JP5931241B1 - アンテナユニットおよび携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできるアンテナユニットおよび携帯型電子機器を提供する。【解決手段】外胴21と、外胴21の一方側に設けられ、情報を表示する表示部12と、外胴21の他方側に設けられ、表示部12と間隔をあけて対向配置されるアンテナ18と、アンテナ18を収容し、外胴21に対して、表示部12とは反対側に向かって移動可能な内胴22と、を備える。外胴21は、表示部12とは反対側に向かって突出するベルト接続部25,25を備え、内胴22は、表示部12とは反対側に向かって移動させることで外胴21から突出し、内胴22の外胴21からの突出寸法は、ベルト接続部25,25の外胴21からの突出寸法よりも大きいことを特徴とする。【選択図】図3

Description

この発明は、アンテナユニットおよび携帯型電子機器に関する。
電子時計をはじめとする各種の電子機器において、充電器を配線によって直接接続せずに、例えば電磁誘導を利用した非接触充電方式が広まりつつある。
非接触充電用の充電器は、給電コイルと、給電コイルを覆うカバープレートと、を備えている。一方、電子機器は、筐体内に受電コイルを備えている。
充電器の給電コイルに通電した状態で、カバープレートに電子機器を近接させると、給電コイルと受電コイルとの間で電磁誘導が生じ、受電コイル側で電力(誘導起電力)が発生する。電子機器においては、受電コイルで発生した電力により、電子機器に内蔵された電池に充電が行われる。
ここで、充電効率を高めるには、給電コイルと受電コイルとをなるべく接近させるのが好ましい。したがって、例えば電子機器において、受電コイルが設けられている側の面を平坦面とし、充電器のカバープレート上に電子機器を載置し、カバープレートに対して電子機器を直接接触させればよい。
ところで、各種の電子機器は、受電コイルが設けられている側に、様々な凹凸が形成されていることが多い。例えば腕時計型電子時計の場合、受電コイルは、時計を駆動するムーブメントとともに本体ケース内に収容されている。本体ケースには、腕時計型電子時計を腕に装着するためのベルトが接続されるベルト接続部が設けられる。ベルト接続部は、一般に本体ケースから斜めに突出するよう設けられる。これにより、本体ケースのケース裏面とベルト結合部とが腕の表面に沿うので、腕時計型電子時計を腕に装着したときの安定感や装着感が高まる。
ところが、ベルト結合部が斜めに突出していると、腕時計型電子時計を充電器のカバープレート上に置いたときに、カバープレートにはベルト結合部が接触する。このため、腕時計型電子時計のケース裏面と充電器のカバープレートとの間に隙間が生じ、給電コイルと受電コイルとの距離が離れて充電効率が低下することとなる。
例えば、特許文献1には、腕時計の本体ケースの表側に、コイル(アンテナ)を内蔵した蓋体を備え、この蓋体が本体ケースとヒンジを介して連結され、開閉可能とされた構成が開示されている。
このような構成では、蓋体を開閉することで、本体ケースに対するコイルの位置を調整できるようになっている。特許文献1におけるコイルは、通信用ではあるが、このコイルを充電用の受電コイルに置換することで、充電時には、蓋体を開いた状態で受電コイルの位置を調整し、給電コイルと受電コイルとを近接させて充電効率を高めることができると考えられる。
特開平6−188809号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような構成にあっては、蓋体に設けられた受電コイルを充電器の給電コイルに近接させるために、充電時に、蓋体を開いた状態で腕時計を裏返して充電器のカバープレート上に載置する必要がある。
しかし、腕時計型電子時計を裏返した状態で充電器のカバープレート上に載置すると、充電中に時刻などを確認したい場合に、表示部を視認することができない。このような問題は、腕時計型電子時計に限らず、表示部を備えた電子機器であれば同様に生じることとなる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、表示部の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできるアンテナユニットおよび携帯型電子機器の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のアンテナユニットは、ケース本体と、前記ケース本体の一方側に設けられ、情報を表示する表示部と、前記ケース本体の他方側に設けられ、前記表示部と間隔をあけて対向配置されるアンテナと、前記アンテナを収容し、前記ケース本体に対して、前記表示部とは反対側に向かって移動可能なアンテナ収容部と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、通常使用時は、アンテナ収容部を表示部に接近させた位置に配置しておき、充電時には、アンテナ収容部を表示部とは反対側に向かって移動させることができる。これにより、表示部を充電器側に向けることなく、アンテナを、充電器等のコイルに近接させることができる。したがって、表示部の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできるアンテナユニットとすることができる。
