JP5917768B2 - Ieee802.11マルチユーザ(mu)多入力多出力(mimo)通信システムのためのスケジューリングアルゴリズム - Google Patents

Ieee802.11マルチユーザ(mu)多入力多出力(mimo)通信システムのためのスケジューリングアルゴリズム Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれた、2012年4月13日に出願された米国仮特許出願第61/623,835号の優先権を主張する。
[0002] 様々な特徴は、無線通信デバイスおよびシステムに関し、より詳細には、MU−MIMO送信の効率を改善するための方法および装置に関する。
[0003] 多入力多出力(MIMO)技術は、それらが高容量、拡張されたカバレッジ、増大されたダイバーシティ(diversity)、および/または干渉抑制を提供することができるので、次世代無線通信システムの重要な焦点となる分野であった。無線ローカルエリアネットワーク(LANs)および4Gセルラネットワークなどのアプリケーションについては、MIMOシステムは、時に、単一のアクセスポイント(AP)または基地局(BS)が、多くのユーザと同時に(simultaneously)、同時並行に(concurrently)、および/または同時発生的に(contemporaneously)通信する環境に配置(deployed)されることがある。この結果、マルチユーザMIMOは、次世代無線ネットワークの重要な特徴として浮上した。この特徴は、MIMO処理の高容量を、空間分割多元接続(SDMA)の利点と組み合わせる潜在能力を有する。
[0004] マルチユーザ(MU)無線通信では、異なるユーザ(例えば、受信機/局)は、様々なサービス品質(QoS)要件によりサービスされる。複数のアンテナがユーザの送信機および/または受信機において使用される場合、それらは、異なるユーザへの信号を空間的に分離することによって多元接続利得(multiple access gain)を提供しうる。したがって、MIMO送信機によってインプリメントされる多重化およびスケジューリングの方法は、異なるユーザが、それらの瞬間的なチャネル状態情報(CSI)、バッファバックログ、送信(Tx)/受信(Rx)アンテナ、およびMIMO処理技術に関して、様々なデータ送信レートを割り当てられる(assigned)ことができるので、マルチユーザMIMO環境における通信システム容量を決定する役割を果たす。これらのスケジューリング手法は、それらが様々なQoS要件で複数のクラスのサービスをサポートすることに加えて、高いデータレートを提供するので、4Gセルラシステムおよび無線LANにとって特に魅力的である。
[0005] しかしながら、MIMO送信を改善するための効率的なスケジューリング方法および/または送信方法の必要性がある。
[0006] マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)通信システム内で、送信機から1つまたは複数の受信機へ無線で送信するための方法が提供される。ストリームの割り振り(stream allocation)は、各MU−MIMO送信上で送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機(a plurality of served receivers)の各々に動的に割り振る(allocating)ことによって、送信機により実行されることができ、ここで、ストリームは、サービスされる受信機の各々によって使用される受信アンテナの数と各受信機についての対応する送信待ち行列の長さ(transmission queue length)に従って割り振られる。
[0007] この送信機はさらに、MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始することによって、パケット集約(packet aggregation)を実行しうる。また、ランダムバックオフカウンタ(a random backoff counter)は、(a)送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に開始される。送信タイマが満了した場合、その後、新しいMU−MIMO送信が、ランダムバックオフカウンタの満了の際に送られうる。そうでない場合、ランダムバックオフカウンタは、送信タイマが満了するまで1回以上再開始される(restarted)。
[0008] この送信機はさらに、(a)アクセスポイントにおいて、待ち行列の長さに関して、サービスされる受信機をソートすること、(b)各受信機に利用可能な受信アンテナの数を確定すること(ascertaining)、および/または(c)受信機の各々によって使用される受信アンテナの数とその対応する待ち行列の長さに従って、多数のストリームを各受信機に割り振ること、によってストリーム割り振りを実行しうる。
[0009] この送信機はさらに、推定されたチャネルリアライゼーション(an estimated channel realization)に基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信されるストリームの変調および符号化スキームを更新することによって、リンク適応(link adaptation)を実行しうる。
[0010] 推定されたチャネルリアライゼーションは、(a)エージング損失(aging loss)について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすること、および/または(b)第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの変調および符号化スキームを更新する際に使用されることができる更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、第1のチャネルについて予め(previously)取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音(a zero-mean Gaussian noise)wを加えること、によって取得されうる。変調および符号化スキームは、送信機と特定の受信機の間の第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比(post-processing signal to interference and noise ratio)に基づいてさらに更新されうる。
[0011] 典型的なインプリメンテーションでは、特定の受信機に送信されるストリームの変調および符号化スキームを選択することは、(a)対応する送信電力、パスロス(path loss)、および/または熱雑音フロア(thermal noise floor)を使用して、送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット(a link budget)信号対雑音比(SNR)を計算すること(calculating)、(b)第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定すること、(c)推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクス(a precoding matrix)を算出すること(computing)、(d)誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーション(an updated channel realization with error)を取得するために、推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えること、(e)プリコーディングマトリクスと、誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算すること、および/または(f)後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、第1の受信機に送信されるストリームの変調および符号化スキームを決定すること、を含みうる。
[0012] いくつかのインプリメンテーションでは、ストリームの変調および符号化スキームを更新することは、受信機ごとに更新されうる。異なる受信機へのストリームは、異なる変調および符号化スキームを有しうる。
[0013] 1つのインプリメンテーションでは、ランダムバックオフカウンタは、IEEE802.11マルチユーザMIMO無線通信規格によって定義されうる。ランダムバックオフカウンタは、マイクロ秒オーダでありうる一方で、送信インターバルは、ミリ秒オーダでありうる。
[0014] 1つのインプリメンテーションでは、各MU−MIMO送信は、異なる局への複数のストリームを含むMU−MIMOフレームを含むことができ、ここで、MU−MIMOフレームは、MU−MIMO送信のために定義される典型的なフレームと比べて、拡張された持続時間(an expanded duration)/長さを有する。
[0015] 様々な特徴、特性、および利点は、同様の参照符号が全体にわたって同一物とみなされる図面と共に考慮された場合、以下に記載する詳細な説明から明らかになるであろう。
図1は、アクセスポイント(AP)が、それを通じて複数の局(STAs)と通信する複数のアンテナを含みうる、典型的な無線ネットワークを例示する。 図2は、改善されたMAC層MU−MIMO送信に適合されたMU−MIMO通信システムを例示するブロック図である。 図3は、MAC層MU−MIMO送信の効率を改善するための方法を例示する。 図4は、アクセスポイントまたは送信機においてストリームを割り振るための方法を例示する。 図5は、事前にチャネルリアライゼーションを更新することなく(without prior to updating channel realization)、送信機において特定のチャネル/ストリームの変調および符号化スキーム(MCS)を更新するための方法を例示する。 図6は、最後のMU−MIMO送信以来の持続時間がパケット遅延送信インターバルよりも短い場合に、そのチャネルアクセスを延期する送信スケジューラを例示する。 図7は、バッファされたペイロードが十分に大きくなるまで、MU−MIMO送信を遅延するための方法を例示する。 図8は、MAC層MU−MIMO送信の効率を改善するために1つまたは複数の動作を実行するように構成された典型的な送信機デバイスを例示する。
