JP5933998B2 - トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、トルクセンサ等に関する。
自動車等の車両は、電動パワーステアリング装置を備えることができ、電動パワーステアリング装置は、ステアリングハンドルへの運転者による操作によって生じるステアリング系(操舵系)での操舵トルクを補助する補助トルク(アシストトルク)を発生させる。アシストトルクの発生により、電動パワーステアリング装置は、運転者の操舵をアシストして、運転者の負担を軽減することができる。
例えば特許文献1(又は特許文献2)の図3は、電動パワーステアリング装置に利用可能な操舵トルク検出部(磁歪式トルクセンサ)20を開示し、磁歪式トルクセンサ20は、4つの検出コイルコイル20d,20g,20f,20eを備えている。検出コイル20d,20gは、磁気異方性を有する磁歪膜20bに対応し、検出コイルコイル20f,20eは、磁歪膜20bの磁気異方性と逆方向の磁気異方性を有する磁歪膜20cに対応している。
また、例えば特許文献3の図3は、電動パワーステアリング装置に利用可能なトーションバー式トルクセンサ1を開示し、トーションバー式トルクセンサ1は、コア4の変位を検出する検出コイル2a,2b,20a,20bからなるブリッジ回路を備えている。
特開2008−191168号公報 特開2007−263873号公報 特開平07−333080号公報
特許文献1(又は特許文献2)の図4の演算部65は、図5の電源端子70の電源電圧+と他の電源端子74の接地電圧−との間に直列に接続された検出コイル20d,20fの接続点75の第1の中点電圧(端子VS1の電圧)から、電源電圧+と接地電圧−との間に直列に接続された検出コイル20g,20eの接続点80の第2の中点電圧(VS2の電圧)を減算している。ここで、端子VS1の電圧と端子VS2の電圧との差は、ステアリング軸12bに入力される操舵トルクを表し、端子VS1と端子VS2とが短絡すると、演算部65又は磁歪式トルクセンサ20は、操舵トルクを検出することができない。言い換えれば、検出コイル20dの他端からの端子VS1の電圧を表す配線72の被覆と検出コイル20eの他端からの端子VS2の電圧を表す配線78の被覆との双方が接触によって破損して、端子VS1の電圧と端子VS2の電圧との差がゼロを表すと、モータ19又は磁歪式トルクセンサ20は、操舵トルクを補助する補助操舵トルクを発生することができない。
特許文献3の図3の演算部28は、図5の発振回路23からの電源電圧と接地電圧GNDの間に直列に接続された検出コイル2b,20bの接続点25の第1の中点電圧から、電源電圧と接地電圧GNDとの間に直列に接続された検出コイル2a,20aの接続点24の第2の中点電圧を減算している。
ところで、特許文献1の演算部65又は磁歪式トルクセンサ20は、操舵トルクがゼロである時に端子VS1と端子VS2とが短絡しない状態と操舵トルクがゼロでない時に端子VS1と端子VS2とが短絡する状態とを区別することができない。従って、運転手は、端子VS1と端子VS2との間の短絡又は磁歪式トルクセンサ20の故障に気付かないまま、ゼロである補助操舵トルクで自動車を運転し続け、運転者の快適性が損なわれてしまう。なお、特許文献3の演算部28も、操舵トルクがゼロである時に接続点25と接続点24とが短絡しない状態と操舵トルクがゼロでない時に接続点25と接続点24とが短絡する状態とを区別することができない。
本発明の1つの目的は、直列に接続された2つの検出コイルの接続点と直列に接続された他の2つの検出コイルの接続点との間の短絡を防止可能なトルクセンサを提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び好ましい実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
本発明に従う第1の態様は、回転軸と、
前記回転軸に設けられた磁気特性変化部材と、
前記磁気特性変化部材の磁気特性変化を検出する第1の検出コイル、第2の検出コイル、第3の検出コイル及び第4の検出コイルと、
基準電位と前記基準電位よりも所定の電圧だけ高い電源電位との間に直列に接続された前記第1の検出コイル及び前記第3の検出コイルの接続点の電位である第1の中点電位と前記基準電位と前記電源電位との間に直列に接続された前記第4の検出コイル及び前記第2の検出コイルとの接続点の電位である第2の中点電位とを入力し、前記第1の中点電位と前記第2の中点電位との差を前記回転軸に入力されるトルクとして出力する演算部と、
を備え、
前記第1の中点電位又は前記第2の中点電位を表す少なくとも1つの渡り線が前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルのうちの対象検出コイルの表面上を渡るすべての前記対象検出コイルは、前記電源電位又は前記基準電位である前記表面の電位を有することを特徴とするトルクセンサに関係する。
第1の中点電位(VS1)又は第2の中点電位(VS2)を表す渡り線が対象検出コイルの表面上を渡る時であっても、対象検出コイルは、電源電位又は基準電位である表面の電位を有する。従って、対象検出コイルの表面上で、渡り線(第1の中点電位又は第2の中点電位)は、電源電位又は基準電位と接触しているに過ぎず、第1の中点電位と第2の中点電位との間の短絡が防止されている。
言い換えれば、対象検出コイルの表面上で、仮に、渡り線の被覆が破損して、第1の中点電位又は第2の中点電位(渡り線)と電源電位又は基準電位(対象検出コイル)とが短絡する場合、第1の中点電位又は第2の中点電位が変化する。加えて、このような第1の中点電位又は第2の中点電位の変化に伴って、第1の中点電位と第2の中点電位との差(トルク)も変化する。第1の中点電位又は第2の中点電位の変化及び/又はトルク(第1の中点電位と第2の中点電位との差)の変化を監視することで、トルクセンサ又は運転者は、トルクセンサの故障を検出することができる。トルクセンサを早期に修理又は交換することで、運転者の快適性を回復させることができる。
第1の態様において、前記磁気特性変化部材は、前記回転軸に設けられ、且つ少なくとも2つの異なる磁気異方性を有してもよく、
前記第1の検出コイル及び前記第2の検出コイルは、前記少なくとも2つの異なる磁気異方性の1つの磁気異方性に対応する前記磁気特性変化部材の第1の部分に対向してもよく、
前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記少なくとも2つの異なる磁気異方性のもう1つの磁気異方性に対応する前記磁気特性変化部材の第2の部分に対向してもよい。
磁気特性変化部材が、回転軸に設けられ、且つ少なくとも2つの異なる磁気異方性を有する例えば磁歪膜等で構成される場合であっても、第1の中点電位と第2の中点電位との間の短絡が防止されている。
第1の態様において、前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記回転軸の軸方向に連続して配置されてもよく、
