JP5924173B2 - 電源選択回路を有する半導体装置、及び電源選択方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電源選択回路を有する半導体装置、及び電源選択方法に関する。
近年、半導体装置に搭載されるトランジスタ数の増大に伴い、半導体装置の消費電力を低減することが求められている。例えば、正電源VDDと負電源VSSとからなる一対の電源点間に直列接続されたpMOSトランジスタ、及びnMOSトランジスタが同時にオンしないように制御して、正電源VDDから負電源VSSに流れる貫通電流の発生を防止することが知られている。
また、半導体装置に搭載されるトランジスタの微細化が進み、トランジスタのリーク電流が消費電力量に占める割合が大きくなってきており、トランジスタのリーク電流の削減が半導体装置の省電力化の大きな課題になっている。
システムLSIと称される半導体装置では、SRAMセルなどのメモリセルが大量に搭載されているので、システムLSIの省電力化のために、メモリセルのリーク電流を削減することが求められている。
メモリセルのリーク電流を削減するために、使用していないメモリセルの電源をオフすることが考えられる。しかしながら、メモリセルでは、使用されていないときにもデータを記憶していることが望まれるため、使用していないメモリセルであっても電源をオフすることは好ましくない。
そこで、メモリセルのリーク電流を削減するために、通常電源及びスリープ用電源の2つの電源からメモリセルに電力を供給することが知られている。メモリセルが使用されないときに、接地されている通常電源に対して0.01V程度高い電位を有するスリープ用電源に切替える。これにより、メモリセルが使用されていないとき、メモリセルに印加される電圧を低下させて、リーク電流を低減することができる。
特開平8−316818号公報
図1(a)は、通常電源及びスリープ用電源の2つの電源から電源供給されるSRAMセルの従来の電源選択回路を示す図である。
半導体装置200に搭載されるSRAMセル260の負電源端子VVSSは、通常電源VSSとスリープ用電源VSLEEPとにそれぞれ、第1及び第2電源スイッチ251及び252を介して接続される。第1電源スイッチ251は、電源選択部210の入力端子に入力される選択入力信号INの反転信号である第1選択信号SELAがゲート端子に入力される。一方、第2電源スイッチ252は、電源選択部210の入力端子に入力される選択入力信号INの非反転信号である第2選択信号SELBがゲート端子に入力される。選択入力信号INの信号レベルを切替えることにより、SRAMセル260の負電源端子VVSSは、通常電源VSS又はスリープ用電源VSLEEPの何れか一方の電源に接続される。
図1(b)は、図1(a)に示すメモリセルのタイミングチャートを示す図である。
選択入力信号INがLレベルからHレベルに遷移すると、第1選択信号SELAはHレベルからLレベルに遷移し、第1選択信号SELBはLレベルからHレベルに遷移する。これにより、SRAMセル260の負電源端子VVSSに接続される電源は、通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替えられる。一方、選択入力信号INがHレベルからLレベルに遷移すると、第1選択信号SELAはLレベルからHレベルに遷移し、第1選択信号SELBはHレベルからLレベルに遷移する。これにより、SRAMセル260の負電源端子VVSSに接続される電源は、スリープ用電源VSLEEPから通常電源VSSに切替えられる。
選択入力信号INを切替えることにより、通常電源VSSとスリープ用電源VSLEEPとを切替えるときに、第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方がオンになり、スリープ用電源VSLEEPから通常電源VSSに貫通電流が流れる。通常電源VSSとスリープ用電源VSLEEPとを切替えるときに発生する貫通電流を矢印Ipで示す。通常電源VSSとスリープ用電源VSLEEPとの電位差は大きくないので、1つのSRAMセル260で切替え時に発生する貫通電流の大きさも大きくはない。しかしながら、半導体装置200には大量のSRAMセル260が搭載されるため、半導体装置200に流れる合計の貫通電流Ipの大きさは大きくなる。特に、トランジスタの製造ばらつきにより、第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方がオンになる時間が長くなる場合、貫通電流Ipが消費電力に占める割合が大きくなる。
さらに、スリープ用電源VSLEEPが接続される電源装置が、所定の大きさ以上の逆電流を検出したときに電源を保護するためにオフする機能を有することがある。この場合、スリープ用電源VSLEEPから流れ出す貫通電流Ipを逆電流として検出して、スリープ用電源VSLEEPが接続される電源装置が停止するおそれもある。
このように、SRAMセル260が搭載される半導体装置200では、第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方がオンになったときに貫通電流Ipの発生を防止する課題がある。この課題を解決するために、種々の方策が提案されている。