詳細な説明
[0024] 以下の説明では、実施形態の完全な理解を提供するために、特定の詳細が与えられる。しかしながら、これら実施形態は、これらの特定の詳細なしで実現されうることが当業者によって理解されるであろう。例えば、これら実施形態を不必要な詳細で不明瞭にしないように、回路はブロック図で示されうる。他の事例では、周知の回路、構造および技術は、これら実施形態を不明瞭にしないように、詳細に示されうる。
[概要]
[0025] 送信機が、ダウンリンクMU−MIMO通信システムにおける多数の受信機宛てのトラフィックフローをスケジュールするために、改善されたMACスケジューリングアルゴリズムが、ここに提供される。この送信機は、ストリームの割り振り、動的リンク適応、および/またはパケット集約を実行するように構成されたスケジューラを含みうる。スケジューラは、受信機に、それらのパスロス、瞬間的なバックログ、受信アンテナの数、およびMIMO処理技術に関して、空間ストリームを割り当てることによって、最適なリソース割り振りを容易にしうる。
[典型的なマルチユーザ多入力多出力環境]
[0026] 図1は、その中でアクセスポイント(AP)104が、それを通じて複数の局(STAs)106a−eと通信する複数のアンテナ108を含みうる、典型的な無線ネットワーク102を例示する。ここで、AP 104は、複数の同時並行ストリーム、同時発生ストリーム、および/または同時ストリームを使用して、多入力多出力(MIMO)送信において複数のユーザ(MU)と通信しうる。ダウンリンクMU−MIMO送信(すなわち、APから1つまたは複数の局へ)では、AP 104は、同時に複数の局106a−eと通信することによって、多重化利得(multiplexing gain)を達成しうる。したがって、AP 104のためのスケジューラは、ダウンリンクSDMA送信ごとに、多数の空間ストリームをSTAs 106a−eに割り当てうる。
[0027] AP 104がSTAs 106a−eに送ることができるストリームの合計数(S)は、AP 104における送信(Tx)アンテナ108の数によって制限される。例えば、AP 104が8個のアンテナ108を有する場合、AP 104は、STAs 106a−eに最大で8つの空間ストリームを送信しうる。実際には、STAs 106a−eに送信するためにAP 104が使用するストリームの数は、パスロス、トラフィックバックログ、および/またはQoS要件などの、いくつかの要因によって決定されうる。
[0028] 他方では、STA 106a−eがAP 104から受信することができるストリームの数は、STA 106a−eにおける受信(Rx)アンテナの数およびその(複数を含む)MIMO処理技術によって制限されうる。例えば、2つのアンテナのSTA 106eは、AP 104から最大で2つのストリームを受信しうる。AP 104とSTA 106eの間のパスロスが大きく、STA 106eが、それの後処理信号対干渉雑音比(SINR)、例えば、干渉除去またはマルチユーザ検出(multi-user detection)(MUD)の(複数を含む)技術、を改善するために、いくつかのアンテナを使用することを決定した場合には、STA 106bは、それの受信アンテナよりも少ないストリームを受信しうる。
[0029] 図2は、改善されたMAC層MU−MIMO送信に適合されたMU−MIMO通信システムを例示するブロック図である。MU−MIMO通信システムは、送信機202と複数の受信機204、206、および208とを含みうる。この例では、送信機202は、スケジューラ210、1つまたは複数の送信(tx)待ち行列212、および複数のアンテナ218に結合された送信/受信バッファ214/216を含みうる。送信待ち行列212の各々は、特定の受信機204、206、208への送信のためのデータ/パケットを保持(hold)しうる。これらの送信待ち行列212におけるデータ/パケットは、別々のストリーム上での送信のために、送信バッファ214へと組み合わされうる。
[0030] スケジューラ210は、トラフィックプロファイルおよびチャネル特性に関して、受信機(例えば、局)に無線リソースを割り振るために、プロトコルスタックのMAC層上で動作しうる。(例えば、アクセスポイントにおける)送信機が、関連する受信機204、206、および208への送信をスケジュールする、および/または、それらの瞬間的なCSI、バッファバックログ、アンテナ、および/またはMIMO処理技術に関して、送信レートを調整するために、効率的な方法がスケジューラ210によってインプリメントされうる。このような方法は、送信スループットおよびスペクトル効率における実質的な改善を達成するとともに、異なる受信機の様々なQoS要件を満たすことが可能である。この目的のために、スケジューラ210は、ストリーム割り振りモジュール/回路/機能220、リンク適応モジュール/回路/機能222、および/またはパケット集約ストリームモジュール/回路/機能224を含みうる。
[0031] ストリーム割り振りモジュール/回路/機能220は、任意の1つの送信について送信される総データを最大化するために、複数のサービスされる局の各々にMU−MIMO送信における多数の同時並行/同時発生(concurrent/co-temporal)ストリームを動的に割り振りうる。例えば、ストリームは、サービスされる局の各々によって使用される受信アンテナの数と各局についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる。このようなストリーム/アンテナ割り振りは、送信機202における送信アンテナ218の数および各受信機104、206、および208における受信アンテナの数によって制限されうることに留意されたい。加えて、このようなストリーム/アンテナ割り振りは、各受信機204、206、および208に送られる準備ができている(ready to be sent)データ/パケットの量、および/または、各受信機204、206、および/または208へのチャネルのリンク品質に基づきうる。したがって、例えば、3つの受信アンテナを備えた受信機は、例えば、2つの受信アンテナを備えた受信機よりも多くの数のストリームを必ずしも割り当てられるとは限らない。受信機に割り振られる送信アンテナおよびストリームの数は、利用可能な送信チャネル(および/またはストリーム)の最大限の利用のために選択される。このような割り振りは、例えば、ストリームおよび送信アンテナの割り振りが周期的におよび/または送信期間ごとに調整されうるように、動的に行われうる。
[0032] レイテンシに敏感なリアルタイムトラフィックについては、ストリーム割り振りモジュール/回路/機能220は、パケットが待ち行列において待機する遅延を制限しうる。ストリーム割り振りモジュール/回路/機能220は、受信機204、206、208に、それらの待ち行列におけるパケット(またはバックログ)の数に関して、ストリームを割り当てうる。受信機に割り当てられるストリームの数は、送信待ち行列におけるそのバックログに比例しうる。
[0033] パケット集約モジュール/回路/機能224は、データ/パケット送信のために使用されるエアタイム(air time)の割合を増大させることによって、フレームの固定されたヘッダと関連付けられるエアタイムの割合を低減させる働きをしうる。固定されたオーバヘッドは、増大するPHY層送信レートに関してデータペイロードの送信時間がより短くなるにつれて、エアタイムのより大きな割合を占める(accounts for a larger percentage of airtime)。
[0034] IEEE802.11拡張型分散チャネルアクセス(EDCA:Enhanced Distributed Channel Access)プロトコルによると、送信バッファ中のパケットは、ランダムバックオフ・インターバル後に送信される。この規格により定義された(standard-defined)バックオフ・インターバルは、連続した送信における衝突を回避するようにランダムでありうる。このランダムバックオフ・インターバルは、比較的短くまたは長くなりうるが、これは、(固定長ヘッダがエアタイムの大きな割合を占める)非効率的な送信をもたらしうる。この結果、1つの特徴によると、連続した送信間の時間インターバルが短すぎないことを確実にするために、送信タイマが追加される。これは、より多くのデータ/パケットが、送信待ち行列において蓄積することを可能にし、送信フレームをより長くする。
[0035] 1つの例によると、送信タイマは、MU−MIMO送信(例えば、送信フレーム)を送る際に開始されうる。ランダムバックオフカウンタは、(a)送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に開始されうる。その後、新しいMU−MIMO送信(フレーム)は、ランダムバックオフカウンタの満了の際に、送信タイマもまた満了した場合に送られうる。そうでない場合、ランダムバックオフカウンタは、送信タイマが満了するまで1回以上再開始される。
