JP5916281B2 - ライタ - Google Patents
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Description
又、特許文献3〜特許文献5に記載されたライタは構造が複雑であり、ロック解除後の復帰動作に不良が生じるおそれがあり、そのような復帰動作不良が生じた場合には消火が不完全になってしまうおそれがあった。
又、請求項2によるライタは、請求項1記載のライタにおいて、上記操作部材は押圧操作されることにより上記燃料吐出装置を動作させて燃料を吐出させるとともに上記点火装置を動作させて点火させるものであることを特徴とするものである。
又、請求項3によるライタは、請求項1又は請求項2記載のライタにおいて、上記燃料吐出装置はノズルを昇降可能に備えていて該ノズルを介して上記燃料タンク内の燃料を吐出させるものであり、上記操作部材は押圧操作されることにより上記燃料吐出装置のノズルを上昇させて燃料を吐出させるものであることを特徴とするものである。
又、請求項4によるライタは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のライタにおいて、上記ロック部材にはロック部材復帰用弾性部材が設けられており、非押圧操作時には上記ロック部材は上記ロック部材復帰用弾性部材によって押し戻されることにより上記操作部材の移動を規制する位置に復帰しており、上記ロック部材が上記ロック部材復帰用弾性部材の弾性力に抗して押圧操作されることにより上記操作部材の移動を許容する状態となることを特徴とするものである。
又、請求項5によるライタは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のライタにおいて、上記点火装置は高電圧発生装置又は発火石と回転ヤスリからなる発火装置であることを特徴とするものである。
又、請求項6によるライタは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のライタにおいて、ガスライタ又はオイルライタであることを特徴とするものである。
又、本願発明の請求項2によるライタによると、上記操作部材が押圧操作されると上記燃料吐出装置のノズルと上記点火装置が同時に動作するようなものにおいて、例えば、幼児等によって操作部材が誤って押圧操作され、それによって、燃料タンクから吐出された燃料に着火してしまうような事態が発生することを防止することができる。
又、本願発明の請求項3によるライタによると、上記燃料吐出装置はノズルを昇降可能に備えていて該ノズルを介して上記燃料タンク内の燃料を吐出させるものであり、上記操作部材は押圧操作されることにより上記燃料吐出装置のノズルを上昇させて燃料を吐出させるようなものにおいても、例えば、幼児等によって操作部材が誤って押圧操作され、それによって、燃料タンクから吐出された燃料に着火してしまうような事態が発生することを防止することができる。
又、本願発明の請求項4によるライタによると、上記ロック部材にロック部材復帰用弾性部材が設けられており、このロック部材復帰用弾性部材がロック部材を押圧して上記操作部材の移動を規制する状態となり、上記ロック部材が上記ロック部材復帰用弾性部材の弾性力に抗して移動されることで上記操作部材の移動の規制を解除する状態となるものにおいても、例えば、幼児等によって操作部材が誤って押圧操作され、それによって、燃料タンクから吐出された燃料に着火してしまうような事態が発生することを防止することができる。
又、本願発明の請求項5によるライタによると、操作部材のロック部材用係合部にロック部材が係合して、上記操作部材の移動の規制が解除される。そのため、ロック部材の押圧操作を解除しても、ロック部材用弾性部材によりロック部材が上記操作部材の移動を規制する状態に戻されることがなく、着火操作が容易となる。
又、本願発明の請求項6によるライタによると、上記操作部材の押圧操作を解除すると、上記操作部材と上記ロック部材が初期状態に戻る構成となっているため、着火操作後に確実に上記操作部材の移動が規制される状態にすることができる。
又、本願発明の請求項7によるライタによると、上記点火装置が高電圧発生装置又は発火石と回転ヤスリからなる発火装置であるであるため、例えば、電子式ライタや発火石タイプのライタなどにおいて、前述のような誤操作による着火防止などの効果を得ることができる。
又、本願発明の請求項8によるライタによると、ガスライタやオイルライタにおいて、前述のような誤操作による着火防止などの効果を得ることができる。
まず、図1及び図2に示すように、燃料タンク1がある。上記燃料タンク1は、燃料タンク本体11とその底部を構成する底蓋13から構成されている。上記燃料タンク本体11は内壁3を備えていて、該内壁3によって上記燃料タンク1内を室5と室7に仕切っている。又、その室5と室7は上記内壁3の図中下方に設けられた連絡路9によって連通されている。上記燃料タンク1内の室5及び室7内には燃料2が蓄えられている。上記燃料タンク1の図1中上部には上記燃料タンク1の内部と外部を連絡する貫通孔15が設けられており、その貫通孔15内部に燃料吐出装置17が設置されている。
