JP5918714B2 - 文献検索装置、文献検索方法、プログラム、および文献検索システム - Google Patents

文献検索装置、文献検索方法、プログラム、および文献検索システム Download PDF

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本発明は、検索キーワードに基づいて文献を検索する文献検索装置等に関するものである。
従来、特許情報や技術情報を検索するための技術は、様々なものが提案されている。
例えば、特許情報の検索であれば、特許文献1に、国際特許分類(IPC)を用いて、文献内容に対して最も適切なものを選定して検索を行う技術が提案されている。また、特許文献2には、調査を行なう場合に、技術用語、IPC、FI(File Index)、Fターム、出願人等の検索キーを適宜組み合わせることにより、精度の高い調査を効率良く行なうことができる技術が提案されている。
一方、近年、インターネット上の物販における商品情報の検索においては、レコメンデーションエンジンを用いたものがある。例えば、特許文献3には、インターネットショッピングサイトで配信されるコンテンツから顧客がアクセスしたデータを嗜好情報として蓄積し、その嗜好情報を基に各顧客に適したコンテンツを提示する技術が提案されている。
特開2000−322447公報 特開2007−242004公報 特開2004−21810号公報
特許文献1および特許文献2に記載の技術は、最終的に、検索ユーザ(文献検索システムを利用して検索を実施し、検索結果を得ようとする者)が、検索結果として得られた文献をひとつひとつ確認し、所望する文献かどうかを確認するが、検索キーワード等が適切でなく、検索結果に、いわゆる「漏れ」がある場合、本来見るべき文献を見ることができない恐れがある、という課題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、他の検索ユーザの検索履歴を利用して、現在の検索ユーザに対し、閲覧した方が良い、つまり似たようなテーマや検索キーワードで検索している他の検索ユーザが見ていて現在の検索ユーザが見ていない文献を推薦することが可能な文献検索装置などを提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段と、入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段と、前記検索結果を提示する提示手段と、前記提示手段によって提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段と、前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段と、前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦手段と、を備えることを特徴とする文献検索装置である。
第1の発明によって、他の検索ユーザの検索履歴を利用して、現在の検索ユーザに対し、閲覧した方が良いと思われる文献を推薦することが可能となる。
前記検索履歴は、1又は複数の前記検索キーワードおよび1又は複数の前記文献の文献情報を含み、前記類似度算出手段は、前記他の検索ユーザの検索履歴に含まれる第1の要素群と、前記現在の検索ユーザの検索履歴に含まれる第2の要素群とを比較することで、前記類似度を算出する。
これによって、現在の検索ユーザと似たような文献を検索している、あるいは、検索したことがある他の検索ユーザを見つけることができる。
前記文献推薦手段は、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものが複数あった場合、各文献に含まれる単語と、前記現在の検索ユーザが閲覧指示した文献に含まれる単語とを比較することで、類似度が最も高い文献を選択し、推薦する。
これによって、特に閲覧した方が良いと思われる文献を推薦することができる。
第2の発明は、文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段を備えたコンピュータによる文献検索方法であって、入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索ステップと、前記検索結果を提示する提示ステップと、前記提示ステップで提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として検索履歴記憶手段に記憶する検索履歴記憶ステップと、前記検索履歴記憶手段に記憶された他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出ステップと、前記類似度算出ステップによる算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦ステップと、を含むことを特徴とする文献検索方法である。
第2の発明によって、他の検索ユーザの検索履歴を利用して、現在の検索ユーザに対し、閲覧した方が良いと思われる文献を推薦することが可能となる。
第3の発明は、コンピュータを、文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段、入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段、前記検索結果を提示する提示手段、前記提示手段によって提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段、前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段、前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦手段、として機能させるプログラムである。
