JP5932535B2 - 測定装置 - Google Patents

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本発明は、入力エネルギー量に応じて抵抗値が変化する抵抗体を備える測定装置に関するものである。
入力エネルギー量に応じて抵抗値が変化する抵抗体を備える測定装置は、一般に、一定の抵抗値を有する参照抵抗器と該抵抗体とを直列的に接続したものの両端に一定の電圧を印加して、参照抵抗器と抵抗体との接続点(出力ノード)から出力される電流に基づいて、抵抗体への入力エネルギー量に応じた信号を出力する(特許文献1,2を参照)。
図6は、入力エネルギー量に応じて抵抗値が変化する抵抗体12を備える測定装置3の要部の構成を示す図である。同図に示される測定装置3は、直列的に接続された参照抵抗器11および抵抗体12を備える。参照抵抗器11は、第1基準電位Vが与えられる第1基準電位供給端子と出力ノードNとの間に設けられ、一定の抵抗値Rを有する。抵抗体12は、第2基準電位Vが与えられる第2基準電位供給端子と出力ノードNとの間に設けられ、入力エネルギー量に応じて抵抗値Rが変化する。
出力ノードNは第3基準電位Vでクランプされる。第3基準電位Vは、第1基準電位Vと第2基準電位Vとの間の電位である。例えば、V>V>Vであり、第2基準電位Vは接地電位である。第1基準電位V供給端子から出力ノードNへ流れる電流の大きさをIとし、出力ノードNから第2基準電位V供給端子へ流れる電流の大きさをIとし、出力ノードNから後段の信号読出部へ流れる電流の大きさをIとする。このとき、これらのパラメータの間には下記(1)式の関係がある。
=I−I=(V−V)/R−V/R …(1)
=2Vと設定した場合、上記(1)式は下記(2)式となる。
=−V(R−R)/R …(2)
これらの式からも判るように、入力エネルギー量に応じて抵抗体12の抵抗値Rが変化すると、出力ノードNから出力される電流の大きさIが変化する。この電流値Iから、抵抗体12の抵抗値Rが求められ、さらに、抵抗体12への入力エネルギー量が求められる。
特表2011−529572号公報 米国特許出願公開第2012/0037805号明細書
上記の式に示されるとおり、出力ノードNから出力される電流の大きさIは、参照抵抗器11の抵抗値Rと抵抗体12の抵抗値Rとの差に敏感に依存する。したがって、参照抵抗器11および抵抗体12それぞれの実際の抵抗値が設計値と異なると、出力電流値Iから求められる抵抗体12への入力エネルギー量は不正確となってしまう。
このような問題点を解消することを意図した発明が特許文献1,2に記載されている。これらの文献に記載された発明では、参照抵抗器11と出力ノードNとの間にMOSトランジスタが設けられるとともに、抵抗体12と出力ノードNとの間にもMOSトランジスタが設けられて、各MOSトランジスタのゲート端子等に与える電圧値によってソース端子とドレイン端子との間の抵抗値が調整され、この抵抗値が参照抵抗器11または抵抗体12の抵抗値に付加される。
しかし、特許文献1,2に記載された発明では、各MOSトランジスタのゲート端子等に与える電圧値を高精度に制御することができる電圧源が必要となる。また、複数の抵抗体12がアレイ配置されている場合には、参照抵抗器11および複数の抵抗体12それぞれの実際の抵抗値が設計値と異なる場合だけでなく、複数の抵抗体12の間で実際の抵抗値が異なる場合もあるので、複数の抵抗体12それぞれについて各MOSトランジスタのゲート端子等に与える電圧値を高精度に制御することができる電圧源が必要となる。このような高精度の電圧制御は容易ではない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、抵抗体への入力エネルギー量を正確かつ容易に求めることができる測定装置を提供することを目的とする。
本発明の測定装置は、(1) 第1基準電位が与えられる第1基準電位供給端子と第1ノードとの間に設けられ一定の抵抗値を有する参照抵抗器と、(2) 第2基準電位が与えられる第2基準電位供給端子と第2ノードとの間に設けられ入力エネルギー量に応じて抵抗値が変化する抵抗体と、(3) 第1ノードと第2ノードとの間に設けられ抵抗値が可変である可変抵抗部と、(4) 第1ノードと出力ノードとの間に設けられた第1スイッチと、(5) 第2ノードと出力ノードとの間に設けられた第2スイッチと、(6) 第1スイッチおよび第2スイッチの双方または何れか一方が閉じているときに出力ノードから出力される電流信号を入力し、その電流値に基づいて抵抗体への入力エネルギー量に応じた信号を出力する信号読出部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、直列的に接続された抵抗体および選択用スイッチの複数組が第2基準電位供給端子と第2ノードとの間に並列的に設けられており、複数個の選択用スイッチのうち閉じられた選択用スイッチに対応する抵抗体が選択されて第2基準電位供給端子と第2ノードとに接続されるのが好適である。
