JP5916261B2 - ファイル送信方法、システム、および制御装置 - Google Patents

Description

本願は、発明の名称を「ファイル送信方法、システム、および制御装置」とした２０１２年９月２６日に中国国家知識産権局に出願した中国特許出願第２０１２１０３６３５２４．８号に対する優先権を主張し、その全体を引用により本明細書に取り込む。

本発明の諸態様は、通信装置の技術の分野に関し、特に、ファイル送信の方法、システム、および制御装置に関する。

情報技術の発展とともに、装置間の相互接続、特に、家庭機器の間の相互接続、例えば、テレビ・セット、デスクトップ・コンピュータ、音響機器、セットトップ・ボックス、タブレット・コンピュータ、および携帯電話のような装置間の相互接続と、送信のための技術と方式は既に広範囲なものとなっている。例えば、Ａｐｐｌｅ社のマルチメディア再生のためのＡｉｒｐｌａｙ技術、デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｌｉｖｉｎｇ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｌｌｉａｎｃｅ、ＤＬＮＡ）技術、Ｃｈｉｎａ Ｍｏｂｉｌｅ社が提唱する無線移動マルチメディア送信プロトコル（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｍｏｂｉｌｅ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＷｉＭＯ）で使用する技術、基本ファイル送信、または他の相互作用等により、家庭機器間の相互接続を実装することができ、それにより家庭機器間でのファイル送信と共有が実現される。

相互接続された装置では、ファイルを共有するかまたは他の装置にファイルを送信するための装置は制御装置と呼ばれ、当該制御装置により共有または送信されたファイルを受信するための装置は被制御装置と呼ばれる。ＤＬＮＡまたはＷｉＭＯ技術では、装置間の送信作業を行うために、制御装置は一般に表示画面を具備した装置である。特定の範囲内の全ての被制御装置は一般にリストまたはグリッドの形で制御装置に表示される。接続が成功した後に、被制御装置の装置モデル、アイコン、名前またはカスタマイズされた識別子が一般に表示識別子として使用される。次に、共有を受理する必要がある被制御装置の表示識別子を制御装置で選択することができ、共有するファイルが被制御装置に送信され、その結果、被制御装置が制御装置によって送信されたファイルを受信し共有することができる。

先行技術における装置間のファイル送信の技術的解決策によれば、制御装置を使用するユーザは被制御装置のモデル、名前、アイコンまたはカスタマイズされた表示識別子を記憶して制御装置と被制御装置の間のファイル送信を実装しなければならない。これは、先行技術における装置間のファイル送信に対する技術的解決策を使用する際の不都合さをもたらす。

本発明の諸実施形態では、ファイル送信の方法、システム、および制御装置を提供して、先行技術における装置間のファイル送信に対する技術的解決策を用いることの欠点または不都合を克服する。

第１の態様によれば、ファイル送信方法が提供される。当該方法は、制御装置により、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するステップと、当該制御装置により当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定するステップであって、当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図であるステップと、当該制御装置により、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有するステップを含む。

第１の態様の第１の実装方式では、当該制御装置により当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、当該方法はさらに、当該制御装置により当該操作環境のレイアウトを取得するステップを含む。

第１の態様の第１の実装方式を参照すると、第１の態様の第２の実装方式では、当該制御装置により当該操作環境のレイアウトを取得するステップは、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するステップ、または、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを生成するステップを含む。

第１の態様の第２の実装方式を参照すると、第１の態様の第３の実装方式では、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを生成するステップは、当該制御装置により、センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得するステップと、当該制御装置により、当該センサに従って当該制御装置の移動方向情報を取得するステップと、当該制御装置により、当該移動距離情報に従う移動経路と当該移動方向情報を取得するステップと、当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを取得するステップとを含む。

第１の態様、第１の態様の第１の実装方式、および第１の態様の第２の実装方式を参照すると、第１の態様の第４の実装方式では、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを取得した後、かつ、当該制御装置により当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、および当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、当該方法はさらに、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を特定するステップを含む。

第１の態様の第３の実装方式を参照すると、第１の態様の第５の実装方式では、当該制御装置により、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するステップは、当該制御装置により、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルを操作する操作方向を認識するステップと、当該制御装置により、センサに従って現在の地理的方向を決定するステップと、当該制御装置により、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向と当該現在の地理的方向に従って、当該選択されたファイルを操作する絶対操作方向を決定するステップとを含む。

第１の態様の第５の実装方式を参照すると、第１の態様の第６の実装方式では、当該制御装置により当該絶対操作方向に従って当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定するステップは、当該制御装置により、当該被制御装置の位置の参照領域を取得するステップであって、当該参照領域は、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、当該絶対操作方向を角の二等分線または角の辺（ｓｉｄｅ ｏｆ ａｎ ａｎｇｌｅ）として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域であるステップと、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該参照領域内の被制御装置を取得するステップと、当該制御装置により、当該参照領域内の当該被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するステップとを含む。

第１の態様の第６の実装方式を参照すると、第１の態様の第７の実装方式では、当該方法はさらに、参照領域が少なくとも２つの被制御装置を含むときに、当該制御装置により当該少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示するステップと、当該制御装置により、当該選択された被制御装置に関する情報を検出するステップと、当該制御装置により、当該選択された被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するステップとを含む。

第２の態様によれば、制御装置が提供される。当該制御装置は、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するように構成された認識モジュールと、当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定するように構成された判定モジュールと、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有するように構成された送信モジュールとを備える。

第２の態様の第１の実装方式では、当該装置はさらに、当該判定モジュールが、当該絶対操作方向、当該操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける当該被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する前に、当該操作環境のレイアウトを取得するように構成された取得モジュールを備える。

第２の態様の第１の実装方式を参照すると、第２の態様の第２の実装方式では、当該取得モジュールは特に、当該操作環境のレイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するか、または、当該操作環境のレイアウトを生成するように構成される。

第２の態様の第２の実装方式を参照すると、第２の態様の第３の実装方式では、当該取得モジュールは特に、センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得し、当該センサに従って移動方向情報を取得し、当該移動距離情報に従う移動経路および当該移動方向情報を取得し、当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって当該操作環境のレイアウトを取得するように構成される。

第２の態様の第２の実装方式または第２の態様の第３の実装方式を参照すると、第２の態様の第４の実装方式では、当該装置はさらに、当該取得モジュールが当該操作環境のレイアウトを取得した後、かつ、当該判定モジュールが当該絶対操作方向に従って、当該操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する前に、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を特定するように構成された特定モジュールを備える。