第3の発明のプログラムを汎用のコンピュータにインストールすることによって、第1の発明の文献検索装置を得ることができる。
第4の発明は、サーバと端末とがネットワークを介して接続される文献検索システムであって、前記サーバは、文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段と、前記端末から送信されてきた検索キーワードに基づいて、前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段と、前記検索結果を前記端末に提示する提示手段と、前記端末から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段と、前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段と、前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、前記端末に推薦する文献推薦手段と、を備え、前記端末は、検索キーワードの入力を受付け、前記サーバに送信するキーワード入力手段と、前記サーバから提示される前記検索結果を受信し、表示する検索結果表示手段と、前記検索結果表示手段に表示された前記検索結果から、前記文献の閲覧が指示された場合、前記サーバから推薦された文献を受信し、表示する推薦結果表示手段と、を備えることを特徴とする文献検索システムである。
第4の発明によって、他の検索ユーザの検索履歴を利用して、現在の検索ユーザに対し、閲覧した方が良いと思われる文献を推薦することが可能となる。
本発明により、他の検索ユーザの検索履歴を利用して、現在の検索ユーザに対し、閲覧した方が良いと思われる文献を推薦することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る文献検索システムの構成例を示す図である。 サーバ(端末)のハードウェアの構成例を示す図である。 サーバの機能構成例を示すブロック図である。 文献検索処理を説明するフローチャートである。 文献検索画面の表示例を示す図である。 文献検索画面の他の表示例を示す図である。 特許文献一覧画面の表示例を示す図である。 図4のステップS14のユーザ間距離測定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図8の処理の説明に用いる具体例を示す図である。 図8のステップ32の表示文献決定処理の詳細を説明するフローチャートである。 推薦結果を含む特許文献一覧画面の表示例を示す図である。 推薦結果を含む他の特許文献一覧画面の表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[本発明の実施の形態]
(文献検索システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る文献検索システム1の構成例を示す図である。
図1に示す文献検索システム1は、サーバ2と端末3とがネットワーク4を介して相互に接続されることで構成される。なお、サーバ2および端末3の数は、任意であり、それぞれ複数設けることも勿論可能である。
サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等からなるコンピュータシステムであり、端末3から、文献の検索要求を受信して、端末3に検索結果等を送信する文献検索装置として機能する。なお、本実施の形態においては、検索する文献として特許文献を例に挙げ説明する。
端末3は、CPU、ROM、RAM、HDD、入力部、および表示画面などを実装したコンピュータである。端末3は、検索ユーザによる入力情報(検索キーワード)を受け付けて、ネットワーク4を介してサーバ2に検索要求として送信し、サーバ2から検索結果等を受信し、検索ユーザに提示する。
ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークであり、有線、無線は特に問わない。
図2は、サーバ2のハードウェアの構成例を示すブロック図である。なお、図2のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。また、端末3も基本的にサーバ2と同様の構成を有する。
サーバ2(端末3)を実現するコンピュータは、制御部11、記憶部12、メディア入出力部13、通信制御部14、入力部15、表示部16、周辺機器I/F(インターフェイス)部17等が、バス18を介して接続される。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等で構成される。CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス18を介して接続された各装置を駆動制御し、サーバ2(端末3)が行う後述する処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS(Basic Input/Output System)等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部12は、HDDであり、制御部11が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、後述する処理をコンピュータに実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部13(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)等のメディア入出力装置を有する。通信制御部14は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク4間の通信を媒介する通信インターフェイスであり、ネットワーク4を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。
