JP5914118B2 - 管内空気排出方法 - Google Patents

管内空気排出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5914118B2
JP5914118B2 JP2012084092A JP2012084092A JP5914118B2 JP 5914118 B2 JP5914118 B2 JP 5914118B2 JP 2012084092 A JP2012084092 A JP 2012084092A JP 2012084092 A JP2012084092 A JP 2012084092A JP 5914118 B2 JP5914118 B2 JP 5914118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
fluid pipe
fluid
air
sliding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012084092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013213539A (ja
Inventor
菊地 昇
昇 菊地
謙介 中里
謙介 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP2012084092A priority Critical patent/JP5914118B2/ja
Publication of JP2013213539A publication Critical patent/JP2013213539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5914118B2 publication Critical patent/JP5914118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、流体管内に滞留した滞留空気を、該流体管の内外を連通する連通孔を介して流体管外へ排出する管内空気排出方法に関する。
従来の管内空気排出方法は、管路構成管の管径より大径に膨出した膨出室部を設け、膨出室部の上方に配設される立上管部にフロート弁機構を設け、膨出室部内に管路構成管内を流れる流体を流し、流速を遅くすると同時に、膨出室部内の外周部分に滞留している流体を巻き込むことで流れに乱れを生じさせる。この流速低下と乱流により、流体内の空気を上方へ浮かせてフロート弁機構を介して外部に放出している。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−256158号公報(第4,5頁、第4図)
しかしながら、特許文献1にあっては、膨出室部内の外周部分に滞留している流体を巻き込む際に、流体が撹拌されることによって気泡等が新たに発生する虞があり、効率よく外部へ排気することができなかった。また、管路構成管に膨出室部を取り付ける工程が別途必要となり、作業にかかるコストが高くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、特段の装置等を用いずに流体管内に滞留する空気を外部へ容易かつ効率よく排出することができる管内空気排出方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管内空気排出方法は、
流体管内に滞留した滞留空気を、該流体管の内外を連通する連通孔を介して流体管外へ排出する管内空気排出方法であって、
流体管内に該流体管の内面と摺動可能であって流体管内を流れる流体よりも軽い比重を有する摺動体を導入し、前記摺動体を前記連通孔に向けて管路に沿って摺動させるとともに該摺動体の外面に流体管内の滞留空気を捕捉し、前記摺動体の外面に捕捉した滞留空気を前記連通孔を介して流体管外へ排出することを特徴としている。
この特徴によれば、流体管内へ導入した摺動体を連通孔に向けて管路に沿って摺動させることに伴い、滞留空気が摺動体に捕捉されて連通孔に送り出され、連通孔を介して滞留空気が外部へ効率よく排出されるため容易に排気作業を行うことができる。更に、流体管の内外を連通する連通孔を利用して滞留空気が外部へ排気されるため、流体管に対して滞留空気を外部へ排気するために特段の装置を必要とせず、かかるコストを抑えることができる。また、摺動体を流体管内へ導入することのみで、摺動体が流体管内を流れる流体と共に流体管内を摺動できるばかりか、摺動体が浮力により管頂部の内面に押圧されるため、この管頂部の内面に滞留した滞留空気を逃さず確実に捕捉できる。
本発明の管内空気排出方法は、
前記連通孔に向けて管路に沿って摺動した前記摺動体を、該連通孔を介し流体管外へ導出することを特徴としている。
