JP5934526B2 - 粒子供給装置 - Google Patents

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本発明は、粒子供給装置に関する。
従来より、シート部材上に高吸収性樹脂の粒子を供給し、当該シート部材上に他のシート部材を重ねて接合することにより吸収シートを製造することが行われている。例えば、特許文献1の装置では、一端がホッパに接続したシリンダの内部にフィーダ・スクリューを配置し、シリンダの側面に弧状のスロットを形成し、フィーダ・スクリューの回転により超吸収性粉末を前進させてスロットから送り出す装置が開示されている。また、特許文献2の吸収体製造装置では、外周面に複数の充填凹溝部が形成された計量ローラーが設けられ、ホッパーから排出された粉粒体が計量ローラーにより搬送されて供給シュートにて一時的に収容され、シャッターの開閉により粉粒体が連続シート上に間欠的に供給される。
特表平6−510015号公報 特開2011−177299号公報
ところで、連続シート上に高吸収性樹脂の粒子(粉粒体)を連続的に供給する場合に、特許文献1のように、シリンダ内においてフィーダ・スクリューの回転により粒子を前進させて弧状のスロットから粒子を供給する手法では、連続シートの幅方向において均等に粒子を供給することが困難である。また、実際には、ホッパ内の粒子の残量に応じてフィーダ・スクリューの回転の挙動が変化するため、連続シート上への一定量の粒子の供給を安定して行うことが容易ではない。また、特許文献2の装置では、計量ローラーの外周面に形成された複数の充填凹溝部内に粒子を充填するため、粒子を連続シート上に連続的に供給することが不可能である。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、幅方向に均等な量の粒子を連続シート上に連続的に安定して供給することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、連続シート上に吸収材料または消臭材料の粒子を供給する粒子供給装置であって、水平方向を向く回転軸を中心とする平らな円筒面である外側面を有し、前記回転軸を中心として回転するシリンダ部と、前記シリンダ部の上方にて吸収材料または消臭材料の粒子を保持するとともに、前記回転軸の真上近傍にて前記シリンダ部の前記外側面に近接する供給口から前記外側面上に前記粒子を連続的に供給するタンク部と、前記シリンダ部の下方にて前記回転軸に垂直かつ水平な方向に連続シートを連続的に搬送する搬送機構とを備え、前記シリンダ部から前記連続シート上に前記粒子が連続的に供給され、前記タンク部が、前記シリンダ部の回転方向における前記供給口の前側に配置され、前記回転軸に平行かつ前記外側面に近接する下エッジと前記外側面との間に微小隙間を形成する隙間形成部と、前記回転軸に平行な幅方向に関して、前記外側面と共に前記粒子が前記微小隙間を通過する範囲を制限する幅制限部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の粒子供給装置であって、前記隙間形成部が、前記タンク部の本体に対する上下方向の固定位置が変更可能な部材である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の粒子供給装置であって、前記幅制限部が、前記幅方向における前記供給口の幅を規定する一対の部材であり、前記供給口の幅が変更可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の粒子供給装置であって、前記タンク部が、前記回転方向における前記供給口の前側および後側にそれぞれ配置されるとともに、法線が前記幅方向に垂直な前面部および後面部を備え、前記タンク部において前記前面部と前記後面部との間にて前記粒子が保持され、前記後面部が、前記供給口から上方に向かって離れるに従って前記回転方向の後側へと傾斜し、前記前面部が、上下方向に平行、または、前記供給口から上方に向かって離れるに従って前記回転方向の後側へと傾斜する。
本発明によれば、幅方向に均等な量の粒子を連続シート上に連続的に安定して供給することができる。
請求項2の発明では、粒子の連続シート上への供給量を容易に変更することができ、請求項3の発明では、粒子の連続シート上への供給幅を容易に変更することができる。
粒子供給装置を示す側面図である。 粒子供給装置を示す正面図である。 2つの内側面部を示す図である。 タンク部の下部を拡大して示す図である。 補助板部材を示す図である。