第1の方策として、第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方のしきい値Vthを深くする、すなわち第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方のしきい値を高くするように設計することが挙げられる。第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方のしきい値Vthを高くすることにより、第1及び第2電源スイッチ251及び252の双方がオンする時間をなくすことができる。しかしながら、第1及び第2電源スイッチのしきい値Vthが高くなると、トランジスタのオン電流が減少して、SRAMセル260の動作速度が低下してしまう。
第2の方策として、第1及び第2電源スイッチ251及び252のゲート端子に入力される切替え信号をクロック信号で制御することが挙げられる。しかしながら、電源を切替えるために、切替え信号の値を変更する、全ての切替え信号をオフにする、何れか1つの切替え信号のみをオンとするという3つの処理がなされ、クロック信号の複数サイクルに相当する時間を要する。さらに、クロック同期用の回路を搭載することにより、電源切替回路の回路規模が大きくなるおそれがある。
第3の方策として、第1及び第2電源スイッチ251及び252のゲート端子を半導体装置200の外部パッドに接続することにより、第1及び第2電源スイッチ251及び252を半導体装置200の外部から制御することが挙げられる。しかしながら、第1及び第2電源スイッチ251及び252のゲート端子を外部パッドに接続することにより、半導体装置200のパッド数が増加して製造コスト、開発コストが増加することに加えて、半導体装置200外部の制御回路が複雑になるおそれがある。
第4の方策として、第1電源スイッチ251の第1選択信号SELAと、第2電源スイッチ252の第2制御信号SLEBとのタイミングをずらすことが挙げられる。図1(c)は、第2選択信号SELBがバッファ216を介することに遅延させる電源選択部215を示す図である。図1(d)は、図1(c)に示す電源選択部215のタイミングチャートを示す図である。第2選択信号SELBがバッファ216を介して遅延することにより、第1選択信号SELAが立ち下がった後、期間PAが経過した後に、第2選択信号SELBが立ち上がる。このため、第2選択信号SELBが立ち上がるときには、第1及び第2電源スイッチ251及び252は同時にオンしない。しかしながら、第2選択信号SELBが立ち下がるときには、第1選択信号SELAが立ち上がった後で第2選択信号SELBが立ち下がるので、第1及び第2電源スイッチ251及び252は同時にオンし、貫通電流が流れる。
第5の方策として、第2電源スイッチ252とスリープ用電源VSLEEPとの間にダイオードを挿入して、スリープ用電源VSLEEPから通常電源VSSへのリーク電流の発生を防止することが挙げられる。しかしながら、SRAMセルとダイオードとの間で、製造ばらつきの傾向が相違するため、SRAMセル及びダイオードの双方の製造ばらつきを考慮して検証をすることになり、検証コスト及び設計コストが高くなるおそれがある。このため、SRAMセルの内部にダイオードを配置することは好ましくない。
上記課題を解決するために、半導体装置は、複数の電源と電気回路との間にそれぞれ接続され、複数の電源と電気回路との間の電気的な接続をそれぞれオンオフする複数の電源スイッチと、複数の電源スイッチをそれぞれオンオフする電源選択回路とを有する。電源選択回路は、複数の電源の何れか1つの電源を選択する電源選択部と、選択された電源と電気回路との電気的な接続をオンするオン指令信号を選択された電源に接続される電源スイッチに出力するフィードバック制御部とを有する。フィードバック制御部は、電源選択部が選択する電源を切替えるときに、複数の電源スイッチの全てに出力されたことを示す信号が所定の遅延時間でフィードバックする。次いで、フィードバック制御部は、オン指令信号を選択された電源に接続される電源スイッチに出力する。
1実施形態によれば、複数の電源間に流れる貫通電流の発生を防止することができる。
(a)は、従来の電源選択回路を有する半導体装置の示す図であり、(b)は(a)のタイミングチャートを示す図であり、(c)は従来の電源選択部の他の例であり、(d)は(c)のタイミングチャートを示す図である。 本発明に係る電源選択回路を有する半導体装置の一例を示す図である。 (a)は、図2に示す電源選択回路の電源選択部の内部回路の一例を示す図であり、(b)は、図2に示す電源選択回路の制御部の内部回路の一例を示す図であり、(c)は、図2に示す電源選択回路のフィードバック部の内部回路の一例を示す図である。 図2に示す電源選択回路のタイミングチャートを示す図である。 本発明に係る電源選択回路を有する半導体装置の他の例を示す図である。 図5に示す電源選択回路のタイミングチャートを示す図である。 本発明に係る電源選択回路を有する半導体装置の他の例を示す図である。
以下、図2〜7を参照して、本発明に係る電源選択回路を有する半導体装置について説明する。まず、図2〜4を参照して、本発明に係る電源選択回路を有する半導体装置の第1実施形態について説明する。
図2は、電源選択回路を有する半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置101は、SRAMセル60と、SRAMセル60に負電源を選択的に供給する電源部50と、電源選択回路1とを有する。
