JP5913678B1 - 携帯電子機器用保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電子機器からのステレオ音声信号に基づいてステレオ音声を出力する左右スピーカを可及的に離間させた状態に配設して、良好なステレオオーディオ出力環境を得ることができる携帯電子機器用保護カバーを提供する。【解決手段】携帯電子機器用保護カバー31において、カバー本体33に備わる左右の表カバー部11,12を開いた際に、カバー本体33の中央にスマートフォンPが載置され、表カバー部11,12の内面側に左右のスピーカ21,22が現れる。スピーカ21,22は、カバー本体33の左右幅方向に可及的に離れて位置している。回転機構34によって横置き状態とされたスマートフォンPに備わるディスプレイ部に表示される映像と併せて、スマートフォンPのステレオ音声出力に基づいて左右のスピーカ21,22から出力されるステレオ音声を聴くことができる。【選択図】図2

Description

この発明は、携帯電子機器を収納すると共にその周囲を覆うことが可能な保護カバーであって、カバーの内部にスピーカを内蔵しており、当該携帯電子機器が出力するオーディオ信号の入力を受けて、当該内蔵のスピーカがオーディオ出力することを可能にする携帯電子機器用保護カバーに関する。
近年、携帯電話、スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレット端末等のように、通信や情報の分野においては、携帯しながら使用される携帯通信端末や携帯情報端末、或いはその両方の機能を有する携帯通信・情報端末が、その便利性のために非常に多用されるようになってきている。この種の携帯電子機器に用いられるカバーとしては、外観の見栄えやデザイン性を高めた装飾目的のカバーや、落下や衝突のような物理的な衝撃から端末機器を保護するための保護カバー、或いは携帯性を高めるための携帯補助用カバーなど、種々のタイプのカバーが提案されている。
この種の電子端末機器は、それ自体が、例えば電話やメールの着信時に発する着信音や端末機器の操作時の操作音を発するためにスピーカを備えている。そうしたスピーカとしては、殆どの場合、製造コストを低減させるためにモノラルスピーカが採用されており、またそのスピーカの音質も、音として認識できればよいという程度のものであって、充分な高音質のものでない。
電子端末機器の本体内に二つのスピーカを備え、それぞれ右側オーディオ信号と左側オーディオ信号を受けてステレオ音声を出力可能に構成したとしても、二つのスピーカ間の距離は電子端末機器の本体の幅よりも短くなり、良好なステレオオーディオ出力環境を提供するものまでにはならない。そこで、折り畳み式の携帯電話においては、左右に発する音をステレオとするものが提案されている(特許文献4参照)。左右のスピーカ間の距離を確保するために、スピーカを携帯電話の本体の左右両側から更に外側に開くように構成するなどの工夫が施されているが、携帯電話の本体から飛び出した状態となるスピーカの保護対策が必要になり、構造が複雑になる割に得られるステレオ効果には限界がある。
モバイル電子機器の音声信号を、モバイル電子機器を収容する保護カバーに設けられるスピーカに伝達して音を出すものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。特許文献1に開示の保護カバーは、スマートフォンやタブレットのようなモバイル電子機器を収容する角バット状のケースともいうべきものであって、本体と信号接続部とを備えている。信号接続部は、本体に収容されるモバイル電子機器の信号伝送部と着脱されて本体に設けられる拡張接続部との間を接続し、拡張接続部は保護カバーにおいて機能拡張のための拡張モジュールに接続されている。拡張モジュールの一例として、スピーカが挙げられている。したがって、モバイル電子機器の信号伝送部からの音声信号が、保護カバーにおいて信号接続部を介して拡張モジュールであるスピーカに送られて、スピーカから音声を聴くことを可能にしている。
特許文献2に開示の保護ケースは、シャッター構造と組み合わされてもいるが、やはり角バット状の形状を有しており、ケースシェル、シャッターボタン、オーディオプラグ及びトリガ回路を含み、スマートフォン(携帯電話、GPSナビゲータ等も可能)のようなポータブル電子機器を中に取り付けることを可能にしている。ポータブル電子機器を保護ケースに取り付けるとき、オーディオプラグはポータブル電子機器のオーディオジャック(いずれもステレオ式)と接続する。トリガ回路は音響モジュールを含み、音響モジュールは更にジャックとプラグを介して受信したオーディオ信号が送られるステレオ用の左右スピーカを含み、スピーカは通話又は音楽を出力可能である。また、保護ケースは、使い捨てのアルカリ電池や充電電池の電源モジュールも含むことができる、とされている。
各種のスマートフォンに使用可能であって、スマートフォンを容易に上下方向にスライドさせ、カメラ操作することを可能にすることを図ったスマートフォンカバーが提案されている(特許文献5)。このスマートフォンカバーは、スマートフォン本体全体を被覆する2つ折り形状のカバー本体と、弾性体を介して横方向にスライド自在とした固定部と、固定部の両側縁に形成した鍔部と、カバーの内側面に形成したレール部とを備えている。スマートフォン本体を固定部と共に、カバー側のレール部に沿わせて上方向にスライドさせることで、例えば、カメラ部をカバー本体より上方に突出させた状態として、スマートフォン本体のカメラ機能を使用することを可能にすることを図っている。
特開2013−240034号公報 実用新案登録第3187341号公報 実用新案登録第3190877号公報 特開2006−254348号公報 特開2015−46712号公報
しかしながら、従来のスピーカ付きの携帯電子機器用カバーは、浅い角バット状のケースにスピーカが適用されたものであって、近年、携帯電子機器の表面を覆う表カバー部と裏面を覆う裏カバー部を有し、両カバー部を側面カバー部で接続した形式の保護カバーが数多く利用されつつある。こうした中で、保護カバーにおける携帯電子機器の配置や姿勢を使用勝手の良いものとしつつ、携帯電子機器から出力されるステレオ音声信号に基づいて、内蔵する左右スピーカから可及的に良好なステレオ音声を出力可能にする携帯電子機器用保護カバーは未だ提案されていない。
そこで、携帯電話、スナートフォン、タブレット端末等の携帯電子機器の表面を覆う表カバー部と裏面を覆う裏カバー部を有し、両カバー部を側面カバー部で接続した構造を備えていて、収容した携帯電子機器を保護する保護カバーにおいて、当該保護カバーでの携帯電子機器の配置や姿勢を使用勝手の良いものとしつつ、携帯電子機器からのステレオ音声信号に基づいてステレオ音声を出力する左右スピーカを、可及的に離間させた状態に配設して、良好なステレオオーディオ出力環境を得る点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、保護カバーにおける携帯電子機器の配置や姿勢を使用勝手の良いものとしつつ、携帯電子機器からのステレオ音声信号に基づいてステレオ音声を出力する左右スピーカを、可及的に離間させた状態に配設して、良好なステレオオーディオ出力環境を提供することができる携帯電子機器用保護カバーを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による携帯電子機器用保護カバーは、携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、前記カバー本体は、前記表カバー部が前記裏カバー部の両側からそれぞれ前記側面カバー部によって接続されていて且つ閉じている状態では合わせ部分が互いに重なる左表カバー部と右表カバー部とを備えている観音開き式のカバー体であり、前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記左表カバー部と前記右表カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて表に現れる態様で配設されており、前記携帯電子機器は、前記裏カバー部に対して、前記裏カバー部との平行を維持した状態で回動可能とされており、前記左右のスピーカは、90度回動して横置き状態とされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記左表カバー部と前記右表カバー部の上側又は下側に寄せて配置されていることを特徴としている。