図1は本発明の一の実施の形態に係る粒子供給装置1を示す図である。図1では、互いに直交する2つの水平方向をX方向およびY方向として示し、X方向およびY方向に垂直な鉛直方向(上下方向)をZ方向として示している。
粒子供給装置1は、高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))等の高吸収性樹脂の粒子(以下、単に「粒子」という。)を不織布等の連続シート9上に供給する装置である。連続シート9上の粒子は、他の装置において当該連続シート9と他の連続シートとの間に挟まれて吸収シートの連続体が製造される。吸収シートの連続体は所定の長さに切断され、使い捨ておむつや軽失禁用の吸収パッド等の吸収性物品に利用される。本実施の形態において用いられる吸収材料の粒子は、例えば、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体ケン化物、アクリロニトリル共重合体もしくはアクリルアミド共重合体の加水分解物、または、これらの架橋体、カチオン性モノマーの架橋体、または、ポリアミノ酸の架橋体等の粒子である。連続シート9の表面に吸収体(の連続シート)が予め設けられ、当該吸収体上に粒子が供給されてもよい。
粒子供給装置1は、水平方向(図1中のX方向)を向く回転軸J1を中心として回転するシリンダ部21と、シリンダ部21の上方(図1中の(+Z)側)にて吸収材料の粒子を保持するタンク部3と、シリンダ部21の下方にて回転軸J1に垂直かつ水平な方向(図1中のY方向)に連続シート9を連続的に搬送する搬送機構4とを備える。
シリンダ部21は、例えば鉄やアルミニウム等の金属、あるいは、ゴムやシリコン等にて形成され、その外側面211は、回転軸J1を中心とする平らな円筒面である。シリンダ部21はギヤードモータ221を有する回転機構22に接続され、ギヤードモータ221の駆動によりシリンダ部21が、例えば毎分15〜20回転(15〜20rpm)の回転速度にて回転軸J1を中心として図1中の時計回りに回転する。回転機構22では、シリンダ部21に取り付けられるスプロケットのギア比や、ギヤードモータ221の減速比が任意に設定可能であり、また、ギヤードモータ221に対してインバータによる制御が行われる。したがって、シリンダ部21の回転速度を広範囲にて任意に変更することが可能である。なお、図1では、回転機構22の筐体220を二点鎖線にて示している。搬送機構4は、それぞれがX方向に平行な中心軸を中心とする複数のローラ41を有する。連続シート9は複数のローラ41に案内されて(+Y)方向に連続的に移動する。
図2は(+Y)側から(−Y)方向を向いて見た粒子供給装置1を示す図である。図1および図2に示すように、タンク部3は略箱状であり、法線が回転軸J1の方向(すなわち、連続シート9の幅方向であり、以下、「幅方向」という。)に垂直な板状の前面部31および後面部32と、Y方向の両端が前面部31および後面部32に対してそれぞれ固定される2つの板状の外側面部33と、前面部31、後面部32および2つの外側面部33の上端が固定される上面部30とを備える。前面部31、後面部32、外側面部33および上面部30はタンク部3の本体であり、例えばステンレス鋼にて形成される。
前面部31の外形は矩形であり、図1に示すように、その法線はX方向およびZ方向に垂直である。後面部32は、その法線がX方向およびZ方向に垂直な上部321と、その法線がX方向に垂直かつZ方向に対して傾斜する下部322とを有する。下部322では、(−Z)方向に向かうに従って前面部31と後面部32との間の距離が減小する。また、各外側面部33の法線はY方向およびZ方向に垂直であり、Y方向の両端のエッジは前面部31および後面部32に倣った形状である。すなわち、外側面部33は、(+Y)側および(−Y)側の双方のエッジがZ方向に平行な上部331と、(+Y)側のエッジがZ方向に平行であり、かつ、(−Y)側のエッジがZ方向に対して傾斜する下部332とを有する。図2に示すように、両外側面部33の内側には、2つの内側面部34がそれぞれ設けられる。(+X)側から(−X)方向を向いて見た場合の各内側面部34の外形は、外側面部33とほぼ同じである。
図3は2つの内側面部34を示す図であり、図3では、図2中のタンク部3の本体(すなわち、前面部31、後面部32、外側面部33および上面部30)およびシリンダ部21を省略している。内側面部34は、その法線がY方向およびZ方向に垂直な上部341および下部342と、その法線がY方向に垂直かつZ方向に対して傾斜する中央部343とを有し、中央部343を介して上部341と下部342とが連結する。幅方向(X方向)における両内側面部34間の間隔は上部341では一定であり、中央部343では、上部341側から下部342側に向かうに従って漸次減小し、下部342では一定である。
