JP2002245232A - 経営診断情報提供装置、経営診断情報提供システム及びプログラム - Google Patents

経営診断情報提供装置、経営診断情報提供システム及びプログラム

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JP2002245232A
JP2002245232A JP2001037318A JP2001037318A JP2002245232A JP 2002245232 A JP2002245232 A JP 2002245232A JP 2001037318 A JP2001037318 A JP 2001037318A JP 2001037318 A JP2001037318 A JP 2001037318A JP 2002245232 A JP2002245232 A JP 2002245232A
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Shigeru Yoshinaga
茂 吉永
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CML KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経営診断情報の提供を通信回線網を介してユ
ーザに提供することを可能とする経営診断情報提供シス
テムを提供する。 【解決手段】 比較用の基準データを記憶する基準デー
タ記憶手段と、前記経営データから所定の項目を判別す
る第1の判別手段と、前記第1の判別手段によって判別
された項目に対する基準データを前記基準データ記憶手
段から取得する取得手段と、前記第1の判別手段によっ
て判別された項目の経営データと、前記取得手段によっ
て取得された基準データと、を比較して、経営データが
異常か否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判
別手段によって判別された結果に応じた経営診断情報を
提供する提供手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信回線網を利用して、企業の経営状況調査情報を提
供する経営診断情報提供装置、経営診断情報提供システ
ムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】公共事業に参加を希望する建設業者は、
経営事項審査(以下、経審と略称する)の受審が建設業
法において義務付けられており、現在全国の約20万の
建設業者が毎年実際に受審している。
【0003】経審は、5つの項目、即ち、完成工事高
(X1)、自己資本・職員(X2)、経営状況
(Y)、技術力(Z)、及び社会性その他(W)に
よって構成されていて、それぞれの評点に所定の比率
(0.35、0.1、0.2、0.2、0.
15)が乗ぜられて総合評点(P)(P=0.35X1
+0.1X2+0.2Y+0.2Y+0.15W)が算
出され、この総合評点Pの大小によって建設業者の公的
な格付けが行われる。公的な格付けの大なる業者は大き
な工事への参加が、小なる業者は小さな工事への参加
が、許されることになる。これを業者の「格付け」或い
は「ランク付け」と言い、国、地方公共団体とも同一の
計算方式によって審査を行っている。
【0004】そして、毎年度決算の終了後に建設業者は
経審の申込を所定の申請書類によって行うが、この申請
内容についての検証は限られた審査時間(通常30分〜
1時間程度)の中で行われ、又、領収書等の外部証拠と
の照合は行われないために、極めて形式的な審査になっ
ている。特に、前記の「経営状況」に関する財務諸表
については、外部の専門家の証明が義務付けられていな
いため、虚偽の財務諸表による申請が相当広汎に行われ
ている実態があり、信用できる情報との社会的評価は受
けていない。その結果として、受審した建設業者への信
頼度も低い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部の
専門家(公認会計士)による通常の監査を強制すること
は、第1に、監査費用として通常100万円近くの負担
を毎期、建設業者に強いることになり、第2に、20万
もの業者の監査を行うのは、公認会計士だけでは処理の
能力に限界があることから、公的な審査制度においては
実現が難しかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ユーザが通信回線網を介して送信した経営状
況資料を、調査・分析して、結果の経営状況調査情報を
ユーザに提供する、経営診断情報提供装置、経営診断情
報提供システム、及びプログラムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図11に示
すように、企業の経営データに基づいて、経営内容を診
断した結果を提供する経営診断情報提供装置3であっ
て、比較用の基準データを記憶する基準データ記憶手段
(例えば、データベースサーバ32など)と、前記経営
データから所定の項目を判別する第1の判別手段(例え
ば、制御部311等)と、前記第1の判別手段によって
判別された項目に対する基準データを前記基準データ記
憶手段から取得する取得手段(例えば、制御部311な
ど)と、前記第1の判別手段によって判別された項目の
経営データと、前記取得手段によって取得された基準デ
ータと、を比較して、経営データが異常か否かを判別す
る第2の判別手段(例えば、制御部311など)と、前
記第2の判別手段によって判別された結果に応じた経営
診断情報を提供する提供手段(例えば、制御部311、
伝送制御部313、表示部34、入力部35など)と、
を備えることを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、第1の判別
手段によって経営データから所定の項目が判別され、取
得手段によって前記第1の判別手段により判別された項
目に対する基準データが取得され、第2の判別手段によ
って第1の判別手段により判別された項目の経営データ
と、前記取得手段によって取得された基準データとが、
比較されて、経営データが異常か否かが判別され、提供
手段によって、前記第2の判別手段により判別された判
別結果に応じた経営診断情報が提供されるので、経営診
断を専門家等の人手に頼る必要がなくなって公正かつ迅
速に行うことが出来るとともに、ユーザに安く提供する
ことができる。
【0009】ここで、経営データは、例えば、取引記録
のデータ、勘定科目残高、勘定科目明細、税務申告書の
データ、銀行の残高証明書等の経営診断に有効なデータ
をいう。
【0010】提供手段は、例えば、通信回線網を介して
端末の画面に表示することによる提供、端末の印刷部に
より紙等に印刷することによる提供、Faxによる提