[0036] リンク適応モジュール/回路/機能222は、各送信チャネルについての(複数を含む)変調および符号化スキームを調整する働きをしうる。特定の局に送信されるストリームの変調および符号化スキームは、チャネルリアライゼーション(例えば、特定の瞬間における、干渉および/または雑音フロアのような、チャネル特性)の推定に基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、調整または更新される。すなわち、送信機は、初期または瞬間的なチャネルリアライゼーションを取得するために、第1のチャネルに対してチャネル測定を行いうる(have done)。最初(a first)の変調および符号化スキームは、このような初期/瞬間的なチャネルリアライゼーションに基づいて、第1のチャネルのために選択されうる(may have been selected)。しかしながら、チャネル特性は時間とともに変化しうるので、選択された最初の変調および符号化スキームは、もはや適切でない場合がある。瞬間的なチャネルリアライゼーションの取得間の時間インターバルは、極めて頻繁に行うには長過ぎるか、あるいはリソース集約的(resource intensive)過ぎることがありうる。この結果、送信機は、新しいチャネル測定を行うことなく、チャネルリアライゼーションの推定(すなわち、推定されたチャネルリアライゼーション)を生成しうる。これは、エージング損失についてチャネル状態情報をモデリングし、MCSを選択する際に使用されることができる推定されたチャネルリアライゼーションを取得するために、予め取得されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることによって行われうる。加えられたガウス雑音wはまた、以前のチャネルリアライゼーション測定のエイジ(age)に依存しうることに留意されたい。
[典型的な送信方法]
[0037] 図3は、MAC層MU−MIMO送信の効率を改善するための方法を例示する。この方法は、同時発生的にまたは同時並行に複数の受信機に送信するためにアクセスポイントのような送信機デバイスによってインプリメントされうる。
[0038] 空間ストリーム割り振り − 第1の特徴によると、APがSTAsに空間ストリームを割り当てるための方法が提供される。同じアクセスカテゴリにおけるトラフィックフローについては、これらストリームは、バックログ、パスロス、受信アンテナの数および/またはMIMO処理技術に関して割り振られる。例えば、APは、任意の1つの送信について送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信(例えば、フレーム)における多数の同時並行ストリーム(a number of concurrent streams)を、複数のサービスされる局(受信機)の各々に動的に割り振る/割り当てることができ、ここで、ストリームは、サービスされる局の各々によって使用される受信アンテナの数と各局についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる302。
[0039] リンク適応 − 第2の特徴によると、各空間ストリームについてのMCSを選択するために、ダウンリンク(DL)MU − MIMOのための方法が提供される。特定のチャネル/ストリームのために使用される変調および符号化スキーム選択は、後処理SINR、CSIエージング誤差、および干渉除去技術によって、連帯的に(jointly)決定されうる。例えば、特定の局に送信されるストリームの変調および符号化スキームは、推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に更新される304。例えば、チャネル状態情報は、エージング損失についてモデリングされることができ、ゼロ平均ガウス雑音wは、MCSを選択する際に使用されることができる推定されたチャネルリアライゼーションを取得するために、予め取得されたチャネルリアライゼーションhに加えられうる。加えられたガウス雑音wはまた、以前のチャネルリアライゼーション測定のエイジに依存しうることに留意されたい。
[0040] 集約実施(Aggregation Enforcement) − 第3の特徴によると、多くのパケットが集合体にカプセル化される(encapsulated into an aggregate)ことを確実にするための方法が提供される。これは、MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始すること306、および(a)送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際にランダムバックオフカウンタ(インターバル)を開始すること308によって行われうる。送信タイマが満了した場合、新しいMU−MIMO送信が、ランダムバックオフカウンタの満了の際に送られ、そうでない場合、ランダムバックオフカウンタは、送信タイマが満了するまで1回以上再開始される310。ランダムバックオフカウンタは、マイクロ秒オーダでありうる一方で、送信インターバルは、ミリ秒オーダでありうる。代替のインプリメンテーションでは、バックオフカウンタ(インターバル)は、ランダムではなく、その代わりに、固定されたインターバルまたはある範囲内のインターバルでありうる。このように集約を実施することは、MAC効率をさらに改善し、これは、固定されたオーバヘッドを低減させ、MACスループットを増大させ、QoS保証を提供する。
[典型的な空間ストリーム割り振り]
[0041] 図4は、アクセスポイントまたは送信機においてストリームを割り振るための方法を例示する。局(受信機)は、降順に、それらの送信待ち行列の長さ(すなわち、基地局待ち行列の長さ)に関してソートされうる402。ソートされたリストにおける局iと関連付けられた待ち行列の長さを、Lで示す。すなわち、L≧L≧…≧Lである。
[0042] その後、各局に利用可能な受信アンテナの数が確定される304。
[0043] その後、多数のストリームが、任意の1つの送信について送信される総データを最大化するように、局によって使用される受信アンテナの数と待ち行列の長さに従って、各局に動的に割り当てられる/割り振られる406。
[0044] 局iに割り当てられたストリームの数を、Sで示す。ストリーム割り振りは、
Figure 0005917768
によって与えられる。また、特定の局iのために割り当てられたストリームの数Sは、局iが受信することができるストリームの最大数を超えるべきではない。上述したように、局が受信することができるストリームの最大数は、そのアンテナの数およびMIMO処理技術(MUD有りまたは無し)によって決定される。スケジューラは、利用可能なストリームが無くなるまで、(ステップ302におけるソーティング/ランキングからの)局が並んでいる順序で(in the order the stations stand)ストリームを割り振る。したがって、ΣS≦Sである。
[0045] このようなストリーム割り振り/割り当ては、動的であることができ、データ/パケット送信のためにエアタイムの最大限の使用が行われる(例えば、任意の1つのMU−MIMO送信期間について送信される総データを最大化する)ように、周期的にまたは送信ごとに再割り振りされる/再割り当てされることに留意されたい。
[典型的なリンク適応]
[0046] 一旦これらストリームが選択された局(受信機)のグループに割り当てられると、APスケジューラは、各ストリームについての変調および符号化スキーム(MCS)および/または送信レートを選択しうる。MCS選択は、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)、チャネル推定誤差、および受信機におけるMIMO処理技術によって決定される。
[0047] 図5は、チャネルリアライゼーションを更新する前に、送信機において特定のチャネル/ストリームの変調および符号化スキーム(MCS)を更新するための方法を例示する。前述したように、送信機は、瞬間的なチャネルリアライゼーション(例えば、特定の瞬間における、干渉および/または雑音フロアのような、測定されたチャネル特性)を最初に取得することができ、そのチャネル上で送信されるストリームで使用される変調および符号化スキームを選択するために、この瞬間的なチャネルリアライゼーションを使用する。これらチャネル特性は時間とともに変化しうるので、最初に選択された変調および符号化スキームは、更新される必要がある。しかしながら、瞬間的なチャネルリアライゼーションを取得するためのチャネル測定は、リソース集約的であるか、あるいは十分な頻度で利用可能でない場合がある。したがって、その代わりに、送信機は、(例えば、以前の瞬間的なチャネルリアライゼーション以来のエイジ(age since the previous instantaneous channel realization)に基づいて、)チャネルリアライゼーションを推定し、そのチャネル上のストリームのために使用される変調および符号化スキームを更新するために、推定されたチャネルリアライゼーションを使用する。これは、MIMO送信のために送信機によって使用される全てのチャネルおよび/またはストリームに対して行われうる。
[0048] 送信機スケジューラは、全てdBで(all in dB)、Tx電力(PTX)、パスロス(PPathloss)、および熱雑音フロア(PThermal)を使用して、送信機と特定の受信機の間のリンクバジェットSNR(SNR)を最初に計算しうる502。すなわち、
Figure 0005917768
である。
[0049] 送信機は、受信機からのチャネル状態情報(CSI)フィードバックから、チャネルリアライゼーション(例えば、特定の瞬間における、干渉および/または雑音フロアのような、チャネル特性)を推定する504。チャネル情報を取得するために、送信機は、受信機にサウンディングパケット(sounding packets)を送って、CSIフィードバックを要求する。一旦送信機がサウンディングパケットを受信すると、それは、パケットプリアンブルからチャネルリアライゼーションを推定し、その後、この推定を送信機に返す。その後、送信機は、MU−MIMO送信のためのプリコーディングマトリクスを算出するために、この推定されたチャネルリアライゼーションを使用する506。
[0050] 特に、受信機(例えば、モバイルデバイス)が移動している場合、チャネルは、時間変化するので、時間が進行するにつれて瞬間的なチャネルリアライゼーションと推定されたチャネルリアライゼーションの間の差が存在する。このようなCSIエージング損失をモデリングするために、送信機は、誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションgを取得するために、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加える(例えば、加えられた雑音の分散(variance)は、以前のチャネルリアライゼーション測定のエイジに依存しうる)508。すなわち、誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションgは、
