JP5913163B2 - 無線アクセスポイント装置及び電力制御方法 - Google Patents

無線アクセスポイント装置及び電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線アクセスポイント装置及び電力制御方法に関する。
無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント装置として、非常に多種多様な製品が販売されている。これらの製品は、電波法の範囲内において出来る限り大きい送信出力を設定したり、複数アンテナを装備したり、指向性アンテナや無線LANアクセスポイントから離れた場所に設置できる外部アンテナを装備すること等により、出来る限り遠くの無線LANクライアント装置との通信を行う方向に発展してきている。
例えば、無線LAN用ブースタ送受信機の増幅器により、広範囲の無線LANクライアント装置と接続しようとする試みが行われている(特許文献1参照)。また、多方向に向けられた複数の指向性アンテナを状況により偏波面を直交するように切り替えることで、自身の複数アンテナ間の干渉を軽減し、より遠くの無線LANクライアント装置との通信を行う試みも行われている(特許文献2参照)。
特開2000−13277号公報 特開2002−261775号公報
しかし、ワンルームマンションや会議室等において、無線LANアクセスポイント装置と無線LANクライアント装置とを同一の部屋において使用する場合、必ずしも遠くの無線LANクライアント装置との通信を行う機能は必要とされない。一方、より遠くの無線LANクライアント装置との通信を試みた結果、無駄な電力消費が生じるという課題、部屋外に漏れ出る電波強度が大きいため部屋外から通信内容を傍受されるリスクが大きくなるという課題、部屋外から無線LANアクセスポイントを乗っ取られて不正使用されるリスクが大きくなるという課題が存在する。
このような課題に鑑み、本発明は、省電力及び高セキュリティを実現する無線LANアクセスポイント装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る無線アクセスポイント装置は、
人の存在を検知するセンサと、
前記センサに反応がない場合、スリープ状態に設定し、前記センサに反応がある場合、スリープ状態を解除する電力制御部と、
前記センサに反応がない状態から前記センサに反応がある状態になった場合、第1の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、無線アクセスポイント装置の送信出力を増加させる送信出力制御部と、
を有する。
また、本発明の一形態に係る電力制御方法は、
人の存在を検知するセンサを有する無線アクセスポイント装置における電力制御方法であって、
前記センサに反応がない場合、スリープ状態に設定するステップと、
前記センサに反応がある場合、スリープ状態を解除するステップと、
前記センサに反応がない状態から前記センサに反応がある状態になった場合、第1の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、当該無線アクセスポイント装置の送信出力を増加させるステップと、
を有する。
本発明によれば、省電力及び高セキュリティを実現する無線LANアクセスポイント装置を提供することが可能になる。
本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図 本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ検出状態→非検出状態時) 本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ非検出状態→検出状態時) 本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図 本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ非検出状態→検出状態時) 本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図(無線LANクライアント装置追加時) 本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(無線LANクライアント装置追加時) 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ非検出状態→検出状態時) 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ非検出状態→検出状態時) 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図(無線LANクライアント装置追加時) 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(無線LANクライアント装置追加時) 本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(無線LANクライアント装置追加時)
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の実施例では、省電力及び高セキュリティを実現する無線LANアクセスポイント装置について説明する。
<第1実施例>
第1実施例では、人感センサに反応がない間は無線LANクライアント装置が存在しないと仮定して、無線LANアクセスポイント装置をスリープ状態に設定し、人感センサに反応があった場合にスリープ状態を解除する。