SRAM60は、6トランジスタ構成であり、第1及び第2トランスファゲート61及び62と、第1及び第2プルアップトランジスタ63及び65と、第1及び第2プルダウントランジスタ64及び66とを有する。第1プルアップトランジスタ63及び第1プルダウントランジスタ64は第1インバータ67を形成し、第2プルアップトランジスタ65及び第2プルダウントランジスタ66は第2インバータ68を形成する。第1及び第2インバータ67及び68はラッチ構造を形成する。第1及び第2トランスファゲート61及び62のゲート端子は、ワード線WLに接続される。第1トランスファゲート61の外部端子は第1ビット線BLに接続され、第1トランスファゲート61の内部端子は第1及び第2インバータ67及び68で形成されるラッチの一端に接続される。第2トランスファゲート62の外部端子は第1ビット線BLの反転信号が入力される第2ビット線BLBに接続され、第2トランスファゲート62の内部端子は第1及び第2インバータ67及び68で形成されるラッチの他端に接続される。
電源部50は、第1電源VSS0と、第2電源VSS1と、第3電源VSS2と、第4電源VSS3と、第1〜第4電源VSS0〜VSS3にそれぞれ直列接続される第1〜第4電源スイッチ51〜54とを有する。第1〜第4電源スイッチ51〜54はそれぞれ、nMOSトランジスタを有し、ドレイン端子はSRAMセル60の負電源端子VVSSにドレイン端子が接続される。第1電源スイッチ51のゲート端子は電源選択回路1から出力される第1選択信号SEL0が入力され、ソース端子は第1電源VSS0に接続される。第2電源スイッチ52のゲート端子は電源選択回路1から出力される第2選択信号SEL1が入力され、ソース端子は第2電源VSS1に接続される。第3電源スイッチ53のゲート端子は電源選択回路1から出力される第3選択信号SEL2が入力され、ソース端子は第3電源VSS2に接続される。第4電源スイッチ54のゲート端子は電源選択回路1から出力される第4選択信号SEL3が入力され、ソース端子は第4電源VSS3に接続される。第1〜第4電源スイッチ51〜54はそれぞれ、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3がそれぞれHレベルのときオンし、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3がそれぞれLレベルのときオフする。
電源選択回路1は、電源選択部10とフィードバック制御部20とを有する。
電源選択部10は、第1及び第2選択入力信号IN0及びIN1に基づいて、第1〜第4電源VSS〜VSS3の何れか1つの電源を選択するために、第1〜第4出力信号OUT0〜OUT3の何れか1つを選択信号として出力する。
フィードバック制御部20は、第1〜第4制御回路30a〜30dを有する制御部30と、フィードバック部40と、第1〜第4インバータ素子45〜48とを有する。
第1〜第4制御回路30a〜30dの選択入力端子SELINには電源選択部10から出力されるOUT0〜OUT3がそれぞれ入力される。第1〜第4制御回路30a〜30dのフィードバック入力端子FBINにはフィードバック部40から出力されるフィードバック信号FBがそれぞれ入力される。第1〜第4制御回路30a〜30dはそれぞれ、選択入力端子SELINに選択信号が入力され、且つフィードバック入力端子FBINに入力されフィードバック信号FBがフィードバック許可を示す信号であるときに、オン指令信号を出力する。フィードバック信号FBは、第1〜第4制御回路30a〜30dからそれぞれ、SRAM60と負電源VSS0〜VSS3との電気的な接続を開放するオフ指令信号が送信されたときにフィードバック許可を示す信号となる。オフ指令信号及びオン指令信号は、第1〜第4制御回路30a〜30dの出力端子から第1〜第4インバータ素子45〜48を介して第1〜第4電源スイッチ51〜54のゲート端子に第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3として入力される。
フィードバック部40の第1〜第4入力端子FBIN0〜FBIN3はそれぞれ、第1〜第4制御回路30a〜30dの選択出力端子SELOUTに接続される。フィードバック部40は、第1〜第4制御回路30a〜30dの選択出力端子SELOUTの全てからオフ指令信号が出力されてから所定の遅延時間経過後に、出力端子FBOUTからフィードバック許可を示す信号をフィードバック信号FBとして出力する。
フィードバック制御部20は、4つの電源VSS0〜VSS3とSRAM60との電気的な接続をオフするオフ指令信号を第1〜第4電源スイッチ51〜54の全てに送信したことを示す信号をフィードバックする。その後、選択された電源に接続される第1〜第4電源スイッチ51〜54の何れか1つに、選択された電源とSRAM60との電気的な接続をオンするオン指令信号を送信する。
図3(a)は、電源選択部10の内部回路図である。
電源選択部10は、第1〜第6インバータ素子と111〜113、121〜123と、第1〜第4NAND素子11〜14とを有する。
第1インバータ素子111は第1入力端子DIN0に入力された信号の反転信号を出力端子から出力する。第2及び第3インバータ素子112及び113は直列接続されて第1入力端子DIN0に入力された信号の非反転信号を第3インバータ素子113の出力端子から出力する。第4インバータ素子121は第2入力端子DIN1に入力された信号の反転信号を出力端子から出力する。第5及び第6インバータ素子122及び123は直列接続されて第2入力端子DIN1に入力された信号の非反転信号を第6インバータ素子123の出力端子から出力する。
第1NAND素子11の入力端子はそれぞれ、第1インバータ素子111の出力端子と第4インバータ素子121の出力端子とに接続される。第1NAND素子11は、第1及び第2入力端子DIN0及びDIN1の双方にLレベル信号が入力されたときに第1出力端子DOUT0にLレベル信号を出力する。