第２の態様の第４の実装方式を参照すると、第２の態様の第５の実装方式では、当該認識モジュールは特に、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルを操作する操作方向を認識し、当該センサに従って現在の地理的方向を決定し、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向および現在の地理的方向に従って、当該選択されたファイルを操作する絶対操作方向を決定するように構成される。

第２の態様の第５の実装方式を参照すると、第２の態様の第６の実装方式では、当該判定モジュールは特に、当該被制御装置の位置の参照領域を取得し、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って当該参照領域内の被制御装置を取得し、当該参照領域内の当該被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するように構成される。当該参照領域は、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、当該絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域である。

第２の態様の第６の実装方式を参照すると、第２の態様の第７の実装方式では、当該判定モジュールはさらに、参照領域が少なくとも複数の被制御装置を含むときに、当該少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示し、当該選択された被制御装置に関する情報を検出し、当該選択された被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するように構成される。

第３の態様によれば、ファイル送信システムが提供される。当該システムは、制御装置と少なくとも１つの被制御装置を備える。当該制御装置と当該少なくとも１つの被制御装置は同一の操作環境にあり、当該制御装置は、第２の態様および第２の態様の実装方式のうち何れか１つで説明した制御装置を使用する。

本発明の諸実施形態で提供したファイル送信の方法、システム、および制御装置によれば、制御装置は、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。本発明の諸実施形態の以上の技術的解決策によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることにより、選択されたファイルを被制御装置に送信し、選択されたファイルを被制御装置と共有することができる。本発明の諸実施形態の技術的解決策では操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

本発明の諸実施形態または先行技術の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では諸実施形態または先行技術を説明するために必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の幾つかの実施形態を示すにすぎず、当業者は創造的作業なしにこれらの添付図面から他の図面を導出することができる。

本発明の１実施形態に従うファイル送信方法の流れ図である。 本発明の１実施形態に従う操作環境Ｗの略図である。 図２に示す操作環境Ｗの状態図である。 本発明の１実施形態に従う制御装置の略構造図である。 本発明の別の実施形態に従う制御装置の略構造図である。 本発明の１実施形態に従う制御装置として使用されるモバイル端末の略構造図である。 本発明の１実施形態に従うファイル送信システムの構造図である。

本発明の諸実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下では本発明の諸実施形態の添付図面を参照して本発明の諸実施形態の技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明した諸実施形態は本発明の諸実施形態の全部ではなく一部である。当業者が創造的作業なしに本発明の諸実施形態に基づいて取得する他の全ての実施形態は本発明の保護範囲に入るものとする。

図１は、本発明の１実施形態に従うファイル送信方法の流れ図である。図１に示すように、当該実施形態のファイル送信方法は特に以下のステップを含んでもよい。１００では、制御装置が選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識する。

特に、当該実施形態の制御装置はタッチスクリーンを備えた装置である。選択されたファイルは、ユーザが送信および共有するために選択したファイルである。例えば、当該ファイルは、ビデオ、音楽、電子メール、ＳＭＳメッセージ、写真等のファイルであってもよい。

ユーザが手またはスタイラスペンを用いて表示画面上の選択されたファイルに対して操作を行うとき、制御装置は、当該選択されたファイルに対してユーザが操作を行う絶対操作方向を認識することができる。当該実施形態では、絶対操作方向とは地理的方向により特定される操作方向をいい、したがって、地理的操作方向と称することもある。例えば、地理的操作方向を東微南Ｘ度または西微北Ｘ度で示してもよい。

１０１では、当該絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、制御装置が当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する。

装置間の相互送信の技術は専ら屋内で使用されるので、当該実施形態における操作環境は一般に、自宅または職場のような屋内環境である。当該実施形態の操作環境のレイアウトは、当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。

１０２では、当該制御装置が、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。

例えば、当該制御装置がタブレット・コンピュータであるときには、当該操作環境は自宅である。ユーザがタブレット・コンピュータ内の画像をテレビ・セットと共有しテレビ・セットが共有画像を再生できるようにすることを希望するときには、ユーザは先ず、共有すべき画像が共有されるターゲット被制御装置に従って方向を大まかに推定する必要があり、次いで共有すべき画像を当該方向に追いやる。タブレット・コンピュータは選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向、自宅の操作環境レイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、共有すべき画像が共有されるターゲット被制御装置がテレビ・セットであると判定する。この時点で、タブレット・コンピュータは共有すべき画像をテレビ・セットに送信し、テレビ・セットが共有画像を再生する。当該実施形態の技術的解決策では、選択されたファイルは画像であり、制御装置はタブレット・コンピュータである。しかし、本発明の当該実施形態における選択されたファイルには画像が含まれるがこれに限られず、制御装置にはタブレット・コンピュータが含まれるがこれには限られない。例えば、制御装置が、タッチスクリーンを備えた携帯電話のようなモバイル端末であってもよい。実際の適用では、当該制御装置がタッチスクリーンを備えた任意の装置であってもよい。

場合によっては、操作環境が複数の空間層を有するとき、各層は操作環境のレイアウトに対応する。当該制御装置が位置する層は、当該制御装置のセンサにより取得された気圧値情報を用いて決定され、当該制御装置は現在の操作環境のレイアウトを現在の層に対応する操作環境のレイアウトに切り替え、ステップ１０１の実施を継続する。

当該実施形態で提供するファイル送信方法によれば、制御装置は、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。当該実施形態の以上の技術的解決策によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることにより、選択されたファイルを被制御装置に送信して、選択されたファイルを被制御装置に送信し被制御装置と共有することができる。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

場合によっては、図１に示す諸実施形態に基づいて、ステップ１０１「当該絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、制御装置が当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する」の前に、当該方法はさらに、当該制御装置により当該操作環境のレイアウトを取得するステップを含んでもよい。「当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを取得する」ステップはまたステップ１００の前に実施されるのが好ましい。

さらに、場合によっては、当該制御装置により当該操作環境のレイアウトを取得するステップは特に、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するステップ、または、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトを生成するステップを含んでもよい。