図1に、本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図を示す。無線LANアクセスポイント装置は、IEEE802.11規格に従って無線LANクライアント装置300と通信する機器であり、無線LAN親機とも呼ばれる。無線LANクライアント装置300は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話等の無線LAN通信機能を備えた機器であり、無線LAN子機とも呼ばれる。
無線LANアクセスポイント装置は、機器電力制御部90と、人感センサ100とを有する。また、無線LANアクセスポイント装置は、通常の無線LANアクセスポイント装置と同様に、送信部150と、受信部160と、アンテナ200と、有線LAN接続制御部400とを有する。
送信部150は、アンテナ200を介して無線LANクライアント装置300に信号を送信する。受信部160は、アンテナ200を介して無線LANクライアント装置300から信号を受信する。
有線LAN接続制御部400は、インターネット等に接続された有線LAN機器に接続するための認証や接続制御を行う。なお、有線LAN接続制御部400の代わりに、無線広域網に接続するための無線接続制御部が備えられてもよい。無線接続制御部が備えられる例として、Wi−Fiルータとして知られる無線LANアクセスポイント装置がある。
人感センサ100は、無線LANアクセスポイント装置から所定の空間内に人が存在することを検知するセンサである。人感センサ100は、赤外線センサ、温度センサ、超音波センサ等でもよい。人感センサ100により、無線LANアクセスポイント装置と同一の空間(部屋等)内において、人の存在を検出した状態と、人の存在を検出しない状態とを判断することが可能になる。
機器電力制御部90は、人感センサ100に反応がない間は、無線LANアクセスポイント装置をスリープ状態に設定する。また、機器電力制御部90は、人感センサ100に反応がある間は、スリープ状態を解除する。スリープ状態とは、機器電力制御部90及び人感センサ100を除き、無線LANアクセスポイント装置が即時回復可能なところまで消費電力を落とした状態である。特に、スリープ状態とは、送信部150の送信出力を0とした状態である。
次に、第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フローについて説明する。
図2に、本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ検出状態→非検出状態時)を示す。
ステップS100において、人感センサ100は、人の存在を検出した状態(人検出状態)から人の存在を検出しない状態(非検出状態)へ遷移したことを認識する。
この場合、ステップS110において、機器電力制御部90は、機器電力制御部90及び人感センサ100以外の無線LANアクセスポイント装置の電力を落とし、スリープ状態に設定する。例えば、機器電力制御部90は、送信部150、受信部160及び有線LAN接続制御部400の電力を落とす。なお、有線LANへの接続に時間を要する場合、有線LAN接続制御部400の電力は落とさなくてもよい。
このようにして、人が部屋にいない間の消費電力を下げることが可能になり、部屋外に漏れ出る電波をなくすことによる傍受や乗っ取りのリスクを低減することができる。
図3に、本発明の第1実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フロー(人感センサ非検出状態→検出状態時)を示す。
ステップS120において、人感センサ100は、人の存在を検出ない状態(人非検出状態)から人の存在を検出した状態(検出状態)へ遷移したことを認識する。
この場合、ステップS130において、機器電力制御部90は、無線LANアクセスポイント装置のスリープ状態を解除する。
このようにして、人が部屋にいる間に無線LANアクセスポイント装置を経由した通信が可能になる。
<第2実施例>
第2実施例では、人感センサに反応がない間は第1実施例と同様に無線LANアクセスポイント装置をスリープ状態に設定する。人感センサに反応が出た場合、無線LANアクセスポイント装置の送信出力を最小値から徐々に大きくする。
図4に、本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図を示す。第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置は、図1に示す無線LANアクセスポイント装置の各機能部に加えて、送信出力制御部110と、受信信号強度測定部120とを更に有する。
送信出力制御部110は、送信部150の送信出力を制御する。より具体的には、人感センサ100に反応がない状態から人感センサ100に反応がある状態になった場合、送信出力制御部110は、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度が所定の閾値になるまで、送信部150の送信出力を最小値から徐々に大きくする。
受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度を測定する。無線LANクライアント装置300との通信が確立できる信号強度になったところで、受信信号強度測定部120は、送信出力制御部110に対して、送信出力を固定させる。
次に、第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フローについて説明する。
人感センサ検出状態→非検出状態時の処理フローは、図2と同じである。
また、人感センサ非検出状態→検出状態時の処理フローも、図3と同様に行われ、無線LANアクセスポイント装置のスリープ状態が解除される。更に、第2実施例では、図5に示す処理が行われる。
