JP5912250B2 - 患者インタフェース用のクッション - Google Patents

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Description

本発明は、気体をユーザに供給するために用いられる呼吸患者インタフェースに関する。特に本発明は、錐台形状部分を持つフラップを有するクッションを備えた呼吸患者インタフェースに関する。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、閉塞性睡眠時呼吸低下及び上気道抵抗症候群(UARS)は、低下した意識状態(例えば睡眠、麻酔又は麻酔後)における完全な又は部分的な上部気道閉塞の症状によって特徴づけられる様々な既知の障害の一つである。OSA、呼吸低下及びUARSは、睡眠の間にベンチレーションの断続的な中断を引き起こし、結果として潜在的に重篤な酸素ヘモグロビン脱飽和を伴う。一般的に、OSA、呼吸低下及びUARSに苦しむ人々は、酸素欠乏に応じて繰り返される頻繁な睡眠からの覚醒を経験する。覚醒は、結果として睡眠の分断化を招き、睡眠の継続性が低下する。
OSA、呼吸低下及びUARSは結果として、消耗性の日中の眠気及び認知機能不全、全身性高血圧、心臓律動異常、肺動脈高血圧並びにうっ血心不全を伴う場合がある。他の結果は、心筋梗塞に対する素因、狭心症、脳卒中、肺性心を伴う右心室機能不全、睡眠の間及び覚醒状態の間の炭酸ガス蓄積並びに持続性動脈内酸素分圧低下を含む場合がある。さらに、OSA、呼吸低下及びUARSの結果として生じる認知障害は、それらに苦しむ人々の事故のリスクを上昇させる。
OSA、呼吸低下及びUARSを特徴づける気道閉塞の病因は、高い気流抵抗に結びつく上部気道の解剖学的異常及び機能的異常の両方を含む可能性がある。そのような異常は、とりわけ、吸息の間に生じる吸引力、舌を引き戻して咽頭壁に対向させる重力の効果、そして上部気道開大筋の不十分な筋緊張に起因して、上部気道を狭くすることを含む場合がある。一般に肥満の人において観察されるように、前頸部及び側頸部の過度の軟組織が、上部気道を狭くして気流を制限するのに十分な圧力を内部構造に加える可能性があるとも考えられている。
OSA、呼吸低下及びUARSの従来の治療は、外科的な処置(例えばuvalopalotopharyngoplasty、肥満に対する胃部手術、下顎軟骨前進処置、顎顔面再建及び気管開口形成術)を含んだ。しかしながら、手術は、潜在的に手術後の罹患率及び死亡率の相当なリスクを伴う。加えて、手術の失敗率は不穏なほど高い。OSA、呼吸低下及びUARSを治療するために薬物療法も提案されたが、結果は概して期待外れであった。
最近では、睡眠の間に適用される持続性気道陽圧(CPAP)又は二相性気道陽圧が、OSA、呼吸低下及びUARS患者を治療するために用いられている。気道を支える又は支持するために陽圧が上部気道に印加され、それによって、そのつぶれ及び結果として生じる気道閉塞を防止する。典型的な気道陽圧装置は、患者インタフェース(例えばマスク)に供給管路を介して気体を供給する気体供給源(例えば、送風機、気体貯蔵容器)を有する。持続性気道陽圧(CPAP)、可変気道内圧(例えば患者の呼吸サイクルによって変動する二相性圧力)又はモニタリングされた患者の状態によって変動する自動滴定圧力として気道陽圧治療を供給することも知られている。圧力支持療法はさらに、他の医学的異常及び呼吸異常(例えばチェーン-ストークス呼吸、うっ血心不全及び脳卒中)を治療するために提供される。
多数の患者インタフェースが従来技術において知られている。例えば、気体供給源と患者との間の密閉を提供するマスクが一般的である。これらのインタフェースは、患者の鼻孔に装着するプロング、患者の鼻の上に装着する鼻マスク、口及び鼻の上に装着するフルフェースマスク、及び患者の顔全体に装着する完全マスクを含む場合がある。いずれのこれらの装置が効果的であるためには、多くの場合、2つの競合する目的、快適性及び機能性の均衡がとれていることを必要とする。マスクの快適性は、マスクと患者との間の接触面積を減らすこと、又は軟らかく軽量の柔軟な材料を使用することによって増加することができる。対照的に、機能性を強化するためには、不具合の可能性を減らすためにマスクと患者との間の大きな接触面積を有する剛性のあるしっかりした材料からマスクを構成することが好ましい。
快適性及び機能性の競合する目的のバランスをとることを試みる一つのマスクが、米国特許番号4,907,584('584特許)に開示される。この文献の主題を本願明細書に引用したものとする。このマスクは、剛性支持部分及びクッションを備えている。クッションはL字状の断面積を備えた柔軟なフラップを含み、このフラップはおおよそ互いの方へ向く。'584特許は技術を大幅に前進させたが、依然としてさらに改善されることができる。例えば、一部のユーザに対しては、フラップが円滑に内向きに巻くことができないことが分かっている。その代わりに、フラップがつぶれる又は曲がる可能性があり、有効な密閉を得ることができない領域が生じる。
他のマスクは、米国特許出願公開番号2006-0130844に開示される。この文献の主題を本願明細書に引用したものとする。このマスクは、結合部分、中間部分及びフラップ部分を含むクッションに結合するアウターシェルを備えている。結合部分は、アウターシェルにクッションを結合させる。中間部分は、フラップと結合部分との間の隙間を提供する。そしてフラップ部分は、それらが互いに向き合うように内側に向かうフラップを備えている。しかしながら、'584特許において開示されるマスクと異なり、このマスクは、快適性及び機能性の競合する目的のバランスを局所的にとるようにクッションによって提供される支持及び/又は密閉の量を変化させるために、様々な特徴を含む。いくつかの場所では、より多くの支持が必要とされる場合がある。他の領域では、多くの柔軟性が必要とされる場合がある。この出願は、この目的を達成するためにいくつかの変形例を開示する。例えば、クッションは一つ以上のひだを含むことができ、壁の厚さは支持の量を調整するために変化することができ、又はクッションのまわりで柔軟性が部分的に調節されることができる。この改善にもかかわらず、この装置は依然として、一部のユーザに関して最適の密閉を形成することができない内側に向かうフラップを利用する。それどころか、このフラップは、つぶれたり曲がったりする傾向ある。