また、前記ケース本体は、前記表示部とは反対側に向かって突出する凸部を備え、前記アンテナ収容部は、前記表示部とは反対側に向かって移動させることで前記ケース本体から突出し、前記アンテナ収容部の前記ケース本体からの突出寸法は、前記凸部の前記ケース本体からの突出寸法よりも大きいことを特徴としている。
本発明によれば、アンテナ収容部を凸部よりも突出させることで、アンテナ収容部を充電器に直接接触させることができる。したがって、さらに高い充電効率を確保することのできるアンテナユニットとすることができる。
また、前記アンテナ収容部を前記表示部とは反対側に向かって付勢する付勢部材と、前記アンテナ収容部が前記表示部側に位置している状態で、前記アンテナ収容部を保持する保持部材と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、通常使用時は、アンテナ収容部が表示部側に位置しているときに、アンテナ収容部を保持部材で覆うことによって、外観を向上させることができる。また、充電時には、保持部材を解除すれば、付勢部材によってアンテナ収容部が表示部とは反対側に向かって飛び出そうとするので、アンテナ収容部を容易に移動させることができる。
また、前記保持部材は、前記アンテナ収容部を覆う蓋体であることを特徴としている。
本発明によれば、通常使用時は、アンテナ収容部が表示部側に位置しているときに、アンテナ収容部を蓋体で覆うことによって、外観を向上させることができる。また、充電時には、蓋体を開けば、付勢部材によってアンテナ収容部が表示部とは反対側に向かって飛び出そうとするので、アンテナ収容部を容易に移動させることができる。
また、前記アンテナ収容部が前記表示部側に位置している状態で、前記アンテナ収容部と前記ケース本体との相対位置を任意に調節するロック機構を備えることを特徴としている。
本発明によれば、通常使用時では、ロック機構によって、アンテナ収容部を表示部に接近させた位置でケース本体との相対位置を任意に調節することができる。したがって、アンテナ収容部が不用意に動くのを防止できる。
また、前記ロック機構は、前記アンテナ収容部および前記ケース本体の一方に形成された雄ネジ部と、前記アンテナ収容部および前記ケース本体の他方に形成された雌ネジ部と、により構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、アンテナ収容部をケース本体に対して回転させることにより、アンテナ収容部を容易に移動させることができる。また、雌ネジ部と雄ネジ部とを強固に締め込み螺着することにより、アンテナ収容部とケース本体との相対位置を任意に調節するロック機構を簡単に構成できる。
また、本発明の携帯型電子機器は、上述したいずれか1つのアンテナユニットを備えることを特徴としている。
本発明によれば、携帯型電子機器の充電時に、アンテナ収容部に収容されたアンテナを充電器に近接させることができる。したがって、表示部の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできる携帯型電子機器とすることができる。
本発明によれば、通常使用時は、アンテナ収容部を表示部に接近させた位置に配置しておき、充電時には、アンテナ収容部を表示部とは反対側に向かって移動させることができる。これにより、表示部を充電器側に向けることなく、アンテナを、充電器等のコイルに近接させることができる。したがって、表示部の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできるアンテナユニットとすることができる。
第一実施形態に係る腕時計型電子時計の外観斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図であって、アンテナを収容した状態を示す図である。 図1のA−A線に沿う断面図であって、アンテナを突出させた状態を示す図である。 第二実施形態に係る腕時計型電子時計の断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。 第二実施形態に係る腕時計型電子時計の断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。 第二実施形態の第一変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。 第二実施形態の第一変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。 第二実施形態の第二変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。 第二実施形態の第二変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。 第三実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。 第三実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。 第四実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。 第四実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第一実施形態に係る腕時計型電子時計の外観斜視図である。