ステップS120において、人感センサ100が人非検出状態から検出状態へ遷移したことを認識すると、ステップS130において、機器電力制御部90がスリープ状態を解除すると共に、ステップS210において、送信出力制御部110は、送信部150の送信出力を最小値に設定する。この最小値は0でもよく、他の予め設定された値でもよい。
ステップS220において、送信部150が無線LANクライアント装置300との接続を試みるための信号を送信する。
ステップS230において、受信部160は、無線LANクライアント装置300から送信された信号の受信を予め設定された一定時間試みる。
ステップS240において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度を測定する。
ステップS250において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度が通信可能な強度であるかを判断する。例えば、受信信号強度測定部120は、測定された信号強度が所定の閾値になったかを判断する。
ステップS250において、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度が通信可能な強度になった場合、ステップS260において、受信信号強度測定部120は、送信出力制御部110に対して送信出力の変更を指示せず、送信出力を固定させる。すなわち、現在の送信出力で通信が維持される。
ステップS250において、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度が通信可能な強度になっていない場合、ステップS270において、送信出力制御部110は、送信部150の送信出力を予め設定された量だけ増やす。
ステップS280において、送信出力制御部110は、予め設定された量だけ増やした送信出力が最大出力を超えるか否かを判断する。
予め設定された量だけ増やした送信出力が最大出力を超える場合、ステップS290において、送信出力制御部110は、無線クライアント装置300との通信は不可能であると判断し、送信部150の送信出力を最小値に設定する。
予め設定された量だけ増やした送信出力が最大出力を超えない場合、ステップS220に戻り、接続の試み、受信信号の信号強度の測定を繰り返し、通信可能な強度になった場合の送信出力で通信が維持される。
このようにして、無線LANクライアント装置300との通信が確立されたところで送信出力を固定するため、送信出力は、無線LANクライアント300を使用する部屋において通信可能な最小値となる。従って、第1実施例に加えて人が部屋にいる場合においても無線LANアクセスポイント装置の消費電力を最低限にすることができ、部屋外に漏れ出る電波を最小限に抑えることができる。その結果、通信内容の傍受や無線LANアクセスポイント装置の乗っ取りのリスクを低減することができる。
更に、新たな無線LANクライアント装置が接続を試みる場合について説明する。
図6に、本発明の第2実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図(無線LANクライアント装置追加時)を示す。この場合の無線LANアクセスポイント装置は、図4に示す無線LANアクセスポイント装置と同様に構成される。図4との相違点は、無線LANアクセスポイント装置と接続を試みる新たな無線LANクライアント装置310が存在する点である。
この場合の送信出力制御部110は、ハードウェア(HW)又はソフトウェア(SW)スイッチを備えており、HW又はSWスイッチにより、予め設定された一定時間後に送信部150の送信出力を最小値に設定する。
次に、新たな無線LANクライアント装置310が存在する場合の無線LANアクセスポイント装置における処理フローについて説明する。
人感センサ検出状態→非検出状態時の処理フローは、図2と同じである。
また、人感センサ非検出状態→検出状態時の処理フローも、図3と同様に行われ、無線LANアクセスポイント装置のスリープ状態が解除される。更に、新たな無線LANクライアント装置310が存在する場合、図7に示す処理が行われる。
ステップS202において、送信出力制御部110は、HWスイッチの押下又はSWスイッチの起動により、強制的に送信出力を初期化するための以下の処理を行う。例えば、新たな無線LANクライアント装置310を所持する人がHWスイッチを押下することにより又はSWスイッチを起動させることにより、既存の無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310との双方と通信する必要があることを、無線LANアクセスポイント装置に認識させる。
ステップS204において、送信出力制御部110は、予め設定された一定時間だけ待つ。例えば、この一定時間は、新たな無線LANクライアント装置310を所持する人がHWスイッチを押下した後又はSWスイッチを起動させた後に、新たな無線LANクライアント装置310を実際に使用する場所まで移動する時間を考慮して設定される。
ステップS210〜S290は、図5と同様である。ただし、ステップS230において、受信部160は、無線LANクライアント装置300から送信された信号に加えて、新たな無線LANクライアント装置310から送信された信号の受信を予め設定された一定時間試みる。また、ステップS240において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310からの受信信号の信号強度を測定する。更に、ステップS250において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310からの受信信号の信号強度が通信可能な強度であるかを判断する。