本発明では、可変抵抗部は、複数個の抵抗器および複数個のスイッチを含み、複数個のスイッチそれぞれの開閉状態に応じて全体の抵抗値が設定されるのが好適である。
本発明の測定装置は、抵抗体への入力エネルギー量が基準量であるときに出力ノードから出力される電流値の絶対値が最小となるように第1スイッチおよび第2スイッチそれぞれの開閉状態ならびに可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部を更に備えるのが好適である。
本発明の測定装置は、直列的に接続された抵抗体および選択用スイッチの複数組が第2基準電位供給端子と第2ノードとの間に並列的に設けられている場合に、複数個の抵抗体それぞれへの入力エネルギー量が基準分布であるときに複数個の抵抗体それぞれについて出力ノードから出力される電流値の絶対値が最小となるように第1スイッチおよび第2スイッチそれぞれの開閉状態ならびに可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部を更に備えるのが好適である。
本発明の測定装置は、抵抗体への入力エネルギー量を正確かつ容易に求めることができる。
第1実施形態の測定装置1の構成を示す図である。 可変抵抗部13の第1構成例を示す図である。 可変抵抗部13の第2構成例を示す図である。 可変抵抗部13の第3構成例を示す図である。 第2実施形態の測定装置2の要部の構成を示す図である。 測定装置3の要部の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、第1実施形態の測定装置1の構成を示す図である。測定装置1は、参照抵抗器11、抵抗体12、可変抵抗部13、スイッチ21〜24、信号読出部30、AD変換部40、制御部50、表示部60および記憶部70を備える。これらのうち、参照抵抗器11、スイッチ21、可変抵抗部13、スイッチ22および抵抗体12は、この順に直列的に接続されている。
抵抗体12の抵抗値は入力エネルギー量に応じて変化する。抵抗体12は、例えば、熱型検出素子であるボロメータや、量子型検出素子であるPbS,PbSe,MCTおよびInSb等である。これらは、入射する赤外線のエネルギーによって抵抗値が変化する赤外線検出素子である。また、抵抗体12は、赤外線エネルギー以外の他のエネルギー(例えば熱エネルギー等)によって抵抗値が変化する素子であってもよい。一方、参照抵抗器11は、入力エネルギー量に依らず抵抗値が一定である抵抗器、または、入力エネルギー量の変化に対する抵抗値の変化が抵抗体12より小さく入力エネルギー量に依らず抵抗値が一定であるとみなせる抵抗器である。可変抵抗部13の抵抗値は可変である。
参照抵抗器11の一端は、第1基準電位Vが与えられる第1基準電位供給端子に接続される。抵抗体12の一端は、第2基準電位Vが与えられる第2基準電位供給端子に接続される。参照抵抗器11およびスイッチ21は、第1基準電位V供給端子と第1ノードNとの間に設けられている。抵抗体12およびスイッチ22は、第2基準電位V供給端子と第2ノードNとの間に設けられている。可変抵抗部13は、第1ノードNと第2ノードNとの間に設けられている。スイッチ23は、第1ノードNと出力ノードNとの間に設けられている。スイッチ24は、第2ノードNと出力ノードNとの間に設けられている。
スイッチ21〜24は例えばMOSトランジスタにより構成される。スイッチ21およびスイッチ22は、互いに同じ特性(特にオン抵抗値)を有するMOSトランジスタであるのが好ましい。スイッチ21およびスイッチ22は、測定動作の際に閉じられ、測定動作時でないときには開かれて電力消費を抑制することができる。スイッチ23およびスイッチ24も、互いに同じ特性(特にオン抵抗値)を有するMOSトランジスタであるのが好ましい。