前記電源電位を入力する第1の端子、前記基準電位を入力する第2の端子、前記第1の中点電位を出力する第3の端子、及び前記第2の中点電位を出力する第4の端子を有するコネクタは、前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルの全体の一端に配置されていてもよい。
第1の検出コイル、第2の検出コイル、第3の検出コイル及び第4の検出コイルの全体を表す例えばコイルボビン等の一端に、コネクタが配置されている場合、第1の検出コイル、第2の検出コイル、第3の検出コイル及び第4の検出コイルを例えば巻線機でコイルボビンに形成する時、コネクタが邪魔になることを抑制することができる。言い換えれば、コネクタの配置によって、第1の検出コイル、第2の検出コイル、第3の検出コイル及び第4の検出コイルを容易に形成することができる。
第1の態様において、前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記回転軸の軸方向に連続して配置されてもよく、
前記電源電位を入力する第1の端子、前記基準電位を入力する第2の端子、前記第1の中点電位を出力する第3の端子、及び前記第2の中点電位を出力する第4の端子を有するコネクタは、前記第1の検出コイル及び前記第2の検出コイルの全体と前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルの全体との間に配置されていてもよい。
第1の検出コイル及び第2の検出コイルの全体と第3の検出コイル及び第4の検出コイルの全体との間を表す例えばコイルボビンの中心等の余っている空間に、コネクタが配置されている場合、その空間を有効に利用することができる。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
本発明に従うトルクセンサを備える電動パワーステアリング装置の概略構成例を示す。 図1で示されるトルクセンサの具体的構成例を示す。 図3(A)は、図2のトルクセンサ内の第1、第2、第3及び第4の検出コイルの電線の巻き付け方向を時計回りで構成した時の配線例を示し、図3(B)は、図3(A)の第2の検出コイルの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。 図4(A)は、図2のトルクセンサ内の第1、第2、第3及び第4の検出コイルの電線の巻き付け方向を反時計回りで構成した時の配線例を示し、図4(B)は、図4(A)の第1の検出コイルの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。 図5(A)は、図2のトルクセンサ内の第1、第2、第3及び第4の検出コイルの電線の巻き付け方向を本発明に従って構成した時の配線例を示し、図5(B)は、図5(A)の第1の検出コイルの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。 図5(A)の第1、第2、第3及び第4の検出コイルを有するコイルボビン及びコネクタの斜視図又は具体例を示す。 図7(A)は、図2のトルクセンサ内の第1、第2、第3及び第4の検出コイルの電線の巻き付け方向を本発明に従って構成した時の他の配線例を示し、図7(B)は、図7(A)の第1の検出コイルの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。
以下に説明する好ましい実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
図1は、本発明に従うトルクセンサを備える電動パワーステアリング装置の概略構成例を示す。図1の例において、電動パワーステアリング装置10は、車両の操舵系20(ステアリング系とも言う。)の操舵トルクTを検出するトルク検出部41を備えている。例えば電動パワーステアリング装置10に適用されるトルク検出部41は、操舵トルクセンサとも言い、電動パワーステアリング装置10用に限定されない一般的なトルク検出部41は、トルクセンサとも言う。トルク検出部41又はトルクセンサの構成又は詳細については、後述する。
図1の例において、電動パワーステアリング装置10は、操舵系20にアシストトルク(補助トルクとも言う。)を付与する電動モータ43と、操舵トルクTを参照して、電動モータ43のモータ電流を制御するモータ制御部42と、をさらに備えることができる。モータ制御部42は、操舵トルクTを参照するとともに、車速検出部107で検出される車両の速度(車速)を参照することができるが、モータ制御部42は、車速検出部107からの車速を参照しなくてもよい。言い換えれば、電動パワーステアリング装置10は、車速検出部107を備えているが、車速検出部107を備えなくてもよい。
なお、電動パワーステアリング装置10は、例えばステアリングシャフト22(ステアリングコラムとも言う。)に取り付けられる図示せぬ舵角センサを更に備えてもよく、ステアリングハンドル(例えばステアリングホイール)21の角度を検出してもよい。この場合、モータ制御部42は、舵角センサからの角度を参照してもよい。
図1の例において、電動パワーステアリング装置10は、車両のステアリングハンドル21から車両の転舵車輪(例えば前輪)29,29に至るステアリング系20にアシストトルクを与えるアシストトルク機構40(補助トルク機構とも言う。)を備えている。また、電動パワーステアリング装置10は、転舵機構として例えばラックアンドピニオン機構25を備えている。
図1の例において、操舵系20は、ステアリングハンドル21にステアリングシャフト22及び自在軸継手23,23を介して回転軸24(ピニオン軸とも言う。)を連結し、回転軸24にラックアンドピニオン機構25を介してラック軸26を連結し、回転軸26(ラック軸とも言う。)の両端に左右のタイロッド27,27及びナックル28,28を介して左右の転舵車輪29,29を連結したものである。ラックアンドピニオン機構25は、ピニオン軸24に有したピニオン31と、ラック軸26に有したラック32とを備える。
ステアリング系20によれば、運転者がステアリングハンドル21を操舵することで、その操舵トルクによりラックアンドピニオン機構25を介して、転舵車輪29,29を転舵することができる。
図1の例において、補助トルク機構40は、ステアリングハンドル21を操舵することによってステアリング系20に発生する操舵トルクTを操舵トルクセンサ等のトルク検出部41又はトルクセンサで検出し、この検出信号(トルク信号とも言う。)に基づきモータ制御部42で制御信号を発生し、この制御信号に基づき操舵トルクTに応じたアシストトルクを電動モータ43で発生し、減速機構44(例えばウォームギヤ機構)を介してアシストトルクを回転軸24に伝達し、さらに、アシストトルクを回転軸24からステアリング系20のラックアンドピニオン機構25に伝達するようにした機構である。
