JP2004260753A - 送信電力制御装置 - Google Patents

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JP2004260753A JP2003051808A JP2003051808A JP2004260753A JP 2004260753 A JP2004260753 A JP 2004260753A JP 2003051808 A JP2003051808 A JP 2003051808A JP 2003051808 A JP2003051808 A JP 2003051808A JP 2004260753 A JP2004260753 A JP 2004260753A
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Hiroshi Nishimura
浩志 西村
Tomoaki Minamida
智昭 南田
Masatoshi Watanabe
昌俊 渡邊
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】パケット伝送時あるいはランダムアクセス時における通信を必要最小限の送信電力で実現することによって、他ユーザへの干渉を低減すること。
【解決手段】受信レベル判定回路112は、受信信号の強度と記憶回路111に設定されるAICH受信判定しきい値よりも低い値の受信レベル判定しきい値との大小比較から前記受信信号の受信レベルを判定する。送信電力制御回路113は、受信レベル判定回路112が、受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えないと判定している間は、送信電力の段階的な増加処理を実施し、受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えると、送信電力の段階的な増加処理を行わず前回と同値の送信電力を用いた送信制御を実施する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA(符号分割多元接続:Code Division Multiple Access)通信システムにおける通信装置(移動局)が備える送信電力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CDMA通信システムでは、パケット伝送時あるいはランダムアクセス時においてデータを送信する場合、相手局からデータ受付信号が送られてくるまで、データを複数回、送信電力を徐々に上げて送信する送信電力制御方法が用いられている(例えば特許文献1や、3GPP標準規格(3rd Generation Partnership Project, Technical Specification Group Radio Access Network,2002年3月))。以下、図7、図8を参照して、ランダムアクセス時に実施されている送信電力制御方法を例に挙げてその概要を説明する。
【0003】
図7は、従来の送信電力制御装置の構成例を示すブロック図である。図7において、基地局712と通信を行う移動局が備える従来の送信電力制御装置700は、送信部701と、受信部702と、制御部703とを備えている。
【0004】
送信部701は、ランダムアクセス時の送信データ(制御信号Message,問い合わせ信号Preamble)を制御部703からの指示に従い選択する送信データ選択回路704と、送信データ選択回路704から出力された送信データをランダムアクセスチャネル(RACH)に割り当てられた特定の符号を用いて拡散処理を行う拡散回路705と、拡散回路705にて拡散処理されたデータに対して変調を行って無線信号を生成し制御部703から指示された送信電力で基地局712に無線送信する無線回路706とを備えている。
【0005】
受信部702は、基地局712から受信した無線信号の復調を行う無線回路707と、無線回路707にて復調された信号を基地局712からのデータ受付チャネル(AICH)に割り当てられた特定の符号で逆拡散しデータ受付信号(以下「AICH信号」という)を取り出す逆拡散回路708と、逆拡散後のAICH信号に対して受信強度の測定を行い制御部703に出力するAICH受信レベル測定回路709とを備えている。
【0006】
制御部703は、AICH受信レベル測定回路709から出力されるAICH受信強度をAICH受信判定しきい値と比較しAICH信号の受信有無を判定するAICH受信判定回路710と、AICH受信判定回路710の判定結果に基づいて送信データ及び送信電力の決定を行い、決定した送信データの選択指示を送信データ選択回路704に与え、決定した送信電力による送信指示を無線回路706に与える送信電力制御回路711とを備えている。
【0007】
図8は、送信電力制御装置700がランダムアクセス時に行う送信電力制御動作を説明する図である。図8(1)は、送信動作を示し、縦軸は送信チャネル(RACH)における送信電力[dBm]、横軸は時間である。図8(2)は、AICH受信判定回路710がAICH受信判定しきい値800でもって行う受信有無の判定動作を示し、縦軸は受信チャネル(AICH)の受信信号レベル、横軸は時間である。
【0008】
ランダムアクセス時では、送信電力制御装置700は、まず、基地局712に対して問い合わせ信号Preambleを送信する。そして、送信電力制御装置700は、問い合わせ信号Preambleを送信した後の一定時間内に、基地局712が一定の送信電力で送信するAICH信号の受信を確認した場合は、制御信号Messageを基地局712に送信して通信を確立する。
【0009】
一方、送信電力制御装置700は、問い合わせ信号Preambleを送信した後の一定時間内に、基地局712が一定の送信電力で送信するAICH信号の受信を確認できない場合は、図8に示すように、送信電力を一定量だけ増加して問い合わせ信号Preamble信号を再送し、これによってAICH信号の受信が確認できた場合に制御信号Messageを基地局712に送信し通信を確立する。以下、図8に従って具体的に説明する。
【0010】
