JP5918745B2 - 往復動ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、単一の駆動源で可動部材を往復動させて流体を所定箇所へ搬送するための往復動ポンプに関する。
上記往復動ポンプは、コスト面において有利になるように単一の駆動源で可動部材を往復動させる構成になっている。そして、可動部材の復動によって、吸込流路からポンプ室内へ流体を吸い込み、可動部材の往動によって吸込んだ流体を吐出流路へ吐出する。
上記構成では、可動部材を復動させて流体をポンプ室へ吸い込んでいる間は、吐出流路から流体の吐出が行われない。このため、流体を吐出する吐出状態と吐出しない非吐出状態とが交互に行われる間欠吐出となって、脈動が発生する。この脈動を低減することができるものとして、例えばアキュームレータを配管中に設けたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−8922号公報(図1参照)
上記特許文献1では、ポンプを設けるスペースの他に、アキュームレータを設けるためのスペースが必要となる不都合がある。因みに、脈動を低減するために、2連の往復動ポンプや3連の往復動ポンプを用いることが考えられる。しかし、これら往復動ポンプは、複数のポンプ室と同数の複数の可動部材を独立して可動させるように多数の部品点数を必要とするため、ポンプ自体のコストが高く、使用し難いものであった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脈動を低減することができながらも、小型化及びコストの低減化を図ることができる往復動ポンプを提供することにある。
本発明の往復動ポンプは、前述の課題解決のために、第1のポンプ室と、第2のポンプ室と、前記第1のポンプ室に接続される吸込流路と、往復動によって前記吸込流路から前記第1のポンプ室内へ流体を吸い込んで該第1のポンプ室外へ吐出させる第1の可動部材と、前記第1のポンプ室外へ吐出される流体の一部を往復動によって前記第2のポンプ室内へ吸い込んで該第2のポンプ室外へ吐出させる第2の可動部材と、前記第2のポンプ室内へ吸い込まれずに前記第1のポンプ室外へ吐出される流体と前記第2のポンプ室外へ吐出される流体を吐出させる吐出流路と、前記第1の可動部材と前記第2の可動部材とを往復動させる単一の駆動源とを備え、前記第1のポンプ室内へ流体を吸い込むときには、前記第2のポンプ室内の流体を吐出するように、かつ、前記第1のポンプ室内の流体を吐出するときには、吐出される流体の一部を前記第2のポンプ室内へ吸い込むように、前記第1の可動部材と前記第2の可動部材とを前記単一の駆動源で往復動させるよう両者を連動させる連動手段を備え、前記第1のポンプ室から流体を吐出する吐出容量を前記第2のポンプ室内へ流体を吸い込む吸込容量よりも大きく設定していることを特徴としている。
上記構成によれば、例えば第1の可動部材を一方に動かすことによって、吸込流路から第1のポンプ室内へ流体を吸い込む。続いて、第1の可動部材を他方に動かすことによって、第1のポンプ室内の流体が第1のポンプ室外へ吐出される。これと同時に、第2の可動部材も動かされ、第2のポンプ室内へ第1のポンプ室外へ吐出される全量の流体のうちの一部が吸い込まれるとともに、第2のポンプ室内へ吸い込まれずに吐出される残りの流体が吐出流路を通して吐出される。この吐出流路から吐出される流体の吐出量は、第2のポンプ室内で吸い込むことができない流体の量である。そして、次回の第1の可動部材の動作により第1のポンプ室内へ流体が吸い込まれる時、つまり第1のポンプ室から吐出されない非吐出時に、第2の可動部材が動かされるので、第2のポンプ室内の流体が吐出流路へ流れて、脈動を低減することができる。また、第1の可動部材及び第2の可動部材が連動手段にて連動されているから、単一の駆動源で2つの可動部材を往復動させることができる。
また、本発明の往復動ポンプは、前記第1のポンプ室から吐出される流体を前記吐出流路と前記第2のポンプ室へ受け渡す受渡流路とに分岐して流すための分岐部を備えていてもよい。
また、本発明の往復動ポンプは、前記受渡流路からの流体を該第2のポンプ室へ吸い込んで該受渡流路へ吐出した流体が前記吐出流路から排出されるように、該受渡流路と該出流路とが連通されていてもよい。
上記のように受渡流路が、第2のポンプ室への吸込流路と、第2のポンプ室から流体を排出する排出流路とを兼用することができ、2つの流路を設ける場合に比べてポンプの小型化を更に図ることができる。
