JP5919767B2 - 静電容量結合方式静電センサー - Google Patents

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本発明は、入力方式に静電容量結合方式を利用した入力装置に関するものである。
静電容量結合方式を利用した入力装置として、従来から、タッチスイッチが知られている。静電容量結合方式タッチスイッチは、パネルスイッチと制御基板から構成される。パネルスイッチは、PETフィルムの表面にスイッチ電極として銀ペースト、またはITO(酸化インジウムスズ)等を印刷した電極シートを、アクリルやガラス及び樹脂等の絶縁基材に接着剤(両面テープ等)で貼り合わせたもので構成される。スイッチ電極に指または手が近づくと、スイッチ電極と指または手との間に平行板コンデンサが形成され静電容量が発生する。この静電容量の変化をコンデンサCと抵抗Rとで形成するC/F変換回路(静電容量Cを周波数Fに変換する回路)で周波数に変換し、その周波数をインプットキャプチャ機能(周波数の数を数える機能)でデジタルデータに置き換え、演算処理によりタッチスイッチのオン/オフ状態を判断する。スイッチ電極が複数個の場合、スイッチ電極の選択は、個々のスイッチ電極分設けた切換回路により行う(特開2005−084982号公報 参照)。
静電容量結合方式を利用したタッチスイッチは、スイッチ電極を指または手が触れることの可能な領域をタッチスイッチとし、指または手がそのスイッチ電極に近づいたことを検出するものであり、タッチスイッチのオン/オフを検出するデジタル入力装置である。
スイッチ電極は、電気的に導通する導電性材料をPETフィルム表面に、スクリーン印刷方式により印刷してタッチスイッチを形成している。スクリーン印刷は、オープニングと呼ばれる糸と糸の間の空間(スクリーン版)からスキージ(ゴムのヘラ、または金属のヘラ)を使ってインキを押し出し、画像パターンを形成する印刷法であり、古くから捺染や印染などの伝統工芸として日本に根付いている工法である。また、できあがった画像パターンの厚みは、使用したスクリーン版の厚みである。現在、スクリーン印刷は、エレクトロニクス分野ではなくてはならない工法として確立しており、プリント配線板や電子部品、フラットパネルディスプレイ、自動車メーターなどを製造する工程には、必ずスクリーン印刷法が用いられていることが知られている。
スイッチ電極は、スクリーン印刷方式によりPETフィルムの表面に導電性材料である銀ペースト(物質は銀)インク、ITO(酸化インジウム)(物質は錫)インクを用いて印刷することでタッチスイッチを形成している。スイッチ電極を形成するためのスクリーン版の厚さは10〜30μmの版を使用している。また、導電性材料である銀ペーストインク、ITO(酸化インジウムスズ)インクの抵抗率値は高く、数Ω〜数kΩ/ cmの面積抵抗を持っている。
スクリーン印刷方式で印刷されたスイッチ電極は、スキージの移動速度で決まる印刷速度、インクの粘度、印刷環境による版の伸び、縮みにより、印刷毎にスイッチ電極の大きさ、厚みが数mm単位、および数μm単位で違い、大きさ、厚みのばらつきを0にすることは難しいとされている。そのため、印刷毎のスイッチ電極の抵抗値は一定にならず、印刷毎の抵抗値のばらつきを0Ωに抑えることは難しいとされている。
PETフィルム上に、スイッチ電極を形成したスイッチを、タッチスイッチの入力領域として使用したときの周波数は、前記コンデンサCと抵抗Rによりt=0.7×C×Rで表せる。スイッチ電極はΔRの抵抗値を持つ。スイッチ電極の周波数は、抵抗Rにスイッチ電極の抵抗値ΔRが足された周波数として生成される。周波数tは
t=0.7×C×(R+ΔR)
で表せる。
図1の様にスイッチ電極が、4個の場合の周波数を求めてみる。スイッチ電極のタッチスイッチをSW1からSW4としたときの抵抗値はSW1(抵抗値:ΔR1)、SW2(抵抗値:Δ2)、SW3(抵抗値:Δ3),SW4(抵抗値:Δ4)で表せる。各スイッチ電極の周波数は
