JP5928259B2 - 電力変換システム - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源に並列接続されてかつ、スイッチング素子の開閉操作によって入力電圧を所定に変換する複数の電力変換回路を備える電力変換システムに関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、交流電源及び負荷に並列接続されてかつ、負荷の駆動に起因して生じる高調波電流を抑制する電力変換装置を備える電力変換システムが知られている。詳しくは、電力変換装置は、アクティブフィルタとして動作する一対の単相インバータと、CPU、アナログ回路及びディジタル回路等を有して構成される上記インバータ駆動用の駆動回路とを備えて構成されている。
こうした構成によれば、上記高調波電流を相殺するための高調波補償電流をアクティブフィルタから出力することができ、上記高調波電流を低減させることができる。
特開2007−181253号公報
ところで、本発明者らは、電力変換システムとして、上記特許文献1に記載されたシステムとは異なり、直流電源に並列接続された複数の電力変換回路(例えばインバータ)を備えるシステムの採用を考えた。詳しくは、このシステムでは、複数の電力変換回路のそれぞれの入力電圧の脈動(リップル)を低減させるべく、複数の電力変換回路のそれぞれにLCフィルタが接続されている。ここで、上記入力電圧のリップルは、以下に説明するメカニズムで発生する。
複数の電力変換回路のうち少なくとも1つの駆動に起因して直流電源及び電力変換回路間の電気経路に高調波電流が流れる。高調波電流が流れると、上記電気経路に電圧変動が生じ、これによって上記入力電圧のリップルが生じる。
ここで、上記電圧変動の周波数がLCフィルタの共振周波数近傍となると、LCフィルタの共振によってLCフィルタに流れる電流が増大する。LCフィルタに流れる電流が増大すると、コンデンサ等、LCフィルタの構成部品の信頼性が低下するおそれがある。そしてこの場合、LCフィルタによる電力変換回路の入力電圧のリップル低減効果が大きく低下し、電力変換回路の信頼性が低下するおそれもある。
こうした問題に対処すべく、例えば、上記特許文献1に記載されたアクティブフィルタを電力変換システムに適用することも考えられる。しかしながら、この場合、LCフィルタに流れる電流を低減させるための部品数が増大するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、LCフィルタの信頼性の低下を回避しつつ、LCフィルタに流れる電流を低減させるための部品数を減少させることのできる電力変換システムを提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、直流電源(10)に並列接続されてかつ、スイッチング素子(S¥#:¥=u,v,w:#=p,n)の開閉操作によって入力電圧を所定に変換する複数の電力変換回路(20,30,40)と、前記複数の電力変換回路のそれぞれと前記直流電源との間に介在してかつ、該複数の電力変換回路のそれぞれに対応して設けられたLCフィルタ(22,32,42)と、前記複数の電力変換回路のうち一部であってかつ少なくとも1つであるリップル低減対象(30,40)に接続された前記LCフィルタ(32,42)と、前記直流電源とを備える閉回路において、該直流電源の負極側から正極側へと向かう規定方向の電流の流通を遮断する遮断手段(60,62,64,66,68,70)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、遮断手段を備えることで、LCフィルタの共振が生じる場合であっても、リップル低減対象に接続されたLCフィルタに流れる電流を低減させることができる。これにより、LCフィルタの信頼性の低下を好適に回避することができ、ひいては電力変換回路の信頼性の低下を回避することができる。
さらに、上記発明では、例えば上記特許文献1に記載された技術とは異なり、LCフィルタに流れる電流を低減させるための部品としてCPU及びディジタル回路等が不要である。このため、LCフィルタに流れる電流を低減させるための部品数を減少させることもできる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる操作信号の生成手法を示す図。 同実施形態にかかる電圧変動源を含む等価回路を示す図。 同実施形態にかかるダイオードの効果を示す図。 同実施形態にかかるダイオード及びコンデンサ電流の実効値の関係を説明するための図。 同実施形態にかかるダイオード及びコンデンサ電流の実効値の関係を説明するための図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる同期整流の効果を示す図。 第3の実施形態にかかるシステム構成図。 第4の実施形態にかかるシステム構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換システムを車載主機として回転機を備える車両(例えばハイブリッド車両)に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、直流電源としての高電圧バッテリ10は、端子電圧が例えば百V以上(288V)となる2次電池である。なお、高電圧バッテリ10としては、例えば、リチウムイオン2次電池やニッケル水素2次電池を用いることができる。