入力部15は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。入力部15を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部16は、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F部17は、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部17を介してコンピュータは周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部17は、USB(Universal Serial Bus)やIEEE(The Institute of Electrical and
Electronics Engineers)1394やRS(Recommended Standard)−232C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。バス18は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図3は、サーバ2の機能構成例を示すブロック図である。図3に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図2の制御部11により所定の検索プログラムが実行されることによって実現される。
特許文献データベース(DB)21は、少なくとも、文献データ21A、目次データ21B、および本文データ21Cを、特許文献毎に特許文献データとして記憶する文献情報記憶手段として機能する。文献データ21Aは、特許文献の出願番号や公開番号、IPC(国際特許分類)、出願人、代理人、発明者、出願日等を含む、特許文献の内容を示す書誌的情報である。目次データ21Bは、特許文献の内容を示す見出し、および、見出しに対応する先頭ページまたは終了ページを含む。本文データ21Cは、特許文献の内容(例えば、特許請求の範囲や発明の詳細な説明等)に関する電子データ(コンピュータが利用可能なデータ)である。
入力受付部22は、端末3からネットワーク4を介して、特許文献の検索を行うための検索キーワードの入力を受け付ける(受信する)。検索キーワードには、例えば、IPC、技術用語、発明者、出願人等がある。
検索部23は、入力受付部22で受け付けられた検索キーワードに基づいて、特許文献データベース21を参照し、検索キーワードに一致する特許文献データを検索し、検索結果として特許文献データ群を得る検索手段として機能する。
ここで、特許文献データ群とは、検索の結果として得られた特許文献データの集合を意味し、要素として特許文献データベース21に保持されているデータである「文献番号(出願番号や公開番号等、文献を特定できる番号)」、「出願人」、「発明者」、「発明の詳細な説明を記載したテキストデータ」等が含まれる。
提示部24は、検索部23で得られた特許文献データ群を検索結果として、ネットワーク4を介して端末3に提示(送信)する提示手段として機能する。この際、送信するデータは、特許文献データ群をそのまま送信してもよいが、端末3にまず提示される「文献番号(例えば、公開番号や特許番号のような文献を特定する番号)」、「文献タイトル」、「出願人(権利者)」を特許文献データ群から抽出して送信してもよい。
類似度算出部25は、端末3に提示された特許文献データ群の中から、特定の特許文献データの閲覧指示を、ネットワーク4を介して検知し、現在検索を行っているユーザ(現在の検索ユーザ)が使用した検索キーワードおよび閲覧した特許文献と、過去を含め他に検索を行っているユーザ(他の検索ユーザ)が使用した検索キーワードおよび閲覧した特許文献に基づいて、ユーザ間距離(類似度)を測定(算出)する類似度算出手段として機能する。
ここで、「他の検索ユーザが使用した検索キーワードおよび閲覧した特許文献」が第1の要素群であり、「現在のユーザが使用した検索キーワードおよび閲覧した特許文献」が第2の要素群である。第1の要素群は、その他のユーザの要素群となるので現在のユーザの要素群の他に1以上存在することになり、第2の要素群は、現在のユーザのものであるのであるので1つである。
また、ユーザ間距離(類似度)とは、現在の検索ユーザと他の検索ユーザが検索行動においてその調べる分野や注目している技術内容がどれほど似ているかを示す指標で、距離が近いほど「似ている」、すなわち、同じような分野である、あるいは同じような技術内容に注目していることを意味する。
推薦部26は、類似度算出部25におけるユーザ間距離の測定の結果、ユーザ間距離が最も近い(類似度が最も高い)他の検索ユーザが閲覧した特許文献の中で、現在の検索ユーザが未だ閲覧していない特許文献を抽出し、ネットワーク4を介して端末3に推薦(送信)する文献推薦手段として機能する。
