JP2002041804A - 投資アドバイスシステム及び投資アドバイスの表示方法 - Google Patents

投資アドバイスシステム及び投資アドバイスの表示方法

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JP2002041804A
JP2002041804A JP2001143786A JP2001143786A JP2002041804A JP 2002041804 A JP2002041804 A JP 2002041804A JP 2001143786 A JP2001143786 A JP 2001143786A JP 2001143786 A JP2001143786 A JP 2001143786A JP 2002041804 A JP2002041804 A JP 2002041804A
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Norio Aitani
典生 藍谷
Yukio Okamoto
行生 岡本
Koji Kato
浩司 加藤
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IDEA WORKS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人生設計における特定若しくは一
般の目的によって資産を管理する区分(アイテム)に対
しても具体的な投資アドバイスを実現すると共に、それ
らを総合した人生設計全体に対する適正な投資アドバイ
スを実現できる投資アドバイスシステム及び投資アドバ
イスの表示方法を提供する。 【解決手段】 アイテム毎に現状とプランニングのシミ
ュレーション結果を比較して表示し、更にアイテムを総
合して現状とプランニングのシミュレーション結果を比
較して表示するものであり、アイテム毎と総合における
現状とプランニングの比較が可能となり、ユーザに対し
て充分な投資アドバイスを提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投資アドバイスに
関するユーザインタフェースに係り、特に、投資アドバ
イスシステムにおける投資アドバイスの表示方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で資産有用又は投資に
関するサイトが現れ、ユーザに対して適切な投資アドバ
イスを提供する試みが為されつつある。
【0003】尚、個人資産の管理に関する従来技術とし
て、平成11年(1999年)4月9日公開の特開平1
1−096217号「個人資産の管理システム」(出願
人:安田信託銀行株式会社、株式会社ピーエフピー研究
会、発明者:松尾俊一郎他)がある。この発明は、個人
が所有する資産の評価を的確に行い、評価結果に基づい
て相続、事業承継についての計画を策定するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
資産運用システムでは、人生設計における個別のライフ
イベントに具体的に対応した投資アドバイスを行いつ
つ、それら各ライフイベントを総合的に考慮してバラン
ス良く投資アドバイスを行うことができず、ユーザに対
して十分な投資アドバイスを行うことができないという
問題点があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、人生設計における個別のライフイベントに対しても
具体的な投資アドバイスを実現すると共に、それら個別
のライフイベントを総合した人生設計全体に対する適正
な投資アドバイスを実現できる投資アドバイスシステム
及び投資アドバイスの表示方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、投資アドバイ
スシステムにおいて、サーバが、資産の登録・変更、プ
ランニングを管理し、それら情報に基づいて現状とプラ
ンニングのシミュレーション、比較アドバイスを行うよ
うにしているので、プランニングとシミュレーションの
一連の処理をサーバで実現できる。
【0007】本発明は、投資アドバイスシステムにおい
て、サーバが、資産の登録・変更、プランニングを管理
し、それら情報に基づいて現状とプランニングのシミュ
レーション、比較アドバイスをユーザ端末に行わせるよ
うにしているので、リスクを変更する場合のシミュレー
ションをサーバから切り放し、軽快に実行できる。
【0008】また、本発明は、上記投資アドバイスシス
テムにおいて、ユーザの特定若しくは一般の目的によっ
て資産を管理する区分となるアイテム毎に分離してシミ
ュレーションを行うと共に、トータルのライフプランに
ついてもシミュレーションを行うものであり、アイテム
毎の投資状況を把握できると共に総合の投資状況をも把
握できるので、ユーザによりきめ細かな投資アドバイス
を与えることができる。
【0009】本発明は、上記投資アドバイスシステムに
おいて、ユーザ端末で、現状とプランニングについてポ
ートフォリオ最適化のシミュレーションと比較アドバイ
スが行われる状況に、ユーザ端末側で資産の変更が行わ
れるとサーバに資産変更が知らされるものであり、ユー
ザ端末での資産変更がサーバに反映される。
【0010】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、アイテムにおけるシミュレーションを行う場合、
最適ポートフォリオを用いて計算し、任意の途中期間、
終了期間の時点における各達成確率の分布を表示すると
共に、始点から終了期間までのシミュレーション結果を
表示するものであり、任意の途中期間、長期の視点で資
産運用を認識できる。
【0011】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、アイテムにおける条件設定でリスクバーを変更し
てシミュレーションを行い、任意に途中期間、終了期間
の時点における各達成確率の分布を表示すると共に、始
点から終了期間までのシミュレーション結果を表示する
ものであり、任意の途中期間、長期の視点でプランニン
グした資産運用状況を認識できる。
【0012】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、リスクバーには現状のリスクの数値、最適なリス
クの数値、適正操作範囲を表示するものであり、ユーザ
にとってリスク決定を容易にできる。
【0013】また、本発明は、投資アドバイスの表示方
法において、アイテムにおける現状とプランニングのシ
ミュレーション結果を総合して、総合の現状のシミュレ
ーション結果と総合のプランニングのシミュレーション
結果とを比較可能に表示するものであり、人生設計にお
けるアイテムに対しても具体的な投資アドバイスを行う
と共に、それら個別のアイテムを総合した人生設計全体
に対しても適正な投資アドバイスを行うことができる。
【0014】また、本発明は、投資アドバイスの表示方
法において、リスクの数値は、リスクバーにて現状のリ
スクの数値、最適なリスクの数値、適正な操作範囲で表
示されるものであり、リスクを容易に決め易くできる。
【0015】また、本発明は、上記投資アドバイスシス
テムにおいて、シミュレーションの際に、現在の資産と
積立分を合わせてポートフォリオ最適化を行うものであ
り、現在の資産部分と将来の積立分を考慮しているた
め、シミュレーション結果が実現性のあるものとするこ
とができる。
【0016】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、個人のリスクを、国内短期金利、国内長期金利、
海外株式、海外債券、国内株式等を目安として、ポート
フォリオリスクとして表示するものであり、ユーザは個
人のリスクを容易に認識できる。
【0017】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、資産内容を変更してシミュレーションを行う場合
に、資産対象をリスクの数値で検索して選択するもので
あり、リスクを基準として容易に資産対象を選択でき
る。
【0018】本発明は、投資アドバイスシステムにおい
て、現在の資産と積立分を合わせて最適化を行うもので
あり、将来の積立分を含めた資産運用をアドバイスでき
る。
【0019】本発明は、投資アドバイスの表示方法にお