第2NAND素子12の入力端子はそれぞれ、第3インバータ素子113の出力端子と第4インバータ素子121の出力端子とに接続される。第2NAND素子12は、第1及び第2入力端子DIN0及びDIN1にHレベル信号、Lレベル信号がそれぞれ入力されたときに第2出力端子DOUT1にLレベル信号を出力する。
第3NAND素子13の入力端子はそれぞれ、第1インバータ素子111の出力端子と第6インバータ素子123の出力端子とに接続される。第3NAND素子13は、第1及び第2入力端子DIN0及びDIN1にLレベル信号、Hレベル信号がそれぞれ入力されたときに第3出力端子DOUT2にLレベル信号を出力する。
第1NAND素子11の入力端子はそれぞれ、第3インバータ素子113の出力端子と第6インバータ素子123の出力端子とに接続される。第2NAND素子12は、第1及び第2入力端子DIN0及びDIN1の双方にHレベル信号が入力されたときに第4出力端子DOUT3にLレベル信号を出力する。
図3(b)は、第1制御回路30aの内部回路図である。図3(b)は、第1制御回路30aの内部回路図であるが、第2〜第4制御回路30b〜30dもまた、第1制御回路30aの内部回路と同一の構成を有する。
第1制御回路30aは、第1pMOSトランジスタ31と、第1nMOSトランジスタ32と、第2pMOSトランジスタ33と、インバータ素子34と、第3pMOSトランジスタ35と、第2nMOSトランジスタ36とを有する。
第1pMOSトランジスタ31及び第1nMOSトランジスタ32のゲート端子は選択入力端子SELINに接続され、第2pMOSトランジスタ33のゲート端子はフィードバック入力端子FBINに接続される。第1及び第2pMOSトランジスタ31及び33と、第1nMOSトランジスタ32とは直列接続される。第2pMOSトランジスタ33のソース端子は正電源VDDに接続され、第2pMOSトランジスタ33のドレイン端子は第1pMOSトランジスタ31のソース端子に接続される。第1pMOSトランジスタ31のドレイン端子は第1nMOSトランジスタ32のドレイン端子に接続され、第1nMOSトランジスタ32のソース端子は負電源に接続される。
インバータ素子34の入力端子は、第1pMOSトランジスタ31及び第1nMOSトランジスタ32のドレイン端子に接続されるとともに、第3pMOSトランジスタ35及び第2nMOSトランジスタ36のドレイン端子に接続される。インバータ素子34の出力端子は、選択出力端子SELOUTに接続されるとともに、第3pMOSトランジスタ35及び第2nMOSトランジスタ36のゲート端子に接続される。第3pMOSトランジスタ35のソース端子は正電源に接続され、第2nMOSトランジスタ36のソース端子は負電源に接続される。第3pMOSトランジスタ35及び第2nMOSトランジスタ36は、インバータ素子34の入力端子の信号をラッチする機能を有する。
第1制御回路30aの選択入力端子SELINにHレベルの信号が入力されると、フィードバック入力端子FBINに入力される信号にかかわらず、選択出力端子SELOUTからHレベルの信号が出力される。
第1制御回路30aのフィードバック入力端子FBINにHレベルの信号が入力されているときに、選択入力端子SELINに入力される信号がHレベルからLレベルに遷移すると、選択出力端子SELOUTは、Hレベルの信号を出力し続ける。
第1制御回路30aの選択入力端子SELINにLレベルの信号が入力されているときに、フィードバック入力端子FBINに入力される信号がHレベルからLレベルに遷移すると、選択出力端子SELOUTの信号は、HレベルからLレベルに遷移する。次いで、第1制御回路30aの選択入力端子SELINに入力される信号がLレベルからHレベルに遷移すると、選択出力端子SELOUTの信号は、LレベルからHレベルに遷移する。
図3(c)は、フィードバック部40の内部回路図である。
フィードバック部40は、4入力NAND素子41と、遅延素子42とを有する。4入力NAND素子41の第1〜第4入力端子は、第1〜第4フィードバック入力端子FBIN0〜FBIN3に接続され、出力端子は、遅延素子42の入力端子に接続される。遅延素子42は入力された信号の非反転信号を遅延させてフィードバック出力端子FBOUTに出力する。遅延素子42の遅延時間は、全てLレベルの第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3が制御部30から送信されてから第1〜第4電源スイッチ51〜54の全てがオフされるまでの時間よりも長くなるように規定される。
フィードバック部40は、第1〜第4フィードバック入力端子FBIN0〜FBIN3の全てにHレベルの信号が入力されたときに、所定の遅延時間だけ遅延したLレベル信号をフィードバック出力端子FBOUTから出力する。フィードバック部40は、第1〜第4フィードバック入力端子FBIN0〜FBIN3の何れかにLレベルの信号が入力されたときに、所定の遅延時間だけ遅延したHレベル信号をフィードバック出力端子FBOUTから出力する。
図4は、電源選択回路1のタイミングチャートを示す図である。
第1及び第2選択入力信号IN0及びIN1の双方にLレベルの信号が入力されているとき、第1選択信号SEL0のみがHレベルの信号であり、第2〜第4選択信号はSEL1〜SEL3はLレベルの信号である。すなわち、電源選択部10は、第1電源VSS0を選択し、電源部50の第1〜第4電源スイッチ51〜54の中で第1電源スイッチ51のみがオンされており、SRAMセル60の負電源VVSSは第1電源VSS0に接続されている。