内側面部34の上部341は、Y方向の両端において幅方向の外側(他方の内側面部34とは反対側)に突出する2つの突出板344を有する。各突出板344には幅方向に長い2つの調整孔345(いわゆる、長孔)が形成されており、2つの調整孔345はZ方向に離れている。内側面部34の(+Y)側の突出板344は、各調整孔345および図2の前面部31に設けられる貫通孔の双方に挿入されるボルトのナットとの締結により前面部31に対して固定され、(−Y)側の突出板344は、各調整孔345および後面部32に設けられる貫通孔の双方に挿入されるボルトのナットとの締結により後面部32に対して固定される。
図2に示すタンク部3では、前面部31、後面部32、および、2つの内側面部34により囲まれる内部空間390にて粒子が保持される。当該内部空間390のZ方向に垂直な断面積は、(+Z)側から(−Z)方向に向かって、すなわち、シリンダ部21に近づくに従って、漸次減小する(ただし、断面積が変化しない部分も含む。)。タンク部3には、上限センサ381および下限センサ382が設けられており、タンク部3内の粒子の高さが下限センサ382の位置よりも低くなると、上面部30に設けられる補充口からタンク部3内に粒子が補充され、タンク部3内の粒子の高さが上限センサ381の位置まで到達すると、補充口からの粒子の補充が停止される。
前面部31の下部には、その法線がX方向およびZ方向に垂直な矩形の板部材35(以下、「前方板部材35」という。)が取り付けられる。詳細には、各辺がX方向またはZ方向に平行な前方板部材35には、Z方向に長い複数の調整孔352(いわゆる、長孔)がX方向に配列形成される。前方板部材35は、各調整孔352および前面部31に設けられる貫通孔の双方に挿入されるボルトのナットとの締結により前面部31に対して固定される。このとき、前方板部材35におけるX方向に平行な下側のエッジ351(以下、「下エッジ351」という。)が、シリンダ部21の外側面211に近接するように、前方板部材35が配置される。前方板部材35は、例えばステンレス鋼にて形成される。
図4は図1のタンク部3の下部を拡大して示す図である。図2および図3に示すように、各内側面部34の下部には板部材36(以下、「側方板部材36」という。)が取り付けられ、側方板部材36は内側面部34の外側の面に当接する。図4に示すように、側方板部材36の外形は略三角形であり、側方板部材36の一辺は前面部31に当接し、他の一辺は後面部32に当接する。側方板部材36は、例えば樹脂にて形成され、その下端はシリンダ部21の外側面211にほぼ当接する。側方板部材36の下端部には、後述のフェルト部材37との干渉を避ける切込部363が形成される。また、両側方板部材36には貫通孔361が設けられ、幅方向に伸びる棒部材362(図3参照)が貫通孔361に挿入されて固定される。
後面部32の下端部にはX方向に長い帯状のフェルト部材37が設けられる。フェルト部材37は、断面形状がL字状かつX方向に長い補強部材371と後面部32との間に挟まれて保持される。フェルト部材37の下端は側方板部材36の切込部363に配置され、シリンダ部21の外側面211に当接して摺動する。タンク部3の下部には、前方板部材35、2つの側方板部材36およびフェルト部材37により囲まれる供給口39が形成される。供給口39は、回転軸J1の真上近傍にてシリンダ部21の外側面211に近接し、供給口39から外側面211上に粒子が連続的に供給される。
既述のように2つの側方板部材36の下端はシリンダ部21の外側面211にほぼ当接し、後面部32に取り付けられるフェルト部材37も外側面211に当接する。したがって、供給口39から外側面211の各部位上に供給された粒子は、シリンダ部21の回転方向における後側(すなわち、供給口39に対向する外側面211上の部位の進行方向の後側であり、図1中のほぼ(−Y)側)、および、回転軸J1に平行な幅方向(X方向)に移動することが抑制され、外側面211の当該部位と共に回転方向における前側(図1中のほぼ(+Y)側)に移動する。回転方向における供給口39の前側に配置された前方板部材35は、その下エッジ351とシリンダ部21の外側面211との間に一定の高さ(Z方向の幅)の微小隙間81を形成し、幅方向の各位置において微小隙間81を通過する粒子が一定量に制限される。