検索履歴データベース(DB)27は、入力受付部22で受け付けられた検索キーワード27A、および、類似度算出部25で閲覧指示が検知された特許文献27Bを、現在の検索ユーザを一意に識別するために任意に付与したユーザID27Cに紐付けて記憶する検索履歴記憶手段として機能する。例えば、検索履歴データベース27では、次式(1)に示すようなベクトルがユーザ毎に管理される。このベクトル全体Uが検索履歴である。
Figure 0005918714
は、ユーザを示し、添え字nは、ユーザ毎にユニークな値をとる。例えば、500人のユーザが存在した場合には、n=1〜500とされ、500人のユーザそれぞれのベクトルが記憶される。このUnが個別ユーザ(現在の検索ユーザと他の検索ユーザのそれぞれ)毎の検索履歴である。
Kwは、検索に使用したIPC(国際特許分類)や検索に使用した技術用語を示し、添え字nは、ユーザ毎のユニークな値、xは、要素数を示す。例えば、n=1、1番目のユーザの1番目の要素としてKw11=“G06Q 50/06”、2番目の要素としてKw12=“A47”、3番目の要素としてKw13=“分散”、4番目の要素としてKw14=“電源”等が記憶される。
Doは、閲覧された特許文献を示し、添え字nは、ユーザ毎のユニークな値、yは、要素数を示す。例えば、1番目のユーザの閲覧した特許文献としてDo11=“特開2000−△△△号”、あるいは、本システム中で特許文献を一意に識別するための番号等の文献IDが記憶される。
なお、上記式(1)に示すベクトルにおいて、検索が行われる毎に、入力された検索キーワード、閲覧指示された特許文献等が時系列に記憶されるため、同じ要素が重複する場合もある。また、検索回数が増えてくると、ベクトルで管理される要素数が文献検索システムで予め定めた配列要素の上限を超える場合があり、その場合には、最も古い要素と入れ替えるか、あるいは、最新の文献の請求項や要約に含まれる単語から作成されるベクトルと、検索履歴データベース27で管理されている文献の請求項や要約に含まれる単語から作成されるベクトルの類似度を算出し、類似度が最も低い文献を外すようにしてもよい。
(文献検索処理)
図4は、文献検索システム1における、文献検索処理を説明するフローチャートである。なお、この処理では、端末3で入力された検索キーワードに基づいて、サーバ2が特許文献の検索を行い、検索結果を端末3に推薦(送信)するようにするが、サーバ2上で全ての処理を行うことも勿論可能である。
ステップS1において、端末3の制御部11は、ユーザにより入力部15を用いた特許文献検索の指示が行われると、文献検索画面を表示部16に表示させる。
図5は、文献検索画面31の表示例を示す図である。
図5に示す文献検索画面31には、文献検索を行うための検索キーワードを入力する入力エリア32、および、入力された検索キーワードに基づいて、文献検索を行う場合に選択される「検索」のボタン33が表示されている。なお、複数の検索キーワードを入力する場合には、入力エリア32において、複数の検索キーワードを空白(スペース)やカンマ等、いわゆる「区切り文字」と言われるような記号等で適宜区切るようにすればよい。
ステップS2において、端末3の制御部11は、ユーザによって、入力エリア32に検索キーワードが入力され、ボタン33が押下されたことを検知すると、入力された検索キーワードを、ネットワーク4を介してサーバ2に送信する。
ステップS3において、サーバ2の制御部11(入力受付部22)は、ネットワーク4を介して端末3から送信されてきた検索キーワードを受信する。ステップS4において、サーバ2の制御部11(検索部23)は、ステップS3の処理で受信した検索キーワードに基づいて、特許文献データベース21を検索し、検索キーワードに一致する特許文献データ群を得る。
ステップS5において、サーバ2の制御部11(提示部24)は、ステップS4の処理で得られた特許文献データ群を、ネットワーク4を介して端末3に送信する。ここで送信するデータは、特許文献データ群全てを送信してもよいが、端末3にまず提示される「文献番号(例えば、公開番号や特許番号のような文献を特定する番号)」、「文献タイトル」、「出願人(権利者)」を特許文献データ群から抽出して送信してもよい。ステップS6において、サーバ2の制御部11は、ステップS3の処理で受信した検索キーワード27Aを、検索ユーザを一意に識別するために任意に付与したユーザID27Cに紐付けて検索履歴データベース27に記憶させる。
ステップS7において、端末3の制御部11は、ネットワーク4を介してサーバ2から送信されてきた特許文献データ群を受信し、検索結果を表示部16に表示させる。これにより、例えば、図6に示すように、文献検索画面31には、「ヒット件数100件」等の検索された特許文献数が表示される。また、検索数を確認したユーザが、さらに、検索キーワードを入力エリア32に追加入力し、絞り込み検索を行う場合に選択される「検索」のボタン34、検索された特許文献を一覧表示する場合に選択される「一覧表示」のボタン35が表示される。
例えば、図6に示す文献検索画面31において、ユーザが、「一覧表示」のボタン35を押下すると、図7に示すような特許文献一覧画面41が表示される。
図7に示す特許文献一覧画面41において、「ヒット件数100件」等の検索された特許文献数とともに、検索された特許文献の公開番号、発明の名称、および出願人が一覧表示エリア42に表示されている。また、特許文献一覧画面41には、図6に示す文献検索画面31に戻る場合に選択される「検索に戻る」のボタン43、検索処理を終了する場合に選択される「終了」のボタン44が表示されている。
