JP5930948B2 - 潜り込み防止装置 - Google Patents
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Description
また、ストレート形状のフレーム部材にナットプレートを組み込んだ後で、その外側に曲げ部の加工を行うことも考えられるが、この場合には、フレーム部材の加工工程と組み付け工程とを交互に行う必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。さらに、前加工に曲げ部近傍で発生するしわを抑制するための中子を挿入する場合等では、フレーム部材内部に組み込まれたナットプレートが中子と干渉してしまう問題もあった。
したがって、ステーとフレーム部材との取付位置が曲げ部の前後で制限されることがなく、その取付位置の自由度を高く設定することが可能となっている。また、本発明のナットプレートは、曲げ部が形成されたフレーム部材に装着できるので、フレーム部材の曲げ加工時においては、しわ抑制のための中子を容易に挿入できる等、曲げ加工の作業を容易に行うことができる。
凹部の側面に最も近接して配置される突出部の先端面が、凹部の側面と平行に形成されているので、ナットプレートの中央部回りの動きが制限され、ガイドプレートをガイドレールに沿って安定した状態で円滑に移動させることができる。また、フレーム部材の曲げ部にナットプレートを通過させる際には、ベース板部の両端部が凹部から外れた位置に配置され、突出部のみが凹部に係合した状態となるが、突出部の先端面が回り止めとして機能するので、ナットプレートを安定した状態で移動させ易くなっている。
図1及び図2は、第1実施形態の潜り込み防止装置100を示している。この潜り込み防止装置100は、図1に示すように、車両(図示略)の前方部又は後方部の下方位置において車両の幅方向に延びる角筒状のフレーム部材10を、ステー21に固定することにより構成され、図1に荷重Fで示すように、車両がフレーム部材10の前壁(正面)12に衝突して負荷が加えられた際に、車両の潜り込みを防止するものである。
この潜り込み防止装置100には、図2に示すように、フレーム部材10を車両側のステー21に固定するために用いるナットプレート30が、フレーム部材10の内部に取り付けられている。そして、ステー21の取付部22を貫通した取付ボルト40をナットプレート30のナット部32に締付けることにより、フレーム部材10を、車両に固定できるようになっている。
なお、フレーム部材10の材料には、例えば6000系合金又は7000系合金のアルミニウムを使用することができる。
ベース板部31は、その長さ方向のほぼ中央部に、車両の幅方向と直交する方向に拡幅する突出部33が設けられている。なお、突出部33は、ベース板部31の側部を底辺とする台形状に形成されている。
また、ベース板部31には、ベース板部31及びナット部32を貫通する貫通孔が形成され、その貫通孔のナット部32側に雌ねじ部32aが設けられている。そして、ベース板部31の中央部には、ベース板部31を貫通させて、ガイドピンを挿入するためのガイド孔34が設けられている。
このガイドレール16の凹部16aは、内部よりも開口部の幅w3(開口幅という。)が小さいアリ溝状に形成されており、開口幅w3は、突出部33の両側に配置されるベース板部31の両端部の幅寸法w2よりも大きく設定されている。そして、ガイドレール16の凹部16aは、ナットプレート30の幅寸法の最大値、すなわち突出部33の先端面33aどうしの間隔w1よりも僅かに大きい幅で対向して設けられるとともに、先端面33aと凹部16aの側面とが平行に形成されている。
なお、曲げ部15の曲率(半径R)が大きくなれば距離Lが大きくなるので、その分だけ係合幅sを大きく設定しても隙間を確保することができるし、曲率が小さくなれば距離Lが小さくなるので、係合幅sを小さくする必要がある。
まず、ナットプレート30の突出部33を、ガイドレール16の凹部16aに係合させた状態で、フレーム部材10の内部に押し込む。この際、ナットプレート30と凹部16aとの間には僅かに隙間が形成されているので、ナットプレート30をフレーム部材10の内部でガイドレール16に沿って円滑に移動させることができる。また、凹部16aの側面と平行に形成された突出部33の先端面33aが、ナットプレート30の中央部回りの動きを制限する回り止めとして作用するので、ガイドプレート30をガイドレール16に沿って安定した状態で移動させることができる。
そして、ナットプレート30は、フレーム部材10のボルト挿入孔とナットプレート30の貫通孔とを連通させる位置で、取付ボルト40によりフレーム部材10をステー21に固定すると同時に固定される。
したがって、ステー21とフレーム部材10との取付位置が曲げ部15の前後で制限されることがなく、その取付位置の自由度を高く設定することが可能となる。また、ナットプレート30は、曲げ部15が形成されたフレーム部材10に装着できることから、フレーム部材の曲げ加工時においては、しわ抑制のための中子を容易に挿入できる等、曲げ加工の作業を容易に行うことができる。
また、図7及び図8に示すナットプレート51,52の主要な構成は第1実施形態のものと同様であり、第1実施形態と共通部分には同一符号を付して説明を省略する。
例えば、フレーム部材は、アルミニウム合金だけでなく、スチール等の他の材料を使用してもよい。
11 後壁
12 前壁
12a 内面
13 上壁
14 下壁
15 曲げ部
16 ガイドレール
16a 凹部
21 ステー
22 取付部
30,51,52 ナットプレート
31,36 ベース板部
32 ナット部
33,35 突出部
33a 先端面
34 ガイド孔
40 取付ボルト
100 潜り込み防止装置
Claims (2)
- 車両の幅方向に沿って配置される中空形状のフレーム部材と、前記フレーム部材を車両側のステーに固定するために該フレーム部材の内部に取り付けられるナットプレートとを有する潜り込み防止装置であって、前記ナットプレートは、前記ステーとの間に前記フレーム部材の後壁を挟んで固定するベース板部と、該ベース板部に固定されたナット部とを有し、前記ベース板部には、その長さ方向の中央部を前記車両の幅方向と直交する方向に拡幅する突出部が設けられており、前記フレーム部材は、前記ベース板部の突出部を前記フレーム部材の長さ方向に沿って移動自在に係合する凹部を有するガイドレールを備え、前記凹部の幅寸法は、前記突出部の両側に配置される前記ベース板部の両端部の幅寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする潜り込み防止装置。
- 前記突出部の先端面が、前記凹部の側面と平行に形成されていることを特徴とする請求項1記載の潜り込み防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012260986A JP5930948B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 潜り込み防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012260986A JP5930948B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 潜り込み防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014104925A JP2014104925A (ja) | 2014-06-09 |
JP5930948B2 true JP5930948B2 (ja) | 2016-06-08 |
Family
ID=51026765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012260986A Expired - Fee Related JP5930948B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 潜り込み防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5930948B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS606362Y2 (ja) * | 1980-08-22 | 1985-02-28 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | バンパ−サイド部の取付部構造 |
JP2600005Y2 (ja) * | 1991-04-18 | 1999-09-27 | 三菱アルミニウム株式会社 | トラック用バンパー |
-
2012
- 2012-11-29 JP JP2012260986A patent/JP5930948B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2014104925A (ja) | 2014-06-09 |
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