JP5923138B2 - パス管理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ルータ、ブリッジなどのネットワーク装置を複数経由する伝送用のパスを管理する技術に関する。
なお、ネットワーク装置は、「伝送装置」、「ノード」、または、単に「装置」と称する場合がある。また、パスは、「伝送パス」、「伝送路」、または、「経路」と称する場合がある。
なお、ネットワーク装置は、「伝送装置」、「ノード」、または、単に「装置」と称する場合がある。また、パスは、「伝送パス」、「伝送路」、または、「経路」と称する場合がある。
災害等により、通信事業者が構築する伝送網中の伝送路や装置が故障した場合、故障による通信サービス品質低下を最小限にすることが重要である。
通信事業者が構築する伝送網では、装置やパス(ネットワーク上にある任意の2つのノード間でデータをやり取りするために確立された経路)における突発的な障害や、工事等の計画的な伝送経路断に対しても通信を維持するために、平常時に利用される装置を経由する伝送経路とは別に、異なる場所にある別装置を経由する異経路が用意されることが多い。平常時に利用される装置を経由する伝送経路は、現用系の経路であり、「0系パス」と称する場合がある。また、異なる場所にある別装置を経由する異経路は、予備系の経路であり、「1系パス」と称する場合がある。
通信事業者が構築する伝送網では、装置やパス(ネットワーク上にある任意の2つのノード間でデータをやり取りするために確立された経路)における突発的な障害や、工事等の計画的な伝送経路断に対しても通信を維持するために、平常時に利用される装置を経由する伝送経路とは別に、異なる場所にある別装置を経由する異経路が用意されることが多い。平常時に利用される装置を経由する伝送経路は、現用系の経路であり、「0系パス」と称する場合がある。また、異なる場所にある別装置を経由する異経路は、予備系の経路であり、「1系パス」と称する場合がある。
障害により0系パスの通信断が検知された場合、0系パスから1系パスに通信を切り替えることで、通信を維持する。このような通信の切り替えの制御は、例えば、その通信断を検知した装置が行ったり、EMS(Element Management System)やNMS(Network Management System)などのパス管理装置が行ったりする。以下、パス管理装置としてEMSを例にとり、説明を続ける。
IP(Internet Protocol)では、パスの通信断を検知した場合、装置が経路を探索することで通信の維持を試みることが規定されている。しかし、装置間の最適な経路の探索および決定に多くの時間を要し、その間の通信が途絶したり、遅延を引き起こしたりすることがある。伝送網においてIPより下位レイヤの伝送技術として位置づけられる、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やOTN(Optical Transport Network)においては、通信をより短期間(一般的には50ms以下)で回復させるために、各伝送装置に対して、0系パスおよび1系パスを予め設定しておくことで、異経路設計や設定に要する時間を省略し、経路切り替えを瞬時に実現する。
0系パスおよび1系パスの間の経路切り替えに関して、例えば、以下の機能が知られている。
(1)プロテクション:伝送路に障害が発生したときに、所定のバックアップパスに切り替える。障害時にバックアップパス上にトラヒックを流して障害回復を行う手法であり、適切なバックアップパスを用意しておけば必ず障害を回復できる。経路の瞬時切り替えのために、対象となる装置に対して、1系パスとなる経路と、空き帯域や処理能力といったリソースとを常時確保し、かつ、0系パスとのペアリングを当該装置にて行う。
(2)冗長パス管理機能:装置や伝送路を管理するOSS(Operation Support System)において、1系パスを0系パスと関連付けることにより冗長化して管理し、経路切り替え時にも伝送網の管理を円滑に継続する。0系パスと1系パスとを冗長化したパスを、「0/1系冗長パス」と称する場合がある。
(3)第3のパス管理機能:0系パスおよび1系パスの両方に障害が発生した2重障害に対して、0系パスとも1系パスとも異なる第3(以上)のパスを選定・設計し、OSSにて伝送網のリソースを予め予約しておく(非特許文献1参照)。この機能によれば、冗長パスを組んだ経路に発生した2重障害が長期化しても通信を維持することができる。このとき、OSSにて予約したリソースに対してさらに新たなパス設定は行わないようにすることで、伝送装置に新しい機能を追加することなく、障害発生個所の修復前であっても速やかに新たな冗長パスを設定することが可能となる。
(1)プロテクション:伝送路に障害が発生したときに、所定のバックアップパスに切り替える。障害時にバックアップパス上にトラヒックを流して障害回復を行う手法であり、適切なバックアップパスを用意しておけば必ず障害を回復できる。経路の瞬時切り替えのために、対象となる装置に対して、1系パスとなる経路と、空き帯域や処理能力といったリソースとを常時確保し、かつ、0系パスとのペアリングを当該装置にて行う。
(2)冗長パス管理機能:装置や伝送路を管理するOSS(Operation Support System)において、1系パスを0系パスと関連付けることにより冗長化して管理し、経路切り替え時にも伝送網の管理を円滑に継続する。0系パスと1系パスとを冗長化したパスを、「0/1系冗長パス」と称する場合がある。
(3)第3のパス管理機能:0系パスおよび1系パスの両方に障害が発生した2重障害に対して、0系パスとも1系パスとも異なる第3(以上)のパスを選定・設計し、OSSにて伝送網のリソースを予め予約しておく(非特許文献1参照)。この機能によれば、冗長パスを組んだ経路に発生した2重障害が長期化しても通信を維持することができる。このとき、OSSにて予約したリソースに対してさらに新たなパス設定は行わないようにすることで、伝送装置に新しい機能を追加することなく、障害発生個所の修復前であっても速やかに新たな冗長パスを設定することが可能となる。
