側流路10から空間50へと供給される水により、空間50の水圧が次第に上昇する。主弁体30は、その外周部において一次側流路10の水圧から受ける上向きの力と、空間50の水圧から受ける下向きの力と、二次側流路20の水圧から受ける上向きの力とがバランスする位置で静止する。
以上のように、流量調整弁1においては、パイロット弁体62の動作に応じて主弁体30の開閉動作が行われる。また、パイロット弁体62の位置に応じて、主弁体30の位置が決まる。換言すると、パイロット弁体62の位置に応じて、一次側流路10から二次側流路20へと流れる水の流量が決まることとなる。
続いて、パイロット弁体62を上下に移動させるための機構について説明する。流量調整弁1は、本体部100の上部において隔壁部材200を備えており、更にその上部に、回転モーター70と減速機80とを備えている。
回転モーター70は、下方に向けて突出するモーター軸71を備えており、電磁力によってモーター軸71をその軸線方向を回転中心として回転させる電磁モーターである。また、回転モーター70はステッピングモーターであり、図示しない制御部からの制御信号を受けて、モーター軸71を指示された所定量(所定角度)だけ回転させることができる。
減速機80は、モーター軸71の回転を、下方に向けて突出する出力軸81に伝達し、出力軸81を回転させるものである。減速機80は、内部に複数の歯車を有しており、これら歯車によって出力軸81の回転速度及びトルクが調整されている。減速機80は、隔壁部材200の上端部に対して固定されている。
隔壁部材200は、本体部100の上部に対してボルトで固定された外壁を構成する部材であり、その内面と上部隔壁101の上面とによって区画された空間内に、回転部材210と直動部材220とを収容している。また、上部隔壁101は、モーター軸71の回転動作に関わらず、出力軸81の軸線方向において静止した状態となっている。すなわち、上部隔壁101は本発明の静止部材を構成している。回転部材210及び直動部材220は、出力軸81の回転運動を直動運動(出力軸81の軸線方向に沿った運動)に変換するためのものである。以下、図1、図3、及び図4を参照しながら、回転部材210と直動部材220の作用について説明する。図3は、流量調整弁1の構成の一部を示す分解斜視図であって、隔壁部材200と上部隔壁101、及びこれらの内部に収容される各種部品の形状及び配置を示している。図4は、流量調整弁1の構成の一部を示す分解斜視図であって、特に回転部材210、直動部材220、及び上部隔壁101の形状を拡大して示している。
回転部材210は、出力軸81の下端に対しビス65によって接続固定されている。図3に示したように、回転部材210は、出力軸81の軸線方向に沿って延出し、その厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁211を有している。筒状側壁211は、上端側212が上壁213によって封止される一方、下端側214が開放された形状となっている。筒状側壁211の内側には、雌螺子部215が形成されている。また、筒状側壁211及び上壁213は、上部(回転モーター70側)から見た場合において円形の外形を有しており、その中心は、出力軸81の回転軸線上に位置している。
直動部材220は、出力軸81の軸線方向に沿って延出し、その厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁221を有している。筒状側壁221は、上端側222が上壁223によって封止される一方、下端側224が開放された形状となっている。筒状側壁221及び上壁223は、上部(回転モーター70側)から見た場合において円形の外形を有しており、その中心は、出力軸81の回転軸線上に位置している。筒状側壁221の外形は筒状側壁211の内径よりも小さく形成されており、直動部材220は筒状側壁211の内側の空間に収容されている。
筒状側壁221の内側には、内側に向けて突出する二つの突起225が形成されている。また、筒状側壁221の外側には、外側に向けて突出する三つの突起226が形成されている。
直動部材220の下方に位置する上部隔壁101は、円筒形状に形成され上方に突出する案内部102を有している。案内部102を上面から見た場合の直径は、筒状側壁221の内径よりもわずかに小さくなっており、直動部材220は筒状側壁221の内周面227を案内部102の外周面103に対向させた状態で配置されている。また、案内部102の中心軸線は、出力軸81の回転軸線と一致するように配置されている。