図8において、送信電力制御装置700が送信した問い合わせ信号PreambleTx1に対し、基地局712はAICH信号を返送しないので、送信電力制御装置700は、問い合わせ信号PreambleTx1を送信した後の一定時間t1内にAICH信号の受信が確認できず、一定時間t1経過後に問い合わせ信号PreambleTx2をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信する。
【0011】
この問い合わせ信号PreambleTx2に対しても基地局712はAICH信号を返送しないので、送信電力制御装置700は、一定時間t2の経過後に問い合わせ信号PreambleTx3をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信する。
【0012】
この問い合わせ信号PreambleTx3に対しては、送信電力制御装置700は、基地局712から一定時間t3内にAICH信号Rx1を受信する。しかし、その受信レベルがAICH受信判定しきい値800を超えないので、送信電力制御装置700は、一定時間t3の経過後に問い合わせ信号PreambleTx4をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信する。
【0013】
この問い合わせ信号PreambleTx4に対しても一定時間t4内にAICH信号Rx2の受信はあったが、その受信レベルがAICH受信判定しきい値800を超えないので、送信電力制御装置700は、一定時間t4の経過後に問い合わせ信号PreambleTx5をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信する。
【0014】
この問い合わせ信号PreambleTx5に対し一定時間t5内に受信されたAICH信号Rx3の受信レベルはAICH受信判定しきい値800を超えるので、送信電力制御装置700は、これによってAICH信号の受信が確認でき、一定時間t5の経過後に制御信号Message信号Tx6をその送信電力を一定量ΔP2だけ増加して送信し、通信を確立する。
【0015】
【特許文献1】
特許第3090109号公報(0002、図9)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、従来の送信電力制御装置では、基地局からのデータ受付信号の受信レベルがAICH判定しきい値を超えない場合は、超えるまで問い合わせ信号の再送を繰り返し行うので、問い合わせ信号が実際には基地局に受信されている場合においても送信電力を増加させる結果となっている。そのため、必要以上の送信電力で問い合わせ信号を送信してしまい、他ユーザへの干渉を増加させるという問題があった。
【0017】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、パケット伝送時あるいはランダムアクセス時における通信を必要最小限の送信電力で実現することによって、他ユーザへの干渉を低減することのできる送信電力制御装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の送信電力制御装置は、相手局からの受信信号の強度が受信強度判定しきい値を超えるまでの間、送信電力を段階的に増加させる制御を行う送信電力制御装置において、前記受信信号の強度と前記受信強度判定しきい値よりも低い値の受信レベル判定しきい値との大小比較から前記受信信号の受信レベルを判定する判定手段と、前記判定手段が、前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えないと判定している間は、前記送信電力の段階的な増加処理を実施し、前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えると、前記送信電力の段階的な増加処理を行わず前回と同値の送信電力を用いた送信制御を実施する送信電力制御手段と、を具備する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、受信信号の受信レベルが受信強度判定しきい値よりも低い値の受信レベル判定しきい値を超えない間は、従来と同様に、送信電力の段階的な増加処理を実施するが、前記受信レベル判定しきい値を超えると、前記送信電力の段階的な増加処理を行わず前回と同値の送信電力を用いた送信制御が実施される。これによって、不要な送信電力による問い合わせ信号の送信が抑制でき、他ユーザへの干渉が低減される。
【0020】
本発明の送信電力制御装置は、上記の発明において、前記送信電力の段階的な増加処理に代えて行われた同値の送信電力での送信回数を記憶する手段、を具備し、前記送信電力制御手段は、前記受信信号の受信レベルが前記受信強度判定しきい値に到達する以前において、前記送信回数が最大回数しきい値を超える場合には、前記送信電力の段階的な増加処理を再開する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、送信電力を増加させずに送信する回数に上限値を定めるので、受信強度の測定を誤った場合でも、パケット伝送やランダムアクセスを支障無く実施することができる。
【0022】
本発明の送信電力制御装置は、上記の発明において、前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超える超過回数を記憶する手段と、前記受信信号の受信レベルが前記受信強度判定しきい値を超えるとき、前記超過回数から前記最大回数しきい値を生成し設定する手段と、を具備する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、送信電力を増加させずに送信する回数の上限値が、受信信号の受信レベルが受信強度判定しきい値を超える度に、つまり通信が確立する度に、受信信号の受信レベルが受信レベル判定しきい値を超える超過回数に応じて変更される。したがって、送信電力を増加させずに送信する回数の上限値を適応的に変更できるので、効率的に送信電力の制御を実施することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、パケット伝送時あるいはランダムアクセス時において、問い合わせに対する基地局からの受信信号の強度を複数のしきい値で判定し、判定結果によっては段階的な送信電力の増加処理を行わないようすることによって、基地局への送信を必要最小限の送信電力で実現し、他ユーザへの干渉を低減することである。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、基地局115と通信を行う移動局が備える送信電力制御装置100は、送信部101と、受信部102と、制御部103とを備えている。
