JP5917959B2 - 自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造 - Google Patents

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この発明は、自動車の車体後部開口を開閉するテールゲート用ロック装置を構成するロック片に噛合するストライカーを車体に装着するためのブラケットの取付け構造に関する。
一般に図1に示すように、ステーションワゴン或いはライトバンなどの自動車Jは、車体後部開口1を有し、かかる車体後部開口1をテールゲート2により開閉するように構成している。従って、かかるテールゲート2は、車体後部開口1に対して、上端側をヒンジ結合することにより回動開閉可能に装着されている。
加えて、テールゲート2は、従来においては、図6に示すように、車体後部開口1の閉成状態を保持すべく、ロック装置7が装備されている。かかるロック装置7は、ロック片8を有して構成するロック本体7aがテールゲート2の下端辺部側に設置されているとともに、車体後部開口1の下方側辺部1a側には、ロック片8が噛合してテールゲート2の閉成状態を保持するストライカー9が装着されている(特許文献1および2を参照)。
そして、車体後部開口1は、インナーパネル3とアウターパネル4とを互いに対向させるとともに両パネル3、4の各周縁フランジ部3a、4a同士を互いに接合することにより閉断面5を呈する骨格構造になっており、且つ、車体後部開口1の下方側辺部1aにおけるインナーパネル3及びアウターパネル4が形成する閉断面5内において、インナーパネル3に添設重合するように補強パネル6が配設されて構成されている。さらに、補強パネル6の一側端フランジ部6aは、両周縁フランジ部3a、4aの間に介在させた状態で両周縁フランジ部3a、4aと共に接合されていると共に、他端側フランジ部6bは、インナーパネル3側に接合されている。
このように構成する車体後部開口1における下方側辺部1a側には、ストライカー9が設置され、ストライカー9は、テールゲート2側に装着されたロック装置7を構成するロック本体7aのロック片8が係合するように構成されていることになる。かかるストライカー9は、略コ字状を呈するアーチ形に形成され、その両側脚片9aが、車体後部開口1の下方側辺部1aに設置されている。
そして、このようにストライカー9を車体後部開口1の下方側辺部1aに設置するには、ストライカー9を取付けるためのブラケット(タッピングプレートとも呼ばれている)10が、下方側辺部1aに設置されている。かかるストライカーを取付けるためのブラケット10は、図6と共に図7及び図8に示すように、ストライカー9の両脚片9aに形成したネジ部をナットに螺合することによって取付けるようにすることから、両端部にそれぞれ貫通孔10aを設けている。また、ストライカー9は、その中央両側部が括れ部10bに形成されていて、閉断面5内においてプレス成形品である板状取付け片11を補強パネル6に溶接などにより装着することで、下方側辺部1aに装着されている。
従って、板状取付け片11は、その略中央部に凹状段差部11aが形成されて、凹状段差部11aをブラケットの括れ部10bに嵌合した状態で、補強パネル6に溶接されて、ブラケット10を車体後部開口1の下方側辺部1aにおいて抱着し、ブラケット10が括れ部10bの両端幅広部10cに引っ掛かって下方側辺部1aから脱落しないようにしている。
そして、ブラケット10は、車体後部開口1にテールゲート2を設置する車体組立工程前における車体後部開口1の骨格構造組み立て時において、予め、板状取付け片11をインナーパネル3に溶接することにより、車体後部開口1にサブアセンブリーされ、前記車体組立工程へと運搬導入されることになり、板状取付け片11の弾性変形によりストライカー9の取付け位置を微調整可能として、車体後部開口1側に取付けられ、ストライカー9とテールゲート2側に装着されたロック片8との噛合具合を調整可能にしている。
特開2008−190243号公報 特開2011‐190243号公報
上記したように構成する自動車のテールゲート用ストライカーを車体後部開口1に装着することから、ストライカー9を車体後部開口1の下方側辺部1aに装着するブラケット10を必要としているのであるが、さらに、ブラケット10は、車体組立工程前における車体後部開口1の骨格構造組み立て時に、板状取付け片11を用いて、車体後部開口1にサブアセンブリーしておかねばならない。
かかることから、ブラケット10は、車体後部開口1の下方側辺部1aの閉断面5内において取付けるために、プレス成形した別部品である板状取付け片11を要することになって、その分製品コストをアップすることになると共に、板状取付け片11を下方側辺部1aにスポット溶接によって溶接する等の作業が加算されることになって、作業工数のアップも伴うことになる。