高電圧バッテリ10には、主機用インバータ20、第1の補機用インバータ30及び第2の補機用インバータ40が並列接続されている。詳しくは、高電圧バッテリ10には、第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1を介して主機用LCフィルタ22が接続され、主機用LCフィルタ22には、主機用インバータ20が接続されている。主機用インバータ20には、車載主機としてのモータジェネレータ24が接続され、モータジェネレータ24の回転子には、駆動輪26が連結されている。ちなみに、本実施形態において、主機用LCフィルタ22は、受動素子としてのコンデンサ22a(例えばフィルムコンデンサ)と、配線インダクタ22bとを備えて構成されている。また、本実施形態では、モータジェネレータ24として、同期回転機(例えばIPMSM)を用いている。
主機用インバータ20は、主機用LCフィルタ22の出力端子の正極側及び負極側のそれぞれをモータジェネレータ24の端子に接続するためのスイッチング素子S¥p,S¥n(¥=u,v,w)の直列接続体を3組備えて構成される直流交流変換回路であり、モータジェネレータ24に3相交流電圧を印加する。なお、本実施形態では、スイッチング素子S¥p,S¥nとして、IGBTを用いている。
上記高電圧バッテリ10には、また、第1の正極側ラインLp1に接続された第2の正極側ラインLp2及び第1の負極側ラインLn1に接続された第2の負極側ラインLn2を介して第1の補機用LCフィルタ32が接続されている。第1の補機用LCフィルタ32には、第1の補機用インバータ30が接続されている。第1の補機用インバータ30には、車載空調装置34を構成する電動コンプレッサ駆動用の電動機(以下、コンプ用電動機36)が接続されている。ちなみに、第1の補機用LCフィルタ32は、受動素子としてのコンデンサ32a及びインダクタ32bを備えて構成されている。また、本実施形態では、コンプ用電動機36として、同期電動機(例えばSPMSM)を用いている。
第1の補機用インバータ30は、主機用インバータ20と同様に、第1の補機用LCフィルタ32の出力端子の正極側及び負極側のそれぞれをコンプ用電動機36の端子に接続するためのスイッチング素子の直列接続体を3組備えて構成される直流交流変換回路であり、コンプ用電動機36に3相交流電圧を印加する。
上記高電圧バッテリ10には、さらに、第2の正極側ラインLp2に接続された第3の正極側ラインLp3及び第2の負極側ラインLn2に接続された第3の負極側ラインLn3を介して第2の補機用LCフィルタ42が接続されている。第2の補機用LCフィルタ42には、第2の補機用インバータ40が接続されている。第2の補機用インバータ40には、車載空調装置34を構成するブロワファン駆動用の電動機(以下、ブロワ用電動機46)が接続されている。なお、第2の補機用LCフィルタ42は、第1の補機用LCフィルタ32と同様に、受動素子としてのコンデンサ42a及びインダクタ42bを備えて構成されている。また、本実施形態では、ブロワ用電動機46として、同期電動機(例えばSPMSM)を用いている。
第2の補機用インバータ40は、第1の補機用インバータ30と同様に、直流交流変換回路である。なお、本実施形態では、第1の補機用インバータ30及び第2の補機用インバータ40の構成は、主機用インバータ20の構成と同様である。このため、図1では、これら補機用インバータ30,40の詳細な図示を省略している。
主機用インバータ20は、マイクロコンピュータ(以下、主機用マイコン28)によって通電操作される。詳しくは、主機用マイコン28は、モータジェネレータ24の制御量(例えばトルク)をその指令値に制御すべく、主機用インバータ20を構成するスイッチング素子S¥#(#=p,n)に対して操作信号g¥#を出力することで、これらスイッチング素子S¥#を開閉操作する。
なお、主機用マイコン28は、車両の走行用にモータジェネレータ24を駆動させる駆動制御に加えて、車両の減速時において車両の運動エネルギを電気エネルギに変換して高電圧バッテリ10に蓄積する回生制御を行うべく、主機用インバータ20を通電操作する。
一方、第1の補機用インバータ30は、マイクロコンピュータ(以下、第1の補機用マイコン38)によって通電操作される。詳しくは、第1の補機用マイコン38は、コンプ用電動機36の制御量(例えば回転速度)をその指令値に制御すべく、主機用マイコン28と同様に、第1の補機用インバータ30を構成するスイッチング素子に対して操作信号を出力することで、これらスイッチング素子を開閉操作する。