【0026】
送信部101は、ランダムアクセス時の送信データ(制御信号Message,問い合わせ信号Preamble)を制御部103からの指示に従い選択する送信データ選択回路104と、送信データ選択回路104から出力された送信データをランダムアクセスチャネル(RACH)に割り当てられた特定の符号を用いて拡散処理を行う拡散回路105と、拡散回路105にて拡散処理されたデータに対して変調を行って無線信号を生成し制御部103から指示された送信電力で基地局115に無線送信する無線回路106とを備えている。
【0027】
受信部102は、基地局115から受信した無線信号の復調を行う無線回路107と、無線回路107にて復調された信号を基地局115からのデータ受付チャネル(AICH)に割り当てられた特定の符号で逆拡散しデータ受付信号(以下「AICH信号」という)を取り出す逆拡散回路108と、逆拡散後のAICH信号に対して受信強度の測定を行い制御部103に出力するAICH受信レベル測定回路109とを備えている。
【0028】
制御部103は、AICH受信レベル測定回路109から出力されるAICH受信強度をAICH受信判定しきい値と比較しAICH信号の受信有無を判定するAICH受信判定回路110と、AICH受信レベル測定回路109から出力されるAICH受信強度を記憶回路111に設定される受信レベルしきい値と比較しAICH信号の受信レベルを判定する受信レベル判定回路112と、AICH受信判定回路110の判定結果と受信レベル判定回路112の判定結果とに基づいて送信データ及び送信電力の決定を行い、決定した送信データの選択指示を送信データ選択回路104に与え、決定した送信電力による送信指示を無線回路106に与える送信電力制御回路113とを備えている。なお、記憶回路111に設定される受信レベルしきい値は、AICH受信判定回路110が備えるAICH受信判定しきい値よりも低い値となっている。
【0029】
次に、図1、図2を参照して、以上のように構成される送信電力制御装置100の動作を説明する。なお、図2は、送信電力制御装置100がランダムアクセス時に行う送信電力制御動作を説明する図である。図2(1)は、送信動作を示し、縦軸は送信チャネル(RACH)における送信電力[dBm]、横軸は時間である。図2(2)は、AICH受信判定回路110がAICH受信判定しきい値201でもって行う受信有無の判定動作、及び受信レベル判定回路112が記憶回路111に設定される受信レベル判定しきい値202でもって行う受信レベルの判定動作を示し、縦軸は受信チャネル(AICH)の受信レベル、横軸は時間である。
【0030】
図において、送信電力制御装置100が送信した問い合わせ信号PreambleTx1に対し、基地局115は一定時間t1内にAICH信号を返送しないので、送信電力制御回路113は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以下の通知を受ける。これによって、送信電力制御回路113は、問い合わせ信号PreambleTx2をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信すると決定する。一定時間t1の経過後に問い合わせ信号PreambleTx2が送信される。
【0031】
この問い合わせ信号PreambleTx2に対しても基地局115は一定時間t2内にAICH信号を返送しないので、送信電力制御回路113は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以下の通知を受ける。これによって、送信電力制御回路113は、問い合わせ信号PreambleTx3をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信すると決定する。一定時間t2の経過後に問い合わせ信号PreambleTx3が送信される。
【0032】
この問い合わせ信号PreambleTx3に対しては、送信電力制御装置100は、基地局115から一定時間t3内にAICH信号Rx1を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。すなわち、送信電力制御回路113は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。これによって、送信電力制御回路113は、問い合わせ信号PreambleTx4をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx3と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t3の経過後に問い合わせ信号PreambleTx4が送信される。
【0033】
この問い合わせ信号PreambleTx4に対しても一定時間t4内にAICH信号Rx2の受信はあったが、その受信レベルは前回と同様にAICH受信判定しきい値201以下で受信レベル判定しきい値202以上である。そこで、送信電力制御回路113は、前回と同様に、問い合わせ信号PreambleTx5をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx3と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t4の経過後に問い合わせ信号PreambleTx5が送信される。
【0034】