この携帯電子機器用保護カバーによれば、カバー本体の表カバー部を開いたときには、左表カバー部と右表カバー部はそれぞれ正面左側と正面左側に観音開き状に開かれる。左表カバー部と右表カバー部に設けられている左右のスピーカは携帯電子機器の左右外側に離れて位置して表に現れる。通常は縦置き状態にある携帯電子機器を裏カバー部との平行を維持した状態で90度回動させると、携帯電子機器は横置き状態となる。左右のスピーカを左表カバー部と右表カバー部の上側又は下側に寄せて配置していることで、横置きされた携帯電子機器が左右のスピーカの放音部を覆うことがなく、高いステレオ効果を維持することができる。携帯電子機器等の音声を聴くときには、携帯電子機器等のステレオ音声出力に基づいて携帯電子機器によって覆われることなく表に左右に離れて現れている左右のスピーカから出力されるステレオ音声を聴くことができる。携帯電子機器がディスプレイ部を備えていれば、ディスプレイ部に表示される横長の映像と併せてステレオ音声を聴くことができる。
携帯電子機器の回転中心は、裏カバー部の中心に合わせてもよく、また、裏カバー部の中心ではなくても、回転して横置き状態となった携帯電子機器が観音開き状に開いたカバー本体の表面内に含まれることになる位置に置かれてよい。いずれの場合も、90度回転されて横置き状態にある携帯電子機器が左右のスピーカを覆うことがないように、回転中心が設定される。
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この発明による携帯電子機器用保護カバー携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、前記カバー本体は、一つの前記表カバー部が一つの前記裏カバー部の一方の側から前記側面カバー部によって接続されてなるブックカバー式のカバー体であり、前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記表カバー部と前記裏カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて位置する態様で配設されており、前記携帯電子機器は縦置きされる状態で前記裏カバー部に対して横方向にスライド可能に置かれており、前記左右のスピーカは、横方向にスライドされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記表カバー部と前記裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されていることを特徴としている
この携帯電子機器用保護カバーによれば、ブックカバー式のカバー体を開いた状態において、縦置きされている携帯電子機器を裏カバー部に対して横方向にスライドさせると、携帯電子機器は開いたカバー体の中央寄りに移動する。左右のスピーカは、表カバー部と裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されているので、スピーカの放音部は中央寄りに移動された携帯電子機器によって覆われることがなく、高いステレオ効果を得ることができる。
この発明による携帯電子機器用保護カバー携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、前記カバー本体は、一つの前記表カバー部が一つの前記裏カバー部の一方の側から前記側面カバー部によって接続されてなるブックカバー式のカバー体であり、前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記表カバー部と前記裏カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて位置する態様で配設されており、前記携帯電子機器は、前記裏カバー部に対して、前記裏カバー部との平行を維持した状態で回動可能とされており、前記左右のスピーカは、90度回動して横置き状態とされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記表カバー部と前記裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されていることを特徴としている
この携帯電子機器用保護カバーによれば、ブックカバー式のカバー体を開いた状態において、携帯電子機器を裏カバー部に対して、裏カバー部との平行を維持した状態で回動させると、携帯電子機器は開いたカバー本体内で横置き状態となる。左右のスピーカは、表カバー部と裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されているので、スピーカの放音部は横置きされた携帯電子機器によって覆われることがなく、高いステレオ効果を得ることができる。
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この携帯電子機器用保護カバーにおいて、前記携帯電子機器はカメラ機能を備えており、前記表カバー部を開いた状態で前記カメラ機能を使用するため、縦置き状態にある前記携帯電子機器を前記裏カバー部に対して回転させて横置き状態にする回転機構に対しては当該横置きされた携帯電子機器を横方向にスライドさせるスライド機構を、又は前記携帯電子機器を前記裏カバー部に対してスライドさせるスライド機構に対してはそのスライド方向と交差する方向にスライドさせる別のスライド機構を組み合わせることができる。
回転機構に対するスライド機構の組合せ、又はスライド機構に対する別のスライド機構の組合せにより、携帯電子機器に備わるカメラレンズをカバー本体の外方に突出させることができ、カバー本体に遮られることなくカメラ機能を使用することができる。
この携帯電子機器用保護カバーにおいて、前記携帯電子機器は前記ステレオ音声信号を出力するイヤフォン出力ジャックを備えており、前記カバー本体は前記携帯電子機器の前記イヤフォン出力ジャックに差込み接続可能なイヤフォン入力プラグを備えており、前記イヤフォン入力プラグは、接続状態で入力される前記ステレオ音声信号を増幅可能なアンプ内蔵式の前記左右のスピーカに、又は接続状態で入力される前記ステレオ音声信号を増幅するアンプを介してアンプ非内蔵式の前記左右のスピーカに有線にて接続されているとすることができる。
また、前記アンプ又は前記アンプ内蔵式の左右のスピーカに電力を供給する電源が備わっており、前記電源は、前記カバー本体に収容される使い捨て又は繰り返し充電可能な電池、前記携帯電子機器の電源部、若しくは外部電源であるとすることができる。
この携帯電子機器用保護カバーによれば、携帯電子機器が備えるイヤフォン出力ジャックはその出力信号が微弱すぎるので、イヤフォン入力プラグから入力を受けてもスピーカから音を出すには至らない。左右のスピーカをアンプ内蔵式のスピーカとすることで、微弱なステレオ音声信号をスピーカにて増幅して音を出すことができる。専用のアンプを別に設ける場合には、微弱なステレオ音声信号をアンプにて増幅して、その増幅したステレオ音声信号でスピーカを駆動することができる。
スピーカがアンプ内蔵式か否かのいずれであって、アンプには電力が必要なので、電池や、携帯電子機器の電源部、又は外部電源から電力を供給する必要がある。
この携帯電子機器用保護カバーにおいて、前記携帯電子機器はスピーカを駆動可能な前記ステレオ音声信号を出力する出力ジャックを備えており、前記カバー本体は前記携帯電子機器の前記出力ジャックに差込み接続可能な入力プラグを備えており、前記入力プラグはアンプ非内蔵式の前記左右のスピーカに有線にて接続されていて、接続状態の前記入力プラグから前記ステレオ音声信号が前記左右のスピーカに直接に入力されるとすることができる。