好ましくは、補助トルク機構40は、車両が前進することによって車両に発生する速度V(車速とも言う。)を車速センサ等の車速検出部107も検出し、この検出信号(車速信号とも言う。)とトルク信号との双方に基づきモータ制御部42で制御信号を発生することができる。これにより、アシストトルクは、操舵トルクT及び車速Vに応じた値を示すことになる。また、後述するように、さらに好ましくは、アシストトルクは、操舵トルクT及び車速Vとともに、例えば電動モータ43のロータの回転角(回転信号)等によって決定又は補正されている。
なお、アシストトルクがステアリング系20に与えられる箇所によって、電動パワーステアリング装置10は、ピニオンアシスト型、ラックアシスト型、コラムアシスト型等に分類することができる。図1の電動パワーステアリング装置10は、ピニオンアシスト型を示しているが、電動パワーステアリング装置10は、ラックアシスト型、コラムアシスト型等に適用してもよい。
電動パワーステアリング装置10によれば、ステアリング系20の操舵トルクに電動モータ43のアシストトルクを加えた複合トルクにより、ラック軸26で転舵車輪29,29を転舵することができる。
電動モータ43は、例えばブラシレスモータであり、ブラシレスモータは、レゾルバ等の回転センサを内蔵している。この回転センサは、ブラシレスモータにおけるロータの回転角(モータ回転信号とも言う。)を検出するものである。
モータ制御部42は、例えば、電源回路、モータ電流を検出する電流センサ、入力インターフェース回路、マイクロプロセッサ、出力インターフェース回路、FETブリッジ回路等によって構成される。入力インターフェース回路は、例えば、外部からトルク信号、車速信号、モータ回転信号等を取り込むことができる。マイクロプロセッサは、例えば、入力インターフェース回路によって取り込んだトルク信号、車速信号等に基づいて、電動モータ43をベクトル制御することができる。出力インターフェース回路は、例えば、マイクロプロセッサの出力信号をFETブリッジ回路への駆動信号に変換することができる。FETブリッジ回路は、例えば、電動モータ43(ブラシレスモータ)に駆動電流(3相交流電流)を通電するスイッチング素子によって構成される。
このようなモータ制御部42は、概して、トルク検出部41によって検出された操舵トルクT(トルク信号)と、車速検出部107によって検出された車速(車速信号)と、回転センサによって検出されたロータの回転角(回転信号)等に基づいて、目標電流値を設定することができる。モータ制御部42は、電流センサによって検出されたモータ電流が目標電流値に一致するように、電動モータ43を駆動することができる。モータ制御部42が電流センサを有しない場合、モータ制御部42は、目標電流値をモータ電流とみなして、目標電流値を制御してもよい。なお、モータ電流を検出する電流センサを電動モータ43側に取り付け、モータ制御部42は、電動モータ43からモータ電流を取り込んでもよい。
図1の例において、トルク検出部41は、後述するように、第1の中点電位VS1と2の中点電位VS2との差を操舵トルクT又はトルク信号として出力しているが、トルク検出部41は、第1の中点電位VS1及び2の中点電位VS2を出力してもよい。この場合、モータ制御部42側で、第1の中点電位VS1と第2の中点電位VS2との差を例えば差動増幅器等のアナログ演算又はマイクロプロセッサ等のデジタル演算で求めてもよく、トルク検出部41とモータ制御部42のこのような演算部(図示せず)との組み合わせで、トルクセンサを構成してもよい。
図2は、図1で示されるトルク検出部41の具体的構成例を示す。図2の例において、トルク検出部41は、磁歪式の操舵トルクセンサであり、回転軸24には、回転軸24の軸方向又は長手方向に互いに逆方向の残留歪みが付与された磁歪膜24a,24bが設けられている。これらの磁歪膜24a,24bは、回転軸24に操舵トルク等のトルクが入力又は印加されると、そのトルクに応じて磁化、透磁率等の磁気特性が変化する磁気特性変化部として作用する。
図2の例において、回転軸24にトルクが入力されたときの磁歪膜24a,24bの磁化の変化に感応し、この磁化変化をインダクタンスの変化として検出するコイル20a,20dが磁歪膜24a,24bの周囲に設けられている。また、コイル20a,20dに対してそれぞれ直列に接続されたコイル20c,20b(抵抗素子20c,20bとも言う)が設けられる。以下、コイル20a,20b,20c,20dをそれぞれ第1の検出コイル20a、第2の検出コイル20b、第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dと呼ぶ。
図1に示すような電動パワーステアリング装置10を含む一般的な装置に利用可能なトルク検出部41又はトルクセンサは、回転軸24と、回転軸24に設けられた磁気特性変化部材と、磁気特性変化部材の磁気特性変化を検出する第1の検出コイル20a、第2の検出コイル20b、第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dと、後述するような演算部65と、を備えている。
図2の例において、トルク検出部41は、第1及び第4の検出コイル20a,20dと抵抗素子20c,20bとで形成する2つの直列回路から成るブリッジ回路に対して所定の周期で電源電圧を印加する電圧印加部52をさらに備えることができる。電圧印加部52は、例えば、スイッチング素子50a,50b,50c,50dとこれらに接続された定電圧源51とを有する。定電圧源51は、接地(グランドとも言う。)を基準とし、定電圧源51の電源電圧は、定電圧源51の電源電位と接地の接地電位(グランド電位とも言う。)との差である。ここで、定電圧源51は、接地以外の基準点を基準として設定されてもよく、定電圧源51の電源電位は、基準点の基準電位(接地電位以外の電位)よりも所定の電圧(電位V+と電位V−との差)だけ高くてもよい。例えばスイッチング素子50cがオンしてスイッチング素子50cがオフする時に、定電圧源51の電源電位は、例えば第1の検出コイル20a及び第3の検出コイル20cの全体の一端の電位V+に反映される一方、例えばスイッチング素子50aがオフしてスイッチング素子50bがオンする時に、接地の接地電位は、例えば第1の検出コイル20a及び第3の検出コイル20cの全体の他端の電位V−に反映される。言い換えれば、例えば特許文献1の図7(a)で示されるように、電位V−は、接地電位であり、電位V+は、スイッチング素子50a,50b,50c,50dによって所定の周期で印加される又は変化する定電圧源51の電源電位である。
図2の例において、第1の検出コイル20aの両端の電圧の変化は、第1の検出コイル20a及び第3の検出コイル20cの接続点の電位VS1(第1の中点電位)の変化に反映される一方、第4の検出コイル20dの両端の電圧の変化は、第4の検出コイル20d及び第2の検出コイル20bの接続点の電位VS2(第2の中点電位)の変化に反映される。ノード54の電位は、電位VS1であり、ノード53の電位は、電位VS2である。