例えば、携帯電話またはタブレット・コンピュータのようなデジタル装置の標準的構成内の電子コンパス、ジャイロスコープ、または加速度センサのようなセンサを用いて（または、統合センサが標準的構成を有してもよい。この場合、当該センサが、１０軸センサのようなコンポーネントとして機能するように電子コンパス、ジャイロスコープ、加速度センサ等を統合する）を用いて、屋内ナビゲーション機能を既に実装し、当該操作環境のレイアウトを決定することができる。あるいは、屋内ナビゲーションを外部装置の支援により実装してもよい。例えば、屋内ナビゲーションがＧｏｏｇｌｅマップ６．０により実装される。ＧＰＳが装置１で有効であり当該装置の位置特定に成功し無線信号に対するアクセスを得たときには、当該装置は無線ルータのような無線アクセス・ポイント（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）に関わらず一意な媒体アクセス制御（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）アドレスを有する。したがって、装置１は無線ＡＰによりＧｏｏｇｌｅマップを開く。当該マップがダウンロードされ、同時に地理的情報と無線ＡＰのＭＡＣがアップロードされる。このように、別の装置が当該ＡＰを使用して次の時点にデータをＧｏｏｇｌｅマップ・サーバと交換するためにネットワークに接続すると、サーバは当該ＭＡＣの地理的位置を優先的に当該装置に送信し、ＧＰＳを用いることなく位置特定を実現することができる。携帯電話を用いると、全てのＷｉＦｉ信号を検出することができ、屋内の位置特定が包括的に実現され、当該操作環境のレイアウトが決定される。あるいは、外部センサを使用して装置間の配置を特別に実装してもよい。例えば、Ｎｏｋｉａの屋内ナビゲーションシステムでは複数の位置信号送受信器装置を使用して、「ナビゲーション衛星」の機能の代わりにネットワークを形成する。これらの装置を天井に配置し、ターゲットに対するリアルタイム追跡を実装し、操作環境のレイアウトを決定してもよい。当該技術の最大精度は３０ｃｍに達しうる。

当該操作環境のレイアウトの取得に失敗したときには、さらに、場合によっては、操作環境のレイアウトを本発明の当該実施形態において生成してもよい。例えば、当該制御装置が当該操作環境のレイアウトを生成する。以下では、電子コンパス、ジャイロスコープ、および加速度センサのようなセンサが標準的構成の携帯電話内にある例を用いて説明を行う。特に、以下のステップを含めてもよい。

（１）当該制御装置が、加速度センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得する。例えば、当該制御装置が、加速度センサが取得した加速度値に従って取得した移動距離情報に対して二乗積分を実施することにより、当該移動距離情報を取得してもよい。
（２）当該制御装置が、電子コンパスに従って当該制御装置の移動方向情報を取得する。
（３）当該制御装置が、当該移動距離情報および当該移動方向情報に従って移動経路を取得する。
（４）当該制御装置が、当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって当該操作環境のレイアウトを取得する。

さらに、場合によっては、当該制御装置が当該実施形態の当該操作環境のレイアウトを生成するプロセスを先行技術の他の方式を用いて実装してもよい。例えば、（１）包括的な測定を、加速度センサ、気圧センサ、および電子コンパスを用いて実施してもよく、または、当該操作環境のレイアウトを、統合されたより正確な１０軸センサを用いて生成してもよい。（２）また、相対信号強度の間の差異を用いて測定を実施してもよい。即ち、当該操作環境のレイアウトは基地局の三角位置決め方式を用いて生成される。また、（３）検知装置を用いて信号を転送してもよい。この場合、各装置（制御装置および各被制御装置）は、検知装置と相対的な自身の距離と位置を当該検知装置に報告し、当該検知装置は各装置の動作範囲内の全ての装置の位置情報を各装置に配信し、相対動作を実施し、装置間の相対位置を発見し最後に当該位置を決定する。操作環境の周りで装置を設定することにより、当該操作環境のレイアウトを生成することができる。当該操作環境のレイアウトを生成する以上の方式は先行技術で網羅されている。詳細については、関連する先行技術を参照することができ、ここでは繰り返し説明することはしない。

実際の適用において当該制御装置が当該操作環境のレイアウトを生成するために用いる実装方式は以上のタイプには限定されず、当該操作環境のレイアウトを、先行技術の他の方式に従って生成してもよい。これについては、ここでは繰り返し詳細に説明することはしない。

さらに、場合によっては、以上の実施形態における技術的解決策に基づいて、当該制御装置により当該操作環境のレイアウトを取得した後、かつ、当該制御装置により絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、当該方法はさらに、当該制御装置により、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を特定するステップを含んでもよい。例えば、特に、座標を用いて当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を表現してもよく、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置が当該制御装置に格納される。各被制御装置の位置を、当該操作環境のレイアウトを生成する方式を用いることによって決定してもよい。当該制御装置を移動することによって、当該操作環境における被制御装置の相対位置を、例えば、当該制御装置における加速度センサと電子コンパスを用いることによって測定することができる。同様に、当該操作環境における被制御装置の相対位置を、当該操作方式を生成する他の従来方式を参照することによって特定してもよく、ここでは繰り返し説明することはしない。各被制御装置の相対位置の特定を容易にするために、当該操作環境の中心を原点として定義してもよい。したがって、操作環境における各被制御装置の位置は、当該原点を基準点として用いることにより特定される。以上の技術的解決策において、各被制御装置は操作環境において固定され移動不可能であることに留意されたい。

図２は、本発明の１実施形態に従う操作環境Ｗの略図である。例えば、制御装置において、座標を実際の東、南、西および北に従ってＷに割り当ててもよい。二次元の座標軸が、Ｗの中心点を原点として使用し認識精度Ｎを最小単位として使用することによって生成される。したがって、Ｌａの座標は（３、４）であることが分かる。その単位は認識精度Ｎである。被制御装置はＬａの位置に配置される。同様に、ＬｂおよびＬｃのような他の装置の座標が当該制御装置で取得され記録される。操作環境Ｗの外縁の形状は制限されないことに留意されたい。

例えば、特に、当該制御装置がタッチスクリーンを備えた携帯電話であるときには、当該携帯電話の電源を入れたときに、操作環境のレイアウトにおける携帯電話の初期位置Ｌｏが自動的に取得される。または、ユーザが当該操作環境のレイアウトにおいて当該携帯電話の現在位置を初期位置Ｌｏとして設定し、Ｌｏに対応する座標を記録し、同時に加速度センサと電子コンパスの機能を有効にする。次いで、当該携帯電話が、更新期間Ｔの間隔で加速度センサと電子コンパスに従って携帯電話の移動方向と距離を取得する。初期位置Ｌｏとの比較に従って、当該操作環境のレイアウトにおける当該携帯電話の現在の位置Ｌｘが学習される。例えば、当該携帯電話は、初期位置Ｌｏが設定された後に北東３０度に沿って５Ｎ移動する。したがって、Ｐｙｔｈａｇｏｒｅａｎの理論によれば、当該携帯電話は４Ｎ東に進み、３Ｎ北に進むと推論される。Ｌｏの初期位置が原点の北西にありその座標が（１、−２）である場合には、Ｌｘは（４、２）である等である。動作を待機するプロセスにおいて、当該携帯電話の計算された現在の座標位置は、更新期間Ｔの間隔で定期的に更新される。当該操作環境のレイアウトは、以上の実施形態で説明した方式を用いて当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することにより得られる。さらに、当該操作環境における各被制御装置の座標位置を、以上の実施形態で説明した方式を用いて特定し、携帯電話に記録してもよい。