図7の例の場合、一覧表示エリア42には、「番号A」の公開番号、「特許A」の発明の名称、および出願人、「番号B」の公開番号、「特許B」の発明の名称、および出願人、「番号C」の公開番号、「特許C」の発明の名称、および出願人等が表示されている。また、各公開番号には、特許文献の技術的内容を表示するデータ(サーバ2の特許文献データベース21の本文データ21C)へのリンクが張られており、公開番号が選択(押下)されると、そのリンク先にジャンプするようになっている。
ステップS8において、端末3の制御部11は、ユーザにより入力部15を用いて検索終了の指示が行われたか否かを判定し、検索終了の指示が行われていないと判定した場合、ステップS9に進む。
ステップS9において、端末3の制御部11は、ユーザにより、入力部15を用いて特定の特許文献の表示が指示されたか否か、つまり、図7に示す特許文献一覧画面41において、リンクが張られた特定の公開番号が押下されたか否かを判定する。
ステップS9において、端末3の制御部11は、ユーザにより特定の特許文献の表示が指示されたと判定した場合、ステップS10に進み、表示が指示された特許文献の文献IDを、ネットワーク4を介してサーバ2に送信する。ステップS11において、端末3の制御部11は、表示が指示された特許文献を表示部16に表示させる(図示せず)。このとき、端末3の制御部11は、適宜、サーバ2から文献IDを有する特許文献の本文データ等を取得する。
ステップS12において、サーバ2の制御部11は、端末3から文献IDを受信したか否かを判定し、文献IDを受信したと判定した場合、ステップS13に進む。ステップS13において、サーバ2の制御部11は、ステップS6の処理で検索履歴データベース27に記憶された検索キーワード27AおよびユーザID27Cに紐付けて、受信した文献IDに対応する特許文献27B(例えば、特許文献の公開番号やシステム内でユニークな番号等、特許文献を一意に識別するための文献ID)をさらに記憶させる。
ステップS14において、サーバ2の制御部11(類似度算出部25)は、現在検索を行っているユーザ(現在の検索ユーザ)と過去を含め他に検索を行っているユーザ(他の検索ユーザ)とのユーザ間距離を測定(算出)する。
(ユーザ間距離測定処理)
ここで、図8のフローチャートを参照して、図4のステップS14のユーザ間距離測定処理の詳細について説明する。なお、現在の検索ユーザを「ユーザA」とし、他の検索ユーザを「ユーザB」、「ユーザC」として、具体例を挙げて説明する。図9は、上記式(1)で示したユーザ毎のベクトルの要素として各ユーザが入力した検索キーワードおよび閲覧した特許文献を例示している。図9の例では、各ユーザによって入力された検索キーワードおよび閲覧された特許文献に丸印が付与されている。
なお、ユーザAに関しては、上記式(1)で示したベクトルが、Ua={G06Q、A47、F24、分散、水素、制御、文献1、文献2、文献3}となっていることを示す。ここで、文献1〜3は、具体的には、特許文献を指し示す公開番号やシステム内でユニークな番号等、特許文献を一意に識別するための文献IDである。また、図9に示す、丸印の意味は、ユーザB、ユーザCに関しても同様である。
ステップS21において、類似度算出部25は、現在の検索ユーザをNUに設定し、現在の検索ユーザ(NU)以外の他の検索ユーザに連番1〜pを付与し、変数nは1〜pをとるものとする。図9の例では、「ユーザA」がNU、「ユーザB」が1番目ユーザ、「ユーザC」が2番目ユーザに設定される。
ステップS22において、類似度算出部25は、ステップS21の処理で設定されたNU(ユーザA)の要素(検索キーワードや閲覧した特許文献)を計数し、それを変数NUaに設定する。
図9の例では、NUa={G06Q、A47、F24、分散、水素、制御、文献1、文献2、文献3}であるので、|NUa|=9が計数される。ここで、|N|は、集合Nの要素数を表す。
ステップS23において、類似度算出部25は、変数nを初期化(n=1)する。ステップS24において、類似度算出部25は、n番目ユーザの要素を計数し、それを変数bnに設定する。
図9の例では、1番目の「ユーザB」の要素から、b1={G06Q、A47、F23、分散、電源、需要、文献1、文献4、文献5}であるので、|b1|=9が計数される。
ステップS25において、類似度算出部25は、ステップS22の処理で計数されたNU(ユーザA)の要素とステップS24の処理で計数されたn番目ユーザの要素が一致するものを計数し、それを変数Mnに設定する。
図9の例では、M1={G06Q、A47、分散、文献1}であるので、|M1|=4が計数される。
ステップS26において、類似度算出部25は、ステップS22の処理で算出されたNU(ユーザA)の要素数NUa、ステップS24の処理で算出されたn番目ユーザ(いまの場合、ユーザB)の要素数bn、および、ステップS25の処理で算出されたNUの要素とn番目ユーザの要素の一致数Mnから、次式(2)に従って、コサイン類似度を算出する。
Figure 0005918714
図9の例では、ユーザAとユーザBのコサイン類似度=M1/(√NUa×√b1)=4/(√9×√9)=4/9が算出される。
なお、コサイン類似度の算出手法は、公知の技術であり、例えば、特開2011‐081728号公報などに記載されている。
ステップS27において、類似度算出部25は、変数nを1インクリメント(n=n+1)する。ステップS28において、類似度算出部25は、変数nが連番付与された他のユーザの最終番号pより小さい、または同じであるか否かを判定し、n≦p(変数nが最終番号pより小さい、または同じ)であると判定した場合、ステップS24に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