この携帯電子機器用保護カバーによれば、携帯電子機器の出力ジャックから出力するステレオ音声信号はスピーカを駆動可能であるので、出力ジャックに差込み接続した入力プラグから接続されるアンプ非内蔵式の左右のスピーカに、スピーカ駆動に充分なステレオ音声信号を送ることができる。
この携帯電子機器用保護カバーにおいて、前記携帯電子機器の内部に設けられていて前記携帯電子機器から入力される前記ステレオ音声信号を送信する送信部と、前記カバー本体内に設けられていて受信した当該ステレオ音声信号を前記左右のスピーカに出力する受信部とを有しており、前記送信部と前記受信部との間で信号がブルートゥース等の通信規格によって無線通信されるとすることができる。
この携帯電子機器用保護カバーによれば、携帯電子機器から左右のスピーカに無線にてステレオ音声信号を送信することができ、入力プラグを設ける必要がない。なお、ブルートゥース等の通信規格による無線通信をするには、左右のスピーカを駆動することも併せて、電源が必要となる。
この発明による携帯電子機器用保護カバーは、携帯電話、スナートフォン、タブレット端末等の携帯電子機器の表面を覆う表カバー部と裏面を覆う裏カバー部を有し、両カバー部を側面カバー部で接続した形式の保護カバーの構成の中で、上記のように、回動移動やスライド移動させて携帯電子機器の保護カバーにおける配置や姿勢を使用勝手の良いものとしつつ、ステレオ音声を出力する左右スピーカを移動された携帯電子機器に覆われることなく且つ可及的に左右に離間させた状態に配置させることができ、携帯電子機器からのステレオ音声信号に基づいて良好なステレオオーディオ出力環境を得ることができる。また、携帯電子機器の縦置き又は横置きの姿勢に応じて、ディスプレイに表示される映像に併せてステレオ音声を聴くこともできる。
図1は携帯電子機器用保護カバーの第1参考例を示す図である。 図2はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す図である。 図3は、図2に示す携帯電子機器用保護カバーの回動位置決め構造の例を示す図である。 図4は携帯電子機器用保護カバーの第2参考例を示す図である。 図5はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す図である。 図6は携帯電子機器用保護カバーの第3参考例を示す図である。 図7はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す図である。 図8は携帯電子機器用保護カバーの無線通信によるオーディオ信号の送受信を行う例を示す概略図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による携帯電子機器用保護カバーの実施例を説明する。図1は、携帯電子機器用保護カバーの第1参考例を示す図である。図1(a)は携帯電子機器用保護カバーを使用するときの展開状態を示す斜視図、同(b)は同(a)に示す携帯電子機器用保護カバーの閉じた状態を示す正面図、同(c)は同じく閉じた状態の底面図である。
図1に示す携帯電子機器用保護カバー1は、基本的には、スマートフォンやタブレット端末のような携帯通信・情報端末(以下、代表して「スマートフォン」と略す)Pを収納してスマートフォンPの持ち運びの利便性を高めるとともに、スマートフォンPが外部に対して直接的な接触や衝撃が無いように覆うことで保護し、スマートフォンPの本体内部の損傷や故障、或いは本体表面やタッチパネル(ディスプレイパネル)TPの表面が傷つくのを防止する保護機能を有するカバーである。この実施例に示す携帯電子機器用保護カバー1は、スマートフォンPを直接に収納する収納ケース2共々、収納して周囲を覆うカバー本体3を備えている。スマートフォンPには、ステレオで音声(オーディオ)信号を出力するイヤフォン出力ジャックJと、音声信号を出力する内蔵スピーカS,Sとが備わっている。
収納ケース2は、市販のものでよく、ユーザによっては、それ自体がスマートフォンPを覆って用いることを可能にするケースである。収納ケース2は、スマートフォンPの背面を覆う背板部4と、当該背板部4と一体的に成形されていてスマートフォンPの周囲側面を覆う側壁部5とを備えていて、正面はスマートフォンPのタッチパネルTPを指で操作できるように開いている、全体としてスマートフォンPの外形形状にフィットする角バット状のケースである。収納ケース2は、例えば薄肉のシリコンゴム製又は樹脂製であって、その素材の特性として弾性があり且つ変形し易いので、スマートフォンPに対して装着をし易くするとともに、それ自体がスマートフォンPへの衝撃を緩和する保護機能も備えている。ただし、スマートフォンPが収納ケース2から容易に抜け出さないように、収納ケース2の側壁部5の開口縁が内側に若干変形され且つ強化されている。
収納ケース2の背板部4と側壁部5には、スマートフォンPに設けられる電源端子等の各種の入出力端子や操作ボタン、カメラレンズ等の部品に対応して、適宜の大きさ及び形状の孔6が形成されている。収納ケース2には、イヤフォン出力ジャックJに対して孔7が、またスピーカS,Sに対応して孔8,8が形成されている。
本携帯電子機器用保護カバー1においては、収納ケース2の代わりに、特殊な粘着シートを装備した薄板状の収納板を用いてもよい。収納板をスマートフォンPの背面部分に付着させることで、スマートフォンPを収納ケース2のように確実に固定することができる。このような収納板は、スマートフォンPを固定するためにその側面を覆う側壁部を備えておらず、それ故、収納ケース2のようにスマートフォンPに設けられる各種の入出力端子や操作ボタン、カメラレンズ等の部品に対応した孔を形成する必要がないので、スマートフォンPの仕様に捕らわれずに用いることができる。
カバー本体3は、中央の裏カバー部10と、裏カバー部10の左右両側にそれぞれ側面カバー部13,13を介して一体的に接続された左表カバー部11及び右表カバー部12とを備えており、左右の表カバー部12,13がそれぞれ開閉される観音開き式のカバーである。カバー本体3は、本革(レザー)とする他、軽量で製造コストを低廉にするため、全体としては樹脂製とすることが好ましい。樹脂成形とすることで、裏カバー部10と左表カバー部11及び右表カバー部12との一体成形も容易である。カバー本体3の外側面については、外観の見栄えやデザイン・嗜好に答えるため、軽量なアルミニウム等の金属薄板や布製、各種素材の積層構造とすることもできる。
中央の裏カバー部10の下側の両隅においては、それぞれ、当該本体10から一体的に起立した状態の係合爪19が形成されている。係合爪19の高さはスマートフォンPの高さに対応しており、係合爪19の内面は、収納ケース2の側壁部5の角部外面に対応した湾曲面形状とされている。スマートフォンPを収容した収納ケース2を係合爪19に係止させることで、スマートフォンPを収納ケース2共々、裏カバー部10にがたつき無く装着することを可能にしている。
左表カバー部11と右表カバー部12は、同じ幅寸法を有しているが、図1(a)〜(c)に示すように、閉じた状態では、閉じ合わせ部分で互いに重なるような寸法に形成されている。即ち、左表カバー部11と右表カバー部12は、それぞれ裏カバー部10の幅の半分よりも若干広い幅寸法を有しており、図示の例では、左表カバー部11の閉じ合わされる側端部分14は表側が厚みtの半分の高さの段部に形成されており、右表カバー部12の閉じ合わされる側端部分15は裏側が厚みtの半分の高さの段部に形成されている。左表カバー部11と右表カバー部12を閉じたときには、側端部分14,15の両段部同士を重ね合わせることができ、このとき、重ね合わせ部分では表カバー部12,13の他の部分と比べて厚みを増すことがないので、カバー本体3の表カバー部12,13の表面は面一となり、嵩張り感を出すことがない。