いて、運用期間、目標金額、定期的な積立金額、資産内
容からシミュレーションを行い、達成確率を表示し、前
記達成確率に対してユーザによって任意の達成確率が設
定可能であり、任意の達成確率が設定されると、当該達
成確率となる積立金額又は目標金額を計算して表示し、
更に計算された内容に基づいてポートフォリオ最適化の
シミュレーションを行い、最適化前の状況と最適化後の
状況との比較アドバイスを表示するものであり、ユーザ
が任意に設定した達成確率となる積立金額又は目標金額
を導き出すことが容易となる。
【0020】本発明は、投資アドバイスシステムにおい
て、資産を運用する場合に、シミュレーション結果と比
較して資産価値の変動を監視し、定期的若しくは変動幅
が大きい場合にユーザに通知し、変動が大きい場合には
資産の組み直しを促し、複数の資産運用会社からの報告
書をまとめて総括レポートとして提供するするサーバを
有するものであり、資産運用が適正に行うことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現手段
は、当該機能を実現できる手段であれば、どのような回
路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全部
をソフトウェアで実現することも可能である。更に、機
能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数
の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0022】本発明の実施の形態に係る投資アドバイス
システムは、資産の登録・変更、資産割当、プランニン
グをサーバで管理し、それら情報に基づいて現状とプラ
ンニングのシミュレーション、比較アドバイスをユーザ
端末で行うようにし、更にユーザのアイテム(ライフイ
ベント又はイベント、また、特定若しくは一般の目的に
よって資産を管理する区分)毎に分離してシミュレーシ
ョンを行うと共に、トータルのライフプランについても
シミュレーションを行うようにしているので、リスクを
変更する場合のシミュレーションをサーバから切り放
し、軽快に行うことができ、更にアイテム毎の投資状況
を把握できると共に総合の投資状況をも把握できるの
で、ユーザによりきめ細かな投資アドバイスを与えるこ
とができるものである。
【0023】本発明の実施の形態に係る投資アドバイス
の表示方法は、アイテム毎に現状とプランニングのシミ
ュレーション結果を比較して表示し、更にアイテムを総
合して現状とプランニングのシミュレーション結果を比
較して表示するものであり、アイテム毎と総合にける現
状とプランニングの比較が可能となり、ユーザに対して
充分な投資アドバイスを提供することができるものであ
る。尚、請求項における表示手段とは、記載されている
機能を有する表示ページを想定している。
【0024】本発明の実施の形態に係る投資アドバイス
システム(本システム)について、図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施の形態に係る投資アドバイス
システムの概略構成図である。本システムは、図1に示
すように、投資アドバイスサーバ1と、投資分析サーバ
2と、ユーザ端末3とから基本的に構成されている。こ
こで、投資アドバイスサーバ1とユーザ端末3とはイン
ターネットを介して回線接続される開放型ネットワーク
を予定しているが、専用回線で接続される閉鎖型ネット
ワークであっても構わない。また、上記では、投資アド
バイスサーバ1と、投資分析サーバ2を分けているが、
一台のサーバで処理を行うようにしても構わない。
【0025】次に、本システムの各部を、図2を用いて
具体的に説明する。図2は、投資アドバイスサーバ1と
投資分析サーバ2とにおける基本モジュールの構成を示
す構成ブロック図である。投資アドバイスサーバ1は、
ユーザ情報と金融商品データ及び経済分析、投資スタイ
ル分析、金融商品分析の分析データを保持し、ユーザに
付加価値情報とツールを提供するものであり、投資教
育、投資プランニング、資産モニタリング等を行う。投
資分析サーバ2は、ユーザに対して付加価値の高い分析
情報を提供するために分析を行うものであり、経済分
析、投資スタイル分析、金融商品分析等を行う。ユーザ
端末3は、インターネットを介して投資プランニングを
実行するものであり、投資学習、ライフプランニング、
金融商品選択等を行うものである。
【0026】また、投資アドバイスサーバ1は、図2に
示すように、投資分析サーバ2から取得したデータに基
づいてポートフォリオの最適化を行うポートフォリオ最
適化モジュール11と、最適化されたポートフォリオに
従ってシミュレーションを行うシミュレーションモジュ
ール12と、表示画面若しくはシミュレーションの途中
又は結果等をグラフィカルに表示するためのグラフィッ
クデータを生成するグラフィックモジュール13と、グ
ラフィックデータを表示画面又はプリンタ等に出力する
アウトプットモジュール4と、ユーザ情報、金融商品デ
ータ、分析データ、シミュレーション結果を保持する記
憶モジュール15とから構成されている。
【0027】尚、ポートフォリオの最適化については、
ファイナンス講座5「ポートフォリオの最適化」竹原均
著、朝倉書店1997年4月20日発行がある。特に、
ポートフォリオにおける効率的フロンティアについて
は、p14〜p43、p126〜p135に記載されて
いる。この効率的フロンティアとは、最適なポートフォ
リオを求めるために、リターンに対して最小となるリス
クの関係を表した曲線であり、具体的には、各ポートフ
ォリオ期待収益率の値に対して、そのポートフォリオ分
散(リスク)が最小となる資産中の資産種別の構成割合
を求めた集合のことである。また、最適化されたポート
フォリオに従って行うシミュレーションについては、
「Excelで学ぶ金融市場予測の科学」保江邦夫著、
講談社2000年4月20日発行がある。特に、具体的
シミュレーションについては、第5章「中心金融定理と
確率微分方程式」に記載されている。
【0028】本システムでは、投資アドバイスサーバ1
にユーザ端末3がアクセスし、実際のシミュレーション
の際に、ポートフォリオ最適化モジュール11、シミュ
レーションモジュール12、グラフィックモジュール1
3、アウトプットモジュール14がアプレットとしてユ
ーザ端末3に提供されるようになっている。また、アプ
レットとしては提供しないで、投資アドバイスサーバ1
内で、これらモジュールを動作させ、その結果だけをユ
ーザ端末3の画面に表示させるようにしてもよい。ま
た、1つのサーバで、これらモジュールを動作させるの
ではなく、複数のサーバ又はPC(パーソナルコンピュ
ータ)にこれらモジュールを分散させ、動作させるよう
にしてもよい。
【0029】また、投資分析サーバ2は、経済状況を分
析する経済分析モジュール21と、投資スタイルを分析
する投資スタイル分析モジュール22と、金融商品を分
析する金融商品分析モジュール23とから構成されてい
る。これら分析されたデータは、投資アドバイスサーバ
1の記憶モジュール15に記憶される。
【0030】次に、本システムにおける投資アドバイス
を受けるため、ユーザがユーザ端末3からアクセスする
場合のユーザインタフェースについて図3〜図22を用
いて説明する。図3〜図22は、本発明の実施の形態に
係るユーザインタフェースにおける表示画面を示す概略
図である。
【0031】図3(1)に示すように、ユーザ端末3か
ら投資アドバイスサーバ1にアクセスすると、HP(ホ
ームページ)のトップページが現れる。ここで、ID及
びパスワードを入力してユーザログインを行う。尚、こ
のトップページには、投資家に有用なマーケットデータ
を表示している。
【0032】具体的には、図5に示すように、HPのT
OPには、ユーザログインを行う表示部分と、マーケッ
ト情報として、日経平均、長期金利、短期金利、為替の
情報が表示され、更にマーケット関連の情報、その他の
コメントとして表示される。
【0033】ここで、ユーザログインを行うことで、ユ
ーザ毎に異なるサービスへ導くことになる。例えば、4
01kを前提にすると、日立の社員は日立専用のサービ
スへ、東芝の社員は東芝専用のサービスへ導くことにな
る。また、一般投資家であっても、事前のユーザ登録に
よって、そのユーザに最適なサービスへ導くことが可能
である。