「ネットワークプロテクションソリューション」[online]、[2014年6月2日検索]、インターネット <URL:http://jp.fujitsu.com/telecom/carrier/products/lineup/photonicnetwork/solution/core/protection.html>
0系パス、1系パスの他に第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている0/1系冗長パスに障害が発生した場合、冗長パスによる通信の冗長性を維持するためには、0/1系冗長パスのうち障害が発生していないパスと、第3のパスとで新たな冗長パスを構成する必要がある。また、EMSは、その新たな冗長パスを構成する際に、対象となる装置に対して、0/1系冗長パスの分離および新たな冗長パスの設定に必要な処理を実行する必要がある。
しかし、EMSは、0/1系冗長パスのうち障害が発生しているパスである障害パス上にある故障した装置にアクセスできないため、故障した装置からパス設定の解除許可を得られず、0/1系冗長パスに設定されているプロテクションを解除できない。よって、EMSは、プロテクションの解除の失敗の後、管理を継続せず、第3のパスとの新たな冗長パスを設定しない。結果として、障害発生時における冗長パスによる通信の冗長性を維持させることができず、伝送網の信頼性を向上させることができない、という問題がある。
上記問題を回避すべく、EMSが、故障した装置を対象外として、管理を継続した場合であっても、故障した装置が回復した後に、解除できずに残っていたプロテクションが原因となる誤動作を引き起こす可能性がある。また、OSSにて管理されているパス情報が削除される一方で、故障した装置に設定されているパス情報は故障した装置内に残るため、故障した装置が回復した後に、EMSと装置との間のパス情報のミスマッチが発生し、実際には使用されていないパスにおける帯域などの網リソースの解放および再利用ができなくなる。よって、EMSが、故障した装置を対象外として、管理を継続することは望ましくない。
このような背景に鑑みて、本発明は、第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている冗長パスに障害が発生しても、冗長パスによる通信の冗長性を維持させ、伝送網の信頼性を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数の装置に対して設定された伝送用の複数のパスを管理するパス管理装置であって、始点となる前記装置から終点となる前記装置までに設定された前記パスとして、第1のパス、前記第1のパスと冗長パスを構成する第2のパス、および、前記第1のパスおよび前記第2のパスのいずれとも異なる第3のパス、を対応付けて設定し、記憶部に記憶させるパス設定部と、前記第1のパス、前記第2のパス、および前記第3のパスのうち2つのパスに対してプロテクションを設定するプロテクション設定部と、を備え、前記プロテクション設定部は、前記第1のパスおよび前記第2のパスのうちいずれかに発生した障害が検出された場合、前記第1のパスおよび前記第2のパスに対して設定されていたプロテクションを強制的に解除するとともに、前記第1のパスおよび前記第2のパスのうち前記障害が発生したパスではない他方のパスおよび前記第3のパスに対してプロテクションを設定する、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、パス管理装置は、障害パス上に配置されている故障した装置にアクセスできなかったとしても、プロテクション設定部が、障害の検出を契機にして、第1のパスおよび第2のパスで構成されていた冗長パスに設定されていたプロテクションを解除する。よって、例えば、震災や洪水などの激甚災害により、装置の回復が長引く状況であっても、作業員が現地に駆け付けることなく、第3のパスを用いた新たな冗長パスの設定が可能となり、障害発生時のパスの片系運用の期間の短縮、二重故障時からの早期救済のための仕組みが提供される。その結果、第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている冗長パスに障害が発生しても、冗長パスによる通信の冗長性を維持させ、伝送網の信頼性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパス管理装置において、前記障害が回復した場合、前記パス設定部が、前記障害が発生したパスの経由する装置のうち前記プロテクションを解除できなかった装置において、前記第1のパスおよび前記第2のパスのうちいずれかを示す旧パス情報を削除するとともに、前記プロテクション設定部が、前記障害が発生したパスの経由する装置の前記プロテクションを解除する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、障害の回復後、削除できなかった旧パス情報および解除できなかったプロテクションが原因となる誤動作を未然に防ぐことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のパス管理装置において、前記パス設定部が、前記他方のパス、前記他方のパスと前記新たな冗長パスを構成する前記第3のパス、および、前記他方のパスおよび当該第3のパスのいずれとも異なるパス、を対応付けて設定し、前記記憶部に記憶させる、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、障害回復後、新たな第3のパスが設定された新たな冗長パス(0/1系冗長パス)を速やかに設定することができる。