他方、第2の補機用インバータ40は、マイクロコンピュータ(以下、第2の補機用マイコン48)によって通電操作される。詳しくは、第2の補機用マイコン48は、ブロワ用電動機46の制御量(例えば回転速度)をその指令値に制御すべく、主機用マイコン28と同様に、第2の補機用インバータ40を構成するスイッチング素子に対して操作信号を出力することで、これらスイッチング素子を開閉操作する。
ちなみに、主機用マイコン28、第1の補機用マイコン38及び第2の補機用マイコン48のそれぞれは、中央処理装置(CPU)やメモリを備え、メモリに格納されたプログラムをCPUにて実行するソフトウェア処理手段である。また、これらマイコン28,38,48の処理において用いられる上記指令値は、例えば、上位の制御装置から入力される。
続いて、主機用マイコン28によるモータジェネレータ24の制御量の制御、第1の補機用マイコン38によるコンプ用電動機36の制御量の制御、及び第2の補機用マイコン48によるブロワ用電動機46の制御量の制御について更に説明する。本実施形態では、これらマイコン28,38,48における上記処理が同様な処理であることから、主機用マイコン28における処理を例にして説明する。
本実施形態では、モータジェネレータ24の制御量を指令値に制御すべく、モータジェネレータ24に印加する指令電圧(主機用インバータ20の出力電圧の指令値)を操作する。これは、図2に示すように、周知の三角波PWM処理によって行われる。詳しくは、まず、操作量としての3相の指令電圧Vu*,Vv*,Vw*を主機用インバータ20の入力電圧VDCで規格化した信号D¥(¥=u,v,w)と、キャリア信号tcとしての三角波信号との大小比較に基づきPWM信号g¥が生成される。そして、これらPWM信号g¥とPWM信号g¥の論理反転信号とに基づき、デッドタイム付与処理を経て操作信号g¥#が生成される。
なお、以降、主機用インバータ20の操作信号の生成に用いられるキャリア信号の周波数を主機キャリア周波数と称すこととする。
ところで、主機用インバータ20の駆動に起因してコンデンサ22aが充放電されることで、第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1に電流(以下、高調波電流)が流れる。これらラインLp1,Ln1に高調波電流が流れることで、これらラインLp1,Ln1間に電圧変動が生じる。上記電圧変動は、例えば、第1の正極側ラインLp1や第1の負極側ラインLn1に存在する配線インダクタに電流が流れることによってこれらラインLp1,Ln1において電圧降下が生じることで生じる。ここで、先の図1には、上記電圧変動に寄与する配線インダクタ50を例示している。
第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1間に生じる電圧変動の周波数は、主機キャリア周波数の2倍の周波数となる。これは、キャリア信号tcの1周期において、主機用インバータ20の電圧ベクトルがゼロ電圧ベクトルとなる期間が2回出現し、コンデンサ22aの充電期間及び放電期間のそれぞれが交互に2回ずつ出現するためである。
ちなみに、主機キャリア周波数は、モータジェネレータ24の回転周波数よりも十分高い。このため、上記電圧変動の周波数は、モータジェネレータ24の回転駆動に起因してモータジェネレータ24側から高電圧バッテリ10側へと伝達されるノイズの周波数よりも十分高い。こうした理由から、本実施形態では、主機用インバータ20の駆動に起因して第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1に流れる電流を高調波電流と称すこととしている。
上述したメカニズムによって電圧変動が生じる状況下、上記電圧変動の周波数が、例えば、第1の補機用LCフィルタ32の共振周波数近傍となると、第1の補機用LCフィルタ32に流れる電流が増大することとなる。これにより、コンデンサ32aに流れる電流の実効値がコンデンサ32aの定格電流を超えたり、インダクタ32bに流れる電流の実効値がインダクタ32bの定格電流を超えたりすることで、コンデンサ32aやインダクタ32bの信頼性が低下するおそれがある。そして、この場合、第1の補機用LCフィルタ32によって第1の補機用インバータ30の入力電圧の脈動(リップル)を低減させることができず、コンプ用電動機36や第1の補機用インバータ30の信頼性が低下するおそれがある。なお、第2の補機用LCフィルタ42及びこれに接続されたブロワ用電動機46や第2の補機用インバータ40についても同様である。