また、本発明の往復動ポンプは、前記連動手段が、前記駆動源に機械的に連動連結された軸体を前記第1の可動部材と前記第2の可動部材との間に連結した構成からなり、該軸体の軸方向への移動によって両可動部材を往復動させる構成であってもよい。
上記のように、連動手段が、第1の可動部材及び第2の可動部材との間に連結した軸体を移動させる構成としておけば、2つの可動部材の外周側で迂回させて連結させる連結部材を設けて連動手段を構成するものに比べて、ポンプの小型化を図ることができる。
また、本発明の往復動ポンプは、前記第1及び第2の可動部材が、ダイヤフラムから構成されていてもよい。
本発明によれば、第1のポンプ室の他に、第2のポンプ室を設けるとともに、2つのポンプ室の吸い込み及び吐出を行うための2つの可動部材を往復動させることによって、ポンプ室内への流体の吸い込み時にも第2のポンプ室から、吐出流路へ流体の吐出ができるので、脈動を低減することができる。しかも単一の駆動源により2つの可動部材を往復動させる構成であるから、小型化及びコストの低減化を図ることができる往復動ポンプを提供することができる。
往復動ポンプを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 往復動ポンプの要部の縦断面図を示し、2つの可動部材が中立状態を示している。 往復動ポンプの要部の縦断面図を示し、(a)は第1の可動部材が第1のポンプ室の流体を吐出し、第2の可動部材が第2のポンプ室へ流体を吸引した状態を示し、(b)は第1の可動部材が第1のポンプ室へ流体を吸引し、第2の可動部材が第2のポンプ室の流体を吐出した状態を示している。 往復動ポンプの要部の横断底面図を示し、(a)は第1の可動部材が第1のポンプ室の流体を吐出した状態を示し、(b)は第1の可動部材が第1のポンプ室の流体を吐出から吸引に向かう途中の状態を示し、(c)は第1の可動部材が第1のポンプ室へ流体を吸引した状態を示している。 (a),(b)は他の往復動ポンプの要部の概略図である。
以下、往復動ポンプを、図面に基づいて説明する。
図1(a),(b)に、往復動ポンプの一例であるダイヤフラムポンプを示している。このダイヤフラムポンプは、電源部、制御部、駆動部1等を備える本体部2と、本体部2の正面に設けられるポンプヘッド3とを備えている。
図2に示すように、ポンプヘッド3の下端には、吸込流路4を形成するための吸込パイプ5が上下方向で接続され、ポンプヘッド3の上端には、吐出流路6を形成するための吐出パイプ7が上下方向で接続されている。尚、図2では、後述する2つのダイヤフラム18,22が中立状態を示している。
ポンプヘッド3は、第1のポンプ室8と、第1のポンプ室8へ吸込流路4からの流体を吸い込むための吸込側逆止弁9と、第1のポンプ室8へ吸い込んだ流体を排出するための排出側逆止弁10と、排出側逆止弁10から排出された流体を2つの流路11,12に分岐して流すための分岐部13と、分岐した一方の第1流路11に接続される第2のポンプ室14と、分岐した他方の第2流路12と前記吐出パイプ7とを接続するための接続部15とを備えている。
第1流路11は、分岐部13から第2のポンプ室14側へ分岐した流体を第2のポンプ室14へ受け渡す受渡流路を構成している。また、第2流路12は、分岐部13から吐出流路6側へ分岐した流体を吐出流路6へ中継するための中継流路を構成している。尚、ここでは、中継流路と吐出流路6とを分けているが、中継流路を含めて吐出流路6としてもよい。また、受渡流路は、流体を第2のポンプ室14へ受け渡すだけでなく、第2のポンプ室14から吐出される流体を吐出流路6へ受け渡すことができるように、受渡流路と吐出流路6とが連通されている。
第1のポンプ室8は、2つの金属製又は樹脂製の部材である第1部材16と第2部材17とを前後方向で重ね合わせることによって形成された空間を第1のダイヤフラム18で仕切ることによって形成されている。第1のダイヤフラム18は、2つの部材16,17で挟み込んで固定されている。第1のダイヤフラム18が、往復動によって吸込流路4から第1のポンプ室8内へ流体を吸い込んで吐出流路6側へ吐出させる可動部材を構成している。
第2のポンプ室14は、3つの金属製の部材である第3部材19と第4部材20と第5部材21とを重ね合わせることによって形成された空間を第2のダイヤフラム22で仕切ることによって形成されている。第2のダイヤフラム22は、2つの部材20,21で挟み込んで固定されている。第2のダイヤフラム22が、往復動によって分岐した一方の第1流路11から第2のポンプ室14内へ流体を吸い込んで他方の第2流路12へ吐出させる第2の可動部材を構成している。