供、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等
の記憶媒体の送付による提供など、経営診断情報を表現
可能な媒体であればどのような手段であってもよい。経
営診断情報提供装置は、いわゆるスタンドアロン型であ
ってもよいし、一部の機能をネットワーク上で分散させ
た構成のものであってもよい。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の経
営診断情報提供装置において、前記基準データは、前記
企業が属する業界の平均値データであることを特徴とし
ている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、前記基準データは、企業が属する業界の平均値デー
タであるので、前記経営データを該基準データと比較す
ることによって、その乖離の程度が明らかとなり、その
結果、粉飾の有無について判断しやすくなる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の経営診断情報提供装置において、前記各項目間のデ
ータの不規則性に関するデータを記憶する不規則性デー
タ記憶手段(例えば、データベースサーバ32など)
と、前記経営データの各項目間のデータに、不規則性が
あるか否かを、前記不規則性データ記憶手段に記憶され
た不規則性データに基づいて判定する判定手段(例え
ば、制御部311など)と、前記判定手段によって不規
則性があると判定された場合に、当該項目に関する経営
診断情報を提供する第2の提供手段(例えば、制御部3
11、伝送制御部313、表示部34、入力部35な
ど)と、を備えることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこ
と、特に、判定手段によって、不規則性データ記憶手段
により記憶されたデータの不規則性に関するデータに基
づいて、前記項目間のデータに不規則性があるが否かが
判定され、第2の提供手段によって前記判定手段により
不規則性があると判定された場合に、当該項目に関する
経営診断情報が提供されるので、前記項目間における対
応関係の不規則性がわかることとなり、粉飾の有無がよ
り正確に判断できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の経
営診断情報提供装置において、経営データには勘定科目
に関するデータが含まれ、連続する複数期間の勘定科目
の内訳を比較して、滞留債権を抽出する滞留債権抽出手
段(例えば、制御部311など)と、前記滞留債権抽出
手段によって抽出された滞留債権に基づく経営診断情報
を提供する第3の提供手段(例えば、制御部311、伝
送制御部313、表示部34、入力部35など)と、を
備えることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、経営データには勘定科目に関するデータが含まれ、
滞留債権抽出手段によって、連続する複数期間の勘定科
目の内訳が比較され、第3の提供手段によって、前記滞
留債権抽出手段により抽出された滞留債権に基づく経営
診断情報が提供されるので、調査対象企業に回収が懸念
される債権の有無がわかることとなり、より信頼性の高
い経営診断情報となる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の経営診断情報提供装置において、前記経営診断情報
は、適法な財務諸表であることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、
特に、経営診断情報は、適法な財務諸表であるので、ユ
ーザが経営データの提示すれば、経営診断情報提供装置
によって財務諸表が提供され、それを公表することで企
業の社会的信用が高まり、経済効果も上昇する。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の経
営診断情報提供装置において、前記財務諸表は、経営事
項審査に提出するための調査報告書であることを特徴と
している。
【0020】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは勿論、特に前記
財務諸表が、経営事項審査に提出する調査書であるの
で、ユーザにとっては適法な調査書を安く作成すること
が出来、経営審査事項調査においても、適法な財務諸表
が企業から提出されることとなり、社会的に信用性が高
い調査となる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れかに記載の経営診断情報提供装置と、端末装置(ユー
ザ端末2)と、が通信回線網(通信回線網4)を介して
接続された経営診断情報提供システム(経営診断情報提
供システム1)であって、前記端末装置は、前記経営デ
ータを入力するための入力手段(例えば、入力部24な
ど)と、前記入力手段によって入力された経営データを
前記経営診断情報提供装置に送信する送信手段(例え
ば、伝送制御部26など)と、前記経営診断情報提供装
置から経営診断情報を受信する受信手段(例えば、伝送
制御部26など)と、前記受信手段によって受信された
経営診断情報を出力する出力手段(例えば、出力部25
など)と、を備えることを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明によれば、前記経営診
断情報提供装置と、端末装置と、が通信回線網で接続さ
れていて、送信手段により経営データが経営診断情報提
供装置に送信され、受信手段によって経営診断情報提供
装置によって作成された経営診断情報が受信され、出力
手段によって同経営診断情報を出力することができるの
で、ユーザは、通信回線を介して経営診断情報を手に入
れることが出来、大変便利である。また、専門家に依頼
するのに比べて、コストを抑えることが出来る。
【0023】請求項8記載の発明は、コンピュータに、
企業の経営データに基づいて、経営内容を診断した結果
を提供させるためのプログラムであって、比較用の基準
データを記憶手段に記憶させる機能と、前記経営データ
から所定の項目を判別する機能と、判別された項目の経
営データと、取得された基準データと、を比較して、経
営データが異常か否かを判別する機能と、前記第2の判
別手段によって判別された結果に応じた経営診断情報を
提供する機能と、を実行させるためのプログラムであ
る。
【0024】請求項8記載の発明によれば、コンピュー
タは、比較用の基準データを記憶手段に記憶し、前記経
営データから所定の項目を判別し、 判別された項目の
経営データと、取得された基準データと、を比較して、
経営データが異常か否かを判別して、前記第2の判別手
段によって判別された結果に応じた経営診断情報を提供