ちなみに、上述した電圧変動の発生について、主機用インバータ20の寄与が大きいのは、モータジェネレータ24に流れる電流の最大値がコンプ用電動機36やブロワ用電動機46に流れる電流の最大値よりも大きいことに起因して、コンデンサ22aの充放電電流がコンデンサ32a,42aの充放電電流よりも大きくなることによる。
また、上述した電圧変動に起因する問題は、以下の事情によって顕在化したものである。つまり、本実施形態において、主機キャリア周波数は、所定範囲にて可変設定可能とされている。これは、例えば、主機用インバータ20を構成するスイッチング素子S¥#の過熱保護のための設定である。こうした構成を前提として、車載補機側のシステム設計時において主機キャリア周波数が未知であることにより、主機用インバータ20の駆動に起因して生じる上記電圧変動の周波数が補機用LCフィルタ32,42の共振周波数近傍とならないように補機用LCフィルタ32,42を設計することが困難となる事情があった。
なお、車載補機側のシステム設計時において主機キャリア周波数を知ることができる場合であっても、上記電圧変動の周波数が補機用LCフィルタ32,42の共振周波数近傍とならないように主機キャリア周波数を設定することはできる。ただし、この場合、使用可能な主機キャリア周波数が制約されることとなり、その結果、モータジェネレータ24の制御を制約する等の不都合が生じる懸念がある。
上述した電圧変動に起因する問題を解決すべく、本実施形態では、先の図1に示すように、第2の負極側ラインLn2のうち第3の負極側ラインLn3との接続点よりも高電圧バッテリ10側に能動素子であるダイオード60が設けられている。詳しくは、ダイオード60のアノードは、第1の補機用LCフィルタ32側に接続され、カソードは、高電圧バッテリ10側に接続されている。
こうした構成によれば、第1の補機用LCフィルタ32を構成するインダクタ32b及びコンデンサ32a、第2の負極側ラインLn2、第1の負極側ラインLn1の一部、高電圧バッテリ10、第1の正極側ラインLp1の一部並びに第2の正極側ラインLp2を備える第1の閉回路において、高電圧バッテリ10の負極側から正極側へと向かう規定方向の電流の流通を遮断することができる。これにより、第1の閉回路に流れる高調波電流を低減させることができる。
また、第2の補機用LCフィルタ42を構成するインダクタ42b及びコンデンサ42a、第3の負極側ラインLn3、第2の負極側ラインLn2の一部、第1の負極側ラインLn1の一部、高電圧バッテリ10、第1の正極側ラインLp1の一部、第2の正極側ラインLp2の一部並びに第3の正極側ラインLp3を備える第2の閉回路において、上記規定方向の電流の流通を遮断することができる。これにより、第2の閉回路に流れる高調波電流を低減させることができる。
特に、本実施形態では、第1の閉回路及び第2の閉回路の共通部分にダイオード60が設けられている。これは、高調波電流を低減させるための部品数を減少させるためである。加えて、上記共通部分のうち第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1以外の部分にダイオード60が設けられている。これは、モータジェネレータ24の回生制御時において、第1の正極側ラインLp1や第1の負極側ラインLn1の電流の流通が妨げられ、高電圧バッテリ10の充電が妨げられることを回避するためである。
続いて、図3〜図6を用いて、ダイオード60によって高調波電流を低減させることで得られる効果について、第1の補機用LCフィルタ32を例にして更に説明する。
まず、図3に、主機用インバータ20の駆動に起因した電圧変動を交流電源に置き換えた第1の閉回路に関する等価回路を示す。なお、図中、コンデンサ32aに流れる電流(以下、コンデンサ電流)を「Ic」にて示し、インダクタ32bに流れる電流(以下、インダクタ電流)を「IL」にて示し、コンプ用電動機36に流れる負荷電流を「IM」にて示した。また、上記交流電源を「52」にて示し、コンプ用電動機36の抵抗成分を「36a」にて示した。
続いて、図4に、コンプ用電動機36に負荷電流IMとして所定電流α(例えば20A)が流れる場合の電圧変動量ΔVp−p及びコンデンサ電流Icの実効値の関係を示す。ここで、電圧変動量ΔVp−pは、第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1間の電位差Vsの最大値及び最小値の差の絶対値である。
図示されるように、ダイオード60が設けられない場合、電圧変動量ΔVp−pが大きくなるほど、コンデンサ電流Icの実効値が大きくなる。すなわち、第1の補機用LCフィルタ32の共振によってコンデンサ電流Icの実効値が増大することで、コンデンサ32aの信頼性が低下するおそれがある。なお、こうした問題に対処すべく、例えば、コンデンサ32aの静電容量を大きくする場合には、コンデンサ32aの大型化を招くこととなる。
これに対し、ダイオード60が設けられる場合、電圧変動量ΔVp−pが大きくなるときであっても、コンデンサ電流Icの実効値は、負荷電流IMに応じて定まる所定の電流値に収束する。この所定の電流値は、負荷電流IMが大きくなるほど大きくなる。
