JP5929299B2 - 掴持機構及び掴持機構を用いた施工方法並びに杭圧入引抜機 - Google Patents

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本発明は、杭あるいは柱、橋脚等の柱状物の掴持機構及びその掴持機構を用いた施工方法並びにその掴持機構を備えた杭圧入引抜機に関するものである。
杭の圧入施工現場において、鋼管杭や柱あるいは橋脚等の柱状物から圧入装置のチャック単体及びクランプを装着したり取り外したりする場合に、柱状物の構造上あるいは長尺杭等の理由で抜き取ることができなかったり、あるいは困難な場合がある。
そのため、従来より特許文献1に示すような、柱状物の掴持機構が提案されていた。
特開平10−317379号公報
特許文献1の発明は、中心に鋼管(3)を挿通する開口部を有する昇降枠(59)に、昇降枠(59)に取付けられたモータ(84、85)により回転される回転輪を取付ける。回転輪に鋼管を把持するチャック装置を取付ける。昇降枠(59)および回転輪のうち、少なくとも昇降枠を、それぞれ、周方向に複数個に分割された分割体(60、61)により構成する。
各分割体(60、61)の結合部の少なくとも一部の結合を解いて分割体(60、61)間を開くことにより、鋼管(3)を側方から挿入する隙間が分割体(60、61)間に形成されるものである。
前記発明によれば、鋼管を横移動によって昇降枠内および回転輪内に入れることが可能となるため、上方に障害物がある場合でも鋼管の下端を低い位置にして昇降枠等の枠内に入れることができるから、鋼管の長さの制限が緩和され、比較的長い鋼管を使用することが可能となる。
従って、作業空間の高さが低い場合においても、継ぎ足しに要する労力および時間を短縮し、鋼管埋設能率を向上させることができるという効果を奏する。
しかしながら、前記特許文献1記載の発明は、昇降枠について周方向に複数分割された分割体から構成されているが、圧入機本体は進行方向に対してチャック装置の後側に配置されているため、同一進行方向のまま連続して鋼管の圧入施工をすることはできないのである。
すなわち、図11(A)に示すように、一方向開閉可能なフレーム101、102で柱状物X、Yを連続して掴持する場合には、柱状物Xへの施工が終了したのち、ロック手段103を解除して開閉手段104の回転支点を中心にフレーム101、102を回転させて掴持状態を解く。
次いで、図11(B)に示すように、フレーム101、102全体を回転させ向きを変えながら次の柱状物Y方向へ前進させて、開閉手段104を中心にフレーム101、102を回転させて柱状物Yを掴持する。
このように、一方向開閉可能なフレーム101、102では、柱状物Xの掴持状態を解除した後、柱状物Yへ全体を回転しながら移動する必要がある。そのためフレーム全体を回転させるための回転機構が別途必要となるため装置が大掛りとなり、作業工程も増加しコストも高くなるという問題点がある。
図12に示す他の方法では、柱状物Xへの施工が終了したのち、ロック手段103を解除して、開閉手段104を中心にフレーム101、102を回転させて掴持状態を解く。
その後、後側へ移動し(矢印a)、柱状物Xとの干渉を避けるため側方(図中下方)へ移動して(矢印b)から前進する(矢印c)。その後側方(図中上方)へ移動して(矢印d)から、再び前進して(矢印e)開閉手段104を中心にフレーム101、102を回転させて柱状物Yを掴持する。
これらの施工方法では、柱状物Xへの掴持状態の解除後、フレームをいったん後退させて側方に回避させてから前進させて再び側方に移動させて、柱状物Xを迂回するように移動するという複雑な動きが要求される。