つまり、類似度算出部25は、引き続き、ステップS24において、2番目の「ユーザC」の要素から、b2={G06Q、A47、F24、分散、水素、需要、文献1、文献2、文献5}、|b2|=9を計数し、ステップS25において、NU(ユーザA)の要素と2番目の「ユーザC」の要素が一致するものとして、M2={G06Q、A47、F24、分散、水素、文献1、文献2}、|M2|=7を計数し、ステップS26において、ユーザAとユーザCのコサイン類似度=M2/(√NUa×√b2)=7/(√9×√9)=7/9を算出する。
そして、ステップS28において、類似度算出部25は、変数nが最終番号pより大きいと判定した場合、ステップS29に進み、コサイン類似度が最大となる(値がより1に近い)nを抽出し、それを変数Max_nに設定する。
図9の例では、ユーザAとユーザBのコサイン類似度が4/9であるのに対し、ユーザAとユーザCのコサイン類似度は7/9であるため、値がより1に近い、2が変数Max_nに設定される。
ステップS30において、類似度算出部25は、NU(ユーザA)とMax_nとなった他の検索ユーザ(この例では、n=2なのでユーザC)の要素を比較し、Max_nとなった他の検索ユーザにあって、NUのユーザにない特許文献を抽出する。
図9の例では、NU(ユーザA)とMax_nとなった他の検索ユーザ(ユーザC)の要素が比較され、そのうちの「文献5」が抽出される。
ステップS31において、類似度算出部25は、ステップS30の処理で抽出された特許文献が2以上であるか否かを判定し、2以上であると判定した場合、ステップS32に進み、表示文献決定処理を行う。一方、ステップS31において、類似度算出部25は、抽出した特許文献が1であると判定した場合、図4のステップS15に戻る。
(表示文献決定処理)
ここで、図10のフローチャートを参照して、図8のステップ32の表示文献決定処理の詳細について説明する。
ステップS41において、類似度算出部25は、現在の検索ユーザであるNU(ユーザA)が直前に見た文献Doc_unの例えば、請求項(保護を受けたい発明を記載した項)や要約(発明の簡単な内容の説明)等を形態素解析する。NUが直前に見た文献とは、図4のステップS9の処理で表示が指示された特許文献のことである。また、形態素解析とは、コンピュータ等を用いて日本語を品詞に分解する手法である。
ステップS42において、類似度算出部25は、ステップS41の処理での形態素解析の結果、名詞、動詞、形容詞、および形容動詞などの単語群を抽出し、それらを要素としてベクトル変数B_unに設定する。
例えば、現在の検索ユーザであるNU(ユーザA)が直前に見た文献Doc_unの請求項の記載が「未読の文献を推薦する特許検索装置」である場合、B_unは、_B_un={未読、文献、推薦する、特許、検索、装置}等となる。
ステップS43において、類似度算出部25は、図8のステップS30の処理で抽出された複数の特許文献の請求項をそれぞれ形態素解析する。ステップS44において、類似度算出部25は、ステップS43の処理での形態素解析の結果、名詞、動詞、形容詞、および形容動詞などの単語群を抽出し、それらをベクトルとして特許文献毎にベクトル変数Aiに設定する。ここでは、図8のステップS30で抽出された特許文献の数をxとして、i=1〜xとする。
ステップS45において、類似度算出部25は、変数iを初期化(i=1)する。ステップS46において、類似度算出部25は、変数B_un(ユーザAが直前に見た特許文献の請求項に含まれる単語からなるベクトル)と変数Ai(ユーザAが未だ見ていない特許文献iの請求項に含まれる単語からなるベクトル)、および、変数B_unと変数Aiの要素の一致数から、次式(3)に従って、コサイン類似度を算出する。
Figure 0005918714
ステップS47において、類似度算出部25は、変数iを1インクリメント(i=i+1)する。ステップS48において、類似度算出部25は、変数iが抽出文献の最終番号xより小さい、または同じであるか否かを判定し、i≦x(変数iが最終番号xより小さい、または同じ)であると判定した場合、ステップS46に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS48において、類似度算出部25は、変数iが最終番号xより大きいと判定した場合、ステップS49に進み、コサイン類似度が最大となる(値がより1に近い)特許文献を抽出する。これによって、図8のステップS30の処理で、複数の特許文献が抽出された場合にも、各特許文献の請求項に含まれる単語と現在の検索ユーザが直前に見た特許文献の請求項に含まれる単語から類似度が算出され、より類似度の高い特許文献が選択(決定)される。
図4の説明に戻る。ステップS15において、サーバ2の制御部11(推薦部26)は、ステップS14の処理で測定されたユーザ間距離が最も近い他のユーザが閲覧し、かつ、現在の検索ユーザが未だ閲覧していない特許文献を、ネットワーク4を介して端末3に推薦(送信)する。
図9の例では、「文献5」に関する情報が端末3に表示(推薦)される。