図2の例において、トルク検出部41は、変化する電位VS1の位相を反転(180°シフト)させて反転電位(第1の反転中点電位)をノード56aで得る位相シフト部56と、変化する電位VS2の位相を反転(180°シフト)させて反転電位(第2の反転中点電位)をノード55aで得る位相シフト部55とをさらに備えることができるが、トルク検出部41は、位相シフト部56,55を備えなくてもよい。トルク検出部41が位相シフト部56,55を備える場合、選択部58は、ノード54,56aを切り替える例えばマルチプレクサ等の選択子60で電位VS1と電位VS1の反転電位とを交互に選択し、選択部57は、ノード53,55aを切り替える選択子59で電位VS2と電位VS2の反転電位とを交互に選択する。
図2の例において、トルク検出部41は、ノード54又は選択部58の次段にフィルタ62と、ノード53又は選択部57の次段にフィルタ61とをさらに備えることができるが、トルク検出部41は、フィルタ61,62を備えなくてもよい。フィルタ61,62は、選択部57,58から出力される電位に含まれるノイズをカットすると共にこれらの電位の変化を平滑する働きを有する。フィルタ62は、選択部58から出力される電位の変化を平滑して直流電位を出力する平滑部64と、増幅器62aとを有し、フィルタ61は、選択部57から出力される電位の変化を平滑して直流電位を出力する平滑部63と、増幅器61aとを有する。
図2の例において、トルク検出部41は、ノード54又はフィルタ62(増幅器62a)及びノード53又はフィルタ61(増幅器61a)の次段に2つの直流電位の差を演算する演算部65を備えている。演算部65は、概して、接地電位(又は基準電位)と電源電位との間に直列に接続された第1の検出コイル20a及び第3の検出コイル20cの接続点の電位VS1(第1の中点電位)と接地電位(又は基準電位)と電源電位との間に直列に接続された第4の検出コイル20d及び第2の検出コイル20bとの接続点の電位VS2(第2の中点電位)とを入力し、第1の中点電位と第2の中点電位との差(差動電圧)を回転軸24に入力されるトルクとして出力する。ここで、接地電位(又は基準電位)と電源電位との間に直列に接続された第4の検出コイル20d及び第2の検出コイル20bは、第1の中点電位に接続されていない。演算部65は、増幅機能を有してもよく、例えばオペアンプを用いて差動増幅回路で構成することができる。演算部65は、例えばオペアンプ又は差動増幅回路でアナログ演算を実行するが、例えばデジタル回路、マイクロプロセッサ等でデジタル演算を実行してもよい。
図2の例において、トルク検出部41は、演算部65からのアナログ信号(差動電圧)をデジタル信号(差動電圧)に変換するAD変換部66と、AD変換部66からのデジタル信号(差動電圧)をホールドするサンプルホールド回路67と、サンプルホールド回路67から出力される信号(差動電圧)をトルク値に変換する電圧−トルク変換部68とをさらに備えることができるが、トルク検出部41は、AD変換部66、サンプルホールド回路67及び電圧−トルク変換部68を備えなくてもよい。
(第1の比較例)
図3(A)は、図2の第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線(例えばエナメル線等のように絶縁物で被覆された電線)の巻き付け方向を時計回りで構成した時の配線例を示し、図3(B)は、図3(A)の第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。図3(A)の例において、例えば一体で形成されるコイルボビンの上部74aに例えば2本の電線を巻き付けて、第1の検出コイル20a及び第2の検出コイル20bを構成することができる。また、コイルボビンの下部74bに例えば2本の電線を巻き付けて、第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dを構成することができる。コイルボビンは、例えば図1の回転軸24又は例えば図2の磁歪膜24a,24bを囲み、第1の検出コイル20a及び第2の検出コイル20bは、磁歪膜24aに対向し、第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dは、磁歪膜24bに対向する。第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dは、回転軸24から間隔を置いて配置されているが、回転軸24に密着させることができる。
図3(A)の例において、具体的には、コネクタ75に設けられた4つの端子のうちの電位VS1(第1の中点電位)を表す端子(第3の端子)に電線(第1の電線)の一端を接続し、その端子(第3の端子)からのその電線(第1の電線)を第1の検出コイル20aの内側(巻き始め、一端)に設定して、コイルボビンの上部74aに設けられた2つの凹部のうちの上側の1つの凹部に、その電線(第1の電線)を時計回りに(clockwise)巻き付け、第1の検出コイル20aの外側(巻き終わり、他端)からのその電線(第1の電線)の他端を電位V+(電源電位)を表す端子(第1の端子)に接続する。図3(A)の例において、電位VS1の端子(第3の端子)と電位V+の端子(第1の端子)との双方に繋がる電線(第1の電線)は、コイルボビンに数回巻かれて第1の検出コイル20aを形成しているが、実際のその電線(第1の電線)は、コイルボビンに多数回巻かれて第1の検出コイル20aを形成している。言い換えれば、第1の検出コイル20aが電線(第1の電線)の時計回りの巻き付けであることを容易に理解するために、図3(A)は、簡略化されている。
また、図3(A)の例において、コネクタ75に設けられた電位V−(例えば接地電位等の基準電位)を表す端子(第2の端子)に電線(第3の電線)の一端を接続し、その端子(第2の端子)からのその電線(第3の電線)を第3の検出コイル20cの内側(巻き始め、一端)に設定して、コイルボビンの下部74bに設けられた2つの凹部のうちの上側の1つの凹部に、その電線(第3の電線)を時計回りに(clockwise)巻き付け、第3の検出コイル20cの外側(巻き終わり、他端)からのその電線(第3の電線)の他端を電位VS1(第1の中点電位)を表す端子(第3の端子)に接続する。図3(A)の例において、電位V−(接地電位)の端子(第2の端子)と電位VS1の端子(第3の端子)との双方に繋がる電線(第3の電線)は、簡略化されて図示される第3の検出コイル20cを形成している。
また、図3(A)の例において、コネクタ75に設けられた電位VS2(第2の中点電位)を表す端子(第4の端子)に電線(第4の電線)の一端を接続し、その端子(第4の端子)からのその電線(第4の電線)を第4の検出コイル20dの内側(巻き始め、一端)に設定して、コイルボビンの下部74aに設けられた下側の1つの凹部に、その電線(第4の電線)を時計回りに(clockwise)巻き付け、第4の検出コイル20dの外側(巻き終わり、他端)からのその電線(第4の電線)の他端を電位V+(電源電位)を表す端子(第1の端子)に接続する。図3(A)の例において、電位VS2の端子(第4の端子)と電位V+の端子(第1の端子)との双方に繋がる電線(第4の電線)は、簡略化されて図示される第4の検出コイル20dを形成している。