この特徴によれば、連通孔を介して外部へ排気される滞留空気と共に摺動体を流体管外へ導出するため、流体管内から摺動体を回収する必要がなく、容易に作業を行うことができるとともに、流体管内に滞留空気が残留することなく、効率よく排気することができる。
本発明の管内空気排出方法は、
流体管内に導入される前記摺動体は、管径方向に前記流体管の内径と略同寸に形成されるとともに、管軸方向に前記流体管の内径よりも長寸に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、摺動体が管径方向に流体管の内径と略同寸に形成されることで、流体管の略全断面をカバーし滞留空気を漏れなく捕捉できるばかりか、管軸方向に流体管の内径よりも長寸に形成されることにより、管路に沿って流体管の内面に摺動する摺動体が管軸の直交軸回りに回転してしまう虞がなく、捕捉した滞留空気が摺動体よりも後方へ回り込むことを防ぐことができる。
本発明の管内空気排出方法は、
前記摺動体の外面に、複数の凹部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、摺動体の外面に複数の凹部が形成されていることにより、この摺動体が滞留空気を凹部内に収容しながら流体管内を摺動するようになるため、滞留空気の取りこぼしを防ぎ、効率よく排気することができる。
本発明の管内空気排出方法は、
前記摺動体を前記連通孔に向けて摺動させた後に、流体管内に該流体管内を移動可能であり吸引機能を備えた吸引装置を導入することを特徴としている。
この特徴によれば、吸引装置が流体管内に導入されることにより、摺動体によって捕捉仕切れない小さな気泡が残留しても、この気泡を吸引することができる。
本発明の管内空気排出方法は、
前記吸引装置は、流体管内の画像を取得する画像取得手段を備え、流体管外に、前記画像取得手段により取得した画像を表示する画像表示手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、画像取得手段を備えた吸引装置を流体管内に導入することによって、摺動体導入後に流体管内に残留する気泡を流体管外に設けた画像表示手段により視認しながら吸引することができるため、気泡の取りこぼしを防止できる。
実施例1における新設管路を示す側面図である。 新設管路を洗管している状態を示す側面図である。 摺動体を流体管内に導入している状態を示す側面図である。 摺動体が管路に沿って摺動している状態を示す側面図である。 実施例2において吸引装置を流体管内に導入した状態を示す側面図である。 (a)は、吸引装置を示す平面図であり、(b)は、同じく側面図であり、(c)は、同じく正面図である。 摺動体の変形例を示す正面図である。
本発明に係る管内空気排出方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る管内空気排出方法につき、図1から図4及び図7を参照して説明する。
図1は、地中に新たに所定区間新設される新設管路Zを示しており、この新設管路Zは、例えば既設の流体管網に接続され、該流体管網内を流れる流体を内部に流すことが可能な流体管1と、流体管1の上方に向けて延設された分岐管部2a,2b,2c,2dと、から主に構成されている。また、この新設管路Zの上流側及び下流側の両端部は、図示しない仕切弁によって閉塞されており、すなわち、図1における新設管路Z内は、流体が未だ流れていない空の管となっている。本実施例において流体管網を流れる流体は、分岐管部2a側である上流側から分岐管部2d側である下流側に向けて流れるものとする。
本実施例の流体管1は、例えば、上水道用として用いられるダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、流体管の内部を流れる流体は、例えば上水に限られず、工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
本実施例の分岐管部2a,2b,2c,2dは、それぞれ流体管1の管軸方向に所定間隔離間して配設されている。詳述すると、分岐管部2aは、新設管路Zにおける上流側端部に配設され、流体管1の内外に連通する連通孔3aを備えている。分岐管部2bは、分岐管部2aに対して下流側に隣接して配設されており、流体管1の内外に連通する連通孔3bを備えている。分岐管部2cは、分岐管部2bに対して下流側に隣接して配設されており、流体管1の内外に連通する連通孔3cを備えている。分岐管部2dは、新設管路Zにおける下流側端部に配設され、流体管1の内部及び外部に連通する連通孔3dを備えている。更に、各分岐管部2a,2b,2c,2dの上フランジ21には、操作部36により開閉操作可能な図示しない補修弁を内部に配設した補修弁ケース35がそれぞれ密封状に接続されており、この補修弁ケース35の上方には、外部へ空気を排出するための空気弁4が取り付けられている。尚、本実施例において分岐管部及び連通孔が流体管に4箇所延設されているが、これに限られず、例えば分岐管部及び連通孔が1箇所ないし3箇所設けられてもよいし、また5箇所以上設けられてもよく、所望の数量設けても構わない。更に尚、本実施例の分岐管部は、先端部に空気弁4が接続されているが、適宜の接続部材が接続されてもよく、この場合、当該接続部材は例えば流体管の管軸と略水平方向に直交して延設されても構わない。