図2は、図1のA−A線に沿う断面図であって、アンテナを収容した状態を示す図である。
図3は、図1のA−A線に沿う断面図であって、アンテナを突出させた状態を示す図である。
図1に示すように、腕時計型電子時計10A(請求項の「携帯型電子機器」に相当。)は、時計本体11(請求項の「アンテナユニット」に相当。)と、ベルト13A,13Bと、を備えている。
図2に示すように、時計本体11は、ケース20Aと、表示部12と、ケース20A内に収容されたムーブメント15と、アンテナ18と、を備えている。
表示部12は、平板状をなした液晶表示パネル等からなり、時刻等の情報を表示する。
ムーブメント15は、図示しない駆動ユニットおよびバッテリ等を備え、表示部12における表示情報を制御する。
ケース20Aは、外胴21(請求項の「ケース本体」に相当。)と、外胴21内に設けられた内胴22(請求項の「アンテナ収容部」に相当。)と、裏蓋23と、を備えている。
外胴21は、両端が開口した筒状をなしている。
外胴21の内周面21fには、外胴21の中心軸Cに沿った方向の一端側21aに、周方向に連続し、内方に向かって突出する突条部21sが形成されている。突条部21sの内周面には、環状のシール部材24が設けられている。
また、外胴21の内周面21fにおいて、中心軸Cに沿った方向の他端側21bには、内周面21fに対して外周側に拡径した段部21tが形成されている。この段部21tに、表示部12が嵌合されている。
図1に示すように、外胴21の外周面21gには、ベルト13A,13Bのそれぞれが接続される二個一対のベルト接続部25,25(請求項の「凸部」に相当。)が形成されている。各ベルト接続部25は、外胴21の外周面21gから外胴21の外方に向かって延びる基部25aと、基部25aの先端から一端側21aに向かって斜めに傾斜した傾斜部25bと、を有している。ベルト接続部25は、時計本体11を使用者が装着したときに、腕の外表面に沿うよう曲折している。
一対のベルト接続部25,25の傾斜部25b,25b間には、ベルト13A,13Bが図示しないピンによってそれぞれ連結される。
図2に示すように、内胴22は、両端が開口した筒状をなしている。内胴22は、外胴21に対し中心軸Cの軸方向に沿うようにスライド移動可能に設けられている。内胴22の外周面22gは、外胴21のシール部材24に摺接している。これにより、内胴22と外胴21との間は、防水性が確保される。
内胴22の表示部12側の端部22bには、外周側に張り出す外周フランジ部22sと、内周側に張り出す内周フランジ部22tとが、それぞれ周方向に連続して形成されている。
外周フランジ部22sは、内胴22を表示部12とは反対側に向かってスライド移動させたときに、外胴21の突条部21sに突き当たることで、内胴22の移動量を規制する。
内胴22の内側には、ムーブメント15が収容されている。内周フランジ部22tは、ムーブメント15を保持する。
内胴22の表示部12と反対側の端部22aには、周方向に連続する環状のシール部材26が設けられている。
内胴22の端部22a側の開口を塞ぐように、内胴22よりも大きな外径を有した裏蓋23が設けられている。裏蓋23は、複数本のビス27により、内胴22の端部22aに固定されている。また、裏蓋23の外周部23aが外胴21の突条部21sに突き当たることで、内胴22の表示部12側へのスライド移動量を規制する。
アンテナ18は、内胴22の内方において、裏蓋23とムーブメント15との間に設けられている。これにより、時計本体11において、アンテナ18と表示部12とが、ムーブメント15を挟んで互いに対向して配置されている。アンテナ18は、例えばコイルが中心軸C周りに巻回されており、裏蓋23に沿うように設けられている。
時計本体11には、例えばりゅうず等の操作部材19が設けられている。操作部材19は、外胴21の外周側と内周側とを貫通するように設けられている。操作部材19の頭部19aは、外胴21の外周側に突出している。使用者は、頭部19aを時計本体11の外部から操作できるようになっている。
操作部材19は、内胴22の端部22bに形成された溝22mを通して先端部19bがムーブメント15まで到達し、ムーブメント15に設けられた不図示の輪列等に対して所定の操作を行えるようになっている。
腕時計型電子時計10Aは、充電器100により充電される。充電器100は、平板状のカバープレート101の裏面側に不図示の給電コイルを備えている。充電器100は、腕時計型電子時計10Aをカバープレート101に載置した状態で給電コイルに給電すると、アンテナ18との間の電磁誘導により電力(誘導起電力)を発生する。腕時計型電子時計10Aは、充電器100により供給された電力を、例えばムーブメント15に備えられた不図示のバッテリに蓄電する。
腕時計型電子時計10Aは、使用者が腕に装着したとき等の通常使用時には、内胴22が外胴21に対して表示部12側に押し込まれて収納されている。
また、図3に示すように、腕時計型電子時計10Aを充電器100に載置して充電する充電時には、内胴22を、外胴21に対して表示部12とは反対側に向かってスライド移動させて引き出す。このとき、内胴22を引き出した状態で、裏蓋23の外表面23fが、ベルト接続部25の先端部25sよりも、中心軸Cに沿った方向において突出する。これにより、使用者は、裏蓋23の外表面23fを、充電器100のカバープレート101に直接接触させた状態で腕時計型電子時計10Aをセットすることができる。