また、図3(A)の例において、コネクタ75に設けられた電位V−(接地電位)を表す端子(第2の端子)に電線(第2の電線)の一端を接続し、その端子(第2の端子)からのその電線(第2の電線)を第2の検出コイル20bの内側(巻き始め、一端)に設定して、コイルボビンの上部74bに設けられた下側の1つの凹部に、その電線(第2の電線)を時計回りに(clockwise)巻き付け、第2の検出コイル20bの外側(巻き終わり、他端)からのその電線(第2の電線)の他端を電位VS2(第2の中点電位)を表す端子(第4の端子)に接続する。図3(A)の例において、電位V−(接地電位)の端子(第2の端子)と電位VS2の端子(第4の端子)との双方に繋がる電線(第2の電線)は、簡略化されて図示される第2の検出コイル20bを形成している。
図3(B)の例において、第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線として、第3の検出コイル20cの外側から電位VS1の端子(第3の端子)への電線(第3の電線の他端側)が示されている。また、第2の検出コイル20bの表面(外側)の電位は、電位VS2である。従って、対象検出コイルである第2の検出コイル20bの表面上で、仮に、渡り線である第3の電線の被覆が破損すると、電位VS1(渡り線)と電位VS2(第2の検出コイル20b)とが短絡する。この場合、運転手は、電位VS1と電位VS2との間の短絡又は磁歪式トルクセンサ20の故障に気付かないまま、ゼロである補助操舵トルクで自動車を運転し続け、運転者の快適性が損なわれてしまう。
図3(B)の例において、第2の検出コイル20bを対象検出コイルとする時、第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線は、第3の検出コイル20cの内側から電位V−(接地電位)の端子(第2の端子)への電線(第3の電線の一端側)、第4の検出コイル20dの外側から電位V+の端子(第1の端子)への電線(第4の電線の他端側)、及び第4の検出コイル20dの内側から電位VS2(第2の中間電位)の端子(第4の端子)への電線(第4の電線の一端側)を含むが(図3(A)参照)、これらは、図3(B)で省略されている。
なお、第3の検出コイル20cを対象検出コイルとする時、第3の検出コイル20cの表面上を渡る渡り線は、第4の検出コイル20dの外側から電位V+の端子(第1の端子)への電線(第4の電線の他端側)、及び第4の検出コイル20dの内側から電位VS2(第2の中間電位)の(第4の端子)への電線(第4の電線の一端側)を含む(図3(A)参照)。従って、対象検出コイルである第3の検出コイル20cの表面上で、仮に、渡り線である第4の電線の被覆が破損すると、電位VS2(渡り線)と電位VS1(第3の検出コイル20c)とが短絡する。この場合も、運転手は、電位VS2と電位VS1との間の短絡又は磁歪式トルクセンサ20の故障に気付かないまま、ゼロである補助操舵トルクで自動車を運転し続け、運転者の快適性が損なわれてしまう。
(第2の比較例)
図4(A)は、図2の第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向を反時計回りで構成した時の配線例を示し、図4(B)は、図4(A)の第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。図3(A)の例において、すべての第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、時計回りである一方、図4(A)の例において、すべての第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回り(counterclockwise)である。
図4(B)の例において、第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線として、第2の検出コイル20bの内側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線又は第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線が示されている。また、第1の検出コイル20aの表面(外側)の電位は、電位VS1である。従って、対象検出コイルである第1の検出コイル20aの表面上で、仮に、渡り線である第2の電線又は第4の電線の被覆が破損すると、電位VS2(渡り線)と電位VS1(第1の検出コイル20a)とが短絡する。この場合、運転手は、電位VS2と電位VS1との間の短絡又は磁歪式トルクセンサ20の故障に気付かないまま、ゼロである補助操舵トルクで自動車を運転し続け、運転者の快適性が損なわれてしまう。
なお、電動パワーステアリング装置10は、上述のように、ステアリングハンドル21の角度を検出する検舵角センサを備えることができる。この場合、例えば図1のモータ制御部42は、検舵角センサからの角度を参照しながら、操舵トルクがゼロである時に電位VS2と電位VS1とが短絡しない状態と操舵トルクがゼロでない時に電位VS2と電位VS1とが短絡する状態とを区別して、電位VS2と電位VS1との間の短絡又は磁歪式トルクセンサ20の故障を判定してもよい。しかしながら、検舵角センサの分だけ電動パワーステアリング装置10又は磁歪式トルクセンサ20の製造コストが増加してしまう。
(第1の実施例)
図5(A)は、図2の第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向を本発明に従って構成した時の配線例を示し、図5(B)は、図5(A)の第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。図4(A)の例において、すべての第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りである一方、図5(A)の例において、第1の検出コイル20a以外の第2、第3及び第4の検出コイル20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りであり、第1の検出コイル20aの電線の巻き付け方向は、時計回りである。
