JP5914412B2 - 経営支援装置、経営支援システム、経営支援方法およびプログラム - Google Patents

経営支援装置、経営支援システム、経営支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、経営支援装置、経営支援システム、経営支援方法およびプログラムに関する。
例えば、売上高および売上原価を示す売上情報を取得し、取得した売上情報に基づいて経営分析を行い、経営分析の結果を、ユーザに提供するシステムとして、特許文献1に記載の経営分析システムが知られている。
この経営分析システムは、各店舗から送信された月ごとの売上情報をサーバで取得し、コンサルティング会社に提供する。そして、この経営分析システムは、取得した売上情報に基づいてコンサルティング会社が行った経営分析の結果を、サーバに記憶させる。これにより、ユーザは、インターネットを介してサーバにアクセスすることで、コンサルティング会社に足を運ぶことなく、経営分析の結果を閲覧できる。
特開平10−312413号公報
上述したように、特許文献1に記載の経営分析システムでは、ユーザ(例えば、経営者)に提供される情報は、経営分析の結果に留まる。よって、経営分析の結果を踏まえて、経営改善対策を得たい場合、ユーザは、経営分析の結果等を、例えば税理士といった専門家に報告し、その上で、専門家に経営改善対策を策定してもらうという段取りをつけなければならない。従って、特許文献1に記載の経営分析システムでは、経営改善対策を得るまでが煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、経営改善対策を容易に得ることが可能な経営支援装置、経営支援システム、経営支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る経営支援装置は、
複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段で取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析手段と、
前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力手段と、
前記質問出力手段から出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得手段と、
前記回答取得手段で取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力手段と、
前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を記憶する質問記憶手段と、
前記質問への回答と前記経営分析の指標を改善するための対策とを対応付けて記憶する対策記憶手段と、
を備え、
前記質問出力手段は、前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて、前記質問記憶手段から前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
前記対策出力手段は、前記回答取得手段で取得された前記質問への回答に対応付けて前記対策記憶手段に記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
前記質問出力手段は、前記回答取得手段で取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う。
また、例えば、経営支援装置は、
前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動について、前記指標の変動を表現した言語によるアラームを、前記外部の端末に出力するアラーム出力手段を備えていてもよい。
また、例えば、経営支援装置は、
前記アラーム出力手段から出力される前記言語によるアラームの、ユーザによる追加および変更を可能にするアラームアレンジ手段を備えていてもよい。
また、例えば、経営支援装置は、
前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動毎に、前記言語による質問を前記質問出力手段に出力させるか否かのユーザによる設定を可能にする質問出力設定手段を備えていてもよい。
また、例えば、経営支援装置は、
前記質問出力手段から出力される前記言語による質問の、ユーザによる追加および変更を可能にする質問アレンジ手段を備えていてもよい。
また、例えば、経営支援装置は、
前記対策出力手段から出力される前記対策の、ユーザによる追加および変更を可能にする対策アレンジ手段を備えていてもよい。
本発明の第2の観点に係る経営支援システムは、
第1の観点に係る経営支援装置と、
外部の端末と、
を備える。
本発明の第3の観点に係る経営支援方法は、
経営支援装置の経営支援方法であって、
複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップで取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析ステップと、
前記経営分析ステップで求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力ステップと、
前記質問出力ステップで出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得ステップと、
前記回答取得ステップで取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力ステップと、
を含み、
前記質問出力ステップでは、前記経営分析ステップで求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて予め記憶装置に記憶されている前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
前記対策出力ステップでは、前記回答取得ステップで取得された前記質問への回答に対応付けて予め記憶装置に記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
前記質問出力ステップでは、前記回答取得ステップで取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得機能、
前記データ取得機能で取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析機能、
前記経営分析機能で求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力機能、
前記質問出力機能で出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得機能、
前記回答取得機能で取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力機能、
前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を記憶する質問記憶機能、
前記質問への回答と前記経営分析の指標を改善するための対策とを対応付けて記憶する対策記憶機能、
を実現させ、
前記質問出力機能では、前記経営分析機能で求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて、前記質問記憶機能により記憶された前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
前記対策出力機能では、前記回答取得機能で取得された前記質問への回答に対応付けて前記対策記憶機能により記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
前記質問出力機能では、前記回答取得機能により取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う。
本発明によれば、経営改善対策を容易に得ることが可能である。