さらには、板状取付け片11によってブラケット10がストライカー9の装着前の車体後部開口1の骨格構造組み立て工程等において、下方側辺部1aからの脱落を防止するには、ブラケット10は、単なる短冊状のプレート片で構成するのではなく、略中央部に括れ部10bを有するように構成する必要がある。このことから、ブラケット10をプレス成形などするには、本来の成形金型に加えて、括れ部10bを成形するための打ち抜き金型等が必要となって、この点からの製品コスト上昇の起因となっていた。
加えて、ブラケット10を車体後部開口1の下方側辺部1aに装着するには、ブラケット10に板状取付け片11を宛がった状態を維持しつつ、板状取付け片11の溶接作業などを行う必要があることから、かかる溶接作業などを行うに当たっては、ブラケット10に板状取付け片11を嵌合した状態を保持するための治具が必要となって、この点からも、製品コスト或いは作業工数の増加を来たしてしまう。
そこで、この発明は、従来必要であった板状取付け片等を用いずにストライカーを装着するためのブラケットを装着可能とすると共に、ブラケットに括れ部等を形成することなく車体後部開口からの脱落を防止して、ブラケットの形状を単純化することにより、製品コストや組立工数の軽減を図った自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造を提供することを目的としている。
この発明にかかる自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造は、車体後部開口を開閉するテールゲート用ストライカーを車体に装着するためのブラケットの取付け構造であって、
前記車体後部開口が、インナーパネルとアウターパネルとを互いに対向させるとともに両パネルの各周縁フランジ部同士を互いに接合することにより閉断面を呈する骨格構造にて構成しており、且つ、前記車体後部開口の下方側辺部における前記インナーパネル及び前記アウターパネルが形成する閉断面内において前記インナーパネルに対向するように補強パネルを配設し、該補強パネルの端部フランジ部を前記両周縁フランジ部の間に介在させた状態で該両周縁フランジ部と共に接合していると共に前記補強パネルの他側フランジ部が前記インナーパネル側に接合されており、加えて、前記補強パネルにおける前記インナーパネル側を前記アウターパネル側に向かって凹状に形成することによりブラケット収容凹部を形成し、該ブラケット収容凹部の底部に複数個の位置決め係合片を互いに離間するように突出形成し、これら位置決め係合片が囲繞する領域によって前記ブラケット収容凹部の前記底部の一部にブラケット配設部位を区画形成しており、該ブラケット配設部位に前記ブラケットを収容することによって、前記インナーパネルと前記補強パネルとの間に前記ブラケットを配設構成しており、該ブラケットが、前記位置決め係合片に係合することによって、前記インナーパネルおよび前記補強パネル間において脱落防止状態で保持されていることを特徴とする。
かかる構成を有するこの発明は、ストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットが、補強パネル側に形成したブラケット収容凹部内に収容し、ブラケット収容凹部の底部に形成した複数の位置決め係合片により囲繞係合された状態で、インナーパネルと補強パネルとの間において挟合され、脱落防止状態で車体後部開口にサブアセンブリーすることができることになる。
かかる結果、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、従来の板状取付け片等を用いる必要が無くなりしかも板状取付け片の溶接作業に当たって、両者の組み付け状態を保持するための治具なども必要としないことから、製品コストの低減効果が期待できる。
加えて、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、従来のような脱落防止のための括れ部等を形成する必要がないことから、それ自体の製品形状を単に例えば短冊形等の単純形状に形成すればよくなって、従来の括れ部を形成するために必要な打ち抜き金型を用いる必要が無く、かかる面からの製品コストの低減も期待できる。
しかも、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、ブラケット収容凹部の底部において複数の位置決め係合片に囲まれて形成されたブラケット配設位置に配置した後、インナーパネルとアウターパネルとを補強パネルと共に接合することによって、結果的に、インナーパネルと補強パネルとの間で挟合されることになって、従来の板状取付け片を補強パネルに溶接するための治具などを必要としておらず、この面からも、製品コスト或いは作業工数を低減することができる。