この問い合わせ信号PreambleTx5に対し一定時間t5内に受信されたAICH信号Rx3の受信レベルはAICH受信判定しきい値201を超えるので、送信電力制御回路113は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以上の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受け、制御信号Message信号Tx6をその送信電力を一定量ΔP2だけ増加して送信すると決定する。一定時間t5の経過後に制御信号Message信号Tx6が送信され、通信が確立する。
【0035】
斯くして、実施の形態1に係る送信電力制御装置100では、従来の送信電力制御装置700での送信処理と比較して、Pdだけ低い送信電力で通信を確立することができるようになる。
【0036】
このように、実施の形態1によれば、AICH信号の受信レベルがAICH受信判定しきい値を超えないが、新たに定めた受信レベルしきい値を超える場合には、送信電力を増加させないようにしたので、送信電力の不要な増加が抑制でき、他ユーザへの干渉を低減させることができる。
【0037】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図3では、図1に示した構成と同一ないしは同等である構成要素には、同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
【0038】
図3に示すように、実施の形態2に係る送信電力制御装置300では、図1に示した構成において、制御部103に代えて制御部301が設けられている。制御部301では、カウンタ302と記憶回路303とが追加され、それに伴い送信電力制御回路113に代えて送信電力制御回路304が設けられている。
【0039】
カウンタ302は、送信電力を増加させずに問い合わせ信号Preambleの再送を行った回数をカウントし、そのカウント値を送信電力制御回路304に出力する。送信電力制御回路304に接続される記憶回路303には、送信電力を増加させずに問い合わせ信号Preambleの再送を行う最大回数しきい値が設定されている。
【0040】
送信電力制御回路304は、実施の形態1と同様に、AICH受信判定回路110と受信レベル判定回路112とから入力される判定結果によっては問い合わせ信号Preambleの送信電力を段階的に増加する処理を行わない決定を行う。
【0041】
この実施の形態2では、送信電力制御回路304は、上記の決定を行う際に、カウンタ302のカウント値と記憶回路303に設定される最大回数しきい値とを比較し、送信電力を増加させないとの決定を行うとカウンタ302のカウント値が記憶回路303に設定される最大回数しきい値を超えることになる場合には、原則通り送信電力を段階的に増加する処理を行う決定をするようになっている。
【0042】
次に、図3、図4を参照して、以上のように構成される送信電力制御部300の動作を説明する。なお、図4は、送信電力制御装置300がランダムアクセス時に行う送信電力制御動作を説明する図である。図4では、図2において、カウンタ302の動作が追加されている(図4(3))。縦軸はカウンタ302のカウント値、横軸は時間であり、記憶回路303に設定される最大回数しきい値401が示されている。
【0043】
図において、送信電力制御装置300が送信した問い合わせ信号PreambleTx1に対し、基地局115は一定時間t1内にAICH信号を返送しないので、送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以下の通知を受ける。
【0044】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx2をその送信電力を一定量ΔP1だけ増加して送信すると決定する。一定時間t1の経過後に問い合わせ信号PreambleTx2が送信される。カウンタ302のカウント値はゼロである。
【0045】
この問い合わせ信号PreambleTx2に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t2内にAICH信号Rx1を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えず、受信レベル判定しきい値202も超えていない。送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以下の通知を受ける。
【0046】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx3をその送信電力を一定量ΔP1増加させて送信すると決定する。一定時間t2の経過後に問い合わせ信号PreambleTx3が送信される。カウンタ302のカウント値はゼロである。
【0047】
この問い合わせ信号PreambleTx3に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t3内にAICH信号Rx2を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。すなわち、送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0048】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx4をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx3と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t3の経過後に問い合わせ信号PreambleTx4が送信される。これによって、カウンタ302が1つカウントアップする。
【0049】
この問い合わせ信号PreambleTx4に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t4内にAICH信号Rx3を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。すなわち、送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0050】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx4をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx3と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t4の経過後に問い合わせ信号PreambleTx5が送信される。これによって、カウンタ302がさらに1つカウントアップする。