本発明によれば、第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている冗長パスに障害が発生しても、冗長パスによる通信の冗長性を維持させ、伝送網の信頼性を向上させることができる。
≪全体構成≫
図1に示すように、本実施形態のシステムは、EMS1(パス管理装置)と、HMI(Human Machine Interface)2(外部装置)と、複数の装置a〜fとを備えている。EMS1および装置a〜fは、保守網(DCN(Data Communication Network)ともいう。)を介して通信可能に接続されている。装置a〜fの各々は、通信事業者が構築した伝送網上に通信可能に接続されている。なお、本実施形態が適用される複数の装置は、装置a〜fに限られず、より数多くの、またはより数少ない装置が伝送網上に配置されている場合にも本実施形態が適用される。
図1に示すように、本実施形態のシステムは、EMS1(パス管理装置)と、HMI(Human Machine Interface)2(外部装置)と、複数の装置a〜fとを備えている。EMS1および装置a〜fは、保守網(DCN(Data Communication Network)ともいう。)を介して通信可能に接続されている。装置a〜fの各々は、通信事業者が構築した伝送網上に通信可能に接続されている。なお、本実施形態が適用される複数の装置は、装置a〜fに限られず、より数多くの、またはより数少ない装置が伝送網上に配置されている場合にも本実施形態が適用される。
EMS1は、装置a〜fから所定の情報を収集し、装置a〜fを監視する。EMS1の詳細な説明は、後記する。
HMI2は、オペレータがEMS1の動作を制御するための管理コンソールである。
HMI2は、オペレータがEMS1の動作を制御するための管理コンソールである。
装置a〜fは、データを伝送するための伝送装置等である。複数のパスがこれらの装置a〜fを経由して設定される。装置a〜fは、自身の装置を経由するパスを示すパス情報を記憶する。また、装置a〜fは、自身を経由するパスにプロテクションが設定されたか否かを示すプロテクションフラグを記憶している。プロテクションフラグがオンであれば、自身を経由するパスにプロテクションが設定されており、オフであれば、設定されていない。
本実施形態では、初期段階では、装置a→装置e→装置fによる0系パスが設定され、装置a→装置b→装置c→装置fによる1系パスが設定され、装置a→装置d→装置fによる第3のパスが設定される。0系パスおよび1系パスは、EMS1によって冗長化されている。装置aは、0系パス、1系パス、第3のパスの始点となる。装置fは、0系パス、1系パス、第3のパスの終点となる。装置b、c、d、eは、対応するパスの中継点となる。
図1には、装置eにて故障が発生し、0系パスに障害が発生した場合、通信を継続するために、0系パスから1系パスに自動的に(他のパスを探索することなく)切り替えることと、1系パスと第3のパスとを冗長化し、両パスに対してプロテクションを設定することが示されている。ただし、これらの具体的な手順は後記する。
HMI2と接続しているEMS1と、装置a〜fとはそれぞれ、入力部、出力部、制御部、および記憶部といったハードウェアを含むコンピュータである。例えば、制御部がCPU(Central Processing Unit)から構成される場合、その制御部を含むコンピュータによる情報処理は、CPUによるプログラム実行処理で実現する。また、そのコンピュータが含む記憶部は、CPUが指令し、そのコンピュータの機能を実現するためのプログラム(パス管理プログラムを含む)を記憶する。これによりソフトウェアとハードウェアの協働が実現される。このプログラムは、記録媒体に記録したり、ネットワークを経由したりすることで提供することができる。
〔EMS1〕
EMS1は、パス設定部11、プロテクション設定部12、上位IF機能部13、および装置IF機能部14を有するとともに、パス管理テーブルTを記憶している。
EMS1は、パス設定部11、プロテクション設定部12、上位IF機能部13、および装置IF機能部14を有するとともに、パス管理テーブルTを記憶している。
パス設定部11は、伝送網上に配置されている複数の装置に対して、それらの装置を経由するパスを設定する。パス設定部11は、設定した2以上のパスを冗長化する機能を有する。パス設定部11は、始点となる装置aから終点となる装置fまでに設定されたパスとして、0系パス(第1のパス)、0系パスと冗長パスを構成する1系パス(第2のパス)、および、0系パスおよび1系パスのいずれとも異なる第3のパス、を対応付けて設定し、これらのパスをパス管理テーブルTに登録する。パス設定部11は、装置a〜fに対して、設定されたパスを示すパス情報を送信する。例えば、0系パスを示すパス情報は、0系パスを経由する装置a、e、fに送信される。装置a、e、fは、そのパス情報を自身の記憶部に記憶する。
また、パス設定部11は、装置a〜fに対して、使用するパスの切替のために未使用となるパスの設定を解除する処理を行う。例えば、パス設定部11は、0系パスを未使用とする場合、装置a、e、fから、0系パスのパス情報(旧パス情報)を削除する。
パス設定部11は、設定を解除するパスが経由するすべての装置(始点、終点、1または複数の中継点)から当該パスのパス情報を削除することができる。ただし、故障が発生したことにより当該パスのパス情報を削除できない場合には、故障回復後にパス情報の削除を行う。例えば、パス設定部11は、図1に示す1系パスの設定解除を行う場合、1系パスが経由する装置a、b、c、fから1系パスのパス情報を削除する。装置cが故障している場合、パス設定部11は、装置cについては、装置cの故障回復後に1系パスのパス情報を削除する。