先ず、この新設管路Zの洗管を行う。新設管路Zの洗管方法について説明すると、分岐管部2a,2dの空気弁4を取り外し、操作部36によって補修弁を操作し連通孔3a,3dを開放する。その後、流体管1内周面を洗浄するための洗浄体11を連通孔3a,3dを介して流体管1内に導入する。本実施例の洗浄体11は、例えば、流体管1の内径と略同径若しくは自然状態では若干大径を有した略球体のピグであり、比較的弾性及び柔軟性を有した材料から形成されている。尚、洗浄体はこれに限らず、内部に空気を圧入して膨張させる袋体等を使用してもよい。
そして、図2に示されるように、前述した新設管路Zの上流側に配設された仕切弁を開放する。これにより、前記流体管網を流れる流体が新設管路Zの流体管1内に流入するようになり、この流体の流れや流体圧力によって洗浄体11が下流側へ押し流されるようになる。したがって、洗浄体11が流体管1の内周面に摺接しながら下流側へ移動し、該洗浄体11が流体管1の内周面を磨き内周面に付着した埃等の夾雑物を回収するとともに、連通孔3dを介して流体管1外へ導出される。
このように、洗浄体11による新設管路Zの洗管が完了した後、分岐管部2a,2dの上フランジ21にそれぞれ空気弁4を取り付け、前述した新設管路Zの下流側に配設された仕切弁を開放するとともに、新設管路Z内の空気を各空気弁4で流体管1外へ排気しながら前記流体管網及び新設管路Zを連通する。このとき、流体管1内には、新設管路Z内の空気が空気弁4から排気しきれず、流体管1における管頂部の内面に滞留空気5が滞留することがある(図3参照)。
次に、本発明の管内空気排出方法について説明すると、図3に示されるように、流体管1の内面と摺動可能な摺動体6を用いて、流体管1内に滞留した滞留空気5を、流体管1の内外を連通する連通孔3a、3b、3c、3dを介して流体管1外へ排出する方法である。本実施例の摺動体6は、内面がゴム等で形成されて弾性を有しているとともに、外面が織物等で形成され、流体管1の内面と摺動する際に流体管1の内面を傷つけ難くなっている。また、この摺動体6は、流体管1内を流れる流体よりも軽い比重を有している。
先ず、分岐管部2a,2dの空気弁4を取り外すとともに、補修弁(図示略)によって開放された連通孔3aを介し分岐管部2a内に摺動体6を挿入する。このとき、連通孔3dは、補修弁によって閉塞されている。その後、分岐管部2aに補修弁ケース35を介して図示しないポンプ等から成る圧入手段を接続し、該圧入手段によって流体管1内に向けて流体を圧入する。これに伴い、摺動体6が流体管1内に押し出されて導入される。流体管1内に導入された摺動体6は、流体管1の管径方向に流体管1の内径と略同寸に形成されるとともに、流体管1の管軸方向に流体管1の内径よりも長寸に形成される(図4参照)。
また、図4に示されるように、分岐管部2dの連通孔3dを開放する。これに伴って、流体管1内を流れる流体は、分岐管部2dの連通孔3dを介して流体管1外へ排出する排出流及び圧力差が生じる。前記したように摺動体6は流体管1内を流れる流体よりも軽い比重を有していることから、摺動体6が流体管1外へ向かう前記排出流及び圧力差に乗じて、摺動体6の外面に流体管1内の滞留空気5を捕捉しながら連通孔3dに向けて管路に沿って摺動するようになる。
このように、摺動体6を流体管1内へ導入することのみで、摺動体6が流体管1内を流れる流体と共に流体管1内を摺動できるばかりか、摺動体6が浮力により管頂部の内面に押圧されるため、この管頂部の内面に滞留した滞留空気5を逃さず確実に捕捉できる。更に、摺動体6が管径方向に流体管1の内径と略同寸に形成されることで、流体管1の略全断面をカバーし滞留空気5を漏れなく捕捉できるばかりか、管軸方向に流体管1の内径よりも長寸に形成されることにより、管路に沿って流体管1の内面に摺動する摺動体6が管軸の直交軸回りに回転してしまう虞がなく、捕捉した滞留空気5が摺動体6よりも後方へ回り込むことを防ぐことができる。
滞留空気5を捕捉した摺動体6が分岐管部2bに到達すると、それまでに摺動体6に捕捉された滞留空気5が分岐管部2b内に送り出され、連通孔3b及び空気弁4を介して流体管1外へ排気される。その後同様に、滞留空気5を捕捉した摺動体6が分岐管部2cに到達すると、それまでに摺動体6に捕捉された滞留空気5が分岐管部2c内に送り出され、連通孔3c及び空気弁4を介して流体管1外へ排気される。その後同様に、滞留空気5を捕捉した摺動体6が分岐管部2dに到達すると、それまでに摺動体6に捕捉された滞留空気5が分岐管部2d内に送り出され、連通孔3dを介して流体管1外へ排気される。要するに、滞留空気5が摺動体6に捕捉されて連通孔3b、3c、3dに送り出され、連通孔3b、3c、3dを介して滞留空気5が外部へ効率よく排出されるため容易に排気作業を行うことができる。