ステップS12において、サーバ2の制御部11は、端末3から文献IDを受信していないと判定した場合、ステップS16に進み、端末3から検索終了の指示を受信したか否かをさらに判定し、検索終了の指示を受信していないと判定した場合、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。なお、ステップS16の処理は、ステップS8の処理で検索終了の指示が行われた場合に、端末3からネットワーク4を介して検索終了コマンドが送信されてくるため、このコマンドを受信したか否かに応じて判定される。
ステップS17において、端末3の制御部11は、ネットワーク4を介してサーバ2から送信されてきた、推薦文献(図9の例の場合、「文献5」に関する情報)を受信する。ステップS18において、端末3の制御部11は、ユーザにより入力部15を用いて一覧表示の指示が行われたか否か、つまり、特定の特許文献の表示(図示せず)から、再び、図7に示したような特許文献一覧画面41の表示に戻ることが指示されたか否かを判定する。
ステップS18において、端末3の制御部11は、ユーザにより一覧表示の指示が行われていないと判定した場合、ステップS8に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS18において、端末3の制御部11は、ユーザにより一覧表示の指示が行われたと判定した場合、ステップS19に進み、ステップS17の処理で受信した推薦結果を含む一覧を表示部16に表示させる。
これにより、例えば、図11に示すように、特許文献一覧画面41の一覧表示エリア42の下方には、「番号K」の公開番号を持つ「文献K」が推薦文献として表示エリア43に表示される。ユーザは、表示エリア43に表示された推薦文献を確認することで、自分では気付いていないが、閲覧した方が良いと判断された特許文献を容易に知ることができる。
ステップS19の処理の後、ステップS9に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。また、ステップS9において、端末3の制御部11は、ユーザにより特定の特許文献の表示が指示されていないと判定した場合、ステップS8に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。そして、ステップS8において、端末3の制御部11は、ユーザにより検索終了の指示が行われたと判定した場合、文献検索処理を終了する。これにより、検索終了コマンドが、端末3からネットワーク4を介してサーバ2に送信されるため、このコマンドを受信したサーバ2の制御部11は、ステップS16において、端末3から検索終了の指示を受信したと判定し、処理を終了する。
[本発明の実施の形態における効果]
1.以上のように、現在の検索ユーザと似たような技術分野の特許文献を検索している他のユーザの検索履歴から、閲覧した方が良いとされる特許文献を、現在の検索ユーザに対して推薦することができる。
2.現在の検索ユーザは、自分では気付いていないが、閲覧した方が良いとされる特許文献を容易に知ることができる。
[変形例]
1.以上においては、図11に示したように、表示エリア43に推薦文献を表示させるようにしたが、これに限らず、例えば、図12に示すように、特許文献一覧画面41の一覧表示エリア42において、推薦文献の横に、推薦マーク44を表示させるようにしてもよい。
2.また、図8のステップS32(図10)において、最も推薦すべき特許文献を1つに決定し、ユーザに推薦するようにしたが、図8のステップS30において、複数の特許文献が抽出された場合には、図10のステップS46の処理で算出される各特許文献の類似度に応じて、図12に示す推薦マーク44の数や形状を変化させ、複数の特許文献を推薦するようにしてもよい。例えば、類似度が最も高い文献Aには、推薦マーク44を3つ表示させ、2番目に類似度が高い文献Bには、推薦マーク44を2つ表示させ、3番目に類似度が高い文献Cには、推薦マーク44を1つ表示させる。
3.図4のステップS9において、特定文献の表示が指示された場合に、必ず、ステップS10において、文献IDをサーバ2に送信するようにしたが、これに限らず、例えば、特定文献の表示が指示され、かつ、特定文献の表示時間が所定の閾値(表示された文献の内容をある程度読むのに係るであろう時間で適宜設定できる値)以上、または、表示された特定文献の保存や印刷が指示された場合にのみ、文献IDをサーバ2に送信するようにしてもよい。つまり、検索ユーザが、特定の特許文献を、流し読みではなく、気になる文献として読んだと判断した場合にのみ文献IDをサーバ2に送信するようにしてもよい。
4.検索履歴データベース27に記憶される検索履歴のベクトルでは、同じ要素が重複する場合があるため、それを類似度算出の際の重み付けとして用いるようにしても良い。
5.類似度の算出は、コサイン類似度に限らず、ベクトル間の類似度が算出できるものであれば、適宜使用できる。
6.以上においては、表示文献決定処理の際に、特許文献の請求項や要約等を形態素解析し、特許文献毎にベクトルを設定するようにしたが、予め、特許文献の請求項や要約等を形態素解析し、特許文献毎にベクトルを設定したデータを作成、記憶しておき、そのデータを用いて、コサイン類似度を算出するようにしてもよい。
7.現在の検索ユーザが見ていなくて、ユーザ間距離が最も近い他の検索ユーザが見たことのある文献が存在しない場合は、当該最も近い他の検索ユーザを除外して、図8で示したMax_nの導出を再度実施するなどして、言わば2番目に近い他の検索ユーザを得て、推薦文献を決定すればよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る文献検索システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………文献検索システム