このため、直動部材220は、出力軸81の回転軸線方向に沿って上下に移動するように案内される。案内部102の外周面103には、突起226と対向する位置において、上下方向に沿って形成された三つの溝104が形成されており、突起226はそれぞれ溝104内に収まっている。このため、直動部材220が出力軸81の回転軸線の周りに回転することが規制される。
回転モーター70のモーター軸71が回転すると、減速機80の出力軸81が回転し、これに伴って回転部材210が回転する。回転部材210が回転すると、直動部材220に形成された突起225が雌螺子部215からその回転方向によって上向き又は下向きの力を受ける。このため、直動部材220は、案内部102によって案内されながら、回転モーター70駆動に伴って上下に移動することとなる。
直動部材220の上壁223には、その中心に、パイロット弁体62が固定されている。パイロット弁体62は棒状に形成されており、その中心軸線を出力軸81の回転軸線に一致させた状態で、上端部63が上壁223の中心にビス64により固定されている。このため、直動部材220が上下方向に移動すると、これに伴ってパイロット弁体62も同じ方向に移動する。
以上のように、流量調整弁1においては、回転モーター70の駆動力によってモーター軸71が回転すると回転部材210が回転し、これに伴って直動部材220及びパイロット弁体62が上下に移動する。既に説明したように、一次側流路10から二次側流路20へと流れる水の流量はパイロット弁体62の位置に応じて決まる。従って、回転モーター70の制御によってモーター軸71を所定角度だけ回転させれば、その角度に応じて定まる所定流量の水が一次側流路10から二次側流路20へと流れるはずである。
しかし、実際にはモーター軸71の回転量とパイロット弁体62の位置との関係が一対一に定まらず、パイロット弁体62の位置が上下方向に変動し、一次側流路10から二次側流路20へと流れる水量も変動してしまう場合があることを本発明者らは見出した。その原因について検討したところ、減速機80の出力軸81にガタつきが生じており、出力軸81の位置がその中心軸線方向に沿って変動していることが原因であることが判明した。
出力軸81の位置が変動すると、これに接続固定された回転部材210の位置も変動するため、パイロット弁体62の位置が回転部材210の回転角度とは無関係に変動してしまう。出力軸81の位置の変動量、及びパイロット弁体62の位置の変動量はいずれも僅かであるが、これにより空間50の水圧は大きく変動し、二次側流路20へと流れる水量も大きく変動してしまう。
そこで、本実施形態に係る流量調整弁1ではその対策として、回転部材210の一部を上部隔壁101に対して当接させることによって、回転部材210の位置がその回転軸線に沿った方向に変動することを規制している。
図1を再び参照しながら説明する。回転部材210の下方に位置する上部隔壁101は、円筒形状に形成され上方に突出する案内部102の下端から外側に向かう平面である水平部105を有している。水平部105は、その法線方向が回転部材210の回転軸線と平行な平面であって、上面から見たときにおいて、案内部102の周囲を囲む円環状となるように形成されている平面である。
図5は、図1に示した流量調整弁1のA部を拡大した図である。図5に示したように、回転部材210の筒状側壁211は、その下端側214における端面216が水平部105に当接した状態となっている。筒状側壁211の端面216は、その法線方向が回転部材210の回転軸線と平行となるように形成されている。このため、回転部材210が回転運動のみを行った場合においては、それに伴って端面216内の任意の点の位置は、回転軸線に沿った方向に変動しない。
その結果、端面216はその全体が水平部105に対して当接しており、回転部材210が回転しても、端面216の全体が水平部105に対して当接した状態が維持されている。また、水平部105を有する上部隔壁101は、隔壁部材200と同様に、本体部100に対して固定されている。このため、回転軸線に沿った方向における回転部材210の位置は、上部隔壁101(静止部材)の位置に対して固定されることとなる。出力軸81の回転に伴って回転部材210が回転しても、上部隔壁101(静止部材)に対する回転部材210の位置が変動しない。このため、流量調整弁1においては、モーター軸71の回転量とパイロット弁体62の位置との関係が一対一に定まることとなり、一次側流路10から二次側流路20へと流れる水量の変動が抑制され、流量を正確に調整することが可能となっている。