信号読出部30は、出力ノードNの電位をクランプする機能を有する。また、信号読出部30は、スイッチ21,22が閉じていてスイッチ23およびスイッチ24の双方または何れか一方が閉じているときに出力ノードNから出力される電流信号を入力し、その電流値に基づいて抵抗体12への入力エネルギー量に応じた電圧信号を出力する。AD変換部40は、信号読出部30から出力される電圧信号値(アナログ信号値)を入力して、このアナログ信号値をデジタル信号値に変換し、このデジタル信号を出力する。制御部50は、AD変換部40から出力されるデジタル信号値を入力し、このデジタル信号値を表示部60に表示させ、このデジタル信号値を記憶部70に記憶させる。また、制御部50は、入力したデジタル信号値に基づいて所要の処理をし、その処理結果を記憶部70に記憶させ、その処理結果に基づいて可変抵抗部13の抵抗値設定動作やスイッチ23,24の開閉動作の制御をする。
スイッチ23が閉じていてスイッチ24が開いているとき、出力ノードNが第1ノードNに接続され、可変抵抗部13の抵抗値は抵抗体12の抵抗値に付加される。逆に、スイッチ23が開いていてスイッチ24が閉じているとき、出力ノードNが第2ノードNに接続され、可変抵抗部13の抵抗値は参照抵抗器11の抵抗値に付加される。すなわち、スイッチ23,24の何れか一方が閉じているときには、可変抵抗部13の抵抗値は、参照抵抗器11および抵抗体12の何れか一方の抵抗値に付加される。スイッチ23およびスイッチ24の双方が閉じているとき、第1ノードN,第2ノードNおよび出力ノードNが互いに接続され、可変抵抗部13の抵抗値は測定動作に寄与しない。したがって、参照抵抗器11または抵抗体12の実際の抵抗値が設計値と異なる場合、その差を補償するように、スイッチ23,24の開閉状態を設定するとともに、可変抵抗部13の抵抗値を設定すればよい。
図2は、可変抵抗部13の第1構成例を示す図である。第1構成例では、互いに並列的に接続された抵抗器81およびスイッチ91、互いに並列的に接続された抵抗器82およびスイッチ92、互いに並列的に接続された抵抗器83およびスイッチ93、ならびに、互いに並列的に接続された抵抗器84およびスイッチ94が、第1ノードNと第2ノードNとの間に直列的に接続されて、可変抵抗部13が構成される。スイッチ91〜94は例えばMOSトランジスタにより構成される。参照抵抗器11および抵抗体12それぞれの抵抗値の製造誤差の最大値が±R/nであるとすると、好適には、抵抗器81の抵抗値がR/2nであり、抵抗器82の抵抗値がR/4nであり、抵抗器83の抵抗値がR/8nであり、抵抗器84の抵抗値がR/16nである。このようにすることで、可変抵抗部13の抵抗値は、製造誤差の最大値の1/16の単位で調整され得る。
図3は、可変抵抗部13の第2構成例を示す図である。第2構成例では、抵抗器81〜84が直列的に接続され、抵抗器81の一端が第1ノードNに接続され、抵抗器81と抵抗器82との接続点がスイッチ91を介して第2ノードNに接続され、抵抗器82と抵抗器83との接続点がスイッチ92を介して第2ノードNに接続され、抵抗器83と抵抗器84との接続点がスイッチ93を介して第2ノードNに接続され、抵抗器84の一端がスイッチ94を介して第2ノードNに接続されて、可変抵抗部13が構成される。好適には抵抗器81〜84それぞれの抵抗値はR/4nである。
図4は、可変抵抗部13の第3構成例を示す図である。第3構成例では、互いに直列的に接続された抵抗器81およびスイッチ91、互いに直列的に接続された抵抗器82およびスイッチ92、互いに直列的に接続された抵抗器83およびスイッチ93、ならびに、互いに直列的に接続された抵抗器84およびスイッチ94が、第1ノードNと第2ノードNとの間に並列的に接続されて、可変抵抗部13が構成される。抵抗器81〜84それぞれの抵抗値は互いに異なる。
図2〜図4の何れの構成例においても、スイッチ91〜94それぞれの開閉状態に応じて、第1ノードNと第2ノードNとの間の可変抵抗部13の抵抗値が設定される。また、抵抗器およびスイッチの組の数が多いほど、可変抵抗部13の抵抗値の調整の精度は向上する。
第1実施形態の測定装置1の動作の一例は以下のとおりである。測定装置1の動作は3つの段階に区分される。第1段階では、スイッチ21〜24の全てが閉じられ、抵抗体12への入力エネルギー量が基準量とされた状態(例えば、入力エネルギーがない状態、入力エネルギーが背景放射エネルギーである状態、等)とされて、出力ノードNから出力される電流値が信号読出部30に入力され、その電流値に対応する電圧値が信号読出部30から出力される。その電圧値はAD変換部40によりデジタル値に変換され、そのデジタル値は制御部50に入力される。制御部50により、入力されたデジタル値に基づいて、参照抵抗器11または抵抗体12の実際の抵抗値が設計値と異なる場合に、その差を補償することができるように、スイッチ23,24の開閉状態が決定されるとともに、可変抵抗部13の抵抗値が決定される。これらの決定された情報が記憶部70により記憶される。