SW1の周波数t=0.7×C×(R+ΔR1)
SW2の周波数t=0.7×C×(R+ΔR2)
SW3の周波数t=0.7×C×(R+ΔR3)
SW4の周波数t=0.7×C×(R+ΔR4)
で表せる。
また、前記スクリーン印刷での印刷毎に数Ω〜数10Ω単位での抵抗値のばらつきがある。ばらつきの抵抗値をΔrとしたときの印刷毎の各周波数は
SW1の周波数t=0.7×C×(R+Δ1+Δr)
SW2の周波数t=0.7×C×(R+Δ2+Δr)
SW3の周波数t=0.7×C×(R+Δ3+Δr)
SW4の周波数t=0.7×C×(R+Δ4+Δr)
で表せる。
また、近年デジタル技術を利用した電子回路が広く用いられるようになり、デジタル信号の低域から高域までの周波数による電波障害が起こりやすい状況になっている。
たとえば、テレビ等の電化製品の側にラジオ受信機を持っていくと、ザーとかブーといったノイズ雑音が入る。これはラジオ受信機が電化製品から発生している電波ノイズを拾ってしまうことでおきる。
また、ラジオ受信機にAC電源を供給して使う場合、家庭用電源の配線によっては、AC電源ラインにノイズが混入し、電源ノイズとして拾ってしまうこともある。同じAC電源コンセントにテレビ等の電化製品とラジオ受信機をつなげて使用したとき、つなげた電化製品から発生した電源ノイズをラジオ受信機が拾ってしまいノイズが入る。
生活環境下での前記ノイズ混入に対する対策は、機器にノイズを混入させない様な対策、またはノイズを受けても障害を発生しないようにノイズ耐性を向上させる対策がある。しかし、生活環境下でどの様なノイズが混入されるかわからないために、ノイズ防御対策が難しくなっているのが現状である。
前記静電容量の変化をC/F変換回路で周波数に変換する方式は、静電容量の変化をC
/F変換回路で周波数(t=0.7×C×(R+ΔR))に変換し、その周波数の変化をインプットキャプチャ機能でデジタルデータに置き換えている。この方式は周波数を用いて動作させていることで、生活環境下で発生するノイズである周波数の混入による影響は、避けられないのが現状である。
また、前記の静電容量の変化をC/F変換回路を用いて周波数に変換する方式で、PETフィルムにスイッチ電極を印刷したスイッチを、タッチスイッチとして使用したときに生成される周波数は、スイッチ電極の形状により変わることがわかる。

前記、静電容量の変化をC/F変換回路で周波数に変換する方式のスイッチ電極に、スイッチ電極で得られる周波数と、同じまたは近い周波数である電波ノイズまたは供給電源より同じまたは近い周波数である電源ノイズが混入されると、C/F回路で生成される周波数とノイズの周波数とが互いに周波数との同期または干渉が起こり、スイッチ電極に指または人が近づいても静電容量は変化しない状態となり、入力できない等の誤動作を生じてしまう。
スイッチ電極の大きさの違いにより生成される周波数が変わるため、大きさの違うスイッチ電極が増える程、生成される周波数の種類が多くなる。そのため生成される周波数と同じまたは近い周波数である電波ノイズまたは電源ノイズによる誤動作するタッチスイッチが増えてしまう。静電容量の変化をC/F変換回路で周波数に変換する方式では、ノイズの周波数に対し、±数10KHzの周波数離れないとノイズより逃げられなく、ノイズによる誤動作の範囲が大きくなり、ノイズの対処が非常に困難である。
また、静電容量の変化を、C/F変換回路を用いて、周波数をインプットキャプチャ機能(周波数の数を数える機能)でデジタルデータに置き換え、演算処理によりタッチスイッチのオン/オフ状態を判断しているが、周波数がインプットキャプチャ機能で周波数の数を数えていることでスイッチ電極ごとに周波数の数が変わり、動作速度を一定かつ、速度を上げることが非常に困難である。