【0034】ユーザログインが終了すると、図3(2)
のメニュー(MENU)画面に移行する。メニュー画面
には、項目として、「投資教育」「商品情報」「基本属
性登録」「資産登録・変更」「プランニング」が表示さ
れ、画面一部に「モニター表示」が為されている。「投
資教育」をクリックすると、投資家に対して投資内容を
学んでもらうためのページに移行する。「商品情報」を
クリックすると、投資家が売買対象とする金融商品に関
する情報を表示するページに移行する。「基本属性登
録」をクリックすると、ユーザ個人の属性に関する事項
を登録しているページに移行するものであり、メニュー
画面からは変更がある場合に利用される。「資産登録・
変更」をクリックすると、ユーザの資産に関する事項を
登録しているページに移行するものであり、メニュー画
面〜は変更がある場合に利用される。「プランニング」
をクリックすると、ライフイベント(アイテム)を登録
/変更する等のページに移行する。
【0035】「モニター表示」部分には、ログインした
ユーザ毎に対応した表示を行うもので、そのユーザが現
在登録してある資産についてリアルタイムの時価を表示
するようにしている。例えば、資産として複数の株式を
保有しているとすると、これら複数の株式の時価及び保
有株数に応じた株式毎の金額、更に全体の総資産の金額
を表示する。また、不動産を保有していれば、その不動
産の時価も表示し、総資産に加えるものである。また、
資産金額を表示させるのではなく、昨日との変動幅を表
示するようにしてもよい。具体的には、特定の株価につ
いて、「昨日の株価+100円」「昨日の株価−10
円」のような表示を行い、投資家に資産変動を敏感に知
らせるようにしてもよい。
【0036】上記では、ユーザの現在の資産に対するリ
アルタイムの時価を表示するようにしているが、過去の
ユーザの資産の変遷、リスク値の変遷も表示してもよ
い。また、アイテム(区分)毎の時価も表示することが
可能である。
【0037】尚、図6に示す例では、「モニター表示」
部分に総合資産の金額を表示し、括弧内に総合資産の増
減を表示している。また、総合資産とは別に個別資産を
表示しており、金融商品の名称と個数、単価、時価を表
示するようにしており、特に単価では括弧内に個別資産
の増減を表示している。尚、総合資産について、保有す
る金融商品に預金、借金を含めて計算して表示させるこ
とも可能である。これに合わせて個別資産にも預金、借
金を個別に表示させることもできる。特に、住宅ローン
の場合、変動金利が長期金利に連動しているため、変動
金利に応じた住宅ローンの額を計算し、総合資産に負債
として含めることができる。
【0038】「基本属性登録」のページは、図7に示す
ように、「氏名」「生年月日」「住所地区」「勤務先業
種」「年収」、その他「配偶者情報」等を登録・変更す
るページとなっている。尚、住所地区、勤務先業種は、
利便性を考慮して、プルダウンメニュー又はチェックボ
ックス又はラジオボタン等から選択するようにしてい
る。
【0039】「資産登録・変更」のページは、図8に示
すように、「保有資産」「積立契約」を登録・変更する
ページとなっている。「保有資産」は、資産の種別、名
称、口数等の一覧がプルダウン式で選択可能となってい
る。「積立契約」は、契約の種別、名称、月次金額等の
一覧がプルダウン式で選択可能となっている。
【0040】次に、投資アドバイスを受けるための基と
なる人生設計の設定を行う「プランニング」について説
明していく。図3(2)で「プランニング」がクリック
されると、図3(3)の画面に移行し、「イベント登録
・変更」「保有資産の割当」「対象資産の選択」の項目
が表示される。具体的には、図9に示すように、上記項
目以外に、当該ユーザの現在の資産状況(現状)と前回
プランニングを行った結果とを比較して表示している。
図9では、CFはキャッシュフローを示し、BSはバラ
ンスシートを示し、更に退職、住宅購入等における達成
確率(%)及び個別資産の内訳を示している。
【0041】「イベントの登録・変更」とは、人生設計
における「退職」「住宅購入」等のライフイベントを登
録、変更するものである。具体的には、図10に示すよ
うに、プランニングにおけるイベント登録・変更のペー
ジでは、イベント名として「退職(老後)」「住宅頭
金」「教育資金」等が設定され、その期間として「20
年」「5年」が設定され、ゴール(目標)金額として
「3,000万円」「5,000万円」等が設定され、
更にイベント毎に課税方法が設定される。尚、退職の場
合は、特定額までを非課税として自動的に設定されるよ
うプログラムすれば、課税方法の設定をユーザーが行う
必要がなくなる。
【0042】また、「保有資産の割当」とは、ライフイ
ベントに対して保有する資産をどのような配分で割り当
てるかを決定するものである。具体的には、図11に示
すように、プランニングにおける資産割当のページで
は、保有資産とイベントとを対応づけて表示しており、
現状の保有資産に対して各イベントにどの程度資産割当
が為されているか、またどの種類の月次金額の積立契約
がどのイベントに割当られているかを表示している。こ
れは、ユーザにイベント毎に資産計画を行う仕組みを理
解してもらうためである。
【0043】また、「対象資産の選択」とは、イベント
毎に対象となる資産を選択するものである。例えば、対
象可能な株式の銘柄をリストとして表示しておき、その
中から特定銘柄を選択することが考えられる。具体的に
は、図12に示すように、プランニングにおける対象資
産選択のページでは、各イベント毎に対象となる可能性
のある金融商品を予め用意しておき、ユーザはチェック
に印を付けることで選択を行う。表示された対象資産に
おける名称をクリックすると、図13に示すように、当
該金融商品を説明するグラフ及び文章が表示されるよう
になっている。このグラフとしては、金融商品の値動
き、ジャンル分析、評価等をグラフ化したものを表示す
るようにしている。
【0044】また、対象資産の選択に当たって、リスク
で選択できるようにしている。例えば、株式、投資信託
で、過去10年間の標準偏差をとって、これを0〜5の
数値に変換して本システムのリスクに一致させる。この
リスクが例えば3以下で選択するようにするというもの
である。また、リターン(%)についても、過去のデー
タから本システムのリターン値とし、そのリターン値を
用いても対象資産を選択することができる。
【0045】尚、図12の表示画面における「商品情
報」とは、投資対象の金融商品を多面的に分析した情報
に移行するものであり、ユーザは「商品情報」のページ
から対象資産の候補を選択して、図12の対象資産の一
覧に追加できるようにしている。また、主たるイベント
である退職(老後)プランでは、401kを前提にする
と、会社毎に用意されている金融商品が決まっているの
で、その従業員は選択する必要はないことになる。
【0046】つまり、「対象資産の選択」については、
401kを考えると、所属する会社毎に会社が用意して
いる対象資産があり、これは会社毎にどの資産を従業員
に選択可能とするかは異なっている。例えば、対象資産
として、投資信託、年金型商品等が挙げられ、更に具体
的には「野村 MMF」「大和 日本株オープン」「日
興 債券ファンド」等が候補として表示される。この表
示の際に、ユーザに対してこれら候補の資産内容を理解
できるように、各資産の説明を付加すると共に、今まで
の実績をグラフにして表示する。これは、図13で説明
した通りである。
【0047】ここまでの表示画面の制御は、本システム
における投資アドバイスサーバ1上で行われ、これ以降
の各イベント毎の表示、シミュレーション等はユーザ端
末3に必要な情報及びプログラムがダウンロードされて
実行されることになる。図9の左下の「Go!」をクリ
ックすると、ダウンロードが開始され、クライアント・
アプレットへ移行することになる。
【0048】但し、このダウンロードの際に、数分の時
間を要するため、投資知識のレベルチェックのためのク
イズを出題し、またはリスク許容度の調査を行って診断
し、またマーケット情報を提供するようにすれば、ユー
ザにとって有益な時間とすることができる。例えば、図
14に示すように、質問として「金利と株価の正しい関
係は?」を出題し、その答えが1〜4の選択肢から選ぶ
ようになっている。尚、答えるのに10秒の制限時間を
設け、画面下側に制限時間の経過を示すようになってい