本発明の実施の形態に係る経営支援システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係るサイトのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末のブロック図である。 トップ画面を示す図である。 アラーム登録画面を示す図である。 質問登録画面を示す図である。 対策登録画面を示す図である。 科目登録画面を示す図である。 (a)は科目データ取込み画面を示す図であり、(b)は仕訳データ取込み画面を示す図であり、(c)は財務データ取込み画面を示す図であり、(d)は入力画面を示す図である。 貸借対照表を表示する画面の図である。 経営分析の指標の変動を表示する画面の図である。 回答を入力するか否かを指示する画面の図である。 回答の入力を受け付ける画面の図である。 経営改善対策を表示する画面の図である。 財務の視点における戦略マップを示す図である。 顧客の視点における戦略マップを示す図である。 次期のシミュレーション結果を表示する画面の図である。 印刷画面の図である。
以下、本発明の実施の形態に係る経営支援システム10を、図面を参照して説明する。
経営支援システム10は、図1に示すように、経営支援装置であるサイト11と端末13とがインターネット12を介して接続されることで構成される。
経営支援システム10は、財務諸表データ(例えば、複数年分の、貸借対照表を構成する数値情報、損益計算書を構成する数値情報或いはキャッシュフロー計算書を構成する数値情報等)を、端末13を用いてユーザ(例えば、事業者)に入力させる。そして、経営支援システム10は、財務諸表データに基づいた経営分析の指標(例えば、売上高、売上高利益率、限界利益等)の変動をサイト11に求めさせ、その結果を、サイト11が提供する経営会計ホームページを通じて、端末13に提供する。
また、経営支援システム10(サイト11)は、経営分析の指標の変動について、言語による質問を端末13に出力し、その質問に対する回答を示す回答情報を、端末13を用いてユーザに入力させる。そして、経営支援システム10は、回答情報に応じた経営改善対策(経営分析の指標を改善するための対策)をサイト11に求めさせ、求めさせた経営改善対策を、サイト11が提供する経営会計ホームページを通じて、端末13に提供する。
サイト11には、ユーザ登録を行ったユーザの端末13から、インターネット12を介してアクセスできる。ユーザ登録を完了したユーザには、固有の識別番号(ID)が、サイト11の運営者から発行される。ユーザは、発行されたIDに対応付けるパスワードを運営者に申請する。運営者がIDおよびパスワードをサイト11に登録すると、ユーザは、端末13を介してサイト11にアクセスし、ホームページ上の入力欄にIDとパスワードとを入力することで、サイト11が提供する経営会計ホームページを閲覧できる。
サイト11は、ユーザ登録されたユーザを、IDとパスワードとにより識別し、識別したユーザが閲覧可能な情報を区別して端末13に提供する。
サイト11は、経営会計ホームページを提供するための経営支援装置であり、図2に示すように、サーバ111と、ユーザ情報データベース(ユーザ情報BD)112と、設定情報データベース(設定情報DB)113と、分析情報データベース(分析情報DB)114と、画面情報データベース(画面情報DB)115と、管理用端末116と、を備える。
また、サイト11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、を備えている。サーバ111は、WWWサーバとしての機能を実現することで、経営会計ホームページを提供するウェブ制御機能111aと、データベースサーバとしての機能を実現するDB制御機能111bと、経営分析の指標の変動を求める分析機能111cとを実現する。なお、サーバ111は、物理的に1台のコンピュータで構成される必要はなく、複数台のコンピュータから構成されていてもよい。DB制御機能111bは、特許請求の範囲に記載のデータ取得手段に対応する。分析機能111cは、特許請求の範囲に記載の経営分析手段、質問出力手段、回答取得手段および対策出力手段に対応する。
サーバ111は、インターネット12を介して各端末13からのアクセスを受け付けて認証処理を行い、さらに、DB112〜115から情報を抽出して、経営会計ホームページを動的に作成し、アクセス元の端末13に提供する。
ユーザ情報DB112は、サーバ111へのアクセスが認められている各登録ユーザについて、例えば、ID、パスワード、事業者名、担当者名、担当部署名、連絡先(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス)等の情報を記憶する。
なお、「ID」は、サイト11の運営者が各ユーザに割り当てられた識別子である。運営者は、管理用端末116を操作して、ユーザ情報DB112にIDを記憶させる。また、「パスワード」は、サーバ111にアクセスする際に要求される認証情報である。ユーザからパスワードを通知された運営者は、管理用端末116を操作して、パスワードをユーザ情報DB112に記憶させる。サーバ111は、IDにより、アクセス者(事業者)を識別し、IDとパスワードとの対によりアクセス者を認証する。
なお、事業者名、担当者名、担当部署名、連絡先等については、ユーザが端末13を操作して入力することにより、ユーザ情報DB112に記憶される。
設定情報DB113は、サーバ111が経営改善対策を求めるために使用する設定情報が記憶される。設定情報は、ユーザが端末13を操作して入力することにより、設定情報DB113に記憶される。
分析情報DB114は、サーバ111が経営分析の指標の変動を求めるために使用する財務諸表データが記憶される。財務諸表データは、ユーザが端末13を操作して入力することにより、分析情報DB114に記憶される。
画面情報DB115は、サーバ111が提供する経営会計ホームページを構成するために使用される画面情報が記憶される。画面情報は、運営者が管理用端末116を操作して入力することにより、画面情報DB115に記憶される。
図1に示す端末13は、各種情報をサイト11に送信する装置であり、且つ、経営会計ホームページを表示するための装置である。端末13は、例えば、パーソナルコンピュータ或いはワークステーション等から構成されている。端末13は、図3に示すように、通信部131と、制御部132と、入力部133と、表示部134と、を備える。
通信部131は、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されるインターフェイスである。通信部131は、LAN等を介して、インターネット12に接続されている。
制御部132は、端末13を制御する。制御部132は、図示しないCPUと、ROMと、RAMと、を備えている。制御部132は、ウェブブラウザがインストールされることで実現されるウェブブラウザ機能132aを有する。ユーザは、ウェブブラウザ機能132aを起動させることで、経営会計ホームページを端末13で閲覧可能になる。
入力部133は、例えばキーボードである。ユーザは、入力部133を操作して、経営会計ホームページのログイン画面に、IDおよびパスワードを入力し、経営会計ホームページにログインする。
また、ユーザは、例えば、初回ログイン時、入力部133を操作して、事業者名、担当者名、担当部署名、連絡先等を入力する。入力が完了すると、制御部132は、入力された情報にIDおよびパスワードを加えた情報を、通信部131からインターネット12に出力する。インターネット12に出力された情報は、サイト11に入力される。サイト11(DB制御機能111b)は、インターネット12を介して送られてきた情報を、ユーザ情報DB112に記憶する。
表示部134は、例えば液晶ディスプレイである。表示部134には、例えば、経営会計ホームページが表示される。
次に、上述の経営支援システム10の動作を説明する。
(マスタ情報登録)
サイト11が提供する経営会計ホームページにログインして、経営会計ホームページを閲覧するためには、ユーザ情報を登録し、更には、設定情報をサイト11に記憶させる必要がある。
まず、経営会計ホームページの運営者の営業担当者が、ユーザを訪問し、経営会計ホームページの趣旨や内容を説明し、参加を勧誘する。参加を希望したユーザには、運営者からIDが付与される。
IDが付与されたユーザは、パスワードを選定し、例えば運営者の営業担当者に伝える。すると、例えば、サーバ111のシステム管理者は、IDとパスワードとをユーザ情報DB112に登録する。
登録後、ユーザは、端末13のウェブブラウザ機能132aを起動させ、インターネットサービスプロバイダ等を介して、サーバ111にアクセスする。すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、経営会計ホームページのログイン画面を生成して端末13に送信する。これにより、端末13は、経営会計ホームページのログイン画面を表示部134に表示する。