微小隙間81を通過した粒子は、図1に示すシリンダ部21の下方、かつ、回転軸J1よりも(+Y)側に配置された傾斜板51を介して、連続的に移動する連続シート9上に供給される。連続シート9において粒子が供給される領域には接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)が塗布されており、連続シート9上の各位置に供給された粒子は当該位置にて保持される。実際には、一定の回転速度にて回転するシリンダ部21の外側面211では、常時、一定量の粒子が微小隙間81を通過するため、幅方向において均等な量の粒子が連続シート9上に連続的に安定して供給される。既述のように、連続シート9には他の連続シート9a(図1中にて二点鎖線にて示す。)が被せられ、粒子が2つの連続シート9,9aの間に挟まれて吸収シートの連続体が製造される。吸収シートの連続体は所定の長さに切断されて吸収性物品の製造に用いられる。
粒子供給装置1では、微小隙間81を形成する隙間形成部である前方板部材35の位置を調整することにより、粒子の連続シート9上への供給量を変更することも可能である。具体的には、図2の前方板部材35と前面部31との固定に用いられるボルトとナットとの締結を緩めた後、Z方向に長い調整孔352に沿って前方板部材35を移動して前面部31に対する前方板部材35のZ方向の位置が変更され、当該ボルトと当該ナットとが再度締結される。これにより、前方板部材35の下エッジ351とシリンダ部21の外側面211との間の微小隙間81の高さ(Z方向の幅)が変更され、幅方向の各位置において微小隙間81を通過する粒子の量が変更される。
粒子供給装置1では、粒子の連続シート9上への供給幅を変更することも可能である。具体的には、図2の内側面部34と前面部31および後面部32のそれぞれとの固定に用いられるボルトとナットとの締結を緩めた後、幅方向に長い調整孔345に沿って内側面部34を移動して前面部31および後面部32に対する内側面部34のX方向の位置が変更され、当該ボルトと当該ナットとが再度締結される。これにより、両内側面部34間の間隔、並びに、両内側面部34にそれぞれ固定される両側方板部材36間の間隔が変更される。
また、図5に示すように、側方板部材36と略同形状であり、かつ、Z方向に長い凹部361aを有する2つの補助板部材36aを、図3中に二点鎖線にて示すように、両側方板部材36の内側に設ける、すなわち、両内側面部34の内側の面に接触するように配置することにより、供給口39の幅方向の長さが実質的に変更される。このように、粒子供給装置1では、幅方向における一対の側方板部材36の位置を変更することにより、または、一対の補助板部材36aを一対の側方板部材36の内側に配置することにより、供給口39の幅が変更可能である。換言すると、幅方向に関して粒子が微小隙間81を通過する範囲を制限する幅制限部が、幅方向における供給口39の幅を規定する一対の側方板部材36または一対の補助板部材36aにより実現される。
以上に説明したように、図4の粒子供給装置1では、回転軸J1の真上近傍の供給口39からシリンダ部21の外側面211上に粒子を連続的に供給するタンク部3が設けられ、タンク部3が、供給口39の前側にて微小隙間81を形成する前方板部材35と、幅方向に関して、外側面211と共に粒子が微小隙間81を通過する範囲を制限する一対の側方板部材36(または、一対の補助板部材36a)とを有する。これにより、幅方向に均等な量の粒子を連続シート9上に連続的に安定して供給することができる。また、粒子供給装置1では、特定の部材(例えば、シリンダ部21)に大きな負荷がかかることもないため、粒子供給装置1の故障の発生を抑制して、粒子供給装置1の稼働率を高くすることができる。
また、前方板部材35が、タンク部3の本体に対する上下方向の固定位置が変更可能な部材であることにより、吸収シートの設計に合わせて粒子の連続シート9上への供給量を容易に変更することができる。
さらに、外側面211が平らな円筒面であるシリンダ部21が用いられる粒子供給装置1では、一対の側方板部材36の位置を変更することにより、または、一対の補助板部材36aを配置することにより供給口39の幅を変更して、粒子の連続シート9上への供給幅を容易に変更することが可能となる。なお、図4の前方板部材35は、幅方向において所定位置からの距離を示す目盛りが付された部材353を有するため(本実施の形態では、当該部材353の下側のエッジが下エッジ351である。)、供給口39を所望の幅に設定することが容易に可能となる。