る。ユーザの答えに対しては、図15に示すように、診
断結果を表示するようになっている。診断結果は、レベ
ルの数値で表示し、株式、金利、為替等のジャンル別に
もレベルをグラフ化して表示し、診断結果としての「コ
メント」も表示している。
【0049】ユーザ端末3にダウンロードされて、クラ
イアント・アプレットに移行すると、図4に示すような
画面になる。図4(1)に示す画面は、当該ユーザの各
イベント(A,B,C)毎に「現状表示」「現状シミュ
レーション」「プランニングシミュレーション」「比較
アドバイス」の事項が表示される。また、図4(2)に
示す画面は、各イベントを統合したトータルにおけるラ
イフプランのキャッシュフローと資産残高の表示が為さ
れる。
【0050】図4において、画面上側の横バーに「トッ
プ」「A」「B」「C」「トータル」があり、画面右側
の縦バーに「現在」「シミュレーション」「アドバイ
ス」がある。つまり、画面における横バーと縦バーを用
いてユーザが要求する画面を選択して表示するようにな
っている。
【0051】クライアント・アプレット側の個別画面に
ついて具体的に説明する。画面上の横バーにおける「ト
ップ」を選択すると、図16に示すように、「各イベン
ト」と「資産割当」が表示される。「各イベント」とし
て、設定されているイベントの一覧が、名称、期間、ゴ
ール(達成金額)、課税又は非課税についての税の情報
に関して表示される。「資産割当」として、金融商品に
対するイベントへの割当を表示する。表示内容は、図1
1で説明したものと同様である。
【0052】画面上の横バーにおける「A:退職」を選
択すると、図17に示すように、現在の退職プランに対
する「運用期間」「ゴール金額」「積立金」「現在資産
時価」が表示される。「現在資産時価」以外は、既に入
力された事項であり、「現在資産時価」は図6に示した
総合資産の額を表示することが考えられる。ここで、既
に入力された事項の変更は、図6及び図8にて変更する
ことが可能である。
【0053】また、既に入力された事項について、図1
7の画面にて直接変更可能とすることも考えられる。こ
れは、既に入力された事項についてシミュレーションを
行った場合に、達成確率がユーザの予想と異なった場合
に、「ゴール金額」「積立金」などを再検討して再度シ
ミュレーションを容易に行うことができるようにするた
めである。
【0054】更に、図17のオプションとして、「積立
金」の項目の代わりに、「達成確率」を入力可能とし、
図18でシミュレーションを行うと、達成確率は図17
で指定された数値となり、「積立金」が当該達成確率と
なるような値に算出されるものとしてもよい。これは、
ユーザが「ゴール金額」に対する達成確率から「積立
金」の金額を容易に知ることができるようにするためで
ある。
【0055】また、図17の別オプションとして、「ゴ
ール金額」の項目の代わりに、「達成確率」を入力可能
とし、図18でシミュレーションを行うと、達成確率は
図17で指定された数値となり、「ゴール金額」が当該
達成確率となるような値に算出されるものとしてもよ
い。これは、ユーザが「積立金」を基にして達成確率か
ら「ゴール金額」を容易に知ることができるようにする
ためである。上記32つのオプションの場合、リスクの
値を変動しないものとする。
【0056】尚、「トップ」及び「総合」を選択した時
は、右側の縦バーが現れず、イベントA〜Cを選択した
場合に、縦バーが現れるようになっている。また、イベ
ントは選択されると、選択されたイベントの画面に切り
替わると共に、横バーにおけるタグ部分が拡大されて表
示されるようになっている。
【0057】図17の状態で、右側の縦バーから「シミ
ュレーション」を選択すると、図18に示すように、ま
ず、画面左側に条件設定が表示される。この条件設定
で、リスク状態、運用期間、ゴール金額、積立額が表示
され、その下側に「制限」「最適化」の項目が表示され
る。特にリスク状態は、バー(リスクバー)で表示され
ており、そのバーで「▽」が現状のリスクを、「▲」が
とり得るリスクを示している。従って、「▲」はバーの
左右に移動可能となっている。また、バーの下に適正な
リスク範囲を両矢印で示している。
【0058】ここで、「制限」は、クリックされると、
対象資産の組入比率の制御を設定・変更するものであ
る。また、「最適化」は、クリックされると、最適ポー
トフォリオを用いて短期、中期、最終期間のシミュレー
ション結果を時系列に表示するようになっている。シミ
ュレーション結果を時系列に表示しているが、一度にシ
ミュレーション結果を表示するようにしても構わない。
「最適化」がクリックされると、図18の右側の4つの
グラフが表示される。
【0059】具体的には、シミュレーションによって4
つの図の中で上の大きめなグラフで現在から短期までの
シミュレーション結果が表示されると共に下側の短期の
分布図が表示される。次に、上側のグラフで短期から中
期までのシミュレーション結果が表示されると共に下側
の中期の分布が表示される。次に、上側のグラフで中期
から終了期間までのシミュレーション結果が表示される
と共に下側のゴールの分布図が表示される。このゴール
の分布図において達成確率、例えば40%が表示され
る。ゴールの分布図で濃い縦線(ゴールの線)の右側の
領域が40%の領域となっている。また、上側のグラフ
で短期、中期の縦線は左右に移動変更可能であり、変更
されると、それに応じて下側の短期、中期の分布図も変
更となるものである。
【0060】上記では、シミュレーション画面で、まず
条件設定部分を表示して、「最適化」のクリックによっ
てグラフ部分を表示するようにしているが、条件設定部
分の表示と同時にグラフ部分を表示するようにしても構
わない。
【0061】「最適化」は、最適ポートフォリオを用い
てシミュレーション結果を表示することと説明したが、
条件設定で、積立金の内訳がA企業の株70%、B企業
の株30%の割合で積み立てを予定しているとすると、
達成確率を向上させるために、最適ポートフォリオを用
いて資産の最適化を行い、その結果、例えば、A企業の
株50%、B企業の株50%の割合でシミュレーション
を行うようにすることがある。
【0062】図18でシミュレーションを行ったが、更
に図19に示すように、条件設定におけるリスクの状態
を変更させてシミュレーションさせることも可能であ
る。この場合、リスクバーの「▲」を移動させてリスク
を大きくしたり、小さくしたりできる。そして、リスク
が変更されると、「最適化」がクリックされると、変更
されたリスクに基づいて上記のシミュレーションが行わ
れる。この場合、達成確率が65%となっている。但
し、上側のグラフでは、シミュレーションの結果が終了
期間までに広がっているように、リスクを大きくした場
合の影響が出ている。
【0063】次に、右側の縦バーにおける「アドバイ
ス」が選択されると、図20に示すように、現状とプラ
ンニングの比較が表示される。ここで、「達成確率」は
ゴール金額に達成できる確率を示しており、「特定%の
下方資産額」は不足又は下方リスクと呼ばれるもので、
ゴール金額が表示された金額以下に5%の確率でなるこ
とを示している。例えば、現状で特定%の下方資産額に
2,400万円が表示されている場合は、ゴール金額が
2,400万円以下に5%の確率でなることを示し、プ
ランニングで特定%の下方資産額に1,800万円が表
示されている場合は、ゴール金額が1,800万円以下
に5%の確率でなることを示している。従って、達成確
率と特定%の下方資産額の両方の数値が高い方が望まし
いことになる。また、リスクバーを操作したことによ
り、変動かあったリスクについては、設定条件のリスク
の項目に数値として記載されている。
【0064】現状においては、下側に個別資産の一覧が
表示され、プランニングにおいては、下側に最適ポート
フォリオを用いて計算された際に、組み入れられた個別
資産の一覧が表示されるようになっている。このように
して、各イベントにおいて現状に対するシミュレーショ
ンと必要であればプランニングによりシミュレーション
が行われることになる。
【0065】次に、画面上の横バーにおける「総合」が
選択されると、図21に示すように、現状とプランニン
グの両方のCF(キャッシュフロー)のグラフ、資産残
高のグラフ、各イベントのプランにおける達成確率が表
示される。尚、グラフにおいて横線は年齢であり、縦線
は金額を示している。そして、グラフにおける濃い縦線