第2段階では、スイッチ21,22が閉じられ、第1段階で決定されたスイッチ23,24の開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値に設定され、また、抵抗体12への入力エネルギー量が上記の基準量とされた状態とされて、出力ノードNから出力される電流値に応じた電圧値が信号読出部30から出力され、その電圧値に応じたデジタル値がAD変換部40から出力される。そして、制御部50により、このデジタル値が値0である(または、絶対値が充分に小さい)か否かが判断される。このとき、AD変換部40から出力されたデジタル値の絶対値が大きいと判断された場合には、制御部50により、スイッチ23,24の開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値が調整される。このようにして、出力ノードNから出力される電流値の絶対値が最小となるようにスイッチ23,24それぞれの開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値が決定されて記憶部70により記憶される。なお、第1段階の調整で充分である場合には、第2段階の調整は不要である。
第3段階では、第1段階(または第2段階)で決定されたスイッチ23,24の開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値に設定された状態で、測定対象からのエネルギーが抵抗体12に入力され、出力ノードNから出力される電流値に応じた電圧値が信号読出部30から出力され、この電圧値に応じたデジタル値がAD変換部40から出力される。信号読出部30から出力される電圧値、および、AD変換部40から出力されるデジタル値は、抵抗体12への入力エネルギー量を正確に表している。
本実施形態では、参照抵抗器11または抵抗体12に対して抵抗値を付加するための構成として可変抵抗部13およびスイッチ23,24が設けられ、可変抵抗部13およびスイッチ23,24の状態がデジタル的に設定される。したがって、本実施形態の測定装置1は、抵抗体12への入力エネルギー量を正確かつ容易に求めることができる。
図5は、第2実施形態の測定装置2の要部の構成を示す図である。図1に示された第1実施形態の測定装置1の構成と比較すると、図5に示される第2実施形態の測定装置2は、直列的に接続された抵抗体12およびスイッチ22の複数組が第2基準電位V供給端子と第2ノードNとの間に並列的に設けられている点で相違する。以下では、この相違点について主に説明する。
測定装置2は、M個の抵抗体12〜12およびM個のスイッチ22〜22を備える。各抵抗体12の一端は第2基準電位V供給端子に接続され、各抵抗体12の他端はスイッチ22を介して第2ノードNと接続されている。Mは2以上の整数であり、mは1以上M以下の各整数である。M個のスイッチ22〜22は一定周期で順次に閉じる。閉じられたスイッチ22に対応する抵抗体12が選択されて第2基準電位V供給端子と第2ノードNとに接続される。
第2実施形態の測定装置2の動作は、第1実施形態の測定装置1の動作と略同様である。第1段階では、スイッチ21,23,24が閉じられ、抵抗体12への入力エネルギー量が基準分布とされた状態(例えば、入力エネルギーがない状態や、入力エネルギー量分布が背景放射エネルギー量分布である状態、等)とされ、M個のスイッチ22〜22が順次に閉じることで、M個の抵抗体12〜12が順次に選択される。そして、M個の抵抗体12〜12それぞれについて、出力ノードNから出力される電流値に応じた電圧値が信号読出部30から出力され、その電圧値に応じたデジタル値がAD変換部40から出力される。制御部50により、各抵抗体12について、参照抵抗器11または抵抗体12の実際の抵抗値が設計値と異なる場合に、その差を補償することができるように、スイッチ23,24の開閉状態が決定されるとともに、可変抵抗部13の抵抗値が決定される。これらの決定された情報が記憶部70により記憶される。