また、この発明は、上記発明の実施の形態として、ブラケット配設部位を構成する複数の位置決め係合片、補強パネルの底部の一部を突出させて形成した切り起こし突起、或いは、補強パネルの底部の一部を突出させて形成した係合ビート部により構成ている。
かかる構成を有する実施の形態においては、位置決め係合片を構成する切り起こし突起や係合ビード部をブラケットに形成したとしても、当該ブラケットの成形金型をさほど複雑化させることないことから、製品コストなどに大きな影響を及ぼすことが無い。
この発明は、ストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットが、補強パネル側に形成したブラケット収容凹部内に収容し、ブラケット収容凹部の底部に形成した複数の係合片により囲繞係合された状態で、インナーパネルと補強パネルとの間において挟合され、脱落防止状態で車体後部開口にサブアセンブリーすることができることになる。
かかる結果、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、従来の板状取付け片等を用いる必要が無くなりしかも板状取付け片の溶接作業に当たって、両者の組み付け状態を保持するための治具なども必要ないことから、製品コストの低減効果が期待できる。
加えて、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、従来のような脱落防止のための括れ部等を形成する必要がないことから、それ自体の製品形状を単に例えば短冊形等の単純形状に形成すればよくなって、従来の括れ部を形成するための打ち抜き金型を用いる必要が無く、かかる面からの製品コストの低減も期待できる。
しかも、この発明に係るストライカーを車体後部開口に取付けるためのブラケットは、ブラケット収容凹部の底部において複数の位置決め係合片に囲まれて形成されたブラケット配設位置に配置した後、インナーパネルとアウターパネルとを補強パネルと共に接合することによって、結果的に、インナーパネルと補強パネルとの間で挟合されることになって、従来の板状取付け片を補強パネルに溶接するための治具などを必要としておらず、この面からも、製品コスト或いは作業工数を低減することができる。
ステーションワゴン或いはライトバンなどの一般的な自動車の後部側を描画した斜視図である。 この発明に係る一の実施例を採用した場合の図1のA−A断面図である。 図2におけるテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットを装着した補強パネルを上部斜め方向から描画した斜視図である。 図3における要部を拡大して描画した斜視図である。 この発明に係る他の実施例におけるテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットを装着した状態の補強パネルを描画した縦断面図である。 従来技術による図1のA−A断面図である。 図6におけるテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットと板状取付け片とを組み付けた状態を描画した斜視図である。 図6におけるテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットと板状取付け片とを描画した分解斜視図である。
この発明に係る実施例における自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造は、従来必要であった板状取付け片等を用いずにストライカーを装着するためのブラケットを装着可能とすると共に、ブラケットに括れ部等を形成することなく車体後部開口からの脱落を防止して、ブラケットの形状を単純化することにより、製品コストや組立工数の軽減を図るべく構成している。
次に、図を用いて、この発明を採用した一の実施例に係る自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造について説明する。なお、従来技術との対比関係を明確にすべく、対応する部位には、同一符号を付して説明する。
ステーションワゴン或いはライドバン等の自動車Jは、図1において、車体後部開口1を有し、車体後部開口1をテールゲート2により開閉して、後部荷室J1への荷物出し入れなどを可能に構成している。