することを、実現させることが出来るので、人手に頼る
よりも、たくさんの人にかつ安く、公正な経営診断情報
を提供できることとなり、便利である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図面
を参照して説明する。尚、本実施例では、経営状況の調
査の対象ユーザを建設業者に特定し、建設業者等が通信
回線網を介して送信した「経営事項に関するデータ(経
営データ)」に基づいて、経営状況の調査・分析を行
い、結果の経営状況情報を同建設業者等に提供する経営
診断情報提供装置、及び経営診断情報提供システムとし
て説明を行う。
【0026】図1は、本発明に係る経営診断情報調査提
供システムの全体構造を示す図である。図1に示す経営
診断情報提供システム1は、「経営事項に関するデー
タ」を提供するユーザ端末2と、経営状況の調査・分析
を行い、その結果情報を提供する、経営診断情報提供装
置3と、がインターネット等の通信回線網4で接続され
ている。
【0027】ユーザ端末2は、経営診断情報提供提供装
置3にアクセスして、「経営事項に関するデータ」を送
信したり、同装置3による結果情報の受信等を行うため
に用いる端末であって、例えばパーソナルコンピュータ
ー等を指し、その内部構成は、CPU21、RAM2
2、表示部23、入力部24、出力部25、伝送制御部
26、記憶部27及び記憶媒体28などにより構成さ
れ、記憶媒体28を除く各部はバスにより接続されてい
る。
【0028】CPU21は、記憶部27に格納された各
種プログラムやWWWブラウザ等を読み出してRAM2
2へのデータの一時的な格納を行い、各部の制御、デー
タの転送、種々の演算を行う。
【0029】RAM22は、CPU21により実行され
る各種処理において、プログラムやデータ等を一時的に
記憶する記憶領域、入力指示と入力データとによって処
理される作業領域等を形成する。
【0030】表示部23は、例えば、CRTやLCD等
により構成され、CPU21からの入力される各種表示
データや画像を表示する。
【0031】入力部24は、選択手段として機能し、例
えば、マウス、キーボード及びスキャナー等を備え、表
示部の画面に表示された指定情報の選択や、入力を行
う。
【0032】出力部25は、例えば印刷機等であって、
CPU21から出力された印刷データや画像を印刷す
る。
【0033】伝送制御部26は、モデム、ターミナルア
ダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回
線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介し
て外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0034】記憶部27は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体28を有しており、この記憶
媒体28は磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メ
モリで構成されている。この記憶媒体28は、記憶装置
に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するも
のであり、この記憶媒体には、当該に対応するWWWブラ
ウザ等の各種アプリケーションプログラム、各処理プロ
グラム、及び同処理プログラムで処理されたデータ等を
記憶する。
【0035】また、記憶媒体28に記憶するプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部を外部サーバ等
の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して
伝送制御部26から受信して記憶する構成にしてもよ
く、さらに、記憶媒体28はネットワーク上に構築され
た経営診断情報提供装置3の記憶媒体であってもよい。
【0036】尚、ユーザとは、「経営事項に関するデー
タ」を提出するものであれば、建設業者自体でなくとも
よい。即ち、本発明において、「経営事項に関するデー
タ」の収集は、例えば、公認会計士、税理士、行政書
士、建設業経理事務士1級の資格者等の、専門家が行う
必要があるので、それらの専門家が、建設業者の代理と
して、ユーザ端末2から経営診断情報提供装置3に接続
してもよい。
【0037】経営診断情報提供装置3は、ユーザ端末2
から送信された、「経営事項に関するデータ」を、所定
の調査・分析プログラムや、データベースに従って、分
析し、その結果から、例えば、経営事項審査に提出する
ための経審調査報告書、経営改善提案書、企業格付報告
書等を作成して、ユーザ端末2に提供するための装置で
ある。そして、図1に示すように、例えば、WWWサーバ
31、データベースサーバ32、メールサーバ33、表
示部34、入力部35等により構成されている。
【0038】WWWサーバは31、指定されたURL情
報に基づいて、CGI(Common Gateway Interface)
プログラム(図示なし)を起動させ、データベースサー
バ32から該当するWebページデータを取得し、取得
したWebページデータをHTML変換してユーザ端末
2に提供する装置である。ここで、Webページは、例
えば、メニュー画面ページ、選択画面ページ、調査分析
申込書ページ等である。
【0039】また、WWWサーバ31は、本発明の経営
診断情報提供システム1の各種動作を管理あるいは制御
する装置であって、内部に、例えば、図示しないCPU
やRAM等に構成される制御部311、記憶部312、
伝送制御部313等を備え、以下の処理手段として機能
する。
【0040】具体的には、制御部311は、第1の判別
手段として、ユーザ端末2から送信された「経営事項に
関するデータ」の全ての勘定科目データから、経審調査
の重点項目か否かを判別する処理、取得手段として、前
記判別された項目に対応する業界平均値データをデータ
ベースサーバ32から取得する処理、第2の判別手段と
してユーザの勘定科目データと、業界平均値データを比
較してユーザのデータが異常か否かを判別する処理、判
定手段として、科目間の対応関係に関するデータに基づ
いて、ユーザの勘定科目間に不規則性があるか否かを判
定する処理、滞留債権抽出手段として、連続する複数期
間における、ユーザの勘定科目データの内訳を比較して
滞留債権を抽出する処理、上記各種処理によって出され
た結果をまとめて経審調査報告書を作成する処理、提供
手段として、前記経審調査報告書を伝送制御部313を
介してユーザ端末2に送信する処理などを実行する。
【0041】記憶部312は、制御部311で実行され
る各種処理を行うためのプログラムやアプリケーション
ツールや、Webページデータなどを記憶する。
【0042】伝送制御部313は、図示しないが、ルー