ユーザは、経営会計ホームページのログイン画面に、IDおよびパスワードを入力する。すると、端末13は、IDおよびパスワードを、サーバ111に送信する。サーバ111は、受信したIDおよびパスワードと、ユーザ情報DB112に記憶されているIDおよびパスワードとが、一致していれば、ログインを認証して、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図4に示すトップ画面を端末13に送信する。すると、端末13は、トップ画面を表示部134に表示する。
例えば、初回ログイン時、ユーザは、ユーザ登録および設定情報をサイト11に記憶させるために、トップ画面に表示された「マスタ情報」ボタン134_a1を、入力部133を操作して選択する。すると、端末13は、マスタ情報が選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図示しないユーザ登録画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、ユーザ登録画面を表示部134に表示する。
表示部134に表示されたユーザ登録画面の入力欄に従って、ユーザは、事業者名、担当者名、担当部署名、連絡先等を、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、入力された情報をIDおよびパスワードに対応付け、その情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、入力された情報をユーザ情報DB112に記憶する。そして、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、設定情報のうちの1つを登録する画面、具体的には、図5に示すアラーム登録画面(サーバ111で求められた経営分析の指標の変動のうち、ユーザに対してアラームを通知する特定の指標の変動を登録するための画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、アラーム登録画面を表示部134に表示する。
アラーム登録画面は、図5に示すように、例えば、分析値名(経営分析の指標名)の入力欄134_b1とアラーム内容の入力欄134_b2とから構成されている。分析値名の入力欄134_b1には、例えば、「売上高」といった値名がデフォルトで入力されている。また、アラーム内容の入力欄134_b2には、「売上高が減少しました。」といった内容(経営分析の指標の変動を表示した言語)がデフォルトで入力されている。例えば、経営分析結果、売上高の減少が示され、アラームを通知する特定の指標の変動として売上高の減少が登録されている場合、サーバ111は、「売上高が減少しました。」とのアラームを、端末13に送信する。これにより、端末13は、「売上高が減少しました。」とのアラームを表示部134に表示する。
表示部134に表示されたアラーム登録画面で、ユーザは、分析値名とアラーム内容とを、入力部133を操作して変更・追加することができる(例えば、事業所内の特有の用語に変更したり、特有の用語を追加するアレンジができる)。アレンジ完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、分析値名とアラーム内容とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、分析値名とアラーム内容とを対応付けて、設定情報DB113に記憶する。
その後、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、設定情報のうちの1つを登録する画面、具体的には、図6に示す質問登録画面(経営改善対策を絞り込むための質問を登録するための画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、質問登録画面を表示部134に表示する。
ここで、質問は、関係式を構成する変数の取り得る組み合わせのうち、経営分析の指標の変動を得るための変数を特定するためのものであり、変数の変動に関する言語で表現されている。例えば、売上高が増加したという経営分析の指標の変動を求めるための関係式は、売上高変動=売上単価変動×売上個数変動である。よって、売上高が増加したという経営分析の指標の変動がサーバ111(分析機能111c)で求められた場合、サーバ111は、売上単価という変数の変動と売上個数という変数の変動とに関する質問を特定し、特定した質問を、端末13に出力する。このように、サーバ111(分析機能111c)は、経営分析の指標の変動に対する全ての組み合わせのうち、経営分析の指標の変動が得られるような質問に限定して、端末13に送信する。なお、サーバ111(分析機能111c)は、サイト11のROMに予め記憶されているパターンテーブルを参照することで、質問を限定する。
質問登録画面は、図6に示すように、例えば、分析値名の入力欄134_c1とアラーム内容の入力欄134_c2と質問内容の入力欄134_c3と選択肢の入力欄134_c4と一つ前の回答の入力欄134_c5とから構成されている。分析値名の入力欄134_c1には、アラーム登録画面の場合と同様、例えば、売上高といった値名がデフォルトで入力されている。また、アラーム内容の入力欄134_c2には、アラーム登録画面の場合と同様、例えば、「売上高が減少しました。」といった内容がデフォルトで入力されている。質問内容の入力欄134_c3には、例えば、「売上単価はどう変化しましたか?」といった内容がデフォルトで入力され、選択肢の入力欄134_c4には、「売上数量増加 売上数量変わらず 売上数量減少」といった内容がデフォルトで入力されている。
例えば、売上高の減少を示す結果が求められ、アラームを通知する特定の指標の変動として売上高の減少が登録されている場合、サーバ111は、「売上高が減少した」という変動を求めるための関係式を構成する変数のうちの1つの変数に関する「売上単価はどう変化しましたか?」の質問と「売上数量増加 売上数量変わらず 売上数量減少」の3つの選択肢とを、端末13に送信する。これにより、端末13は、「売上単価はどう変化しましたか?」の質問と、「売上数量増加 売上数量変わらず 売上数量減少」の3つの選択肢とを、表示部134に表示する。
サーバ111から端末13に提供される質問は最大4階層で行われる。よって、ユーザからの回答の内容によって、サーバ111は、次に提供する質問を変え、最大4つの質問を端末13に送信する。このため、質問登録画面では、一つ前の回答の入力欄134_c5を入力する欄が設けられている。例えば、サーバ111からの質問に対して、ユーザが、「売上数量増加」という回答を、端末13を操作して行った場合、サーバ111は、一つ前の回答「売上数量増加」に対応づけて記憶されている次の質問(コメントおよび選択肢)を、設定情報DB113から抽出し、端末13に送信する。
表示部134に表示された質問登録画面で、ユーザは、分析値名とアラーム内容と質問の内容と選択肢と一つ前の回答の内容とを、入力部133を操作して変更・追加することができる(例えば、事業所内の特有の用語に変更したり、特有の用語を追加するアレンジができる)。アレンジ完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、分析値名とアラーム内容と質問と選択肢と一つ前の回答とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、送信された分析値名とアラーム内容とに一致する、分析値名とアラーム内容とを設定情報DB113から特定し、特定した分析値名とアラーム内容とに、質問、選択肢および一つ前の回答を対応付けて、設定情報DB113に記憶する。設定情報DB113は、特許請求の範囲に記載の質問記憶手段に対応する。
その後、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、設定情報のうちの1つを登録する画面、具体的には、図7に示す対策登録画面(経営改善対策を登録するための画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、対策登録画面を表示部134に表示する。