本発明は、絶縁体の表面に、導電性材料からなるドライブ線とスイッチ電極を複数配置し、それぞれのドライブ線とスイッチ電極からなるタッチスイッチであり、前記ドライブ線と前記スイッチ電極との静電容量を計測するために、発振器で生成されるsin信号を、同期発振回路により互いに同期がとられたsin信号とcos信号に変換し、前記sin信号を印加した前記ドライブ線と、電流・電圧変換回路に接続されたスイッチ電極との間に流れる電流を電圧信号に変換し、前記電流・電圧変換された電圧信号と前記sin信号およびcos信号とを掛算回路により掛算し、前記掛算回路で得られた信号をローパス・フィルタ回路によりDC信号化し、前記DC信号化された電圧を計測し、前記計測された電圧と、予め決めたタッチスイッチのオンおよびオフとなる閾値とする電圧とを比較し、演算処理する制御装置により、タッチスイッチのオン/オフ状態を判断する静電容量結合方式静電センサーを提案するものである。
本発明では、抵抗値が異なるスイッチ電極を使用した場合でも、sin信号と90度位相の違うcos信号の2つを電流・電圧変換回路の出力に掛算回路で掛けることにより、真の電流値のAC信号だけが、DC信号を含む2倍のAC周波数になりローパス・フィルタを通すことでDC信号になる。スイッチ電極が接続されても、全てsin信号の周波数より高い周波数となり、周波数のAC信号のままでローパス・フィルタを通すことで周波数ノイズを0にできる。そのため、sin信号以外の周波数ノイズがスイッチ電極に混入されても正確にスイッチ電極と指および手との間に静電容量が発生し、タッチスイッチのオン/オフの状態を検出することができる。
スイッチ電極の周波数。 本実施例の入力装置構成図。 本実施例の掛算回路波形図。 本実施例の入力信号レベルと位相差図。 本実施例の指とスイッチ電極の関係図。 本実施例のsin信号掛算波形図。
本発明では、抵抗値が異なるスイッチ電極を使用した場合でも、発振器からsin信号と90度位相の違うcos信号の2つを発信し、sin信号の一つは増幅回路経由で信号をドライブし、電流・電圧変換回路の抵抗Rを通してスイッチ電極に接続される。sin信号の一つは2つの掛算回路に接続される。またcos信号はもう一つの掛算回路に接続される。電流・電圧変換回路の出力はそれぞれ2つの掛算回路に接続され、それぞれsin信号・cos信号と掛けられる。真の電流値のAC信号だけがDC信号を含む2倍のAC周波数になりローパス・フィルタを通すことでDC信号になる。
スイッチ電極へ混入されるノイズは、全てsin信号・cos信号との掛算によりsin信号・cos信号の周波数より高い周波数のAC信号になりsin信号・cos信号の周波数より十分低いローパス・フィルタを通すことで0にできる。
sin信号のドライブと電流・電圧変換回路の抵抗Rに接続したスイッチ電極と、指および手との間の静電容量はsin信号との掛算による検出信号Xとcos信号との掛算による検出信号Yとから入力信号のベクトル値を以下の式ルート(Xの二乗+Yの二乗)。また、位相差を以下の式アークタンジェント(X/Y)から求められる。
しかし、式ルート(Xの二乗+Yの二乗)または式アークタンジェント(X/Y)の計算はプログラム作成上、コードステップが数100ステップ以上となり、計算結果がでるまで数msec単位の時間がかかり動作速度が遅くなる。そのためタッチスイッチのオン/オフ状態を検出するタッチスイッチは、ベクトル値を求め詳細な位置座標を検出するのでは ないため、コードステップが数ステップで済む検出信号Xと検出Y信号との足し算のみで行うことができる。その結果計算結果がでるまでの時間は、数μsec単位で済み短い時間で、タッチスイッチのオン/オフ状態を判断できる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。図2〜6は、装置図面が煩雑にならないよう単純な構成を模式的に表現した物である。