上述の参照文献は内側に向かうフラップを有するマスクを開示するが、トランペットのような形状を形成するように外側に向かうフラップを備えたマスクも、従来技術において知られている。米国特許出願番号第11/585,320号において(この文献の内容は本明細書に参照として取り込まれる)、マスクは、更なる隙間を内部鼻枕(nasal pillow)に提供するために外側に湾曲しているフラップを含む。有効ではあるが、外向きのフラップは依然として、内側に向かうフラップを有するマスクに関して上で示された多くの同じ欠点をもつ。その代わりに、フラップは曲がる傾向があり、有効な密閉を得ることができない部分をもたらす。
これらのマスクの全てが従来技術を改良する特徴を開示するが、快適性及び密閉完全性の競合する目的に対処することは依然として重大な問題である。
従来技術において現在見出される一つ以上の欠点を克服することが本発明の目的である。この目的のために、本発明の実施の形態の幅広い教示は、シェル及びクッションを備えている呼吸マスクのためのクッションを開示する。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合部分との間に延在する。本発明の実施の形態のフラップ部分は、肩部分及びユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を含む。錐台形状部分は中間部分から離れるように伸びて、開口において成端し、この開口は中間部分に対して非同一平面上ある。
他の態様において、本発明の実施の形態は、シェル及びクッションを備えている呼吸マスクを開示する。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合との間に延在する。本発明の実施の形態のフラップ部分は、フラップ部分からユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を含む。錐台形状部分は中間部分から離れるように伸びて、開口において成端し、この開口は肩部分に関して非同一平面上ある。
他の態様において、本発明の実施の形態は、呼吸気体の供給をユーザに供給する気体供給アセンブリを開示する。気体供給は、気体供給源(例えばユーザ用の呼吸気体を生成するためのコンプレッサ及び/又は気体供給容器)を含む。管路が気体供給に接続される。この管路は次に呼吸マスクに接続され、気体供給源と呼吸マスクとの間の流体連通を提供する。本発明の呼吸マスクは、シェル及びクッションを備えている。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合部分との間に延在して、ユーザの顔が結合部分に接触しないようにフラップ部分と結合部分との間に隙間を提供する。この実施の形態のフラップ部分は、肩部分からユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を含む。錐台形状部分は開口において成端し、この開口は肩部分に関して非同一平面上ある。
他の態様において、本発明の実施の形態は、呼吸気体の供給をユーザに供給するための気体供給アセンブリを開示する。気体供給は、気体供給源(例えばユーザ用の呼吸気体を生成するためのコンプレッサ及び/又は気体供給容器)を含む。管路が気体供給に接続される。この管路は次に呼吸マスクに接続され、気体供給源と呼吸マスクとの間の流体連通を提供する。本発明の呼吸マスクは、シェル及びクッションを備えている。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合部分との間に延在して、ユーザの顔が結合部分に接触しないようにフラップ部分と結合部分との間に隙間を提供する。この実施の形態のフラップ部分は、肩部分からユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を含む。錐台形状部分は、開口において成端する。錐台形状部分は、尖部領域、コーナー領域、側面領域及びベース領域を含む。錐台形状部分は、フラップのまわりで複数の異なる角度で、結合部分から離れるように伸びる。
他の態様において、本発明の実施の形態は、呼吸気体の供給をユーザに供給するための気体供給アセンブリを開示する。気体供給は、気体供給源(例えばユーザ用の呼吸気体を生成するためのコンプレッサ及び/又は気体供給容器)を含む。管路が気体供給に接続される。この管路は次に呼吸マスクに接続され、気体供給源と呼吸マスクとの間の流体連通を提供する。本発明の呼吸マスクは、シェル及びクッションを備えている。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合部分との間に延在して、ユーザの顔が結合部分に接触しないようにフラップ部分と結合部分との間に隙間を提供する。この実施の形態のフラップ部分は、肩部分からユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を含む。錐台形状部分は、開口において成端する。錐台形状部分は、尖部領域、コーナー領域、側面領域及びベース領域を含む。錐台形状部分は、フラップのまわりで複数の異なる角度で、結合部分から離れるように伸びる。最も大きな角度は、尖部領域の両側の約15°から約60°あたりに存在する。