このようにして、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310との通信が確立されたところで送信出力を固定するため、送信出力は、無線LANクライアント300及び新たな無線LANクライアント装置310を使用する部屋において通信可能な最小値となる。
<第3実施例>
第3実施例では、人感センサに反応がない間は第1実施例と同様に無線LANアクセスポイント装置をスリープ状態に設定する。人感センサに反応が出た場合、無線LANアクセスポイント装置の送信出力を前回の送信出力値から徐々に大きくする。
図8に、本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図を示す。第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置は、図4に示す無線LANアクセスポイント装置の各機能部に加えて、最小送信出力値記憶部115を更に有する。
最小送信出力値記憶部115は、初期の送信出力値(最小送信出力値)を記憶する。初期の送信出力値は、前回の送信出力値である。すなわち、初期の送信出力値は、人感センサに反応がなくなり、無線LANアクセスポイント装置がスリープ状態になる前に設定されていた送信出力値である。
この場合の送信出力制御部110は、人感センサ100に反応がない状態から人感センサ100に反応がある状態になった場合、送信部150の送信出力を最小送信出力値記憶部115に記憶された初期の送信出力値(最小送信出力値)から徐々に大きくする。
次に、第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置における処理フローについて説明する。
人感センサ検出状態→非検出状態時の処理フローは、図2と同じである。
また、人感センサ非検出状態→検出状態時の処理フローも、図3と同様に行われ、無線LANアクセスポイント装置のスリープ状態が解除される。更に、第3実施例では、図9A及び図9Bに示す処理が行われる。
ステップS120において、人感センサ100が人非検出状態から検出状態へ遷移したことを認識すると、ステップS130において、機器電力制御部90がスリープ状態を解除すると共に、ステップS305において、送信出力制御部110は、最小送信出力値記憶部115から初期の送信出力値(最小送信出力値)を読み出す。そして、ステップS310において、送信出力制御部110は、送信部150の送信出力を、読み出した送信出力値に設定する。
ステップS320〜S380は、図5のステップS210〜S280と同様に行われる。
ただし、ステップS350の後に、ステップS355において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300からの受信信号の信号強度が通信可能な強度になったときの送信出力を、初期の送信出力値(最小送信出力値)として最小送信出力値記憶部115に記憶する。
また、ステップS380において、予め設定された量だけ増やした送信出力が最大出力を超える場合、ステップS385において、送信出力制御部110は、送信部150の初期の送信出力値を最小送信出力値記憶部115から読み出す。そして、ステップS390において、送信出力制御部110は、送信部150の送信出力を制御し、ステップS395において、送信部150は、送信出力を初期の送信出力値に設定する。このステップS385〜S395は、ステップS370で増やした送信出力を、初期の送信出力値に戻す処理に対応する。
このようにして、人感センサに反応が出た場合における無線LANアクセスポイント装置の初期送信出力を前回までの通信可能実績値とすることが可能になり、その値から無線LANアクセスポイント装置の出力を徐々に大きくすることが出来るため、無線LANアクセスポイント装置の出力調整時間が短縮可能になる。
更に、新たな無線LANクライアント装置が接続を試みる場合について説明する。
図10に、本発明の第3実施例に係る無線LANアクセスポイント装置の構成図(無線LANクライアント装置追加時)を示す。この場合の無線LANアクセスポイント装置は、図8に示す無線LANアクセスポイント装置と同様に構成される。図8との相違点は、無線LANアクセスポイント装置と接続を試みる新たな無線LANクライアント装置310が存在する点である。
この場合の送信出力制御部110は、ハードウェア(HW)又はソフトウェア(SW)スイッチを備えており、HW又はSWスイッチにより、予め設定された一定時間後に送信部150の送信出力を最小値に設定する。
次に、新たな無線LANクライアント装置310が存在する場合の無線LANアクセスポイント装置における処理フローについて説明する。
人感センサ検出状態→非検出状態時の処理フローは、図2と同じである。
また、人感センサ非検出状態→検出状態時の処理フローも、図3と同様に行われ、無線LANアクセスポイント装置のスリープ状態が解除される。更に、新たな無線LANクライアント装置310が存在する場合、図11A及び図11Bに示す処理が行われる。
ステップS302において、送信出力制御部110は、HWスイッチの押下又はSWスイッチの起動により、強制的に送信出力を初期化するための以下の処理を行う。
ステップS304において、送信出力制御部110は、予め設定された一定時間だけ待つ。
ステップS305〜S395は、図9A及び図9Bと同様である。ただし、ステップS330において、受信部160は、無線LANクライアント装置300から送信された信号に加えて、新たな無線LANクライアント装置310から送信された信号の受信を予め設定された一定時間試みる。また、ステップS340において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310からの受信信号の信号強度を測定する。更に、ステップS350において、受信信号強度測定部120は、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310からの受信信号の信号強度が通信可能な強度であるかを判断する。