対策登録画面は、図7に示すように、例えば、回答の入力欄134_d1と視点の入力欄134_d2と経営改善対策(経営分析の指標を改善するための対策)の入力欄134_d3とから構成されている。回答の入力欄134_d1には、質問登録画面の場合と同様、例えば、「売上数量増加」といった内容がデフォルトで入力されている。視点の入力欄134_d2には、例えば、「財務の視点」、「顧客の視点」といった経営改善のための切り口(視点)がデフォルトで入力されている。また、経営改善対策の入力欄134_d3には、例えば、財務の視点であれば「原価を低減させる」といった内容が、顧客の視点(顧客に対する視点)であれば「客単価を増加させる」といった内容がデフォルトで入力されている。
例えば、売上高の減少を示す結果が求められ、経営の視点についての経営改善対策の出力要求が端末13の操作によってユーザから行われた場合、サーバ111は、例えば、「原価を低減させる」とのコメントを、端末13に送信する。これにより、端末13は、「原価を低減させる」との経営改善対策を表示部134に表示する。また、例えば、売上高の減少を示す分析結果が求められ、顧客の視点についての経営改善対策の出力要求が端末13の操作によってユーザから行われた場合、サーバ111は、例えば、「客単価を増加させる」とのコメントを、端末13に送信する。これにより、端末13は、「客単価を増加させる」との経営改善対策を表示部134に表示する。
表示部134に表示された分析登録画面で、ユーザは、回答の内容と視点の内容と経営改善対策の内容とを、入力部133を操作して変更・追加することができる(例えば、事業所内の特有の用語に変更したり、特有の用語を追加するアレンジができる)。アレンジ完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、回答の内容と視点の内容と経営改善対策の内容とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、送信された回答と一致する回答を設定情報DB113から特定し、特定した質問に、視点と経営改善対策とを対応付けて、設定情報DB113に記憶する。設定情報DB113は、特許請求の範囲に記載の対策記憶手段に対応する。
その後、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、設定情報のうちの1つを登録する画面、具体的には、図8に示す科目登録画面を生成し、端末13に送信する。これにより、端末13は、科目登録画面を表示部134に表示する。
科目登録画面は、経営支援システム10で使用する科目を統一するための、科目の登録用画面である。科目登録画面は、図8に示すように、例えば、科目コードと科目名の入力欄134_e1と科目カナ名の入力欄134_e2とから構成されている。科目コードは、例えば4桁の数字で構成され、ユーザが変更することができない(予め付与されている)。入力欄134_e1には、例えば、普通預金といった科目がデフォルトで入力されている。また、科目カナ名の入力欄134_e2には、科目名に入力された科目のふりがな(カタカナ入力)が、デフォルトで入力されている。
表示部134に表示された科目登録画面で、ユーザは、科目名の内容と科目カナ名の内容とを、入力部133を操作して変更・追加することができる(例えば、事業所内の特有の用語に変更したり、特有の用語を追加するアレンジができる)。アレンジ完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、科目コードと科目名と科目カナ名とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、科目コードと科目名と科目カナ名とを対応付けて、設定情報DB113に記憶する。
その後、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、対応登録画面(種々の会計ソフト間で異なる表記の科目名を、設定情報DB113に記憶された科目名と対応づけるための画面。図示せず)を生成し、端末13に送信する。これにより、端末13は、対応登録画面を表示部134に表示する。
表示部134に表示された対応登録画面の入力欄(事業所で現在使用している会計ソフト名と会計ソフトで使用されている科目名(使用科目名)と設定情報DB113に記憶されている科目名(統一の科目名)との入力欄)に従って、ユーザは、会計ソフト名と使用科目名と記憶科目名とを、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、会計ソフト名と使用科目名と記憶科目名とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、記憶科目名に一致する科目名を設定情報DB113から特定し、特定した科目名(統一の科目名)に、会計ソフト名と使用科目名とを対応付けて、設定情報DB113に記憶する。
その後、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、指定登録画面(設定情報DB113に記憶された科目(統一の科目)が、固定費に対応するものか、変動費に対応するものかを指定するための画面。図示せず)を生成し、端末13に送信する。これにより、端末13は、指定登録画面を表示部134に表示する。
表示部134に表示された指定登録画面の入力欄(統一の科目名の表示に対応する入力欄)に従って、ユーザは、統一の科目名が、固定費か変動費かを、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、統一の科目名と固定費(または変動費)とを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、送信された統一の科目名と一致する科目名(統一の科目名)を設定情報DB113から特定し、特定した科目名に、固定費または変動費のいずれかを対応付けて、設定情報DB113に記憶する。そして、サーバ111は、登録が完了した旨のメッセージを、端末13に送信する。これにより、端末13は、登録完了を示すメッセージを表示部134に表示する。
そして、サーバ111は、登録が完了した旨のメッセージの送信後、一定時間(例えば、2秒)が経過すると、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図4に示すトップ画面を生成して端末13に送信する。すると、端末13は、トップ画面を表示部134に表示する。
(準備処理)
サイト11に経営分析を実行させるには、分析情報DB114に財務諸表データを記憶させる必要がある。分析情報DB114に財務諸表データを記憶させるために、ユーザは、トップ画面(図4)に表示された「準備処理」ボタン134_a2を、入力部133を操作して選択する。
すると、端末13は、準備処理が選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。これに応答して、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図9(a)に示すデータ取込み画面(科目データ取込み画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、データ取込み画面(図9(a))を表示部134に表示する。
表示部134に表示されたデータ取込み画面(図9(a))の入力欄134_f1,134_f2に従って、ユーザは、事業所で現在使用している会計ソフト名と科目データパス(会計ソフトで使用されている科目データの保存先)とを、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、入力された情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、入力された科目データと、設定情報DB113に記憶された統一の科目との対応関係を示す対応表を生成し、分析情報DB114に記憶する。
そして、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図9(b)に示すデータ取込み画面(仕訳データ取込み画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、データ取込み画面(図9(b))を表示部134に表示する。