は予め設定された特定年齢(図21では40歳)を示し
ている。キャッシュフローのグラフでは、収入、支出、
貯蓄の3本の線が表示される。資産残高のグラフでは、
資産残高のメジアン、上95%、下95%の3本の線が
表示される。尚、資産残高において、3本の線が何度か
上下動しているのは、各イベントにおいて特定時期に資
産を使用しているために、資産がその時々に目減りして
いるためである。
【0066】次に、ゴール時点(期間終了時)の結果表
示について図22を用いて具体的に説明しておく。図2
2は、図18、図19におけるシミュレーション結果の
グラフの右下のゴール時の分布図に相当するものであ
る。図22において、分布図の両側の点線が95%ライ
ンと呼ばれるもので、特に左側の95%ラインは特定%
の下方資産額を示す線となっている。つまり、左側の9
5%ラインは、金額で1,800万円であり、これが特
定%の下方資産額に相当して、5%の確率で起こるもの
である。尚、右側の95%ラインにおける金額は、4,
100万円となっている。
【0067】また、図22におけるメジアン(中央値)
が示す金額は、2,800万円で、ゴールの3,000
万円を示す縦線を濃く表示しており、この縦線より右側
の領域がゴール達成確率となっている。図22では、4
0%となっている。
【0068】本システムにおけるユーザインタフェース
は、ユーザログインか為されると、ユーザが保有する個
別資産の状態及び時価を表示すると共に総資産の時価を
も表示するようにしているので、ユーザはログイン後直
ちに自己の現時点での資産状態を把握することができる
効果がある。この資産状態としては、預金、借金を含ん
だものとして、実際の資産状態に近づけることも可能で
ある。
【0069】また、本システムにおけるユーザインタフ
ェースは、ユーザログインが為されると、そのユーザが
所属する会社が用意する401k対応の資産を対象資産
として表示するようにしているので、会社に所属するユ
ーザにとって不要な対象資産が表示されないため、利便
性を向上できる効果がある。
【0070】また、本システムによれば、資産の登録・
変更、資産割当、プランニングを投資アドバイスサーバ
1側で管理し、それら情報に基づいて現状とプランニン
グのシミュレーション、比較アドバイスをユーザ端末3
にダウンロードしたアプレットで行うようにしているの
で、リスクを変更する場合のシミュレーションをサーバ
1から切り放し、軽快に行うことができる効果がある。
【0071】また、本システムでは、ユーザのライフイ
ベント毎に分離してシミュレーションを行うと共に、ト
ータルのライフプランについてもシミュレーションを行
うものであるため、各イベント毎の投資状況を把握でき
ると共に総合の投資状況をも把握できるので、ユーザに
よりきめ細かな投資アドバイスを与えることができる効
果がある。
【0072】本システムにおけるユーザインタフェース
は、プランニングの際に、現状と前回プランニングの結
果を比較して表示しているので、ユーザは前回のプラン
ニング結果を参照して現状を認識できる効果がある。こ
の場合、前回だけでなく、前々回のプランニングの結果
をも併せて表示させることも可能である。
【0073】また、本システムにおけるユーザインタフ
ェースは、各イベントにおけるシミュレーションの場
合、短期、中期、終了期間の時点における各達成確率の
分布を表示し、現在(始点)から終了期間までを最適ポ
ートフォリオを用いて計算したシミュレーション結果を
時系列に表示するので、短期、中期、長期の視点で資産
運用を認識できる効果がある。
【0074】本システムにおけるユーザインタフェース
は、各イベントにおける条件設定でリスクバーを変更し
てシミュレーションさせ、短期、中期、長期の視点でプ
ランニングした資産運用状況を認識できる効果がある。
【0075】また、本システムにおけるユーザインタフ
ェースは、アドバイスにおいて現状とプランニングの状
況を比較表示させるようにしているので、両者の相違を
明確に認識できる効果がある。また、この場合、それぞ
れに用いられた個別資産をも比較して表示するようにし
ているので、両者における用いられる資産の相違を明確
に認識できる効果がある。
【0076】本システムにおけるユーザインタフェース
は、シミュレーション前の条件設定で、「制限」をクリ
ックすることで、対象資産の組入比率を制限し、ユーザ
の希望に沿った資産を用いてシミュレーションでき、ユ
ーザに自由度を持たせることができる。
【0077】また、本システムにおけるユーザインタフ
ェースは、「総合」で現状とプランニングのキャッシュ
フロー、資産残高、各イベントの達成確率が表示される
ので、現状とプランニングとを総合的に評価でき、更な
る投資に役立てることができる効果がある。
【0078】次に、本発明の実施の形態に係る別のユー
ザインタフェースについて図23〜図27を用いて説明
する。図23は、本発明の実施の形態に係る別のユーザ
端末のアプレットにおける年金の表示例を示す図であ
り、図24は、本発明の実施の形態に係る別のユーザ端
末のアプレットにおける一般の表示例を示す図であり、
図25は、本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける年金又は一般のシミュレーションの
表示例を示す図であり、図26は、本発明の実施の形態
に係る別のユーザ端末のアプレットにおける一般の現状
とプランニングのシミュレーション結果の表示例を示す
図であり、図27は、本発明の実施の形態に係る別のユ
ーザ端末のアプレットにおける総合の現状とプランニン
グのシミュレーション結果の表示例を示す図である。こ
こでは、ユーザ端末3におけるアプレットにおけるアイ
テムとしては、年金、一般、総合が用意されており、図
の上側の「年金」「一般」「総合」をクリックすること
で選択できる。
【0079】本発明の実施の形態に係るユーザ端末3の
アプレットにおけるアイテムとして、図23に示す年金
の表示画面では、退職プランとして、定まった事項は、
運用期間、積立金、ゴール(目標)金額、現在資産時価
が表示されており、保有資産として保有する個別の金融
商品の内容が表示されている。ここで、保有資産の追
加、削除、編集が可能である。追加は保有資産に新たな
資産を追加することであり、削除は保有資産の中から不
要な資産を取り除くことであり、編集は保有資産の積立
額を変更することである。
【0080】また、図23では、シミュレーション対象
資産を登録できる。このシミュレーション対象資産と
は、シミュレーションにおいてユーザが購入しても構わ
ない金融商品を予め登録しておくものである。従って、
複数の金融商品を登録しておくことになる。このシミュ
レーション対象資産についても資産の追加、削除、編集
が可能である。
【0081】ここで、図16〜22における実施の形態
では、資産内容である金融商品の追加・削除の変更は、
ユーザ端末3のアプレットでは実現できないものであっ
たが、図23では、ユーザ端末3のアプレットで資産内
容の変更を実現している。具体的には、金融商品の追加
・削除を行う度にユーザ端末3は投資アドバイスサーバ
1にアクセスして資産内容の変更を行い、ユーザ端末3
とサーバ1との間の同期をとるようになっている。
【0082】また、図23の下側には、「分析」「現
在」「シミュレーション」「アドバイス」といったボタ
ンが用意されている。「分析」は、年金で「東芝」の株
を保有し、一般でも「東芝」の株を保有する場合に、こ
の「分析」を押すと、両方で「東芝」の株について同じ
動きをするよう連動させるものである。通常、年金と一
般ではそれぞれ独立したシミュレーションが行われるよ
うになっている。
【0083】「現在」は、保有する現在の資産状況を表
示する。「シミュレーション」は、現在又は資産の追加
・削除等の変更を行った場合のシミュレーションを表示
する。「アドバイス」は、現在の資産状況についてアド
バイスを表示する。
【0084】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のア
プレットにおけるアイテムとして、図23に示す一般の
表示画面では、ユーザのリスクをポートフォリオリスク
で表示している。ポートフォリオリスクとは、図24の
左側で、温度計を模して表示しているもので、現在の国
内短期金利(0.3)、国内長期金利(1.2)、海外
株式(2.5)、海外債券(3.5)、国内株式(4.