タ、モデム、ターミナルアダプタ等を備え、ユーザ端末
2からの指定信号、選択信号などを受信するとともに、
経営診断情報提供装置3からの各種情報をユーザ端末2
に送信する。
【0043】データベースサーバ32は記録媒体32a
を有しており、この記録媒体32aは磁気的、光学的記
録媒体、若しくは半導体メモリなどで構成されている。
この記録媒体32aはデータベースサーバ32に固定的
に設けたもの、若しくは着脱自在に設けたものである。
この記録媒体33aに記憶されるデータや画像は、その
一部若しくは全部を他のサーバや端末装置等からネット
ワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記録する構成
にしてもよい。
【0044】具体的に、データベースサーバ32には、
システムプログラムDB321、財務データDB32
2、分布状況DB323、粉飾手口DB324等があ
る。
【0045】システムプログラムDB321とは、本発
明の経営診断情報提供システム1の実行に用いる各種プ
ログラムやアプリケーションソフトを格納・管理したデ
ータベースであって、例えば、図示しない本発明のHT
MLに関するシステムプログラムや、検索プログラム
(図示なし)、メインプログラム(図示なし)等に加
え、経審調査報告書作成処理に用いられる各種プログラ
ムが記憶されている。
【0046】具体的に、経審調査報告書作成処理のため
の各種プログラムには、異常値抽出プログラム321
a、税務申告書粉飾プログラム321b、表示調査プロ
グラム321c、適法財務諸表作成プログラム321
d、重要性判断プログラム321e、経審評点計算プロ
グラム321f、経営戦略プログラム321g、経審対
策プログラム321h、企業格付プログラム321iが
ある。
【0047】異常値抽出プログラム321aは、財務の
異常値を抽出する調査の方法をプログラミングしたもの
である。例えば、ユーザの財務データと業界平均値との
照合処理や、勘定科目間の対応関係調査や、滞留債権調
査等のステップにおいて、粉飾の検証に用いられる。
【0048】税務申告書粉飾プログラム321bは、税
務申告書からの会計の粉飾の有無を検証する調査の方法
をプログラミングしたものであって、例えば、税務申告
書との対応関係調査のステップにおいて起動される。
【0049】表示調査プログラム321cとは、財務諸
表の表示の適法性を調査するためのプログラムであっ
て、ユーザから送信された財務諸表の表示が、経審にお
ける評点アップのために操作されていないかを調査する
ために用いられる。
【0050】適法財務諸表作成プログラム321dと
は、経審調査報告書を作成するのに必要な、適法財務諸
表を作成するためのプログラムである。
【0051】重要性判断プログラム321eとは、経審
調査報告書を作成する上で、一定の基準に基づいて、重
要で指摘すべき項目と、重要度が低く指摘に及ばない項
目とを判断するためのプログラムである。
【0052】経審評点計算プログラム321fとは、経
審における評点(P)の計算方法に関するデータに基づ
いて、評点を算出するプログラムであって、特に、前記
評点(P)の構成要素である、前記経営状況(Y)の計
算方法等がプログラミングされており、以下に詳説す
る。
【0053】図4は、経営状況(Y)の計算内容を示し
た表である。Yの計算は、ユーザの財務データ(賃借対
照表、損益計算表等)の数値をもとにして行われ、図4
に示すように、4要素12指標によって構成されてい
る。4要素とは、収益性、流動性、安定性、健全性であ
り、それぞれに、例えば、売上高営業利益率、総資本経
常利益率、キャッシュフロー対売上高比率等といった指
標がある。図中、↑は、多いほどよい指標、↓は少ない
ほど良い指標を示している。
【0054】また、図5は、前記4要素12指標の具体
的な計算方法を示した表である。その計算の順序は、
各々の指標の値を図4に示した計算式に従って、計算す
る。各指標には、最大値、最小値が決められていて、そ
の範囲を超えることは出来ない。小数点6位以下は四捨
五入する。各指標に定められた数値を乗じる。小数点
6位以下を四捨五入。上記のようにして求められた各
要素の3つの値を定められた式で加減し、それに各要素
毎に設定されている定数を加減する。で算定された
各要素の値に定められた一定率を乗じる。の各要素
の値を一定の式に従って集計し、更に0.255の乗数
を加える。の値に215.3の定数を乗じる。
の値に法人の場合は720を、個人の場合は420を加
えて最終的なYの値を算出する。
【0055】経営戦略プログラム321gは、経営事項
調査報告書とは別に、経営に関するコンサルティング業
務の一環として行われる、経営改善提案書の作成処理に
用いる経営戦略策定に関するプログラムである。
【0056】経審対策プログラム321hとは、上記の
経営戦略プログラム321gと同様に、経営改善提案書
作成処理において、個々のユーザに応じた、経審(経営
事項審査)に対する対策への助言内容を導き出すための
プログラムである。
【0057】会社格付プログラム321iとは、経審調
査報告書及び、経営改善提案書と同様に、建設業者にと
って重要事項である、銀行の「格付」に関する会社格付
報告書を作成するのに用いるプログラムである。
【0058】財務データDB322は、図6に示すよう
に、例えば、建設業の全業種(28種類)の業種別財務
データ(賃借対照表、損益計算書等)を格納・管理して
いるデータベースである。詳細には、財団法人建設業情
報管理センターが公開している、20万事業所のデータ
から、2万社を無作為に抽出して28業種別・売上規模
別に財務指標の平均値を求めてこれをデータベース化し
たものであって、毎年更新される。そして、ユーザの経
営データとの比較、粉飾判断等に用いられる。
【0059】分布状況DB323は、建設業の全業種
(28種類)の経営状況に関する各項目の上位から下位
にいたる分布状況をデータベース化したものであって、
財務データDB322と同様に、ユーザ資料との比較の
上、粉飾判断等に用いられる。
【0060】粉飾手口DB324は、経営事項審査にお
ける粉飾の手口に関するデータや、ノウハウ情報等を格
納・管理するデータベースであって図7に示すように、
例えば、経審調査の焦点基準を示した表71や、粉飾の
手口と調査のポイントを示した表72等のデータが格納
されている。即ち、各勘定項目が、表71の(A)から
(D)の何れかに対応付けられて記憶されている。ま
た、表72において、(I)の場合、裏帳簿の存在を見
破れば、表の粉飾がほとんどされていない帳簿の調査は
比較的楽であるが、(II)の場合、表の帳簿事態に粉飾
が加わっているので、勘定残高の調査は(I)に比べて
必ずしも楽ではない。
【0061】メールサーバ33は、ユーザからの経営に
関する資料を含んだメールの受信や、結果の経審調査報