表示部134に表示されたデータ取込み画面(図9(b))の入力欄134_g1,134_g2,134_g3に従って、ユーザは、事業所で現在使用している会計ソフト名と仕訳データの年度(会計ソフトを用いて作成された仕訳データの作成年度)と仕訳データパス(会計ソフトで作成された仕訳データ(財務諸表データ)の保存先)とを、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、入力された情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、入力された情報のうちの仕訳科目と、分析情報DB114に記憶した対応表とを対比して、仕訳科目を、分析情報DB114に記憶された統一の科目名に変更する。そして、仕訳科目の部分を統一の科目に変更した端末13からの情報を、分析情報DB114に記憶する。
そして、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図9(c)に示すデータ取込み画面(財務データ取込み画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、データ取込み画面(図9(c))を表示部134に表示する。
表示部134に表示されたデータ取込み画面(図9(c))の入力欄134_h1,134_h2に従って、ユーザは、事業所で現在使用している会計ソフト名と財務諸表データパス(会計ソフトを用いて作成された複数年分の財務諸表を表す財務諸表データの保存先)とを、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、入力された複数年分の財務諸表データを、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、入力された情報を取得し、入力された情報のうちの科目と、分析情報DB114に記憶した対応表とを対比して、科目を、分析情報DB114に記憶された統一の科目名に変更する。そして、科目の部分を統一の科目に変更した端末13からの情報を、分析情報DB114に記憶する。
そして、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図9(d)に示す入力画面を生成して端末13に送信する。これにより、端末13は、入力画面(図9(d))を表示部134に表示する。
表示部134に表示された入力画面(図9(d))の入力欄134_j1,134_j2,134_j3に従って、ユーザは、固定資産減価償却費、繰延資産減価償却費、人数(例えば、従業者数)を、入力部133を操作して入力する。入力完了の操作が入力部133で行われると、端末13は、入力された情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、入力された情報を分析情報DB114に記憶する。そして、サーバ111は、登録が完了した旨のメッセージを、端末13に送信する。これにより、端末13は、登録完了を示すメッセージを表示部134に表示する。
その後、サーバ111は、分析情報DB114に記憶された複数年分の財務諸表データを読み出し、財務諸表データに基づいて、例えば、売上高、限界利益等の経営分析の指標およびその変動値を求める。そして、サーバ111は、経営分析の指標およびその変動を求めた後、一定時間(例えば、2秒)が経過すると、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図4に示すトップ画面を生成して端末13に送信する。すると、端末13は、トップ画面を表示部134に表示する。
(データ分析)
マスタ情報(設定情報、ユーザ情報等)の登録および準備処理が完了すると、サイト11での経営分析が可能になる。分析結果を得るため、ユーザが、トップ画面(図4)に表示された「データ分析」ボタン134_a3を、入力部133を操作して選択すると、端末13は、データ分析が選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。
すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図10に示すように、仕訳表の表示を指示するための「仕訳一覧」ボタン134_k1、財務諸表の表示を指示するための「財務表示」ボタン134_k2、経営分析結果の表示を指示するための「分析表示」ボタン134_k3、経営改善対策を得るための質問の表示を指示すると共に回答を選択するための「質問と回答選択」ボタン134_k4、得られた経営改善対策の表示を指示すると共に対策の絞り込みを行うための「対策一覧と絞り込み」ボタン134_k5、戦略マップの表示を指示するための「戦略マップを表示」ボタン134_k6、次期のシミュレーション結果の表示を指示するための「次期シミュレーション表示」ボタン134_k7、および戦略マップ等の印刷を指示するための「レポート印刷」ボタン134_k8を示す画面(図10の領域aに示す画面)を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図10に示す領域aに示された画面(図10の領域bが表示されていない画面)を表示部134に表示する。
そして、ユーザが、入力部133を操作して、「財務表示」のボタン134_k2を選択すると、端末13は、そのボタンが選択されたことを示す情報をサーバ111に送信する。すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報と分析情報DB114に記憶された財務諸表データとを読み出し、図10の領域bに示すように、例えば3期分の貸借対照表を示す画面を生成する。また、サーバ111は、図10の領域bに示すように、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書およびキャッシュフロー計算書のいずれかを選択可能なボタン134_k9〜134_k12を示す画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面(図10の領域aおよび領域bを示す画面)を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図10に示す画面を表示部134に表示する。
また、ユーザが、入力部133を操作して、「分析表示」のボタン134_k3を選択すると、端末13は、そのボタンが選択されたことを示す情報をサーバ111に送信する。すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報と既に求めている経営分析の指標の変動とから、図11の領域bに示すように、例えば、売上高、限界利益等の経営分析の指標(2012年度と2013年度との分析結果)およびその変動を表示する画面を生成する。また、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、各分析値名(指標名)に対応付けられたアラーム内容を設定情報DB113から読み出して、図11の領域bに示すように、アラーム内容を各分析値名に対応付けた画面を生成する。また、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図11の領域bに示すように、例えば2011年度から2012年度の各分析値の推移(経営分析の指標の変動)を示す記号(例えば矢印)、および2012年度から2013年度の各分析値の推移(経営分析の指標の変動)を示す記号(例えば矢印)を各分析値名に対応付けた画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面(図11の領域bを示す画面)を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図11に示す画面を表示部134に表示する。
図11に示す画面を表示部134に表示した後、ユーザが、入力部133を操作して、「質問と回答選択」ボタン134_k4を選択すると、端末13は、そのボタンを選択したことを示す情報をサーバ111に送信する。すると、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報と、端末13に現在表示されているアラーム内容とから、図12の領域bに示す画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面(図12の領域bに示す画面)を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図12に示す画面を表示部134に表示する。