すなわち、第1の補機用LCフィルタ32の共振が生じる場合であっても、高調波電流の低減によってコンデンサ電流Icの実効値を低減させることができる。これは、図5(a)に実線にて示すように、第1の閉回路において規定方向に流れるインダクタ電流ILを遮断することで、図5(b)に実線にて示すように、第1の閉回路において規定方向に流れるコンデンサ電流Icを遮断することができるためである。なお、図5(a)は、インダクタ電流ILの推移を示し、図5(b)は、コンデンサ電流Icの推移を示す。
なお、コンデンサ電流Icの実効値が負荷電流IMに応じて定まるのは、以下の理由による。図5(b)に示すように、コンデンサ電流Icの1周期TCにおいて、コンデンサ32aに蓄えられる電気エネルギと、コンデンサ32aから放出される電気エネルギとは略同一である。このため、コンデンサ電流Icの1周期TCにおいて、第1の閉回路にて規定方向とは逆方向に流れるコンデンサ電流Ic及び「0」で囲まれる面積「Sp」と、第1の閉回路にて規定方向に流れるコンデンサ電流Ic及び「0」で囲まれる面積「Sn」とが同一となる。そして、上記面積「Sn」が負荷電流IMとしての所定電流αに応じて定まることから、コンデンサ電流Icの実効値が負荷電流IMに応じて定まる。
ちなみに、先の図4において、電圧変動量ΔVp−pが小さい領域では、コンデンサ電流Icの低減効果が得られていない。これは、図6(a)に示すように、電圧変動量ΔVp―pが小さいと、ダイオード60が設けられない場合であっても第1の閉回路において上記規定方向にインダクタ電流ILが流れず、図6(b)に示すように、コンデンサ電流Icが負荷電流IMによって制限されないことによる。なお、図6(a)及び図6(b)は、先の図5(a)及び図5(b)に対応している。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)第1の閉回路及び第2の閉回路にダイオード60を設けた。このため、第1の補機用LCフィルタ32及び第2の補機用LCフィルタ42の共振が生じる場合であっても、第1の閉回路及び第2の閉回路に流れる高調波電流を低減させることができる。これにより、これら補機用LCフィルタ32,42の信頼性の低下を好適に回避することができ、ひいてはコンプ用電動機36、第1の補機用インバータ30、ブロワ用電動機46及び第2の補機用インバータ40の信頼性の低下を回避することができる。
また、本実施形態によれば、例えば上記特許文献1に記載された技術とは異なり、高調波電流を低減させるための素子をマイコンによって制御する構成が不要となる。このため、電力変換システムの構成部品を減少させることができ、システム構成の簡素化を図ることもできる。
さらに、本実施形態によれば、第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1における電圧変動に起因した高調波電流のみならず、主機用インバータ20のスイッチング素子S¥#の開閉操作に起因して主機用インバータ20側から伝達されるノイズも低減させることができる。
加えて、本実施形態によれば、設計時に想定すべき電圧変動量ΔVp−pの最大値がモータジェネレータ24の制御システムの仕様毎に異なる場合であっても、負荷電流IMを知ることによってコンデンサ電流Icの実効値を定めることができる。このため、コンデンサ等の補機用LCフィルタの構成部品を上記制御システムの仕様毎に適合する作業の簡素化を図ることもできる。
(2)第1の閉回路及び第2の閉回路の共通部分にダイオード60を設けた。このため、単一のダイオード60によって第1の閉回路及び第2の閉回路のそれぞれに流れる高調波電流を低減させることができる。このため、電力変換システムの構成部品を減少させることによってシステム構成の簡素化を図ることができる。
(3)第1の閉回路及び第2の閉回路のうち第1の正極側ラインLp1及び第1の負極側ラインLn1以外の部分にダイオード60を設けた。このため、モータジェネレータ24の回生制御時において、第1の正極側ラインLp1や第1の負極側ラインLn1の電流の流通が妨げられることを回避することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、高調波電流を低減させるための構成を変更する。
図7に、本実施形態にかかるシステムの全体構成を示す。なお、図7において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第2の負極側ラインLn2のうち第3の負極側ラインLn3との接続点よりも高電圧バッテリ10側には、能動素子であるNチャネルMOSFET(以下、遮断用スイッチング素子62)が設けられている。詳しくは、遮断用スイッチング素子62のソースは、第1の補機用LCフィルタ32側に接続され、ドレインは、高電圧バッテリ10側に接続されている。