告書、経営改善提案書、企業格付報告書等をメールにて
欲しいユーザに対して、制御部311で出力されたそれ
らの書類データを含んだメールをユーザ端末2に送信す
る。
【0062】表示部34は、例えば、CRTやLCD等
により構成され、制御部311から出力された表示デー
タ等を画面上に表示する。
【0063】入力部35は、例えば、マウスやキーボー
ド等を備え、例えば、データベースサーバ32に格納さ
れている各種データの情報更新等に用いられる。
【0064】上記のように構成された経営診断情報提供
システム1において、経審調査報告書作成処理につい
て、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0065】まず、経審調査報告書を希望する建設業者
は、例えば、公認会計士、税理士、行政書士、建設業経
理1級事務士といった経営書類における専門家に依頼し
て、「経営事項に関するデータ(経営データ)」の収集
を行う(ステップS1)。
【0066】ここで、「経営事項に関するデータ」と
は、具体的に、例えば、指定した範囲の取引記録のデ
ータ2期間の勘定科目残高指定科目の2期間の勘定
科目明細最終期の税務申告書のデータ最終期の銀行
の残高証明等である。
【0067】ここで、この経審調査報告書の信用性を高
めるために、経営事項に関するデータは専門家によって
収集されることとし、以下に、同専門家が建設業者の代
理として、ユーザ端末2の操作を行うものとして説明す
る。
【0068】次いで、経営事項に関するデータの収集を
行った専門家等が、所定の様式に基づいて、経営事項に
関するデータを入力する(ステップS2)。そして、専
門家は、ユーザ端末2を使って、ブラウザ等の閲覧ソフ
トを立ち上げ、経営診断情報提供装置3に通信回線網4
を介してアクセスする。
【0069】次いで、経営診断情報提供装置3のWWW
サーバ31は、記憶部312からメニュー画面データを
抽出し、当該メニュー画面データをアクセスしたユーザ
端末2に送信する。すると、ユーザ端末2の表示部23
の画面上に、メニュー画面が表示される。このメニュー
画面には、「経審調査報告書作成」、「経営改善提案書
作成」、「企業格付報告書作成」等の各メニュー選択ボ
タン、及び「経営事項に関するデータの入力画面」が設
けられているので、入力部24を用いて、「経審調査報
告書作成」を選択し、当該選択情報とともに経営事項に
関するデータを添付して、経営診断情報提供装置3に送
信する(ステップS3)。
【0070】次いで、上記選択情報等を受信したWWW
サーバ31は、データベースサーバ32のシステムプロ
グラムデータベース321に記憶されているメインプロ
グラムを読み出し、それに従って、ユーザ端末2から送
信された、前記「経営事項に関するデータ」をインポー
トして、経審調査報告書作成処理を開始する(ステップ
S4)。
【0071】するとまず、WWWサーバ31の制御部3
11は、インポートされ前記データのうち、全ての勘定
科目のデータを抽出して、経審調査における重点調査項
目か否かの判断処理をデータベースサーバ32の粉飾手
口DB324に基づいて行う(ステップS5)。具体的
には、経審において粉飾が行われる目的が前記の経営状
況(Y)の評点アップであるため、それにつながる勘定
科目が経審調査の重要という、判断基準に基づいて行わ
れる。
【0072】そして、粉飾の手口としては、例えば、
受取勘定(完成工事未収入金、受取手形、売掛金)のカ
ット固定資産(償却資産を除く土地)の除外未成工
事支出金のカット借入金のカット支払手形、工事未
払金のカット現金・預金のプラス支払利息のカット
資産、負債の全体的なカット等があるので、これらが
重要勘定科目となる。反対に、売上高、当期利益及び固
定資産の中での償却資産や減価償却費は、消費税申告書
及び法人税申告書により不正の露見の可能性が高いの
で、粉飾の可能性も低く、これらの科目は重要勘定科目
とはならない。
【0073】即ち、図7の粉飾手口DB324に格納さ
れた経審調査の焦点基準データ71に示すように、経審
における経営状況(Y)への影響度が大きい勘定科目
で、かつ税務申告書とは関連しない勘定科目が、重点調
査項目(D)となる。
【0074】そして、重要勘定科目でないと、判断され
た場合(ステップS5:No)、調査対象から除外さ
れ、重要勘定科目であると判断されたもの(ステップS
5:Yes)だけが、先の調査対象としてステップS6
に移行する。
【0075】次いで、WWWサーバ31は、データベー
スサーバ32の財務データDB322と、粉飾手口DB
324と、及び経審評点計算プログラム321fとに基
づいて、勘定科目の業界平均値との照合処理を行う(ス
テップS6)。具体的に、制御部311は、粉飾手口D
B324に記憶された粉飾手口のデータに基づいて、財
務データDB322から引き出した、建設業28業種の
業界別平均値と、ユーザの経営データのうち、経審評点
計算プログラム321fに従って算出した売上高利益
率受取勘定月商倍率未成工事支出金月商倍率支払
勘定月商倍率純支払利息比率総資本回転率1人当
り年間売上高粗利益率について照合する。そして、そ
の差が、財務データDB322に記憶されている基準デ
ータと比較した結果、「経審有利」の方向に一定率を超
えている場合に、異常値として抽出する。(ステップS
6)。
【0076】次いで、WWWサーバ31は、粉飾手口D
B324と、異常値抽出プログラム321aと、経審評
点計算プログラム321fとに基づいて、勘定科目間の
対応関係調査を行う(ステップS7)。具体的に、制御
部311は、粉飾手口DB324のデータに基づいて、
財務データにおける異常値を抽出する、異常値抽出プロ
グラム321aと、経審評点計算プログラム321f
と、にしたがって演算を行い、勘定科目間の対応関係に
おける不規則性の調査処理を行う。
【0077】ここで、勘定科目間の対応関係における不
規則性の調査処理とは、例えば、「経審に対して有利な
方向に異常性が見られるか否かを判断する。具体的に
は、借入金と支払利息(例えば、支払利息÷3/10
0=借入金残高)、有価証券と受取配当金、受取勘
定と売上高、固定資産と原価償却費、未成工事支出
金と完成工事原価などの対応性を比較する。
【0078】次いで、WWWサーバ31は、ステップS
6及びステップS7における調査の結果、財務データに
おける粉飾の蓋然性、及び粉飾の可能性が高い勘定科目
を絞り込み、異常値の有無の判断処理を行う(ステップ
S8)。
【0079】そして、異常値が見つかった場合(ステッ
プS8:Yes)、制御部311は、ステップS7同様
に、粉飾手口DB324と、異常値抽出プログラム32
1aと、経審評点計算プログラム321fと、に基づい
て、翌期取引登録との照合調査を行う(ステップS
9)。
【0080】普通預金通帳及び当座預金照合表等の外部
証拠の翌期入金又は支払記録との照合は、それらの外部