そのためフレームの側方への回避をするための操作やそのための装置等が別途必要となるため装置が大掛りとなり、作業工程も増加しコストも高くなるという問題点がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するもので、掴持機構を杭や柱、橋脚等の柱状物の上方から挿入したり抜き上げたりすることができない等、柱状物から掴持機構を取り外すことが困難な施工環境下で、柱状物の圧入進行方向に対して掴持機構の向きを変えずに、かつ側方に迂回することなく、柱状物間を結ぶ直線あるいは曲線の線上に沿って、あたかも柱状物を通過するようにして移動しながら、掴持機構の取り付け及び取り外しを可能にするものである。
この掴持機構は、例えば橋脚部のように一列に並んだ柱状物を補強する工事の際に同一進行のまま施工可能である等、連続した柱状物間の移動の際にその効果が最も得られるものであり、またこの掴持機構を杭圧入引抜機に装備すると効率の良い杭の圧入引抜作業が可能となるのである。
請求項1に記載の発明は、柱状物を掴持する掴持機構であって、進行方向に対して平行に対向して配置された一対の固定フレームと、前記固定フレームに連結された一対の開閉フレームとを備え、前記一対の固定フレームと前記一対の開閉フレームのいずれか一方または両方に、柱状物を掴持するチャック手段を構成し、前記開閉フレームと前記固定フレームは開閉手段によって開閉可能に連結されると共に、ロック手段によってロック可能に連結され、前記ロック手段を解除して開閉フレームを開閉手段によって交互に開いて進行方向に移動することを特徴とする掴持機構である。
請求項2に記載の発明は、柱状物を掴持する掴持機構であって、柱状物を掴持するチャック手段を備えた一対の半円形のフレームと、前記半円形のフレームの両端に配置されたロック手段を備え、前記ロック手段を解除して半円形のフレームを交互に開いて進行方向に移動することを特徴とする掴持機構である。
請求項3に記載の発明は、進行方向に対して平行な柱状物を掴持する一対の固定フレームと、前記固定フレームに開閉手段によって開閉可能に取り付けられると共に、ロック手段によってロック可能に取り付けられた前側の開閉フレームと後側の開閉フレームとからなり、前記一対の固定フレームと一対の開閉フレームのいずれか一方または両方に、柱状物を掴持するチャック手段を構成した掴持機構を用いた施工方法であり、前記前側の開閉フレームを開閉手段によって開いて前方に移動させて柱状物を収容した後ロックしてチャック手段により柱状物を掴持し、その後、チャック手段を解除し、後側の開閉フレームのロック手段を解除して開閉手段によって開いて、掴持機構を前方に移動させて柱状物より離脱し、次いで、前記後側の開閉フレームをロックしてから、前側の開閉フレームを開いて前進させて次の柱状物を収容した後ロックして柱状物を掴持することにより、柱状物の圧入進行方向に対して向きを変えずに移動することを特徴とする掴持機構を用いた施工方法である。
請求項4に記載の発明は、柱状物を掴持するチャック手段を備えた一対の半円形のフレームと、前記半円形のフレームの両端に配置されたロック手段を備えた掴持機構を用いた施工方法であり、前側のロック手段を解除して半円形のフレームを後側のロック手段を中心に開いて前進させて柱状物を収容した後、前側のロック手段をロックしてチャック手段により柱状物を掴持し、次いで、チャック手段を解除して、後側のロック手段を解除して半円形のフレームを前側のロック手段を中心に開いて前進させて柱状物より離脱してから後側のロック手段をロックし、その後、再び前側のロック手段を解除して半円形のフレームを後側のロック手段を中心に開いて前進させて次の柱状物を収容していき、前記と同様に動作を繰り返していくことで、柱状物の圧入進行方向に対して向きを変えずに移動することを特徴とする掴持機構を用いた施工方法である。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の掴持機構を、柱状物を掴持する反力クランプ機構として上方に配置すると共に圧入チャック機構として下方に配置し、前記反力クランプ機構と圧入チャック機構をシリンダで連結した杭圧入引抜機であり、前記圧入チャック機構を圧入杭の上部に固定し、前記反力クランプ機構によって反力を得ながら、前記シリンダを作動して圧入チャック機構を下降して杭を圧入することを特徴とする杭圧入引抜機である。
