JP5934770B2 - チューブ状保護部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
チューブ状であると、すでに引き回されている既存の電気配線を保護することは難しいので、例えば特開平11−121969号公報に示すように、一枚の帯状素材をチューブ状に巻回する保護部材が使用されることも多い。しかし、この特開平11−121696号公報に示すものは、電気配線に巻き付けなければならないので、非常に使い勝手がよくない。この使い勝手を改良するものとしては、短手方向に自己収縮するものを用いた帯状素材からなるチューブ状保護部材がある。かかるチューブ状保護部材であれば、自然と丸まってスリットのあるチューブ状部材になるため、電気配線等はチューブ状保護部材のスリットから内側に押し込むことで収納できるので、使い勝手がよくなっている。
また、前記帯状素材が導電性を有する糸から構成されるチューブ状保護部材であれば、電磁波シールド材としての機能も発揮する。
なお、本明細書における説明では、帯状素材200の長手方向を縦、短手方向を横とする。従って、帯状素材200を構成する縦糸は長手方向に沿っており、横糸は短手方向に沿っていることになる。
しかも、隣接する面、すなわち面130と面131、面131と面132、面132と面133、面133と面130では、凹部110Aと凸部120Aが逆位相に形成されている。
従って、図2に示すように、このチューブ状保護部材100Aを拡げて帯状素材200に戻すと、長手方向に逆マウンド状の凹部110Aと凸部120Aとが交互に繰り返される8本のラインL1〜L8が形作られているのがわかる。
まず、凹部110A及び凸部120Aが形成されてない平坦な帯状素材200を準備する。この帯状素材200の横糸は、加熱されることによって自己収縮するもの、すなわち外的要因により収縮するフィラメント糸が使用されている。
この帯状素材200が丸まるのと当時に、棒状ヒーター310が当接している部分は、図6(B)に示すように、加熱されることによって内側に向かって凹む。この凹んだ部分が凹部110Aとなる。そして、棒状ヒーター310と棒状ヒーター310との間に位置する部分は、凹むことがないので凸部120Aとなる。これで、面130に凹部110Aと凸部120Aとが交互に形成される。
なお、棒状ヒーター310による加熱温度、加熱時間等は帯状素材200を構成する糸等の特定によって適宜決定される。
従って、対向する面130、132、換言すると隣接していない面とでは、一方の面に凹部110Aが形成されていると他の面の同箇所にも凹部110Aが形成され、一方の面に凸部120Aが形成されていると他の面の同箇所にも凸部120Aが形成されることになる。
これにより、図1に示すように、隣接する面では凹部110Aと凸部120Aとが逆位相に形成されているチューブ状保護部材100Aが完成する。
この場合には、すでに丸まって筒状になった帯状素材200を加熱装置300の棒状ヒーター310に載せることになる。
従って、導電性を有する糸から構成された帯状素材200を用いるチューブ状保護部材100Aであれば、電磁波シールド材としての機能が損なわれることはない。
さらに、この筒状部材からなるチューブ状保護部材を構成する素材に電磁波シールド性能をもつものを使用すれば、電磁波シールド性能をもたせることも可能である。
110A 凹部
120A 凸部
200 帯状素材
Claims (3)
- 細長い部品を収納して保護するチューブ状保護部材において、短手方向に外的要因により収縮するフィラメント糸が使用された一枚の帯状素材を巻回することで構成されており、帯状素材は巻回された状態で周面を長手方向に偶数の面に分割し、各面に長手方向に沿って繰り返される凹部及び凸部が形成されるとともに、隣接する面では凹部と凸部とが逆位相に形成されており、前記凹部と凸部との間は滑らかに繋がっていることを特徴とするチューブ状保護部材。
- 前記チューブ状保護部材は、導電性を有する素材を構成要素としていることを特徴とする請求項1記載のチューブ状保護部材。
- 横糸に加熱されることで自己収縮するフィラメント糸を使用した帯状素材を平行に設置された複数本のヒーターに載せて加熱することで帯状素材を筒状とするとともに、前記複数本のヒーターが当接した部分を凹部とし、当接しない部分を凸部とする工程と、筒状となった帯状素材を前記凹部及び凸部が形成された面を上向きにして前記複数本のヒーターに当接して加熱して、ヒーターが当接した部分を凹部とし、当接しない部分を凸部とする工程と、凹部及び凸部が形成されていない面であって、すでに他の面で形成されている凹部と凸部との間に相当する部分を前記ヒーターに当接して加熱する工程とを具備することを特徴とするチューブ状保護部材の製造方法。
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