次いで、第1選択入力信号IN0の信号がLレベルからHレベルに遷移すると、電源選択部10の第1出力信号OUT0がLレベルからHレベルに遷移し、第2出力信号OUT1がHレベルからLレベルに遷移する。これにより、電源選択部10は、選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替える。
次いで、第1制御回路30aは、選択入力端子SELINに入力される第1出力信号OUT0がLレベルからHレベルに遷移するため、選択出力端子SELOUTから出力する信号がLレベルからHレベルに遷移する。次いで、第1インバータ素子45は、選択出力端子SELOUTの出力信号を反転させたLレベルの信号を第1選択信号SEL0として出力する。
一方、第2制御回路30bは、選択入力端子SELINに入力される第2出力信号OUT1がHレベルからLレベルに遷移するものの、フィードバック入力端子フィードバック信号FBがHレベルである。このため、第2制御回路30bは、選択出力端子SELOUTから出力する信号をHレベルで維持し、第2選択信号SEL1はLレベルで維持される。
ここでは、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3は全てLレベルであり、第1〜第4電源スイッチ51〜54は全てオフ状態である。したがって、SRAMセル60の負電源VVSSは第1〜第4電源VSS0〜VSS3の何れにも接続されていない。
次いで、フィードバック制御部20は、第1フィードバック入力端子FBIN0にHレベルの信号が入力されてから所定の遅延時間経過後にフィードバック出力端子FBOUTからLレベル信号をフィードバック信号FBとして出力する。
次いで、第2制御回路30bは、フィードバック入力端子FBINに入力されるフィードバック信号FBがLレベルに遷移するため、選択出力端子SELOUTから出力する信号がHレベルからLレベルに遷移する。
次いで、第2インバータ素子46は、選択出力端子SELOUTの出力信号を反転させたHレベルの信号を第2選択信号SEL1として第2電源スイッチ52のゲート端子に出力し、第2電源スイッチ52はオンする。これにより、SRAMセル60の負電源VVSSは第2電源VSS1に接続される。
一方、フィードバック制御部20は、第2フィードバック端子FBIN1にLレベルの信号が入力されてから所定の遅延時間経過後に、フィードバック出力端子FBOUTからHレベル信号をフィードバック信号FBとして出力する。
次いで、第2制御回路30bは、フィードバック入力端子FBINに入力されるフィードバック信号FBがLレベルからHレベルに遷移する。しかしながら、選択出力端子SELOUTから出力する信号がLレベルなので、第2制御回路30bは、第2選択信号SEL1はHレベルで維持される。
電源選択部10が選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替えるとき、まず、図4の矢印Aに示すように、制御部30は、第1選択信号SEL0をLにして、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3を全てLレベルにする。ここで、第1〜第4電源スイッチ51〜54は全てオフになる。次いで、フィードバック部40は、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3が全てLレベルになってから所定の遅延時間経過後にLレベルのフィードバック信号FBを制御部30にフィードバックする。制御部30は、フィードバック部40からLレベルのフィードバック信号FBを入力されると、第2選択信号SEL1をHレベルにして、第2電源スイッチをオンする。
すなわち、電源選択部10が選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替えるときに、第2電源VSS1をSRAM60に接続する前に、第1電源VSS0とSRAM60との接続を切断する。そして、制御部30がフィードバック部40からLレベルのフィードバック信号FBを入力されるまでの所定の遅延時間、SRAM60は、第1〜第4電源VSS0〜VSS3との間の全ての接続を切断する。次いで、制御部30は、Lレベルのフィードバック信号FBを入力されると、第2電源スイッチ52のゲート端子にHレベルの第2選択信号SEL1を入力して第2電源スイッチ52をオンして、第2電源VSS1をSRAM60に接続する。
このため、電源選択部10が選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替えるときに第1電源VSS0と第2電源VSS1との双方がSRAM60に接続されることがない。したがって、電源選択部10が選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替えるときに、第1電源VSS0と第2電源VSS1との間に貫通電流が発生するおそれはない。
次に、第2選択入力信号IN1がLレベルからHレベルに遷移した場合について説明する。
第2選択入力信号IN1がLレベルからHレベルに遷移すると、第1及び第2入力信号IN1及びIN2の双方がHレベルになり、電源選択部10は、第4電源VSS3を選択するために第4出力信号OUT3のみをHレベルにする。