図2に本発明の入力装置の構成図を示す。ここではスイッチ電極6のタッチスイッチ7の数を4個として説明する。制御装置16内の発信器1から出力される発振周波数に基づいてsin信号2とcos信号3が90度の位相差で出力される。sin信号2は増幅回路4によりスイッチ電極6のタッチスイッチ7の4個をドライブする線を選択できる切替回路5に接続する。SW選択15より選択されたドライブする線よりのac電圧が、もう一方の切替回路5で選択したスイッチ電極6のタッチスイッチ7を通じ抵抗Rに流される。スイッチ電極6のタッチスイッチ7を介し電流i1〜i4は抵抗Rを通過することで電圧E1〜E4に変換され、ハイパス・フィルタ8を通過することで発信周波数より高い周波数はカットされる。次の増幅回路9で増幅され、ローパス・フィルタ10を通すことで発振周波数より低い周波数はカットされる。
ローパス・フィルタ10より出力された周波数は、それぞれ2つの掛算回路11のy側に入力される。2つの掛算回路11のX側にはsin信号2、cos信号3が入力される。掛算回路11の結果は、非常に低いローパス・フィルタ12でDC信号がとりだされノイズ信号を消してしまう。DC信号は制御装置のA/D変換器13でデジタルデータに変換される。それぞれのA/d変換されたデジタルデータは、図4で示す信号の足し算14を行い、足し算したデジタルデータと、予め決めたタッチスイッチ7がオンの状態、オフの状態を判断する閾値となるデジタルデータとを比較し、閾値より大きい場合をタッチスイッチ7のオン状態、小さい場合をオフ状態として外部処理装置17へ出力する。
図3に、本発明の掛算回路波形図を示す。掛算回路11のX入力にはsin信号2あるいはcos信号3を入力する。抵抗Rの片側はGNDに接続する。反対側は増幅回路4を通過したsin信号2が切替回路5を介したドライブ線に接続し、そのドライブ線と対になるスイッチ電極6のタッチスイッチ7に接続されている。人間の指18等がドライブ線およびスイッチ電極6のタッチスイッチ7に近づくと電流i1は、ドライブ線から指18等を介しスイッチ電極6のタッチスイッチ7に電流が流れ、抵抗Rの両端に電位差E1が発生し、掛算回路11のY入力に加えられる。XとYの入力信号は、掛算され真の電流値のAC信号だけがDC信号を含む2倍のAC周波数になり、次のローパス・フィルタ12を通すことでDC信号になる。スイッチ電極6のタッチスイッチ7に他の周波数成分であるノイズが混入されても、ノイズの周波数は全てsin信号2・cos信号3との掛算によりsin信号2・cos3信号の周波数より高い周波数のAC信号になりsin信号2・cos信号3の周波数より十分低いローパス・フィルタ12を通すことで0にできる。
図4に、本発明の入力信号レベルと位相差図を示す。図3の掛算回路11でsin信号2と掛算された入力信号はsinによる検出信号になり、cos信号3と掛算された入力信号はcosによる検出信号になる。入力信号のベクトル値は、sinによる検出信号をX、cosによる検出信号をYとして式ルート(Xの二乗+Yの二乗)から求められる。また、位相差は式アークタンジェント(X/Y)から求められる。入力信号のベクトル値、位相差を求め利用することは、精度が要求される位置座標検出等にはとても有効な手段である。しかし、ベクトル値および位相の値を求めるための、二乗計算、ルート計算およびアークタンジェント計算のプログラムは複雑になり、プログラムのステップ数がとても多くなることで実行速度は数msecかかり遅くなる。そのため、スイッチ電極6のタッチスイッチ7の数が増えるほどタッチスイッチ7の実行速度は遅くなり、操作感に耐え切れないものになってしまう。スイッチ電極6のタッチスイッチ7のオン状態、オフ状態を検出するタッチスイッチ7においては、スイッチ電極6のタッチスイッチ7がオンになる閾値を基準にし、タッチスイッチ7のオン状態、オフ状態を検出でき、前記ベクトル値、位相差の変わりにXとYとの足し算のみの値でタッチスイッチ7の状態を判断することができる。XとYとの足し算14の計算のプログラムは数ステップで作成でき、実行速度も数μsecで済みとても早くなる。