証拠が強い証拠力を持ち、粉飾、特に二重帳簿の存在を
発見する最適の方法である。具体的に、翌期の第1月の
取引を調査範囲に選定し、以下の照合手続きを制御部3
11が行う。完成工事未収入金の期末残高明細書と、
通帳又は受取手形預り帳(割引依頼帳)の記録とを照合
する。工事未払い金の期末残高明細と通帳又は支払手
形の「ミミ」とを照合する。借入金残高明細と通帳か
らの返済記録とを照合する。
【0081】即ち、工事未収金、工事未払金及び買入金
残高はいずれも過小計上という形で粉飾が行われるの
で、翌期の入金記録(完成工事未収入金)と照合し、そ
の入金に見合う期末の勘定明細が計上されているかを確
かめることにより、期末残高の計上における過小計上の
有無を判断する。又、工事未払い金及び借入金について
も、翌期の支払い記録と期末残高との照合を行い、期末
残高の過小計上の有無判断を行うことが出来る。
【0082】そして、重大な端緒が見つからなかった場
合は(ステップS10:No)、ステップS13に移行
する。一方、重大な端緒を発見した場合には(ステップ
S10:Yes)、経営診断情報提供装置3は、粉飾が
見つかった事実及びその根拠の説明と共に、真正な帳簿
の提出を要求する電子メールを、メールサーバ33によ
り、ユーザ端末2に送信する(ステップS11)。
【0083】それに対して、ユーザ端末2から真正な帳
簿の提出がない場合は(ステップS12:No)、経審
調査は打ち切りとなる。一方、ユーザ端末2より真正な
帳簿の提出があった場合は(ステップS12:Ye
s)、ステップS13に工程を進める。この際、真正で
あるとユーザ端末2から提出された帳簿に対して、ステ
ップS6以降の各調査を再び行い、値が正確であるかの
確認処理が行われる。
【0084】次いで、ステップS13において、WWW
サーバ31の制御部311は、粉飾手口DB324、異
常値抽出プログラム321a、経審評点プログラム32
1eを用いて、ステップS9と同様にして、外部証拠
と、勘定科目残高又は、勘定科目明細とを比較して、勘
定科目残高の妥当性の調査を行う。この時、ステップS
9において調査された項目(完成工事未収入金、工事未
払金、借入金等)を除いた、例えば、預金、売上高(完
成工事未収入金)、工事未払金、未成工事支出金につい
て実施される。
【0085】次いで、ステップS14で、期間比較にお
ける不良債権の存否の調査を行う。この調査は、長期滞
留債権や関係会社に対する再検討で回収が懸念される債
権がないかを調べるものであって、ステップS9、ステ
ップS13と同様にして、制御部311は、粉飾手口D
B324のデータと、異常値抽出プログラム321a、
及び経審評点プログラム321fに従って所定の演算処
理を行い、受取勘定のうち、回収可能性に問題があるも
の及び支払勘定の中で雑役処理すべきものの調査を行
う。より具体的に説明すると、受取勘定の中には、計上
後数年を経過していて実質的に回収不能な相手先に対す
るものが含まれていることが多く、特に毎年の利益の計
上が困難な建設業者ほどこの傾向が強い。そこで、2期
間の勘定科目の内訳を比較して例えば、2年以上滞留さ
れているものを滞留債権と判断して明らかにする。
【0086】次いで、制御部311は、粉飾手口DB3
24のデータに基づき、税務申告書粉飾調査プログラム
321bと、経審評点計算プログラム321fとに従っ
て、勘定科目残高と、税務申告書との対応関係の調査を
行う。即ち、税務署への申告内容と、決算内容の調査の
外に、更正の請求を悪用した不正が行われていないこと
などを調べる。具体的に、法人税申告書、消費税申告書
等の税務申告書に記載されている、例えば、売上高、当
期利益、固定資産(償却費)、引当金等と、勘定科目の
それとの数値の照合が行われる(ステップS15)。
【0087】次いで、制御部311は、粉飾手口DB3
24と、表示調査プログラム321cと、経審評点計算
プログラム321fとを用いて、財務諸表の表示を操作
することによる粉飾の有無についての調査を行う(ステ
ップS16)。具体的には、試算表に表示されている、
建設業法施行規則で決められている標準様式にそっ
て、計上した各勘定科目残高と、企業が作成した様式
にそって計上された各勘定科目残高の金額の差(−
)を、各勘定残高ごとに算出して、その差が経営状況
(Y)に評点換算されたときに、3点以上となるものを
異常値として抽出する。
【0088】次いで、制御部311は、上記のステップ
S13〜S16までの各調査の結果、何らかの異常等が
見つかった事項のうち、重要性判断プログラム321e
に従って、その重要性を判断し、そして、経審評点計算
プログラム321fとに基づいて、指摘すべき事項と、
軽い瑕疵など、重要度が低く、指摘には及ばない事項と
を区分する(ステップS17)。具体的に、該当項目
が、図5に示すの値(経営状況の値)を、例えば、3
点以上増加させる場合、若しくは、項目の増加額を総合
計した結果、25点以上増加させる場合に、重要度が高
く指摘すべき事項とされる。
【0089】次いで、制御部311は、適法財務諸表作
成プログラム321dに従い、建設業法施行規則に基づ
いて、試算表を所定の財務諸表に組換え表示を行って、
経審に提出するための適法な財務諸表を作成する(ステ
ップS18)。
【0090】次いで、制御部311は、各種プログラム
に従って行われた様々な調査の結果内容をまとめた経審
調査報告書を作成する。具体的に、図8に示すように、
それぞれの勘定項目ごとに調査分析結果が表示される
(ステップS19)。
【0091】次いで、WWWサーバ31は、上記のよう
に作成した経審調査報告書をHTMLデータ化し、伝送
制御部313を介してユーザ端末2に送信する。受信し
たユーザ端末2は同経審調査報告書を表示部23に表示
させ、出力部25で出力することもって本実施例が終了
する(ステップS20)。
【0092】また、上記経審調査を受けた建設業者につ
いては、その企業名、決算年月日等をホームページ上で
公開する(ステップS21)。このことにより、該当建
設業者は計算内容の適性さと経営姿勢の公正さを広く社
会にアピールでき、例えば、建設業者に発注を行う顧客
側も、建設業者の選択に有益な情報となる。
【0093】尚、上記実施の形態は、一例に過ぎず、適
宜変更可能である。即ち、経営診断情報は、経審調査報
告書に限定されず、経営事項に関するものであれば、い
かなるものものであってもよい。例えば、経営改善提案
書、企業格付報告書等であってもよい。
【0094】即ち、経審調査に用いた各種データを用い
て、経営アドバイスや企業格付判断等を、例えば、図9
に示すように、ユーザ端末2の入力部24より調査報告
書作成処理と同じデータを所定の様式に入力し、経営診
断情報提供装置3に送信する。そして、経営診断情報提
供装置3は、同データを、経審調査と同様にして、所定
のプログラムに従って、演算を行い、経営改善提案書や