接続部15は、吐出パイプ7に接続されている継手23のパイプ部24を螺合して接続するための螺子部から構成され、前記第5部材21の上端部に形成されている。尚、この実施形態では、接続部15が接続された状態であるが、ポンプを設置するときに接続部15を取り付ける構成であってもよい。
第1のダイヤフラム18及び第2のダイヤフラム22は、連動手段により一体的に同一方向へ動くように構成されている。この連動手段は、図3(a),(b)及び図4(a),(b),(c)に示すように、第1のダイヤフラム18及び第2のダイヤフラム22に連結される軸体25と、軸体25の第1のダイヤフラム18側の端部が連結されるクランクシャフト31と、クランクシャフト31の楕円孔31bに一端が係止され、かつ、他端が電動モータ32の駆動軸(図示せず)に一体化移転自在に連結されるエキセン軸33とから構成されている。
軸体25は、2つのダイヤフラム18,22の間隔を所定間隔に維持するために2つのダイヤフラム18,22間に当接する状態で配置された大径軸部26と、大径軸部26の前端から前方へ延びるとともに第2のダイヤフラム22の中心部に形成の貫通孔22Kに貫通される前側小径軸部27と、大径軸部26の後端から後方へ延びるとともに第1のダイヤフラム18の中心部に形成の貫通孔18Kに貫通される後側小径軸部28とを備えている。ここでは、前側小径軸部27及び後側小径軸部28の両方共、ダイヤフラム18,22に貫通させているが、後側小径軸部28のみがダイヤフラム18,22に貫通する構成であってもよいし、また、両軸部27,28の両方が、ダイヤフラム18,22に貫通しないで連結する構成であってもよい。
前側小径軸部27の前側端が、第2のダイヤフラム22から前方へ突出している。その突出端部に座金29が嵌められるとともに、ゆるみ止め部材30を設けることによって、前側小径軸部27から第2のダイヤフラム22が抜けてしまうことを阻止している。
後側小径軸部28の後側端が、第1のダイヤフラム18から後方へ突出している。その突出端部に後側小径軸部28よりも大きな直径を有するクランクシャフト31の一端が螺合されている。クランクシャフト31の一端は、端部側ほど先細りとなるテーパー面を備えており、クランクシャフト31を後側小径軸部28の後側端に螺合していくほど、クランクシャフト31のテーパー面31Tが第1のダイヤフラム18の貫通孔18Kに食い込むことによって、後側小径軸部28から第1のダイヤフラム18が抜けてしまうことを阻止している。
図4(a),(b),(c)に示すように、駆動部1は、電動モータ32から構成されている。この電動モータ32の駆動軸(図示せず)にカップリング(図示せず)を介して回転自在にエキセン軸33の一端が連結されている。また、エキセン軸33の他端は、エキセン軸33の回転運動を往復運動に変換するクランクシャフト31の楕円孔31bに挿通されている。クランクシャフト31は、後側小径軸部28に一端が螺合される軸部31Aと、軸部31Aの他端に一体化された楕円孔31bを有する板部材31Bとを備えている。尚、図に示す34,34は、板部材31Bを移動案内するための左右一対のガイドである。
従って、電動モータ32を駆動することによって、エキセン軸33が回転し、エキセン軸33の偏心部33Aがクランクシャフト31の板部材31Bの貫通孔31bを押すことによって、クランクシャフト31が前後方向に往復動する。図4(a)は、第1のダイヤフラム18から流体を吐出した吐出状態を示し、図4(b)は、第1のダイヤフラム18が吐出状態から流体を吸い込む吸込状態へ移行する途中の状態を示し、図4(c)は、第1のダイヤフラム18へ流体を吸い込んだ吸込状態を示している。
第2のポンプ室14の容量が、第1のポンプ室8の容量の半分に設定されている。従って、第1のダイヤフラム18の往復動により第1のポンプ室8に流体が吸い込まれて排出側逆止弁10から接続部15へ吐出される。すると、吐出された流体は、吐出パイプ7と第2のポンプ室14とに分岐して流れる。このとき、第1のポンプ室8内の流体の全量の半分が吐出パイプ7から吐出され、残る半分が第2のポンプ室14に吸い込まれる。次回の第1のダイヤフラム18の復動による第1のポンプ室8内への流体の吸い込み時、つまり第1のポンプ室8から吐出されない非吐出時に、第2のポンプ室14内の流体が他の第2流路12を通して吐出流路6へ流れて吐出され、脈動を低減することができる。この実施形態では、第1のダイヤフラム18の復動時に第2のポンプ室14から吐出流路6へ吐出される流体の量と第1のダイヤフラム18の往動時に第1のポンプ室8から吐出流路6へ吐出される流体の量とが同じであるので、常時同じ量の流体を吐出し続けることができ、脈動を最大限低減することができる。