プロテクション設定部12は、伝送網上に配置されている複数の装置に設定されたパスに対するプロテクションを設定する(該当するパスが経由する装置のプロテクションが設定される、ともいう場合がある)。プロテクション設定部12は、0系パス、1系パス、第3のパスのうち2つのパスに対してプロテクションを設定することで、プロテクションが設定された2つのパスのうち1つを、もう1つのパスのバックアップパスとする。プロテクション設定部12は、初期段階では、冗長化されている0系パスおよび1系パスに対してプロテクションを設定する。しかし、例えば、装置eが故障し、0系パスが障害パスとなった場合には、プロテクション設定部12は、後記する処理を踏まえて、障害のない1系パスおよび第3のパスに対してプロテクションを設定する(図1参照)。
プロテクション設定部12は、プロテクションが設定されるパスが経由する装置のプロテクションフラグをオンにし、プロテクションが設定されないパスが経由する装置のプロテクションフラグをオフにする。図1に示す例では、0系パスおよび1系パスにプロテクションが設定される場合、プロテクション設定部12は、装置a、b、c、e、fのプロテクションフラグをオンにする。このとき、装置dのプロテクションフラグをオフになっている。もし、1系パスおよび第3のパスにプロテクションが設定される場合、プロテクション設定部12は、装置a、b、c、d、fのプロテクションフラグをオンにし、装置eのプロテクションフラグをオフにする。
なお、プロテクション設定部12は、EMS1内で、すべての装置のプロテクションフラグのオン/オフを管理している。
なお、プロテクション設定部12は、EMS1内で、すべての装置のプロテクションフラグのオン/オフを管理している。
プロテクション設定部12は、特定のパスに設定されたプロテクションを解除するために、そのパスが経由するすべての装置のプロテクションフラグをオフにする(該当するパスが経由する装置のプロテクションが解除される、ともいう場合がある)。ただし、故障した装置がある場合には、故障回復後にプロテクションフラグをオフにする。例えば、プロテクション設定部12は、1系パスに設定されたプロテクションを解除する場合、1系パスが経由する装置a、b、c、fのプロテクションフラグをオフにする。装置cが故障している場合、プロテクション設定部12は、装置cについては、装置cの故障回復後にプロテクションフラグをオフにする。
上位IF機能部13は、EMS1の上位装置であるHMI2との情報のやり取りを実現する。
装置IF機能部14は、装置a〜fとの情報のやり取りを実現する。本実施形態では、装置IF機能部14は、保守網を介してEMS1と装置aとの情報のやり取りを実現し、装置aを介して装置b〜fとの情報のやり取りを実現する。
パス管理テーブルTは、EMS1が管理する装置a〜fに対して設定されたパスを管理するためのテーブルである。図2に示すように、パス管理テーブルTは、「パスID」、「パス系統」、「始点装置」、「終点装置」、および「中継点装置」といった項目を有しており、その項目に対応する値が格納される。
「パスID」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの識別するID(Identifier)が格納される。
「パス系統」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの系統(種類)を示す値が格納される。図2中、「0系」という値は、対応するパスが0系パスであることを示唆し、「1系」という値は、対応するパスが1系パスであることを示唆し、「第3」という値は、対応するパスが第3のパスであることを示唆している。
「始点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの始点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。
「終点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの終点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。
「中継点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスが経由する中継点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。「中継点装置」という項目に格納される装置のIPアドレスは、パスが経由する装置の順番に沿って1または複数個格納される。なお、IPアドレスの代わりにMAC(Media Access Control)アドレスが格納されてもよい。
「パス系統」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの系統(種類)を示す値が格納される。図2中、「0系」という値は、対応するパスが0系パスであることを示唆し、「1系」という値は、対応するパスが1系パスであることを示唆し、「第3」という値は、対応するパスが第3のパスであることを示唆している。
「始点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの始点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。
「終点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスの終点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。
「中継点装置」という項目に対して、パス設定部11が設定したパスが経由する中継点となる装置を識別するIPアドレスが格納される。「中継点装置」という項目に格納される装置のIPアドレスは、パスが経由する装置の順番に沿って1または複数個格納される。なお、IPアドレスの代わりにMAC(Media Access Control)アドレスが格納されてもよい。