【0051】
この問い合わせ信号PreambleTx5に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t5内にAICH信号Rx4を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0052】
しかし、カウンタ302のカウント値は、最大回数しきい値401と一致している。つまり、送信電力を増加させない決定を行うとカウンタ302のカウント値が最大回数しきい値401を超えてしまう。そこで、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx6をその送信電力を一定量ΔP1増加させて送信すると決定する。このとき、送信電力制御回路304は、カウンタ302のカウント値をゼロに初期化する。一定時間t5の経過後に問い合わせ信号PreambleTx6が送信される。
【0053】
この問い合わせ信号PreambleTx6に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t6内にAICH信号Rx5を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0054】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx7をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx6と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t7の経過後に問い合わせ信号PreambleTx7が送信される。これによって、カウンタ302がさらに1つカウントアップする。
【0055】
この問い合わせ信号PreambleTx7に対し、送信電力制御装置300は、基地局115から一定時間t7内にAICH信号Rx6を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えず、受信レベル判定しきい値202も超えていない。この場合は、送信電力制御回路304は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以下の通知を受ける。
【0056】
これによって、送信電力制御回路304は、問い合わせ信号PreambleTx8をその送信電力を一定量ΔP1増加させて送信すると決定する。このとき、送信電力制御回路304は、カウンタ302のカウント値をゼロに初期化する。一定時間t7の経過後に問い合わせ信号PreambleTx8が送信される。
【0057】
このように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、ランダムアクセス時の送信電力が抑制できるので、他ユーザへの干渉を低減させることができる。それに加えて、送信電力を増加させないで送信される問い合わせ信号Preambleの送信回数を制限するようにしたので、AICH信号の受信強度測定を誤った場合においても、ランダムアクセスを実施することができる。
【0058】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図5では、図3に示した構成と同一ないしは同等である構成要素には、同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0059】
図5に示すように、実施の形態3に係る送信電力制御装置500では、図3に示した構成において、制御部301に代えて制御部501が設けられている。制御部501では、カウンタ502と最大回数しきい値制御回路503とが追加され、それに伴い送信電力制御回路304に代えて送信電力制御回路504が設けられている。
【0060】
カウンタ502は、受信レベル判定回路112がAICH信号の受信レベルが受信レベルしきい値を超えたと判定した回数をカウントし、そのカウント値を最大回数しきい値制御回路503に出力する。
【0061】
最大回数しきい値制御回路503は、AICH受信判定回路110の判定結果が受信有りのときに、例えばカウンタ502のカウント値をそのまま最大回数しきい値として記憶回路303に設定することを行う。
【0062】
送信電力制御回路504は、実施の形態1と同様に、AICH受信判定回路110と受信レベル判定回路112とから入力される判定結果によっては問い合わせ信号Preambleの送信電力を段階的に増加する処理を行わない決定を行う。
【0063】
また、送信電力制御回路504は、実施の形態2と同様に、上記の決定を行う際に、カウンタ502のカウント値と記憶回路303に設定される最大回数しきい値とを比較し、送信電力を増加させないとの決定を行うとカウンタ502のカウント値が記憶回路303に設定される最大回数しきい値を超えることになる場合には、原則通り送信電力を段階的に増加する処理を行う決定をする。
【0064】
この実施の形態3では、送信電力制御回路504は、最大回数しきい値制御回路503によって可変操作される最大回数しきい値とカウンタ502のカウント値との比較を行い、送信電力を増加させない問い合わせ信号Preambleの送信回数を適応的に変化させる制御を行うようになっている。
【0065】
次に、図5、図6を参照して、以上のように構成される送信電力制御部500の動作を説明する。なお、図6は、送信電力制御装置500がランダムアクセス時に行う送信電力制御動作を説明する図である。図6では、図4において、カウンタ302の動作では、最大回数しきい値401に代えて最大回数しきい値601,602が示されている(図6(3))。また、カウンタ502の動作が追加されている(図6(4))。縦軸はカウンタ502のカウント値、横軸は時間である。
