JP5926408B2 - スパークギャップ装置 - Google Patents

スパークギャップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5926408B2
JP5926408B2 JP2014558148A JP2014558148A JP5926408B2 JP 5926408 B2 JP5926408 B2 JP 5926408B2 JP 2014558148 A JP2014558148 A JP 2014558148A JP 2014558148 A JP2014558148 A JP 2014558148A JP 5926408 B2 JP5926408 B2 JP 5926408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spark gap
charge
charge storage
triggerable
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014558148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015513175A (ja
Inventor
ペーター ボーベルト,
ペーター ボーベルト,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Electronics AG
Original Assignee
Epcos AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epcos AG filed Critical Epcos AG
Publication of JP2015513175A publication Critical patent/JP2015513175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5926408B2 publication Critical patent/JP5926408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T15/00Circuits specially adapted for spark gaps, e.g. ignition circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T2/00Spark gaps comprising auxiliary triggering means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T2/00Spark gaps comprising auxiliary triggering means
    • H01T2/02Spark gaps comprising auxiliary triggering means comprising a trigger electrode or an auxiliary spark gap
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/06Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage using spark-gap arresters

Description

本発明は、トリガー可能なスパークギャップ(Funkenstrecke)を有するスパークギャップ装置に関する。
従来のトリガー可能なスパークギャップは、少なくとも2つの主電極と1つのトリガー電極とを備える。たとえばこれらの電極は、ガス充填された1つの空間に配設され、ここで適切なトリガー電圧がトリガー電極に印加され、このトリガー電極と主電極の1つとの間のスパークギャップが点火される。この際たとえばガス充填された空間においてイオン化されたギャップが生成され、このイオン化されたギャップを介してトリガー電極と1つの主電極との間に電流が流れる。このトリガー電極を用いて点火することによって、2つの主電極の間のさらなる導電チャネルの形成が達成され、これらの主電極の間の電流フローが可能となる。
このようなトリガー可能なスパークギャップは、たとえばサージ電圧避雷器(Uberspannungsableiter)として利用することができる。他の利用可能性としては、たとえば狙いを定めて高電圧をオンとする(Durchschaltung)ことである。
従来のトリガー可能なスパークギャップでは、この主電極間をオンとする(Durchschalten)ことが、トリガー電極へのトリガーパルスの印加によって直接引き起こされる。
したがって本発明の課題は、トリガー可能なスパークギャップを有するスパークギャップ装置を提供することであり、このスパークギャップ装置では、トリガー可能なスパークギャップの作動が所定の遅延、特に確実にコントロールされる遅延によって行われる。
この課題は、独立請求項に記載の発明によって解決される。変形例および実施形態は、従属項に記載されている。
このため、たとえば、このスパークギャップ装置には、入力側に印加されるインパルスがトリガー可能なスパークギャップの駆動に対して遅延された形態で用いられる、トリガー回路が設けられる。このため、たとえば入力側に印加されるインパルスのエネルギーが、少なくとも1つの貯蔵器に一時的に貯蔵される。この一時的に貯蔵されたエネルギーは、所定の時定数で他の貯蔵器に移し替えられる。この時定数を有する他の貯蔵器への移し替え工程によって、所定の充電状態が達成され、この充電状態によって少なくとも1つの貯蔵器の導通あるいは放電が引き起こされて、パルス状の放電が行われる。この放電パルスは、たとえばトランスを用いてトリガー可能なスパークギャップのトリガー電極に与えられ、適切な時間遅延でこのスパークギャップが作動される。たとえばこのトリガー回路は、トリガー可能なスパークギャップに一体化されている。さらに、たとえばこのトリガー可能なスパークギャップのトリガー接続端子は、外部から接触することはできず、トリガーは、このトリガー回路を介してのみ可能となっている。