磁歪式トルクセンサ20の感度を重要視する場合、本発明者らは、図3(A)又は図4(A)で示されるように、すべての第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向を一致させている必要があると考えていた。しなしながら、本発明者らは、電線の巻き付け方向を一致させない場合であっても、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの各々に電流が流れて発生する磁界の方向が合成磁界Hの方向に一致している限り、実際の磁歪式トルクセンサ20の感度の低下がないことを実験により確かめた。そこで、図5(A)で示されるように、第1の検出コイル20a以外の第2、第3及び第4の検出コイル20b,20c,20dの電線の巻き付け方向を反時計回りで構成すると、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。なお、電位V+の端子(第1の端子)と電位V−の端子(第2の端子)との配置を切り替える、代替的に、電位V+の端子(第1の端子)への配線と電位V−の端子(第2の端子)への配線を切り替えることによって、合成磁界Hの方向が逆になるように図5(A)の例を変形しても、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図5(B)の例において、第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線として、第2の検出コイル20bの内側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線又は第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線が示されている。また、第1の検出コイル20aの表面(外側)の電位は、電位V+である。従って、対象検出コイルである第1の検出コイル20aの表面上で、電位VS2(渡り線)は、電位V+(第1の検出コイル20a)と接触しているに過ぎず、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図5(B)の例において、対象検出コイルである第1の検出コイル20aの表面上で、仮に、渡り線である第2の電線又は第4の電線の被覆が破損して、電位VS2(渡り線)と電位V+(第1の検出コイル20a)とが短絡する場合、電位VS2が急激に変化する。加えて、このような電位VS2の変化に伴って、電位VS1と電位VS2との差(操舵トルク)も急激に変化する。電位VS2の変化及び/又は操舵トルクの変化を例えば磁歪式トルクセンサ20内で監視することで、磁歪式トルクセンサ20又は運転者は、磁歪式トルクセンサ20の故障を検出することができる。磁歪式トルクセンサ20を早期に修理又は交換することで、運転者の快適性を回復させることができる。
図5(B)の例において、第1の検出コイル20aを対象検出コイルとする時、第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線は、第2の検出コイル20bの外側から電位V−の端子(第2の端子)への電線、第3の検出コイル20cの内側から電位VS1の端子(第3の端子)への電線、第3の検出コイル20cの外側から電位V−の端子(第2の端子)への電線、第4の検出コイル20dの内側から電位V+の端子(第1の端子)への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線(第4の電線の一端側)を含むが(図5(A)参照)、これらは、図5(B)で省略されている。
なお、第2の検出コイル20bを対象検出コイルとする時、第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線は、第3の検出コイル20cの内側から電位VS1の端子(第3の端子)への電線、第3の検出コイル20cの外側から電位V−の端子(第2の端子)への電線、第4の検出コイル20dの内側から電位V+の端子(第1の端子)への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線(第4の電線の一端側)である(図5(A)参照)。また、第2の検出コイル20bの表面(外側)の電位は、電位V−である。従って、対象検出コイルである第2の検出コイル20bの表面上で、電位VS1、電位V−、電位V+又は電位VS2(渡り線)は、電位V−(第2の検出コイル20b)と接触しているに過ぎず、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
また、第3の検出コイル20cを対象検出コイルとする時、第3の検出コイル20cの表面上を渡る渡り線は、第4の検出コイル20dの内側から電位V+の端子(第1の端子)への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子(第4の端子)への電線(第4の電線の一端側)である(図5(A)参照)。また、第3の検出コイル20cの表面(外側)の電位は、電位V−である。従って、対象検出コイルである第3の検出コイル20cの表面上で、電位V+又は電位VS2(渡り線)は、電位V−(第3の検出コイル20c)と接触しているに過ぎず、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図5(A)の例において、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dは、コイルボビンの上部74aから下部75bへの方向(回転軸24の軸方向又は長手方向)に、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの順番で、連続して配置されている。また、電位V+を入力する第1の端子、電位V−を入力する第2の端子、電位VS1を出力する第3の端子、及び電位VS2を出力する第4の端子を有するコネクタ75が、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの全体の一端(コイルボビンの上部74a側の頂面)に配置されている場合、第4の検出コイル20dの表面上を渡る渡り線は、存在しない。言い換えれば、第4の検出コイル20dは、対象検出コイルではない。
加えて、このようなコネクタ75の配置によって、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dを例えば図示せぬ巻線機でコイルボビンに形成する時、コネクタ75が邪魔になることを抑制することができる。言い換えれば、コネクタ75の配置によって、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dを容易に形成することができる。
図5(A)の例において、3つの電線(第2の検出コイル20bの内側から電位VS1の端子への電線、第3の検出コイル20cの内側から電位VS1の端子への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子への電線)が、電位VS1又は電位VS2を表す渡り線である。また、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dのうちの電位VS1又は電位VS2を表す渡り線(上記3つの電線)が存在する対象検出コイルは、第1、第2及び第3の検出コイル20a,20b,20cである。すべての対象検出コイル、即ち、第1、第2及び第3の検出コイル20a,20b,20cは、電位V+又は電位V−である表面(外側)の電位を有している。