粒子供給装置1では、後面部32(の下部322)が、供給口39から上方に向かって離れるに従って回転方向の後側へと傾斜し、前面部31が、上下方向に平行である。その結果、前面部31と後面部32との間にて保持される粒子を後面部32にて下方へと滑らせて供給口39から円滑に排出することができ、粒子の連続シート9上への連続的な供給をより安定して行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施の形態において、シリンダ部21の回転速度の変更により、連続シート9のY方向の各位置に供給される粒子の量が変更されてもよい。また、好ましい粒子供給装置1では、図1の搬送機構4が有するエンコーダの出力信号が回転機構22の制御部に入力され、シリンダ部21の回転速度が連続シート9の移動速度に合わせて調整される。これにより、連続シート9の移動速度が変動した場合でも、およそ一定量の粒子を連続シート9上に継続して供給することが可能である。
タンク部3内の粒子を供給口39から円滑に排出するという観点では、回転方向における供給口39の前側および後側にそれぞれ配置される前面部31および後面部32の双方が、供給口39から上方に向かって離れるに従って回転方向の後側へと傾斜するように設けられてもよい。ただし、図1の粒子供給装置1では、前面部31が上下方向に平行であることにより、タンク部3の上部にて大きな容量を確保しつつ、粒子を供給口39から円滑に排出することが可能である。
図1の粒子供給装置1において、傾斜板51がZX平面に平行な面に対して反転され、シリンダ部21からの粒子が当該傾斜板を介して、(−Y)方向に連続的に移動する連続シート9上に供給されてもよい。また、連続シート9とシリンダ部21との間の距離が小さくなるように、各構成が配置される場合には、傾斜板51が省略されてもよい。
粒子供給装置1は、活性炭、シリカ、アルミナ、ゼオライト、イオン交換樹脂、モレキュラーシーブ等の消臭材料の粒子を連続シート9上に供給して、使い捨ておむつや軽失禁用の吸収パッド等の吸収性物品に利用される消臭シートを製造する用途に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 粒子供給装置
3 タンク部
4 搬送機構
9 連続シート
21 シリンダ部
31 前面部
32 後面部
35 前方板部材
36 側方板部材
36a 補助板部材
39 供給口
81 微小隙間
211 外側面
351 下エッジ
J1 回転軸

Claims (4)

  1. 連続シート上に吸収材料または消臭材料の粒子を供給する粒子供給装置であって、
    水平方向を向く回転軸を中心とする平らな円筒面である外側面を有し、前記回転軸を中心として回転するシリンダ部と、
    前記シリンダ部の上方にて吸収材料または消臭材料の粒子を保持するとともに、前記回転軸の真上近傍にて前記シリンダ部の前記外側面に近接する供給口から前記外側面上に前記粒子を連続的に供給するタンク部と、
    前記シリンダ部の下方にて前記回転軸に垂直かつ水平な方向に連続シートを連続的に搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記シリンダ部から前記連続シート上に前記粒子が連続的に供給され、
    前記タンク部が、
    前記シリンダ部の回転方向における前記供給口の前側に配置され、前記回転軸に平行かつ前記外側面に近接する下エッジと前記外側面との間に微小隙間を形成する隙間形成部と、
    前記回転軸に平行な幅方向に関して、前記外側面と共に前記粒子が前記微小隙間を通過する範囲を制限する幅制限部と、
    を備えることを特徴とする粒子供給装置。
  2. 請求項1に記載の粒子供給装置であって、
    前記隙間形成部が、前記タンク部の本体に対する上下方向の固定位置が変更可能な部材であることを特徴とする粒子供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の粒子供給装置であって、
    前記幅制限部が、前記幅方向における前記供給口の幅を規定する一対の部材であり、前記供給口の幅が変更可能であることを特徴とする粒子供給装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の粒子供給装置であって、
    前記タンク部が、
    前記回転方向における前記供給口の前側および後側にそれぞれ配置されるとともに、法線が前記幅方向に垂直な前面部および後面部を備え、
    前記タンク部において前記前面部と前記後面部との間にて前記粒子が保持され、
    前記後面部が、前記供給口から上方に向かって離れるに従って前記回転方向の後側へと傾斜し、
    前記前面部が、上下方向に平行、または、前記供給口から上方に向かって離れるに従って前記回転方向の後側へと傾斜することを特徴とする粒子供給装置。
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