1つの実施形態においては、このトリガー回路は、第1および第2の電荷貯蔵器(Ladungsspeicher)と、第1の抵抗と、トリガー可能な避雷素子(Ableitelement)とトランスとを有する。この際トリガー回路は、このトリガー回路の入力側に与えられた入力インパルスのエネルギーを一時的に貯蔵するが、ここで貯蔵は少なくとも第1の電荷貯蔵器で行われる。このためこのトリガー回路は、貯蔵されたエネルギーの一部を第1の抵抗を介して第2の電荷貯蔵器に移し替えるように構成されている。このトリガー可能な避雷素子は、第2の電荷貯蔵器の電圧に依存してオンされ、第1の電荷貯蔵器からトランスの一次側を介して放電するように構成されている。このトランスの2次側は、トリガー可能なスパークギャップの主電極およびこのトリガー可能なスパークギャップのトリガー電極と接続されている。
このトリガー可能な避雷器は、たとえばスイッチングスパークギャップ(Schaltfunkenstrecke)、三極避雷器、またはトリガーダイオードを有するサイリスタによって構築されており、たとえば適切なオン電圧(Durchschaltspannung)を有し、上記の第2の電荷貯蔵器の電圧がこのオン電圧に達するとオンとなる。これに対応して入力側に印加されるインパルスは、第1の電荷貯蔵器の充電に用いられるが、この際充電が直接的および瞬時に、または間接的に、一時貯蔵器を介して他の電荷貯蔵器で行われる。こうして入力インパルスが減衰して、このインパルスのエネルギーは、トリガー回路に一時貯蔵され、第2の電荷貯蔵器を充電するのに用いられ、この際この一時貯蔵器の抵抗を介した放電によって時定数が生じる。この第2の電荷貯蔵器の電圧は、適切な時定数でオン電圧に達するまで上昇する。トリガー可能な避雷素子をオンする(Durchschalten)場合においては、この第1の電荷貯蔵器は低抵抗でジャンパされ、この際この第1の電荷貯蔵器は、たとえばトランスの一次巻線と接続されている。これに対応してこのトランスでは、第1の電荷貯蔵器の放電によってインパルスが誘導され、このインパルスは、最終的にトリガー可能なスパークギャップが作動するよう作用する。
様々な実施形態において、第2の電荷貯蔵器に並列に、もう1つの抵抗が接続される。これにより、この第2の電荷貯蔵器は、装置の動作中に定期的に放電されることができ、入力インパルスが発生した際にこの第2の電荷貯蔵器にプリチャージ(Vorladung)が無いようにされる。これによりさらに、この第2の電荷貯蔵器の電圧が、特に第1の抵抗および第2の電荷貯蔵器で設定されたあるいは目標とされたスケーリング(Dimensionierung)に基づくものよりも速くトリガー可能な避雷器のオン電圧に到達することが防止される。このもう1つの抵抗は、好ましくは、第2の電荷貯蔵器へのエネルギーの移し替えの際に、このもう1つの抵抗を介して僅かな電流が流れ、一時的に貯蔵されたエネルギーがこの第2の電荷貯蔵器に移し替えられることができるように、スケーリングされている。
他の様々な実施形態においては、このトリガー回路は、入力インパルスのエネルギーを、この入力インパルスの正の半波および/または負の半波に基づいて貯蔵することを可能とする整流回路を備える。これに対応して、この整流器は、入力インパルスの一方の半波のみを通し、他方の半波を短絡する半波整流器としても、また入力インパルスの正および負の半波をエネルギーの貯蔵に提供する全波整流器としても実装されてよい。
様々な実施形態において、トランスは高圧トランスとして実装される。たとえば入力インパルスのために電荷貯蔵器が高い電圧レベルになると、たとえば400V程度に充電されると、この電圧は、トリガー可能なスパークギャップのために高圧トランスによって10kV程度に昇圧される。
他の実施形態においては、このスパークギャップ装置は、さらにもう1つのトランスを備え、このもう1つのトランスは、一次側に印加されたインパルスから入力インパルスを生成する。このためたとえばこのトリガー回路は、このもう1つのトランスの二次側に接続されている。この実施形態においては、このもう1つのトランスの一次側に、このもう1つのトランスによって入力インパルスに変換されるインパルスが印加されてよい。
様々な実施形態においては、このトリガー可能なスパークギャップまたはガス充填された電気的なサージ電圧避雷器である。
上記で説明したように、このトリガー回路の部品のスケーリングによって、とりわけ特定の時定数の形成によって、このトリガー回路の時間特性が規定される。これに対応してたとえばこのトリガー回路は、入力インパルスの発生とスイッチングスパークギャップのオンとの間の時間間隔が常に所定の値より大きくなるように、とりわけ15μsより大きくなるようにスケーリングされる。この結果、確実にコントロールされるスパークギャップ装置を提供できることになる。
このスパークギャップ装置の1つの特別な実施形態においては、入力インパルスのエネルギーの貯蔵は、上記の第1の電荷貯蔵器のみによって行われる。ここで、トリガー回路は、この第1の電荷貯蔵器が第1の抵抗を介して部分的に放電されて、第2の電荷貯蔵器を充電するように構成されている。とりわけここではこの第1の電荷貯蔵器が瞬時に入力インパルスによって充電される。すなわちこの入力インパルスによって生成される電流あるいはこれに対応した電圧は、直接この第1の電荷貯蔵器の充電に用いられる。
こうしてこの入力インパルスが減衰した後、この第1の電荷貯蔵器に電圧が存在している。貯蔵されたエネルギーの一部は、この第1の電荷貯蔵器から第1の抵抗を介して第2の電荷貯蔵器に移し替えられ、この第2の電荷貯蔵器の電圧は生成される時定数に対応して上昇する。この際この第1および第2の電荷貯蔵器は、好ましくは、この第1の電荷貯蔵器のエネルギーの第2の電荷貯蔵器への移し替えによって、この第1の電荷貯蔵器の電圧が僅かに低下するが、避雷素子のオンに充分な電圧が存在し、トリガー可能なスパークギャップの点火が可能であるように、互いにスケーリングされて調整されている。たとえばこの第1の電荷貯蔵器は、第2の電荷貯蔵器の50〜100倍の大きさの容量を備える。
この実施形態においては、たとえばこのトリガー可能な避雷素子は、トリガーダイオードおよびサイリスタを備え、このトリガーダイオードは、第2の電荷貯蔵器の電圧に依存してこのサイリスタが導通するようにスイッチングする。もしこの第2の電荷貯蔵器の電圧が上記のオン電圧に達すると、このトリガーダイオードは導通状態に変更され、このサイリスタの制御電極に制御電流が与えられ、このサイリスタは点火すなわち導通するようにスイッチングされる。この際このサイリスタは第1の電荷貯蔵器によって、トランスの一次側を介して放電を起こすようにスイッチングされる。
