JP5926325B2 - 弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ - Google Patents
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Description
第2発明は、前記内部カバー(2)の、外壁部分(2d)とその内側に設けられた内壁部分(2e)とが、内部カバーの天井板部(2t)で連接されており、その内壁部分(2e)の内側にヒダとなる凸条体(U)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第3発明は、前記内部カバー(2)の上部の直径(L1)と下部の直径(L3)の寸法に対して中部の直径(L2)の寸法を小さくして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第4発明は、前記内部カバー(2)の内壁部分(2e)と内部カバーの天井板部(2t)で囲まれた空間に、糸巻き部(4)を格納するための糸巻き収納スペース(2c)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易さの向上に効果がある。
第5発明は、前記内部カバー(2)の外壁部分(2d)および外部カバー(3)の外壁部分(3b)に、脱着手段(J)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第6発明は、前記脱着手段(J)が、内部カバー(2)と外部カバー(3)に設けられた一対の係止部(K)であることを特徴とする請求項5に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第7発明は、前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた溝部分(2a)と、外部カバー(3)に設けられた爪部分(3a)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第8発明は、前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた溝部分(2a)と、外部カバー(3)に設けられた突出部分(3d)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第9発明は、前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた孔部分(2f)と、外部カバー(3)に設けられた突出部分(3d)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第10発明は、前記脱着手段(J)が、外部カバー(3)の内壁部分(3F)と内部カバー(2)の外壁部分(2d)との間に働く摩擦力(M)によるものであることを特徴とする請求項5に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第11発明は、前記摩擦力(M)による脱着手段(J)が、外部カバー(3)と内部カバー(2)の少なくともいずれか一方に設けられたテーパー(TP)であることを特徴とする請求項10に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップである。係る構成によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第2発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第3発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第4発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第5発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第6発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第7発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第8発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第9発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第10発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
第11発明によれば、脱着容易かつ確実な係止の向上に効果がある。
内部に格納された弦Sを痛めずに反発を押さえ、かつ、弦Sを装着する際の内部カバー2の密着度を損なわないためにも、内部カバー2に使用する材質は、下記に示すような、適度な硬度と柔軟性を持った材質の使用が好ましい。
実施例1に於いては、市場に流通している、ごく一般的な形状の糸巻き部を備えたギターに対応したものとし、外部カバー3の頂上部を、半径10mmの円形とし、底辺から上部までの高さを18mmの形状とした。また、内部カバー2については、円筒の頂上部となる円の半径を、8mmとし、中部分の最少となる半径を6.5mmとし、底辺から、外部カバー3との接合部となる溝部分を含めた、上部までの高さを18mmとした。また、弦の通り抜けるスリット部SLについては、幅4mm、高さを8mmとした。各部の材質は、外部カバー3の素材を硬質の塩ビ樹脂によるものとし、内部カバー2の素材を硬度45度の天然ゴムとした。また、内部カバー2の内壁部に内接する、ヒダとなる凸条体Uについては、周方向に沿って延在する凸状の山部と凹状の谷部とが、軸方向に交互に連続して形成された構造のものを採用した。
内部カバー2の材質を硬度40度の天然ゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
内部カバー2の材質を硬度50度の天然ゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
内部カバー2の材質を硬度45度のウレタンゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質を木質材(ナラ材)とした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質を木質材(ナラ材)とし、内部カバー2の材質を硬度45度のウレタンゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質をアルミニウムとした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質をアルミニウムとし、内部カバー2の材質を硬度45度のウレタンゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質を真鍮とした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3の材質を真鍮とし、内部カバー2の材質を硬度45度のウレタンゴムとした。その他は、実施例1と同様にした。