テールゲート2は、従来の技術と同様に、車体後部開口1に対して、上方側辺部1b側をヒンジ結合することにより回動開閉可能に装着されている。また、テールゲート2は、車体後部開口1の閉成状態を保持すべく図2に示すように、ロック装置7が装備されている。かかるロック装置7は、ロック片8を有して構成するロック本体7aがテールゲート2の下端辺部側に設置されているとともに、車体後部開口1の下方側辺部1a側には、ロック片8に噛合してテールゲート2の閉成状態を保持するストライカー9が装着されている。
そして、車体後部開口1は、インナーパネル3とアウターパネル4とを互いに対向させるとともに両パネル3、4の各周縁フランジ部3a、4a同士を互いに接合することにより閉断面5を呈する骨格構造になっている。且つ、車体後部開口1の下方側辺部1aにおけるインナーパネル3及びアウターパネル4が形成する閉断面5内において、インナーパネル3に添設重合するように補強パネル6が配設されている。さらに、補強パネル6の一端側フランジ部6aは、両周縁フランジ部3a、4aの間に介在させた状態で、両周縁フランジ部3a、4aと共に接合されており、補強パネル6の他端側フランジ部6bは、インナーパネル3側に接合されている。
このように構成する車体後部開口1における下方側辺部1aは、ストライカー9が設置され、テールゲート側に装着されたロック片8が噛合するように構成されている。
さらに、この発明に係る一の実施例においては、図2と共に図3及び図4に示すように、ストライカー9を車体後部開口1の下方側辺部1aに装着すべく、補強パネル6においてインナーパネル3側をアウターパネル4側に向かって凹状に形成することによって、ブラケット収容凹部12が形成されている。ブラケット収容部12の底部12aには、複数個の位置決め係合片を構成する切り起こし片12bが互いに離間する状態で突出形成されている。したがって、これら切り起こし片12bが囲繞するブラケット収容部12の底部12aの一部の領域は、ブラケット配設部位12c区画形成されていることになる。ブラケット配設部位12cには、ブラケット10が位置調整可能に配置されている。かかる状態において、ブラケット10は、インナーパネル3と補強パネル6との間に挟合した状態において、切り起こし片12に係合することによって脱落防止された状態で保持されている。この結果、ブラケット10を取付けてサブアセンブリー状態に構成された車体後部開口1は、テールゲート2を設置する車体組立工程へと運搬導入される際に、ブラケット10を脱落防止状態となって、テールゲート2が装備されることになる。
このようにブラケット配設部位12cに設置されたブラケット10には、ストライカー9が装着されることになる。かかることから、ストライカー9は、略コ字状を呈するアーチ形に形成され、その両側9aが、ブラケット10を介して、車体後部開口1の下方側辺部1aに設置されることになる。
そして、このようにストライカー9をブラケット10を介して車体後部開口1の下方側辺部1aに設置するには、ブラケット10は、ストライカー9の両脚片9aに形成したネジ部をナットに螺合することによって取付けることになる。このことから、ブラケット10の両端部には、それぞれ貫通孔10aが設けられている。
上記のように構成するこの発明に係る一の実施例によれば、ストライカー9を車体後部開口1に取付けるためのブラケット10が、補強パネル6側に形成したブラケット収容凹部12のブラケット配設部位12c内に収容され、ブラケット収容凹部12の底部12aに形成した複数の切り起こし片12bにより囲繞係合された状態で、インナーパネル3と補強パネル6との間において挟合され、脱落防止状態で車体後部開口1にサブアセンブリーすることができることになる。そして、このようにサブアセンブリーされたブラケット10は、車体後部開口1にテールゲート2を設置する際に、テールゲート2におけるロック装置7のロック片8の取付け位置との関係で、設置位置を微調整可能とし、調整完了後には車体後部開口1の下方側辺部1aに固定されるようになっている。
かかる結果、ストライカー9を車体後部開口1に取付けるためのブラケット10は、従来の板状取付け片11等を用いる必要が無くなり、しかも従来の板状取付け片11の溶接作業に必要であった治具なども廃止することができることから、製品コストの低減効果が期待できる。
加えて、この発明に係る上記一の実施例におけるストライカー9を車体後部開口1に取付けるためのブラケット10は、従来のような脱落防止のための括れ部10b等を形成する必要がないことから、それ自体の製品形状を単に例えば短冊形等の単純形状に形成すればよくなって、従来の括れ部10bを形成するために必要な打ち抜き金型等用いる必要が無く、かかる面からの製品コストの低減も期待できる。