また、当接領域である端面216の形状は円環状となり、端面216の全体が水平部105に対して当接した状態となっている。さらに、端面216の線幅(円環の幅)は筒状側壁211の厚さと略一致している。その結果、回転部材210が端面216において受ける摩擦力は回転軸方向の周りに対称的に作用する上、異物の噛みこみ等によって均一でなくなる可能性が低減される。このため、回転部材210にガタつきが生じ流量が変動する可能性が更に低くなっている。
続いて、図6及び図7を参照しながら、本発明の第一実施形態である流量調整弁1aの構造について説明する。図6は、流量調整弁1aの構造を模式的に示す断面図であって、止水状態における流量調整弁1aの構造を示している。また、図7は、流量調整弁1aの構成の一部を示す分解斜視図であって、隔壁部材200と上部隔壁101、及びこれらの内部に収容される各種部品の形状及び配置を示している。
尚、流量調整弁1aは、減速機80の下端に板ばね90を備える点、及び、回転部材210aの形状が回転部材210とは異なる点において流量調整弁1と相違するが、その他の形状及び動作については流量調整弁1と同様である。従って、以下では、流量調整弁1と相違する点についてのみ説明する。
流量調整弁1aは、減速機80と隔壁部材200との間に、板ばね90を備えている。板ばね90は、円盤状の金属により形成されており、その外周近くに4つの貫通孔91が形成され、貫通孔91よりも内周側において2つの貫通孔92が形成され、更に中央に一つの貫通孔93が形成されている。
板ばね90は、減速機80の下端(隔壁部材200側の面)に対して、それぞれの貫通孔92に挿入された2つのボルトにより固定されている。減速機80の下方に突出した出力軸81は、貫通孔93に挿入された状態となっている。また、板ばね90は、隔壁部材200の上端(減速機80側の面)に対して、それぞれの貫通孔91に挿入された4つのボルトにより固定されている。すなわち、減速機80は板ばね90の外周側に対して固定されており、隔壁部材200は板ばね90の内周側に対して固定されている。
ここで、流量調整弁1aはその組み立て時において、上部隔壁101が本体部100に対してボルト109により固定される。ボルト109の締め付けが進行するに伴って、上部隔壁101の位置が下がっていき、上部隔壁101に固定された減速機80の位置も下がっていく。
流量調整弁1aは、ボルト109の締め付けが完了するよりも前の時点で、回転部材210aの端面216aが上部隔壁101の水平部105に当接するように設計されている。このため、ボルト109の締め付けが完了した時点においては、出力軸81の位置が更に下がることによって端面216aが水平部105に押しつけられて、その反力によって出力軸81が減速機80を上方に押し上げるような力が働く。この力によって板ばね90はその中央部が上方に持ち上がるように変形した状態となっている。
換言すれば、板ばね90は、減速機80及び出力軸81に対して下向きの力を加えることにより、回転部材210aを上部隔壁101に向けて(上部隔壁101のうち、回転部材210aと当接している被当接領域に向けて)間接的に付勢している。このため、回転部材210aの端面216aが上部隔壁101の水平部105に対して押さえつけられた状態となるため、端面216aが水平部105に当接した状態をより確実に維持することができる。その結果、流量調整弁1aにおいては、パイロット弁体62の位置がモーター軸71の回転量とは無関係に変動することが更に抑制されている。
また、流量調整弁1aは、回転部材210aの形状が回転部材210とは異なっている。回転部材210aは、出力軸81の軸線方向に沿って延出し、その厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁211aを有している。筒状側壁211aは、上端側212aが上壁213aによって封止される一方、下端側214aが開放された形状となっている。筒状側壁211aの内側には、雌螺子部215aが形成されている。また、筒状側壁211a及び上壁213aは、上部(回転モーター70側)から見た場合において円形の外形を有しており、その中心は、出力軸81の回転軸線上に位置している。
図8は、図6に示した流量調整弁1aのB部を拡大した図である。図6に示したように、回転部材210aの筒状側壁211aは、その下端側214aにおける端面216aが上部隔壁101の水平部105に当接した状態となっている。回転部材210aの筒状側壁211aは、その法線方向が回転部材210aの回転軸線と平行となるように形成されている。このため、回転部材210aが回転運動のみを行った場合においては、それに伴って端面216a内の任意の点の位置は、回転軸線に沿った方向に変動しない。