他の態様において、本発明の実施の形態は、シェル及びクッションを備えている呼吸マスクのためのクッションを開示する。クッションは3つの部分、フラップ部分、中間部分、及び結合部分を含む。結合部分は、呼吸マスクのシェルにクッションを結合させるように構成される。中間部分は、フラップ部分と結合部分との間に延在する。フラップ部分は、ユーザの顔との密閉を形成するように構成されて、外側にそして中間部分から離れるように内向きに伸びて、開口において成端する。
本発明のこれらの及び他の目的、特徴及び特性は、操作方法、構造の関連素子の機能、パーツの組み合わせ及び製造の経済と同様に、その全てがこの明細書の一部を形成する添付の図面を参照して、以下の説明及び添付の特許請求の範囲の考察により明らかになる。様々な図面において、同様の参照番号は対応する部分を指す。しかしながら、図面は図解及び説明のみを目的とするものであり、本発明の限定を定義するものとして意図されていないことが、明確に理解されるべきである。明細書及び請求の範囲において、単数形の名詞は、文脈において別途明確に述べられない限り、その名詞が指すものが複数含まれることを含む。
本発明の原理によるマスクの第1の実施の形態のマスクの分解斜視図。 図1のマスクの分解側面立面図。 図1のマスクのマスク保持リングの斜視図。 図1のクッションの斜視立面図。 図1のクッションの側面立面図。 図1のクッションの前面立面図。 図1のクッションの背面立面図。 図4Bのライン5-5に沿ったクッションの断面図。 図1のマスクにおいて用いられるクッションの上面平面図。 クッションの第2の実施の形態の上面平面図。 クッションの第3の実施の形態の側面斜視図。 図8のクッションの背面立面図。 図8のクッションの前面立面図。 図8のクッションの側面立面図。 図8のクッションの上面平面図。 図8のクッションの錐台形状部分のフラップ角を示すグラフ。 クッションの第4の実施の形態の斜視図。 図14のクッションの底部平面図。 図14のクッションの上面平面図。 図14のクッションの前面立面図。 図14のクッションの背面立面図。 図14のクッションの側面立面図。 クッションの第5の実施の形態の斜視図。 図20のクッションの上面平面図。 図20のクッションの側面立面図。 図20のクッションの前面立面図。 図20のクッションの背面立面図。 クッションの第6の実施の形態の斜視図。 図25のクッションの立面図。 患者の顔に設置されるクッションの第7の実施の形態の側面立面図。 図27のクッションの上面平面図。 図27のクッションの断面図。 クッションの第8の実施の形態の上面平面図。
図1-3は、本発明の原理による呼吸マスク30の例示的な実施の形態を概略的に図示する。マスク30は、マスク保持リング36によってシェル34に取り付けられるクッション32を含む。クッション30は、患者の顔で封をするように構成される。保持リングは、クッション32のまわりにはまって、クッションとシェルを一緒に確実に保持するように、保持リング36とシェル34との間にクッションの一部を取り込む。マスクはさらに、クッションとシェルとの間にはさみ込まれる挿入物38を含む。シェルは、管路42によって気体供給源40に接続される。
気体供給源は、持続性気道陽圧、二相性気道陽圧又は任意の他の同様の陽圧装置を含む(但しこれらに限られない)従来技術において周知のコンプレッサ型の陽圧装置のいずれかであることができる。あるいは、気体供給源は、陽圧環境、負圧環境又は大気圧環境を生成することができる。加えて、気体供給源は、酸素を単独で又は特定のアプリケーションで使用するのに適切であると考えられる他の呼吸気体と組み合わせて供給する気体貯蔵容器を、単独で或いはコンプレッサ型装置と併用して含むことができる。
管路は、気体供給源とマスクとの間の流体連通を提供することが可能な、従来技術において周知の任意の適切な管路であることができる。例えば、管路は、平面円筒形管類又は波形管類であることができる。チューブは、ユーザへの気体の供給に適した任意の適切な長さ及び直径であることができる。管路の一端44aは、管路継手に接続するように構成され、他端44bは、気体供給源に結合するように構成される。
図1及び2に特に関連して、シェルは、一実施例において、管路42に接続される管路継手48を有する概して三角形状の本体46を備えている。シェルとの密閉を維持しつつ、もつれ合ったり塞がれたりすることを防止するために管が任意の適切な方向を向くことができるように、管路継手は回転可能である。加えて、管路継手は、マスクに対して任意の望ましい角度に管路を向けるように形成されることができる。示されるように、管がシェルの本体に対してほぼ平行に伸びるように、管路継手はL字継手を形成するように曲げられる。
拡張部又はフレーム50がシェルから伸びている。拡張部は、パッド54を備える額支持体52において終端する。拡張部は固定されるか、又は、異なる年齢又は顔の造作のユーザに対応するためにマスクと額支持体との間の距離が調節されることができるように、マスクに対して入れ子状に伸縮自在に調整可能であることができる。額支持体は、拡張部に固定されることができるか、又は、ピボット接続によって拡張部に取り付けられることができる。パッドは、ユーザに支え及び快適性を提供するようにユーザの額と接触するように構成され、固体であることができ、又は快適性を高めるために液体又はゲルを含むことができる。装置はさらに、額支持体から伸びる耳56及びシェルから伸びるラッチ58を含む。耳56はラッチ58と組み合わせて、ヘッドギアアセンブリ(図示せず)を介してユーザの顔にマスクを固定するのに用いられる。耳及びラッチは、米国特許公開番号2006-0225740に示される構成(但しこれに限られない)を含む様々な構成を備えることができる。この文献の内容は本明細書に参照として組み込まれる。