請求項6に記載の発明は、請求項2記載の掴持機構を、柱状物を掴持する反力クランプ機構として上方に配置すると共に圧入チャック機構として下方に配置し、前記反力クランプ機構と圧入チャック機構をシリンダで連結した杭圧入引抜機であり、前記圧入チャック機構を圧入杭の上部に固定し、前記反力クランプ機構によって反力を得ながら、前記シリンダを作動して圧入チャック機構を下降して杭を圧入することを特徴とする杭圧入引抜機である。
請求項1記載の発明によれば、掴持機構は、一対の固定フレームと、この固定フレームに開閉手段とロック手段によって連結された一対の開閉フレームと、これらのフレームに構成したチャック手段よりなるから、簡易な構成でありながら柱状物を確実に掴持して作業が行えると共に、移動に際しても開閉手段とロック手段を使用して開閉フレームを交互に開閉することで迅速で効率の良い移動ができる。
請求項2記載の発明によれば、掴持機構は、ロック手段によって連結した一対の半円形のフレームと、これらのフレームに構成したチャック手段よりなるから、簡易な構成でありながら柱状物を確実に掴持して作業が行えると共に、移動に際してもロック手段を使用して半円形のフレームを交互に開閉するという簡易な作業で迅速で効率の良い移動ができる。
請求項3記載の発明によれば、一対の固定フレームに開閉手段により回動可能に取り付けた一対の開閉フレームを交互に開閉することにより、掴持機構を進行方向に対して向きを変えずに、かつ側方に迂回することなく柱状物間を結ぶ直線あるいは曲線の線上に沿って、柱状物を通過するように移動しながら掴持機構の取り付け及び取り外しができる。
そのため、柱状物に対して掴持機構の取り付け及び取り外しが困難な施工環境下での掴持機構の移動作業が効率よく行える。
請求項4記載の発明によれば、一対の半円形のフレームをロック手段を交互に開閉して、掴持機構を進行方向に対して向きを変えずに、かつ側方に迂回することなく柱状物間を結ぶ直線あるいは曲線の線上に沿って、柱状物を通過するように移動しながら掴持機構の取り付け及び取り外しができる。
そのため、柱状物から掴持機構を取り外すことが困難な施工環境下での掴持機構の移動作業が効率よく行える。
請求項5及び6記載の杭圧入引抜機は、前記請求項1及び2記載の掴持機構をそれぞれ反力クランプ機構と圧入チャック機構として用い、前記反力クランプ機構と圧入チャック機構をシリンダを介して連結した構成であり、反力クランプ機構で反力を得ながら杭の圧入作業が行え、杭圧入引抜機の移動に際しては、反力クランプ機構の開閉手段を交互に作動させることにより、同一進行方向のまま迅速に移動ができ作業効率が向上する。
本発明の掴持機構の実施形態1の平面図 本発明の掴持機構の実施形態1の作動説明図 本発明の掴持機構の実施形態2の拡大斜視図 本発明の掴持機構の実施形態2の拡大斜視図 本発明の掴持機構の実施形態2の作動説明図 本発明の杭圧入引抜機の側面図 本発明の杭圧入引抜機の斜視図 本発明の杭圧入引抜機の圧入チャック機構の実施例2の斜視図 本発明の杭圧入引抜機の圧入チャック機構の実施例3の斜視図 本発明の杭圧入引抜機の圧入チャック機構の実施例4の斜視図 従来の掴持機構の作動説明図 従来の掴持機構の作動説明図
掴持機構の実施形態1を図1及び図2に基づいて説明する。
掴持機構1は、杭の圧入施工等に伴う柱状物の掴持工程における掴持機構1の進行方向に対して平行に一対の固定フレーム11、12を対向して配置してなり、一方の固定フレーム11の一側に後側の開閉フレーム13を開閉手段15によって回動可能に取り付け、他側にはロック手段18を設け前側の開閉フレーム14の側部をロック可能にした構成である。