さらに、場合によっては、以上の実施形態に基づいて、ステップ１００「制御装置が選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識する」が特に、以下のステップを含んでもよい。これは、電子コンパスが標準的構成の携帯電話内にある例を用いて説明される。

（ａ）当該制御装置が、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルを操作する操作方向を認識する。
（ｂ）当該制御装置が、電子コンパスに従って現在の地理的方向を決定する。
（ｃ）当該制御装置が、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向と現在の地理的方向に従って、当該選択されたファイルを操作する絶対操作方向を決定する。

例えば、携帯電話の画面に対するユーザの操作の方向を認識することによって、かつ、電子コンパスが認識した現在の地理的方向に従って、当該制御装置はユーザの操作方向を特定の絶対操作方向として認識する。

さらに、場合によっては、以上の諸実施形態に基づいて、ステップ１０１「当該絶対操作方向、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該制御装置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する」が特に、以下のステップを含んでもよい。

（ｉ）当該操作環境のレイアウトにおいて、当該制御装置が参照領域を取得する。当該参照領域は、絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用いることによって、および、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域である。

例えば、頂点角の識別範囲を、実際の要件に従って０度から３０度の間の任意の角度に設定してもよく、好ましくは５度から１０度であってもよい。特に、参照領域が、当該制御装置の表示画面上の選択されたファイルを操作する開始点を頂点として用い、絶対操作方向を角の二等分線として使用し、当該頂点角の識別範囲を角度として使用する円錐であってもよい。または、参照領域が、当該制御装置の表示画面上の選択されたファイルを操作する開始点を頂点として用い、絶対操作方向を角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いる円錐であってもよい。または、参照領域が、当該制御装置の表示画面上の選択されたファイルを操作する開始点を頂点として用い、絶対操作方向を角度内の直線として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いる円錐であってもよい。

（ｉｉ）当該制御装置は、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該参照領域内の被制御装置を取得する。
（ｉｉｉ）当該制御装置は、当該参照領域内の被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用する。

図３は、図２に示す操作環境Ｗの状態図である。以下では、電子コンパス、ジャイロスコープ、および加速度センサのようなセンサが標準的構成の携帯電話内にある例を用いて説明を行う。図３に示すように、制御装置はタッチスクリーンを備えた携帯電話である。共有すべきファイルをユーザが特定の方向にドラッグすると、当該携帯電話は当該携帯電話の画面に対するユーザの操作の方向を認識し、電子コンパスが、携帯電話が現在面している方向を認識し、当該携帯電話がユーザの操作方向を特定の絶対操作方向として認識する。携帯電話の参照領域は、現在の位置Ｌｘを頂点として用い、絶対操作方向Ｐを垂直線として用い、識別範囲Ｄを頂点角の度として用いる円錐である。しかし、図３に示すように、操作環境Ｗが外縁を有する閉空間でえり被制御装置が操作環境Ｗのレイアウト外部に現れないことを考えると、当該円錐の参照領域の基底側は操作環境Ｗの外縁であるべきである。他の装置の位置の座標Ｌａ、Ｌｂ、およびＬｃ．．．が比較され、当該範囲内の被制御装置はユーザの操作のターゲット被制御装置でありうる。

例えば、携帯電話の現在の位置Ｌｘは（４、２）である。電子コンパスは、ユーザがファイルを東側にドラッグしていることを認識し、識別範囲Ｄは１０度であり、現在のレイアウト座標の状態が図３の略図に示されている。システムの整合範囲により、頂点がＬｘ（４、２）であり頂点角が１０度である円錐が発見される。計算すると、円錐部により網羅される三角形の範囲は（４、２）（５、１３）（３、１３）である。したがって、装置座標の過去の記録に従って、Ｌｃ（３、１３）は当該範囲に入り、ユーザの動作はＬｃに対するものであると判定することができる。即ち、現在の携帯電話における選択されたファイルがＬｃの位置にあるターゲット被制御装置と共有されることが示される。

さらに、参照領域が少なくとも２つの被制御装置を含むとき、当該制御装置が当該少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示し、当該制御装置が当該選択された被制御装置に関する情報を検出し、当該制御装置が当該選択された被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用することに留意されたい。

当該選択された被制御装置に関する情報は、ユーザが選択した被制御装置に関する情報である。特に、ユーザは当該制御装置のタッチスクリーンを用いて１つの被制御装置を選択してもよく、当該制御装置が、ユーザが選択した被制御装置に関する情報を検出し決定し、当該被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用する。

関連する被制御装置が現在の方向に存在しない場合には、当該制御装置はそれに応じてユーザを促し（例えば、関連するプロンプト情報をタッチスクリーンに表示し）、ユーザの操作を待機してもよいことに留意されたい。

以上の実施形態の様々な解決策を任意に組み合せて本発明の実施形態の任意の技術的解決策を形成してもよいことに留意されたい。これについては、ここでは繰り返し説明することはしない。

以上の実施形態におけるファイル送信方法によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることによって、選択されたファイルを被制御装置に送信することができ、それにより、選択されたファイルの被制御装置への送信と当該選択されたファイルの共有が実現される。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

以上の方法の諸実施形態を実施するためのステップの全部または一部を関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装してもよいことは当業者には理解される。当該プログラムをコンピュータ可読記憶媒体に格納してもよい。当該プログラムを実行したとき、以上の方法の諸実施形態を含むステップが実施される。当該記憶媒体には、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク、または光ディスクのような、プログラム・コードを格納できる様々な媒体が含まれる。

図４は、本発明の１実施形態に従う制御装置の略構造図である。図４に示すように、当該実施形態の制御装置は特に、特定モジュール１０、判定モジュール１１、および送信モジュール１２を備えてもよい。

認識モジュール１０は選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するように構成され、判定モジュール１１は認識モジュール１０に接続され、判定モジュール１１は、認識モジュール１０が認識した絶対操作方向に従って、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定するように構成され、送信モジュール１２は判定モジュール１１に接続され、送信モジュール１２は、判定モジュール１１により決定されたターゲット被制御装置に選択されたファイルを送信して、選択されたファイルを共有するするように構成される。当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。

当該実施形態の制御装置は以上のモジュールを使用してファイル送信を実装する。これは、以上の関連する方法の実施形態と同じファイル送信機構に基づく。詳細については、方法の実施形態における説明を参照することができ、ここでは繰り返し説明することはしない。