6)を温度計に目安として表示すると共に、ユーザのと
るリスクをその中に示すものである。これら目安は、例
えば、1/4期で見直し、設定を変えるものである。
【0085】また、「為替」「国内景気」「国内金利」
の各種指標に対する感応度を調整可能にバーで表示して
いる。このバーは、シミュレーションにおける経済シナ
リオの動向の感応度を調整するもので、0を標準とし、
マイナスでは感応度が悪く、プラスでは感応度が良く、
感応するようになっている。図24の画面右下では、ア
セットアロケーションを示しており、国内株式、海外債
券、海外株式、国内長期金利、国内短期金利の構成を円
グラフで表している。
【0086】図24の画面下側の「現在」「シミュレー
ション」「アドバイス」のボタンがあり、「現在」のボ
タンが押下されると、年金以外の一般の保有資産の現状
が表示され、「シミュレーション」のボタンが押下され
ると、シミュレーションが実行されてその結果が表示さ
れ、「アドバイス」のボタンが押下されると、現状とシ
ミュレーション結果が比較可能に表示される。
【0087】年金及び一般のシミュレーション結果画面
は、図25に示すような画面となる。リスクバーの左側
には上に最適化によって求められたリスク値と、下に現
状のリスク値が表示され、それぞれがリスクバーにも反
映されている。尚、リスクバーにはリスク値の適正範囲
(ユーザのとることが適正であるリスク値の範囲)を色
分けしてユーザに知らせるようにしている。更に、リス
クバーの下に、期間、ゴール(目標)金額、積立金額が
表示される。
【0088】そして、図25では、現在からゴールまで
のシミュレーション結果が表示される。シミュレーショ
ン結果には、ベンチマークも表示し、途中経過の年齢を
決める縦線が引かれている。この縦線は移動可能であ
る。シミュレーション結果の表示部分で、「>」「>
>」「>>>」とあるのは、シミュレーションの速さ
を、速くしたり遅くしたりするためのボタンである。ま
た、途中経過の年齢時点における達成確率をベンチマー
クと共に表示し、ゴール時点においても達成確率をベン
チマークと共に表示する。また、図25の下側の部分に
は、国内景気、国内長期金利、外国為替レートに関する
経済シナリオがベンチマークと共に表示される。
【0089】シミュレーションにおいて、現在保有する
資産と積立中の資産とを合計して最適化を行うようにな
っている。また、リスクバーにおけるつまみを動かすこ
とで、ユーザのリスク値を変化させることが可能であ
り、リスク値を変化させた状態で、リスクバーの右側の
「実行」のボタンが押下されると、その変化させたリス
ク値でシミュレーションが実行されて表示される。同様
に、期間、ゴール金額、積立金額を変更して「実行」ボ
タンを押下してシミュレーションを行うことができる。
【0090】次に、年金及び一般の「アドバイス」のボ
タンが押下されると、図26の表示画面となる。アドバ
イス画面では、現状とプランニングについて、「ゴール
確率」「95%下方資産額」「期間」「ゴール(金
額)」「積立(金額)」「リスク」更に「個別資産情
報」が表示される。ここで、プランニングとは、現状に
対してポートフォリオ最適化した場合のシミュレーショ
ン結果を示すもの、若しくは、リスクバー又はその他の
項目を変更した場合に対してポートフォリオ最適化した
場合のシミュレーション結果を示すものである。個別資
産情報では、商品名に対する保有数量、積立数量を具体
的に表示したが、各商品の割合(%)を表示するだけで
あっても構わない。
【0091】また、図27に示すように、「総合」の画
面では、現状とプランニングについて、キャッシュフロ
ー、資産残高が表示される。キャッシュフローでは、特
定年齢での「年金」「収入」「貯金」「支出」の額が表
示され、人生の期間における推移が、年金・収入をプラ
スとし、貯金・支出をマイナスとして表示される。尚、
特定年齢はグラフ中で縦線で表示されており、動かすこ
とで年齢を変更できる。ここでは、キャッシュフローを
折れ線グラフで表示しているが、年金」「収入」「貯
金」「支出」の要素を組み込んだ棒グラフで表示するよ
うにしても構わない。
【0092】また、資産残高では、特定年齢でのメジア
ン、上95%(95%上方資産額)と下95%(95%
下方資産額)が表示され、人生の期間における推移が表
示される。尚、特定年齢はグラフ中で縦線で表示されて
おり、動かすことで年齢を変更できる。また、現状及び
プランニングにおいて、アイテムとして「年金」「一
般」の達成確率をそれぞれ表示するようにしてもよい。
【0093】また、ユーザが本システムを用いて資産を
運用している場合に、その後の資産価値の動向を監視
(モニタリング)し、定期的にユーザに電子メール又は
レター、FAXで通知するようにしてもよい。この場
合、モニタリングは、定期的に行うものの、通知は異常
が発生した場合とすることができる。異常とは、シミュ
レーション結果に対して予定より大幅に良かったり、大
幅に悪かったりした場合である。
【0094】そして、異常時は、資産の組み直し(リバ
ランス)の示唆を行う。例えば、運用期間10年に対し
て3年を経過した場合、その後にシミュレーション結果
の中で良好な状況が続いたとしても、当初の目標に達し
ないと思われる場合には、リバランスを促すことにな
る。また、運用期間30年で、現在27年目で目標を上
回った場合には、現在の資産を安全資産に切り替える示
唆を行う。尚、示唆の判断基準として、予め銘柄情報、
ストッピング・ルールをユーザによって決め、投資アド
バイスサーバ1に記憶させ、その基準を用いて示唆を行
うようにすることも可能である。
【0095】前記モニタリングの場合、資産運用の推移
を月次レポートとしてユーザ端末3に通知する帳票機能
を設けるようにしてもよい。この場合、様々な資産に関
する運用会社(例えば、証券会社)からの報告書を本シ
ステムでまとめて総括レポートとして通知するようにす
ると、利便性が高い。
【0096】
【発明の効果】本発明は、投資アドバイスシステムにお
いて、サーバが、資産の登録・変更、プランニングを管
理し、それら情報に基づいて現状とプランニングのシミ
ュレーション、比較アドバイスを行うようにしているの
で、プランニングとシミュレーションの一連の処理をサ
ーバで実現できる効果がある。
【0097】本発明によれば、資産の登録・変更、プラ
ンニングをサーバで管理し、それら情報に基づいて現状
とプランニングのシミュレーション、比較アドバイスを
ユーザ端末で行わせる投資アドバイスシステムとしてい
るので、リスクを変更する場合のシミュレーションをサ
ーバから切り放し、軽快に実行できる効果がある。
【0098】また、本発明によれば、ユーザのアイテム
毎に分離してシミュレーションを行うと共に、トータル
のライフプランについてもシミュレーションを行う上記
投資アドバイスシステムとしているので、各イベント毎
の投資状況を把握できると共に総合の投資状況をも把握
できるので、ユーザによりきめ細かな投資アドバイスを
与えることができる効果がある。
【0099】本発明によれば、ユーザ端末で、現状とプ
ランニングについてポートフォリオ最適化のシミュレー
ションと比較アドバイスが行われる状況に、ユーザ端末
側で資産の変更が行われるとサーバに資産変更が知らさ
れる上記投資アドバイスシステムとしているので、ユー
ザ端末での資産変更がサーバにも反映できる効果があ
る。
【0100】本発明によれば、各イベントにおけるシミ
ュレーションを行う場合、最適ポートフォリオを用いて
計算し、任意の途中期間、終了期間の時点における各達
成確率の分布を表示すると共に、始点から終了期間まで
のシミュレーション結果を表示する投資アドバイスの表
示方法としているので、任意の途中期間、長期の視点で
資産運用を認識できる効果がある。
【0101】本発明によれば、イベントにおける条件設
定でリスクバーを変更してシミュレーションを行い、任
意の途中期間、終了期間の時点における各達成確率の分
布を表示すると共に、始点から終了期間までのシミュレ
ーション結果を表示する投資アドバイスの表示方法とし
ているので、任意の途中期間、長期の視点でプランニン