図12に示す画面では、「アラーム内容」、「回答入力状況」、「回答入力」ボタンおよび「回答取消」ボタンが表示される。質問対策入力状況は、回答の入力を受付可能な状態である場合に「入力」が表示され、回答取消のボタンが入力部133の操作により選択された場合、「非入力」が表示される。質問対策入力状況が「非入力」である場合、サーバ111は、そのアラーム内容に対する質問をユーザに提供しない。つまり、ユーザは、「回答入力」ボタン或いは「回答取消」ボタンのいずれかを選択することで、サーバ111に質問を出力させるか否かを、経営分析の指標の変動毎に設定できる。
ユーザが、入力部133の操作により例えばアラーム内容「売上高が増加しました」の欄の回答入力のボタンを選択した場合、端末13は、その回答入力のボタンが選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、アラーム内容「売上高が増加しました」に対応する画面情報を画面情報DB115から読み出し、図13の領域aに示す画面を生成する。また、サーバ111は、アラーム内容「売上高が増加しました」に対応する質問を設定情報DB113から読み出し、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出して、図13の領域bに示す画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図13の領域aおよび図13の領域bに示す画面を表示部134に表示する。
図13の領域aに表示される内容は、アラーム内容の要約とアラーム内容の詳細である。アラーム内容の詳細は、アラーム内容の詳しい説明に加えて、アラーム内容で示される状況が発生した要因を探るためのアドバイス(文言および表)で構成される。この表は、次のことを示している。売上高が増加した要因として、売上数量が大きく上がった(↑↑で表示)一方で、売上単価が下がった(↓で表示)場合があり、他にも、売上数量が上がって(↑で表示)、売上単価が上がった(↑で表示)場合または売上単価が維持(→で表示)の場合があることを示している。また、売上高が増加した要因として、売上数量が維持で(→で表示)、売上単価が上がった(↑で表示)場合があり、他にも、売上数量が下がって(↓で表示)、売上単価が大きく上がった(↑↑で表示)場合があることを示している。
図13の領域bに表示される内容は、売上高増加の維持のための対策を特定するために必要なユーザへの質問(アルファベットのQで表示)と、質問に対する回答(アルファベットのAで表示)とである。図13の領域bには、売上高増加を受けて(ユーザが、入力部133の操作により、例えばアラーム内容「売上高が増加しました」の欄の回答入力のボタンを選択したことを受けて)、サーバ111が、アラーム内容「売上高が増加しました」に対応付けられている、質問Q:「売上数量はどう変化しましたか?」を示す情報を設定情報DB113から取得し、端末13に送信した場合が示されている。また、図13の領域bには、その質問に対し、ユーザが、回答A:「売上数量増加」を選択した場合が示されている。
ユーザが、回答A:「売上数量増加」を選択した場合、端末13は、その選択を示す情報をサーバ111に送信する。すると、サーバ111は、その情報の取得の後、アラーム内容「売上高が増加しました」と回答「売上数量増加」とに対応付けられている、質問Q:「売上数量について次のうちどの分野の改善を検討しますか?」のコメントと、「市場 顧客 企業内部」の選択肢を示す情報とを、設定情報DB113から取得し、更に、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出して、これまでの質問を含んだ画面(図13の領域b)および現在の質問の画面(図13の領域c)を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図13の領域bおよび図13の領域cの部分の画面を更新し、図13の領域aの画面と共に、表示部134に表示する。
このようにして、サーバ111は、経営改善対策の特定に必要な回答を端末13から取得すると、取得した回答に対応付けられている対策(経営改善対策)を設定情報DB113から取得する(取得した回答に応じて対策を求める)。そして、サーバ111は、取得した対策にアラーム内容および質問内容を対応付けた情報と、画面情報DB115に記憶された画面情報とから、例えば図14に示す画面(図14の領域bに示す画面)を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に出力する。これにより、端末13は、図14に示す画面を表示部134に表示する。
図14の領域bに示す画面は、アラーム内容、そのアラーム内容に対応してサーバ111が行った質問の内容、特定された経営改善対策の内容、経営改善対策の表示・非表示を選択するタブ134_m1、および戦略マップ表示変更入力欄(後述する戦略マップを表示する際に、特定された経営改善対策の内容をアレンジして表示するための入力欄)134_m2から構成されている。例えば、ユーザが、入力部133を操作して、経営改善対策の非表示のタブ134_m1を選択した場合、端末13は、その選択を示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、非表示のタブに対応する経営改善対策を含まない戦略マップを生成し、端末13に送信する。つまり、ユーザは、非表示のタブを選択することで、例えば組織にそぐわない経営改善対策を不採用にすることができる。
また、例えば、ユーザが、特定した経営改善対策:「価格付け」の欄に対応する戦略マップ表示変更入力欄134_m2に、「価格再検討」を入力した場合、端末13は、その入力を示す情報を、サーバ111に送信する。サーバ111は、特定した経営改善対策:「価格付け」を、「価格再検討」の文言に変更した戦略マップを生成し、端末13に送信する。
ここで、サーバ111は、例えば戦略マップを生成する際、採用された経営改善対策に加え、アラーム内容、経営分析の指標の変動、質問および回答の各表示の回数を、分析情報DB114に記憶する。この記憶によって、サーバ111は、経営改善対策、アラーム内容、経営分析の指標の変動、質問および回答を表示する際、表示回数の多いものを、例えば上位に表示する。これにより、ユーザの便宜を図る。
なお、経営改善対策、アラーム内容、経営分析の指標の変動、質問および回答について、表示回数が少ないものについては、ユーザの組織にそぐわないものの可能性がある。よって、サイト11の運営者は、閾値として定められた回数よりも表示回数が少ないものについては、例えば税理士等の専門家と協議した後、必要であれば、内容の修正或いは削除を行う。
このように、経営改善対策、アラーム内容、経営分析の指標の変動、質問および回答について、実務上多く採用されるものについては、内容が維持され、採用が少ないものについては、専門的な検討を経て修正・削除される。よって、サイト11の運営者は、ユーザの組織に応じてカスタマイズ(精緻化)された情報を、経営会計ホームページを通じて提供できる。
図14の説明に戻る。図14に示す画面が表示されているときに、ユーザが、戦略マップ(特定された経営改善対策を種々の視点毎に分類したマップ)の表示を指示するための「戦略マップを表示」ボタン134_k6を、入力部133を操作して選択すると、サーバ111は、特定した経営改善対策を、種々の視点(財務の視点、顧客の視点、内部プロセスの視点、学習と成長の視点)毎に分類して、画面情報DB115に記憶された画面情報と合成することで、戦略マップを生成する。例えば、サーバ111は、財務の視点であれば、特定した経営改善対策から財務的な対策を抽出し、画面情報DB115に記憶された画面情報と合成することで、図15の領域bに示すような財務の視点における戦略マップを生成する。
また、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図15に示すように、戦略マップの視点の切り換えを指示する、「財務の視点」ボタン134_n1、「顧客の視点」ボタン134_n2、「内部プロセスの視点」ボタン134_n2、「学習と成長の視点」ボタン134_n4を示す画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図15に示す画面を表示部134に表示する。