尚、上記ノズル23の上端には図示しないコイルスプリングが取り付けられるものであり、上記先端開口部23aを介して吐出された燃料2はこのコイルスプリングの隙間を通って外部に吐き出されることになる。そのような構成を採用することにより吐き出されるガス濃度を調整しているものである。
まず、図1及び図2に示すように、ロック部材69を押圧操作しない状態では、着火釦61を押圧操作しても、この着火釦61はロック部材69の移動規制部73と当接するためその移動が規制される。これにより、上記着火釦61が幼児等によって不用意に押圧操作されて着火してしまうことを防いでいる。
尚、ここで人差指を上記ロック部材69から離すと、上記コイルスプリング79の弾性力により上記ロック部材69は上記着火釦61の移動を規制する位置に戻ってしまう。そのため、着火されるまでは、人差指によって上記ロック部材69を押圧したままの状態を維持する必要がある。
まず、本実施の形態によるライタには、着火釦61の移動を規制するロック部材69が設けられている。そのため、このロック部材69による着火釦61の移動の規制を解除しない限り、上記着火釦61を操作してライタの着火操作を行うことができず、それによって、幼児等による誤操作を防止することができる。
又、例えば、右手で本実施の形態によるライタを操作する場合、人差指でロック部材69を押さえたままにしなければ、着火釦61を親指によって押圧操作して着火を行うことができない。このような操作は幼児にとっては極めて困難なものであり、そのため、誤操作による着火を防止する効果がより高いものとなっている。
又、例えば、右手で本実施の形態によるライタを操作する場合、前述のように人差指でロック部材69を押えると、着火釦61は使用者から見てライタの左側に位置することになる。よって、使用者は、使用者から見てライタの左側に親指を伸ばして着火釦61を操作しなければならない。一方、通常のライタであれば、右手で操作する場合は、着火釦を掌側、すなわち、使用者から見てライタの右側に向けて、親指で着火釦を押すことになるので、親指をライタの左側に伸ばす必要はない。そのため、本実施の形態によるライタは通常のライタと操作感が異なり、それによっても誤操作による着火を防止する効果がより高いものとなっている。
尚、その他の構成、すなわち、燃料タンク1、燃料2、カバ60、燃料吐出装置17、高電圧発生装置63、ロック部材69、コイルスプリング79及び放電極65等については、前記第1の実施の形態によるライタと同じであり、よって、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
まず、前述の本願発明の第1の実施の形態と同様、ロック部材69を押圧しない状態では、ロック部材69の移動規制部73によって蓋81及び回転レバ87の回転動作が規制されている。そのため、本実施の形態によるライタにより着火を行う場合も、まず、図6に示すように、例えば、人差指により、上記ロック部材69をコイルスプリング79の弾性力に抗して押圧操作する。それによって、上記ロック部材69の移動規制部73が内側に移動し、上記ロック部材69による上記蓋81及び上記回転レバ87の回転動作の規制は解除される。
因みに、前記第1の実施の形態においては、ロック部材69の係合突起75が高電圧発生装置63の下端に常時係合した状態にあるが、この第3の実施の形態の場合には、非着火時においてロック部材101が非押圧操作状態に復帰している状態では、ロック部材101の係合突起107は高電圧装置63に対して所定距離離間した状態にあり、上記ロック部材101の図中上方へのスライドを許容する構成になっている。
尚、その他の構成、すなわち、燃料タンク1、燃料2、カバ60、燃料吐出装置17、高電圧発生装置63、ノズル開閉レバ55、板状弾性部材59及び放電極65等については、前記第1、第2の実施の形態の場合と同じであり、よって、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
まず、図8及び図9に示すように、ロック部材101を押圧操作しない状態では、着火釦100を押圧操作しても、この着火釦100はロック部材101の移動規制部105と当接し、その結果、上記ロック部材101によって上記着火釦100の移動が規制される。これにより、上記着火釦100が不用意に押圧操作され、着火されてしまうことを防いでいる。
本実施の形態によるライタは、着火釦100の移動を規制するロック部材101が設けられている。そのため、このロック部材101による着火釦100の移動の規制を解除しない限り、上記着火釦100を操作してライタの着火操作を行うことができず、幼児などによる誤操作を防止することができる。