左表カバー部11と右表カバー部12の側端部分14,15には、適宜の箇所、例えば上下の2カ所に、異なる磁極同士が相対向する態様でマグネット16,17が設けられている。左表カバー部11と右表カバー部12を閉じたときに、マグネット16,17が互いに吸着することで、両表カバー部が不意に開くことが防止される。また、重なりの下側となる左表カバー部11の側端部分14又は重なりの上側となる右表カバー部12の側端部分15において、その縦方向(上下方向)の中間位置部分には、窪み18が形成されている。窪み18に指先を掛け易くなり、窪み18にマグネット16,17の吸着力を上回る力を掛けることで、表カバー部12,13の開閉が容易になる。
カバー本体3、好ましくは左表カバー部11には、電源20が内部に収容される態様で設けられている。電源20は、通常は、使い捨て電池又は薄板(スティック)状のニッケル・水素電池のような繰り返し充電可能な電池とするのが好ましい。図示の例では、左表カバー部11の表面一部を起こすことで、内部に収容される電源20の外部への取出し及び外部からの装填が可能に設けられているが、電源20の収容態様はこれに限られず、裏カバー部10や左表カバー部11及び右表カバー部12の上下端面から取出し及び装填可能にしてもよい。スマートフォンPに充分な蓄電量があれば、適宜のジャック・プラグを介して、スマートフォンPの電源部からの電力供給を受けてそれを電源とすることもできる。電源20の近傍には、電源20のオン・オフ用にスイッチ27が配設される。
左表カバー部11及び右表カバー部12には、ステレオ音声信号による音声出力を聴くことができるように片側に一つずつ、即ち、左スピーカ21と右スピーカ22が設けられている。二つのスピーカ21,22を設ける場合には、その設置位置を左表カバー部11及び右表カバー部12の下端寄りとして重心を低くすることで、スピーカ21,22の重さを安定して支えることができるが、中程の高さや上端寄り等、他の部品配置と干渉しない限り、他の高さ配置でも構わない。スピーカ21,22の発音部分である振動板は、開いた左表カバー部11及び右表カバー部12の内面表面に現れる態様で設けられている。スピーカ21,22は、左表カバー部11と右表カバー部12に置かれていることから、開いたカバー本体3において横方向に可能な限り離れて配置されることになり、可及的に高いステレオ効果が期待できる。この実施例では、左右に一つずつのスピーカ21,22を備える例を示したが、電源やスペースに余裕がある場合には、左表カバー部11及び右表カバー部12の上端寄りにもスピーカを増設して、左右に二つずつのスピーカを配置してもよい。
スピーカ21,22は、スマートフォンPのサイズから見て、動電型、圧電型のいずれであっても、小型で且つ厚みが可及的に薄くなっているものが採用される。電源20は、電源20から延びる電源コード23によってスピーカ21,22に接続されていて、スピーカ21,22に電力を供給する。スピーカ21,22は、後述するようにスマートフォンPのイヤフォン出力からの音声信号を用いるので、アンプ内蔵型のアクティブスピーカとするのが好ましい。内蔵アンプは、電源20からの電力によって、イヤフォン出力からの微弱な音声信号を増幅してスピーカ21,22を駆動する。なお、スピーカ21,22は、コストに見合えば、所謂、平面スピーカであってもよい。また、両スピーカは、アンプ非内蔵型のスピーカとし、別途、ステレオ音声信号増幅用に設けられるアンプからの出力信号を受けて駆動されるパッシブスピーカとしてもよい。
左表カバー部11には、スマートフォンPのイヤフォン出力ジャックJに差し込まれるプラグ24と、プラグ24に繋げられたコード(配線)25が設けられている。イヤフォン出力ジャックJ、プラグ24及びコード25はいずれもステレオ仕様のものである。左表カバー部11の内面側にはプラグ24の形状に概略合わせて且つプラグ24が完全に入り込むことができる凹部26が形成されている。スピーカ20からの音声出力を聴かない場合には、プラグ24を凹部26に完全に押し込むことで凹部26内に摩擦保持されるとともに、左表カバー部11を閉じたときに、プラグ24がスマートフォンPのタッチパネルTPに強く当たることがない。コード25は、プラグ24から凹部26に開口する穴を通して左表カバー部11の内部に延びていて、その一方の先端は左表カバー部11内のスピーカ21に、また他方の先端は左表カバー部11の内部から裏カバー部10を通って右表カバー部12内に延びてスピーカ22に接続されている。このような構造によって、イヤフォン出力ジャックJからのスマートフォンPのステレオ音声信号は、イヤフォン出力ジャックJに差し込まれたプラグ24、コード25を経て、左右別々にピーカ21,22に送られる。
プラグ24の収納として左表カバー部11の内面に形成される凹部26の例を示したが、これに代えて、左(右)表カバー部11(12)の上側端面からその内部へ、又は裏カバー部10の上側端面からその内部へと、コード25と共にプラグ24を収納するように設けてもよい。この場合、コード25を収納する場合には、左(右)表カバー部11(12)の内部又は裏カバー部10の内部に巻取り回収し、プラグ24は左(右)表カバー部11(12)の上側端面又は裏カバー部10の上側端面内に、ユーザの指で取出し可能に収めるのが好ましい。コード25は、カバー本体3の内部で適宜に分岐されて、それぞれスピーカ21,22に接続される。プラグ24及びプラグ24に繋げられたコード(配線)25のカバー本体3からの引き出しについては、中央の裏カバー部10と左(右)表カバー部11(12)を接合する側面カバー部13の上部に開けられた穴から行うこととし、更に外部音源との接続等用として小物アクセサリーやUSB等を接続可能な構造にしてもよい。この場合、プラグ24に小物アクセサリーやUSB等を接続し易くするため、プラグ24の形状の一部をリング状又はその他接続可能な形状とする。
携帯電子機器用保護カバー1は、単に平置きしてもよいが、後述するようにスピーカ21,22からのステレオ音声を楽しむには、スピーカ21,22の向きを考慮して、例えば、カバー本体3をその背面側で物品に凭れるように置く、又は適宜の支え棒や支え板のような支持構造によって、図1(a)に示すように机上や棚上で立て掛けられた状態で使用するのが好ましい。スマートフォンPのステレオ音声をスピーカ21,22で聴く場合、カバー本体3の左右の表カバー部11,12を左右に開いた状態とし、カバー本体3に収納されているプラグ24を取り出してスマートフォンPのイヤフォン出力ジャックJに差し込む。カバー本体3に設けられている電源20用のスイッチ27を入れることで、電源20のパワーがアンプ内蔵型のスピーカ21,22に供給され、プラグ24からコード25を経て送られる音声信号は電源20からのパワーで増幅されてスピーカ21,22を駆動する。スピーカ21,22は、左右にそれぞれ開いた左右の表カバー部11,12において可及的に離れた位置を占めているので、ユーザはスピーカ21,22によって高いステレオ効果で音声を聴くことができる。
携帯電子機器用保護カバー1は、スマートフォンPに備わっているカメラ撮影機能を損なわないように、スマートフォンPを収納ケース2ごと、裏カバー部10に対して上下方向にスライド可能にするスライド機構30を備えている。収納ケース2は、スライド機構30を介して裏カバー部10に取り付けられているが、スライド機構30の構造例については後述の実施例において説明する。スマートフォンPを収納ケース2ごと、スライド機構30によって保護カバー1に対して上方にスライドさせることで、スマートフォンPに備わるカメラレンズCLを裏カバー部10の上端よりも上方に突出させることができる。上方への素早いスライドを可能にするため、裏カバー部10には、スマートフォンPの上隅用の係合爪19は設けられていない。スピーカ21,22からの音声出力を聴いている時にシャッターチャンスが訪れた場合には、スピーカ21,22の出力を切ることなくスマートフォンPをスライドさせることで直ちに撮影モードに入ることができ、瞬間的なシャッターチャンスであってもそれを逃すことがない。