場合によっては、操作環境が複数の空間層を有するとき、各層は操作環境のレイアウトに対応する。当該認識モジュールはさらに、気圧値情報を取得し、当該制御装置が位置する層を決定し、現在の操作環境レイアウトを現在の層に対応する操作環境のレイアウトに切り替えるように構成される。

当該実施形態の制御装置では以上のモジュールを使用して、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該実施形態の以上の技術的解決策によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることによって、選択されたファイルを被制御装置に送信することができ、その結果、選択されたファイルが被制御装置に送信され被制御装置と共有される。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

図５は、本発明の別の実施形態に従う制御装置の略構造図である。図５に示すように、図４に示す諸実施形態に基づいて、当該諸実施形態の制御装置はさらに以下の技術的解決策を含んでもよい。

図５に示すように、当該実施形態の制御装置はさらに取得モジュール１３を備えてもよい。取得モジュール１３は判定モジュール１１に接続され、取得モジュール１３は、判定モジュール１１が、当該絶対操作方向、当該操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける当該被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する前に、当該操作環境のレイアウトを取得するように構成される。この時点で、認識モジュール１０が認識した絶対操作方向、取得モジュール１３が取得した操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、対応する判定モジュール１１が、当該選択されたファイルが共有される被制御装置を決定する。

さらに、場合によっては、取得モジュール１３は特に、当該操作環境のレイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するように構成されるか、または、特に当該操作環境のレイアウトを生成するように構成される。

さらに、場合によっては、取得モジュール１３は特に、加速度センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得するように構成される。以下では、電子コンパス、ジャイロスコープ、および加速度センサのようなセンサが標準的構成の携帯電話内にある例を用いて説明を行う。例えば、取得モジュール１３は特に、加速度センサが取得した加速度値に従って二乗積分を実施することによって移動距離情報を取得し、電子コンパスに従って当該制御装置の移動方向情報を取得し、当該移動距離情報に従う移動経路および当該当該制御装置の移動方向情報を取得し、当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって当該操作環境のレイアウトを取得するように構成される。

さらに、場合によっては、図５に示すように、当該実施形態の制御装置はさらに特定モジュール１４を備える。特定モジュール１４は別々に取得モジュール１３と判定モジュール１１に接続され、特定モジュール１４は、取得モジュール１３が当該操作環境のレイアウトを取得した後、かつ、判定モジュール１１が絶対操作方向、当該操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する前に、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を特定するように構成される。当該操作環境のレイアウトは取得モジュール１３により取得される。この場合、認識モジュール１０が認識した絶対操作方向、取得モジュール１３が取得した操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、対応する判定モジュール１１が当該選択されたファイルが共有される被制御装置を決定し、その位置は特定モジュール１４によって特定される。

さらに、場合によっては、当該実施形態の制御装置の認識モジュール１０は特に、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルを操作する操作方向を認識し、電子コンパスに従って現在の地理的方向を決定し、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向および現在の地理的方向に従って、当該選択されたファイルを操作する絶対操作方向を決定するように構成される。

さらに、場合によっては、当該実施形態の制御装置の判定モジュール１１は特に、当該被制御装置の位置の参照領域を取得し、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って当該参照領域内の被制御装置を取得し、当該参照領域内の当該被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するように構成される。当該参照領域は、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、当該絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域であり、上記位置は特定モジュール１４により特定される。

さらに、場合によっては、当該実施形態の制御装置における判定モジュール１１はさらに、参照領域が少なくとも２つの被制御装置を含むときに、当該少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示し、当該選択された被制御装置に関する情報を検出し、当該選択された被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するするように構成される。

図５に示す諸実施形態では、様々な上述の解決策が含まれる例を用いることによって本発明の技術的解決策を説明する。実際の適用では、当該様々な上述の技術的解決策を任意に組み合せて発明の実施形態の任意の技術的解決策を形成してもよい。これについては、ここでは繰り返し説明することはしない。

当該実施形態の制御装置では、以上のモジュールを使用してファイル送信を実装する。これは、以上の関連する方法の実施形態と同じファイル送信機構に基づく。詳細については、方法の実施形態における説明を参照することができ、ここでは繰り返し説明することはしない。

以上のモジュールを利用する当該実施形態の制御装置によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることによって、選択されたファイルを被制御装置に送信することができ、その結果、選択されたファイルが被制御装置に送信され被制御装置と共有される。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

図６は、本発明の１実施形態に従う制御装置として使用されるモバイル端末の略構造図である。当該実施形態のモバイル端末に、携帯電話、タブレット・コンピュータ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、携帯情報端末）、ＰＯＳ（Ｐｏｉｎｔ ｏｆ Ｓａｌｅｓ、販売時点管理）、または車載コンピュータ等を含めてもよい。

携帯電話をモバイル端末の１例として用いる。図６は、本発明の当該実施形態に関連する携帯電話６００の部分構造のブロック図である。図６を参照すると、携帯電話６００はＲＦ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ、無線周波数）回路６１０、メモリ６２０、入力ユニット６３０、ディスプレイ６４０、センサ６５０、音声回路６６０、ＷｉＦｉ（ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｆｉｄｅｌｉｔｙ、ワイヤレス・フィデリティ）モジュール６７０、プロセッサ６８０、および電源６９０のようなコンポーネントを備える。図６に示す携帯電話の構造が当該携帯電話に制約を課すものではなく、当該携帯電話が図示したコンポーネントよりも多いかまたは少ないコンポーネントを備えてもよく、幾つかのコンポーネントを結合してもよく、または、当該コンポーネントを異なって配置してもよいことは当業者には理解される。

以下で、図６を参照して携帯電話６００の夫々の不可欠部分を詳細に説明する。ＲＦ回路６１０を、情報送受信プロセスまたは呼プロセスにおいて信号を送受信するように構成してもよく、特に、基地局のダウンリンク情報を受信した後に、当該ダウンリンク情報をプロセッサ６８０に送信して処理し、さらに、指定のアップリンク・データを基地局に送信するように構成してもよい。一般に、ＲＦ回路に、アンテナ、少なくとも１つの増幅器、送受信器、結合器、ＬＮＡ（Ｌｏｗ Ｎｏｉｓｅ Ａｍｐｌｉｆｉｅｒ、低雑音増幅器）、デュプレクサ等を含めてもよいがこれらに限らない。さらに、ＲＦ回路６１０はまた、無線通信手段によりネットワークおよび他の装置と通信してもよい。当該無線通信では任意の通信標準またはプロトコルを使用してもよい。当該通信標準またはプロトコルには、ＧＳＭ（登録商標）（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｏｆ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、全地球移動通信システム）、ＧＰＲＳ（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ、汎用パケット無線サービス）、ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、符号分割多重アクセス）、ＷＣＤＭＡ（登録商標）（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、広帯域符号分割多重アクセス）、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ロング・ターム・エボリューション）、電子メール、ＳＭＳ（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ショート・メッセージ・サービス）等が含まれるがこれらに限られない。