また、ユーザが、画面に表示された「顧客の視点」ボタン134_n2を、入力部133を操作して選択すると、端末13は、「顧客の視点」が選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、特定した経営改善対策から顧客に対する対策を抽出し、画面情報DB115に記憶された画面情報と合成することで、図16の領域bに示すような顧客の視点における戦略マップを生成する。
また、サーバ111は、画面情報DB115に記憶された画面情報を読み出し、図16に示すように、「財務の視点」ボタン134_n1、「顧客の視点」ボタン134_n2、「内部プロセスの視点」ボタン134_n2、「学習と成長の視点」ボタン134_n4を示す画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、図16に示す画面を表示部134に表示する。
また、ユーザが、次期のシミュレーション結果の表示を指示する「次期シミュレーション表示」ボタン134_k7を、入力部133を操作して選択すると、サーバ111は、分析情報DB114から当期の財務諸表データを読み出し、画面情報DB115に記憶された画面情報と合成することで、当期の分析結果を表す画面および次期のシミュレーション結果を表す画面(図17の領域bに示す画面)を生成し、端末13に送信する。これにより、端末13は、例えば、図17に示す画面を表示部134に表示する。
図17の領域bに示す画面は、当期金額・率の枠内に、分析結果(経営分析の指標)が表示される。また、図17の領域bに示す画面の次期金額・率の枠内に、次期のシミュレーション結果が表示される。ユーザが、入力部133の操作により、次期金額・率の枠の右側にあるツマミをスライドすると、端末13は、スライド量を示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、スライド量に応じて当期金額・率を変化させて、次期金額・率を求める。そして、サーバ111は、求めた次期金額・率を、端末13に送信する。すると、端末13は、次期金額・率(次期のシミュレーションの結果)を、表示部134に表示する。
例えば、ユーザが、入力部133の操作により、売上単価増減率のツマミをスライドさせ、売上単価増減率がマイナス10%を示した場合、端末13は、売上単価増減率がマイナス10%であることを示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、売上単価増減率がマイナス10%になった場合の当期金額・率を求めることで、次期金額・率を求める。
また、ユーザが、分析結果等の印刷を指示する「レポート印刷」ボタン134_k8を、入力部133を操作して選択すると、サーバ111は、画面情報DB115から印刷に対応する画面情報を読み出し、印刷の指示を受け付ける印刷画面(図18の領域bに示す画面)を生成して、端末13に送信する。これにより、端末13は、例えば、図18に示す印刷画面を表示部134に表示する。
例えば、ユーザが、入力部133を操作して、年次試算表(B/S)に対応する印刷順の欄に「1」を入力し、3期比較C/F計算書に対応する印刷順の欄に「2」を入力して、「印刷」ボタンを選択した場合、端末13は、入力した内容を示す情報を、サーバ111に送信する。すると、サーバ111は、年次試算表の印刷に必要な財務諸表データおよび3期比較C/F計算書の印刷に必要な財務諸表データを、分析情報DB114から取得し、取得した財務諸表データを、端末13に送信する。すると、端末13は、年次試算表(B/S)の印刷に必要な財務諸表データを、最初に、例えばプリンタに出力し、次に、3期比較C/F計算書の印刷に必要な財務諸表データを、例えばプリンタに出力する。これにより、年次試算表(B/S)が最初に印刷され、次に、3期比較C/F計算書が印刷される。
上述した通り、実施の形態に係る経営支援システム10(サイト11)は、複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを端末13から取得する。そして、経営支援システム10(サイト11)は、取得した財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める。また、経営支援システム10(サイト11)は、求めた経営分析の指標の変動について、その指標の変動を求めるための関係式を構成する変数毎に、言語による質問を端末13に出力する。そして、経営支援システム10(サイト11)は、出力した質問への回答を端末13から取得し、取得した回答に応じて、経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を端末13に出力する。よって、実施の形態に係る経営支援システム10(サイト11)によれば、経営改善対策を容易に得ることが可能である。
また、実施の形態に係る経営支援システム10では、経営改善対策、アラーム内容、経営分析の指標の変動、質問および回答について、実務上多く採用されるものについては、内容が維持され、採用が少ないものについては、専門的な検討を経て修正・削除される。よって、サイト11の運営者は、ユーザの組織に応じてカスタマイズ(精緻化)された情報を、経営会計ホームページを通じて提供できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上述した経営支援システム10(サイト11)では、ユーザが、入力部133を操作して、「財務表示」ボタン134_k2を選択すると、サーバ111は、図10に示すように、例えば3期分の貸借対照表等を示す画面を生成した。しかしこれに限られるものではなく、サーバ111は、例えば3期分の貸借対照表を示す画面に加え、グラフボタンおよび推移ボタンを含む画面を生成して、端末13に送信してもよい。
この構成の場合、ユーザが、入力部133を操作して、グラフボタンを選択すると、端末13は、グラフボタンが選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。サーバ111は、グラフボタンが選択されたことを示す情報を取得すると、例えば貸借対照表の資産の部の変動を表すグラフを生成し、そのグラフを含んだ画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、例えば貸借対照表の資産の部の変動を表すグラフを表示部134に表示できる。
また、上述の構成の場合、ユーザが、入力部133を操作して、推移ボタンを選択すると、端末13は、推移ボタンが選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。サーバ111は、推移ボタンが選択されたことを示す情報を取得すると、例えば貸借対照表の資産の部の推移を示す一覧表を生成し、その一覧表を含んだ画面を生成する。そして、サーバ111は、生成した画面を、端末13に送信する。これにより、端末13は、例えば貸借対照表の資産の部の推移を示す一覧表を表示部134に表示できる。
同様に、サーバ111は、図13に示す画面に加え、グラフボタンおよび推移ボタンを含む画面を生成して、端末13に送信してもよい。この場合、ユーザが、入力部133を操作して、グラフボタンを選択すると、サーバ111は、売上高の変動を表すグラフを生成し、そのグラフを含んだ画面を生成する。また、ユーザが、入力部133を操作して、推移ボタンを選択すると、サーバ111は、売上高の推移を示す一覧表を生成し、その一覧表を含んだ画面を生成する。
上述した経営支援システム10(サイト11)では、ユーザが、「戦略マップを表示」ボタン134_k6を、入力部133を操作して選択すると、サーバ111は、図15或いは図16に示す戦略マップを示す画面を生成した。この戦略マップを示す画面に表示された各対策(例えば、「作成資料の棚卸」の文言)が入力部133の操作によって選択された場合、その対策に関するサイトに接続されるように、端末13を構成してもよい。
また、戦略マップを示す画面に表示された対策(例えば、「作成資料の棚卸」の文言)が入力部133の操作によって選択された場合、端末13は、対策のうちの1つが選択されたことを示す情報を、サーバ111に送信する。サーバ111は、選択された対策に関係する文献のタイトル或いは文献内容の要約等を、インターネット12を介して取得し、取得した情報を端末13に送信する。そして、端末13は、選択された対策に関係する文献のタイトル或いは文献内容の要約等が表示部134に表示する。このように、サーバ111および端末13を構成してもよい。