本実施形態では、1つの始点装置および1つの終点装置が決まると、0系パス、1系パス、第3のパスといった3種類のパスが、パス設定部11によって設定される。EMS1は、装置a〜fの各々が、自身に設定されたパスのパス情報を記憶し、そのパスの設定に必要となるリソースを確保(予約)するように制御する。図2によれば、パス管理テーブルTは、装置a→装置e→装置fによる0系パス、装置a→装置b→装置c→装置fによる1系パス、装置a→装置d→装置fによる第3のパスを登録する。また、EMS1は、パスにプロテクションが設定される装置が、空き帯域や処理能力といったリソースを常時確保するように制御する。なお、この制御はEMSの既存技術であるのでその説明を省略する。
≪処理≫
図3を参照して、本実施形態の処理について、図1に示す構成に即して説明する。説明の際は、図2も適宜参照する。この処理の主体は、EMS1の制御部、HMI2の制御部、装置a〜fの各々の制御部であるが、説明の便宜上、「制御部」という言葉は省略する。図3の処理は、ステップS01から開始する。
図3を参照して、本実施形態の処理について、図1に示す構成に即して説明する。説明の際は、図2も適宜参照する。この処理の主体は、EMS1の制御部、HMI2の制御部、装置a〜fの各々の制御部であるが、説明の便宜上、「制御部」という言葉は省略する。図3の処理は、ステップS01から開始する。
ステップS01において、HMI2は、冗長パスの設定要求をEMS1にする。HMI2は、装置a、e、fを経由するパスを0系パスとし、装置a、b、c、fを経由するパスを1系パスとし、さらに両パスに対してプロテクションを設定するように、EMS1に要求する。EMS1は、パス設定部11の機能により、要求のあった0系パスおよび1系パスをパス管理テーブルTに登録する(図2参照)。ステップS01の後、ステップS02に進む。
ステップS02において、EMS1は、パス設定部11およびプロテクション設定部12の機能により、対象とする装置に対して、冗長パスの設定処理を行う。EMS1は、HMI2からの冗長パスの設定要求にしたがって、装置a、e、fに対して0系パスのパス情報を送信して0系パスを設定し、装置a、b、c、fに対して1系パスのパス情報を送信して1系パスを設定する。また、EMS1は、装置a、b、c、e、fのプロテクションフラグをオンにするように制御して、0系パスおよび1系パスに対するプロテクションを設定する。
なお、EMS1は、冗長パスの設定処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS02の後、ステップS03に進む。
なお、EMS1は、冗長パスの設定処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS02の後、ステップS03に進む。
ステップS03において、HMI2は、第3のパスの設定要求をEMS1にする。HMI2は、装置a、d、fを経由するパスを第3のパスとするように、EMS1に要求する。ステップS03の後、ステップS04に進む。
なお、HMI2は、ステップS01において、冗長パスの設定要求とともに第3のパスの設定要求をしてもよい。
なお、HMI2は、ステップS01において、冗長パスの設定要求とともに第3のパスの設定要求をしてもよい。
ステップS04において、EMS1は、パス設定部11の機能により、要求のあった第3のパスをパス管理テーブルTに登録する(図2参照)。EMS1は、第3のパスを、伝送網中の予約されたリソースとして管理する。ステップS04の後、ステップS05に進む。
ステップS05において、伝送網中のパスに障害が発生した場合、伝送網中の装置からEMS1に対して障害発生の通知がなされる。図3では、装置eが故障したために0系パスに障害が発生した場合に、装置aが装置eの故障をEMS1に通知したことが示されている。また、EMS1が各装置a〜fに対してpingコマンドを投げたときの応答によって、装置のa〜fの故障を判定することもできる。ステップS05の後、ステップS06に進む。
ステップS06において、EMS1は、HMI2に対して、装置eの故障を示す警報を通知する。ステップS06の後、ステップS07に進む。
ステップS07において、HMI2は、EMS1からの警報に基づいて、装置eの故障の影響を受ける既存パスを抽出する。具体的には、HMI2は、EMS1のパス管理テーブルTを検索し、該当するパスを特定する。装置eの故障の影響を受ける既存パスは、障害が発生した0系パスと、0系パスと冗長化している1系パスと、両パスに関連付けられた第3のパスである。ステップS07の後、ステップS08に進む。
HMI2は、EMS1からの警報によって、パスの片系運用になっており、1系パスおよび第3のパスの新たな冗長化が必要である、と判断する。そして、HMI2は、抽出した既存パスに鑑みて、装置eの故障により障害が発生した0系パスの設定を解除すること(装置a、e、fから0系パスのパス情報を削除すること)、0系パスおよび1系パスに対して設定されていたプロテクションを解除する必要があること(以下、「0/1系のプロテクション解除」と称する場合がある。)、1系パスおよび第3のパスに対して新たにプロテクションを設定する必要があること、を判断する。
しかし、従来技術によれば、HMI2がEMS1に対して、0系パスの設定解除の要求をしても、EMS1は、故障した装置eへのアクセスに失敗するため、装置eからパス設定の解除許可を得られず、0/1系のプロテクション解除もできず、HMI2に対して0/1系のプロテクション解除エラーを通知してしまう。その結果として、0系パスの設定を解除できず、第3のパスで1系パスを冗長化できず、通信の信頼性を損ねていた。
しかし、従来技術によれば、HMI2がEMS1に対して、0系パスの設定解除の要求をしても、EMS1は、故障した装置eへのアクセスに失敗するため、装置eからパス設定の解除許可を得られず、0/1系のプロテクション解除もできず、HMI2に対して0/1系のプロテクション解除エラーを通知してしまう。その結果として、0系パスの設定を解除できず、第3のパスで1系パスを冗長化できず、通信の信頼性を損ねていた。