前記のように構成されたダイヤフラムポンプの動作について説明する。尚、第1のポンプ室8及び第2のポンプ室14に流体が入っていない状態において、電動モータ32を駆動してクランクシャフト31が図3(b)及び図4(c)に示すように、右側へ移動すると、第1のダイヤフラム18が右側に大きく移動し、吸込側逆止弁9が開放されて、第1のポンプ室8内に流体を吸い込む。このとき、排出側逆止弁10は閉じているため、ポンプ室8内に所定量の流体が供給される。また、第2のポンプ室14には、未だ流体が入っていないため、第2のダイヤフラム22が右側に移動しても、流体は吐出されない。
続いて、電動モータ32を駆動してクランクシャフト31が図3(a)及び図4(a)に示すように、左側へ移動すると、第1のダイヤフラム18が左側に大きく移動し、排出側逆止弁10が開放されて、分岐部13へ流体を吐出する。分岐部13へ移動した流体は、第1流路11と第2流路12とに分岐して流れる。第1流路11へ流れる流体は、左側へ移動した第2のダイヤフラム22によって第2のポンプ室14へ流体が吸い込まれる一方、第2流路12へ流れる流体は、吐出パイプ7を介して吐出流路6へ流れる。第2のポンプ室14の流量の容量が第1のポンプ室8の流量の容量の半分に設定されていることから、第1のポンプ室8の容量の半分の流体が、第2のポンプ室14へ供給され、残りの半分の流体が、吐出流路6へ吐出される。
さらに、電動モータ32を駆動してクランクシャフト31が図3(b)及び図4(c)に示すように、右側へ移動すると、第1のダイヤフラム18が右側に大きく移動し、吸込側逆止弁9が開放されて、第1のポンプ室8内に流体を吸い込む。これと同時に、第2のダイヤフラム22が右側に移動することによって、第2のポンプ室14に吸い込んだ第1のポンプ室8の容量の半分の流体が、第2流路12へ流れ、吐出パイプ7を介して吐出流路6へ流れる。これを繰り返し行うことによって、所定量の流体、つまり第1のポンプ室8の容量の半分の量の流体を連続して吐出することができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、可動部材としてダイヤフラムを用いたが、プランジャー(ピストン)を用いてもよい。この場合、2つの可動部材のうちの一方をプランジャー(ピストン)で他方をダイヤフラムで構成することもできるし、2つともプランジャー(ピストン)で構成してもよい。
また、前記実施形態では、第2のポンプ室14の容量を第1のポンプ室8の容量の半分(5割)に設定したが、第1のポンプ室8の容量の5割未満から2割までの任意の容量に第2のポンプ室14の容量を設定してもよい。尚、第2のポンプ室14の容量を第1のポンプ室8の容量の半分(5割)に設定した場合が、脈動を最大限低減することができ、割合が少なくなればなるほど、脈動を低減する効果が小さくなり、第1のポンプ室8の2割の容量が限界である。従って、第1のポンプ室8の容量の5割〜2割の範囲内の任意の容量に設定することが好ましい。
また、前記実施形態では、第1の可動部材18及び第2の可動部材22の間に設けた軸体25で両可動部材18,22を連結したが、2つの可動部材をそれらの外周側で迂回して連結する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、第1の可動部材18及び第2の可動部材22を軸体25で連結したが、当接する偏心カム又は等速度カムで2つの可動部材を往動側へ操作し、復動側へはスプリングの付勢力で偏心カム又は等速度カム側へ2つの可動部材を戻すように構成してもよい。
また、前記実施形態では、電動モータ32の回転運動を往復運動に変換するクランクシャフト31を第1の可動部材18に連結したが、流体圧シリンダーのピストンを第1の可動部材18に直接又は間接的に連結してもよいし、機械的連結がないエア発生装置を用いて構成してもよい。このエア発生装置を用いる場合には、2つの可動部材18,22をそれぞれ往復動制御するためのバルブを設けて実施することになる。
また、前記実施形態では、1個の第2のポンプ室14を設けた構成であったが、1個増やして2個の第2のポンプ室を設けて実施してもよい。
また、前記実施形態では、第2のポンプ室14内へ流体を受け渡す流路と第2のポンプ室14外へ排出する流路とを、共通の受渡流路11としたが、図5(a)の概略図に示すように、第1のポンプ室8から流体を吐出する上下一対の流路35,36を設けるとともに、第2のポンプ室14から吐出される流体を受け取って吐出流路6へ受け渡す専用の流路37とを設けて実施してもよい。図5(a)に示す9,10,38,39は、矢印の一方向のみに流体を流す逆止弁である。従って、第1のポンプ室8から吐出される流体の一部が、流路35を介して吐出流路6へ吐出され、残りの流体が、流路36を介して第2のポンプ室14へ吸い込まれる。第1のポンプ室8への流体の吸い込み時、つまり第2のポンプ室14からの流体の吐出時は、専用の流路37を介して吐出流路6へ吐出される。