スマートフォンPとスピーカ21,22とをブルートゥースのような無線通信規格に従って無線接続することも可能である。保護カバーにおいて、無線通信によるオーディオ信号の送受信を行うようにした例が図8に概略図示されている。図8に示す保護カバー1aにおいては、基本的な概略構成は図1に示す保護カバー1の構成と同等であるので、共通する構成要素には同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。スマートフォンPの内部にはブルートゥース無線規格の送信部28が設けられており、カバー本体3の内部にはブルートゥース無線規格の受信部29が設けられている。受信部29で受信したステレオ音声信号はスピーカ21,22のアンプに入力される。スピーカ21,22にパワーを供給する電源20は、電源コード23を通してブルートゥース信号の受信部29にパワーを供給する電源としても利用される。
第1参考例は、携帯電子機器用保護カバー1として、収納ケース2を用いた例として示したが、収納ケース2を用いないでスマートフォンPをカバー本体3に対して、例えば上記した粘着シートを装備した薄板状の収納板を用いることで、直接に収納させてもよい。収納ケース2には若干の厚みがあるので、収納ケース2を用いずに粘着シートの収納板を用いる場合には、裏カバー部10の隅部に一体的に形成される係合爪19の形成位置はスマートフォンPの仕様に合わせることだけで済み、カバー本体3の基本的な構造に変更はなく収納ケース2の仕様に依らない統一規格化が図られる。
この発明による携帯電子機器用保護カバーの実施例(第実施例)を説明する。図2はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す図であり、携帯電子機器用保護カバーを使用するときの展開状態を示す正面図である。図3は、図2に示す携帯電子機器用保護カバーに備わる回転機構の例を示す図であり、図3(a)はその一例の側面断面図、図3(b)は同(a)の一部を拡大して示す斜視図である。また、図3(c)は回転機構の別の例を示す図であり、図3(d)はその一部を拡大して示す図である。なお、図3においては、図示の都合上、横方向に対して厚み方向を拡大して示している。
実施例は、スマートフォンPを横置きにすることができる構造にした保護カバーの実施例である。スマートフォンPは、通常は縦置きで使用されるが、タッチパネルTPをディスプレイとして使用するような場合には、ディスプレイ画面が横長となるように姿勢を変更して使用されることも多い。このような場合、図2に示すように、スマートフォンPをカバー本体33に対して90度回転して横置きすることを可能にするとともに、回転した状態でその横置きの姿勢を保持することが好ましい。
図2に示す携帯電子機器用保護カバー31は、スマートフォンPを直接に収容する収納ケース32と、収納ケース32が取り付けられるカバー本体33とを備えている。カバー本体33の構成である裏カバー部10、左表カバー部11及び右表カバー部12、側面カバー部13,13,電源20、スピーカ21,22等については、基本的には図1に示した第1参考例のカバー本体3と同様であるので、こうした同じ構成要素については同じ符号を付すことでここでの重複する説明を省略する。プラグ24のコード25は、回転したスマートフォンPのイヤフォン出力ジャックJに差し込むことができるように、カバー本体33内から充分な長さを引き出し可能である。
図2に示す携帯電子機器用保護カバー31は、スマートフォンPを収納ケース32共々、カバー本体33に対して90度回転するとともに、回転した所定の位置で位置決めされその横置きの姿勢を保持する回転機構34を備えている。図3(a)及び(b)に示すように、一例として示す回転機構34は、収納ケース32の底面中央位置に立設して固定された回動軸35と、回動軸35の上端に対して回転自在に設けられた回転円盤50の底面において回動軸35の軸線回りの同心円上に90度毎に離間して部分球面状に形成された雄構造となる突起36と、カバー本体33の裏カバー部10の内面において、当該内面の中央位置で回動軸35が挿通される軸孔37の軸線回りの同心円上に90度毎に離間して且つ突起36に対応した部分球面状に形成された雌構造となる凹部38と、裏カバー部10の背面側に形成された窪み部39に配設されており且つ軸孔37を貫通した回動軸35を突起36と凹部38が係合する方向に付勢する付勢構造40を備えている。
回動軸35は窪み39内に延びており、付勢構造40は、窪み39内において回動軸35を取り囲んで配置されたバネ、ゴム等の軸線方向に圧縮変形可能な弾性体41と、回動軸35の軸端に設けられていて弾性体41と当接する端板42とを備えている。弾性体41の弾性復元力が端板42に作用し、回動軸35は、突起36と凹部38が係合する方向に付勢される。突起36と凹部38が係合する状態で端板42は丁度、裏カバー部10の外面と面一となるように窪み39を覆う。
スマートフォンPを収納ケース32と共に回動軸35の回りに回動させると、突起36は凹部38との部分球面状同士の面接触状態から外れ、付勢構造40においては端板42が弾性体41を変形させつつ窪み部39内に沈み、その沈み量に応じた距離だけ回動軸35が軸方向に移動する。突起36が凹部38から完全に外に出ると、突起36が裏カバー部10の内面に接触しつつ滑り、90度の角度で離れた隣の凹部38に至る。弾性体41の復元力が、端板42、回動軸35を経て収納ケース32に作用しているので、突起36は当該隣の凹部38内に入り込んで、部分球面状同士の面接触状態となる。このように、回転機構34によって、収納ケース32はカバー本体33に対して90度毎のクリック機構として作動し、スマートフォンPを、縦置き位置又は横置き位置に対して、クリック感を以て姿勢変更させることができる。
裏カバー部10には、図2に示すように、横置き状態とされたスマートフォンPが回動軸35の回りにぐらつくことがないように、左右の係止突起43,43を設けることができる。係止突起43,43は、スマートフォンPが縦置きされた状態では、その左右内面側においてスマートフォンPを収容する収納ケース32の側面に当接するように設けられている。スマートフォンPが横置きされた状態では、係止突起43,43は、その上端端面において収納ケース32の側面に当接する。このように、互いに横方向に離れた位置にある係止突起43,43は、中心位置に設けられる回転機構34と協働して、横置き状態とされたスマートフォンPの回動ぐらつきを効果的に防止する。
回転円盤50とスマートフォンPを収納する収納ケース32との間には、スマートフォンPと収納ケース32を回転円盤50に対してスライドさせるスライド機構51が設けられている。スライド機構51は、収納ケース32の底面に固定された係止駒52と、回転円盤50の上面に直径方向に延びるように形成された係止溝53を備えている。係止駒52は、その姿勢を変えることなく、係止溝53内をスライド可能である。回転円盤50の回転位置に応じて、係止溝53が延びる方向が、図2に示すように、縦方向と横方向のいずれかに変更され、スマートフォンPがカバー本体33に対してスライドする方向が変更される。スマートフォンPを縦置き状態としていて係止溝53が縦方向に延びている状態では、係止駒52を係止溝53に沿って移動させることでスマートフォンPが縦にスライド可能であり、カメラレンズCLをカバー本体33の上端から上方へ突出させることができる。スマートフォンPを90度回転させて横置き状態とした場合には、係止溝53が横方向に延びており、スマートフォンPを横置き状態としたまま、係止駒52を係止溝53に沿って移動させることで、想像線で図示しているように左方へスライドさせて、カメラレンズCLをカバー本体33の左表カバー部11の更に左方へ突出させることができる。いずれの場合も、ステレオ音声を聴きながらシャッターチャンスを逃がすことなくカメラ撮影を行うことを可能にしている。なお、本例では、左右のスピーカ21,22をそれぞれ左表カバー部11と右表カバー部12の下側に寄せて配置しているが、プラグ24の収容のための凹部26やその配線25等の配置を入れ替えることで、左表カバー部11と右表カバー部12の上側に寄せて配置することもできる。また、この例では、スマートフォンPのバランスを考慮して、スマートフォンPの回転中心を、スマートフォンP自体の平面中心とし且つ裏カバー部10の平面中心に置いたが、これに限られない。