次いで、制御部30は、図4の矢印Bに示すように、第2選択信号SEL1をLにして、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3を全てLレベルにする。ここで、第1〜第4電源スイッチ51〜54は全てオフになる。
次いで、フィードバック部40は、第1〜第4選択信号SEL0〜SEL3が全てLレベルになってから所定の遅延時間経過後にLレベルのフィードバック信号FBを制御部30にフィードバックする。制御部30は、フィードバック部40からLレベルのフィードバック信号FBを入力されると、第4選択信号SEL3をHレベルにして、第4電源スイッチをオンする。そして、SRAM60の負電源VVSSは、第4電源VSS3に接続される。
図4では、電源選択回路1が、選択する電源を第1電源VSS0から第2電源VSS1に切替えるとき、及び選択する電源を第2電源VSS0から第4電源VSS1に切替えるときについて説明した。しかしながら、電源選択回路1が他の電源の電源から他の電源に切替えるときも、電源選択回路1は、第1〜第4電源スイッチ51〜54にオフ指令信号を出力したことを示す信号をフィードバックした後に電源を切替える。
以上、電源選択回路の第1実施形態について説明した。
次に、図5〜6を参照して、電源選択回路を有する半導体装置の第2実施形態について説明する。
図5は、電源選択回路2を有する半導体装置102を示す図である。
半導体装置102は、SRAMセル60と、SRAMセル60に負電源を選択的に供給する電源部55と、電源選択回路2とを有する。
電源部55は、通常電源VSSと、スリープ用電源VSLEEPと、2つの電源にそれぞれ直列接続される第1及び第2電源スイッチ56及び57とを有する。第1及び第2電源スイッチ56及び57はそれぞれ、nMOSトランジスタを有し、ドレイン端子はSRAMセル60の負電源に接続される。第1電源スイッチ56のゲート端子は電源選択回路2から出力される第1選択信号SELAが入力され、ソース端子は通常電源VSSに接続される。第2電源スイッチ57のゲート端子は電源選択回路2から出力される第2選択信号SELBが入力され、ソース端子はスリープ用電源VSLEEPに接続される。第1電源スイッチ56は、第1選択信号SELAがHレベルのときオンし、第1選択信号SELAがLレベルのときオフする。第2電源スイッチ57は、第2選択信号SELBがHレベルのときオンし、第2選択信号SELBがLレベルのときオフする。
電源選択回路2は、電源選択部15とフィードバック制御部21とを有する。
電源選択部15は、直列接続される第1及び第2インバータ素子16及び17と、第1及び第2インバータ素子16及び17と並列接続される第3インバータ素子18とを有する。電源選択部15は、選択入力信号INに基づいて、通常電源VSS又はスリープ用電源VSLEEPの何れかの電源を選択するために、第1及び第2出力信号OUT0又はOUT1を選択信号として出力する。
フィードバック制御部21は、第1及び第2論理和素子22及び23と第1及び第2遅延素子24及び25とを有する。第1論理和素子22は、電源選択部15の第1出力信号OUT0と、第2遅延素子の出力信号である第2フィードバック信号FB2との論理和の反転信号を第1選択信号SELAとして出力する。第2論理和素子23は、電源選択部15の第2出力信号OUT1と、第1遅延素子の出力信号である第1フィードバック信号FB1との論理和の反転信号を第2選択信号SELBとして出力する。第1遅延素子24は、第1選択信号SELAを所定の遅延時間経過後に、第1フィードバック信号FB1として出力する。第2遅延素子25は、第2選択信号SELBを所定の遅延時間経過後に、第2フィードバック信号FB2として出力する。
図6は、電源選択回路2のタイミングチャートを示す図である。
選択入力信号INにLレベルの信号が入力されているとき、第1選択信号SELAがHレベルの信号であり、第2選択信号はSELBはLレベルの信号である。すなわち、電源選択部10は、通常電源VSSを選択し、第1電源スイッチ56がオンされており、SRAMセル60の負電源VVSSは通常電源VSSに接続されている。
次いで、選択入力信号INの信号がLレベルからHレベルに遷移すると、電源選択部15の第1出力信号OUT0がLレベルからHレベルに遷移し、第2出力信号OUT1がHレベルからLレベルに遷移する。これにより、電源選択部15は、選択する電源を通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替える。
次いで、第1論理和素子22は、一方の入力端子に入力される第2フィードバック信号がLレベルであり、他方の入力端子に入力される第1出力信号OUT0がLレベルからHレベルに遷移するため、第1選択信号SELAをHレベルからLレベルに遷移する。
一方、第2論理和素子23は、一方の入力端子に入力される第2出力信号OUT1がHレベルからLレベルに遷移するものの、他方の入力端子に入力される第1フィードバック信号FB1がHレベルのままである。したがって、第2選択信号SELBはLレベルで維持される。
ここでは、第1及び第2選択信号SELA及び、SELBは全てLレベルであり、第1及び第2電源スイッチ56及び57は全てオフ状態であり、SRAMセル60の負電源VVSSは通常電源VSS及びスリープ用電源VSLEEPの何れにも接続されていない。
次いで、第1遅延素子24は、第1選択信号SELAがLレベルに遷移してから所定の遅延時間経過後に、第2論理和素子23に第1フィードバック信号FB1を入力する。