その結果、端面216aはその全体が水平部105に対して当接しており、回転部材210aが回転しても、端面216aの全体が水平部105に対して当接した状態が維持されている。また、水平部105を有する上部隔壁101は、隔壁部材200と同様に、本体部100に対して固定されている。このため、回転軸線に沿った方向における回転部材210aの位置は、上部隔壁101(静止部材)の位置に対して固定されることとなる。出力軸81の回転に伴って回転部材210aが回転しても、上部隔壁101(静止部材)に対する回転部材210aの位置が変動しない。このため、モーター軸71の回転量とパイロット弁体62の位置との関係が一対一に定まることとなり、一次側流路10から二次側流路20へと流れる水量の変動が抑制され、流量を正確に調整することが可能となっている。
また、当接領域である端面216aの形状は円環状となり、端面216aの全体が水平部105に対して当接した状態となっている。ここで、筒状側壁211aはその下端側214aにおいて面取り217aが形成されており、この点で筒状側壁211の形状と異なっている。このため、円環状である端面216aの線幅(円環の幅)は、筒状側壁211aの厚さよりも狭くなっている。その結果、回転部材210が端面216において受ける摩擦力は回転軸方向の周りに対称的に作用する上、異物の噛みこみ等によって均一でなくなる可能性が更に低減されている。このため、回転部材210aにガタつきが生じ流量が変動する可能性が、回転部材210の場合に比べて更に低くなっている。
流量調整弁1aでは、板ばね90が減速機80を下方に向けて付勢している。その結果、回転部材210aは板ばね90から間接的に下向きの力を受け、上部隔壁101に向けて付勢されている。ここで、回転部材210aを上部隔壁101に向けて付勢するためにはこのような態様の他、回転部材210aに対して直接下向きの力を加えるような付勢手段を設けるような態様も考えられる。
図9は、本発明の第三実施形態である流量調整弁1bの構造を模式的に示す断面図であって、止水状態における流量調整弁1bの構造を示している。この流量調整弁1bは、回転部材210aに対して直接下向きの力を加えるような付勢手段を設ける態様の例であって、流量調整弁1aと比較説明するために示すものである。
流量調整弁1bでは、減速機80の下方に板ばね90は配置されておらず、代わりに、回転部材210aの上壁213aの上部と隔壁部材200との間に弾性体300が配置されている。流量調整弁1bは、この点のみが流量調整弁1aと相違しており、その他の構造は流量調整弁1aと同じである。
弾性体300は、例えば弦巻ばねであって、上下方向に圧縮された状態で回転部材210aの上壁213aの上部と隔壁部材200との間に配置されている。このため、回転部材210aはその上壁213aにおいて、弾性体300から下方に向かう力、すなわち、上部隔壁101に向けて付勢する力を直接受けている。
このような態様であっても、回転部材210aの端面216aが上部隔壁101の水平部105に当接した状態を確実に維持することができ、パイロット弁体62の位置がモーター軸71の回転量とは無関係に変動することを抑制することができる。しかし、弾性体300は回転部材210aに接触した状態で直接力を加えるものであるから、回転部材210aが回転することに伴って、弾性体300と回転部材210aの上壁213aとの間に摩擦が生じる。このような摩擦は、回転部材210aの回転運動を阻害することに加え、回転部材210a又は弾性体300の摩耗や破損の原因となる場合もある。
このため、回転部材210aを上部隔壁101に向けて付勢するためには、流量調整弁1aのように、板ばね80のような付勢手段が、間接的に回転部材210aに力を加えて付勢する態様の方が望ましい。尚、間接的に回転部材210aに力を加える態様としては、流量調整弁1aのように付勢手段が減速機80に対して直接力を加えるような態様の他、付勢手段が回転モーター70に対して直接力を加えるような態様としてもよい。
また、以上の説明においては、当接領域である回転部材210の端面216(回転部材210aの端面216a)の全体が、上部隔壁101の水平部105に当接した状態となるような例を示したが、本発明の実施形態としてはこのような態様に限られない。例えば、上部隔壁101の水平部105から上方に向けて突出した突起を形成し、当接領域である回転部材210の端面216(回転部材210aの端面216a)の一部のみが、上記突起の先端に当接しているような態様としてもよい。