遮断用スイッチング素子62のソースには、操作手段としてのコンパレータ64の非反転入力端子が接続され、ドレインには、コンパレータ64の反転入力端子が接続されている。また、コンパレータ64の出力端子には、遮断用スイッチング素子62のゲートが接続されている。
こうした構成によれば、遮断用スイッチング素子62及びコンパレータ64は、第1の閉回路や第2の閉回路において規定方向の電流の流通を遮断する同期整流手段として機能することとなる。詳しくは、第1の閉回路を例にして説明すると、第1の閉回路において規定方向とは逆方向に電流が流れる場合、コンパレータ64の出力信号の論理が「H」となることで、遮断用スイッチング素子62が閉操作される。一方、第1の閉回路において規定方向に電流が流れる場合、コンパレータ64の出力信号の論理が「L」となることで、遮断用スイッチング素子62が開操作される。
なお、上述した構成によれば、高調波電流低減用の部品を追加したことによって電力変換システムで生じる電力損失を低減できる。これは、図8に示すように、遮断用スイッチング素子62の導通損失が上記第1の実施形態で説明したダイオード60の導通損失よりも十分小さいことによる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で説明した(1),(3)の効果と、(2)の効果に準じた効果とを得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ダイオードの設置態様を変更する。詳しくは、第1の閉回路及び第2の閉回路のそれぞれにダイオードを各別に設ける。
図9に、本実施形態にかかるシステムの全体構成を示す。なお、図9において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第2の負極側ラインLn2のうち第3の負極側ラインLn3との接続点よりも第1の補機用LCフィルタ32側には、第1のダイオード66が設けられている。詳しくは、第1のダイオード66のアノードは、第1の補機用LCフィルタ32側に接続され、カソードは、高電圧バッテリ10側に接続されている。
また、第3の負極側ラインLn3には、第2のダイオード68が接続されている。詳しくは、第2のダイオード68のアノードは、第2の補機用LCフィルタ42側に接続され、カソードは、高電圧バッテリ10側に接続されている。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で説明した(1),(3)の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(4)第1の閉回路及び第2の閉回路のそれぞれにダイオードを各別に設けた。このため、第1のダイオード66及び第2のダイオード68のうちいずれかが故障した場合であっても、ダイオードの故障がコンプ用電動機36及びブロワ用電動機46のうち正常なダイオードに対応した車載補機の駆動に及ぼす影響を除去することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ダイオードの設置態様を変更する。詳しくは、図10に示すように、第2の正極側ラインLp2のうち第3の正極側ラインLp3との接続点よりも高電圧バッテリ10側にダイオード70を設ける。詳しくは、ダイオード70のアノードは、高電圧バッテリ10側に接続され、カソードは、第1の補機用LCフィルタ32側に接続されている。なお、図10において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1の実施形態で説明した(1)〜(3)の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・キャリア信号としては、三角波信号に限らず、例えばのこぎり波信号であってもよい。
・「車載補機」としては、コンプ用電動機36やブロワ用電動機46に限らない。例えば、ハンドルの操作をアシストするための電動パワーステアリング装置を構成する電動機であってもよい。また、例えば、車載主機として回転機に加えて内燃機関を備える車両において、内燃機関の冷却水を循環させるウォータポンプに内蔵される電動機であってもよい。さらに、「車載補機」としては、電動機に限らず、通電によって発熱するヒータであってもよい。
・「直流電源」としては、高電圧バッテリ10に限らず、例えば、交流電源(例えば商用電源)及び交流電源の出力を整流する整流手段(例えば、コンバータや全波整流回路)を備えて構成される電源であってもよい。
・「能動素子」としては、例えばサイリスタであってもよい。