グした資産運用状況を認識できる効果がある。
【0102】本発明によれば、リスクバーには現状のリ
スクの数値、最適なリスクの数値、適正操作範囲を表示
する投資アドバイスの表示方法としているので、ユーザ
にとってリスク決定を容易にできる効果がある。
【0103】本発明によれば、アイテムにおける現状と
プランニングのシミュレーション結果を総合して、総合
の現状のシミュレーション結果と総合のプランニングの
シミュレーション結果とを比較可能に表示する投資アド
バイスの表示方法としているので、人生設計におけるア
イテムに対しても具体的な投資アドバイスを行うと共
に、それら個別のアイテムを総合した人生設計全体に対
しても適正な投資アドバイスを行うことができる効果が
ある。
【0104】本発明によれば、個人のリスクを、国内短
期金利、国内長期金利、海外株式、海外債券、国内株式
等を目安として、ポートフォリオリスクとして表示する
投資アドバイスの表示方法としているので、ユーザは個
人のリスクを容易に認識できる効果がある。
【0105】本発明によれば、資産内容を変更してシミ
ュレーションを行う場合に、資産対象をリスクの数値で
検索して選択する投資アドバイスの表示方法としている
ので、リスクを基準として容易に資産対象を選択できる
効果がある。
【0106】本発明によれば、現在の資産と積立分を合
わせて最適化を行う投資アドバイスシステムとしている
ので、将来の積立分を含めた資産運用をアドバイスでき
る効果がある。
【0107】本発明によれば、運用期間、目標金額、定
期的な積立金額、資産内容からシミュレーションを行
い、達成確率を表示し、前記達成確率に対してユーザに
よって任意の達成確率が設定可能であり、任意の達成確
率が設定されると、当該達成確率となる積立金額又は目
標金額を計算して表示し、更に計算された内容に基づい
てポートフォリオ最適化のシミュレーションを行い、最
適化前の状況と最適化後の状況との比較アドバイスを表
示する投資アドバイスの表示方法としているので、ユー
ザが任意に設定した達成確率となる積立金額又は目標金
額を導き出すことが容易にできる効果がある。
【0108】本発明によれば、資産を運用する場合に、
シミュレーション結果と比較して資産価値の変動を監視
し、定期的若しくは変動幅が大きい場合にユーザに通知
し、変動が大きい場合には資産の組み直しを促し、複数
の資産運用会社からの報告書をまとめて総括レポートと
して提供するするサーバを有する投資アドバイスシステ
ムとしているので、資産運用が適正に行うことができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る投資アドバイスシス
テムの概略構成図である。
【図2】投資アドバイスサーバ1と投資分析サーバ2と
における基本モジュールの構成を示す構成ブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る初期の表示例を示す
概略図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るユーザ端末にダウン
ロードされたアプレットの表示例を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るホームページのトッ
プの表示例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るホームページのメニ
ューの表示例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る基本属性のページの
表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る資産登録・変更のペ
ージの表示例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るプランニングのペー
ジの表示例を示す図である。
【図10】プランニングにおけるイベント登録・変更の
ページの表示例を示す図である。
【図11】プランニングにおける資産割当のページの表
示例を示す図である。
【図12】プランニングにおける対象資産選択のページ
の表示例を示す図である。
【図13】プランニングにおける対象資産の詳細表示例
を示す図である。
【図14】ユーザに対する質問例を示す図である。
【図15】質問に対するユーザ応答への診断結果例を示
す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおけるトップの表示例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおける退職プランの現在の表示例を示す図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおける退職プランのシミュレーションの表示例
を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおける退職プランのリスク変更によるシミュレ
ーションの表示例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおける退職プランのアドバイスの表示例を示す
図である。
【図21】本発明の実施の形態に係るユーザ端末のアプ
レットにおける総合の表示例を示す図である。
【図22】ゴール時点の結果表示例を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける年金の表示例を示す図である。
【図24】本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける一般の表示例を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける年金又は一般のシミュレーションの
表示例を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける一般の現状とプランニングのシミュ
レーション結果の表示例を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態に係る別のユーザ端末の
アプレットにおける総合の現状とプランニングのシミュ
レーション結果の表示例を示す図である。
【符号の説明】 1…投資アドバイスサーバ、 2…投資分析サーバ、
3…ユーザ端末、 11…ポートフォリオ最適化モジュ
ール、 12…シミュレーションモジュール、13…グ
ラフィックモジュール、 14…アウトプットモジュー
ル、 15…記憶モジュール、 21…経済分析モジュ
ール、 22…投資スタイル分析モジュール、 23…
金融商品分析モジュール

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資産の登録・変更、プランニングを管理
    し、前記資産の情報に基づいて現状とプランニングにつ
    いてポートフォリオ最適化のシミュレーション、比較ア
    ドバイスを行い、ユーザ端末に出力するサーバを有する
    ことを特徴とする投資アドバイスシステム。
  2. 【請求項2】 資産の登録・変更、プランニングを管理
    し、前記資産の情報に基づいて現状とプランニングにつ
    いてポートフォリオ最適化のシミュレーション、比較ア
    ドバイスをユーザ端末に行わせるサーバを有することを
    特徴とする投資アドバイスシステム。
  3. 【請求項3】 ユーザの特定若しくは一般の目的によっ
    て資産を管理する区分となるアイテム毎に分離してシミ
    ュレーションを行うと共に、総合のライフプランについ
    てもシミュレーションを行うサーバを有することを特徴
    とする請求項1記載の投資アドバイスシステム。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末で、現状とプランニングにつ
    いてポートフォリオ最適化のシミュレーションと比較ア
    ドバイスが行われる状況に、前記ユーザ端末側で資産の