本実施形態によれば、通常使用時は、図2に示すようにアンテナ18を収容した内胴22を表示部12に接近させた位置に配置しておき、充電時には、図3に示すように内胴22を表示部12とは反対側に向かって移動させることができる。これにより、表示部12を充電器100側に向けることなく、アンテナ18を、充電器100のコイルに近接させることができる。したがって、表示部12の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできる時計本体11および腕時計型電子時計10Aとすることができる。
また、本実施形態によれば、内胴22の外胴21からの突出寸法は、ベルト接続部25の外胴21からの突出寸法よりも大きい。この構成によれば、使用者は、内胴22をベルト接続部25よりも突出させることができるので、内胴22を充電器100に直接接触させることができる。したがって、さらに高い充電効率を確保することのできる時計本体11および腕時計型電子時計10Aとすることができる。
なお、外胴21が例えば導電性材料で形成されている場合であっても、アンテナ18が表示部12とは反対側に向かって移動して外胴21の内方から突出することにより、アンテナ18における電磁誘導が効率よく行うことができる。したがって、高い充電効率を確保することのできる時計本体11および腕時計型電子時計10Aとすることができる。
(第二実施形態)
続いて、第二実施形態に係るアンテナユニットおよび携帯型電子機器について説明する。
図4は、第二実施形態に係る腕時計型電子時計の断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。図5は、第二実施形態に係る腕時計型電子時計の断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
第一実施形態では、表示部12が外胴21に設けられ、アンテナ18を収容する内胴22が表示部12とは反対側に向かってスライド移動する構成を有していた(図2参照)。これに対して、第二実施形態では、図4に示すように、表示部12は、アンテナ18を収容する内胴32と一体に設けられ、内胴32とともに表示部12とは反対側に向かってスライド移動する点で、第一実施形態とは異なっている。なお、以下に説明する第二実施形態において、第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、腕時計型電子時計10B(請求項の「携帯型電子機器」に相当。)の時計本体11(請求項の「アンテナユニット」に相当。)は、ケース20Bと、表示部12と、ケース20B内に収容されたムーブメント15と、アンテナ18と、を備えている。
ケース20Bは、外胴31(請求項の「ケース本体」に相当。)と、外胴31内に設けられた内胴32(請求項の「アンテナ収容部」に相当。)と、を備えている。
外胴31は、両端が開口した筒状をなしている。
外胴31の内周面31fには、外胴31の中心軸Cに沿った方向の一端側31aに、周方向に連続し、内方に向かって側に突出する突条部31sが形成されている。突条部31sの内周面には、環状のシール部材24が設けられている。
内胴32は、外胴31の他端側31bの端部32bが開口し、反対側の端部32aが閉塞された有底筒状をなしている。内胴32は、外胴31に対し中心軸Cに沿った方向にスライド移動可能に設けられている。内胴32の外周面32gは、外胴31のシール部材24に摺接している。これにより、内胴32と外胴31との間は、防水性が確保される。
内胴32の端部32bの内周面32fには、内周面32fに対して外周側に拡径した段部32tが形成されている。
内胴32の端部32aには、外周側に張り出す外周フランジ部32sが形成されている。外周フランジ部32sは、内胴32を外胴31の他端側31bに向かってスライド移動させたときに、外胴31の突条部31sに突き当たることで、内胴32の移動量を規制する。
内胴32の表示部12側の端部32bには、環状のベゼル33が設けられている。
ベゼル33には、内胴32側に突出して段部32tに嵌合される突条部33sと、内胴32側に突出して内胴32の外周面32gに沿う外枠部33tと、内周側に張り出す内周フランジ部33uとが一体に形成されている。
ベゼル33の外枠部33tは、内胴32を外胴31の一端側31aに向かってスライド移動させたときに、外胴31の突条部31sに突き当たることで、内胴32の移動量を規制する。
ベゼル33の内側には、表示部12が設けられている。表示部12の外周部は、内周フランジ部33uに固定されている。
内胴32の内側には、ムーブメント15が収容されている。ベゼル33の内周フランジ部33uは、ムーブメント15の外周部を押さえている。
アンテナ18は、内胴32の内方において、内胴32の閉塞端側の端部32aとムーブメント15との間に設けられている。これにより、時計本体11において、アンテナ18と表示部12とは、ムーブメント15を挟んで互いに対向して配置されている。
時計本体11には、外胴31と内胴32とのスライド移動を規制して相対位置を任意に調節するロック機構40Aが設けられている。ロック機構40Aは、外胴31側に設けられた係合部材41と、内胴32側に設けられて係合部材41が係合する係合爪部42と、を備える。