図3(c)及び(d)は、互いに切断面を配した断面図であるが、回転位置決め機構の別の例が示されている。図3(c)及び(d)に示す回転機構44は、回動軸35が軸方向に移動せず、回転位置のみを選択的に切り換えることができる機構である。回動軸35には八角形のような角盤45が固定されており、角盤45の周囲には概略正方形に沿うように屈曲成形されたバネ板46が取り付けられており、バネ板46にはその正方形頂点の位置においてバネ変形し易い膨出部分47が形成されている。裏カバー部10には、軸孔37に連なり且つ回動軸35と同心状の穴48が形成されており、角盤45とバネ板46が穴48内に収容される。穴48の内面には、回動軸線の回りにおいて90度毎に窪み部49が形成されている。スマートフォンPを収納ケース32ごと回動軸35の回りに回動させることにより、バネ板46の膨出部分47が変形して孔48の内面を滑りながら移動し、膨出部分47が回動の90度毎に隣の窪み部49に入り込むので、スマートフォンPを収納ケース32ごと縦置き状態又は横置き状態に切り換え選択可能である。膨出部分47が窪み部49に入り込むことで、回動軸35の位置決めが安定し、スマートフォンPの横置き姿勢が安定する。なお、図3(c)及び(d)に示す回転機構44においても、スライド機構を直列に組み合わせることができる。スライド機構については、(a)に示す構造と同様であってよいので、同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。
実施例において、回動軸35の収納ケース32及び端板42への固定は、接着又は超音波溶着、圧入等、適宜の手段を用いることができる。また、第実施例においては、保護ケース32がカバー本体33から抜け出ることを心配する必要がなく、回動の位置決めだけの要請に応えればよいので、係合爪19や係止突起43,43は基本的には不要である。収納ケース32をカバー本体33に向けて付勢する構造を採用している場合には、係合爪19や係止突起43,43を設けるとしても、第1参考例の係合爪19と比較して、それらの高さを低くすることができ、回転機構34において回動させるために浮かせる高さ(突起36の高さ、凹部38の深さ、弾性体41の高さ変形量)と同程度の高さとすることができる。
帯電子機器用保護カバーの更に別の参考例(第2参考例)を説明する。図4は携帯電子機器用保護カバーの第2参考例を示す図であり、図4(a)は携帯電子機器用保護カバーを使用するときの展開状態を示す斜視図、同(b)は同(a)に示す携帯電子機器用保護カバーの側面図である。
2参考例は、携帯電子機器用保護カバー61が、片側にのみ開くブックカバー形式のカバーである。携帯電子機器用保護カバー61は、収納ケース62と、スマートフォンPを収納ケース62と共に収納するカバー本体63を備えている。収納ケース62については、図1に示した1参考例の収納ケース2と同様の構造であるので、再度の説明を省略する。カバー本体63は、スマートフォンPのタッチパネルTP側を覆う表カバー部64と、スマートフォンPの背面側を覆う裏カバー部65と、両カバー部64,65を接続する側面カバー部66を備えている。なお、収納ケース62に代えて、前記した粘着シートを備えた収納板を用いてもよい。
裏カバー部65には、第1参考例における係合爪19と同様の、スマートフォンPを収容する収納ケース62を保持する係合爪69が形成されている。裏面ケース部65には、また、スマートフォンPのイヤフォン出力ジャックJに差し込み可能なプラグ67が引き出し及び収納可能に設けられており、プラグ67にはカバー本体63内に引き入れられているコード68が接続している。イヤフォン出力ジャックJとプラグ67は共にステレオ仕様である。裏カバー部65には、更に、その内側面の中央において、スマートフォンPを裏面から支える硬質のスタンド片70が起こすことができるように設けられている。
表カバー部64には、長手方向の両端に寄せてアンプ内蔵式のスピーカ71,72が設けられている。スピーカ71,72は、カバー本体63を開いたとき、放音部が表側に現れるように、表カバー部64の内面側に配置されている。側面カバー部66を支点として表カバー部64を曲げ起こしたときに、裏カバー部65のスタンド片70と同様に、表カバー部64の表側に当接してその姿勢を維持するための屈折式のスタンド片73が設けられている。スマートフォンPを裏カバー部65において横置き状態に傾けて置いたとき、表カバー部64に現れるスピーカ71,72は左右スピーカとなり、左右からステレオ音声を出力することができる。スピーカ71,72及びプラグ67のコード68を繋ぐ配線は、第1参考例と同じであるので、電源の図示を含めて、図示とその説明を省略する。スピーカ71,72については、想像線で外形を示すように、左右外側に向けて傾けて、広角に音を出すようにすることもできる。
スマートフォンPを収納ケース62共々、カバー本体63の裏カバー部65から取り出し、その一方の長手方向に沿う側縁部分において裏カバー部65の係合爪69,69に係合させるように、裏カバー部65に傾斜させて置く。裏カバー部65の内面側において起こされたスタンド片70をスマートフォンPの裏面に当接させることで、スマートフォンPは、裏カバー部65に横置き状態で且つ傾斜させて置くことができる。プラグ67をスマートフォンPのイヤフォン出力ジャックJに差し込むことで、スマートフォンPのステレオ音声信号は、カバー本体63内の配線を通して左右のスピーカ71,72に送られ、カバー本体63の長手方向寸法に対応する距離だけ左右に離れたスピーカ71,72からステレオ音声を聴くことができる。
この発明による携帯電子機器用保護カバーの更に別の実施例(第実施例)を説明する。図5はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す図であり、図5(a)は携帯電子機器用保護カバーを使用するときの展開状態を示す正面図、図5(b)は同(a)に示す携帯電子機器用保護カバーのスライド機構を示す図である。
図5に示す携帯電子機器用保護カバー81において、カバー本体83は、図4に示した第2参考例と同様、一つの表カバー部84が一つの裏カバー部85の一方の側から側面カバー部86によって接続されてなるブックカバー式のカバー体である。スマートフォンPは、スマートフォンPを直接にフィットして収納する収納ケース82又は前記した粘着シートを備える収納板共々、縦置きされる状態で、後述するスライド機構93によって、裏カバー部85に対して横方向にスライド可能に置かれている。なお、収納ケース82は裏カバー部85に対してスライド機構93によって係合されていて、分解時を除いて、裏カバー部85から完全に分離することはないので、裏カバー部85には、収納ケース82の四隅に対して係合するような係合爪は設けられていない。
スライド機構93は、裏カバー部85に設けられた溝94と、スマートフォンP(収納ケース72)側に設けられた係止駒95とを備えている。溝94には、スマートフォンPの通常位置とスライド位置に対応して係止凹部96,97とレール98が形成されている。係止駒95は、レール98に嵌合可能な構造を有していて、レール98に沿って横方向に移動可能である。係止駒95は、取付け部99によって収納ケース82に取り付けられている。係止駒95は、更に、変形可能なバネ100を備えており、バネ100の膨出部分が係止凹部96又は97に係止する。スライド機構93が図5(b)に示す位置では、スマートフォンPは、図5(a)において想像線で示すように裏カバー部85上に納まる通常位置を占める。
カバー本体83を開いた状態で、スマートフォンPは収納ケース82と共に、スライド機構93において係止駒95がレール98に沿って移動することで、図5(a)の実線で示すように、側面カバー部86を跨いでカバー本体83の左右中央のスライド位置に移動可能である。表カバー部84と裏カバー部85にはそれぞれ左右のスピーカ91,92が配置されている。左右のスピーカ91,92は、横方向にスライドされたスマートフォンPによって放音部が覆われることがないように、開いたカバー本体83の表カバー部84と裏カバー部85の外側に寄せられた状態で分かれて配置されている。本例では、プラグ87のコード88は、裏カバー部85の側面カバー部86寄りの側面から引き出されているが、これに限られない。また、本例では、左右のスピーカ91,92は、表カバー部84と裏カバー部85の下側に寄せて配置されているが、表カバー部84と裏カバー部85の上側に寄せて配置することもできる。上記の構成以外の、電源、カバー本体83内の内部配線等については、第1参考例の場合と同様に、表カバー部84と裏カバー部85に分配あるいは接続して配置・配線されるので、図示及び再度の説明を省略する。