【0066】
図において、送信電力制御装置500が送信した問い合わせ信号PreambleTx1に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t1内にAICH信号Rx1を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。これによって、カウンタ502が1つカウントアップする。最大回数しきい値制御回路503は、受信レベルがAICH受信判定しきい値201を超えないので、動作をしない。
【0067】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0068】
これによって、送信電力制御回路504は、問い合わせ信号PreambleTx2をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx1と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t1の経過後に問い合わせ信号PreambleTx2が送信される。これによって、カウンタ302が1つカウントアップする。
【0069】
この問い合わせ信号PreambleTx2に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t2内にAICH信号Rx2を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。これによって、カウンタ502が1つカウントアップする。最大回数しきい値制御回路503は、受信レベルがAICH受信判定しきい値201を超えないので、動作をしない。
【0070】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0071】
これによって、送信電力制御回路504は、問い合わせ信号PreambleTx3をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx1と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t2の経過後に問い合わせ信号PreambleTx3が送信される。これによって、カウンタ302が1つカウントアップする。このときの最大回数しきい値601は、カウンタ302のカウント値よりも大きな値になっている。
【0072】
この問い合わせ信号PreambleTx3に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t3内にAICH信号Rx3を受信する。その受信レベルは、受信レベル判定しきい値202を超え、さらにAICH受信判定しきい値201を超えている。これによって、最大回数しきい値制御回路503は、カウンタ502のカウント値を記憶回路303に設定し、カウンタ502のカウント値をゼロに初期化する。すなわち、最大回数しきい値601がそれよりも低い値の最大回数しきい値602に変更される。
【0073】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以上の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0074】
これによって、送信電力制御回路504は、制御信号MessageTx4をその送信電力を一定量ΔP2増加させて送信すると決定する。一定時間t3の経過後に制御信号MessageTx4が送信され、通信が確立する。これによって、カウンタ302はそのカウント値がゼロに初期化される。
【0075】
次いで、再度の通信確立を行うために送信電力制御装置500が送信した問い合わせ信号PreambleTx5に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t4内にAICH信号Rx4を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。これによって、カウンタ502が1つカウントアップする。最大回数しきい値制御回路503は、受信レベルがAICH受信判定しきい値201を超えないので、動作をしない。
【0076】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0077】
これによって、送信電力制御回路504は、問い合わせ信号PreambleTx6をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx5と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t4の経過後に問い合わせ信号PreambleTx6が送信される。これによって、カウンタ302が1つカウントアップする。
【0078】
この問い合わせ信号PreambleTx6に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t5内にAICH信号Rx5を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。これによって、カウンタ502が1つカウントアップする。最大回数しきい値制御回路503は、AICH受信判定しきい値201を超えないので、動作をしない。
【0079】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0080】
これによって、送信電力制御回路504は、問い合わせ信号PreambleTx7をその送信電力を一定量ΔP1増加させず、つまり問い合わせ信号PreambleTx5と同じ送信電力で送信すると決定する。一定時間t5の経過後に問い合わせ信号PreambleTx7が送信される。これによって、カウンタ302が1つカウントアップする。カウンタ302のカウント値は、最大回数しきい値602と同じ値になっている。
【0081】