    変更が行われるとサーバに資産変更が知らされることを
    特徴とする請求項2記載の投資アドバイスシステム。
  5. 【請求項5】 ユーザ端末に、ユーザの特定若しくは一
    般の目的によって資産を管理する区分となるアイテム毎
    に分離してシミュレーションを行わせると共に、総合の
    ライフプランについてもシミュレーションを行わせるサ
    ーバを有することを特徴とする請求項2又は請求項4記
    載の投資アドバイスシステム。
  6. 【請求項6】 ユーザログインが為されると、ユーザが
    保有する個別資産の状態及び時価を表示すると共に総資
    産の時価をも表示することを特徴とする投資アドバイス
    の表示方法。
  7. 【請求項7】 メニュー画面からプランニング画面を表
    示する際に、現状と前回プランニングの結果を比較可能
    に表示することを特徴とする投資アドバイスの表示方
    法。
  8. 【請求項8】 プランニング画面からシミュレーション
    を行う画面に移行する際に、ユーザに投資教育としてク
    イズの出題、若しくはユーザのリスク許容度調査を行
    い、その出題又は調査に対する診断を表示することを特
    徴とする投資アドバイスの表示方法。
  9. 【請求項9】 アイテムにおけるシミュレーションを行
    う場合、最適ポートフォリオを用いて計算し、任意の途
    中期間、終了期間の時点における各達成確率の分布を表
    示すると共に、始点から終了期間までのシミュレーショ
    ン結果を表示することを特徴とする投資アドバイスの表
    示方法。
  10. 【請求項10】 アイテムにおける条件設定でリスクバ
    ーを変更して資産価値の推移のシミュレーションを行
    い、任意の途中期間、終了期間の時点における各達成確
    率の分布を表示すると共に、始点から終了期間までのシ
    ミュレーション結果を表示することを特徴とする投資ア
    ドバイスの表示方法。
  11. 【請求項11】 アイテムにおける条件設定でリスクバ
    ーを変更してシミュレーションを行う場合、経済シナリ
    オのシミュレーションを行い、それに基づいて資産価値
    の推移のシミュレーションを行い、任意の途中期間、終
    了期間の時点における各達成確率の分布を表示すると共
    に、始点から終了期間までのシミュレーション結果を表
    示することを特徴とする投資アドバイスの表示方法。
  12. 【請求項12】 アイテムにおける条件設定で、対象資
    産の組入比率を制限する設定が為されると、当該制限を
    施した上でシミュレーションを行い、シミュレーション
    結果を表示する請求項9又は請求項10記載の投資アド
    バイスの表示方法。
  13. 【請求項13】 アイテムにおける現状のシミュレーシ
    ョン結果とプランニングのシミュレーション結果とを比
    較可能に表示することを特徴とする投資アドバイスの表
    示方法。
  14. 【請求項14】 シミュレーション結果には、達成確
    率、下方資産額、リスクの数値、前記シミュレーション
    に用いられた個別資産の内容及び割合若しくは金額の一
    覧を表示することを特徴とする請求項13記載の投資ア
    ドバイスの表示方法。
  15. 【請求項15】 アイテムにおけるシミュレーション結
    果を総合して、総合のシミュレーション結果と総合のプ
    ランニングのシミュレーション結果とを比較可能に表示
    することを特徴とする投資アドバイスの表示方法。
  16. 【請求項16】 総合の現状とプランニングのシミュレ
    ーション結果には、キャッシュフローの分布の推移、資
    産残高の分布の推移、アイテムでの達成確率を表示する
    ことを特徴とする請求項15記載の投資アドバイスの表
    示方法。
  17. 【請求項17】 リスクの数値はリスクバーによってで
    表示し、当該リスクバーには現状のリスクの数値、最適
    なリスクの数値、適正操作範囲を表示することを特徴と
    する投資アドバイスの表示方法。
  18. 【請求項18】 投資アドバイスを受けるためにホーム
    ページにアクセスすると、当該ホームページのトップペ
    ージでユーザログインを促す表示が為され、ユーザログ
    インが為されると、個人情報を登録する基本属性登録
    と、資産情報を登録する資産登録と、資産計画に関する
    情報を登録するプランニングとを選択できるメニュー画
    面を当該ユーザの現在の資産状況と共に表示し、シミュ
    レーション実行の要求があると、アイテムとそれに対す
    る資産割当を管理する表示手段と、アイテム毎に現状と
    プランニングについてシミュレーションを行い、両者を
    比較するアドバイスを行う表示手段と、イベントを総合
    して現状とプランニングを比較表示する表示手段とを選
    択可能に表示することを特徴とする投資アドバイスの表
    示方法。
  19. 【請求項19】 アイテムにおける個人のリスクを、国
    内短期金利、国内長期金利、海外株式、海外債券、国内
    株式等を目安として、ポートフォリオリスクとして表示
    することを特徴とする投資アドバイスの表示方法。
  20. 【請求項20】 資産内容を変更してシミュレーション
    を行う場合に、資産対象をリスクの数値で検索して選択
    し、選択した資産内容でシミュレーションを行い、シミ
    ュレーション結果を表示することを特徴とする投資アド
    バイスの表示方法。
  21. 【請求項21】 現在の資産と積立分を合わせて最適化
    を行うことを特徴とする請求項1乃至5記載の投資アド
    バイスシステム。
  22. 【請求項22】 運用期間、目標金額、定期的な積立金
    額、資産内容からシミュレーションを行い、達成確率を
    表示し、前記達成確率に対してユーザによって任意の達
    成確率が設定可能であり、任意の達成確率が設定される
    と、当該達成確率となる積立金額を計算して表示するこ
    とを特徴とする投資アドバイスの表示方法。
  23. 【請求項23】 運用期間、目標金額、定期的な積立金
    額、資産内容からシミュレーションを行い、達成確率を
    表示し、前記達成確率に対してユーザによって任意の達
    成確率が設定可能であり、任意の達成確率が設定される
    と、当該達成確率となる目標金額を計算して表示するこ
    とを特徴とする投資アドバイスの表示方法。
  24. 【請求項24】 任意の達成確率となるように計算され
    た積立金又は目標金額に基づいて、ポートフォリオ最適
    化のシミュレーションを行い、最適化前の状況と最適化
    後の状況との比較アドバイスを表示することを特徴とす
    る請求項22又は請求項23記載の投資アドバイスの表
    示方法。
  25. 【請求項25】 運用期間、目標金額、定期的な積立金
    額、資産内容からシミュレーションを行い、若しくはポ
    ートフォリオ最適化のシミュレーションを行って、資産
    を運用する場合に、シミュレーション結果と比較して資
    産価値の変動を監視し、定期的若しくは変動幅が大きい
    場合にユーザに通知するサーバを有することを特徴とす
    る投資アドバイスシステム。
  26. 【請求項26】 資産価値の変動がシミュレーション結
    果に比べて大きい場合に、資産の組み直しを促すサーバ
    であることを特徴とする請求項25記載の投資アドバイ
    スシステム。
  27. 【請求項27】 資産価値の変動をユーザに通知する際
    に、複数の資産運用会社からの報告書をまとめて総括レ
    ポートを提供するサーバであることを特徴とする請求項
    25又は請求項26記載の投資アドバイスシステム。
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