携帯電子機器用保護カバー81によれば、ブックカバー式のカバー本体83を開いた状態において、縦置きされているスマートフォンPをスライド機構93によって裏カバー部85に対して横方向にスライドさせて、開いたカバー本体83の中央寄りに移動させる。左右のスピーカ91,92は、表カバー部84と裏カバー部85の外側に寄せられた状態で分かれて配置されているので、高いステレオ効果を維持することができる。
収納ケース82とスライド機構93との間に、横方向のスライド機構93に対して縦方向のスライド機構を直列に介在させることによって、スマートフォンPを裏カバー部85に対して縦方向にスライドさせることも可能である。このような、縦横のスライド機構を構成することで、スマートフォンPに備わるカメラレンズCLを、裏カバー部85から上方に突出させることができ、カバー本体83を開いた状態で、ステレオ音声を聴きながらカメラ撮影をすることができる。縦方向のスライド機構に代えて、第実施例に示したような回転機構をスライド機構93に対して直列に組み合わせておき、スマートフォンPを裏カバー部85に対して回転させ、その後更にスライド機構93を作動させることでカメラレンズCLを裏カバー部85の右方に突出させてもよい。
電子機器用保護カバーの更に別の参考例(第3参考例)を説明する。図6は携電子機器用保護カバーの第3参考例を示す正面図であり、図6(a)はその一例を示す斜視図、図6(b)はその変形例を示す斜視図である。図6において、収納ケース102、側面カバー部106、プラグ107、コード108、係合爪109は、図1に示した第1参考例の収納ケース2、側面カバー部6、プラグ24、コード25、係合爪9と同等であるので、再度の説明を省略する。図6(a)に示す携帯電子機器用保護カバー101において、カバー本体103の表カバー部104と裏カバー部105の縦長さは、スマートフォンPの縦長さよりも長くされており、左右のスピーカ111,112は、裏カバー部105のスマートフォンPで覆われない縦下側のマージン部分107において左右に分かれて配置されている。携帯電子機器用保護カバー101によれば、表カバー部104は、図示のように、裏カバー部105側に裏返して重ねた状態で使用することができる。図示の例では、表カバー部104は裏カバー部105に対して図で右側に設けられた側面カバー部106を介して接続されているが、図で左側に側面カバー部106を設けて、その側面カバーを介して接続してもよい。左右のスピーカ111,112は裏カバー部105の範囲内に配置される。スピーカ111,112間の距離は裏カバー部105の横幅内となるけれども、コンパクトに使用しながらもステレオ効果を確保することができる。なお、スピーカ111,112は、裏カバー部105の縦上側マージン部分において左右に分かれて配置させることもできる。スマートフォンPと裏カバー部105との間には、縦方向のスライド機構114(又は横方向のスライド機構或いは回転機構)を配設することでスマートフォンPの位置又は姿勢を変更して、カメラレンズCLをカバー本体103の外方に位置させることができる。この場合、スマートフォンPと収納ケース102の動きがスピーカ111,112や係合爪109と干渉しないように配慮する。
図6(b)に示す携帯電子機器用保護カバー121において、図6(a)に示す例と異なる部分について説明すると、カバー本体123の表カバー部124と裏カバー部125の横幅は、スマートフォンPの横幅よりも広くされており、左右のスピーカ131,132は、棒状のスピーカであって、裏カバー部125のスマートフォンPで覆われない左右のマージン部分127,128において左右に分かれて配置されている。表カバー部124は、図示のように、裏カバー部125側に裏返して重ねた状態で使用することができる。左右のスピーカ131,132は裏カバー部135の範囲内に配置される。スピーカ131,132間の距離は裏カバー部125の横幅内となるけれども、コンパクトに使用しながらもステレオ効果を確保することができる。カメラレンズCLをカバー本体103の外方に位置させるスライド機構134については、図6(a)に示す実施例の場合(スライド機構114)と同様のものを採用することができる。なお、収納ケース122、側面カバー部126、係合爪129、プラグ137,コード138については、図6(a)に示す収納ケース102、側面カバー部106、係合爪109、プラグ107、コード108と同等であるので、再度の説明を省略する。
この発明による携帯電子機器用保護カバーの更に別の実施例(第実施例)を説明する。図7はこの発明による携帯電子機器用保護カバーの第実施例を示す正面図である。図7に示す携帯電子機器用保護カバー141において、カバー本体143は、図4に示した第2参考例や図5に示した第2実施例と同様、一つの表カバー部144が一つの裏カバー部145の一方の側から側面カバー部146によって接続されてなるブックカバー式のカバー体である。スマートフォンPは、スマートフォンPを直接にフィットして収納する収納ケース142又は前記した粘着シートを備える収納板共々、縦置きされる状態から、図2〜図3に示されているような回転機構153によって、裏カバー部145に対して横置きされた状態に変更される。回転機構153は、スマートフォンP及び裏カバー部145の中央でなくいずれにおいても上側に寄った位置に設けられているので、スマートフォンPの横置き状態では、スマートフォンPの上左隅部が裏カバー部145の右上隅に合わされた位置を占める。回転機構153にはスライド機構(スマートフォンPの縦置き状態で縦方向のスライド機構)を組み合わせることができる。スマートフォンPが縦・横置き状態ではそのカメラレンズCLはそれぞれ裏カバー部145の上端・右端に寄っているので、いずれの場合もスライド量の少ないスライド機構によって、カメラレンズCLをカバー本体143の外方に突出させてカメラ撮影をすることができる(図では、横置き状態からそのまま右方へスライドした横画像での撮影状態が想像線で示されている)。カバー本体143の表裏を裏返して折り畳むことで、図6に示す参考例の状態でカメラ撮影をすることができ、また、図7の示す横置き状態から全体を90度回転させて縦置き状態にすることで、縦画像にて撮影することができる。
上記の各実施例において、スピーカは、種々の形状のものを示したが、アクティブ又はパッシブ型のスピーカにかぎらず、所謂、平面スピーカでもよい。スマートフォンPが、イヤフォン出力のみならず、ジャックからステレオ出力を出力することができる場合には、スピーカはアンプ内蔵型ではなくアンプ非内蔵型のものを用いて、ステレオ出力をアンプ非内蔵型のスピーカに直接出力して放音することもできる。また、各実施例では、本発明の電子機器用保護カバーの例として、スマートフォン用のカバーを例示するが、スマートフォンに限らず、携帯電話やタブレット端末などの電子機器、特に平板形状の電子機器に着脱可能な保護カバーにも本発明は適用可能である。第1実施例に示した左及び右の表カバー部の構造は左右で交換可能である。例えば、電源やプラグを左表カバー部ではなく、裏カバー部に設けることも可能である。また、図3に示した回転機構34,44及び図5に示したスライド機構93の構造は、あくまで例示であって、必要に応じて多様なものに変形・変更可能である。
1,1a 携帯電子機器用保護カバー 2 収納ケース
3 カバー本体 4 背板部
5 側壁部 6 孔
7,8 孔 10 裏カバー部
11 左表カバー部 12 右表カバー部
13 側面カバー部 14,15 側端部分
16,17 マグネット 18 窪み
19 係合爪 20 電源
21,22 スピーカ 23 電源コード
24 プラグ 25 コード
26 凹部 27 スイッチ
28 送信部 29 受信部