Figure 0005917768
である。
[0051]
Figure 0005917768
によって示される雑音電力は、APとSTAの間のリンクバジェットSNRとCSIフィードバックインターバルの両方によって決定され、すなわち、
Figure 0005917768
であり、ここで、CSIは、CSIフィードバックインターバルによって決定される、dBにおけるCSIエージング損失である。例えば、800msecの可干渉時間(a coherence time)を有するチャネルでは、CSIフィードバックインターバルが20msecである場合、CSI=−25dBcである。
[0052] 後処理SINRは、プリコーディングマトリクスと、誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用することによって計算されうる510。例えば、最小平均2乗誤差(MMSE)受信機がインプリメントされる場合には、k番目のストリームの後処理SINRは、
Figure 0005917768
によって与えられ、ここで、
Figure 0005917768
であり、
Figure 0005917768
は、k番目のストリームのチャネル雑音である。
[0053] 後処理SINRを与えられると、送信機スケジューラは、指定された受信機に送信されるストリームのためのMCSを決定する512。例えば、送信機は、ターゲットとされるビット誤り率(targeted bit-error-rate)および与えられた後処理SINRについての最適なMCSを求めて、予め格納されたレート表を探索しうる。選択されたMCSはまた、受信機におけるMIMO処理技術に依存することができ、これは、干渉除去を使用することも、使用しないこともできる。1つの例では、スケジューラは、送信がチャネル状態(例えば、SINR)に基づいて各受信機に合わせられる(tailored)ように、受信機ごとにMCSを選択しうる。
[典型的な集約実施]
[0054] IEEE802.11nの場合、この規格は、多くのフレームが集合体にカプセル化されることをどのように確実にするかを指定していない。MU−MIMOが必須であるIEEE802.11acの場合、送信スケジューラは、スケジュールされたフロー/ストリームの送信バッファ中にパケットが十分にない場合、送信機会(transmission opportunity)(TxOP)を十分に使用することができない。パケット蓄積インターバル(a packet accumulation interval)(T)を通じて追加の遅延を導入することにより、集約実施(aggregation enforcement)の新たな方法は、スケジュールされた局の送信バッファ中により多くのフレームが存在することを確実にする。このようにして、送信スケジューラは、所与のTxOPについて(for a given TxOP)より大きなSDMAパケットをカプセル化しうる。
[0055] MU−MIMO送信時間の持続時間は、プロトコルスタック内の媒体アクセス制御(Media Access Control)(MAC)層効率に密接に関連する。MAC効率は、フレームプリアンブルにおける固定されたオーバヘッドおよびフレーム間の間隔(inter-frame space)により、プロトコルスタックの物理(PHY)層における増大するデータレートに伴って低減する(decreases with increasing data rate)。MU−MIMOでは、プリアンブルにおける追加の固定されたオーバヘッドが、より高いデータレートについて複数の空間ストリームをサポートするために導入される。固定されたオーバヘッドは、増大するPHYレートに関してデータペイロードの送信時間がより短くなるにつれて、エアタイムのより大きな割合を占める。すなわち、ペイロードのより長い送信持続時間は、オーバヘッドエアタイムのより少ない割合をもたらし、したがって、より高いMAC効率をもたらす。
[0056] ペイロード送信時間は、送信において集約されたパケットの数に比例する。IEEE802.11拡張型分散チャネルアクセス(EDCA)プロトコルによると、その送信バッファ中にパケットを有する送信機は、ランダムバックオフ・インターバル(カウンタ)の後に送信を開始する。送信機が1つの送信内で送ることができるパケットの数は、パケット到着率(packet arrival rate)と媒体アクセスの待ち時間の積によって与えられる。バックオフ・インターバルが小さい場合、送信機は、頻繁に媒体にアクセスする。バックオフ・インターバルは、送信期間ごとに(ランダムに)変化しうる。このような媒体アクセスは、短い送信時間および低いMAC効率をもたらす。加えて、極めて頻繁な媒体アクセスは、異なる送信機デバイス間のより多くのパケット衝突に帰着し、これは、MAC効率をさらに低減させる。
[0057] 1つの特徴によると、MAC効率は、MU−MIMO送信の媒体アクセスを制御することによって改善される。この戦略は、送信用に十分に多いデータ量がバッファされるまで送信を遅延する送信インターバル/タイマを導入することによって、各MU−MIMO送信におけるデータペイロードのエアタイムを増大させることである。すなわち、このパケット遅延送信インターバルTは、送信をトリガするために典型的に使用されうるその他任意のバックオフ・インターバル(カウンタ)上に重ねられる(superimposed)。ここに開示される方法は、任意の2つの連続するMU−MIMO送信のためにパケット遅延送信インターバルTを指定する。図6に図示されるように、スケジューラは、最後のMU−MIMO送信以来の持続時間(the duration since the last MU-MIMO transmission)がパケット遅延送信インターバルTよりも短い場合、そのチャネルアクセスを延期する。すなわち、複数の待ち行列602a−cが、異なる局(受信機)への異なるストリームのためのパケットで満たされているからである。(例えば、送信規格またはプロトコルによって典型的にインプリメントされる)ランダムバックオフカウンタの満了の際に自動的にパケットを送信するのではなく、送信は、(例えば、より多くの数のパケットが待ち行列において蓄積されることができるように、)送信間に十分に長い時間期間が経過するように構成/選択されるパケット遅延送信インターバルT(送信タイマ)によって遅延される。これは、より大きな送信フレーム604が無線媒体上で送信されることをもたらす。このような方法は、それに限定されるものではないが、以下の異なるやり方でインプリメントされうる。
[0058] 図7は、バッファされたペイロードが十分に大きくなるまでMU−MIMO送信を遅延するための方法を例示する。
[0059] スケジューラは、最後のMU−MIMO送信が行われた時間を記録する702。
[0060] スケジューラは、MU−MIMO送信間の送信インターバルTを定義する704。
[0061] スケジューラは、従来のやり方でのように、送信バッファが空でなくなる度に、ランダムバックオフカウンタを開始する706。
[0062] ランダムバックオフカウンタが満了すると708、スケジューラは、以前のMU−MIMO送信以来の時間スパンが、送信インターバルT以上であるかをチェックする710。そうである場合、その後、スケジューラは、MU−MIMO送信(すなわち、複数のストリームのためのペイロードを含むMU−MIMOフレーム)を進める712。そうでない場合、それは、この送信機会をあきらめ、そのランダムバックオフカウンタを再開始する714。
[0063] 送信スケジューラはまた、送信バッファの前に、到来するパケットを格納するための蓄積バッファ(an accumulation buffer)を追加することができ、これは、ランダムバックオフ・インターバル/カウンタをトリガすることを担う。送信バッファは、インターバルTごとに蓄積バッファからパケットを読み取る。このインターバルの間、蓄積バッファは、上位層からのパケットを蓄積し、送信バッファに対して「閉じられた」状態のままである。インターバルTの後、蓄積バッファは、「開いた」状態になり、送信バッファは、蓄積バッファからの全てのパケットを読み取る。このように、2つの連続するMU−MIMO送信間のインターバルは、少なくともTである。
[0064] 1つのインプリメンテーションでは、Tの値は、トラフィックのアクセスカテゴリに依存しうる。ある特定のレイテンシ要件(a certain latency requirement)を有する音声および映像のようなリアルタイムトラフィックについては、Tは、レイテンシ要件を確実にするために、いくらかのマージンをもって選択されうる。ベストエフォートトラフィックまたはバックグラウンドトラフィックの場合(For best effort or background traffic)、Tは、最大の送信機会(TxOP)を達成するように選択されうる。
[0065] 代替のインプリメンテーションでは、送信インターバルTは、以前のMIMO送信から開始される。しかしながら、ランダムバックオフ・インターバルは、送信インターバルTが満了した後でのみ開始される。
[0066] 本発明において提案される集約方法は、MU−MIMO802.11acシステムに限定されず、802.11nデバイスにおけるSU−MIMOにも適用可能である。
[典型的な送信機デバイス]