図5(A)の例において、コイルボビンは、コイルボビンの上部74aと下部74bとの間に、スペーサ又は余っている空間を表す中部74cを有している。第1の検出コイル20a及び第2の検出コイル20bは、例えば磁歪膜24aに対向し、磁歪膜24aは、2つの異なる磁気異方性の1つの磁気異方性に対応する磁気特性変化部材の第1の部分である。第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dは、例えば磁歪膜24bに対向し、磁歪膜24bは、2つの異なる磁気異方性のもう1つの磁気異方性に対応する磁気特性変化部材の第2の部分である。上下の磁歪膜24a,24bの端部は、トルク検出部41の感度を低下させることもあるので、第1の検出コイル20a及び第2の検出コイル20bは、磁歪膜24a,24bの中央部に対応し、第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dは、磁歪膜24bの中央部に対応することが好ましい。従って、コイルボビンの中部74cは、磁歪膜24aと磁歪膜24bとの隙間又は境界に対応している。
図6は、図5(A)の第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dを有するコイルボビン及びコネクタ75の斜視図又は具体例を示す。図6の例において、第2の検出コイル20bの巻き付け方向は、例えば半時計回りなので、第2の検出コイル20bの内側から電位VS2の端子への渡り線は、正面側に図示されて、第1の検出コイル20aの表面(外側)上を渡っている。なお、第2の検出コイル20bの外側から電位V−の端子への渡り線も、第1の検出コイル20aの表面(外側)上を渡っている。図6の例において、第3の検出コイル20cの巻き付け方向は、例えば半時計回りなので、第3の検出コイル20cの内側から電位VS1の端子への渡り線は、正面側に図示されて、第1及び第2の検出コイル20a,20bの表面(外側)上を渡っている。なお、第3の検出コイル20cの外側から電位V−の端子への渡り線も、第1及び第2の検出コイル20a,20bの表面(外側)上を渡っている。図6の例において、第4の検出コイル20dの巻き付け方向は、例えば半時計回りなので、第4の検出コイル20dの内側から電位V+の端子への渡り線は、正面側に図示されて、第1、第2及び第3の検出コイル20a,20b,20cの表面(外側)上を渡っている。なお、第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子への渡り線も、第1、第2及び第3の検出コイル20a,20b,20cの表面(外側)上を渡っている。
なお、このような渡り線と例えば第1の検出コイル20aの表面(外側)との間に空間を設けることも考えられる。しかしながら、渡り線は例えば樹脂モールドで固定する必要があり、仮に、その空間に樹脂が入ると、樹脂の圧力又は摩擦で、渡り線が断線してしまう虞がある。従って、渡り線は、例えば第1の検出コイル20aの表面(外側)と密着させて、その表面上を渡らせる必要がある。
(第1の実施例の変形例)
図5(A)の例において、第4の検出コイル20dは、対象検出コイルではない。従って、第4の検出コイル20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りから時計回りに変更してもよい。即ち、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの各々に電流が流れて発生する磁界の方向が合成磁界Hの方向に一致させながら、第2及び第3の検出コイル20b,20cの電線の巻き付け方向は、反時計回りであり、第1及び第4の検出コイル20a,20dの電線の巻き付け方向は、時計回りである。
(第2の実施例)
図7(A)は、図2の第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの電線の巻き付け方向を本発明に従って構成した時の他の配線例を示し、図7(B)は、図7(A)の第1の検出コイル20aの表面上を渡る渡り線の配置例を示す。図5(A)の例において、コネクタ75が、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの全体の一端(コイルボビンの上部74a側の頂面)に配置されている一方、図7(A)の例において、コネクタ75は、第1の検出コイル20a及び第2の検出コイル20bの全体と第3の検出コイル20c及び第4の検出コイル20dの全体との間(コイルボビンの中部74cの側面)に配置されている。コネクタ75がスペーサ又は余っている空間を表すコイルボビンの中部74cに配置されている場合、その空間を有効に利用することができる。
図7(A)の例において、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの各々に電流が流れて発生する磁界の方向が合成磁界Hの方向に一致させながら、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りである。なお、電位V+の端子(第1の端子)と電位V−の端子(第2の端子)との配置を切り替える、代替的に、電位V+の端子(第1の端子)への配線と電位V−の端子(第2の端子)への配線を切り替えることによって、合成磁界Hの方向が逆になるように図7(A)の例を変形しても、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図7(B)の例において、第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線として、第1の検出コイル20aの内側から電位V+の端子への電線が示されている。また、第2の検出コイル20bの表面(外側)の電位は、電位V−である。従って、対象検出コイルである第2の検出コイル20bの表面上で、電位V+(渡り線)は、電位V−(第2の検出コイル20b)と接触しているに過ぎず、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図7(B)の例において、対象検出コイルである第2の検出コイル20bの表面上で、仮に、渡り線である第1の電線の被覆が破損して、電位VS1(渡り線)と電位V−(第2の検出コイル20b)とが短絡する場合、電位VS1が急激に変化する。加えて、このような電位VS1の変化に伴って、電位VS1と電位VS2との差(操舵トルク)も急激に変化する。電位VS1の変化及び/又は操舵トルクの変化を例えば磁歪式トルクセンサ20内で監視することで、磁歪式トルクセンサ20又は運転者は、磁歪式トルクセンサ20の故障を検出することができる。磁歪式トルクセンサ20を早期に修理又は交換することで、運転者の快適性を回復させることができる。
図7(B)の例において、第2の検出コイル20bを対象検出コイルとする時、第2の検出コイル20bの表面上を渡る渡り線は、第1の検出コイル20aの内側から電位V+の端子への電線を含むが(図7(A)参照)、これは、図7(B)で省略されている。
なお、第3の検出コイル20cを対象検出コイルとする時、第3の検出コイル20cの表面上を渡る渡り線は、第4の検出コイル20dの内側から電位V+の端子への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子への電線である(図7(A)参照)。また、第3の検出コイル20cの表面(外側)の電位は、電位V−である。従って、対象検出コイルである第3の検出コイル20cの表面上で、電位V+又は電位VS2(渡り線)は、電位V−(第3の検出コイル20c)と接触しているに過ぎず、電位VS2と電位VS1との間の短絡が防止されている。