メモリ６２０を、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを格納するように構成してもよく、プロセッサ６８０は携帯電話６００の様々な機能アプリケーションを実行し、メモリ６２０に格納されたソフトウェア・プログラムとモジュールを実行することによりデータ処理を実施する。メモリ６２０は主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。当該プログラム記憶領域はオペレーティング・システム、（音声再生機能またはビデオ再生機能のような）少なくとも１つの機能が必要とするアプリケーション等を格納してもよい。当該データ記憶領域は、携帯電話６００の利用に従って生成された（音声データまたは電話帳のような）データ等を格納してもよい。さらに、メモリ６２０は、高速ランダム・アクセス・メモリを備えてもよく、さらに、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも１つのディスク・メモリ・コンポーネント、１つのフラッシュ・メモリ・コンポーネント、または別の揮発性固体メモリ・コンポーネントを備えてもよい。

入力ユニット６３０を、入力された数値情報または文字情報を受信し、携帯電話６００のユーザ設定や機能制御に関連する主要な信号入力を生成するように構成してもよい。特に、入力ユニット６３０がタッチ・パネル６３１および他の入力装置６３２を備えてもよい。タッチ・パネル６３１はまたタッチスクリーンとも呼ばれ、（指またはスタイラスペンのような任意の適切なオブジェクトもしくはアクセサリを用いてユーザがタッチ・パネル６３１に対してまたはタッチ・パネル６３１付近で行った動作のような）タッチ・パネル上またはタッチ・パネル付近のタッチ動作を収集し、事前設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動することができる。場合によっては、タッチ・パネル６３１が２つの部分、即ち、タッチ検出装置とタッチ・コントローラを備えてもよい。当該タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ動作により生成された信号を検出し、当該信号をタッチ・コントローラに送信する。当該タッチ・コントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、当該タッチ情報をタッチ座標に変換し、当該タッチ座標をプロセッサ６８０に送信し、プロセッサ６８０により送信されたコマンドを受信して当該コマンドを実行することができる。さらに、タッチ・パネル６３１を、抵抗型、静電容量型、赤外線型、表面弾性波型のような複数のタイプのもので実装してもよい。入力ユニット６３０が、タッチ・パネル６３１に加えて他の入力装置６３２を備えてもよい。特に、他の入力装置６３２に、物理キーボード、（音声制御キーまたは切替キーのような）ファンクション・キー、トラックボール、マウス、ジョイスティック等のうち１つまたは複数を含めてもよいがこれらに限られない。

ディスプレイ６４０を、ユーザが入力した情報またはユーザに提供された情報、および携帯電話６００の様々なメニューを表示するように構成してもよい。ディスプレイ６４０がディスプレイ・パネル６４１を備えてもよい。場合によっては、ディスプレイ・パネル６４１を、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ、液晶ディスプレイ）またはＯＬＥＤ（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ−Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ、有機発光ダイオード）のような形で構成してもよい。さらに、タッチ・パネル６３１がディスプレイ・パネル６４１を被覆してもよい。タッチ・パネル上またはタッチ・パネル付近でタッチ動作を検出したとき、タッチ・パネル６３１は当該タッチ動作をプロセッサ６８０に送信してタッチ事象の種類を決定し、次いでプロセッサ６８０が対応する視覚的出力を当該タッチ事象の種類に従ってディスプレイ・パネル６４１に提供する。図６のタッチ・パネル６３１およびディスプレイ・パネル６４１は２つの独立部分として使用されて携帯電話６００の入出力機能を実装しているが、幾つかの実施形態では、タッチ・パネル６３１とディスプレイ・パネル６４１を統合して携帯電話６００の入出力機能を実装してもよい。

携帯電話６００がさらに、電子コンパス、ジャイロスコープ、または加速度センサのような少なくとも１つのセンサ６５０を備えてもよく、当該センサが、１０軸センサのようなコンポーネントとして機能するために、電子コンパス、ジャイロスコープ、加速度センサ等を統合した統合センサであってもよい。特に、光センサが環境光センサと近接性センサを備えてもよい。当該環境光センサは、環境光の明度または薄暗性に従ってディスプレイ・パネル６４１の輝度を調節してもよく、接近センサが、携帯電話６００が耳に接近したときにディスプレイ・パネル６４１またはバックライトまたはその両方を閉じてもよい。動きセンサの一種として、加速度センサは各方向（一般に、３軸）の加速度値を検出し、加速度センサが静止しているときの重力の値と方向を検出することができ、携帯電話の姿勢を認識するためのアプリケーション（例えば、風景画と人物画の切替え、関連するゲーム、磁力計位置校正）、（歩数計またはノックのような）振動認識に関連する機能等に適用可能である。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、および赤外線センサのような他のセンサを携帯電話６００に配置してもよい。これらについては、ここでは繰り返し説明することはしない。

音声回路６６０、スピーカ６６１、およびマイクロフォン６６２が、ユーザと携帯電話６００の間の音声インタフェースを提供してもよい。音声回路６６０が電気信号をスピーカ６６１に送信してもよい。この場合、当該電気信号は受信した音声データを変換した結果であり、スピーカ６６１は当該電気信号を音声信号に変換して出力する。別の態様では、マイクロフォン６６２が収集した音声信号を電気信号に変換し、音声回路６６０が当該電気信号を受信してそれを音声データに変換して、当該音声データをＲＦ回路６０８に出力する。その結果、当該音声データが例えば別の携帯電話に送信され、または、当該音声信号がさらなる処理のためにメモリ６２０に出力される。

ＷｉＦｉは短距離無線送信技術である。携帯電話６００はＷｉＦｉモジュール６７０を使用して、ユーザが電子メールを送受信すること、ウェブ・ページを閲覧すること、ストリーミング・メディアに対するアクセスを得ること等を支援する。当該ＷｉＦｉモジュールは、ユーザに無線ブロードバンド・インターネット・アクセスを提供する。図６はＷｉＦｉモジュール６７０を提供するが、当該ＷｉＦｉモジュールは携帯電話６００の必須部分ではなく、本発明の本質を変更することなく要件に従って完全に省略してもよいことは理解される。