[0067] 図8は、MAC層MU−MIMO送信の効率を改善するために1つまたは複数の動作を実行するように構成された典型的な送信機デバイス702を例示する。アクセスポイント802は、メモリデバイス810に結合された処理回路804と、無線通信インタフェース806とを含みうる。無線通信インタフェース806は、1つまたは複数の局(受信機)808とのネットワーク上の通信を容易にするために、送信機回路および/または受信機回路を含みうる。メモリデバイス810は、送出パケット(例えば、プロトコルスタックに関するMAC層パケット)が、送信のために待ち行列に入れられる1つまたは複数の送信待ち行列812をホストまたはインプリメントしうる。処理回路804は、ストリーム割り振りモジュール/回路818、リンク適応モジュール/回路820、および/またはパケット集約モジュール/回路822をインプリメントするように適合または構成されうる。ストリーム割り振りモジュール/回路818は、サービスされる局の各々によって使用される受信アンテナの数と各局についての対応する待ち行列の長さに従って、MU−MUMO送信における多数のストリームを複数のサービスされる局の各々に割り振るように構成されうる。例えば、このストリーム割り振りモジュール/回路818は、図4に例示される方法を実行しうる。リンク適応モジュール/回路820は、アクセスポイントと特定の局の間のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいて、特定の局に送信されるストリームの変調および符号化スキームを選択するように構成されうる。例えば、このリンク適応モジュール/回路820は、図8に例示される方法を実行しうる。パケット集約モジュール/回路822は、(a)MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始する、(b)ランダムバックオフカウンタを、(a)送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に開始する、および/または(c)送信タイマが満了した場合、ランダムバックオフカウンタの満了の際に新しいMU−MIMO送信を送り、そうでない場合、ランダムバックオフカウンタは、送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、ように構成されうる。送信タイマは、ランダムバックオフカウンタよりも長い時間インターバルを有しうる。例えば、このパケット集約重ね合わせ(superimposing)モジュール/回路722は、図7に例示される方法を実行しうる。
[0068] 図面に例示される1つまたは複数のコンポーネント、ステップ、特徴および/または機能は、単一のコンポーネント、ステップ、特徴または機能へと組み合わされるおよび/または再配置されるか、あるいはいくつかのコンポーネント、ステップ、または機能に組み込まれうる。追加の要素、コンポーネント、ステップ、および/または機能もまた、ここに開示される新規な特徴から逸脱することなく追加されうる。図面に例示される装置、デバイス、および/またはコンポーネントは、図面において説明される1つまたは複数の方法、特徴、またはステップを実行するように構成されうる。ここに説明された新規なアルゴリズムもまた、ソフトウェアで効率的にインプリメントされる、および/またはハードウェアに組み込まれうる。
[0069] また、これら実施形態は、フローチャート、フロー図、構造図、またはブロック図として図示される、プロセスとして説明されうることに留意されたい。フローチャートは、動作を順次プロセスとして説明しうるが、これら動作の多くは並列または同時並行に実行されうる。加えて、動作の順序は並べ換えることができる。プロセスは、その動作が完了したときに終了される。プロセスは、方法、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラム等に対応しうる。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、この関数が呼び出し関数または主関数に戻ることに対応する。
[0070] さらに、記憶媒体は、データを記憶するための1つまたは複数のデバイスを表すことができ、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリデバイスおよび/または情報を記憶するためのその他の機械可読媒体を含む。「機械可読媒体」という用語は、それに限定されるものではないが、ポータブルまたは固定された記憶デバイス、光学記憶デバイス、無線チャネル、および(複数を含む)命令および/またはデータを記憶すること、含むこと、または搬送することが可能な様々なその他の媒体を含む。
[0071] さらに、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはこれらの任意の組み合わせによってインプリメントされうる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコードでインプリメントされる場合、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体または(複数を含む)その他の記憶装置のような機械可読媒体に記憶されうる。プロセッサは、必要なタスクを実行しうる。コードセグメントは、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造、またはプログラム文の任意の組み合わせを表しうる。コードセグメントは、情報、データ、引き数、パラメータ、またはメモリコンテンツを渡すことおよび/または受信することによって、ハードウェア回路または別のコードセグメントに結合されうる。情報、引き数、パラメータ、データ等は、メモリの共有、メッセージの受け渡し、トークンパッシング、ネットワーク送信等を含む任意の適切な手段を介して、渡される、転送される、または送信されることができる。
[0072] ここに開示された例に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、要素、および/またはコンポーネントは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラマブル論理コンポーネント、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせで、インプリメントまたは実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替において、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシン(state machine)でありうる。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、多数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいはその他任意のこのような構成であるコンピューティングコンポーネントの組み合わせとしてインプリメントされうる。
[0073] ここに開示された例に関連して説明された方法またはアルゴリズムは、処理ユニット、プログラミング命令、またはその他の指示の形式で、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行可能なソフトウェアモジュールにおいて、または両方の組み合わせにおいて、具現化(embodied)されることができ、単一のデバイス内に含まれるか、あるいは複数のデバイスにわたって分散されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または当該技術分野において周知のその他任意の形状の記憶媒体内に存在しうる。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されうる。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体化されうる。
[0074] 当業者であれば、ここに開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとしてインプリメントされうることをさらに理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能の観点から上記に説明された。このような機能が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、あるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。
[0075] ここに説明された本発明の様々な特徴は、本発明から逸脱することなく異なるシステムにおいてインプリメントされうる。前述の実施形態は、単なる例にすぎず、本発明を限定するようには解釈されるべきではないことに留意されたい。実施形態の説明は、例示的であるように意図され、特許請求の範囲を限定するようには意図されない。したがって、本教示は、他のタイプの装置に容易に適用されることができ、多くの代替、修正および変形が、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[書類名]特許請求の範囲
[C1]
マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)通信システム内で、送信機から1つまたは複数の受信機へ無線で送信するための方法であって、
各MU−MIMO送信上で送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振ることと、ここにおいて、ストリームは、前記サービスされる受信機の各々によって使用される受信アンテナの数と各受信機についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる、
前記MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始することと、
(a)前記送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に、ランダムバックオフカウンタを開始することと、
前記送信タイマが満了した場合、前記ランダムバックオフカウンタの満了の際に新しいMU−MIMO送信を送ることと、そうでない場合、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
を備える方法。
[C2]
多数のストリームを割り振ることは、
アクセスポイントにおいて、待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
各受信機に利用可能な受信アンテナの数を確定することと、
前記受信機の各々によって使用される前記受信アンテナの数とその対応する待ち行列の長さに従って、多数のストリームを各受信機に割り振ることと
を含む、C1に記載の方法。
[C3]