図5に指18とスイッチ電極6との関係を示す。図5の上図は指18がスイッチ電極6のタッチスイッチ7より離れている場合である。人間の指18がドライブ線およびスイッチ電極6のタッチスイッチ7より離れていても、指18とドライブ線およびスイッチ電極6のタッチスイッチ7の間には静電容量は発生する。静電容量値が小さいためドライブ線に供給しているsin信号の電圧は、そのままスイッチ電極6のタッチスイッチ7に伝わる。信号の電圧レベルは同じ程度のため、その後のハイパス・フィルタ8、増幅回路9、ローパス・フィルタ10を介し、sin信号2、cos信号3との掛算回路11を通った信号は変化しない。
図5の下図は指18がスイッチ電極6のタッチスイッチ7に近づく、または接触した場合である。人間の指18とドライブ線およびスイッチ電極6のタッチスイッチ7の間に静電容量が発生し、電流iがドライブ線から指18を介しスイッチ電極6のタッチスイッチ7に電流が流れ、ドライブ線に供給しているsin信号2の電圧は、電流iが多く流れるため大きくなる。その後のハイパス・フィルタ8、増幅回路9、ローパス・フィルタ10を介し、sin信号2、cos信号3との掛算回路11を通った信号は大きくなり、得られる信号の大きさも大きくなる。
指18がスイッチ電極6のタッチスイッチ7にふれていない時の電流iを前もって測定し、指18がふれたときの電流iをスイッチ電極6のタッチスイッチ7がオン状態となる閾値とすることで、タッチスイッチとして動作する。
図6にsin信号掛算波形図を示す。a・sinαとb・sinαを掛けると式は、 (a・sinα)・(b・sinα)=(a・b/2)−(a・b・cos2α)/2となり、a・b/2だけ加えられたところに2倍の周波数の半分になったcos信号がある。これは十分低いローパス・フィルタ12を通過するとcos信号分が0となりa・b/2の定数のみになる。この式によりa・sinα以外のノイズ周波数が混入されてもノイズ周波数はカットされることでノイズ周波数による影響はなくなる。
1 発信器
2 sin信号
3 cos信号
4 増幅回路
5 切替回路
6 スイッチ電極
7 タッチスイッチ
8 ハイパス・フィルタ
9 増幅回路
10 ローパス・フィルタ
11 掛算回路
12 ローパス・フィルタ
13 A/D変換器
14 足し算
15 SW選択
16 制御装置
17 外部処理装置
18 指

Claims (2)

  1. 絶縁体の表面に、導電性材料からなるドライブ線とスイッチ電極を複数配置し、それぞれのドライブ線とスイッチ電極からなるタッチスイッチであり、前記ドライブ線と前記スイッチ電極との静電容量を計測するために、発振器で生成されるsin信号を、同期発振回路により互いに同期がとられたsin信号とcos信号に変換し、前記sin信号を印加した前記ドライブ線と、電流・電圧変換回路に接続されたスイッチ電極との間に流れる電流を電圧信号に変換し、前記電流・電圧変換された電圧信号と前記sin信号およびcos信号とを掛算回路により掛算し、前記掛算回路で得られた信号をローパス・フィルタ回路によりDC信号化し、前記DC信号化された電圧を計測し、前記計測された電圧と、予め決めたタッチスイッチのオンおよびオフとなる閾値とする電圧とを比較し、演算処理する制御装置により、タッチスイッチのオン/オフ状態を判断する静電容量結合方式静電センサー。
  2. 請求項1記載のタッチスイッチにおいて、sin信号とcos信号で検出されDC信号化された信号を足し算することでタッチスイッチのオン、オフ状態を判断でき、動作速度を一定かつ短縮することを特徴とする静電容量結合方式静電センサー。
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