・「遮断手段」としては、上記第2の実施形態に例示したものに限らず、例えば以下に説明するものであってもよい。先の図7において、第2の負極側ラインLn2のうち第3の負極側ラインLn3との接続点及び遮断用スイッチング素子62の間に抵抗体(シャント抵抗)を設ける。そして、シャント抵抗の両端のうち第1の補機用LCフィルタ32側をコンパレータ64の非反転入力端子に接続し、遮断用スイッチング素子62側をコンパレータ64の反転入力端子に接続する。この場合であっても、第1の閉回路や第2の閉回路の電流流通方向を検出して遮断用スイッチング素子62を開閉操作することができるため、同期整流を行うことができる。
・上記第3の実施形態の図9において、上記第2の実施形態で説明した遮断用スイッチング素子及びコンパレータを第1の閉回路及び第2の閉回路のそれぞれに各別に設けてもよい。この場合、例えばゲート信号にノイズが混入することによって遮断用スイッチング素子の誤作動が生じる場合であっても、この誤作動がコンプ用電動機36及びブロワ用電動機46のうち誤作動が生じていない遮断用スイッチング素子に対応した車載補機の駆動に及ぼす影響を除去することができる。
・上記第3の実施形態の図9において、第2の正極側ラインLp2のうち第3の正極側ラインLp3との接続点よりも第1の補機用LCフィルタ32側に第1のダイオード66を設け、また、第3の正極側ラインLp3に第2のダイオード68を設ける構成を採用してもよい。
・高電圧バッテリ10に並列接続されるインバータとしては、3つに限らず、2つ又は4つ以上であってもよい。なお、インバータの並列接続数を3つ以上とする場合、複数のインバータのそれぞれに接続される負荷のうち定格出力が他の負荷よりも大きい負荷(モータジェネレータ)が複数であってもよい。すなわち、入力電圧のリップルが増大する要因が複数存在してもよい。
・主機用LCフィルタ22を構成するインダクタとしては、配線インダクタに限らず、受動素子としてのインダクタであってもよい。また、第1の補機用LCフィルタ32や第2の補機用LCフィルタ42を構成するインダクタとしては、受動素子としてのインダクタに限らず、配線インダクタであってもよい。
・「電力変換回路」としては、その出力端子を電力供給源としての負荷(モータジェネレータ24、コンプ用電動機36、ブロワ用電動機46)の端子に接続する直流交流変換回路に限らない。例えば、高電圧バッテリ10の電圧を降圧して電力供給源としての車載補機バッテリに出力する降圧コンバータであってもよい。この場合であっても、降圧コンバータを含む複数の電力変換回路が直流電源に並列接続される構成において、これら電力変換回路のそれぞれの入力側にLCフィルタが接続されることがあるなら、例えば降圧コンバータの備えるスイッチング素子の開閉操作に起因して、LCフィルタの共振が生じるおそれがある。このとき、複数の電力変換回路のうち一部に接続されたLCフィルタの信頼性が低下する懸念があるため、本発明の適用が有効である。
・本発明の適用対象としては、車両に限らない。
10…高電圧バッテリ、20…主機用インバータ、30…第1の補機用インバータ、40…第2の補機用インバータ、22…主機用LCフィルタ、32…第1の補機用LCフィルタ、42…第2の補機用LCフィルタ、60…ダイオード、S¥#(¥=u,v,w:#=p,n)…スイッチング素子。

Claims (10)

  1. 直流電源(10)に並列接続されてかつ、スイッチング素子(S¥#:¥=u,v,w:#=p,n)の開閉操作によって入力電圧を所定に変換する複数の電力変換回路(20,30,40)と、
    前記複数の電力変換回路のそれぞれと前記直流電源との間に介在してかつ、該複数の電力変換回路のそれぞれに対応して設けられたLCフィルタ(22,32,42)と、
    前記複数の電力変換回路のうち一部であってかつ複数のリップル低減対象(30,40)に接続された前記LCフィルタ(32,42)と、前記直流電源とを備える閉回路において、該直流電源の負極側から正極側へと向かう規定方向の電流の流通を遮断する遮断手段(60,62,64,66,68,70)と、
    を備え、
    前記遮断手段(60,70)は、前記複数のリップル低減対象のそれぞれに対応する前記閉回路の共通部分に設けられていることを特徴とする電力変換システム。
  2. 前記遮断手段は、前記閉回路に設けられてかつ前記規定方向の電流の流通を遮断可能な能動素子(60,62,66,68,70)を備えることを特徴とする請求項1記載の電力変換システム。
  3. 前記能動素子は、前記閉回路を開閉すべく開閉操作される遮断用スイッチング素子(62)であり、
    前記遮断手段は、前記閉回路において前記規定方向とは逆方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を閉操作し、前記閉回路において前記規定方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を開操作する操作手段(64)を更に備えることを特徴とする請求項2記載の電力変換システム。
  4. 前記能動素子は、通電操作によらず前記規定方向の電流の流通を遮断する遮断素子(60,66,68,70)であることを特徴とする請求項2記載の電力変換システム。