ステップS08において、HMI2は、0系パスおよび1系パスに対して設定されていたプロテクションの解除要求をEMS1にする。この解除要求は、ステップS07において該当するパスを特定したことでなされる要求であり、EMS1が故障した装置eへのアクセスが失敗し、故障した装置からパス設定の解除許可を得られないこととは無関係に強制的に行われる。「強制的に」とは、故障した装置(装置e)に対して設定されたパスのパス情報の削除の成否、および、故障した装置eのプロテクションフラグのオン/オフの変更の成否にかかわらずという意味である。
なお、HMI2が、従来技術のように、0/1系のプロテクション解除のために0系パスの設定解除の要求を行い、EMS1から0/1系のプロテクション解除エラーを受信したときに、ステップS08の解除要求を行ってもよい。
ステップS08の後、ステップS09に進む。
なお、HMI2が、従来技術のように、0/1系のプロテクション解除のために0系パスの設定解除の要求を行い、EMS1から0/1系のプロテクション解除エラーを受信したときに、ステップS08の解除要求を行ってもよい。
ステップS08の後、ステップS09に進む。
ステップS09において、EMS1は、プロテクション設定部12の機能により、対象とする装置に対して、0系パスおよび1系パスに対して設定されていたプロテクションの解除処理を行う。プロテクション設定部12は、HMI2からのプロテクションの解除要求にしたがって、障害が発生した0系パスが経由する装置a、e、fのプロテクションフラグをオフにしようとする。装置a、fについては、プロテクションフラグをオフにすることができるが、故障した装置eについては、アクセス不可のため、そのプロテクションフラグをオフにすることができない。しかし、装置a、fのプロテクションフラグがオフになったことにより、0系パスに対するプロテクションの解除は実質的に達成される。装置eのプロテクションフラグはオンのままであるが、後記する処理を行うことで、最終的にはオフになる。
装置b、cのプロテクションフラグはオンのままであるが、装置a、fのプロテクションフラグがオフになったことにより、1系パスに対するプロテクションも解除される。これにより、0系パスと1系パスとは分離する。
なお、EMS1は、プロテクションの解除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS09の後、ステップS10に進む。
装置b、cのプロテクションフラグはオンのままであるが、装置a、fのプロテクションフラグがオフになったことにより、1系パスに対するプロテクションも解除される。これにより、0系パスと1系パスとは分離する。
なお、EMS1は、プロテクションの解除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS09の後、ステップS10に進む。
ステップS10において、EMS1は、パス設定部11の機能により、対象とする装置に対して、障害パスとなる0系パスの設定解除処理を行う。EMS1は、0系パスの設定解除処理に伴い、装置a、e、fについての0系パスの設定を解除する。このとき、EMS1のパス管理テーブルT(図2)において、「パス系統」が「0系」であるレコードは、削除される。なお、この段階では、EMS1が、故障した装置eにアクセスできないため、装置eが記憶するパス情報(0系パスの情報)を削除できないが、後記する処理を行うことで最終的には削除する。
なお、EMS1は、0系パスの設定解除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS10の後、ステップS11に進む。
なお、EMS1は、0系パスの設定解除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS10の後、ステップS11に進む。
ステップS11において、HMI2は、第3のパスへの切替要求をEMS1にする。HMI2は、障害パスである0系パスから、装置a、d、fを経由する第3のパスに切り替え、さらに第3のパスと1系パスに対してプロテクションを設定するように、EMS1に要求する。ステップS11の後、ステップS12に進む。
ステップS12において、EMS1は、パス設定部11およびプロテクション設定部12の機能により、対象とする装置に対して、新たな冗長パスの設定処理を行う。EMS1は、HMI2からの第3のパスへの切替要求にしたがって、装置a、d、fに対して第3のパスのパス情報を送信して新たな0系パスを設定する。このとき、装置a、fに記憶されている0系パス(「旧0系パス」と称する場合がある)としてのパス情報は削除される。一方、装置a、b、c、fに対する1系パスの設定はそのままである(ステップS02参照)。また、EMS1は、1系パスおよび第3のパス(新たな0系パス)に対するプロテクション(新たなプロテクション)を新たに設定する。プロテクション設定部12は、装置a、d、fのプロテクションフラグをオンにするように制御する。装置b、cのプロテクションフラグはオンのままである。よって、第3のパス(新たな0系パス)および1系パスに対するプロテクションが設定される。
ステップS12の後、ステップS13に進む。
ステップS12の後、ステップS13に進む。
ステップS13において、EMS1は、新たな冗長パスの設定処理を行ったこととともに、旧0系パスおよび1系パスに設定されていたプロテクションが、第3のパス(新たな0系パス)および1系パスに設定されたプロテクションに変更された、というプロテクションの変更通知をHMI2に行う。ステップS13の後、ステップS14に進む。
ステップS14において、伝送網中のパスが障害から回復した場合、伝送網中の装置からEMS1に対して障害回復の通知がなされる。図3では、装置eが故障から回復したために旧0系パスが障害から回復した場合に、装置aが装置eの回復をEMS1に通知したことが示されている。EMS1になされる装置eの故障回復通知には、EMS1が装置eへのアクセスが可能であるというアクセス許可通知が含まれる。ステップS14の後、ステップS15に進む。