前記固定フレーム12は、固定フレーム11と同形状であり、一側に前側の開閉フレーム14を開閉手段16によって回動可能に取り付け、他側にはロック手段17を設け、後側の開閉フレーム13の側部をロック可能にした構成である。
前記開閉フレーム13、14は、前記のように固定フレーム11、12に、平行して対向に取り付けられている。
前記固定フレーム11、12と開閉フレーム13、14は同一形状の長方形であるが、形状や大きさはこの実施形態の限定されず任意に決定できる。
図中符号11a、12a、13a、14aは、それぞれ固定フレーム11、12と開閉フレーム13、14内部のシリンダ(図示せず)によって作動し柱状物を押圧して掴持するチャック手段である。
このチャック手段11a、12a、13a、14aは、図1のように一対の固定フレーム11、12と一対の開閉フレーム13、14の両方に構成してもよいが、いずれか一方のみの一対のフレームに構成してもよい。
上記のように構成した実施形態1の作用を基づいて説明する。
図2(A)において、矢印で示す進行方向前方に位置する前側の開閉フレーム14を開閉手段16によって開いて掴持機構1を前方に移動させて、柱状物Xを掴持機構1の内部に収容した後、前側の開閉フレーム14をロック機構18で固定フレーム11にロックして、チャック手段11a、12a、13a、14aにより柱状物Xを掴持して図2(B)の状態とする。その後柱状物Xに対して圧入等の作業を行う。
前記圧入等の作業の終了後、図2(C)に示すように、チャック手段11a、12a、13a、14aを解除し、後側の開閉フレーム13を、ロック手段17を解除して開閉手段15によって開き、掴持機構1を前方に移動させて柱状物Xより離脱させて図2(D)の状態となる。
その後、前記後側の開閉フレーム13をロックしてから、前側の開閉フレーム14を開いて図2(A)の状態に戻り、前方に移動させて次の柱状物Yを収容していく。
以後この動作を繰り返していくことで、柱状物X、Yの圧入進行方向に対して向きを変えずに、かつ柱状物X、Yの間を直線状に移動することができる。
掴持機構の実施形態2を図3乃至図5に基づいて説明する。
本実施形態の掴持機構2は、柱状物を掴持する一対の半円形のフレーム21、22から構成されている。前記半円形のフレーム21、22の両端にはロック手段23、24が設けられている。
図中符号21a、22aは、半円形のフレーム21、22内部のシリンダ(図示せず)によって作動し柱状物を掴持するチャック手段である。
前記ロック手段23は、半円形のフレーム21、22の両端部にそれぞれ穿設した孔21b、22bと、この孔21b、22bを貫通して挿入したピン20によって構成されている。ロック手段24も同様の構成である。
したがってこのロック手段23、24は、ロック機能を有すると共に、半円形のフレーム21、22が開閉する際の回転支点の役割を果している。
上記のように構成した実施形態2の作用を説明する。
図5(A)において、矢印で示す進行方向前方に位置する前側のロック手段24を解除して半円形のフレーム21、22を後側のロック手段23を中心に開いて前進させて、柱状物Xを掴持機構2の内部に収容した後、前側のロック手段24をロックして、チャック手段21a、22aにより柱状物Xを掴持し、図5(B)、図4の状態とする。その後柱状物Xに対して圧入等の作業を行う。
次いで、図5(C)に示すように、チャック手段21a、22aを解除して、ロックされている後側のロック手段23を解除して半円形のフレーム21、22を前側のロック手段24を中心に開き、前進させて柱状物Xより離脱させてから後側のロック手段23をロックして図5(D)の状態とする。
その後、図5(E)に示すように再び前側のロック手段24のロックを解除して半円形のフレーム21、22を後側のロック手段23を中心に開き前進させて、次の柱状物Yを収容して図5(F)の状態とする。