推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを更新すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用されることができる更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
によって取得される、C3に記載の方法。
[C5]
前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、C4に記載の方法。
[C6]
特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを選択することは、
対応する送信電力、パスロス、および/または熱雑音フロアを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算することと、
前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定することと、
前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出することと、
誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えることと、
前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算することと、
前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを決定することと
を含む、C3に記載の方法。
[C7]
前記ストリームの変調および符号化スキームを選択することは、受信機ごとに更新される、C3に記載の方法。
[C8]
異なる受信機へのストリームは、異なる変調および符号化スキームを有する、C3に記載の方法。
[C9]
前記ランダムバックオフカウンタは、IEEE802.11マルチユーザMIMO無線通信規格によって定義される、C1に記載の方法。
[C10]
前記ランダムバックオフカウンタは、マイクロ秒オーダである一方で、送信インターバルは、ミリ秒オーダである、C1に記載の方法。
[C11]
マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)通信システム内で、局に無線で送信するために構成された送信機デバイスであって、
複数の局と無線ネットワーク上で通信するための無線通信インタフェースと、
前記無線通信インタフェースに結合された処理回路と
を備え、
前記処理回路は、
各MU−MIMO送信上で送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振り、ここにおいて、ストリームは、前記サービスされる受信機の各々によって使用される受信アンテナの数と各受信機についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる、
前記MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始し、
(a)前記送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に、ランダムバックオフカウンタを開始し、
前記送信タイマが満了した場合、前記ランダムバックオフカウンタの満了の際に新しいMU−MIMO送信を送る、そうでない場合、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
ように構成される、送信機デバイス。
[C12]
各MU−MIMO送信は、異なる局への複数のストリームを含むMU−MIMOフレームを含み、前記MU−MIMOフレームは、MU−MIMO送信のために定義される典型的なフレームと比べて、拡張された持続時間を有する、C11に記載の送信機デバイス。
[C13]
前記処理回路はさらに、
アクセスポイントにおいて、待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
各受信機に利用可能な受信アンテナの数を確定することと、
前記受信機の各々によって使用される前記受信アンテナの数とその対応する待ち行列の長さに従って、多数のストリームを各受信機に割り振ることと
によって、前記多数のストリームを割り振るように構成される、C11に記載の送信機デバイス。
[C14]
推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを更新すること
をさらに備える、C11に記載の送信機デバイス。
[C15]
前記処理回路はさらに、
エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用されることができる更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
によって、前記推定されたチャネルリアライゼーションを取得するように構成される、C14に記載の送信機デバイス。
[C16]
前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、C15に記載の送信機デバイス。
[C17]
前記処理回路はさらに、
対応する送信電力、パスロス、および/または熱雑音フロアを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算することと、
前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定することと、
前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出することと、
誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えることと、
前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算することと、
前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを決定することと、
によって、特定の受信機に送信される前記ストリームの前記変調および符号化スキームを更新するように構成される、C14に記載の送信機デバイス。
[C18]
前記ストリームの変調および符号化スキームを選択することは、受信機ごとに更新される、C14に記載の送信機デバイス。
[C19]
異なる受信機へのストリームは、異なる変調および符号化スキームを有する、C14に記載の送信機デバイス。
[C20]
前記ランダムバックオフカウンタは、IEEE802.11マルチユーザMIMO無線通信規格によって定義される、C11に記載の送信機デバイス。
[C21]
前記ランダムバックオフカウンタは、マイクロ秒オーダである一方で、送信インターバルは、ミリ秒オーダである、C11に記載の送信機デバイス。
[C22]
送信機デバイスであって、
各MU−MIMO送信上で送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振るための手段と、ここにおいて、ストリームは、前記サービスされる受信機の各々によって使用される受信アンテナの数と各受信機についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる、
前記MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始するための手段と、
(a)前記送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に、ランダムバックオフカウンタを開始するための手段と、
前記送信タイマが満了した場合、前記ランダムバックオフカウンタの満了の際に新しいMU−MIMO送信を送るための手段と、そうでない場合、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
を備える送信機デバイス。
[C23]
多数のストリームを割り振ることは、
アクセスポイントにおいて、待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
各受信機に利用可能な受信アンテナの数を確定することと、
前記受信機の各々によって使用される前記受信アンテナの数とその対応する待ち行列の長さに従って、多数のストリームを各受信機に割り振ることと
を含む、C22に記載の送信機デバイス。
[C24]
推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを更新するための手段
をさらに備える、C22に記載の送信機デバイス。
[C25]
前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用されることができる更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
によって取得される、C24に記載の送信機デバイス。
[C26]
前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、C24に記載の送信機デバイス。
[C27]
特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを選択するための手段は、
対応する送信電力、パスロス、および/または熱雑音フロアを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算するための手段と、
前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定するための手段と、
前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出するための手段と、
誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えるための手段と、
前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算するための手段と、
前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを決定するための手段と
を含む、C24に記載の送信機デバイス。