また、図5(b)の概略図のように構成してもよい。第1のポンプ室8から流体を吐出する上下一対の流路40,41を設け、これら流路40,41のうちの下側の流路41が、第1のポンプ室8から流体を分岐させて第2のポンプ室14内へ流体を受け渡す流路と上方の吐出流路6へ受け渡す流路とから構成されている。また、第2のポンプ室14から吐出される流体は、流路42により上方の吐出流路6へ受け渡される。図5(b)に示す9,10,43,44は、矢印の一方向のみに流体を流す逆止弁である。従って、第1のポンプ室8から吐出される流体の一部が、流路40を介して吐出流路6へ吐出され、残りの流体が、流路41を介して第2のポンプ室14へ吸い込まれるとともに、上方の吐出流路6へ分岐して吐出される。第1のポンプ室8への流体の吸い込み時、つまり第2のポンプ室14からの流体の吐出時は、流路42を介して上方へ流れて吐出流路6へ吐出される。
1…駆動部、2…本体部、3…ポンプヘッド、4…吸込流路、5…吸込パイプ、6…吐出流路、7…吐出パイプ、8…ポンプ室、9…吸込側逆止弁、10…排出側逆止弁、11…第1流路(受渡流路)、12…第2流路(中継流路)、13…分岐部、14…第1のポンプ室、15…接続部、16…第1部材、17…第2部材、18…第1のダイヤフラム(可動部材)、18K…貫通孔、19…第3部材、20…第4部材、21…第5部材、22…第2のダイヤフラム(可動部材)、22K…貫通孔、23…継手、24…パイプ部、25…軸体、26…大径軸部、27…前側小径軸部、28…後側小径軸部、29…座金、30…ロックピン、31…クランクシャフト、31A…軸部、31B…板部材、31T…テーパー面、32…電動モータ、33…エキセン軸、33A…偏心部、34…ガイド、35,36,37,40,41,42…流路、38,39,43,44…逆止弁

Claims (5)

  1. 第1のポンプ室と、第2のポンプ室と、前記第1のポンプ室に接続される吸込流路と、往復動によって前記吸込流路から前記第1のポンプ室内へ流体を吸い込んで該第1のポンプ室外へ吐出させる第1の可動部材と、前記第1のポンプ室外へ吐出される流体の一部を往復動によって前記第2のポンプ室内へ吸い込んで該第2のポンプ室外へ吐出させる第2の可動部材と、前記第2のポンプ室内へ吸い込まれずに前記第1のポンプ室外へ吐出される流体と前記第2のポンプ室外へ吐出される流体を吐出させる吐出流路と、前記第1の可動部材と前記第2の可動部材とを往復動させる単一の駆動源とを備え、
    前記第1のポンプ室内へ流体を吸い込むときには、前記第2のポンプ室内の流体を吐出するように、かつ、前記第1のポンプ室内の流体を吐出するときには、吐出される流体の一部を前記第2のポンプ室内へ吸い込むように、前記第1の可動部材と前記第2の可動部材とを前記単一の駆動源で往復動させるよう両者を連動させる連動手段を備え、前記第1のポンプ室から流体を吐出する吐出容量を前記第2のポンプ室内へ流体を吸い込む吸込容量よりも大きく設定していることを特徴とする往復動ポンプ。
  2. 前記第1のポンプ室から吐出される流体を前記吐出流路と前記第2のポンプ室へ受け渡す受渡流路とに分岐して流すための分岐部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の往復動ポンプ。
  3. 前記受渡流路からの流体を該第2のポンプ室へ吸い込んで該受渡流路へ吐出した流体が前記吐出流路から排出されるように、該受渡流路と該出流路とが連通されていることを特徴とする請求項2に記載の往復動ポンプ。
  4. 前記連動手段が、前記駆動源に機械的に連動連結された軸体を前記第1の可動部材と前記第2の可動部材との間に連結した構成からなり、該軸体の軸方向への移動によって両可動部材を往復動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の往復動ポンプ。
  5. 前記第1及び第2の可動部材が、ダイヤフラムから構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の往復動ポンプ。
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