係合部材41は、内胴32の端部32b側において、外胴31の内周側と外周側とを貫通するピン43を備えている。係合部材41と外胴31の外周面との間には、係合部材41を外胴31の外方に向かって付勢する付勢部材44が、ピン43と同軸状に設けられている。ピン43における外胴31の内側の先端部には、ピン43が外胴31の外方に向かって移動するのを規制するストッパリング45が設けられている。
係合部材41は、外方を向く側に係合凹部41aが形成されている。内胴32には、周方向において係合部材41が設けられた部分に、外周フランジ部32sに連続し、さらに外胴31よりも外方に向かって延出する延出部32pと、延出部32pの外周側端部から中心軸Cに沿って立ち上がる立ち上がり部32qとが形成されている。立ち上がり部32qの端部32b側の先端部には、外胴31の外周面31gに向かって突出する係合爪部42が形成されている。
腕時計型電子時計10Bは、使用者が腕に装着したとき等の通常使用時には、内胴32が、外胴31に対して表示部12側に押し込まれている。
この状態で、ロック機構40Aは、係合部材41に設けられた係合凹部41aと、内胴32に設けられた係合爪部42とが互いに係合している。これにより、内胴32と外胴31とは、互いにスライド移動不能に拘束されている。
図5に示すように、腕時計型電子時計10Bを充電器100で充電する際には、係合部材41を外胴31の内側に向かって押し込む。これにより、係合凹部41aと係合爪部42との係合が解除されるので、内胴32と外胴31とのスライド移動が可能となる。次いで、内胴32を、外胴31に対して表示部12とは反対側に向かってスライド移動させる。これにより、使用者は、内胴32の端部32aを、充電器100のカバープレート101に直接接触させた状態で腕時計型電子時計10Bをセットすることができる。
上述した第二実施形態によれば、第一実施形態と同様に、充電時には、内胴32を表示部12とは反対側に向かって移動させることができる。これにより、使用者は、表示部12を充電器100側に向けることなく、アンテナ18を、充電器100のコイルに近接させることができる。したがって、表示部12の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできる時計本体11および腕時計型電子時計10Bとすることができる。
また、内胴32が表示部12側に位置している状態で、内胴32と外胴31との相対位置を任意に調節するロック機構40Aを備えている。これにより、通常使用時では、内胴32を表示部12に接近させた位置で外胴31に拘束することができる。したがって、内胴32が不用意に動くのを防止できる。
(第二実施形態の第一変形例)
次に、上記第二実施形態の各変形例を示す。上記第二実施形態では、ロック機構40Aを備えたが、その構成は上記第二実施形態で示したものに限るものではない。
図6は、第二実施形態の第一変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。図7は、第二実施形態の第一変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
図6に示すように、第二実施形態の第一変形例におけるロック機構40Bは、外胴31に設けられた係合ピン46と、内胴32に形成された係合凹部47と、を備えている。
係合ピン46は、外胴31に形成された貫通孔31hに挿通されている。係合ピン46は、貫通孔31hに沿って外胴31の径方向に移動可能に設けられている。係合ピン46の両端部には、貫通孔31hの内径よりも大きな外径を有した拡径部46a,46bが形成されている。拡径部46a,46bは、係合ピン46が外胴31の径方向に必要以上に移動するのを規制している。
係合凹部47は、内胴32の外周面32gに形成されている。内胴32の外周面32gには、係合凹部47に連続して内胴32の端部32bに向かって延び、係合凹部47よりも浅い溝部48が形成されている。
腕時計型電子時計10Bは、使用者が腕に装着する通常使用時には、内胴32が、外胴31に対して表示部12側に押し込まれている。
この状態で、ロック機構40Bは、係合ピン46の拡径部46bが係合凹部47に挿入されて互いに係合している。これにより、内胴32と外胴31とは、互いにスライド移動不能に拘束されている。
図7に示すように、腕時計型電子時計10Bを充電器100で充電する際には、係合ピン46を外胴31の外側に向かって引く。すると、拡径部46bと係合凹部47との係合が解除され、内胴32と外胴31とのスライド移動が可能となる。そして、内胴32を、外胴31に対して表示部12とは反対側に向かってスライド移動させて引き出す。係合ピン46の拡径部46bは、内胴32の外周面32gに形成された溝部48に入り込む。これにより、使用者は、内胴32の端部32aを、充電器100の平板状のカバープレート101に直接接触させた状態で、腕時計型電子時計10Bを充電することができる。したがって、表示部12の視認性を損なうことなく、高い充電効率を確保することのできる時計本体11および腕時計型電子時計10Bとすることができる。
(第二実施形態の第二変形例)
図8は、第二実施形態の第二変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。
図9は、第二実施形態の第二変形例に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