ステップS15において、EMS1は、HMI2に対して、装置eの故障回復を示す警報解除を通知する。ステップS15の後、ステップS16に進む。
ステップS16において、EMS1は、パス設定部11の機能により、新たな冗長パスが設定されたことにより未使用になった旧パスを示す旧パス情報を、対象とする装置から削除する旧パス情報削除処理を行う。図3では、EMS1は、故障回復してアクセス可能となった装置eにアクセスし、装置eに記憶されている旧0系パスとしてのパス情報を自動的に(HMI2からの要求を受けることなく)削除することが示されている。この削除により、装置eに新しいパスを設定できるようになる。また、この旧パス情報削除処理では、旧0系パスが未使用になったことに伴い、EMS1は、プロテクション設定部12の機能により、装置eのプロテクションフラグをオフにする。
なお、EMS1は、旧パス情報削除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS16の後、ステップS17に進む。
なお、EMS1は、旧パス情報削除処理を行ったことをHMI2に通知してもよい。
ステップS16の後、ステップS17に進む。
ステップS17において、HMI2は、新たな第3のパスの設定要求をEMS1にする。HMI2は、例えば、装置a、e、fを経由するパス(旧0系パス相当)を新たな第3のパスとするように、EMS1に要求する。ステップS17の後、ステップS18に進む。
ステップS18において、EMS1は、パス設定部11の機能により、要求のあった新たな第3のパスをパス管理テーブルTに登録する。このとき、パス管理テーブルTにおいて「パス系統」に格納される値が書き換えられる(「0系」→「第3」)。EMS1は、新たな第3のパスを、伝送網中の予約されたリソースとして管理する。EMS1は、装置a、e、fに対して新たな第3のパスのパス情報を送信して新たな第3のパスを設定する。
ステップS18以降、伝送網中のパスに障害が新たに発生した場合には、ステップS05以降の処理を継続する。
以上で、図3の処理の説明を終了する。
以上で、図3の処理の説明を終了する。
≪まとめ≫
本実施形態によれば、EMS1(パス管理装置)は、障害パス上に配置されている故障した装置(図1では装置e)にアクセスできなかったとしても、プロテクション設定部12が、障害の検出を契機にして、0系パス(第1のパス)および1系パス(第2のパス)で構成されていた冗長パスに設定されていたプロテクションを解除する。よって、例えば、震災や洪水などの激甚災害により、装置の回復が長引く状況であっても、作業員が現地に駆け付けることなく、第3のパスを用いた新たな冗長パスの設定が可能となり、障害発生時のパスの片系運用の期間の短縮、二重故障時からの早期救済のための仕組みが提供される。その結果、第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている冗長パス(0/1系冗長パス)に障害が発生しても、冗長パスによる通信の冗長性を維持させ、伝送網の信頼性を向上させることができる。
本実施形態によれば、EMS1(パス管理装置)は、障害パス上に配置されている故障した装置(図1では装置e)にアクセスできなかったとしても、プロテクション設定部12が、障害の検出を契機にして、0系パス(第1のパス)および1系パス(第2のパス)で構成されていた冗長パスに設定されていたプロテクションを解除する。よって、例えば、震災や洪水などの激甚災害により、装置の回復が長引く状況であっても、作業員が現地に駆け付けることなく、第3のパスを用いた新たな冗長パスの設定が可能となり、障害発生時のパスの片系運用の期間の短縮、二重故障時からの早期救済のための仕組みが提供される。その結果、第3のパスが設定されており、プロテクションが設定されている冗長パス(0/1系冗長パス)に障害が発生しても、冗長パスによる通信の冗長性を維持させ、伝送網の信頼性を向上させることができる。
また、障害の回復後、削除できなかった旧パス情報および解除できなかったプロテクションが原因となる誤動作を未然に防ぐことができる。
また、障害回復後、新たな第3のパスが設定された新たな冗長パス(0/1系冗長パス)を速やかに設定することができる(図3のステップS17およびステップS18参照)。
また、0系パス、1系パス、第3のパスの3つのパスに対するプロテクションをまとめて行うための特殊な機能を装置に実装させることなく、第3のパス管理機能を実現することができる。
≪その他≫
本実施形態では、0/1系冗長パスのうち0系パスのほうに障害が発生した場合について説明したが、0/1系冗長パスのうち1系パスのほうに障害が発生した場合にも本発明を適用することができる。0/1系冗長パスに設定されているプロテクションを解除し、障害が発生した1系パスを第3のパスに切り替え、0系パスおよび第3のパスによる新たな冗長パスの設定およびプロテクションの設定を行うことができる(図3のステップS08〜ステップS12相当)。また、障害が発生した1系パスが回復した後、その1系パスを新たな第3のパスに設定することもできる(図3のステップS14〜ステップS18相当)。
本実施形態では、0/1系冗長パスのうち0系パスのほうに障害が発生した場合について説明したが、0/1系冗長パスのうち1系パスのほうに障害が発生した場合にも本発明を適用することができる。0/1系冗長パスに設定されているプロテクションを解除し、障害が発生した1系パスを第3のパスに切り替え、0系パスおよび第3のパスによる新たな冗長パスの設定およびプロテクションの設定を行うことができる(図3のステップS08〜ステップS12相当)。また、障害が発生した1系パスが回復した後、その1系パスを新たな第3のパスに設定することもできる(図3のステップS14〜ステップS18相当)。