図7(A)の例において、コネクタ75がコイルボビンの中部74cに配置されている場合、第1及び第4の検出コイル20a,20dの表面上を渡る渡り線は、存在しない。言い換えれば、第1及び第4の検出コイル20a,20dは、対象検出コイルではない。
図7(A)の例において、2つの電線(第1の検出コイル20bの外側から電位VS1の端子への電線、及び第4の検出コイル20dの外側から電位VS2の端子への電線)が、電位VS1又は電位VS2を表す渡り線である。また、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dのうちの電位VS1又は電位VS2を表す渡り線(上記2つの電線)が存在する対象検出コイルは、第2及び第3の検出コイル20b,20cである。すべての対象検出コイル、即ち、第2及び第3の検出コイル20b,20cは、電位V−である表面(外側)の電位を有している。
(第2の実施例の変形例)
図7(A)の例において、第1及び第4の検出コイル20a,20dは、対象検出コイルではない。従って、第1及び/又は第4の検出コイル20a,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りから時計回りに変更してもよい。即ち、第1、第2、第3及び第4の検出コイル20a,20b,20c,20dの各々に電流が流れて発生する磁界の方向が合成磁界Hの方向に一致させながら、第2及び第3の検出コイル20b,20cの電線の巻き付け方向は、反時計回りであり、例えば第1及び第4の検出コイル20a,20dの電線の巻き付け方向は、時計回りである。或いは、第1、第2及び第3の検出コイル20a,20b,20cの電線の巻き付け方向は、反時計回りであり、例えば第4の検出コイル20dの電線の巻き付け方向は、時計回りである。或いは、第2、第3及び第4の検出コイル20b,20c,20dの電線の巻き付け方向は、反時計回りであり、例えば第1の検出コイル20aの電線の巻き付け方向は、時計回りである。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
10・・・電動パワーステアリング装置、12・・・ボールジョイント、20・・・操舵系(ステアリング系)、20a,20b,20c,20d・・・検出コイル、21・・・ステアリングハンドル、22・・・ステアリングシャフト、23・・・自在軸継手、24・・・回転軸(ピニオン軸)、24a,24b・・・磁歪膜(磁気特性変化部材)、25・・・ラックアンドピニオン機構、26・・・回転軸(ラック軸)、27・・・タイロッド、28・・・ナックル、29・・・転舵車輪、31・・・ピニオン、32・・・ラック、40・・・アシストトルク機構(補助トルク機構)、41・・・トルク検出部(トルクセンサ)、42・・・モータ制御部、43・・・電動モータ、44・・・減速機構、51・・・定電圧源、52・・・電圧印加部、53,54・・・ノード、55,56・・・位相シフト部、55a,56a・・・ノード、57,58・・・選択部、59,60・・・選択子、61,62・・・フィルタ、61a,62a・・・増幅器、63,64・・・平滑部、65・・・演算部、66・・・AD変換部、67・・・サンプルホールド回路、68・・・電圧−トルク変換部、74a,74b,74c・・・コイルボビン、107・・・車速検出部、H・・・合成磁界、T・・・操舵トルク、V・・・車速、V+・・・電源電位(電源電圧)、V−・・・接地電位(接地電圧)、VS1・・・第1の中点電位(第1の中点電圧)、VS2・・・第2の中点電位(第2の中点電圧)。

Claims (4)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に設けられた磁気特性変化部材と、
    前記磁気特性変化部材の磁気特性変化を検出する第1の検出コイル、第2の検出コイル、第3の検出コイル及び第4の検出コイルと、
    基準電位と前記基準電位よりも所定の電圧だけ高い電源電位との間に直列に接続された前記第1の検出コイル及び前記第3の検出コイルの接続点の電位である第1の中点電位と前記基準電位と前記電源電位との間に直列に接続された前記第4の検出コイル及び前記第2の検出コイルとの接続点の電位である第2の中点電位とを入力し、前記第1の中点電位と前記第2の中点電位との差を前記回転軸に入力されるトルクとして出力する演算部と、
    を備え、
    記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルのうちの前記第1の中点電位又は前記第2の中点電位を表す少なくとも1つの渡り線が渡るすべての前記出コイルは、前記電源電位又は前記基準電位である前記表面の電位を有することを特徴とするトルクセンサ。
  2. 前記磁気特性変化部材は、前記回転軸に設けられ、且つ少なくとも2つの異なる磁気異方性を有し、
    前記第1の検出コイル及び前記第2の検出コイルは、前記少なくとも2つの異なる磁気異方性の1つの磁気異方性に対応する前記磁気特性変化部材の第1の部分に対向し、
    前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記少なくとも2つの異なる磁気異方性のもう1つの磁気異方性に対応する前記磁気特性変化部材の第2の部分に対向することを特徴とする請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記回転軸の軸方向に連続して配置され、
    前記電源電位を入力する第1の端子、前記基準電位を入力する第2の端子、前記第1の中点電位を出力する第3の端子、及び前記第2の中点電位を出力する第4の端子を有するコネクタは、前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルの全体の一端に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクセンサ。
  4. 前記第1の検出コイル、前記第2の検出コイル、前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルは、前記回転軸の軸方向に連続して配置され、
    前記電源電位を入力する第1の端子、前記基準電位を入力する第2の端子、前記第1の中点電位を出力する第3の端子、及び前記第2の中点電位を出力する第4の端子を有するコネクタは、前記第1の検出コイル及び前記第2の検出コイルの全体と前記第3の検出コイル及び前記第4の検出コイルの全体との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクセンサ。
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