このようにして、無線LANクライアント装置300及び新たな無線LANクライアント装置310との通信が確立されたところで送信出力を固定するため、送信出力は、無線LANクライアント300及び新たな無線LANクライアント装置310を使用する部屋において通信可能な最小値となる。
<本発明の実施例の効果>
本発明の実施例によれば、省電力及び高セキュリティを実現する無線LANアクセスポイント装置を提供することが可能になる。
特に、第1実施例によれば、人が部屋にいない場合における無線LANアクセスポイント装置の無駄な消費電力を削減することが可能になり、部屋外に漏れ出る電波を無くすことによる通信内容の傍受のリスクや無線LANアクセスポイント装置の乗っ取りのリスクを低減できる。
特に、第2実施例によれば、第1実施例に加えて更に人が部屋にいる場合においても、無線LANアクセスポイント装置を最小限の電力で駆動することが可能になり、部屋外に漏れ出る電波を最小限に抑えることで通信内容の傍受のリスクや無線LANアクセスポイント装置の乗っ取りのリスクを最小限にすることが可能になる。
特に、第3実施例によれば、第1実施例及び第2実施例に加えて、無線LANアクセスポイント装置の出力調整時間を短縮することが可能になる。
このように、無線LANアクセスポイント装置と無線LANクライアント装置とを同一の部屋で使う場合において、無線LANクライアント装置に機能追加・変更を行うことなく、無線LANアクセスポイント装置の消費電力を低減することが可能になり、部屋外への漏れ電波による傍受のリスクや無線LANアクセスポイント装置の乗っ取りのリスクを最小化することが可能となる。
なお、上記の実施例では、無線LANを介して通信する無線LANアクセスポイント装置及び無線LANクライアント装置について説明したが、本発明は無線LANに限定されることなく、アクセスポイント装置とクライアント装置とが無線で接続される他のネットワークにも適用可能である。更に、上記の実施例では、受信信号強度測定部において信号強度が測定されるが、信号対雑音比のような信号品質が測定されてもよい。
説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施例に係る装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施例に係る方法は処理の流れを示すフローチャートを用いて説明しているが、本発明の実施例に係る方法は、実施例に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。
以上、省電力及び高セキュリティを実現する無線LANアクセスポイント装置について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
90 機器電力制御部
100 人感センサ
110 送信出力制御部
115 最小送信出力値記憶部
120 受信信号強度測定部
150 送信部
160 受信部
200 アンテナ
300 無線LANクライアント装置
310 無線LANクライアント装置
400 有線LAN接続制御部

Claims (5)

  1. 人の存在を検知するセンサと、
    前記センサに反応がない場合、スリープ状態に設定し、前記センサに反応がある場合、スリープ状態を解除する電力制御部と、
    前記センサに反応がない状態から前記センサに反応がある状態になった場合、第1の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、無線アクセスポイント装置の送信出力を増加させる送信出力制御部と、
    を有する無線アクセスポイント装置。
  2. 前記第1の無線クライアント装置からの信号強度を測定する受信信号強度測定部を更に有する、請求項1に記載の無線アクセスポイント装置。
  3. 前記送信出力制御部は、前記第1の無線クライアント装置と通信を確立した後に第2の無線クライアント装置との通信を確立するために、送信出力を初期化するためのスイッチが押下された所定の時間後に、送信出力を初期化し、
    前記送信出力制御部は、前記第1の無線クライアント装置及び前記第2の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、当該無線アクセスポイント装置の送信出力を増加させる、請求項1又は2に記載の無線アクセスポイント装置。
  4. 初期送信出力値を記憶する初期送信出力値記憶部を更に有し、
    前記送信出力制御部は、前記第1の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、前記初期送信出力値記憶部に記憶された初期送信出力値から送信出力を増加させる、請求項1又は2に記載の無線アクセスポイント装置。
  5. 人の存在を検知するセンサを有する無線アクセスポイント装置における電力制御方法であって、
    前記センサに反応がない場合、スリープ状態に設定するステップと、
    前記センサに反応がある場合、スリープ状態を解除するステップと、
    前記センサに反応がない状態から前記センサに反応がある状態になった場合、第1の無線クライアント装置と通信が確立されるまで、当該無線アクセスポイント装置の送信出力を増加させるステップと、
    を有する電力制御方法。
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