又、本実施の形態によるライタにおいては、ロック部材101が押圧操作されたとき、上記ロック部材101の移動規制部105の上端部は、着火釦100の内側へと入り込み上記着火釦100のロック部材用係合部113と係合される。そのため、上記ロック部材101から指などを離しても、上記ロック部材101の移動規制部105は上記着火釦100の移動を規制する位置へは戻らない。よって、上記の誤操作の防止に加え、前述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態の場合に比べてより簡単に着火操作を行うことができるという効果も得られる。
例えば、前記第1〜第3の実施の形態の場合には、点火装置として圧電素子を用いた電子式点火装置の高電圧発生装置を用いたものを例に挙げて説明しているが、回転ヤスリと発火石とによる火花で点火される方式のものや、昇圧回路によるスパークで点火するものなど、様々な形態のものが考えられる。
又、前記第1〜第3の実施の形態の場合には、操作部材として燃料吐出装置と上記点火装置の両方を操作するものを例に挙げて説明したが、何れか一方を操作するようなものに対しても適用可能である。
又、前記第1〜第3の実施の形態の場合にはガスライタを例に挙げて説明してるいが、それに限定されるものではなく、例えば、オイルライタのようなものにも適用可能である。
又、燃料タンク等の構成要素の形状等については図示したものに限定されず、様々なものが考えられる。
2 燃料
17 燃料吐出装置
23 ノズル
55 ノズル開閉レバ
61 着火釦(操作部材)
63 高電圧発生装置(点火装置)
64 スイッチ
65 放電極
69 ロック部材
79 コイルスプリング(ロック部材復帰用弾性部材)
81 蓋(操作部材)
95 ノズル開閉レバ
100 着火釦
101 ロック部材
111 コイルスプリング(ロック部材復帰用弾性部材)
113 ロック部材用係合部
Claims (6)
- 燃料が充填された燃料タンクと、
上記燃料タンクに設けられ上記燃料を上記燃料タンクの外部に吐出させる燃料吐出装置と、
上記燃料吐出装置に近接して設けられ上記燃料タンクの外部に吐出された燃料に点火する点火装置と、
押圧操作可能に設けられ上記燃料吐出装置と上記点火装置の少なくとも一方を操作する操作部材と、
上記操作部材の近傍に操作部材とは別に上記操作部材の押圧操作方向に直交する方向に押圧操作可能に設けられ、非押圧操作時には弾性復帰力により常に上記操作部材の移動を規制する位置に復帰しており、弾性復帰力に抗して押圧操作されることにより上記操作部材の移動を許容する状態となるロック部材と、
を具備し、
上記ロック部材の押圧操作される部位は上記燃料タンクにおいて上記操作部材が設けられている側と同じ側であって上記操作部材の押圧操作方向に沿った下方位置に配置されていて、
上記ロック部材の押圧操作される部位は上記操作部材及び上記燃料タンクに対して上記操作部材の押圧操作方向に直交する方向へ突出されていて、
上記操作部材は片手で把持した状態で親指により押圧可能な位置にあり上記ロック部材の押圧操作される部位は上記片手で把持した状態で人差指により押圧可能な位置にあり上記片手の親指と人差指による同時操作可能に構成されていることを特徴とするライタ。 - 請求項1記載のライタにおいて、
上記操作部材は押圧操作されることにより上記燃料吐出装置を動作させて燃料を吐出させるとともに上記点火装置を動作させて点火させるものであることを特徴とするライタ。 - 請求項1又は請求項2記載のライタにおいて、
上記燃料吐出装置はノズルを昇降可能に備えていて該ノズルを介して上記燃料タンク内の燃料を吐出させるものであり、
上記操作部材は押圧操作されることにより上記燃料吐出装置のノズルを上昇させて燃料を吐出させるものであることを特徴とするライタ。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のライタにおいて、
上記ロック部材にはロック部材復帰用弾性部材が設けられており、
非押圧操作時には上記ロック部材は上記ロック部材復帰用弾性部材によって押し戻されることにより上記操作部材の移動を規制する位置に復帰しており、
上記ロック部材が上記ロック部材復帰用弾性部材の弾性力に抗して押圧操作されることにより上記操作部材の移動を許容する状態となることを特徴とするライタ。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載のライタにおいて、
上記点火装置は高電圧発生装置又は発火石と回転ヤスリからなる発火装置であることを特徴とするライタ。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載のライタにおいて、
ガスライタ又はオイルライタであることを特徴とするライタ。
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