この問い合わせ信号PreambleTx7に対し、送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t3内にAICH信号Rx6を受信する。その受信レベルは、AICH受信判定しきい値201を超えないが、受信レベル判定しきい値202を超えている。これによって、カウンタ502が1つカウントアップする。最大回数しきい値制御回路503は、受信レベルがAICH受信判定しきい値201を超えないので、動作をしない。
【0082】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以下の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。しかし、このときのカウンタ302のカウント値は、最大回数しきい値602と同じ値になっている。
【0083】
そこで、送信電力制御回路504は、実施の形態2にて説明したように、今度は原則に従い、問い合わせ信号PreambleTx8をその送信電力を一定量ΔP1増加させて送信すると決定する。一定時間t6の経過後に問い合わせ信号PreambleTx8が送信される。これによって、カウンタ302はそのカウント値がゼロに初期化される。
【0084】
この問い合わせ信号PreambleTx8に対し、基地局115送信電力制御装置500は、基地局115から一定時間t7内にAICH信号Rx7を受信する。その受信レベルは、受信レベル判定しきい値202を超え、さらにAICH受信判定しきい値201を超えている。これによって、最大回数しきい値制御回路503は、カウンタ502のカウント値を記憶回路303に設定し、カウンタ502のカウント値をゼロに初期化する。すなわち、最大回数しきい値602がそれよりも高い値の最大回数しきい値601に変更される。
【0085】
また、送信電力制御回路504は、AICH受信判定回路110からAICH受信判定しきい値201以上の通知を受け、受信レベル判定回路112から受信レベル判定しきい値202以上の通知を受ける。
【0086】
これによって、送信電力制御回路504は、制御信号MessageTx9をその送信電力を一定量ΔP2増加させて送信すると決定する。一定時間t7の経過後に制御信号MessageTx9が送信され、通信が確立する。
【0087】
なお、最大回数しきい値制御回路503は、カウンタ502の値を最大回数しきい値として記憶回路303に設定するとしたが、その他、例えばカウンタ502の値をIIRフィルタや区間平均処理によって平均化し、それを最大回数しきい値として記憶回路303に設定するようにしてもよい。
【0088】
このように、実施の形態3に係る送信電力制御回路500では、通信の確立が行われる度に、送信電力を増加させずに送信する問い合わせ信号の最大送信回数を過去の送信結果に基づき変化させることができる。
【0089】
したがって、実施の形態3によれば、実施の形態1、2と同様の作用効果が得られるのに加えて、送信電力を増加させない問い合わせ信号の送信回数の最大値を適応的に変化させることができるので、効率的に送信電力の制御を行うことができる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、不必要な送信電力による問い合わせ信号の送信を抑制するようにしたので、パケット伝送時あるいはランダムアクセス時における通信を必要最小限の送信電力で実現することができ、他ユーザへの干渉を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す送信電力制御装置の動作を説明する図
【図3】本発明の実施の形態2に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図4】図3に示す送信電力制御装置の動作を説明する図
【図5】本発明の実施の形態3に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図6】図5に示す送信電力制御装置の動作を説明する図
【図7】従来の送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図8】図7に示す送信電力制御装置の動作を説明する図
【符号の説明】
100,300,500 送信電力制御装置
101 送信部
102 受信部
103,301,501 制御部
104 送信データ選択回路
105 拡散回路
106,107 無線回路
108 逆拡散回路
109 AICH受信レベル測定回路
110 AICH受信判定回路
111,303 記憶回路
112 受信レベル判定回路
113,304,504 送信電力制御回路

Claims (3)

  1. 相手局からの受信信号の強度が受信強度判定しきい値を超えるまでの間、送信電力を段階的に増加させる制御を行う送信電力制御装置において、前記受信信号の強度と前記受信強度判定しきい値よりも低い値の受信レベル判定しきい値との大小比較から前記受信信号の受信レベルを判定する判定手段と、前記判定手段が、前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えないと判定している間は、前記送信電力の段階的な増加処理を実施し、前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超えると、前記送信電力の段階的な増加処理を行わず前回と同値の送信電力を用いた送信制御を実施する送信電力制御手段と、を具備することを特徴とする送信電力制御装置。
  2. 前記送信電力の段階的な増加処理に代えて行われた同値の送信電力での送信回数を記憶する手段、を具備し、前記送信電力制御手段は、前記受信信号の受信レベルが前記受信強度判定しきい値に到達する以前において、前記送信回数が最大回数しきい値を超える場合には、前記送信電力の段階的な増加処理を再開することを特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  3. 前記受信信号の受信レベルが前記受信レベル判定しきい値を超える超過回数を記憶する手段と、前記受信信号の受信レベルが前記受信強度判定しきい値を超えるとき、前記超過回数から前記最大回数しきい値を生成し設定する手段と、を具備することを特徴とする請求項2記載の送信電力制御装置。
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