企業格付報告書を作成して、ユーザ端末2に送信すると
いう仕組みである。
【0095】具体的に、経営改善提案書には、その内容
構成として、例えば、経営戦略上の助言、キャッシ
ュフロー改善への助言、経審対策への助言等の項目が
ある。
【0096】そして、図10に示すように、経営戦略
上の助言書については、WWWサーバ31の制御部31
1が、データベースサーバ32に格納されている経営戦
略策定プログラム321hに従い、ユーザ端末2から送
信された、賃借対照表及び損益計算書の2期分のデータ
を、役員報酬の業界平均への入れ替えを行い、費用の固
・変分解を行う。次いで、業界平均値との比較をして、
長所・短所の判定を行い戦略策定上の助言の内容を作成
する。図10の(注1)の表に示すように、判定結果と
して、例えば、キャッシュフロー対売上高比率が5%未
満で、借入対月商倍率が6%未満の場合、市場リスト
ラ、業務リストラを行ったほうがよいという助言内容が
導き出される。
【0097】また、キャッシュフロー改善への助言に
おいて、上記経営戦略上の助言と同様に、制御部311
は、賃借対照表と、損益計算表の2期分データを、所定
のプログラム(図示なし)に従って、計算処理を行い、
キャッシュフロー計算書を出力し、図10の(注2)の
表に示すような基準に基づいて、助言を導き出す。例え
ば、上記計算処理により、営業キャッシュフローがプラ
スで、財務キャッシフローが黒字ではあるがその中の投
資キャッシュフローが赤字という結果がでた場合、「投
資抑制へ舵取りを」という助言がキャッシュフローの改
善策として結論付けられる仕組みになっている。
【0098】また、「経審対策への助言」は、図10
に示すように、制御部311が、ユーザ端末2から提供
された賃借対照表及び損益計算書の2期分のデータを、
データベースサーバ32に格納された経審対策書作成プ
ログラム321iに従い、所定の計算処理を行う。次い
で、感度分析プログラム(図示無)に従って、感度分析
処理を行う。具体的に、同感度分析プログラムにより、
予め設定された、経審対策(40のプラン)のそれぞれ
の対策の金額(インプット)を一定として、それぞれの
対策の結果における経審の経営状況(Y)のアップ額
(アウトプット)を比較して、最も経審アップの多面に
効率的な方法が自動的に導出される構成になっている。
【0099】上記の様にして導き出された、経営戦略
上の助言、キャッシュフロー改善への助言、経審対
策への助言をまとめた経営診断報告書、経営改善助言書
が作成されて、ユーザに提供される。
【0100】また、企業格付報告書とは、企業に対する
銀行の評価である「格付」を、企業側に提供する報告書
のことであって、「格付」の良否によって銀行から、企
業に対する貸出姿勢や貸出金利水準が大きく変わる。特
に建設業者は、その事業において、大きな運転資金が必
要であるため、銀行との良好な関係の構築が、経営上極
めて重要であり、よって銀行による「格付」を知ること
も重要である。そして、具体的に、図11に示す格付判
断基準表に従って、「格付」の区分が判断される。
【0101】尚、実際の「格付」は、複雑な計算式を適
用して行われ、計算項目の多くは財務データであるが、
事実の確認を要する項目も一部にあるので、これらにつ
いては、前記「経営事項に関するデータ」とは別に、専
門家が調査対象の建設業者にアンケート調査を行い、経
営診断情報提供装置3に送信する構成でもよい。
【0102】上記のように、経審調査報告書に必要なデ
ータを、経営アドバイスとなる「経営改善提案書」や
「企業格付報告書」等の作成に活用することは、実施に
おける事業形態の拡大となることができる。
【0103】また、本実施例においては、インターネッ
トのホームページ上で、調査報告書の受注、及び資料の
提出処理が行われ、結果の調査書が電子メールによって
ユーザに提供される構成になっているが、資料の提出、
結果報告書文書の提供ともに、電子メールによって行っ
てもよいし、また、オンラインで即座に調査結果、調査
報告書等を、ユーザ端末のブラウザ上に表示する仕組み
であってもよい。
【0104】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の判
別手段によって経営データから所定の項目が判別され、
取得手段によって前記第1の判別手段により判別された
項目に対する基準データが取得され、第2の判別手段に
よって第1の判別手段によって判別された項目の経営デ
ータと、前記取得手段によって取得されたき準データと
が、比較されて、経営データが異常か否かが判別され、
提供手段によって、前記第2の判別手段により判別され
た判別結果に対応して経営診断情報が提供されるので、
経営診断を専門家等の人手に頼る必要がなくなり公正か
つ迅速に行われるとともに、ユーザに安く提供すること
ができる。
【0105】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、前記基準データは、企業が属する業界の平均値デー
タであるので、前記経営データを該基準データと比較す
ることによって、その乖離の程度が明らかとなり、その
結果、粉飾の有無について判断しやすくなる。
【0106】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこ
と、特に、判定手段によって、不規則性データ記憶手段
により記憶されたデータの不規則性に関するデータに基
づいて、前記項目間のデータに不規則性があるが否かが
判定され、第2の提供手段によって前記判定手段により
不規則性があると判定された場合に、当該項目に関する
経営診断情報が提供されるので、前記項目間における対
応関係の不規則性がわかることとなり、粉飾の有無がよ
り正確に判断できる。
【0107】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特
に、経営データには勘定科目に関するデータが含まれ、
滞留債権抽出手段によって、連続する複数期間の勘定科
目の内訳が比較され、第3の提供手段によって、前記滞
留債権抽出手段により抽出された滞留債権に基づく経営
診断情報が提供されるので、調査対象企業に回収が懸念
される債権の有無がわかることとなり、より信頼性の高
い経営診断情報となる。
【0108】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、
特に、前記経営診断情報は、適法な財務諸表であるの
で、ユーザが経営データの提示すれば、前記経営診断情
報提供装置によって財務諸表が提供され、それを公表す
ることで企業の社会的信用が高まり、経済効果も上昇す
る。
【0109】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは勿論、特に前記
財務諸表が、経営事項審査に提出する調査書であるの