さらにもう1つの実施形態においては、このトリガー回路はさらに第2の電荷貯蔵器を備える。この際入力インパルスのエネルギーの貯蔵は、第1の電荷貯蔵器および第3の電荷貯蔵器によって行われる。この際好ましくは、このトリガー回路は、第1の電荷貯蔵器および第3の電荷貯蔵器が直接この入力インパルスによって充電されるように、すなわちこの入力インパルスから生じる電流あるいは電圧が第1および第3の電荷貯蔵器の充電に用いられるように構成されている。この実施形態においては、このトリガー回路は、この第3の電荷貯蔵器が第1の抵抗を介して放電されて、第2の電荷貯蔵器を充電するように構成されている。
こうして入力インパルスのエネルギーは、第1および第3の電荷貯蔵器に貯蔵され、ここで第1の電荷貯蔵器に貯蔵されたエネルギーが、避雷素子を介した放電に用いられ、これに対し第3の電荷貯蔵器のエネルギーが、適切な時定数で第2の電荷貯蔵器を充電し、これによってこの第2の電荷貯蔵器の電圧を上昇させる。
たとえばトリガー回路のこれらの実施形態は、第1および第3の電荷貯蔵器の電荷がそれぞれ第1および第3の電荷貯蔵器に直列に接続されたダイオードを流れるように構成されている。この際好ましくは、それぞれのダイオードのカソードは、電荷貯蔵器と接続されている。これにより第1および第3の電荷貯蔵器の間の移し替えが防止される。たとえば第1および第3の電荷貯蔵器は、この第1の電荷貯蔵器が、この第3の電荷貯蔵器より顕著に大きな容量値を備えるように、たとえば100〜500倍に大きくなるようにスケーリングされる。
この実施形態では、このトリガー可能な避雷素子は、たとえば三極避雷器を有し、この三極避雷器では第2の電荷貯蔵器の電圧に依存してこの三極避雷器のオンのために中央電極が設けられている。これに対応してこの避雷素子のオン電圧は、この三極避雷器の、第2の電荷貯蔵器に接続された外部電極と中間電極との間の所定のスイッチング電圧以上に設定される。たとえば第1の電荷貯蔵器は、他の外部電極に接続され、点火の際には三極避雷器全体の、第2の電荷貯蔵器と中央電極との間の経路が導通状態となり、この中央電極およびトランスの一次側を介して第1の電荷貯蔵器への電流経路が形成される。
さらなるもう1つの特別な実施形態においては、このトリガー回路はさらに、第3および第4の電荷貯蔵器と第2の抵抗を備え、ここで入力インパルスのエネルギーの貯蔵は、直接これらの第3および第4の電荷貯蔵器によって行われる。このトリガー回路は、第3の電荷貯蔵器を第1の抵抗を介して放電して第2の電荷貯蔵器を充電し、第4の電荷貯蔵器をこの第2の抵抗を介して放電して第1の電荷貯蔵器を充電するために構成されている。これに対応して、この実施形態でも、入力インパルスのエネルギーの貯蔵がこの第1の電荷貯蔵器および第3の電荷貯蔵器によって行われる。
しかしながらこの実施形態では、入力側に印加されるインパルスは、第3および第4の電荷貯蔵器を瞬時に充電することに用いられ、この入力インパルスが減衰した後にこの第3および第4の電荷貯蔵器は所定の電圧となっている。これらの電圧は、第1あるいは第2の抵抗を介して、第1あるいは第2の電荷貯蔵器へ放電され、ここで上記で説明したと同様に、これらの抵抗を介した放電によってそれぞれの時定数が生じる。ここでこの第1の電荷貯蔵器は、好ましくは最大電圧まで充電されるが、この最大電圧はトリガー可能な避雷器のオン電圧より低くなっている。この実施形態では、このトリガー可能な避雷素子は、たとえばスイッチングスパークギャップとして実装され、このスイッチングスパークギャップは第2の電荷貯蔵器の電圧に依存してオンするように設けられている。この第2の電荷貯蔵器の電圧は、適切な時定数でオン電圧に達するまで上昇する。この避雷素子がオンされる際は、第1および第2の電荷貯蔵器が低抵抗でジャンパーされる。これに対応してトランスでは、第1の電荷貯蔵器の放電によってインパルスが誘導され、このインパルスは、最終的にトリガー可能なスパークギャップが作動するよう作用する。
たとえば第4の電荷貯蔵器は、第3の電荷貯蔵器より大きな容量を備える。このためたとえばこの第1の電荷貯蔵器は、第2の電荷貯蔵器より大きな容量を備える。これよりこの第4あるいは第1の電荷貯蔵器には、第2あるいは第3の電荷貯蔵器より大きな電荷量が貯蔵される。小さな電荷貯蔵器は、たとえば時間遅延の実現に用いられ、これに対し大きな電荷貯蔵器は、トリガー可能なスパークギャップの作動をもたらすインパルスの生成に用いられる。たとえば第4の電荷貯蔵器の容量は、第3の電荷貯蔵器の5〜20倍、特に約10倍の大きさとなっている。同様に、たとえば第1の電荷貯蔵器の容量は、第2の電荷貯蔵器の30〜70倍、特に約50倍の大きさとなっている。第1の抵抗および第2の抵抗も異なっていてよい。たとえば第1の抵抗の抵抗値は、第2の抵抗の抵抗値より大きくなっており、特に30〜70倍の大きさであり、たとえば約50倍の大きさである。
本発明は、複数の実施形態について図を参照して以下に詳細に説明される。ここでは同じ参照番号は、同じ機能の素子または部品を示す。素子または部品が機能的に同様な場合は、それらの説明は以下のそれぞれの図ではこれらの説明を繰り返さない。
トリガー可能なスパークギャップを有するスパークギャップ装置およびトリガー回路の1つの実施形態のブロック回路図である。 トリガー可能なスパークギャップを有するスパークギャップ装置およびトリガー回路のもう1つの実施形態のブロック回路図である。 トリガー可能なスパークギャップを有するスパークギャップ装置およびトリガー回路のもう1つの実施形態のブロック回路図である。
図1〜3のブロック回路図には、それぞれトリガー回路TRGが示されており、このトリガー回路では一次巻線T21と二次巻線T22とを有するトランスT2が左側の入力側に接続されており、ここでこのトリガー回路TRGの入力端子は二次巻線T22と接続されている。このトリガー回路TRGの出力側には、トリガー可能なスパークギャップTF、たとえばガス放電スパークギャップまたはガス充填された電気的サージ電圧避雷器が、主電極HEおよびトリガー電極TEと共に接続されている。このトリガー可能なスパークギャップのもう1つの主電極は、見易くするためここでは表示されていない。このスパークギャップTFは、高圧トランスT1の二次側T12に接続され、この高圧トランスはトリガー回路TRGに含まれている。この高圧トランスT1の一次巻線T11は、これに対応する二次巻線T12より小さく表示されているが、これはこの高圧トランスT1によって、好ましくはこのトランスT1の一次側T11と二次側T12との間で高電圧の変圧が行われることを示すためである。