シェルのまわりで外側に広がるレッジ60は、保持リングをシェルに接続するために、保持リング36と連結するように構成される。図3に示すように、接続リング36は、概して三角形状の本体61を備え、上部62及び裾部64によって定められるL字状の断面を持つ。本体61はさらにレッジ66を含む。レッジは、シェルに対して適当な位置に保持リングを保持するためにレッジ60を捕えるように構成される。保持リングはさらに、柔軟性を強化して、保持リング材料の不必要な使用を減少させるために、開口68を含む。保持リングはさらに、柔軟性をさらに改良し、マスクを分解するためにシェルから保持リングを引き離すための物体を挿入するのに都合のよい場所を提供する溝70を含む。クッション32は、従来技術において周知の様々な他の方法でシェル34に接続されることができる。例えば、クッションは、接着材によって取り付けられることができる。あるいは、クッションは、シェル上へクッションを覆いかぶせることによって取り付けられることができる。または、クッションは、別体のシェルを伴わない単一の一体構造から構成されることができる。
上記のように、マスクは、シェルと保持リングとの間に設置される挿入物38を含むことができる。挿入物は、ユーザに対する支え及び快適性を改良して、固体材料から形成されることができ、又は、液体、ゲル、任意の他の適切な材料又はそれらの組み合わせによって充填されることができる。挿入物は、示されるように、クッション内部の輪郭に大体合致するが、挿入物は、マスクの特定の部分の支え及び/又は快適性を要望通りに強化するために、様々な他の構成を持つことができ、様々な他の場所に設置されることができる。
図4A-7に示されるクッションを参照すると、当業者は、クッション32が固有の構成を持つことを最もよく認識することができる。具体的には、クッション32は、ユーザの顔と接触して、気体供給源によって供給される気体がユーザに効率的に給送されることができるように気密封止を提供するように構成される概して三角形状の本体72を持つ。概して、本体は、尖部領域74及びコーナー領域76を持つ。側面領域78が尖部領域74とコーナー領域76との間に延在し、そしてベース領域80がコーナー領域76間に延在する。本体は、さらに、シェルにクッションを結合させるように構成される結合部分82及びユーザの顔と接触するように構成されるフラップ部分86を持つ。フラップ部分と結合部分との間に隙間を提供するように構成される中間部分84が、フラップ部分86と結合部分82との間にある。マスクのさまざまな部分をさらに区別するために、結合部分は、結合尖部部分90、結合コーナー部分92、結合側面部分94及び結合ベース部分96を含む。中間部分は、中間尖部部分98、中間コーナー部分100、中間側面部分102及び中間ベース部分104を含む。フラップ部分は、フラップ尖部部分106、フラップコーナ部分108、フラップ側面部分110及びフラップベース部分112を含む。
図4Bを参照して、クッションの結合部分は、保持リングとクッションとの間の封止を形成するために保持リング36の上部62によって捕えられるカラー114を持つ。リップ116は、カラーに隣接して、挿入物とともに封をするアンダーカット118によって、内向きに放射状に間隔をあけられる。挿入物は次に、シェルに対して封をする。あるいは、いくつかの実施の形態では、挿入物は省略されることができる。省略される場合、リップはシェルの本体に対して直接封をするように構成されることができる。クッションの中間側面部分は概して、結合側面部分とフラップ側面部分との間に延在するドーム形状構成を持つ。側面78は、尖部近位部分120、中央部分122及びベース近位部分124を持つ。側面78が結合部分82から伸びる高さは、尖部近位部分120又はベース近位部分124よりも中央部分122において高い。
フラップ部分86は、肩126を持つ。例示的な実施の形態において、肩126は、ユーザの顔との密封を高めるために鼻部分のまわりでユーザの顔の造作におよそ合致するように構成される。肩は、クッションのまわりに環状リングを形成して、ユーザの顔の複雑なジオメトリにおよそ合致する直線でない経路を描く。側面から見ると、肩は、尖部近位フラップ表面128、中央フラップ表面130及びベース近位フラップ表面132を定める。中央フラップ表面の角度136は鋭角である。尖部近位フラップ表面の角度134及びベース近位フラップ表面132の角度138も同様に鋭角であるが、角度134及び角度138は、角度136より大きい。図4C及び4Dにおいて見られるように、肩126が尖部領域74及びベース領域80のまわりを通るとき、肩は尖部フラップ表面140及びベースフラップ表面142を定める。尖部フラップ表面は、尖部領域の丸くなったポイントに達し、一方ベースフラップ表面は、ベース部分における低い平らなU形状構成を持つ。
フラップ部分は、肩126から伸びて、開口168において成端する錐台形状部分144を含む。錐台形状部分は、クッションから外側に、そして内向きに伸びる。一実施例において、開口は、肩又は中間部分より少なくとも1/8インチ上に、そして肩又は中間部分の少なくとも1/2インチ内側に位置する。本質的に、錐台形状部分は、肩から離れるように伸びて、錐台のような形状を持つ。もちろん、錐台形状部分は、様々な幾何学的形状を持つことができる。例えば、本実施例において、錐台形状部分は、錐台尖部146、錐台コーナー148、錐台側面150及び錐台ベース152によって定められる錐台ピラミッド状の形状を持つ。図4B-4D及び図6に見られるように、錐台尖部146は角度158で伸び、錐台ベース152は角度162で伸び、錐台側面150は角度164で上方に伸び、錐台コーナー148は角度160で伸びる。これらの角度は、各々のそれぞれの領域の中間点から測定されて示される。もちろんこれらの角度は、各々の角度から、対応する隣接領域における隣の角度まで滑らかに移行する。
図5は、クッションの断面図を示す。この図を参照して最もよく認識されるように、側面78は、側面の大部分に沿って実質的に平らである。しかしながら当業者は、側面がクッションの柔軟性及び剛性を調節するために変化する壁厚を持つことができることを最もよく認識することができる。加えて、係属中の米国特許出願公開番号2006-0130844を参照して最もよく認識されるように、クッションは同様に、クッションの柔軟性及び剛性をさらに調節するためにひだを含むことができる。この文献の内容をここに参照として組み入れる。