プロセッサ６８０は、携帯電話６００の制御センタであり、様々なインタフェースおよび線を使用して当該携帯電話全体のあらゆる部分を接続する。メモリ６２０に格納されたソフトウェア・プログラムまたはモジュールまたはその両方を実行し、メモリ６２０に格納されたデータを起動することにより、当該プロセッサは携帯電話６００の様々な機能を実行し、データを処理して、当該携帯電話に対する全体的な監視を行う。場合によっては、プロセッサ６８０が１つまたは複数の処理ユニットを備えてもよい。アプリケーション・プロセッサとモデム・プロセッサをプロセッサ６８０に統合できることが好ましい。この場合、当該アプリケーション・プロセッサは主にオペレーティング・システム、ユーザ・インタフェース、アプリケーション等を処理し、当該モデム・プロセッサは主に無線通信を処理する。当該モデム・プロセッサは必ずしもプロセッサ１８０に統合されないことは理解される。

携帯電話６００はさらに、各コンポーネントに電力を供給する（電池のような）電源６９０を備える。電源管理システムを用いることによって当該電源を論理的にプロセッサ６８０に接続できることが好ましい。このように、充電、放電、および電力消費の管理のような機能が、電源管理システムを用いることにより実現される。

携帯電話６００がさらにカメラ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）モジュール等を備えてもよい。これらは図示されていないが、ここでは繰り返し説明することはしない。

プロセッサ６８０は、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、認識した絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを決定されたターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。

場合によっては、プロセッサ６８０がさらに、絶対操作方向、操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける当該ターゲット被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有される被制御装置前に、当該操作環境のレイアウトを取得してもよい。

例えば、プロセッサ６８０が、当該操作環境のレイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得してもよく、または、プロセッサ６８０が特に当該操作環境のレイアウトを生成してもよい。

場合によっては、プロセッサ６８０は特に、加速度センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得（例えば、特に、加速度センサが取得した加速度値に従って二乗積分を実施することによって移動距離情報を取得）し、電子コンパスに従って当該制御装置の移動方向情報を取得し、当該当該制御装置の移動距離情報および移動方向情報に従って移動経路を取得し、当該操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって当該操作環境のレイアウトを取得してもよい。

場合によっては、プロセッサ６８０は、当該操作環境のレイアウトを取得した後、かつ、絶対操作方向、当該操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定する前に、取得した操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置を特定してもよい。

場合によっては、プロセッサ６８０はさらに、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルを操作する操作方向を認識し、電子コンパスに従って現在の地理的方向を決定し、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向および現在の地理的方向に従って、当該選択されたファイルを操作する絶対操作方向を決定してもよい。

場合によっては、プロセッサ６８０はさらに、当該被制御装置の位置の参照領域を取得し、当該操作環境のレイアウトにおいて被制御装置の特定された位置に従って当該参照領域内の被制御装置を取得し、当該参照領域内の当該被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用してもよい。当該参照領域は、当該制御装置の表示画面上の当該選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、当該絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域である。

さらに、場合によっては、参照領域が少なくとも２つの被制御装置を含むとき、ディスプレイ６４０が当該少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示してもよく、プロセッサ６８０が、当該選択された被制御装置に関する情報を検出し、当該選択された被制御装置を当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用する。

場合によっては、操作環境が複数の空間層を有するとき、各層は操作環境のレイアウトに対応する。プロセッサ６８０はさらに、センサが送信した気圧値情報を受信して当該制御装置が位置する層を決定し、現在の操作環境レイアウトを現在の層に対応する操作環境のレイアウトに切り替えるように構成される。

以上の実施形態におけるモバイル端末によれば、プロセッサが、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向、操作環境のレイアウト、当該操作環境のレイアウトにおける被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該操作環境のレイアウトは当該制御装置と当該被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図である。当該実施形態の以上の技術的解決策によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることによって、選択されたファイルを被制御装置に送信することができ、その結果、選択されたファイルが被制御装置に送信され被制御装置と共有される。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

図７は、本発明の１実施形態に従うファイル送信システムの構造図である。図７に示すように、当該実施形態のファイル送信システムは、制御装置２０と少なくとも１つの被制御装置３０を備える。制御装置２０と少なくとも１つの被制御装置３０は同一の操作環境にある。制御装置２０は、少なくとも１つの被制御装置３０との通信接続を有し、選択されたファイルを被制御装置３０に送信して当該選択されたファイルを共有してもよい。

制御装置２０は、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、認識した絶対操作方向、操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける少なくとも１つの被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを決定されたターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有するように構成される。

特に、制御装置２０は、図４、図５、または図６に示す制御装置である。特に、当該制御装置が、図１に示す諸実施形態およびそれに続く任意の諸実施形態で説明した制御装置であってもよい。

当該実施形態のファイル送信システムでは、制御装置を使用してファイル送信を実現する。これは、以上の関連する方法の実施形態と同じファイル送信機構に基づく。詳細については、方法の実施形態における説明を参照することができ、ここでは繰り返し説明することはしない。

当該実施形態のファイル送信システムは、以上の制御装置を使用して選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識し、当該絶対操作方向、操作環境のレイアウト、および当該操作環境のレイアウトにおける少なくとも１つの被制御装置の位置に従って、当該選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を決定し、当該選択されたファイルを当該ターゲット被制御装置に送信して当該選択されたファイルを共有する。当該実施形態の以上の技術的解決策によれば、ファイルを装置間で送信するときに、ユーザは各被制御装置のモデル、名前、アイコン、またはカスタマイズした識別子を記憶する必要がなく、単純に制御装置で選択されたファイルをターゲット被制御装置に向けて押しやることによって、選択されたファイルを被制御装置に送信することができ、その結果、選択されたファイルが被制御装置に送信され被制御装置と共有される。当該実施形態の技術的解決策は操作の実装と促進が容易であり、ユーザ・エクスペリエンスを効果的に向上させることができる。

本発明の当該実施形態の制御装置が、タブレット・コンピュータ、タッチスクリーンを備えた携帯電話等であってもよく、被制御装置が、音響システム、テレビ・セット、もしくはデスクトップ・コンピュータ等であってもよく、または、タッチスクリーンを備えた携帯電話、通常のスクリーンを備えた携帯電話（即ち、非タッチスクリーンを備えた携帯電話）、もしくはタブレット・コンピュータ等であってもよい。

上述の装置の実施形態は例示的なものにすぎない。別個の部分として説明したユニットは物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示した部分が物理的なユニットであってもなくてもよく、１つの位置に配置されていてもよく、または、少なくとも２つのネットワーク・ユニットに分散してもよい。モジュールの一部または全部を、諸実施形態の解決策の目的を達成するための実際のニーズに従って選択してもよい。これは、創造的作業なしに当業者により理解され実現される。

最後に、以上の諸実施形態は本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎず本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明を以上の諸実施形態を参照して詳細に説明したが、本発明の諸実施形態の技術的解決策の趣旨と範囲から逸脱することなく、以上の諸実施形態で説明した技術的解決策に修正を加えてもよく、または、その一部の技術的解決策に均等な置換えを行ってもよいことは当業者には理解される。