図8に示すように、第二実施形態の第二変形例におけるロック機構40Cは、外胴31に設けられた係合アーム50と、内胴32に形成された係合凹部51と、を備えている。
係合アーム50は、外胴31の外周面31gに形成された設置凹部52内に設けられている。係合アーム50は、係合アーム50の長さ方向の中間部が、例えばピン53によって回動自在に支持されている。
係合アーム50の一端50aには、外胴31の外周面31gよりも外方に突出する突出部50sが形成されている。係合アーム50の他端50bには、外胴31を貫通して外胴31の内方に突出する係合爪部55が一体に設けられている。また、係合アーム50の一端50aと設置凹部52との間には、係合アーム50の一端50aを外胴31の外方に向かって付勢するバネ54が設けられている。これにより、ピン53によって回動自在に支持された係合アーム50は、他端50b側の係合爪部55が外胴31の内方に向かって付勢されている。
係合凹部51は、内胴32の外周面32gに形成され、係合アーム50の係合爪部55が挿入されて互いに係合する。
腕時計型電子時計10Bは、使用者が腕に装着したとき等の通常使用時には、図5に示した第二実施形態と同様に、内胴32が、外胴31に対して表示部12側に押し込まれている。
この状態で、ロック機構40Cは、係合アーム50の係合爪部55が外胴31の内方に向かって突出し、係合アーム50の係合爪部55が挿入されて係合している。これによって、内胴32と外胴31とがスライド移動不能に拘束されている。
図9に示すように、腕時計型電子時計10Bを充電器100で充電する際には、係合アーム50の突出部50sを外胴31の外側に向かって押し込む。係合アーム50は、ピン53を中心として回動し、係合爪部55が係合凹部51から抜けるとともに、係合アーム50と係合凹部51との係合が解除される。これにより、内胴32と外胴31とは、互いにスライド移動が可能となる。そして、図6に示した第二実施形態と同様に、内胴32を、外胴31に対して表示部12とは反対側に向かってスライド移動させて引き出す。これにより、使用者は、内胴32の端部32aを、充電器100の平板状のカバープレート101に直接接触させた状態で、腕時計型電子時計10Bを充電することができる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態に係るアンテナユニットおよび携帯型電子機器について説明する。
図10は、第三実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。図11は、第三実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
第一実施形態および第二実施形態では、外胴21,31に対し、内胴22,32がスライド移動する構成を有していた(図2および図4参照)。これに対して、第三実施形態では、図10に示すように、外胴61に対し、内胴62が螺着されている点で、第一実施形態および第二実施形態とは異なっている。なお、以下に説明する第三実施形態において、第一実施形態および第二実施形態と共通する構成については、図中に同符号を付して詳細な説明を省略する。
図10に示すように、腕時計型電子時計10C(請求項の「携帯型電子機器」に相当。)の時計本体11(請求項の「アンテナユニット」に相当。)は、ケース20Cと、表示部12と、ケース20C内に収容されたムーブメント15と、アンテナ18と、を備えている。
ケース20Cは、外胴61(請求項の「ケース本体」に相当。)と、外胴61内に設けられた内胴62(請求項の「アンテナ収容部」に相当。)と、を備えている。
外胴61は、両端が開口した筒状をなしている。
外胴61の内周面61fには、外胴61の中心軸Cに沿った方向の一端側61aに、周方向に連続し、内方に向かって側に突出する突条部61sが形成されている。突条部61sの内周面には、雌ネジ部64が形成されている。
また、外胴61の内周面61fにおいて、中心軸Cに沿った方向の他端側61bには、内周面61fに対して外周側に拡径した段部61tが形成されている。段部61tには、表示部12が嵌合されている。
内胴62は、外胴61の他端側61b側の端部62bが開口し、反対側の端部62aが閉塞された有底筒状をなしている。
内胴62の外周面62gには、雌ネジ部64に噛み合う雄ネジ部65が形成されている。これにより、内胴62を外胴61に対して中心軸C周りに相対的に回転させることで、内胴62が外胴61に対して中心軸Cに沿った方向に移動可能とされている。また、雌ネジ部64と雄ネジ部65とが強固に締め込まれて螺着されることにより、ロック機構40Dを構成している。ロック機構40Dにより、内胴62と外胴61とは、互いにスライド移動不能に拘束される。
内胴62の端部62bには、外周側に張り出す外周フランジ部62sが形成されている。外周フランジ部62sは、内胴62を表示部12とは反対側に向かって移動させたときに、外胴61の突条部61sに突き当たることで、内胴62の移動量を規制する。
また、外周フランジ部62sの外周面には、環状のシール部材66が設けられている。内胴62は、外胴61の内周面61fに摺接している。これにより、内胴62と外胴61との間は、防水性が確保される。
内胴62の内側には、ムーブメント15が収容されている。
アンテナ18は、内胴62の内方において、内胴62の閉塞端側の端部62aとムーブメント15との間に設けられている。これにより、時計本体11において、アンテナ18と表示部12とが、ムーブメント15を挟んで互いに対向して配置されている。