  5. 前記電力変換回路は、入力される直流電圧を交流電圧に変換する直流交流変換回路であり、
    前記リップル低減対象には、車載補機(36,46)が接続され、
    前記複数の電力変換回路のうち前記リップル低減対象以外の電力変換回路(20)には、車載主機としての回転機(24)が接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換システム。
  6. 直流電源(10)に並列接続されてかつ、スイッチング素子(S¥#:¥=u,v,w:#=p,n)の開閉操作によって入力電圧を所定に変換する複数の電力変換回路(20,30,40)と、
    前記複数の電力変換回路のそれぞれと前記直流電源との間に介在してかつ、該複数の電力変換回路のそれぞれに対応して設けられたLCフィルタ(22,32,42)と、
    前記複数の電力変換回路のうち一部であってかつ少なくとも1つであるリップル低減対象(30,40)に接続された前記LCフィルタ(32,42)と、前記直流電源とを備える閉回路において、該直流電源の負極側から正極側へと向かう規定方向の電流の流通を遮断する遮断手段(62,64)と、
    を備え、
    前記電力変換回路は、入力される直流電圧を交流電圧に変換する直流交流変換回路であり、
    前記遮断手段は、
    前記閉回路に設けられてかつ前記閉回路を開閉すべく開閉操作される遮断用スイッチング素子(62)と、
    前記閉回路において前記規定方向とは逆方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を閉操作し、前記閉回路において前記規定方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を開操作する操作手段(64)と、
    を備え
    前記遮断用スイッチング素子は、NチャネルMOSFETであり、
    前記閉回路において、前記直流電源の負極側に前記遮断用スイッチング素子のドレインが接続され、前記直流電源の正極側に前記遮断用スイッチング素子のソースが接続され、
    前記操作手段は、前記遮断用スイッチング素子のソースが非反転入力端子に接続され、前記遮断用スイッチング素子のドレインが反転入力端子に接続され、前記遮断用スイッチング素子のゲートが出力端子に接続されたコンパレータであることを特徴とする電力変換システム。
  7. 直流電源(10)に並列接続されてかつ、スイッチング素子(S¥#:¥=u,v,w:#=p,n)の開閉操作によって入力電圧を所定に変換する複数の電力変換回路(20,30,40)と、
    前記複数の電力変換回路のそれぞれと前記直流電源との間に介在してかつ、該複数の電力変換回路のそれぞれに対応して設けられたLCフィルタ(22,32,42)と、
    前記複数の電力変換回路のうち一部であってかつ複数のリップル低減対象(30,40)に接続された前記LCフィルタ(32,42)と、前記直流電源とを備える閉回路において、該直流電源の負極側から正極側へと向かう規定方向の電流の流通を遮断する遮断手段(62,64)と、
    を備え、
    前記電力変換回路は、入力される直流電圧を交流電圧に変換する直流交流変換回路であり、
    前記遮断手段は、
    前記閉回路に設けられてかつ前記閉回路を開閉すべく開閉操作される遮断用スイッチング素子(62)と、
    前記閉回路において前記規定方向とは逆方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を閉操作し、前記閉回路において前記規定方向に電流が流れる場合に前記遮断用スイッチング素子を開操作する操作手段(64)と、
    を備え、
    前記遮断手段(60,70)は、前記複数のリップル低減対象のそれぞれに対応する前記閉回路の共通部分に設けられていることを特徴とする電力変換システム
  8. 前記リップル低減対象は、複数であり、
    前記遮断手段(66,68)は、前記複数のリップル低減対象のそれぞれに対応する前記閉回路に各別に設けられていることを特徴とする請求項6記載の電力変換システム。
  9. 前記リップル低減対象には、車載補機(36,46)が接続され、
    前記複数の電力変換回路のうち前記リップル低減対象以外の電力変換回路(20)には、車載主機としての回転機(24)が接続されていることを特徴とする請求項6〜のいずれか1項に記載の電力変換システム。
  10. 前記遮断手段は、前記閉回路のうち前記回転機が接続された前記電力変換回路と前記直流電源とを接続する電気経路(Lp1,Ln1)以外の部分(Lp2,Ln2,Ln3)に設けられていることを特徴とする請求項5又は記載の電力変換システム。
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