１０ 認識モジュール
１１ 判定モジュール
１２ 送信モジュール
１３ 取得モジュール
１４ 認識モジュール
２０ 制御装置
３０ 被制御装置
６１０ ＲＦ回路
６２０ メモリ
６３０ 入力ユニット
６３１ タッチ・パネル
６３２ 他の入力装置
６４０ ディスプレイ
６４１ ディスプレイ・パネル
６５０ センサ
６６０ 音声回路
６６１ スピーカ
６６２ マイクロフォン
６７０ ＷｉＦｉモジュール
６８０ プロセッサ
６９０ 電源

Claims (15)

1. 制御装置により、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するステップと、
   前記制御装置により、前記絶対操作方向、操作環境のレイアウト、前記操作環境の前記レイアウトにおける被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定するステップであって、前記操作環境の前記レイアウトは前記制御装置と前記被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図であり、前記操作環境が複数の空間層を有する場合、前記操作環境の前記レイアウトは、前記制御装置によって取得された気圧値情報に基づいて決定された前記制御装置が位置する層に対応するレイアウトである、ステップと、
   前記制御装置により、前記選択されたファイルを前記ターゲット被制御装置に送信して前記選択されたファイルを共有するステップと、
   を含む、ファイル送信方法。
2. 前記制御装置により、前記絶対操作方向、操作環境のレイアウト、前記操作環境の前記レイアウトにおける被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、前記制御装置により前記操作環境の前記レイアウトを取得するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトを取得するステップは、前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するステップ
   または
   前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトを生成するステップ
   を含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトを生成するステップは、
   前記制御装置により、センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得するステップと、
   前記制御装置により、前記センサに従って前記制御装置の移動方向情報を取得するステップと、
   前記制御装置により、前記移動距離情報および前記移動方向情報に従って移動経路を取得するステップと、
   前記制御装置により、前記操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することで前記操作環境の前記レイアウトを取得するステップと、
   を含む、請求項３に記載の方法。
5. 前記制御装置により前記操作環境の前記レイアウトを取得するステップの後、かつ、前記制御装置により、前記絶対操作方向、操作環境のレイアウト、前記操作環境の前記レイアウトにおける被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定するステップの前に、
   前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置を特定するステップ
   をさらに含む、請求項１乃至３の何れか１項に記載の方法。
6. 制御装置により、選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するステップは、
   前記制御装置により、前記制御装置の表示画面上の前記選択されたファイルを操作する操作方向を認識するステップと、
   前記制御装置により、前記センサに従って現在の地理的方向を決定するステップと、
   前記制御装置により、前記制御装置の前記表示画面上の前記選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向と前記現在の地理的方向に従って、前記選択されたファイルを操作する前記絶対操作方向を決定するステップと、
   を含む、請求項４に記載の方法。
7. 前記制御装置により前記絶対操作方向および前記操作環境の前記レイアウトにおける被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定するステップは、
   前記制御装置により、前記被制御装置の前記位置の参照領域を取得するステップであって、前記参照領域は、前記制御装置の前記表示画面上の前記選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、前記絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域であるステップと、
   前記制御装置により、前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置に従って、前記参照領域内の被制御装置を取得するステップと、
   前記制御装置により、前記参照領域内の前記被制御装置を前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するステップと、
   を含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記参照領域が少なくとも２つの被制御装置を含むときには、前記制御装置により、前記少なくとも２つの被制御装置の表示識別子を表示するステップと、
   前記制御装置により、前記選択された被制御装置に関する情報を検出するステップと、
   前記制御装置により、前記選択された被制御装置を前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するステップと、
   をさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. 制御装置であって、
   選択されたファイルを操作する絶対操作方向を認識するように構成された認識モジュールと、
   前記絶対操作方向、操作環境のレイアウト、前記操作環境の前記レイアウトにおける被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定するように構成された判定モジュールであって、前記操作環境の前記レイアウトは前記制御装置と前記被制御装置が共存する操作環境の構成の構造図であり、前記操作環境が複数の空間層を有する場合、前記操作環境の前記レイアウトは、前記認識モジュールによって取得された気圧値情報に基づいて決定された前記制御装置が位置する層に対応するレイアウトである、判定モジュールと、
   前記選択されたファイルを前記ターゲット被制御装置に送信して前記選択されたファイルを共有するように構成された送信モジュールと、
   を備える、制御装置。
10. 前記判定モジュールが、前記絶対操作方向、前記操作環境の前記レイアウト、および前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、前記操作環境の前記レイアウトを取得するように構成された取得モジュールをさらに備える、請求項９に記載の装置。
11. 前記取得モジュールは特に、前記操作環境の前記レイアウトをクラウド側またはネットワーク側から取得するか、または、前記操作環境の前記レイアウトを生成するように構成された、請求項１０に記載の装置。
12. 前記取得モジュールが特に前記操作環境の前記レイアウトを生成するように構成された場合には、前記取得モジュールは特に、センサが取得した加速度値に従って移動距離情報を取得し、前記センサに従って前記制御装置の移動方向情報を取得し、前記移動距離情報および前記移動方向情報に従って移動経路を取得し、前記操作環境の枠を移動して一周する移動経路を記録することによって前記操作環境の前記レイアウトを取得するように構成された、請求項１１に記載の装置。
13. 前記取得モジュールが前記操作環境の前記レイアウトを取得した後、かつ、前記判定モジュールが前記絶対操作方向、前記操作環境の前記レイアウト、および前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置に従って、前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置を判定する前に、前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置を特定するように構成された特定モジュールをさらに備えた、請求項１０または１１に記載の装置。
14. 前記認識モジュールは特に、前記制御装置の表示画面上の前記選択されたファイルを操作する操作方向を認識し、センサに従って現在の地理的方向を決定し、前記制御装置の前記表示画面上の前記選択されたファイルに対する操作をユーザが行う操作方向および前記現在の地理的方向に従って、前記選択されたファイルを操作する前記絶対操作方向を決定するように構成された、請求項１３に記載の装置。
15. 前記判定モジュールは特に、前記被制御装置の前記位置の参照領域を取得し、前記操作環境の前記レイアウトにおける前記被制御装置の位置に従って前記参照領域内の被制御装置を取得し、前記参照領域内の前記被制御装置を前記選択されたファイルが共有されるターゲット被制御装置として使用するように構成され、前記参照領域は、前記制御装置の前記表示画面上の前記選択されたファイルの操作開始点を頂点として用い、前記絶対操作方向を角の二等分線または角の辺として用い、頂点角の識別範囲を角度として用いることによって決定される領域である、請求項１４に記載の装置。