で、ユーザにとっては適法な調査書を安く作成すること
が出来、経営審査事項調査においても、適法な財務諸表
が企業から提出されることとなり、社会的に信用性が高
い調査となる。
【0110】請求項7記載の発明によれば、前記経営診
断情報提供装置と、端末装置と、が通信回線網で接続さ
れていて、送信手段により経営データが経営診断情報提
供装置に送信され、受信手段によって経営診断情報提供
装置によって作成された経営診断情報が受信され、出力
手段によって同経営診断情報を出力することができるの
で、ユーザは、通信回線を介して経営診断情報を手に入
れることが出来、大変便利である。また、専門家に依頼
するのに比べて、コストを抑えることが出来る。
【0111】請求項8記載の発明によれば、コンピュー
タは、比較用の基準データを記憶手段に記憶し、前記経
営データから所定の項目を判別し、判別された項目の経
営データと、取得された基準データと、を比較して、経
営データが異常か否かを判別して、前記第2の判別手段
によって判別された結果に応じた経営診断情報を提供す
ることを、実現させることが出来るので、人手に頼るよ
りも、たくさんの人にかつ安く、公正な経営診断情報を
提供できることとなり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる経営診断情報提供システムの全
体構成を示したブロック図である。
【図2】図1のデータベースサーバの内部構成を示した
ブロック図である。
【図3】経審調査報告書作成処理の動作を示したフロー
チャートである。
【図4】経営事項審査の評点計算内容を示した図であ
る。
【図5】図4の評点計算内容の詳細計算方法を示した図
である。
【図6】図2の財務データDBに格納されている業界平
均値データを示した図である。
【図7】図2の粉飾手口DBに格納されている粉飾手口
に関するデータを示した図である。
【図8】本発明の経審調査報告書の表示例を示した図で
ある。
【図9】本発明にかかる経営診断情報提供システムにお
ける、経営改善提案書及び企業格付報告書の作成の動作
を示した図である。
【図10】図9の経営改善提案書作成処理の詳細を示し
た図である。
【図11】図9の企業格付報告書における格付判断基準
データを示した図である。
【符号の説明】
1 経営診断情報提供システム 2 ユーザ端末 3 経営診断情報提供装置 4 通信回線網 24 入力部 25 出力部 26 伝送制御部 32 データベースサーバ 311 制御部 313 伝送制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 企業の経営データに基づいて、経営内容
    を診断した結果を経営診断情報として提供する経営診断
    情報提供装置であって、 比較用の基準データを記憶する基準データ記憶手段と、 前記経営データから所定の項目を判別する第1の判別手
    段と、 前記第1の判別手段によって判別された項目に対する基
    準データを前記基準データ記憶手段から取得する取得手
    段と、 前記第1の判別手段によって判別された項目の経営デー
    タと、前記取得手段によって取得された基準データと、
    を比較して、経営データが異常か否かを判別する第2の
    判別手段と、 前記第2の判別手段によって判別された結果に応じた経
    営診断情報を提供する提供手段と、 を備えることを特徴とする経営診断情報提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経営診断情報提供装置に
    おいて、 前記基準データは、前記企業が属する業界の平均値デー
    タであることを特徴とする経営診断情報提供装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の経営診断情報提供
    装置において、 前記各項目間のデータの不規則性に関するデータを記憶
    する不規則性データ記憶手段と、 前記経営データの各項目間のデータに、不規則性がある
    か否かを、前記不規則性データ記憶手段に記憶された不
    規則性データに基づいて判定する判定手段と、 前記判定手段によって不規則性があると判定された場合
    に、当該項目に関する経営診断情報を提供する第2の提
    供手段と、 を備えることを特徴とする経営診断情報提供装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の経営診断情報提供装置に
    おいて、 経営データには勘定科目に関するデータが含まれ、 連続する複数期間の勘定科目の内訳を比較して、滞留債
    権を抽出する滞留債権抽出手段と、 前記滞留債権抽出手段によって抽出された滞留債権に基
    づく経営診断情報を提供する第3の提供手段と、 を備えることを特徴とする経営診断情報提供装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の経営診断情報提供装
    置において、 前記経営診断情報は、適法な財務諸表であることを特徴
    とする経営診断情報提供装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の経営診断情報提供装置に
    おいて、 前記財務諸表は、経営事項審査に提出するための調査報
    告書であることを特徴とする経営診断情報提供装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の経営診断
    情報提供装置と、端末装置と、が通信回線網を介して接
    続された経営診断情報提供システムであって、 前記端末装置は、前記経営データを入力するための入力
    手段と、 前記入力手段によって入力された経営データを前記経営
    診断情報提供装置に送信する送信手段と、 前記経営診断情報提供装置から経営診断情報を受信する
    受信手段と、 前記受信手段によって受信された経営診断情報を出力す
    る出力手段と、を備えることを特徴とする経営診断情報
    提供システム。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、企業の経営データに基
    づいて、経営内容を診断した結果を提供させるためのプ
    ログラムであって、 比較用の基準データを記憶手段に記憶させる機能と、 前記経営データから所定の項目を判別する機能と、 判別された項目の経営データと、取得された基準データ
    と、を比較して、経営データが異常か否かを判別する機
    能と、 前記第2の判別手段によって判別された結果に応じた経
    営診断情報を提供する機能と、 を実行させるためのプログラム。
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