次いで、第2論理和素子23は、入力される第2選択信号SELB及び第1フィードバック信号FB1の双方がLレベルになるため、第2選択信号がLレベルからHレベルに遷移する。これにより、SRAMセル60の負電源VVSSはスリープ用電源VSLEEPに接続される。
次いで、第2遅延素子25は、第2選択信号SELBがHレベルに遷移してから所定の遅延時間経過後に、第1論理和素子22に第2フィードバック信号FB2を入力する。第2遅延素子25は、他方の入力信号である第1出力信号OUT0がHレベルなので、第1選択信号SELAをHレベルで維持する。
電源選択部15が選択する電源を通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替えるとき、まず、図6の矢印Cに示すように、第1論理和素子22は、第1選択信号SELAをLにして、第1及び第2選択信号SELA及びSELBの双方をLレベルにする。ここで、第1及び第2電源スイッチ56〜57の双方はオフになる。次いで、第1遅延素子24は、第1及び第2選択信号SELA及びSELBの双方がLレベルになってから所定の遅延時間経過後に第1フィードバック信号FB1を第2論理和素子23にフィードバックする。第2論理和素子23は、Lレベルの第1フィードバック信号FB1を入力されると、第2選択信号SELBをHレベルにして、スリープ用電源VSLEEPをオンする。
すなわち、電源選択部15が選択する電源を通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替えるときに、スリープ用電源VSLEEPをSRAM60に接続する前に、通常電源VSSとSRAM60との接続を切断する。そして、第2論理和素子23が第1遅延素子24からLレベルの第1フィードバック信号FB1を入力されるまでの所定の遅延時間、SRAM60は、通常電源VSS及びスリープ用電源VSLEEPの双方の間の接続を切断する。次いで、第2論理和素子23は、Lレベルの第1フィードバック信号FB1を入力されると、第2電源スイッチ57のゲート端子にHレベルの第2選択信号SELBを入力して第2電源スイッチ57をオンしてスリープ用電源VSLEEPをSRAM60に接続する。
このため、電源選択部15が選択する電源を通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替えるときに通常電源VSS及びスリープ用電源VSLEEPの双方がSRAM60に接続されることがない。したがって、電源選択部15が選択する電源を通常電源VSSからスリープ用電源VSLEEPに切替えるときに、通常電源VSSとスリープ用電源VSLEEPとの間に貫通電流が発生するおそれはない。
次に、選択入力信号INがHレベルからLレベルに遷移した場合について説明する。
選択入力信号INがHレベルからLレベルに遷移すると、電源選択部15は、通常電源VSSを選択するために第1出力信号OUT0をLレベルにし、第2出力信号OUT1をHレベルにする。
次いで、フィードバック制御部21は、図6の矢印Dに示すように、第2選択信号SELBをLにして、第1及び第2選択信号SELA及びSELBの双方をLレベルにする。ここで、第1及び第2電源スイッチ56及び57の双方はオフになる。
次いで、第2遅延素子25は、第1及び第2選択信号SELA及びSELBの双方がLレベルになってから所定の遅延時間経過後にLレベルの第2フィードバック信号FB2を第1論理和素子22にフィードバックする。第1論理和素子22は、第2遅延素子25からLレベルの第2フィードバック信号FB2を入力されると、第1選択信号SELAをHレベルにして、第1電源スイッチをオンする。そして、SRAM60の負電源VVSSは、通常電源VSSに接続される。
以上、電源選択回路の第2実施形態について説明した。電源選択回路2は、フィードバック制御部21が2つの論理和素子と2つの遅延素子とにより形成されるので、電源選択回路の回路規模を小さくできる。また、電源選択回路2では、2つの論理和素子と2つの遅延素子とでフィードバック制御部を形成しているが、論理回路として等価な他の回路構成を採用してもよい。
以下、他の実施形態について説明する。
電源選択回路1、2はそれぞれ、単一のSRAM60の電源に接続される電源スイッチを切替えているが、単数又は複数の他の電気回路の電源を切替えてもよい。また、電源選択回路1、2はそれぞれ、SRAM60の負電源に接続される電源スイッチを切替えているが、SRAM60の正電源に接続される電源スイッチを切替えてもよい。
図7は、電源選択回路2がSRAMセルアレイのバックバイアス用電源に接続された例を示す図である。
半導体装置103は、SRAMセルアレイ70と、第1Pウェル電源スイッチ71と、第1Nウェル電源スイッチ72と、第2Pウェル電源スイッチ73と、第2Nウェル電源スイッチ74と、電源選択回路2とを有する。
SRAMセルアレイは、複数のSRAMセル60を有する。複数のSRAMセル60のPウェルはそれぞれ、Pウェル電源VDDBに接続され、複数のSRAMセル60のNウェルはそれぞれ、Nウェル電源VSSBに接続される。
第1Pウェル電源スイッチ71のゲート端子は第1論理和素子22の出力端子に接続され、ソース端子は第1正電源VDD1に接続され、ドレイン端子はPウェル電源VDDBに接続される。第1Nウェル電源スイッチ72のゲート端子は第2論理和素子23の出力端子に接続され、ソース端子は第1負電源VSS1に接続され、ドレイン端子はNウェル電源VSSBに接続される。第2Pウェル電源スイッチ73のゲート端子は第2論理和素子23の出力端子に接続され、ソース端子は第2正電源VDD2に接続され、ドレイン端子はPウェル電源VDDBに接続される。第2Nウェル電源スイッチ74のゲート端子は第1論理和素子22の出力端子に接続され、ソース端子は第2負電源VSS2に接続され、ドレイン端子はNウェル電源VSSBに接続される。