以後前記と同様の動作を繰り返していくことで、柱状物X、Yの圧入進行方向に対して向きを変えずに、かつ柱状物X、Yの間を直線状に移動することができるのである。
本発明の実施形態3は、図6乃至図10に示すものであり、前記実施形態1の掴持機構1を反力クランプ機構1として使用した杭圧入引抜機3である。そのため反力クランプ機構1の説明は、前記掴持機構1と同じ符号を用いて説明する。
本実施形態は、柱状物である橋脚71を掴持する反力クランプ機構1の固定フレーム11、12にシリンダ4,4を垂設し、前記シリンダ4,4の下端に圧入チャック機構5を固定したものである。
前記圧入チャック機構5は、反力クランプ機構1と同様に、固定フレーム51、52と開閉フレーム53、54とからなるが、チャック手段11a、12a、13a、14aを備えていない。
圧入チャック機構5の固定フレーム51、52は、チャック6,6を備えている。このチャック6はその下端を杭Pの天端に固定し杭Pを挟持しながら下方に圧入するものである。
上記のように構成した、本実施形態の作用を説明する。
上記掴持機構1と同様の方法で反力クランプ機構1を作動させて橋脚71を掴持し、同時に下方の圧入チャック機構5も反力クランプ機構1と同様の作動で橋脚71に配置する。
圧入チャック機構5のチャック6を、圧入する杭Pに固定して、シリンダ4を下降させて杭Pを圧入する。
このとき、反力クランプ機構1のチャック手段11a、12a、13a、14aが橋脚71を挟持することで、圧入に必要な反力が得られる。
杭Pの圧入が完了したら、シリンダ4を上昇させて、反力クランプ機構1と圧入チャック機構5を、前述の方法で次の橋脚72へと移動させていく。
このように本実施形態では、特に橋脚等の柱状物のように、一列に並んだ柱状物を補強する工事の際に、同一進行方向のまま施工可能のため作業効率が向上するのである。
図8に圧入チャック機構5の実施例2を示す。
この実施例では、固定フレーム51、52及び開閉フレーム53、54の下端に、それぞれ同形状のチャック6aが固定されている。
このチャック6aは、その下端を杭Pの天端に固定し、内蔵するシリンダ6bで杭Pの上部を挟持しながら下方に圧入していくのである。
図9に圧入チャック機構5の実施例3を示す。
この実施例では、固定フレーム51、52及び開閉フレーム53、54の外方に向けて、それぞれ同形状のチャック6dを設けた構成である。
この実施例では、前記実施例2よりも大径の杭に適応できる。このチャック6dは、表面を杭Pの天端の内側に当接させ、内蔵するシリンダ6eで杭Pの上部を押圧して挟持しながら下方に圧入してくのである。
図10に圧入チャック機構5の実施例4を示す。
この実施例では、固定フレーム51、52及び開閉フレーム53、54の中央の内方に向けて、それぞれ同形状のチャック6fを設けている。
このチャック6fは、杭Pの上部を周囲から挟持しながら下方に圧入してくのである。
前記実施形態では、実施形態1の掴持機構1を反力クランプ機構として用いた場合を説明したが、実施形態2の掴持機構2を反力クランプ機構として使用することもできる。
前記実施形態では、橋脚71の補強作業について説明したがこれに限定されず他の柱状物を使用した作業にも使用できる。
また、杭圧入引抜機の橋脚71、72間の移動方法は、橋70の下部にレール(図示せず)を取り付けて、このレールを介して移動させることができる。なお杭圧入引抜機の移動方法は、前記移動方法に限定されず、他の方法を適宜使用することができる。
本実施形態では、橋脚補強用の杭Pは、あらゆる形状のものが対象となる。
1 掴持機構 2 掴持機構
3 杭圧入引抜機 4 シリンダ
5 圧入チャック機構 6 チャック
11a、12a、13a、14a チャック手段
11 固定フレーム 12 固定フレーム
13 開閉フレーム 14 開閉フレーム
15 開閉手段 16 開閉手段
17 ロック手段 18 ロック手段
21 半円形のフレーム 22 半円形のフレーム
23 ロック手段 24 ロック手段
X 柱状物 Y 柱状物