開口168は、様々な構成を持つことができる。2つの異なる開口ジオメトリが、図6及び図7に示される。例えば図6に示されるように、開口は涙の形又は三角形の切抜きを持つことができる。あるいは、図7に示されるように、開口は星型の切抜きを持つことができる。星型の切抜きは、突き出したフラップ166を提供する。もちろん開口は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、突き出したフラップの有無にかかわらず、円形、卵形、三角形、矩形又は任意の他の多角形を含む(但しこれらに限られない)、様々な他の形状を持つことができる。
本発明の他の実施の形態が図8-12中に示される。この実施の形態は、肩から錐台形状部分までより繊細な遷移を持ち、錐台部分の角度が前述の実施の形態より鋭角であることを除いて、前述の実施の形態と同様である。先の実施の形態にあるように、本発明は、気体供給源によって供給される気体がユーザに給送されることができるようにユーザの顔と接触して気密封止を提供するように構成される概して三角形の本体202を持つクッション200を提供する。概して、本体は、尖部領域204及びコーナー領域206を持つ。側面領域208が、尖部領域204とコーナー領域206との間に延在している。ベース領域210がコーナー領域206間に延在している。本体はさらに、シェルにクッションを結合させるように構成される結合部分212と、ユーザの顔と接触するように構成されるフラップ部分216を持つ。フラップ部分と結合部分との間に隙間を提供するように構成される中間部分214が、フラップ部分216と結合部分212との間にある。マスクのさまざまな部分をさらに区別するために、結合部分は、結合尖部部分218、結合コーナー部分220、結合側面部分222及び結合ベース部分224を含む。中間部分は、中間尖部部分226、中間コーナー228、中間側面230及び中間ベース232を含む。フラップ部分は、フラップ尖部部分234、フラップコーナ部分236、フラップ側面部分238及びフラップベース部分240を含む。
図10及び11において見られるように、クッションの結合部分は、保持リングとクッションとの間の封止(図1に示される)を形成するように保持リング36の上部分62によって捕えられるカラー242を持つ。リップ244は、カラーに隣接して、挿入物とともに封をするアンダーカット246によって、内向きに放射状に間隔をあけられる。挿入物は次に、シェルに対して封をする。あるいは、いくつかの実施の形態では、挿入物は省略されることができる。省略される場合、リップはシェルの本体に対して直接封をするように構成されることができる。クッションの中間側面部分は概して、結合側面部分とフラップ側面部分との間に延在するドーム形状構成を持つ。側面230は、尖部近位部分248、中央部分250及びベース近位部分252を持つ。中間の側面230が結合部分212から伸びる高さは、尖部近位部分248又はベース近位部分252よりも中央部分250において高い。
図9-12を参照して、フラップ部分216は、ユーザの顔との密閉を強化するために鼻部分のまわりでユーザの顔の造作におよそ合致するように構成される肩254を持つ。肩は、クッションのまわりに環状リングを形成して、ユーザの顔の複雑なジオメトリにおよそ合致する直線ではない経路を描く。側面から見ると、肩は、尖部近位フラップ表面256、中央フラップ表面258及びベース近位フラップ表面260を定める。中央フラップ表面の角度264は鋭角である。尖部近位フラップ表面の角度262及びベース近位フラップ表面260の角度266も同様に鋭角であるが、角度262及び角度266は角度264より大きい。肩が尖部領域204及びベース領域210のまわりを通るとき、肩は尖部フラップ表面256及びベースフラップ表面258を定める。尖部フラップ表面は、尖部領域の丸くなったポイントに達し、一方ベースフラップ表面は、ベース部分における低い平らなU形状構成を持つ。
本発明のフラップ部分は同様に、肩254から伸びて、開口280において成端する錐台形状部分270を含み、一方、従来技術のクッションは、クッションの周辺部から短い距離でユーザの顔に対してほぼ直角に伸びる肩において成端するフラップ部分を持つ。錐台形状部分は、肩から伸びて、錐台のような形状を持つ。錐台形状部分は、様々な幾何学的形状を持つことができる。例えば、本実施例において、錐台形状部分は、錐台尖部272、錐台コーナー274、錐台側面276及び錐台ベース278によって定められる錐台ピラミッド状の形状を持つ。図8-12に見られるように、錐台尖部272は角度282で伸び、錐台ベース278は角度284で伸び、錐台側面276は角度286で上方に伸び、錐台コーナー274は角度288で伸びる。これらの角度は、各々のそれぞれの領域の中間点から測定されて示される。もちろんこれらの角度は、各々の角度から対応する隣接領域における隣の角度まで滑らかに移行する。
図6, 12及び13を参照して、当業者は、錐台形状部分144, 270の角度は、それぞれのクッション32, 200のまわりで変化することを認識することができる。(図6及び12に示される)角度Θが尖部領域74, 204の0°からベース80, 210の中央における180°までマスクのまわりで掃引するとき、角度はクッションのまわりで連続的に変化する。図13は、クッション32、クッション200及び他に示されないもう一つの実施の形態の角度を示す。当業者は、これらの実施の形態がほぼ同じような傾向を持つが、角度が異なることを認識することができる。クッション32の角度は、図示されていない実施の形態又はクッション200の角度より急である。同じデータが以下に表形式で表1として提供される。錐台部分の厳密な角度がテーブル1及び図13に記載されているが、さまざまな他の実施の形態が、記載された厳密な角度を使用することなく本発明の固有の態様を利用して構成されることができる。
Figure 0005912250
