JP5926001B2 - 医用装置 - Google Patents
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Description
前記被検者を載置するための載置面を有するクレードルであって、前記載置面が変形可能に構成されたクレードルと、
前記クレードルに加わる圧力に基づいて、前記載置面の形状を調整する調整手段と、を有する医用装置である。
前記被検者を載置するための載置面を有するクレードルであって、前記載置面が変形可能に構成されたクレードルと、
前記被検者をスキャンすることにより得られた前記被検者の体格に関する情報に基づいて、前記載置面の形状を調整する調整手段と、を有する医用装置である。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴イメージング装置の概略図である。
受信コイル4は、被検者12からの磁気共鳴信号を受信する。
MRI装置100は、上記のように構成されている。
図2(a)は、被検者12がボア21に搬入される前の様子を示す図、図2(b)は、被検者12がボア21に搬入された後の様子を示す図である。
クレードル31の載置面311は、変形可能に構成されている。載置面311をどのようにして変形させるかについては、後述する。クレードル31は、被検者12を支持するための複数の支持部材40を有している。第1の形態では、支持部材40は、z方向にn個並べられており、x方向にm個並べられている。したがって、クレードル31は、n×m個の支持部材40を有している。図3では、説明の便宜上、1個の支持部材にのみ符号「40」を付してある。
クレードル31は、支持部材40の各々を収容するための収容部30を有している。図4では、支持部材40を1個取り外したときの様子が示されているので、収容部30も1個のみが示されている。収容部30に支持部材40を収容することによって、クレードル31が構成される。
次に、支持部材40の構造について説明する。
図5(a)は支持部材40の斜視図、図5(b)は支持部材40の分解図である。
支持部材40は、クッション41と基体42とを有している。
図6(a)は、基体42の斜視図、図6(b)は、基体42の分解斜視図である。
基体42は、内側基体43および外側基体44を有している。内側基体43は、外側基体44の内側に設けられている。次に、内側基体43および外側基体44の構造について順に説明する。
図7(a)は、内側基体43の斜視図、図7(b)は、図7(a)のA−A断面図、図7(c)は、図7(a)のB−B断面図である。
内側基体43は、上記のように構成されている。次に、外側基体44について説明する。
図8(a)は、外側基体44の斜視図、図8(b)は、図8(a)のA−A断面図、図8(c)は、図8(a)のB−B断面図である。
図10(a)は、基体42の斜視図、図10(b)は図10(a)のA−A断面図、図10(c)は図10(a)のB−B断面図である。
図11(a)は、支持部材40の斜視図、図11(b)は図11(a)のA−A断面図、図11(c)は図11(a)のB−B断面図である。
基体42の内側基体43にクッション41を固定することによって、支持部材40が構成される。
図12は、収容部30に支持部材40が収容される前の状態のクレードル31の斜視図、図13は、図12のA−A断面図およびB−B断面図である。
空気制御部35は、ポンプ34から空気袋33に供給される空気量を制御する。
圧力センサ36は、空気袋33のホース33aに接続されており、空気袋33内の圧力を検出する。また、圧力センサ36は、空気制御部35と空気袋33との間の空気の経路を開放、遮断するための空気弁の役割を有している。
ステップST1では、被検者をクレードルに寝かせる前に、テーブル3の全ての支持部材40a〜40hの高さHを、H=hs(>h0)に揃える(図27参照)。
空気制御部35は、各支持部材40a〜40hの高さHがH=hsになるまで、空気袋33に空気を供給する。各支持部材40a〜40hの高さHをH=hsにするのに必要な空気量Vは予め決められており、空気制御部35は、各支持部材40a〜40hの空気袋33に一定の空気量Vを供給する。したがって、全ての支持部材40a〜40hの高さHを、H=hsに揃えることができる。図27の下側には、支持部材40a〜40hの高さHがH=hsになったときの支持部材40a〜40hの空気袋33の圧力分布PDが示されている。H=hsにおける空気袋33の圧力Pは、P=Psであるとする。
図29を参照すると、圧力を調整することによって、支持部材40b、40c、および40eは、高さhsよりも低くなり、一方、支持部材40d、40f、および40gは、高さhsよりも高くなっていることがわかる。このように支持部材の高さを調整することによって、被検者12に加わる圧力が分散されるように、クレードルの載置面の形状を調整することができる。したがって、被検者12にとって楽な姿勢を実現することができる。圧力を調整したら、ステップST5に進む。
空気制御部35は、被検者12がテーブル3から起き上がるときの動作を補助するための補助モードを実行する。具体的には、空気制御部35は、支持部材40fがΔHfだけ高くなり、支持部材40gがΔHgだけ高くなるように、支持部材40fおよび40gに更に空気を供給する。支持部材40fおよび40gを高くしているので、被検者12の上半身が自動的に持ち上がる。したがって、被検者12は、テーブル3から楽に起き上がることができる。