71 橋脚

Claims (6)

  1. 柱状物を掴持する掴持機構であって、
    進行方向に対して平行に対向して配置された一対の固定フレームと、前記固定フレームに連結された一対の開閉フレームとを備え、前記一対の固定フレームと前記一対の開閉フレームのいずれか一方または両方に、柱状物を掴持するチャック手段を構成し、前記開閉フレームと前記固定フレームは開閉手段によって開閉可能に連結されると共に、ロック手段によってロック可能に連結され、
    前記ロック手段を解除して開閉フレームを開閉手段によって交互に開いて進行方向に移動することを特徴とする掴持機構。
  2. 柱状物を掴持する掴持機構であって、
    柱状物を掴持するチャック手段を備えた一対の半円形のフレームと、前記半円形のフレームの両端に配置されたロック手段を備え、
    前記ロック手段を解除して半円形のフレームを交互に開いて進行方向に移動することを特徴とする掴持機構。
  3. 進行方向に対して平行な柱状物を掴持する一対の固定フレームと、前記固定フレームに開閉手段によって開閉可能に取り付けられると共に、ロック手段によってロック可能に取り付けられた前側の開閉フレームと後側の開閉フレームとからなり、
    前記一対の固定フレームと一対の開閉フレームのいずれか一方または両方に、柱状物を掴持するチャック手段を構成した掴持機構を用いた施工方法であり、
    前記前側の開閉フレームを開閉手段によって開いて前方に移動させて柱状物を収容した後ロックしてチャック手段により柱状物を掴持し、その後、チャック手段を解除し、後側の開閉フレームのロック手段を解除して開閉手段によって開いて、掴持機構を前方に移動させて柱状物より離脱し、
    次いで、前記後側の開閉フレームをロックしてから、前側の開閉フレームを開いて前進させて次の柱状物を収容した後ロックして柱状物を掴持することにより、柱状物の圧入進行方向に対して向きを変えずに移動することを特徴とする掴持機構を用いた施工方法
  4. 柱状物を掴持するチャック手段を備えた一対の半円形のフレームと、前記半円形のフレームの両端に配置されたロック手段を備えた掴持機構を用いた施工方法であり、
    前側のロック手段を解除して半円形のフレームを後側のロック手段を中心に開いて前進させて柱状物を収容した後、前側のロック手段をロックしてチャック手段により柱状物を掴持し、次いで、チャック手段を解除して、後側のロック手段を解除して半円形のフレームを前側のロック手段を中心に開いて前進させて柱状物より離脱してから後側のロック手段をロックし、
    その後、再び前側のロック手段を解除して半円形のフレームを後側のロック手段を中心に開いて前進させて次の柱状物を収容していき、前記と同様に動作を繰り返していくことで、柱状物の圧入進行方向に対して向きを変えずに移動することを特徴とする掴持機構を用いた施工方法
  5. 請求項1記載の掴持機構を、柱状物を掴持する反力クランプ機構として上方に配置すると共に圧入チャック機構として下方に配置し、前記反力クランプ機構と圧入チャック機構をシリンダで連結した杭圧入引抜機であり、
    前記圧入チャック機構を圧入杭の上部に固定し、前記反力クランプ機構によって反力を得ながら、前記シリンダを作動して圧入チャック機構を下降して杭を圧入することを特徴とする杭圧入引抜機。
  6. 請求項2記載の掴持機構を、柱状物を掴持する反力クランプ機構として上方に配置すると共に圧入チャック機構として下方に配置し、前記反力クランプ機構と圧入チャック機構をシリンダで連結した杭圧入引抜機であり、
    前記圧入チャック機構を圧入杭の上部に固定し、前記反力クランプ機構によって反力を得ながら、前記シリンダを作動して圧入チャック機構を下降して杭を圧入することを特徴とする杭圧入引抜機。
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