30 スライド機構 31 携帯電子機器用保護カバー
32 収納ケース 33 カバー本体
34 回転機構 35 回動軸
36 部分球面状の突起 37 軸孔
38 部分球面状の凹部 39 窪み部
40 付勢構造 41 弾性体
42 端板 43 係止突起
44 回転機構 45 角盤
46 バネ板 47 膨出部分
48 穴 49 窪み部
50 回転円盤 51 スライド機構
52 係止駒 53 係止溝
61 携帯電子機器用保護カバー 62 収納ケース
63 カバー本体
64 表カバー部 65 裏カバー部
66 側面カバー部 67 プラグ
68 コード 69 係合爪
70 スタンド片 71,72 スピーカ
73 スタンド片
81 携帯電子機器用保護カバー 82 収納ケース
83 カバー本体
84 表カバー部 85 裏カバー部
86 側面カバー部 87 プラグ
88 コード 91,92 スピーカ
93 スライド機構 94 溝
95 係止駒 96,97 係止凹部
98 レール 99 取付け部
100 バネ
101 携帯電子機器用保護カバー 102 収納ケース
103 カバー本体
104 表カバー部 105 裏カバー部
106 側面カバー部 107 プラグ
108 コード 109 係合爪
111,112 スピーカ 114 スライド機構
121 携帯電子機器用保護カバー 122 収納ケース
123 カバー本体
124 表カバー部 125 裏カバー部
126 側面カバー部 127,128 マージン部分
129 係合爪 131,132 スピーカ
134 スライド機構 137 プラグ
138 コード
141 携帯電子機器用保護カバー 142 収納ケース
143 カバー本体
144 表カバー部 145 裏カバー部
146 側面カバー部 151,152 スピーカ
153 回転機構 157 プラグ
158 コード
P スマートフォン J イヤフォン出力ジャック
S スピーカ CL カメラレンズ

Claims (8)

  1. 携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、
    前記カバー本体は、前記表カバー部が前記裏カバー部の両側からそれぞれ前記側面カバー部によって接続されていて且つ閉じている状態では合わせ部分が互いに重なる左表カバー部と右表カバー部とを備えている観音開き式のカバー体であり、
    前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記左表カバー部と前記右表カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて表に現れる態様で配設されており、
    前記携帯電子機器は、前記裏カバー部に対して、前記裏カバー部との平行を維持した状態で回動可能とされており、前記左右のスピーカは、90度回動して横置き状態とされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記左表カバー部と前記右表カバー部の上側又は下側に寄せて配置されていること
    を特徴とする携帯電子機器用保護カバー。
  2. 携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、
    前記カバー本体は、一つの前記表カバー部が一つの前記裏カバー部の一方の側から前記側面カバー部によって接続されてなるブックカバー式のカバー体であり、
    前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記表カバー部と前記裏カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて位置する態様で配設されており
    前記携帯電子機器は縦置きされる状態で前記裏カバー部に対して横方向にスライド可能に置かれており、前記左右のスピーカは、横方向にスライドされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記表カバー部と前記裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されていること
    を特徴とする携帯電子機器用保護カバー。
  3. 携帯電子機器の表面を覆うことができる表カバー部、前記携帯電子機器の裏面を覆うことができ且つ使用状態にあるときの前記携帯電子機器を支える裏カバー部、及び前記表カバー部と前記裏カバー部とを接続する側面カバー部を備えるカバー本体を備えており、
    前記カバー本体は、一つの前記表カバー部が一つの前記裏カバー部の一方の側から前記側面カバー部によって接続されてなるブックカバー式のカバー体であり、
    前記カバー本体には、前記携帯電子機器のステレオ音声信号の出力に基づいてステレオ音声を出力する左右のスピーカが、前記表カバー部と前記裏カバー部とに分かれて配置されていて、前記表カバー部を開いた際に左右に離れて位置する態様で配設されており、
    前記携帯電子機器は、前記裏カバー部に対して、前記裏カバー部との平行を維持した状態で回動可能とされており、前記左右のスピーカは、90度回動して横置き状態とされた前記携帯電子機器が当該左右のスピーカを覆うことがないように、前記表カバー部と前記裏カバー部の外側に寄せられた状態で分かれて配置されていること
    を特徴とする携帯電子機器用保護カバー。
  4. 前記携帯電子機器はカメラ機能を備えており、前記表カバー部を開いた状態で前記カメラ機能を使用するため、縦置き状態にある前記携帯電子機器を前記裏カバー部に対して回転させて横置き状態にする回転機構に対しては当該横置きされた携帯電子機器を横方向にスライドさせるスライド機構が、又は前記携帯電子機器を前記裏カバー部に対してスライドさせるスライド機構に対してはそのスライド方向と交差する方向にスライドさせる別のスライド機構が組み合わされていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器用保護カバー。
  5. 前記携帯電子機器は前記ステレオ音声信号を出力するイヤフォン出力ジャックを備えており、前記カバー本体は前記携帯電子機器の前記イヤフォン出力ジャックに差込み接続可能なイヤフォン入力プラグを備えており、前記イヤフォン入力プラグは、接続状態で入力される前記ステレオ音声信号を増幅可能なアンプ内蔵式の前記左右のスピーカに、又は接続状態で入力される前記ステレオ音声信号を増幅するアンプを介してアンプ非内蔵式の前記左右のスピーカに有線にて接続されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器用保護カバー。
  6. 前記アンプ又は前記アンプ内蔵式の左右のスピーカに電力を供給する電源が備わっており、前記電源は、前記カバー本体に収容される使い捨て又は繰り返し充電可能な電池、前記携帯電子機器の電源部、若しくは外部電源であることを特徴とする請求項に記載の携帯電子機器用保護カバー。
  7. 前記携帯電子機器はスピーカを駆動可能な前記ステレオ音声信号を出力する出力ジャックを備えており、前記カバー本体は前記携帯電子機器の前記出力ジャックに差込み接続可能な入力プラグを備えており、前記入力プラグはアンプ非内蔵式の前記左右のスピーカに有線にて接続されていて、接続状態の前記入力プラグから前記ステレオ音声信号が前記左右のスピーカに直接に入力されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器用保護カバー。
  8. 前記携帯電子機器の内部に設けられていて前記携帯電子機器から入力される前記ステレオ音声信号を送信する送信部と、前記カバー本体内に設けられていて受信した当該ステレオ音声信号を前記左右のスピーカに出力する受信部とを有しており、前記送信部と前記受信部との間で信号がブルートゥース等の通信規格によって無線通信されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器用保護カバー。
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