3つ全ての実施の形態の勾配における最も急激な変化は0°から約60°の間に存在する。この部分において、角度の変化率は、はるかに急激である。一方、60°から180°の間の錐台部分の角度の変化率は比較的ゆっくりである。0°から60°の間の部分は、この部分におけるユーザの顔の対応する複雑なジオメトリに起因して、密閉に関してしばしば最も問題のある領域である。これはさらに、顔のこの部分がほとんど軟らかい組織を持たないことによってさらに問題である。この問題を補償するために、本発明は、これらの部分においてより大きな角度でユーザの顔の方へ伸びるフラップを提供し、マスクがユーザの顔に配置されるときにクッションのこの部分に予め負荷を与える。しかしながら、密閉がそれほど問題でない部分では、錐台形状部分の角度の変化率は、快適性を最大化するために非常に穏やかである。
本発明の他の実施の形態が図14-19に示される。この実施の形態は、先の実施の形態と同様である。それでも、先の実施の形態と異なり、本実施例は、鼻の先端部に密接に適合するように構成されるロープロファイルクッションである。具体的には、本発明のこの実施例は、気体供給源によって供給される気体がユーザに給送されることができるように、ユーザの顔と接触して、気密を提供するように構成される概して三角形状の本体302を持つクッション300を提供する。概して、本体は、尖部領域304及びコーナー領域306を持つ。側面領域308が、尖部領域304とコーナー領域306との間に延在し、ベース領域310がコーナー領域306間に延在している。本体はさらに、シェルにクッションを結合させるように構成される結合部分312と、ユーザの顔と接触するように構成されるフラップ部分316を持つ。フラップ部分と結合部分との間に隙間を提供するように構成される中間部分314が、フラップ部分316と結合部分312との間にある。結合部分は、この実施の形態において実質的に円筒状である。しかしながら、結合部分312は、様々な他の形状を持つことができる。加えて、結合部分は、シェルにクッションを位置合わせするために、アライメント機構(図示せず)を含むことができる。例えば、クッション及びシェルは、クッションを位置合わせするために、タブ及び対応する凹部を持つことができる。さらに、クッションは、シェルに取り付けられるとして説明される。しかしながら、クッションは、管路42又は管路継手48に直接取り付けられることができる。マスクのさまざまな他の部分をさらに区別するために、中間部分は、中間尖部部分326、中間コーナー328、中間側面330及び中間ベース332を含む。フラップ部分は、フラップ尖部部分334、フラップコーナ部分336、フラップ側面部分338及びフラップベース部分340を含む。
フラップ部分316は、ユーザの顔との密封を強化するために鼻部分のまわりでユーザの顔の造作におよそ合致するように構成される肩354を持つ。肩は、クッションのまわりで環状リングを形成して、ユーザ顔の複雑なジオメトリにおよそ合致する直線ではない経路を描く。側面から見ると、肩は、尖部近位フラップ表面356、中央フラップ表面358及びベース近位フラップ表面360を定める。中央フラップ表面356の角度364は鋭角であり、好ましくはほぼゼロである。尖部近位フラップ表面の角度362及びベース近位フラップ表面360の角度366も同様に鋭角であるが、角度366及び角度362は角度364より大きい。肩が尖部領域304及びベース領域310のまわりを通るとき、肩は尖部フラップ表面367及びベースフラップ表面368を定める。尖部フラップ表面は、尖部領域の丸くなったポイントに達し、一方ベースフラップ表面は、ベース部分における低い平らなU形状構成を持つ。
本発明のフラップ部分は同様に、肩354から伸びて、開口380において成端する錐台形状部分370を含み、一方、従来技術のクッションは、クッションの周辺部から短い距離でユーザの顔に対してほぼ直角に伸びる肩において成端するフラップ部分を持つ。錐台形状部分は、肩から伸びて、錐台のような形状を持つ。錐台形状部分は、様々な幾何学的形状を持つことができる。例えば、本実施例において、錐台形状部分は、錐台尖部372、錐台コーナー374、錐台側面376及び錐台ベース378によって定められる錐台ピラミッド状の形状を持つ。図14, 17及び19に見られるように、錐台尖部372は角度382で伸び、錐台ベース378は角度384で伸び、錐台側面376は角度386で上方に伸び、錐台コーナー374は角度390で上方に伸びる。これらの角度は、各々のそれぞれの領域の中間点から測定されて示される。もちろんこれらの角度は、各々の角度から対応する隣接領域における隣の角度まで滑らかに移行する。
先の実施の形態のような固有の特徴のいくつかを共有するが、この実施の形態は、ロープロファイル装置における利点とみなされる、異なる比較的大きな角度をつけられた部分を利用する錐台形状部分を利用する。もちろん角度は、示されるものとは異なることができる。この実施の形態は、囲まれる顔の表面積と、ユーザの顔と接触するフラップの量との両方に関して、クッションとユーザの顔との間のインタフェースを最小化するように構成されるクッションを利用する。これらのクッションを改良するためには、ユーザの鼻が挿入されるときのクッションの予荷重を増強するために、より大きな角度でユーザの顔の方へ伸びる錐台形状部分を利用することが望ましいことが分かった。