[C28]
アクセスポイントにおいて動作可能な1つまたは複数の命令を有するプロセッサ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
各MU−MIMO送信上で送信される総データを最大化するために、MU−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振ることと、ここにおいて、ストリームは、前記サービスされる受信機の各々によって使用される受信アンテナの数と各受信機についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られる、
前記MU−MIMO送信を送る際に送信タイマを開始することと、
(a)前記送信タイマの満了、または(b)送信待ち行列でのデータの受信、のうちのいずれか1つの際に、ランダムバックオフカウンタを開始することと、
前記送信タイマが満了した場合、前記ランダムバックオフカウンタの満了の際に新しいMU−MIMO送信を送ることと、そうでない場合、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
を行わせる、プロセッサ可読媒体。
[C29]
多数のストリームを割り振ることは、
前記アクセスポイントにおいて、待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
各受信機に利用可能な受信アンテナの数を確定することと、
前記受信機の各々によって使用される前記受信アンテナの数とその対応する待ち行列の長さに従って、多数のストリームを各受信機に割り振ることと
を含む、C28に記載のプロセッサ可読媒体。
[C30]
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される前記ストリームの変調および符号化スキームを更新すること
を行わせる1つまたは複数の命令をさらに備える、C28に記載のプロセッサ可読媒体。
[C31]
前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用されることができる更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
によって取得される、C30に記載のプロセッサ可読媒体。
[C32]
前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、C31に記載のプロセッサ可読媒体。

Claims (32)

  1. マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)通信システム内で、送信機から1つまたは複数の受信機へ無線で送信するための方法であって
    U−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振ることと、ここにおいて、前記動的な割り振りは、
    サービスされる受信機についての対応する送信待ち行列の長さを確定することと、
    前記多数の同時並行ストリームが、各サービスされる受信機によって使用される対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての前記対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られるように、各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    を含み、
    データが、送信タイマによって指定された時間期間にわたる前記MU−MIMO送信のためにバッファにおいて集約されるように、前記送信タイマの満了まで前記MU−MIMO送信を送ることを遅延させることによって、前記MU−MIMO送信のためのデータを集約することと
    を備える方法。
  2. 多数の同時並行ストリームを割り振ることは、
    アクセスポイントにおいて、送信待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
    サービスされる受信機に利用可能な前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての対応する待ち行列の長さに従って、前記多数のストリームを各サービスされる受信機に割り振ることと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
    エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
    前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用される更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
    によって取得される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、請求項4に記載の方法。
  6. 特定の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新することは、
    対応する送信電力、パスロス、または熱雑音フロアのうちの少なくとも1つを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算することと、
    前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定することと、
    前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出することと、
    誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えることと、
    前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算することと、
    前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを決定することと
    を含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームは、受信機ごとに更新される、請求項3に記載の方法。
  8. 異なる受信機への割り振られたストリームは、異なる変調および符号化スキームを有する、請求項3に記載の方法。
  9. 前記MU−MIMO送信を送る際に前記送信タイマを開始することと、
    送信待ち行列でのデータの受信の際に、ランダムバックオフカウンタを開始することと、
    前記ランダムバックオフカウンタの満了、および前記送信タイマの満了の際に、前記MU−MIMO送信を送ることと、ここにおいて、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ランダムバックオフカウンタは、IEEE802.11マルチユーザMIMO無線通信規格によって定義される、請求項に記載の方法。
  11. マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)通信システム内で、局に無線で送信するために構成された送信機デバイスであって、
    複数の局と無線ネットワーク上で通信するための無線通信インタフェースと、
    前記無線通信インタフェースに結合された処理回路と
    を備え、
    前記処理回路は
    U−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振り、ここにおいて、前記動的な割り振りは、
    サービスされる受信機についての対応する送信待ち行列の長さを確定することと、
    前記多数の同時並行ストリームが、各サービスされる受信機によって使用される対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての前記対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られるように、各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    を含み、
    データが、送信タイマによって指定された時間期間にわたる前記MU−MIMO送信のためにバッファにおいて集約されるように、前記送信タイマの満了まで前記MU−MIMO送信を送ることを遅延させることによって、前記MU−MIMO送信のためのデータを集約する
    ように構成される、送信機デバイス。
  12. 各MU−MIMO送信は、異なる局への複数のストリームを含むMU−MIMOフレームを含み、前記MU−MIMOフレームは、MU−MIMO送信のために定義される典型的なフレームと比べて、拡張された持続時間を有する、請求項11に記載の送信機デバイス。
  13. 前記処理回路はさらに、
    アクセスポイントにおいて、送信待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
    サービスされる受信機に利用可能な前記受信アンテナの数を確定することと、
    各サービスされる受信機によって使用される前記受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての対応する待ち行列の長さに従って、前記多数のストリームを各受信機に割り振ることと
    によって、前記多数のストリームを割り振るように構成される、請求項11に記載の送信機デバイス。
  14. 推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新すること
    をさらに備える、請求項11に記載の送信機デバイス。
  15. 前記処理回路はさらに、
    エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
    前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用される更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