図1を参照すると、トリガー回路TRGにおいて、このトリガー回路TRGの入力側端子間に、第1のダイオードD1と電荷貯蔵器C3とからなる直列回路が接続されている。同様にこれらの入力側端子間に、第2のダイオードD2と電荷貯蔵器C4とからなる直列回路が接続されている。電荷貯蔵器C3,C4およびダイオードD1,D2の間のそれぞれのノード点は、それぞれのダイオードのカソードによって形成されている。これら2つの直列回路と逆並列に、第3のダイオードD3が上記の入力側端子間に接続されており、このダイオードD3のカソードが上側の正側入力接続端子と接続されており、アノードが下側の負側入力接続端子と接続されている。第1あるいは第2のダイオードD1,D2とそれぞれの電荷貯蔵器C3,C4との間のそれぞれのノード点には、第1あるいは第2の抵抗R1,R3が接続されており、これらはそれぞれのノード点を第4および第5のダイオードD4,D5とそれぞれ接続している。これらのダイオードD4,D5は、カソード側で互いに接続されており、スイッチングスパークギャップSFの1つの接続端子に繋がっており、このスイッチングスパークギャップの他の接続端子は負入力側接続端子と接続されている。第1の抵抗R1と第4のダイオードD4との間のノード点と、負側入力接続端子との間には、第3の抵抗R2と電荷貯蔵器C2とが互いに並列に接続されている。同様に、ダイオードD5と抵抗R3との間のノード点との間には、トランスT1の一次側巻線T11を介して負側入力接続端子に電荷貯蔵器C1が接続されている。
このスパークギャップ装置の動作においては、たとえばトランスT2の一次側T21にインパルスが印加され、このインパルスは二次側T22に入力インパルスを誘導する。しかしこの入力インパルスは、単に正側および負側の半波を有する単一の振動周期のみを含む。負側半波は、ダイオードD3で短絡され、これに対し正側半波は、ダイオードD1,D2を介してたとえばコンデンサとして実装される電荷貯蔵器C3,C4の瞬時の充電を与える。入力インパルスが終了すると、これらの電荷貯蔵器C3,C4は、抵抗R1,R3を介して他の電荷貯蔵器C1,C2に放電する。電荷貯蔵器C2の充電電圧がスイッチングスパークギャップSFのスイッチング電圧閾値を越えると、このスイッチングスパークギャップは、ダイオードD4を介して点火され、この点火された状態で低抵抗の接続状態となる。これに対応して、電荷貯蔵器C1は短絡すなわち低抵抗でジャンパーされ、高圧トランスT1の一次巻線T11に電圧パルスが生成され、この電圧パルスは二次側T12で高電圧パルスに昇圧されてトリガー可能なスパークギャップTFに与えられ、とりわけトリガー電極TEと図示された主電極HEとの間に与えられる。
この電圧インパルスは、この時トリガー、すなわちスパークギャップTFの点火をもたらす。このトリガー電極TEによるスパークギャップTFの点火は、図示した主電極HEと、このスパークギャップTFの他の不図示の主電極との間に、最終的に1つの導通チャネルを形成するように作用する。抵抗R1と電荷貯蔵器C2の容量とから生じる時定数によって、そしてこのスイッチングスパークギャップSFの所定のオン電圧によって、入力インパルスの生成とこれにより生じるスパークギャップTFの点火との間の所定の時間間隔がもたらされる。これにより、この図示されたスパークギャップ装置は、入力インパルスとスパークギャップTFのオンとの間の遅延が必要とされているあるいは望まれているような使用例に設けることができる。
まずこのスパークギャップ装置の一般的な動作原理が例示的に選択された部品値(Bauteilwerten)を用いて1つの実施形態で説明される。
たとえばトランスT2は、入力インパルスが2kVより大きいインパルスピーク値で生成されるようにスケーリングされる。ダイオードD1,D2,D3は、たとえば約10kVの耐圧で構成される。電荷貯蔵器C3は、たとえば1nFの容量を有するコンデンサとして構成され、電荷貯蔵器C4は、10nFの容量を有するコンデンサとして構成される。第1の抵抗R1は、47kΩの値を備え、これに対し第2の抵抗R3は、1kΩの抵抗値を備える。抵抗R2は、たとえば470kΩでスケーリングされる。電荷貯蔵器C2は、1nFの容量のコンデンサで実装され、これに対し電荷貯蔵器C1は、47nFの容量を有するコンデンサとして構成される。
2kVより大きなインパルスピーク値を有する入力インパルスの場合は、ダイオードD1,D2を介して電荷貯蔵器C3,C4の約2kVの充電電圧への瞬時充電が行われる。電荷貯蔵器C4の大きな容量によって、これに電荷量の大部分が貯蔵される。入力インパルスが終了すると、これらの電荷貯蔵器C3,C4に貯蔵されている電荷の、電荷貯蔵器C1,C2への移し替えが行われる。抵抗R1より小さな抵抗R3によって、電荷貯蔵器C1の約400Vへの充電あるいは移し替えが行われる。特にこの充電電圧は、スイッチングスパークギャップSFのオン電圧より低くなっている。
電荷貯蔵器C3の電荷は、第1の抵抗R1を介して電荷貯蔵器C2に移し替えられ、ここで電荷貯蔵器C2の充電工程は電荷貯蔵器C1の充電工程よりゆっくり進む。しかしながら電荷貯蔵器C2の小さな容量値のため、この電荷貯蔵器はより高い充電電圧、少なくとも理論的には、スイッチングスパークギャップSFのオン電圧より高い充電電圧に充電することができる。すなわちこの電荷貯蔵器C2の今の充電電圧が、このスイッチングスパークギャップSFのオン電圧に達すると、このスイッチングスパークギャップが点火して、低抵抗の経路を形成し、この経路は、一次巻線T11、電荷貯蔵器C1、およびダイオードD5からなる直列回路を短絡すなわち低抵抗で接続する。この低抵抗の接続によって、この一次巻線T11において電荷貯蔵器C1の充電電圧に対応した大きなパルス状の電圧が誘導され、このパルス状の電圧は二次側T12で、約10kVのパルスピーク値を有する電圧パルスとなる。このパルスピーク値は、最終的にスパークギャップTFのトリガーとなる。
抵抗R2によって、電荷貯蔵器C2は放電されるが、これは特に入力インパルスが印加されない場合に機能する。第1の電荷貯蔵器C3からの移し替え工程の際には、特に、顕著に大きな抵抗R2の抵抗値のために、この抵抗R2を介する放電電流は無視できる。電荷貯蔵器C2の放電可能性によって、場合により電荷貯蔵器C2での残留電荷が保持され得ることが防止され、スイッチングスパークギャップSFの動作までの時間が短縮される。これに対応して抵抗R2によって、入力インパルスの生成とこのスパークギャップTFの点火インパルスの印加との間の規定された時間間隔が維持されることが保証される。この時間間隔はたとえば15μsであり、特にスイッチングスパークギャップSFのオン電圧の大きさおよび素子R1,C2の部品値によって決定されてよい。