本発明の他の実施の形態が図20-24に示される。本実施例は、先の実施の形態と同様である。それでも、先の実施の形態と異なり、本実施例は、単に鼻だけでなく、ユーザの口及び鼻をおおって取り付けるように構成されるクッションである。具体的には、本発明は、気体供給源によって供給される気体がユーザに給送されることができるように、ユーザの顔と接触して、気密封止を提供するように構成される概して三角形状の本体402を持つクッション400を提供する。概して、本体は、尖部領域404及びコーナー領域406を持つ。側面領域408が、尖部領域404とコーナー領域406との間に延在し、ベース領域410がコーナー領域406間に延在している。本体はさらに、シェルにクッションを結合させるように構成される結合部分412と、ユーザの顔と接触するように構成されるフラップ部分416を持つ。フラップ部分と結合部分との間に隙間を提供するように構成される中間部分414が、フラップ部分416と結合部分412との間にある。マスクのさまざまな部分をさらに区別するために、結合部分は、結合尖部部分418、結合コーナー部分420、結合側面部分422及び結合ベース部分424を含む。中間部分は、中間尖部部分426、中間コーナー428、中間側面430及び中間ベース432を含む。フラップ部分は、フラップ尖部部分434、フラップコーナ部分436、フラップ側面部分438及びフラップベース部分440を含む。
図23に見られるように、クッションの結合部分は複数の鋸歯状部を持つカラー442を持つ。リップ444は、カラーに隣接して、挿入物とともに封をするアンダーカット446によって、内向きに放射状に間隔をあけられる。挿入物は次に、シェルに対して封をする。あるいは、いくつかの実施の形態では挿入物は、省略されることができる。省略される場合、リップはシェルの本体に対して直接封をするように構成されることができる。クッションの中間側面部分は概して、結合側面部分とフラップ側面部分との間に延在するドーム形状構成を持つ。側面430は、尖部近位部分448、中央部分450及びベース近位部分452を持つ。中間の側面430が結合部分412から伸びる高さは、尖部近位部分448又はベース近位部分452よりも中央部分450において高い。
フラップ部分416は、この実施の形態において、中間部分414から伸びて、開口480において成端する単一の連続した錐台形状フラップ部分470を持つ。錐台形状部分は、様々な幾何学的形状を持つことができる。例えば、本実施例において、錐台形状部分は、錐台尖部472、錐台コーナー474、錐台側面476及び錐台ベース478によって定められる錐台ピラミッド状の形状を持つ。図20, 22及び24に見られるように、錐台尖部472は角度482で伸び、錐台ベース478は角度484で伸び、錐台側面476は角度486で上方に伸び、錐台コーナー474は角度488で伸びる。これらの角度は、各々のそれぞれの領域の中間点から測定されて示される。もちろんこれらの角度は、各々の角度から対応する隣接領域における隣の角度まで滑らかに移行する。
本発明のもう一つの他の実施の形態が、図25及び26に示される。この実施の形態において示されるクッション500は、先の実施の形態の錐台ピラミッド形状ではなく、概して円錐台形状を持つ。この実施の形態は、より単純な幾何学的形状を提供し、結果として製造の効率化をもたらす。具体的には、本実施例は、結合部分502、中間部分504及び開口508において成端するフラップ部分506を含む。結合部分は、カラー510を含む。中間部分504及びフラップ部分506は、互いに滑らかに移行する。それにもかかわらず、この実施の形態のフラップ部分は依然としてユーザの顔と接触し、中間部分は依然としてフラップ部分を結合部分から間隔あけて配置する。クッション500は、鋭角の角度512で上方に、そして僅かに内向きに伸びる。角度512は約75°である。もちろん、様々な他の角度が利用されることができる。
本発明のもう一つの他の実施の形態が図27-28Bに示される。この実施の形態は、概して円錐台形状を持つクッション600を示す。クッションは、結合部分602、中間部分604及びフラップ部分606を含む。クッション600全体は、開口608において成端する円錐台形状632を持つ。結合部分は、カラー610及びリップ612を含む。クッションは、保持リング616によってシェル614に結合されるように構成される。保持リング616は、上面618及び裾部620を含む。裾部は、表面624と係合するレッジ622を含む。クッションは、保持リングとシェルとの間にはさみ込まれる。シェルは、リップ612を受け入れるように構成される溝626を含む。本実施例は、変化してより鋭角になるように内向きに湾曲する壁厚を持つ。中間部分は、フラップ部分の壁厚より厚い壁厚を持つ。例示的な実施の形態では、中間部分604の壁厚は約0.020〜0.035インチであり、フラップ部分602の壁厚は約0.005〜0.010インチである。加えて、中間部分及びフラップ部分が広がる角度は変化する。中間部分は結合部分に対してほぼ直角の角度628で伸び、フラップ部分は角度630で伸びる。本発明の一実施例において、中間部分の角度628は約85°であり、フラップ部分の角度630は約60°である。
もう一つの他の実施の形態が図29に示される。示されるように、クッション700は結合部分702、中間部分704及びフラップ部分706を持つ。フラップ部分は、尖部領域708、コーナー領域710を含む。側面領域712は、尖部領域708とコーナー領域710との間である。ベース部分714はコーナー部分710の間である。フラップは、中間部分704から開口714まで伸びる。この実施の形態の一つの更なる固有の特徴は、フラップがアパチャー(aperture)716を含むことである。単一のアパチャー716が用いられることができるか、又は複数のアパチャー716がフラップ部分704のまわりに用いられることができる。さらに、アパチャーは、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な形状を持つことができる。アパチャーは、中間部分704の近くに配置されることができ、又は、開口714の近くに配置されることができる。フラップが内側に巻く本出願において説明されるような細長いフラップ部分を有するクッションでは、小さいチャネルがフラップの内側部分と外側部分の間に生ずる可能性があり、フラップの内側部分と外側部分の間に小さいベンチュリが生じる可能性があることが分かった。空気がこれらの2つの表面の間で加速されると、柔軟な壁は周期的につぶれて広がり、好ましくない振動及び雑音をもたらす。一方又は両方の表面に沿ってアパチャー716を組み込むと、これらの部分が振動する又は雑音を引き起こす傾向を低減することが分かった。