また、本実施形態では、装置(装置e)の故障に起因するパスの障害について説明したが、DCNの故障(リンク故障)に起因するパスの障害についても本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、HMI2からの要求に応じて、EMS1は、0/1系冗長パスをパス管理テーブルTに登録するように処理した(図3のステップS01およびステップS02)。しかし、EMS1は、0/1系冗長パスの経路計算をするためのアルゴリズムを有するものとし、0/1系冗長パスの始点装置および終点装置を指定してきたHMI2からの要求に応じて、前記アルゴリズムを用いて最適な中継点装置を求めて0/1系冗長パスを決定し、決定した0/1系冗長パスをパス管理テーブルTに登録するようにしてもよい。
また、本実施形態では、HMI2からの要求に応じて、EMS1は、第3のパスをパス管理テーブルTに登録するように処理した(図3のステップS03およびステップS04)。しかし、EMS1に、第3のパスの経路計算をするためのアルゴリズムを有するものとし、HMI2からの要求が無くとも、0/1系冗長パスの設定処理(図3のステップS02)をした後、前記アルゴリズムを用いて第3のパスを決定し、決定した第3のパスをパス管理テーブルTに登録するようにしてもよい。
また、本実施形態では、HMI2からの要求に応じて、EMS1は、プロテクションの解除処理を行った(図3のステップS08およびステップS09)。しかし、EMS1は、HMI2からの要求が無くとも、装置の故障通知(図3のステップS05)によってパスの障害が検出された場合にプロテクションの解除処理を行ってもよい。
また、本実施形態では、HMI2からの要求に応じて、新たな冗長パスの設定処理を行った(図3のステップS11およびステップS12)。しかし、EMS1は、HMI2からの要求が無くとも、0系パスの設定解除処理(図3のステップS10)の後、第3のパスを用いた新たな冗長パスの設定処理を行ってもよい。
また、図3のステップS16において、旧パス情報削除処理を行ったEMS1は、新たな第3のパスを設定すべき装置(つまり、旧0系パスが経由する装置a、e、f)を知っている。よって、EMS1は、旧パス情報削除処理を行った後、HMI2からの要求を受けることなく自動的に、パス管理テーブルTへの新たな第3のパスの登録(ステップS18相当)を行ってもよい。つまり、ステップS17は省略してもよい。
また、本実施形態では、EMS1は、故障から回復した装置(装置e)を経由するパスを新たな第3のパスとした(図3のステップS17およびステップS18)。しかし、伝送網中にある他の装置(装置a〜fとは別体の図3に図示していない装置)を経由する他のパスを、新たな第3のパスとしてもよい。本実施形態においては、前記他のパスは、障害が発生した旧0系パス(a→e→f)、1系パス(a→b→c→f)、第3のパス(a→d→f)のいずれとも異なるパスとなる。この場合、EMS1は、ステップS12の新たな冗長パスの設定処理の直後に、前記した第3のパスの経路計算を経路計算するためのアルゴリズムを用いて、新たな第3のパスを決定し、決定した新たな第3のパスをパス管理テーブルTに登録するようにしてもよい。
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 EMS(パス管理装置)
2 HMI(外部)
a、b、c、d、e、f 装置
11 パス設定部
12 プロテクション設定部
13 上位IF機能部
14 装置IF機能部
T パス管理テーブル
2 HMI(外部)
a、b、c、d、e、f 装置
11 パス設定部
12 プロテクション設定部
13 上位IF機能部
14 装置IF機能部
T パス管理テーブル
Claims (3)
- 複数の装置に対して設定された伝送用の複数のパスを管理するパス管理装置であって、
始点となる前記装置から終点となる前記装置までに設定された前記パスとして、第1のパス、前記第1のパスと冗長パスを構成する第2のパス、および、前記第1のパスおよび前記第2のパスのいずれとも異なる第3のパス、を対応付けて設定し、記憶部に記憶させるパス設定部と、
前記第1のパス、前記第2のパス、および前記第3のパスのうち2つのパスに対してプロテクションを設定するプロテクション設定部と、を備え、
前記パス設定部は、
前記第1のパスおよび前記第2のパスのうちいずれかに発生した障害が検出された場合、前記第1のパスおよび前記第2のパスのうち前記障害が発生したパスではない他方のパスと前記第3のパスとの間で新たな冗長パスを設定し、
前記プロテクション設定部は、
前記障害が検出された場合、前記第1のパスおよび前記第2のパスに対して設定されていたプロテクションを強制的に解除するとともに、前記他方のパスおよび前記第3のパスに対して新たなプロテクションを設定する、
ことを特徴とするパス管理装置。 - 前記障害が回復した場合、前記パス設定部が、前記障害が発生したパスの経由する装置のうち前記プロテクションを解除できなかった装置において、前記第1のパスおよび前記第2のパスのうちいずれかを示す旧パス情報を削除するとともに、前記プロテクション設定部が、前記障害が発生したパスの経由する装置の前記プロテクションを解除する、
ことを特徴とする請求項1に記載のパス管理装置。 - 前記パス設定部が、前記他方のパス、前記他方のパスと前記新たな冗長パスを構成する前記第3のパス、および、前記他方のパスおよび当該第3のパスのいずれとも異なるパス、を対応付けて設定し、前記記憶部に記憶させる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパス管理装置。
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-
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