そして、連通孔3dに向けて管路に沿って摺動した摺動体6を、連通孔3dを介し流体管1外へ導出する。これにより、連通孔3dを介して外部へ排気される滞留空気5と共に摺動体6を流体管1外へ導出するため、流体管1内から摺動体6を回収する必要がなく、容易に作業を行うことができるとともに、流体管1内に滞留空気5が残留することなく、効率よく排気することができる。
以上説明したように、本発明の管内空気排出方法は、流体管1内に滞留した滞留空気5を、流体管1の内外を連通する連通孔3b、3c、3dを介して流体管外へ排出する管内空気排出方法であって、流体管1内に流体管1の内面と摺動可能な摺動体6を導入し、摺動体6を連通孔3dに向けて管路に沿って摺動させるとともに摺動体6の外面に流体管1内の滞留空気5を捕捉し、摺動体6の外面に捕捉した滞留空気5を連通孔3b、3c、3dを介して流体管1外へ排出する。これによれば、流体管1内へ導入した摺動体6を連通孔3dに向けて管路に沿って摺動させることに伴い、滞留空気5が摺動体6に捕捉されて連通孔3b、3c、3dに送り出され、連通孔3b、3c、3dを介して滞留空気5が外部へ効率よく排出されるため容易に排気作業を行うことができる。更に、流体管1の内外を連通する連通孔3b、3c、3dを利用して滞留空気5が外部へ排気されるため、流体管1に対して滞留空気5を外部へ排気するために特段の装置を必要とせず、かかるコストを抑えることができる。
尚、本実施例の摺動体6は、内面がゴム等で形成されているとともに、外面が織物等で形成されているが、本発明の摺動体の変形例として、図7に示されるように摺動体6’は、外面が略格子状に形成された弾性部材7によって被覆され、この弾性部材7によって摺動体6’の外面に複数の凹部7aが形成されていてもよい。これによれば、摺動体6’が滞留空気5を凹部7a内に収容しながら流体管1内を摺動するようになるため、滞留空気5の取りこぼしを防ぎ、効率よく排気することができる。
次に、実施例2に係る管内空気排出方法につき、図5及び図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。
本実施例の管内空気排出方法は、前記実施例と同様に摺動体6を連通孔3dに向けて摺動させた後に、流体管1内に、流体管1内を移動可能であり吸引機能を備えた吸引装置10を導入する。図6に示されるように、吸引装置10は、先端部に設けられ内部に図示しないポンプ等を備えた吸引部10aと、吸引部10aの後端部から連通孔3aを介して外部へ延設される吸引ホース10bと、吸引部10aに取り付けられ流体管1内の画像を取得する本発明の画像取得手段であるカメラ部10cと、カメラ部10cの後端部から連通孔2aを介して外部へ延設されるカメラケーブル10dと、先端部の吸引部10aに対抗する側に設けられた比較的重量物である錘10fと、更に流体管1外に設けられ、カメラ部10cにより取得した画像を表示する本発明の画像表示手段であるモニター部10eと、から構成されている。
図5に示されるように、吸引装置10を導入し、カメラ部10cで取得した流体管1内の画像をモニター部10eで映し出すことで、流体管1内の状態を流体管1外から確認することができる。このとき、例えば、摺動体6によって捕捉仕切れなかった小さな気泡15が流体管1内に残留している場合があっても、吸引部10aによって気泡15を吸引し、吸引ホース10bを介して流体管外へ排気することができる。更に、カメラ部10cによって流体管1内の画像を取得し流体管1外に設けたモニター部10eにより視認しながら気泡15を吸引することができるため、気泡15の取りこぼしを防止できる。また、吸引装置10の先端部に設けられた錘10fが下側に位置するため、この錘10fに対抗する側の吸引部10aが上側すなわち管頂部の内面に近接する側に位置することになり、管頂部の内面に残留する気泡15を確実に吸引できる。
尚、本実施例において、吸引部10aは、吸引ホース10bが取り付けられ、吸引ホース10bを介して気泡15を外部へ排気しているが、これに限らず、吸引部のみが流体管内に導入され、吸引部内部に気泡を取り込み、吸引部が取り込んだ気泡とともに流体管外に導出されてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、流体管1内を流れる流体に乗じて摺動体6が流体管1内を摺動しているが、必ずしもこれに限らず、摺動体が外部から操作可能な操作手段を備え、該摺動体を操作することで流体管内を摺動するようにしてもよい。尚、連通孔3aを介して摺動体6を導入し連通孔3dから摺動体6を導出しているが、これに限らず、摺動体を所定の連通孔から流体管内に導入し外面に滞留空気を捕捉した後、該摺動体を前記操作手段によって前記所定の連通孔まで移動させ、該連通孔から導出するようにしてもよい。