図2は、スパークギャップ装置の1つの代替の実施形態を示し、このスパークギャップ装置では、特にトリガー回路TRGが図1に記載した実施形態と異なっている。この図2のトリガー回路TRGは、入力側に、ブリッジ整流器として接続された整流ダイオードD31,D32,D33,D34を有する全波整流器を備える。このブリッジ整流器の正側出力には第1の電荷貯蔵器C1が接続され、その第2の接続端子はトランスT1の一次巻線T11と接続されている。さらにこの整流器の正側接続端子には第1の抵抗R1が接続され、この第1の抵抗は、同様にこの整流器の負側接続端子と接続されている抵抗R2と直列に接続されている。抵抗R1と整流器の負側接続端子との間には、さらに第2の電荷貯蔵器C2が接続されている。トリガー回路TRGは、さらにサイリスタTHを備え、このサイリスタは、正側と負側の整流器接続端子並びに第1の電荷貯蔵器C1を一次巻線T11の下側の接続端子に接続している。このサイリスタTHのトリガー接続端子は、トリガーダイオードTDを介して第2の電荷貯蔵器C2と接続されている。トランスT1の二次巻線T12の下側の接続端子は、共通な基準電位を形成するために、トランスT2の二次巻線T22の下側の接続端子と接続されている。
このスパークギャップ装置の動作においては、たとえばトランスT2の一次側T21にインパルスが印加され、このインパルスは二次巻線T22に入力インパルスを誘導する。ここでもこのインパルスは、単に1つの正および負の半波を有する1振動周期のみを含み、これらは整流ダイオードD31,D32,D33,D34を用いた整流によって、たとえばコンデンサとして実装された電荷貯蔵器C1の瞬時の充電をもたらす。これに対応して入力インパルスのエネルギーが、少なくとも部分的に第1の電荷貯蔵器C1に一時的に貯蔵される。入力インパルスが終了すると、電荷貯蔵器C1は、抵抗R1を介して電荷貯蔵器C2に、部分的に放電する。第2の電荷貯蔵器C2の充電電圧がトリガーダイオードTDのオン電圧閾値を越えると、このトリガーダイオードは、この第2の電荷貯蔵器C2の充電電圧によってオンとなり、これよりこの第2の電荷貯蔵器C2の充電電圧がサイリスタTHの制御接続端子にもたらされる。
これに対応してこのサイリスタTHは、この第2の電荷貯蔵器C2の充電電圧によって点火され、第1の電荷貯蔵器C1と一次巻線T11の下側の接続端子との低抵抗の接続が生成される。言い換えれば、この第1の電荷貯蔵器C1は、このサイリスタTHおよび一次巻線T11によって短絡される。この結果、上記で図1の実施形態で説明したように、この高圧トランスT1の一次巻線T11において、電圧パルスが生成され、この電圧パルスは二次側T12に昇圧され、トリガー可能なスパークギャップTFへの高電圧パルスとなる。ここでもこの電圧インパルスは、この時スパークギャップTFのトリガー、すなわち点火をもたらす。
抵抗R1と電荷貯蔵器C2の容量とから生じる時定数によって、そしてこのサイリスタTHあるいはトリガーダイオードTDのオン電圧閾値によって、ここでもトランスT2の入力インパルスの生成とこれにより生じるスパークギャップTFの点火との間の所定の時間間隔がもたらされる。こうしてここでもまた、この図示されたスパークギャップ装置は、入力インパルスとスパークギャップTFのオンとの間の遅延が必要とされあるいは望まれているような使用例に設けることができる。上記で説明した図1の実施形態と同様に、抵抗R2は、電荷貯蔵器C2の放電用に機能するが、これは場合により電荷貯蔵器C2での残留電荷が保持され得ることを防止し、電荷貯蔵器C1の短絡までの時間が短縮される。これに対応して抵抗R2によって、入力インパルスの生成とこのスパークギャップTFの点火インパルス(Zundimpuls)の印加との間の規定された時間間隔が維持されることが保証される。この時間間隔はたとえば15μsである。
たとえばこの電荷貯蔵器C1は、470nFの容量を備え、これに対し第2の電荷貯蔵器C2は、5nFの容量を備える。第1の抵抗R1は、たとえば22kΩでスケーリングされる。第1および第2の電荷貯蔵器C1,C2のスケーリング比は、このようにここでは約100となっている。これにより第1の電荷貯蔵器C1から第2の電荷貯蔵器C2への抵抗R1を介したエネルギーの移し替えの際に、入力インパルスから一時的に貯蔵されたエネルギーの小さな部分のみが、この第2の電荷貯蔵器C2に移し替えられることが保証される。しかしながら、このエネルギーは、この第2の電荷貯蔵器C2の小さな容量のために、サイリスタTHの点火に必要なオン電圧に達するのに十分である。さらにこの第1の電荷貯蔵器C1には、このサイリスタTHを介した短絡の際に高圧トランスT1での充分な電圧インパルスを生成するのに十分な電荷量あるいは電圧が残っている。図1に示す実施形態とは異なり、図2の実施形態においては、この第1の電荷貯蔵器C1は、移し替えのための時間遅延を行うために必要となるエネルギーの貯蔵とともに、高圧トランスT1のための点火エネルギーの貯蔵のために機能する。
図3は、スパークギャップ装置のもう1つの代替の実施形態を示し、このスパークギャップ装置は、図2に示す実施形態の変形例となっている。ここでもまたトリガー回路TRGの入力にで整流ダイオードD31,D32,D33,D34を有する整流ブリッジが設けられている。ダイオードD2を介してこの整流器の正側出力に接続されている第1の電荷貯蔵器C1の他に、もう1つの電荷貯蔵器C3が設けられており、この電荷貯蔵器C3は、ダイオードD1を介してこの整流ブリッジの正側の接続端子に接続されている。このダイオードD1と電荷貯蔵器C3との接続ノードには、抵抗R1が接続されており、ここでこの抵抗R1の第2の接続端子は、抵抗R2と第2の電荷貯蔵器C2の並列回路を介してこの整流器の負側の接続端子と接続されている。
さらにこのトリガー回路TRGは、三極避雷器SF3を備え、その第1の外部電極は、抵抗R1,R2の接続ノードあるいはこの抵抗R1の第2の電荷貯蔵器C2との接続ノードと接続されており、その第2の外部電極は、ダイオードD2と第1の電荷貯蔵器C1との接続ノードと接続されており、そしてその中央電極は、整流器の負側の接続端子あるいは高圧トランスT1の一次巻線T11の下側接続端子と接続されている。