2………サーバ
3………端末
11………制御部
21………特許文献データベース
22………入力受付部
23………検索部
24………提示部
25………類似度算出部
26………推薦部

Claims (6)

  1. 文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段と、
    入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段と、
    前記検索結果を提示する提示手段と、
    前記提示手段によって提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段と、
    前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦手段と、
    を備えることを特徴とする文献検索装置。
  2. 前記検索履歴は、1又は複数の前記検索キーワードおよび1又は複数の前記文献の文献情報を含み、
    前記類似度算出手段は、前記他の検索ユーザの検索履歴に含まれる第1の要素群と、前記現在の検索ユーザの検索履歴に含まれる第2の要素群とを比較することで、前記類似度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文献検索装置。
  3. 前記文献推薦手段は、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものが複数あった場合、各文献に含まれる単語と、前記現在の検索ユーザが閲覧指示した文献に含まれる単語とを比較することで、類似度が最も高い文献を選択し、推薦する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の文献検索装置。
  4. 文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段を備えたコンピュータによる文献検索方法であって、
    入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索ステップと、
    前記検索結果を提示する提示ステップと、
    前記提示ステップで提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として検索履歴記憶手段に記憶する検索履歴記憶ステップと、
    前記検索履歴記憶手段に記憶された他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出ステップと、
    前記類似度算出ステップによる算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦ステップと、
    を含むことを特徴とする文献検索方法。
  5. コンピュータを、
    文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段、
    入力される検索キーワードに基づいて前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段、
    前記検索結果を提示する提示手段、
    前記提示手段によって提示された前記検索結果から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段、
    前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段、
    前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、推薦する文献推薦手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. サーバと端末とがネットワークを介して接続される文献検索システムであって、
    前記サーバは、
    文献に関する情報を記憶する文献情報記憶手段と、
    前記端末から送信されてきた検索キーワードに基づいて、前記文献情報記憶手段を検索し、前記検索キーワードに一致する前記文献に関する情報を検索結果として得る検索手段と、
    前記検索結果を前記端末に提示する提示手段と、
    前記端末から、文献の閲覧が指示された場合、前記検索キーワードおよび閲覧が指示された前記文献の文献情報を紐付けて検索ユーザごとに検索履歴として記憶する検索履歴記憶手段と、
    前記検索履歴記憶手段に記憶されている他の検索ユーザの検索履歴と、現在の検索ユーザの検索履歴とから検索履歴の類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記類似度算出手段による算出の結果、前記現在の検索ユーザと類似度が最も高い他の検索ユーザが閲覧した文献であって、前記現在の検索ユーザが閲覧していないものを取得し、前記端末に推薦する文献推薦手段と、
    を備え、
    前記端末は、
    検索キーワードの入力を受付け、前記サーバに送信するキーワード入力手段と、
    前記サーバから提示される前記検索結果を受信し、表示する検索結果表示手段と、
    前記検索結果表示手段に表示された前記検索結果から、前記文献の閲覧が指示された場合、前記サーバから推薦された文献を受信し、表示する推薦結果表示手段と、
    を備えることを特徴とする文献検索システム。
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