腕時計型電子時計10Cは、使用者が腕に装着したとき等の通常使用時には、内胴62が、外胴61に対して表示部12側に押し込まれている。
図11に示すように、腕時計型電子時計10Cを充電器100で充電する際には、外胴61に対して内胴62を中心軸C周りに回転させる。すると、内胴62が外胴61に対して中心軸Cに沿った方向に移動する。これにより、内胴62は、外胴61に対して表示部12とは反対側に向かって引き出される。これにより、使用者は、内胴62の端部62aを、充電器100の平板状のカバープレート101に直接接触させた状態で腕時計型電子時計10Cをセットして充電することができる。
第三実施形態に係るアンテナユニット、携帯型電子機器においても、第一実施形態と同様に、充電のためにアンテナ18を使用する際には、内胴62を表示部12とは反対側に向かって移動させることができる。これにより、表示部12を充電器100側に向けることなく、アンテナ18を、充電器100のコイルに近接させることができる。したがって、表示部12の視認性を損なうのを防止しつつ、高い充電効率を確保することが可能となる。
また、内胴62は、外周面に雄ネジ部65を有し、外胴61に形成された雌ネジ部64に螺着される。この構成によれば、内胴62自体を外胴61に対して回転させることにより、内胴62を移動させることができる。したがって、アンテナ18の位置変更を容易に行うことができる。また、雌ネジ部64と雄ネジ部65とを強固に締め込み螺着することにより、内胴62と外胴61との相対位置を任意に調節するロック機構40Dを簡単に構成できる。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態に係るアンテナユニットおよび携帯型電子機器について説明する。
図12は、第四実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを収容した状態を示す図である。
図13は、第四実施形態に係る腕時計型電子時計を示す拡大断面図であり、アンテナを突出させた状態を示す図である。
上述した各実施形態では、外胴21,31,61に対し、内胴22,32,62が相対的に移動する構成を有していた(図2から図5、図10および図11参照)。これに対して、第四実施形態では、図12に示すように、蓋体73を備えている点で、上述した各実施形態とは異なっている。なお、以下に説明する第四実施形態においては、上述した各実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、腕時計型電子時計10D(請求項の「携帯型電子機器」に相当。)の時計本体11(請求項の「アンテナユニット」に相当。)は、ケース20Dと、表示部12と、ケース20D内に収容されたムーブメント15と、アンテナ18と、を備えている。
ケース20Dは、ケース本体71と、アンテナケース72(請求項の「アンテナ収容部」に相当。)と、蓋体73(請求項の「保持部材」に相当。)と、を備えている。
ケース本体71は、一端71a側が閉塞され、他端71b側が開口した有底筒状をなしている。
ケース本体71の一端71a側には、中央部に開口部74が形成されている。この開口部74の内周縁には、環状のシール部材75が設けられている。
また、ケース本体71の内周面71fにおいて、他端71b側には、内周面71fに対して外周側に拡径した段部71tが形成されている。この段部71tに、表示部12が嵌合されている。
アンテナケース72は、開口部74内に設けられている。アンテナケース72は、開口部74を塞ぐ底板部72aと、底板部72aの外周部から表示部12側に向かって延びる筒状部72bと、筒状部72bの表示部12側の端部から外周側に張り出す外周フランジ部72cと、を一体に備えている。
アンテナケース72は、開口部74内で、ケース本体71に対して中心軸C方向に沿って相対移動可能となっている。アンテナケース72の筒状部72bは、シール部材75に摺接している。これにより、アンテナケース72とケース本体71との間は、防水性を確保される。
外周フランジ部72cは、アンテナケース72を表示部12とは反対側に向かってスライド移動させたときに、開口部74の外周側でケース本体71に突き当たることで、アンテナケース72の移動量を規制する。
アンテナケース72の筒状部72bの内方には、アンテナ18が底板部72aに沿って設けられている。
ケース本体71内には、ムーブメント15が収容されている。これにより、時計本体11において、アンテナ18と表示部12とが、ムーブメント15を挟んで互いに対向して配置されている。
ムーブメント15において、アンテナケース72に面する側には、アンテナケース72を収容する収容凹部76が形成されている。
収容凹部76と、アンテナケース72の底板部72aに沿って設けられたアンテナ18との間には、アンテナケース72を表示部12とは反対側に向かって付勢するコイルスプリング等の付勢部材77が設けられている。
蓋体73は、開口部74を開閉自在とする。蓋体73は、ヒンジ73aによって、ケース本体71の一端71aに対して回動自在に連結されている。蓋体73は、ヒンジ73aとは反対側にラッチ73bを備えている。ラッチ73bは、ケース本体71の一端71aに形成された被係合部78に係脱可能とされている。