ここでもこの装置の動作において、トランスT2に印加される入力インパルスは、整流され、順方向に接続されたダイオードD1,D2を介して電荷貯蔵器C1,C3の瞬時の充電に用いられる。これらの電荷貯蔵器C1、C3の間の移し替えは、これらのダイオードD1,D2の極性によって防止される。こうして入力インパルスのエネルギーは、第1の電荷貯蔵器C1にも、また第3の電荷貯蔵器C3にも一時的に貯蔵される。入力インパルスが終了すると、この第3の電荷貯蔵器C3は、少なくとも部分的に抵抗R1を介して第2の電荷貯蔵器C2に移し替えられ、この第2の電荷貯蔵器の充電電圧は、抵抗および容量値から生じる時定数に対応して上昇する。
その外部電極と中央電極の間で三極避雷器SF3のオン電圧に対応した電圧に達すると、この三極避雷器SF3が点火され、電荷貯蔵器C1に接続されているこの中央電極と他の外部電極の間の経路も低抵抗となる。この結果この電荷貯蔵器C1は、この三極避雷器SF3および高圧トランスT1の一次巻線T11を介して短絡されて放電され、ここでまた二次側T12に高電圧インパルスが誘導され、トリガー可能なスパークギャップTFの点火をもたらす。抵抗R2の機能は上記の実施形態例と同様である。
この実施形態においては、第1の電荷貯蔵器C1は、たとえば470nFの容量を備え、これに対し第2および第3の電荷貯蔵器C2,C3はそれぞれ1nFの容量を備える。第1の抵抗R1は、たとえば47kΩでスケーリングされる。電圧比および特に電圧の大きさは、図1の実施形態例と同様である。
上記の実施形態例におけるように、入力インパルスのエネルギーの、ここでは電荷貯蔵器C3への、一時的貯蔵および抵抗R1を介した第2の電荷貯蔵器C2への移し替えによって、スパークギャップTFの遅延されたトリガーが達成される。
様々な実施形態において、上記で説明した図1から3の実施形態例で、高圧トランスT1の一次巻線T11に並列にダイオードが接続されてよい。特にこのダイオードのアノードは、一次巻線T11の上側の接続端子あるいは第1の電荷貯蔵器C1と接続され、これに対しカソードはこの一次巻線T11の下側の接続端子と接続されている。これにより、たとえばトランスT2での入力インパルスが急激に立ち上がっている場合は、第1の電荷貯蔵器C1の充電によって、この高圧トランスT1でのインパルスが、反転した極性で誘導されることを防止する。第1の電荷貯蔵器C1の目的とする放電の際には、この追加のダイオードが逆方向であり、上記のような動作は停止する。以上で説明した実施形態のトリガー可能なスパークギャップは、たとえばセラミックハウジングにおける(複数の)電極によって実装され、これらの電極は特にその主電極間がガスで充填されている。しかしながら、従来のトリガー可能なスパークギャップの実施形態も使用可能である。好ましくは、このトリガー回路は、トリガー可能なスパークギャップに一体化されており、特にトリガー電極TEの接続端子は、このハウジングの外側から直接接続可能となっていない。むしろ、たとえばこのトリガー回路TRGまたは入力側に設けられているトランスT2の入力接続端子および上記の主電極が、ハウジングの外部から接続可能となっているのみである。
ここに記載した実施形態例のいずれか1つによるスパークギャップ装置は、たとえば高い電圧の通電を必要とする医療用機器に用いられてよい。たとえばこのようなスパークギャップ装置は、腎臓結石破砕装置(Nierenzertrummerungsgerat)に用いられる。

Claims (15)

  1. トリガー可能なスパークギャップ(TF)とトリガー回路(TRG)とを有するスパークギャップ装置であって、
    前記トリガー回路は、第1および第2の電荷貯蔵器(C1,C2)と、第1の抵抗(R1)と、トリガー可能な避雷素子(SF,SF3,TD,TH)と、トランス(T1)とを備え、
    前記トリガー回路は、前記トリガー回路(TRG)の入力側に与えられた入力インパルスのエネルギーを一時的に貯蔵し、貯蔵が少なくとも前記第1の電荷貯蔵器(C1)で行われ、
    貯蔵された前記エネルギーの一部は、前記第1の抵抗(R1)を介して前記第2の電荷貯蔵器(C2)に移し替えられ、
    前記トリガー可能な避雷素子(SF,SF3,TD,TH)は、前記第2の電荷貯蔵器(C2)の電圧に依存してオンされ、前記第1の電荷貯蔵器(C1)から前記トランス(T1)の一次側(T11)を介して放電するように構成されており、
    前記トランス(T1)の二次側(T12)は、前記トリガー可能なスパークギャップ(TF)の主電極(HE)および前記トリガー可能なスパークギャップ(TF)のトリガー電極(TE)と接続されており
    前記トリガー回路(TRG)は、前記トリガー可能なスパークギャップ(TF)のハウジングに一体化されており、
    前記トリガー回路(TRG)は、前記入力インパルスの発生と前記トリガー可能な避雷素子(SF,SF3,TD,TH)のオンとの間の時間間隔が15μsより大きくなるようにスケーリングされている、
    ことを特徴とするスパークギャップ装置。
  2. 前記入力インパルスのエネルギーの貯蔵は、前記第1の電荷貯蔵器(C1)によってのみ行われ、
    前記トリガー回路(TRG)は、前記第1の電荷貯蔵器(C1)を、前記第1の抵抗(R1)を介して部分的に放電し、前記第2の電荷貯蔵器(C2)を充電するように構成されている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のスパークギャップ装置。
  3. 前記トリガー可能な避雷素子(TD,TH)は、トリガーダイオード(TD)とサイリスタ(TH)とを備え、
    前記トリガーダイオード(TD)は、前記第2の電荷貯蔵器(C2)の電圧に依存して前記サイリスタ(TH)をオンして導通するように構成されている、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のスパークギャップ装置。
  4. 前記トリガー回路(TRG)は、さらに第3の電荷貯蔵器(C3)を備え、
    前記入力インパルスのエネルギーの貯蔵は、前記第1の電荷貯蔵器(C1)および前記第3の電荷貯蔵器(C3)によって行われ、
    前記トリガー回路(TRG)は、前記第3の電荷貯蔵器(C3)を、前記第1の抵抗(R1)を介して部分的に放電し、前記第2の電荷貯蔵器(C2)を充電するように構成されている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のスパークギャップ装置。
  5. 前記トリガー回路(TRG)は、前記第1の電荷貯蔵器(C1)および前記第3の電荷貯蔵器(C3)を前記入力インパルスによって直接充電されるように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載のスパークギャップ装置。