内部カバー2の材質をアクリル樹脂とした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3と内部カバー2の材質を真鍮とした。その他は、実施例1と同様にした。
外部カバー3と内部カバー2のいずれも装着しない状態とし、その他は、実施例1と同様にした。
(試験方法)
該内部カバー2、および該外部カバー3の装着による、弦Sおよび糸巻き部4への負担の少なさと耐久性を基に、加工の容易さや重量のバランスなどの実用性を考慮したものを総合評価とした。耐久性のテストとしては、内部カバー2については、糸巻き部4への脱着を各100回繰り返すことによる、弦S、および糸巻き部4への負荷を、視覚的に判断した。外部カバー3については、ギターに装着した上で、装着面をコンクリートの壁面に向けて、30センチメートル離した位置から立てかける動作を100回繰り返した上での、外部カバー3に生じた傷を、視覚的に評価した。
(試験結果の評価)
5段階の相対評価とした。評価記号と、その意味については、以下の通りである。
◎ 極めて良好
○ 良好
△ やや不良
× 不良
×× 極めて不良
実施例1では、外部カバー3に塩ビ樹脂、内部カバー2に硬度45度の天然ゴムを使用し、大変好ましい組み合わせであると評価した。内部カバー2に適度な硬度と柔軟性を持った天然ゴムを用いたことによって、弦や糸巻き部を傷つけることなく、適切に保護をすることが可能であった。外部カバーに使用した塩ビ樹脂は、適度に軽量であるため、楽器のバランスを大きく崩すことのない実施が可能であったほか、材質に対する加工の容易さも、高評価の一因とした。
C 天井板部
G 外壁部
2 内部カバー
2a 外部カバーを内部カバーに固定するための溝部分
2b 内部カバーの外壁と内壁の間に設けられたスペース
2c 糸巻き部収納スペース
2d 内部カバーの外壁部分
2e 内部カバーの内壁部分
2f 内部カバーの孔部分
2t 内部カバーの天井板部
L1 内部カバーの上部の直径
L2 内部カバーの中部の直径
L3 内部カバーの下部の直径
3 外部カバー
3a 外部カバーを内部カバーに固定するための爪部分
3b 外部カバーの外壁部分
3c 外部カバーと内部カバーの間のスペース
3d 外部カバーを内部カバーに固定するための突出部分
3e 外部カバーの円弧部分
3t 外部カバーの天井板部
4 糸巻き部
f1 力の流れ1
f2 力の流れ2
f3 力の流れ3
f4 力の流れ4
f5 力の流れ5
H ヘッド部分
S 弦
T 糸巻き部に空いた、弦が通る穴
P ペグ
N ナット
W ワッシャ
SL スリット
J 脱着手段
U 凸条体
K 一対の係止部
TP テーパー
M 摩擦力
SR 弦の通り道
R 密接面
Claims (11)
- 弦楽器に用いる器具のうち、弦の巻き取られる箇所となる糸巻き部(4)に設けるキャップ(1)であって、該キャップ(1)は、その内部に糸巻き部(4)を格納するための糸巻き部収納スペース(2c)が設けられており、前記キャップは、内部カバー(2)と、該内部カバー(2)に嵌着し内部カバー(2)を保護するための外部カバー(3)を備え、弦の通り道(SR)となるスリット(SL)を内部カバー(2)と外部カバー(3)の両方に設けた2重構造を有しており、前記外部カバー(3)は上端部に天井板部(3t)が外部カバーの外壁部分(3b)と連接されて設けられており、前記内部カバー(2)と外部カバー(3)とを脱着自在とするための脱着手段(J)が設けられており、前記内部カバー(2)は、その外壁部分(2d)と内壁部分(2e)との間に、余った弦(S)を収納するためのスペース(2b)を備えたことを特徴とする弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記内部カバー(2)の、外壁部分(2d)とその内側に設けられた内壁部分(2e)とが、内部カバーの天井板部(2t)で連接されており、その内壁部分(2e)の内側にヒダとなる凸条体(U)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記内部カバー(2)の上部の直径(L1)と下部の直径(L3)の寸法に対して中部の直径(L2)の寸法を小さくして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記内部カバー(2)の内壁部分(2e)と内部カバーの天井板部(2t)で囲まれた空間に、糸巻き部(4)を格納するための糸巻き収納スペース(2c)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記内部カバー(2)の外壁部分(2d)および外部カバー(3)の外壁部分(3b)に、脱着手段(J)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記脱着手段(J)が、内部カバー(2)と外部カバー(3)に設けられた一対の係止部(K)であることを特徴とする請求項5に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた溝部分(2a)と、外部カバー(3)に設けられた爪部分(3a)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた溝部分(2a)と、外部カバー(3)に設けられた突出部分(3d)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記一対の係止部(K)が、内部カバーの外壁部分(2d)に設けられた孔部分(2f)と、外部カバー(3)に設けられた突出部分(3d)との組み合わせであることを特徴とする請求項6に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記脱着手段(J)が、外部カバー(3)の内壁部分(3F)と内部カバー(2)の外壁部分(2d)との間に働く摩擦力(M)によるものであることを特徴とする請求項5に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
- 前記摩擦力(M)による脱着手段(J)が、外部カバー(3)と内部カバー(2)の少なくともいずれか一方に設けられたテーパー(TP)であることを特徴とする請求項10に記載の弦楽器の糸巻き部に装着するキャップ。
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