第2段階では、スイッチ21が閉じられ、抵抗体12への入力エネルギー量が上記の基準量とされた状態とされて、M個のスイッチ22〜22が順次に閉じることで、M個の抵抗体12〜12が順次に選択される。各抵抗体12について、出力ノードNから出力される電流値に応じた電圧値が信号読出部30から出力され、その電圧値に応じたデジタル値がAD変換部40から出力される。そして、制御部50により、このデジタル値が値0である(または、絶対値が充分に小さい)か否かが判断される。このとき、各抵抗体12について、AD変換部40から出力されたデジタル値の絶対値が大きいと判断された場合には、制御部50により、スイッチ23,24の開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値が調整される。このようにして、各抵抗体12について、出力ノードNから出力される電流値の絶対値が最小となるようにスイッチ23,24それぞれの開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値が決定されて記憶部70により記憶される。なお、第1段階の調整で充分である場合には、第2段階の調整は不要である。
第3段階では、測定対象からのエネルギーが抵抗体12〜12に入力され、各抵抗体12について、第1段階(または第2段階)で決定されたスイッチ23,24の開閉状態および可変抵抗部13の抵抗値に設定された状態で、出力ノードNから出力される電流値に応じた電圧値が信号読出部30から出力され、この電圧値に応じたデジタル値がAD変換部40から出力される。信号読出部30から出力される電圧値、および、AD変換部40から出力されるデジタル値は、各抵抗体12への入力エネルギー量を正確に表している。
本実施形態でも、参照抵抗器11または各抵抗体12に対して抵抗値を付加するための構成として可変抵抗部13およびスイッチ23,24が設けられ、可変抵抗部13およびスイッチ23,24の状態がデジタル的に設定される。したがって、本実施形態の測定装置2は、各抵抗体12への入力エネルギー量を正確かつ容易に求めることができ、また、M個の抵抗体12〜12への入力エネルギー量分布を正確かつ容易に求めることができる。
1〜3…測定装置、11…参照抵抗器、12…抵抗体、13…可変抵抗部、21〜24…スイッチ、30…信号読出部、40…AD変換部、50…制御部、60…表示部、70…記憶部、N…第1ノード、N…第2ノード、N…出力ノード。

Claims (5)

  1. 第1基準電位が与えられる第1基準電位供給端子と第1ノードとの間に設けられ一定の抵抗値を有する参照抵抗器と、
    第2基準電位が与えられる第2基準電位供給端子と第2ノードとの間に設けられ入力エネルギー量に応じて抵抗値が変化する抵抗体と、
    前記第1ノードと前記第2ノードとの間に設けられ抵抗値が可変である可変抵抗部と、
    前記第1ノードと出力ノードとの間に設けられた第1スイッチと、
    前記第2ノードと前記出力ノードとの間に設けられた第2スイッチと、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの双方または何れか一方が閉じているときに前記出力ノードから出力される電流信号を入力し、その電流値に基づいて前記抵抗体への入力エネルギー量に応じた信号を出力する信号読出部と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 直列的に接続された前記抵抗体および選択用スイッチの複数組が前記第2基準電位供給端子と前記第2ノードとの間に並列的に設けられており、複数個の前記選択用スイッチのうち閉じられた選択用スイッチに対応する抵抗体が選択されて前記第2基準電位供給端子と前記第2ノードとに接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記可変抵抗部が、複数個の抵抗器および複数個のスイッチを含み、前記複数個のスイッチそれぞれの開閉状態に応じて全体の抵抗値が設定される、ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記抵抗体への入力エネルギー量が基準量であるときに前記出力ノードから出力される電流値の絶対値が最小となるように前記第1スイッチおよび前記第2スイッチそれぞれの開閉状態ならびに前記可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  5. 複数個の前記抵抗体それぞれへの入力エネルギー量が基準分布であるときに複数個の前記抵抗体それぞれについて前記出力ノードから出力される電流値の絶対値が最小となるように前記第1スイッチおよび前記第2スイッチそれぞれの開閉状態ならびに前記可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
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