  6. 前記トリガー可能な避雷素子(SF3)は、三極避雷器(SF3)を備え、
    前記三極避雷器には、前記第2の電荷貯蔵器(C2)の電圧に依存して前記三極避雷器(SF3)をオンするための中央電極が設けられている、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のスパークギャップ装置。
  7. 前記トリガー回路(TRG)はさらに、第4の電荷貯蔵器(C4)および第2の抵抗(R3)を備え、
    前記トリガー回路(TRG)は、前記第3および第4の電荷貯蔵器(C3,C4)を直接充電し、かつ前記第4の電荷貯蔵器(C4)を前記第2の抵抗(R3)を介して放電して前記第1の電荷貯蔵器(C1)を充電するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスパークギャップ装置。
  8. 前記トリガー可能な避雷素子(SF)は、スイッチングスパークギャップ(SF)を備え、
    前記スイッチングスパークギャップは、前記第2の電荷貯蔵器(C2)の電圧に依存してオンするように構成されている、
    ことを特徴とする、請求項7に記載のスパークギャップ装置。
  9. 前記トリガー回路(TRG)は、整流回路(D3,D31,D32,D33,D34)を備え、
    前記整流回路は、前記入力インパルスの正側半波および/または負側半波に基づいた、前記入力インパルスのエネルギーの貯蔵を可能とする、
    ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  10. 前記第2の電荷貯蔵器(C2)と並列にさらに抵抗(R2)が接続されていることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  11. 前記トランス(T1)は、高圧トランスとして実装されていることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  12. さらにもう1つのトランス(T2)を備え、当該もう1つのトランス(T2)の一次側に印加されたインパルスから前記入力インパルスを生成することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  13. 前記トリガー可能なスパークギャップ(TF)は、ガス放電スパークギャップまたはガス充填された電気的サージ電圧避雷器であることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  14. 放電パルスは、前記トリガー回路を介してのみ前記トリガー電極に与えられ、当該トリガー電極は外部から直接接触できないように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
  15. 前記前記トリガー可能なスパークギャップのハウジングは、セラミックで実装されていることを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか1項に記載のスパークギャップ装置。
JP2014558148A 2012-02-27 2013-02-26 スパークギャップ装置 Active JP5926408B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102012101558A DE102012101558A1 (de) 2012-02-27 2012-02-27 Funkenstreckenanordnung
DE102012101558.9 2012-02-27
PCT/EP2013/053814 WO2013127788A1 (de) 2012-02-27 2013-02-26 Funkenstreckenanordnung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015513175A JP2015513175A (ja) 2015-04-30
JP5926408B2 true JP5926408B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=47780050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014558148A Active JP5926408B2 (ja) 2012-02-27 2013-02-26 スパークギャップ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9627859B2 (ja)
EP (1) EP2820728B1 (ja)
JP (1) JP5926408B2 (ja)
DE (1) DE102012101558A1 (ja)
WO (1) WO2013127788A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9598189B2 (en) 2011-03-17 2017-03-21 Tna Australia Pty Limited Packaging machine former

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012112543A1 (de) * 2012-12-18 2014-06-18 Epcos Ag Funkenstreckenanordnung und Verfahren zur Sicherung einer Funkenstreckenanordnung
DE102013108658B4 (de) 2013-08-09 2022-03-17 Tdk Electronics Ag Funkenstreckenanordnung und elektronisches Bauteil

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1424195A (en) 1972-03-25 1976-02-11 Lucas Industries Ltd Spark ignition systems
US3949273A (en) * 1974-06-20 1976-04-06 Sundstrand Corporation Burner ignition system