この場合、端面216(端面216a)における上記突起との当接箇所は、回転部材210(回転部材210a)が回転するに伴って変化していくこととなる。しかし、端面216(端面216a)の一部が上記突起の先端に当接した状態は維持されるため、パイロット弁体62の位置がモーター軸71の回転量とは無関係に変動することを抑制するという本発明の効果を奏することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1,1a,1b:流量調整弁
10:一次側流路
20:二次側流路
30:主弁体
31:パッキン
32:凹部
33:連通孔
34:圧力開放孔
40:ダイアフラム
50:空間
60:パイロット操作弁
61:パイロット弁座
62:パイロット弁体
63:上端部
64,65:ビス
70:回転モーター
71:モーター軸
80:減速機
81:出力軸
91,92,93:貫通孔
100:本体部
101:上部隔壁
102:案内部
103:外周面
104:溝
105:水平部
106:Oリング
109:ボルト
110:主弁座
200:隔壁部材
210,210a:回転部材
211,211a筒状側壁
212,212a:上端側
213,213a:上壁
214,214a:下端側
215,215a:雌螺子部
216,216a:端面
220:直動部材
221:筒状側壁
222:上端側
223:上壁
224:下端側
225,226:突起
227:内周面
300:弾性体

Claims (4)

  1. 主弁座に対して移動する主弁体の位置によって一次側流路から二次側流路に流れる水の流量を調整する流量調整弁において、
    前記主弁座が存在する方とは反対側において前記主弁体に隣接する空間を形成し、その空間の圧力によって前記主弁体の位置を調整する圧力室と、
    パイロット弁座と、前記主弁体の移動方向に沿って前記パイロット弁座に対して移動するパイロット弁体とを有し、前記パイロット弁体の位置によって前記空間と前記二次側流路とを連通させる圧力開放流路の開度を変化させ、前記空間の圧力を調整するパイロット操作弁と、
    前記パイロット弁体を移動させるパイロット弁体駆動機構と、
    を備え、
    前記パイロット弁体駆動機構は、
    前記圧力室を挟んで前記主弁体とは反対側に配置されるモーターと、
    前記モーターのモーター軸に接続され、前記モーター軸の回転を減速して出力する出力軸を有する減速機と、
    前記出力軸に接続され、前記出力軸と一体となって回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転に伴って、その回転中心をなす直線である回転軸線と略平行な方向に移動することにより、前記パイロット弁体を同方向に移動させる直動部材と、
    前記回転部材の近傍に配置され静止している静止部材と、
    を有しており、
    前記回転部材は、前記回転軸線に沿った方向に前記回転部材の位置が変動することを規制するように、前記静止部材の被当接領域に対して少なくとも一部が当接した状態となる当接領域を有し、
    前記回転部材を、前記当接領域が当接している前記静止部材の被当接領域に向けて付勢する付勢部材を更に備えることを特徴とする、流量調整弁。
  2. 前記付勢部材は、前記モーター又は前記減速機を前記静止部材の被当接領域に向けて付勢することによって、前記回転部材を間接的に付勢するものであることを特徴とする、請求項に記載の流量調整弁。
  3. 前記回転部材の内部には、その中心軸線が前記回転軸線と一致する円筒形状の内部空間が形成されており、
    前記直動部材は、外形が円筒形状となるように形成され、その中心軸線が前記回転軸線と一致した状態で、少なくとも一部が前記内部空間に収容されていることを特徴とする、請求項1に記載の流量調整弁。
  4. 前記回転部材は、前記回転軸線に沿って延出しその厚さが略一様な筒状の側壁である筒状側壁を有しており、
    前記筒状側壁は、前記パイロット弁体から前記パイロット弁座に向かう方向における一端側が開放された形状であって、
    前記当接領域は、前記筒状側壁の前記一端側において円環状に形成された端面であることを特徴とする、請求項に記載の流量調整弁。
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