    によって、前記推定されたチャネルリアライゼーションを取得するように構成される、請求項14に記載の送信機デバイス。
  16. 前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、請求項15に記載の送信機デバイス。
  17. 前記処理回路はさらに、
    対応する送信電力、パスロス、または熱雑音フロアのうちの少なくとも1つを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算することと、
    前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定することと、
    前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出することと、
    誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えることと、
    前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算することと、
    前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを決定することと、
    によって、特定の受信機に送信される前記割り振られたストリームの前記変調および符号化スキームを更新するように構成される、請求項14に記載の送信機デバイス。
  18. 前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームは、受信機ごとに更新される、請求項14に記載の送信機デバイス。
  19. 異なるサービスされる受信機への割り振られたストリームは、異なる変調および符号化スキームを有する、請求項14に記載の送信機デバイス。
  20. 前記処理回路はさらに、
    前記MU−MIMO送信を送る際に前記送信タイマを開始し、
    送信待ち行列でのデータの受信の際に、ランダムバックオフカウンタを開始し、
    前記ランダムバックオフカウンタの満了、および前記送信タイマの満了の際に、前記MU−MIMO送信を送る、ここにおいて、前記ランダムバックオフカウンタは、前記送信タイマが満了するまで1回以上再開始される、
    ように構成される、請求項11に記載の送信機デバイス。
  21. 前記ランダムバックオフカウンタは、IEEE802.11マルチユーザMIMO無線通信規格によって定義される、請求項20に記載の送信機デバイス。
  22. 送信機デバイスであって、
    U−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振るための手段と、ここにおいて、前記動的な割り振りは、
    サービスされる受信機についての対応する送信待ち行列の長さを確定することと、
    前記多数の同時並行ストリームが、各サービスされる受信機によって使用される対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての前記対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られるように、各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    を含み、
    データが、送信タイマによって指定された時間期間にわたる前記MU−MIMO送信のためにバッファにおいて集約されるように、送信タイマの満了まで前記MU−MIMO送信を送ることを遅延させることによって、前記MU−MIMO送信のためのデータを集約するための手段と
    を備える送信機デバイス。
  23. 多数の割り振られたストリームを割り振ることは、
    アクセスポイントにおいて、送信待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
    サービスされる受信機に利用可能な前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての対応する待ち行列の長さに従って、前記多数のストリームを各サービスされる受信機に割り振ることと
    を含む、請求項22に記載の送信機デバイス。
  24. 推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定のサービスされる受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新するための手段
    をさらに備える、請求項22に記載の送信機デバイス。
  25. 前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
    エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
    前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用される更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
    によって取得される、請求項24に記載の送信機デバイス。
  26. 前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、請求項24に記載の送信機デバイス。
  27. 特定の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新するための前記手段は、
    対応する送信電力、パスロス、または熱雑音フロアのうちの少なくとも1つを使用して、前記送信機と第1の受信機の間のリンクバジェット信号対雑音比(SNR)を計算するための手段と、
    前記第1の受信機からのチャネル状態情報フィードバックからチャネルリアライゼーションを推定するための手段と、
    前記推定されたチャネルリアライゼーションを使用して、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信のためのプリコーディングマトリクスを算出するための手段と、
    誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記推定されたチャネルリアライゼーションにゼロ平均ガウス雑音を加えるための手段と、
    前記プリコーディングマトリクスと、前記誤差を有する更新されたチャネルリアライゼーションとを使用して、後処理信号対干渉プラス雑音比(SINR)を計算するための手段と、
    前記後処理信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記第1の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを決定するための手段と
    を含む、請求項24に記載の送信機デバイス。
  28. アクセスポイントにおいて動作可能な1つまたは複数の命令を有する非一時的なプロセッサ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    U−MIMO送信における多数の同時並行ストリームを、複数のサービスされる受信機の各々に動的に割り振ることと、ここにおいて、前記動的な割り振りは、
    サービスされる受信機についての対応する送信待ち行列の長さを確定することと、
    前記多数の同時並行ストリームが、各サービスされる受信機によって使用される対応する受信アンテナの数と各サービスされる受信機についての対応する送信待ち行列の長さに従って割り振られるように、各サービスされる受信機によって使用される前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    を含み、
    データが、送信タイマによって指定された時間期間にわたる前記MU−MIMO送信のためにバッファにおいて集約されるように、前記送信タイマの満了まで前記MU−MIMO送信を送ることを遅延させることによって、前記MU−MIMO送信のためのデータを集約することと
    を行わせる、プロセッサ可読媒体。
  29. 多数のストリームを割り振ることは、
    前記アクセスポイントにおいて、送信待ち行列の長さに関して、前記サービスされる受信機をソートすることと、
    サービスされる受信機に利用可能な前記対応する受信アンテナの数を確定することと、
    各サービスされる受信機の各々によって使用される前記対応する受信アンテナの数と各受信機についての対応する待ち行列の長さに従って、前記多数のストリームを各サービスされる受信機に割り振ることと
    を含む、請求項28に記載のプロセッサ可読媒体。
  30. 前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    推定されたチャネルリアライゼーションに基づいて、新しいチャネルリアライゼーション測定を取得する前に、特定の受信機に送信される前記割り振られたストリームの変調および符号化スキームを更新すること
    を行わせる1つまたは複数の命令をさらに備える、請求項28に記載のプロセッサ可読媒体。
  31. 前記推定されたチャネルリアライゼーションは、
    エージング損失について第1のチャネルに関するチャネル状態情報をモデリングすることと、
    前記第1のチャネルによって搬送される第1のストリームの前記変調および符号化スキームを更新する際に使用される更新されたチャネルリアライゼーションを取得するために、前記第1のチャネルについて予め取得された、推定されたチャネルリアライゼーションhにゼロ平均ガウス雑音wを加えることと
    によって取得される、請求項30に記載のプロセッサ可読媒体。
  32. 前記変調および符号化スキームは、前記送信機と前記特定の受信機の間の前記第1のチャネルについての後処理信号対干渉および雑音比に基づいてさらに更新される、請求項31に記載のプロセッサ可読媒体。
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