DE2628209A1 (de) * 1975-06-24 1977-01-20 Smiths Industries Ltd Zuendsystem
JPS55105119A (en) * 1979-02-06 1980-08-12 Toshiba Corp Ignition controlling circuit
JPS55146327A (en) * 1979-04-27 1980-11-14 Daiyamondo Denki Kk Ignition system
US4329628A (en) * 1980-07-31 1982-05-11 Honeywell Inc. Relaxation oscillator type spark generator
US4631453A (en) * 1983-08-29 1986-12-23 Joslyn Mfg. And Supply Co. Triggerable ceramic gas tube voltage breakdown device
DE19803636A1 (de) * 1998-02-02 1999-08-05 Phoenix Contact Gmbh & Co Überspannungsschutzsystem
DE10048053A1 (de) 2000-09-28 2002-06-06 Christoph Koerber Plasmastrahl-Zündsystem
FR2864711B1 (fr) * 2003-12-30 2006-04-21 Soule Protection Surtensions Dispositif de protection contre les surtensions avec eclateurs en parallele a declenchement simultane
FI121765B (fi) * 2005-07-01 2011-03-31 Alstom Grid Oy Menetelmä ja sovitelma sarjakipinävälin liipaisemiseksi
SE530248C2 (sv) * 2006-08-25 2008-04-08 Powerwave Technologies Sweden Aktivt åskskydd

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9598189B2 (en) 2011-03-17 2017-03-21 Tna Australia Pty Limited Packaging machine former

Also Published As

Publication number Publication date
EP2820728B1 (de) 2018-11-21
EP2820728A1 (de) 2015-01-07
US20150130362A1 (en) 2015-05-14
JP2015513175A (ja) 2015-04-30
DE102012101558A1 (de) 2013-08-29
US9627859B2 (en) 2017-04-18
WO2013127788A1 (de) 2013-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6104143A (en) Exciter circuit with solid switch device separated from discharge path
US8154843B2 (en) Dual power source pulse generator for a triggering system
JP6017046B2 (ja) 内燃機関用点火装置
US5471362A (en) Corona arc circuit
JP5926408B2 (ja) スパークギャップ装置
GB2130646A (en) Ignition circuits for gas appliances
US10749316B2 (en) Multiple spark-gap arrester
JP2017137862A5 (ja)
JP6250807B2 (ja) スパークギャップ装置
KR100433356B1 (ko) 전기집진용펄스전원장치및그보호방법
US3207994A (en) Trigger-charging current interlock for pulse modulator
US4132923A (en) Circuit for light-integrator-controlled electronic flash unit
US3088074A (en) Pulse former using gas tube with substantially grounded suppressor and negative pulse for rapid deionization
RU2619061C2 (ru) Высоковольтный генератор
US6742508B2 (en) Ignition circuits
US3406314A (en) Ignition systems
SU1035784A1 (ru) Генератор импульсов тока
US3576467A (en) High voltage spark generator from low voltage supply
JPS6333278B2 (ja)
SU1045356A1 (ru) Устройство запуска управл емого высоковольтного коммутатора
Yudin et al. Self-Triggering Circuit for a Pulse Thyratron Switch in a Pulse Voltage Generator
US6972529B2 (en) Switch mode power supply for a gas discharge lamp
JPH0559674B2 (ja)
SU930603A1 (ru) Генератор пр моугольных импульсов
JPH0618459B2 (ja) 直流高電圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5926408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250