また、上述した経営支援システム10(サイト11)では、ユーザが、「次期シミュレーション表示」ボタン134_k7を、入力部133を操作して選択すると、サーバ111は、当期金額・率を表す画面および次期のシミュレーション結果を表す画面を生成したが、これに限られるものではない。サーバ111は、当期金額・率を表す画面および次期のシミュレーション結果を表す画面に代えて、例えば、当期のキャッシュフロー計算書および次期のキャッシュフロー計算書のシミュレーション結果を表す画面を、生成してもよい。また、サーバ111は、当期金額・率を表す画面および次期のシミュレーション結果を表す画面に代えて、例えば、当期の損益計算書および次期の損益計算書のシミュレーション結果を表す画面を、生成してもよい。
なお、上記の実施の形態において、経営支援システム10(サイト11および端末13)で実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、経営支援システム10(サイト11および端末13)を構成することとしてもよい。
また、経営支援システム10(サイト11および端末13)の動作を実現する処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、または、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 経営支援システム、11 サイト、12 インターネット、13 端末、111 サーバ、111a ウェブ制御機能、111b DB制御機能、111c 分析機能、112 ユーザ情報DB、113 設定情報DB、114 分析情報DB、115 画面情報DB、116 管理用端末、131 通信部、132 制御部、132a ウェブブラウザ機能、133 入力部、134 表示部。

Claims (9)

  1. 複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段で取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析手段と、
    前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力手段と、
    前記質問出力手段から出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得手段と、
    前記回答取得手段で取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力手段と、
    前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を記憶する質問記憶手段と、
    前記質問への回答と前記経営分析の指標を改善するための対策とを対応付けて記憶する対策記憶手段と、
    を備え、
    前記質問出力手段は、前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて、前記質問記憶手段から前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
    前記対策出力手段は、前記回答取得手段で取得された前記質問への回答に対応付けて前記対策記憶手段に記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
    前記質問出力手段は、前記回答取得手段で取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う、
    経営支援装置。
  2. 前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動について、前記指標の変動を表現した言語によるアラームを、前記外部の端末に出力するアラーム出力手段を備える、
    請求項1に記載の経営支援装置。
  3. 前記アラーム出力手段から出力される前記言語によるアラームの、ユーザによる追加および変更を可能にするアラームアレンジ手段を備える、
    請求項に記載の経営支援装置。
  4. 前記経営分析手段で求められた経営分析の指標の変動毎に、前記言語による質問を前記質問出力手段に出力させるか否かのユーザによる設定を可能にする質問出力設定手段を備える、
    請求項1からのいずれかに記載の経営支援装置。
  5. 前記質問出力手段から出力される前記言語による質問の、ユーザによる追加および変更を可能にする質問アレンジ手段を備える、
    請求項1からのいずれかに記載の経営支援装置。
  6. 前記対策出力手段から出力される前記対策の、ユーザによる追加および変更を可能にする対策アレンジ手段を備える、
    請求項1からのいずれかに記載の経営支援装置。
  7. 請求項1からのいずれかに記載の経営支援装置と、
    前記外部の端末と、
    を備える経営支援システム。
  8. 経営支援装置の経営支援方法であって、
    複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得ステップと、
    前記データ取得ステップで取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析ステップと、
    前記経営分析ステップで求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力ステップと、
    前記質問出力ステップで出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得ステップと、
    前記回答取得ステップで取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力ステップと、
    を含み、
    前記質問出力ステップでは、前記経営分析ステップで求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて予め記憶装置に記憶されている前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
    前記対策出力ステップでは、前記回答取得ステップで取得された前記質問への回答に対応付けて予め記憶装置に記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
    前記質問出力ステップでは、前記回答取得ステップで取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う、
    経営支援方法。
  9. コンピュータに、
    複数年分の財務諸表を表す財務諸表データを外部の端末から取得するデータ取得機能、
    前記データ取得機能で取得された財務諸表データに基づき、経営分析の指標の変動を求める経営分析機能、
    前記経営分析機能で求められた経営分析の指標の変動のそれぞれについて、前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を、前記外部の端末に出力する質問出力機能、
    前記質問出力機能で出力された前記言語による質問への回答を、前記外部の端末から取得する回答取得機能、
    前記回答取得機能で取得された前記質問への回答に応じて、前記経営分析の指標を改善するための対策を求め、求めた対策を前記外部の端末に出力する対策出力機能、
    前記指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数毎に、前記変数の変動を特定するための言語による質問を記憶する質問記憶機能、
    前記質問への回答と前記経営分析の指標を改善するための対策とを対応付けて記憶する対策記憶機能、
    を実現させ、
    前記質問出力機能では、前記経営分析機能で求められた経営分析の指標の変動を求める基になった関係式を構成する変数に応じて、前記質問記憶機能により記憶された前記質問を特定し、特定した質問を前記外部の端末に出力し、
    前記対策出力機能では、前記回答取得機能で取得された前記質問への回答に対応付けて前記対策記憶機能により記憶されている前記対策を特定し、特定した対策を前記外部の端末に出力し、
    前記質問出力機能では、前記回答取得機能により取得された一つ前の回答の内容によって次に出力する質問を変えながら、段階的に対策を絞り込むための質問を行う、
    プログラム。
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