蓋体73は、開口部74を閉塞したとき、アンテナケース72を覆うとともに、アンテナケース72がケース本体71から突出するのを拘束する。蓋体73を開放したとき、アンテナケース72は、付勢部材77の付勢力によってケース本体71から表示部12とは反対側に向かって突出する。
なお、保持部材の一例として蓋体73を適用した例について説明したが、アンテナケース72がケース本体71から突出するのを拘束できるものであればよく、例えば、開口部74の径方向に向かってスライド可能な、いわゆるスライドスイッチを適用してもよい。
この適用例では、上述したアンテナケース72の拘束時には、スライドスイッチがアンテナケース72に係合している。
そして、スライドスイッチを開口部74の中心方向から遠ざかる方向へスライドさせてアンテナケース72との係合状態を解除した時、アンテナケース72は、付勢部材77の付勢力によってケース本体71から表示部12とは反対側に向かって突出するようになっている。
腕時計型電子時計10Dは、使用者が腕に装着する通常使用時には、アンテナケース72が、ケース本体71内に押し込まれている。
また、図13に示すように、使用者が腕時計型電子時計10Dを充電器100で充電する際には、蓋体73を開放する。すると、アンテナケース72は、付勢部材77の付勢力によってケース本体71から突出する。これにより、使用者は、アンテナケース72の底板部72aを、充電器100の平板状のカバープレート101に直接接触させた状態で腕時計型電子時計10Dをセットして充電することができる。
第四実施形態によれば、通常使用時において、アンテナケース72が表示部12側に位置しているときに、アンテナケース72を蓋体73で覆うことによって、外観を向上させることができる。また、充電時において、蓋体73を開放することにより、付勢部材77によってアンテナケース72が表示部12とは反対側に向かって飛び出すので、アンテナケース72を容易に移動させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
各実施形態では、腕時計型電子時計10A〜10Dを例に説明をしたが、充電用のアンテナを備えるのであれば、腕時計型電子時計10A〜10Dに限定されない。したがって、例えば、心拍計や体組成計等、他の携帯型電子機器にも本発明を適用できる。
さらには、電磁誘導による非接触での充電に限らず、近接場型の無線通信(Near field communication)を行うためのアンテナを備えた携帯型電子機器であっても、本発明を同様に適用することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10A,10B,10C,10D・・・腕時計型電子時計(携帯型電子機器) 11・・・時計本体(アンテナユニット) 12・・・表示部 18・・・アンテナ 21,31,61・・・外胴(ケース本体) 22,32,62・・・内胴(アンテナ収容部) 25・・・ベルト接続部(凸部) 40A,40B,40C,40D・・・ロック機構 64・・・雌ネジ部 65・・・雄ネジ部 71・・・ケース本体 72・・・アンテナケース(アンテナ収容部) 73・・・蓋体(保持部材) 77・・・付勢部材

Claims (6)

  1. ケース本体と、
    前記ケース本体の一方側に設けられ、情報を表示する表示部と、
    前記ケース本体の他方側に設けられ、前記表示部と間隔をあけて対向配置されるアンテナと、
    前記アンテナを収容し、前記ケース本体に対して、前記表示部とは反対側に向かって移動可能なアンテナ収容部と、
    前記アンテナ収容部が前記表示部側に位置している状態で、前記アンテナ収容部と前記ケース本体との相対位置を任意に調節するロック機構を備えることを特徴とするアンテナユニット。
  2. 前記ケース本体は、前記表示部とは反対側に向かって突出する凸部を備え、
    前記アンテナ収容部は、前記表示部とは反対側に向かって移動させることで前記ケース本体から突出し、
    前記アンテナ収容部の前記ケース本体からの突出寸法は、前記凸部の前記ケース本体からの突出寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  3. 前記アンテナ収容部を前記表示部とは反対側に向かって付勢する付勢部材と、
    前記アンテナ収容部が前記表示部側に位置している状態で、前記アンテナ収容部を保持する保持部材と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナユニット。
  4. 請求項3に記載のアンテナユニットであって、
    前記保持部材は、前記アンテナ収容部を覆う蓋体であることを特徴とするアンテナユニット。
  5. 前記ロック機構は、
    前記アンテナ収容部および前記ケース本体の一方に形成された雄ネジ部と、
    前記アンテナ収容部および前記ケース本体の他方に形成された雌ネジ部と、
    により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナユニット。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のアンテナユニットを備えることを特徴とする携帯型電子機器。
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