また例えば、前記実施例では、摺動体6が、管径方向に流体管1の内径と略同寸であって管軸方向に流体管1の内径よりも長寸に形成されているが、摺動体は、流体管の内面に摺動するとともに滞留空気を捕捉するものであれば、例えば略真球形状であってもよいし、若しくは自然状態では流体管の流下断面よりも大断面の諸形状であり、該流体管の流下断面に沿って弾性収縮して流体管内に導入されてもよい。また、本実施例の摺動体6は、内面がゴム等で形成されて弾性を有しているとともに、外面が織物等で形成されているが、摺動体は、例えば種々の樹脂材やスポンジ材からなるものでよいし、若しくは内部に空気を圧入して膨張させる袋状体等であっても構わない。
1 流体管
2a〜2d 分岐管部
3a〜3d 連通孔
4 空気弁
5 滞留空気
6,6’ 摺動体
7 弾性部材
7a 凹部
10 吸引装置
10a 吸引部
10c カメラ部(画像取得手段)
10e モニター部(画像表示手段)
11 洗浄体
15 気泡

Claims (6)

  1. 流体管内に滞留した滞留空気を、該流体管の内外を連通する連通孔を介して流体管外へ排出する管内空気排出方法であって、
    流体管内に該流体管の内面と摺動可能であって流体管内を流れる流体よりも軽い比重を有する摺動体を導入し、前記摺動体を前記連通孔に向けて管路に沿って摺動させるとともに該摺動体の外面に流体管内の滞留空気を捕捉し、前記摺動体の外面に捕捉した滞留空気を前記連通孔を介して流体管外へ排出することを特徴とする管内空気排出方法。
  2. 前記連通孔に向けて管路に沿って摺動した前記摺動体を、該連通孔を介し流体管外へ導出することを特徴とする請求項1に記載の管内空気排出方法。
  3. 流体管内に導入される前記摺動体は、管径方向に前記流体管の内径と略同寸に形成されるとともに、管軸方向に前記流体管の内径よりも長寸に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の管内空気排出方法。
  4. 前記摺動体の外面に、複数の凹部が設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の管内空気排出方法。
  5. 前記摺動体を前記連通孔に向けて摺動させた後に、流体管内に該流体管内を移動可能であり吸引機能を備えた吸引装置を導入することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の管内空気排出方法。
  6. 前記吸引装置は、流体管内の画像を取得する画像取得手段を備え、流体管外に、前記画像取得手段により取得した画像を表示する画像表示手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の管内空気排出方法。
JP2012084092A 2012-04-02 2012-04-02 管内空気排出方法 Active JP5914118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084092A JP5914118B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 管内空気排出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084092A JP5914118B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 管内空気排出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013213539A JP2013213539A (ja) 2013-10-17
JP5914118B2 true JP5914118B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=49587001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012084092A Active JP5914118B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 管内空気排出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5914118B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104633374A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 四川德昌县拓鑫城市园林绿化工程有限公司 一种管路局部排气的方法及装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144896A (ja) * 1983-02-02 1984-08-20 株式会社 ハッコ− 既設管の管継手部補修装置