しかも、この発明に係る上記一の実施例におけるストライカー9を車体後部開口1に取付けるためのブラケット10は、ブラケット収容凹部12の底部12aにおいて複数の位置決め係合片としての切り起こし片12bに囲まれた形成されたブラケット配設部位12cに配置した後、インナーパネル3とアウターパネル4とを補強パネル6と共に接合することによって、結果的に、インナーパネル3と補強パネル6との間で挟合されることになって、従来の板状取付け片11を補強パネル6に溶接するための治具などを必要としておらず、この面からも、製品コスト或いは作業工数を低減することができる。
さらに、この発明に係る上記一の実施例における位置決め係合片を構成する切り起こし片12bをブラケット10に形成したとしても、ブラケット10の成形金型をさほど複雑化させる必要がないことから、製品コストなどに大きな影響を及ぼすことが無い。
図5は、この発明に係る他の実施例を示しており、上記一の実施例における切り起こし片12bに代えて、補強パネル6におけるブラケット収容凹部12の底部12a一部出させることにより形成した複数個の係合ビード部12dにて構成した点を異にしている。



かかる構成を有する他の実施の形態においては、位置決め係合片を構成する係合ビード部12dをブラケット10に形成したとしても、当該ブラケットの成形金型をさほど複雑化させることないことから、製品コストなどに大きな影響を及ぼすことが無いばかりでなく、上記一の実施例と同様な効果を奏するものである。
以上説明したこの発明は、従来必要であった板状取付け片等を用いずにストライカーを装着するためのブラケットを装着可能とすると共に、ブラケットに括れ部等を形成することなく車体後部開口からの脱落を防止して、ブラケットの形状を単純化することにより、製品コストや組立工数の軽減を図ることができることから、自動車の車体後部開口を開閉するテールゲート用ロック装置を構成するロック片に噛合するストライカーを車体に装着するためのブラケットの取付け構造等に好適であるといえる。
J 自動車
1 車体後部開口
1a 下方側辺部
2 テールゲート
3 インナーパネル
3a 周縁フランジ部
4 アウターパネル
4a 周縁フランジ部
5 補強パネル
6a 一側端フランジ部
7 ロック装置
8 ロック片
10 ストライカー
12 ブラケット収容凹部
12a 底部
12b 切り起こし片(位置決め係合片)
12c ブラケット配設部位
12d 係合ビート部(位置決め係合片)

Claims (3)

  1. 自動車の車体後部開口を開閉するテールゲート用ストライカーを車体に装着するためのブラケットの取付け構造であって、
    前記車体後部開口が、インナーパネルとアウターパネルとを互いに対向させるとともに両パネルの各周縁フランジ部同士を互いに接合することにより閉断面を呈する骨格構造にて構成しており、且つ、前記車体後部開口の下方側辺部における前記インナーパネル及び前記アウターパネルが形成する閉断面内において前記インナーパネルに対向するように補強パネルを配設し、該補強パネルの端部フランジ部を前記両周縁フランジ部の間に介在させた状態で該両周縁フランジ部と共に接合していると共に前記補強パネルの他側フランジ部が前記インナーパネル側に接合されており、加えて、前記補強パネルにおける前記インナーパネル側を前記アウターパネル側に向かって凹状に形成することによりブラケット収容凹部を形成し、該ブラケット収容凹部の底部に複数個の位置決め係合片を互いに離間するように突出形成し、これら位置決め係合片が囲繞する領域によって前記ブラケット収容凹部の前記底部の一部にブラケット配設部位を区画形成しており、該ブラケット配設部位に前記ブラケットを収容することによって、前記インナーパネルと前記補強パネルとの間に前記ブラケットを配設構成しており、該ブラケットが、前記位置決め係合片に係合することによって、前記インナーパネルおよび前記補強パネル間において脱落防止状態で保持されていることを特徴とする自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造
  2. 前記ブラケット配設部位を構成する複数の位置決め係合片が、前記補強パネルの前記底部の一部を突出させて形成した切り起こし突起により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造
  3. 前記ブラケット配設部位を構成する複数の位置決め係合片が、前記補強パネルの前記底部の一部を突出させて形成した係合ビート部により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のテールゲート用ストライカーを装着するためのブラケットの取付け構造
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