第2正電源VDD2は、第1正電源VDD1よりも電圧が高く、第2負電源VSS2は、第1負電源VSS1よりも電圧が低い。SRAMセル60の動作速度が遅いときに、電源を第1正電源VDD1と第1負電源VSS1との対から第2正電源VDD2と第2負電源VSS2との対に切替えることにより、リーク電流が抑制される。このため、半導体装置103は、DVFS(Dynamic Voltage and Frequency Scaling)に適用可能である。
電源選択回路2を採用して、第1正電源VDD1と第1負電源VSS1との対から第2正電源VDD2と第2負電源VSS2との対への切替えることによって、電源切替え時の貫通電流の発生を防止できる。
本発明に係る電源選択回路を採用して、複数の電源と電気回路との接続を切替えると、複数の電源の全てと電気回路との接続が切断されてから、単一の電源と接続されるため、複数の電源が同時に接続されることなく安定した電源切替えが可能になる。
また、本発明に係る電源選択回路を採用して、複数の電源と電気回路との接続を切替えると、複数の電源の全てと電気回路との接続が切断されてから、単一の電源と接続されるため、複数の電源の間に貫通電流が流れるおそれがない。
また、本発明に係る電源選択回路の入力信号は、電源を選択する選択信号のみなので、外部入力信号を最小限にできるとともに、設計の簡素化が図れる。
また、本発明に係る電源選択回路は、クロック信号に同期していないので、クロック周期に依存することなく電源の切り換えを高速にできる。電源切替えが高速化されることにより、常時動いているものではない階層の低いメモリセルにおいて、従来はSLEEP状態に移行できなかった場合でもSLEEP状態に移行できるようになる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1、2 電源選択回路
10 電源選択部
20 フィードバック制御部
30 制御部
40 フィードバック部
50、55 電源
60 SRAMセル
70 SRAMセルアレイ
101、102、103 半導体装置

Claims (4)

  1. 複数の電源と電気回路との間にそれぞれ接続され、前記複数の電源と前記電気回路との間の電気的な接続をそれぞれオンオフする複数の電源スイッチと、
    前記複数の電源スイッチをそれぞれオンオフする電源選択回路であって、
    前記複数の電源の何れか1つの電源を選択する電源選択部と、
    前記電源選択部が選択する電源を切替えるときに、前記複数の電源と前記電気回路との電気的な接続をオフするオフ指令信号を前記複数の電源スイッチの全てに出力されたことを示す信号が所定の遅延時間でフィードバックされた後に、前記選択された電源に接続される電源スイッチに、前記選択された電源と前記電気回路との電気的な接続をオンするオン指令信号を出力するフィードバック制御部とを有する電源選択回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記フィードバック制御部は、
    電源を選択する指示を示す信号を前記電源選択部から受信したときに、前記複数の電源スイッチの全てにオフ指令信号を出力し、前記複数の電源スイッチの全てにオフ指令信号が出力されたことを示す信号を受信したときに、前記選択された電源に接続される電源スイッチにオン指令信号を出力する制御部と、
    前記制御部から前記複数の電源スイッチの全てにオフ指令信号が出力されたときに、前記制御部に前記複数の電源スイッチの全てにオフ指令信号が出力されたことを示す信号を前記制御部に出力するフィードバック部と、
    を有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電源選択回路は、2つの電源の何れか1つの電源を選択する回路であり、
    前記フィードバック制御部は、第1及び第2論理素子と第1及び第2遅延素子とを有し、
    前記第1論理素子は、非選択信号を受信したときに、選択されていた電源に接続される電源スイッチと前記第1遅延素子とにオフ指令信号を出力し、
    前記第1遅延素子は、受信した前記オフ信号を遅延させて前記第2論理素子に出力し、
    前記第2論理素子は、選択信号を受信し、且つ前記第1遅延素子から前記オフ信号を受信したときに、選択されていなかった電源に接続される電源スイッチと前記第2遅延素子とにオン指令信号を出力し、
    前記第2遅延素子は、受信した前記オン信号を遅延させて前記第1論理素子に出力する請求項1に記載の半導体装置。
  4. 複数の電源と電気回路との接続を択一的に選択する方法であって、
    電源選択回路が、
    電源を選択し、
    前記複数の電源と前記電気回路との電気的な接続をオフするオフ指令信号を前記複数の電源スイッチの全てに出力したことを示す信号をフィードバックし、
    オフ指令信号を前記複数の電源スイッチの全てに出力されたことを示す信号が所定の遅延時間でフィードバックされた後に、前記選択された電源に接続される電源スイッチに、前記選択された電源と前記電気回路との電気的な接続をオンするオン指令信号を出力する、
    工程を有することを特徴とする方法。
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