JP2805504B2 (ja) * 1989-08-07 1998-09-30 近畿配管株式会社 管路内壁面のライニング方法
JP3515604B2 (ja) * 1994-03-08 2004-04-05 大阪瓦斯株式会社 管内ライニング方法
US5633038A (en) * 1994-10-25 1997-05-27 Atlantic Richfield Company Method of treatment of pipelines and other steel surfaces for improved coating adhesion
JP2807754B2 (ja) * 1994-11-14 1998-10-08 東京瓦斯株式会社 既設管の内面ライニング装置
JPH09238896A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPH112389A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Taisei Corp ピグ回収具
JP4842869B2 (ja) * 2007-03-28 2011-12-21 株式会社湘南合成樹脂製作所 管路を流体で満たすための補助具および管路に流体を注入するための流体注入方法
JP2009241276A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Kandenko Co Ltd 管路を流体で満たすための管路挿入用移動栓型治具及びその治具を用いた管路への流体注入方法。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013213539A (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102062809B1 (ko) 배관 세척 장치 및 이를 이용한 배관 세척 방법
JP6232650B1 (ja) 管路洗浄装置および管路洗浄方法
RU2013108172A (ru) Аппарат для уборки пола
JP2011005419A (ja) Y型ストレーナ及び圧力タンク
KR101912171B1 (ko) 에어실린더펌프
JP5914118B2 (ja) 管内空気排出方法
JP2007146502A (ja) 管路内面の洗浄装置
JP2009014477A (ja) 漏洩水量測定装置
JP2009041503A (ja) 立軸ポンプ及びポンプシステム並びにポンプ点検方法
JP2013209961A (ja) 剥離防止構造体を備えたポンプ装置
CN207891974U (zh) 一种水槽排水管的防漏装置
KR20140002105A (ko) 관세척장치
RU2012156165A (ru) Слив с трубкой вентури для прокатных станов с самонакачивающимся подшипником
CN108079625A (zh) 一种沉淀池清污装置
JP4115310B2 (ja) 管内夾雑物の排出方法及び排出具
JP5166361B2 (ja) 水噴霧ノズル及びトンネル用水噴霧設備の点検装置
JP4191162B2 (ja) レジスト塗布装置のレジスト配管の洗浄方法
CN109868872A (zh) 一种管道排污口疏通器
CN109403423A (zh) 地下水抽取装置
JP2014094333A (ja) 伏越管路の洗浄方法及び洗浄システム
RU58957U1 (ru) Устройство для очистки внутренней поверхности трубопровода
RU2492003C2 (ru) Способ очистки внутренних поверхностей полых конструкций и устройство для его осуществления
CN207988057U (zh) 一种下水管道疏通装置
KR200480690Y1 (ko) 하수관 진동 세척장치
RU2458207C2 (ru) Способ слива жидкости

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5914118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250