支持部材40a〜40hに受信コイル14を内蔵することによって、オペレータは、被検者12に受信コイルを設置する作業が不要となり、オペレータの作業負担を軽減することができる。
図32では、支持部材40が配置される位置と、支持部材40が配置されない位置とを交互に設けている。このように支持部材を配置することによって、少ない数の支持部材で、被検者の姿勢を調整することが可能となる。
図33は、支持部材の別の形状の一例を示す図である。
図33では、支持部材40は、x軸方向に伸びる横長の形状を有している。このように、支持部材の形状は、種々の形状が可能である。
図34(a)はクレードル31′の斜視図、図31(b)は図31(a)のA−A断面図である。尚、図31では、z方向にn個の支持部材が並んでおり、x方向にm個の支持部材が並んでいるが、説明の便宜上、1つの支持部材にのみ、符号「40」を付している。
図35(a)は、支持部材40を上昇させる前のマットを示す図、図35(b)は、支持部材40を上昇させた後のマットを示す図である。
第2の形態のMRI装置は、テーブルを除いて、第1の形態のMRI装置と同じである。したがって、第2の形態のMRI装置については、テーブルについて主に説明する。
(1)第1の形態のテーブル3は、支持部材40の高さを調整するための空気袋33を有しているが、第2の形態のテーブル13は、空気袋33の代わりに、支持部材40の高さを調整するためのリンク機構51を有している。
(2)第2の形態のテーブル13は、支持部材40に加わる圧力を検出するための圧力センサ52を有している。圧力センサ52は、支持部材40のクッション41の裏側に取り付けられている。圧力センサ52は、例えば、エアパック式のセンサを用いることができる。
(3)第1の形態のテーブル3は、ポンプ34、空気制御部35、および複数の圧力センサ36を有しているが、第2の形態のテーブル13は、ポンプ34等の代わりに、電源71と、リンク機構制御部72とを有している。リンク機構制御部72は、電源71から電力を受け取り、受け取った電力を、リンク機構51を昇降させる動力に変換する。
図38は、被検者に合わせて支持部材40の高さを調整したときの様子を示す図である。
3 テーブル
4 受信コイル
5 シーケンサ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 中央処理装置
10 操作部
11 表示部
12 被検者
21 ボア
30 収容部
31 クレードル
33 空気袋
40 支持部材
41 クッション
42 基体
43 内側基体
44 外側基体
Claims (13)
- 被検者をスキャンする医用装置に用いられるテーブルであって、
前記被検者を載置するための載置面を有するクレードルであって、前記載置面が変形可能に構成されたクレードルと、
前記被検者をスキャンすることにより得られた前記被検者の骨格情報に基づいて、前記載置面の形状を調整する調整手段と、を有するテーブル。 - 前記クレードルは、前記被検者を支持するための複数の支持部材を有し、
前記調整手段は、前記複数の支持部材の高さを調整することによって、前記載置面の形状を調整する、請求項1に記載のテーブル。 - 前記調整手段は、
前記複数の支持部材の高さを調整するための高さ調整部材と、
前記高さ調整部材を制御する制御部と、
を有する請求項2に記載のテーブル。 - 前記高さ調整部材は空気袋であり、
前記制御部は、前記空気袋に供給される空気量を制御する、請求項3に記載のテーブル。 - 前記高さ調整部材はリンク機構であり、
前記制御部は、前記リンク機構の昇降量を制御する、請求項3に記載のテーブル。 - 前記制御部は、
前記被検者がクレードルから起き上がるときの動作を補助するための補助モードを実行する、請求項3〜5のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 前記支持部材は、
前記高さ調整部材を収容する基体を有する、請求項3〜6のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 前記基体は、伸縮自在に構成されている、請求項7に記載のテーブル。
- 前記支持部材はコイルを有している、請求項2〜8のうちのいずれか一項に記載のテーブル。
- 前記支持部材は、
前記被検者が前記クレードルから受ける圧力を低減するためのクッションを有している、請求項2〜9のうちのいずれか一項に記載のテーブル。 - 請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載のテーブルを有する医用装置。
- 前記医用装置は、前記被検者を収容するためのボアを有するマグネットを備えた磁気共鳴イメージング装置であり、
前記クレードルが第1の方向に移動することにより、前記被検者が前記ボアに搬入される、請求項11に記載の医用装置。 - 前記医用装置はCT装置である、請求項11に記載の医用装置。
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