概して、本発明のクッションは、シリコンのような(但しこれに限られない)様々な材料から構成されることができる。材料は、10-80 Shore Aのデュロメータを持つことができる。材料は、約40 Shore Aのデュロメータを持つことができる。さらにクッションの適合性を改良するために、壁厚が変化することができる。壁厚は、約0.001インチ〜0.05インチの間であることができる。加えて、図28Bに示されるように、壁厚は、比較的剛性のある又は柔軟な領域を生じさせるために変化することができる。
本発明のさまざまな実施の形態によれば、図1-24及び29に示されるように、クッションは、解剖学的特徴を持つように成形されることができ、又は、図25-28に示されるように、クッションは解剖学的特徴を伴わずに形成されることができる。両方の実施の形態に共通するのは、錐台形状フラップ部分である。当業者によって最もよく認識されるように、特に望ましい解剖学的特徴によって予め設定されたクッションはユーザの顔の特徴により容易に合致することができる。あるいは、解剖学的特徴を欠いているクッションは、適当な解剖学的形状から始めることはできないが、そのようなクッションは、特定のユーザの顔の特徴に適合しない可能性がある予め設定された特徴を持たない。したがって、そのようなクッションは、異なる顔の特徴をもつ多数のユーザに対応することができる。任意の適切な材料が、本発明の範囲内で利用されることができる。しかしながら、クッションが特定の形状で形成される場合には、少なくとも部分的に、弾性変形可能である材料を利用することが望ましい。弾性変形可能な材料は、一旦印加された力が除去されると、それらのプレストレスト構成(prestressed configuration)に復帰する。あるいはクッションは、ほとんど形状記憶を持たないように、少なくとも部分的に、塑性変形可能である材料から形成されることができる。これは、クッションが解剖学的特徴を伴わずに形成される場合に望ましい特徴である。クッションがユーザの顔の特徴に対応するために変形するので、クッションは、予め設定された不適合の特徴を克服する必要がない。
本願明細書において参照される角度について、記載されている角度の全ては、結合部分から離れているが結合部分と同一平面上の共通の基準面から測定された。しかしながら、各々の部分の相対角度が互いに比較されることができるように、これらの角度は、中間部分、フラップ部分を貫く面のような他の基準面、又は任意の他の適切な基準面から測定されることができる。もちろん、本発明の固有の態様が他のマスク(例えばユーザの口及び鼻をカバーするフルフェースマスク、ユーザの顔全体をカバーする完全マスク、ユーザの鼻に接する鼻クッション又は任意の他のマスク)において利用される場合、クッションの形状は、各々の領域の角度において対応する変更によって異なる解剖学的領域の幾何学的形状に合致するように変更されることができる。
使用中に、本発明の実施の形態のユーザは顔の上にクッションを配置して、密閉させるためにマスクを押し付ける。マスクは、ヘッドギアアセンブリによってユーザの顔に固定される。次にシェルが、管路結合を介して気体供給源に結合される。クッションの固有の錐台部分によって、力がフラップ部分に印加されると、フラップ部分は、患者の顔との密封を形成するように内側に滑らかに巻く。この構成は、不快感をもたらす又は潜在的にユーザの顔との密封の完全性を損なうリップル又はひだを最小化する。
本発明が、現在最も実用的で好ましい実施の形態であると考えられるものに基づいて説明を目的として詳細に説明されたが、そのような詳細は、単にその目的のためであり、本発明は、開示された実施の形態には制限されず、それどころか、添付の請求の範囲の精神及び範囲内である修正及び均等なアレンジをカバーすることを意図することが理解されるべきである。加えて、本発明の特定の特徴はいくつかの図面中に示されるが他の図面には示されず、これは単に便宜のためであり、各々の特徴は、本発明に従って他の特徴のいずれか又は全部と組み合わせられることができる。当業者は他の実施の形態を考え、そのような実施の形態は請求の範囲内である。

Claims (21)

  1. シェルを有する呼吸マスクにおいて使用されるクッションであって、
    当該クッションを前記シェルに結合するための最も外側に位置する結合部分と、
    前記結合部分の内側に隣接し、前記結合部分からの隙間を提供する中間部分と、
    ユーザの顔との密閉を形成するように構成されるフラップ部分とを有し、
    前記フラップ部分は、前記中間部分から伸びる肩部分及び当該肩部分から伸びる錐台形状部分を含み、前記肩部分はユーザの顔の造作におよそ合致する直線でない経路を描くように構成され、前記錐台形状部分は、前記肩部分から、内向きかつ前記中間部分と反対方向に離れるように伸び、前記肩部分と同一平面上にない開口を定め、
    前記錐台形状部分が、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の尖部を定める第1領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の側面を定める少なくとも一つの第2領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分のベース部分を定める第3領域とを含み、
    前記第3の領域の角度が前記第1の領域の角度より大きい、クッション。
  2. 前記錐台形状部分は、円錐台形状又は錐台ピラミッド形状である、請求項1に記載のクッション。
  3. 前記開口は、涙の形又は星形である、請求項1に記載のクッション。
  4. ユーザに気体を供給するために用いられる呼吸マスクであって、
    シェル及びクッションを有し、
    前記クッションは、当該クッションを前記シェルに結合するための最も外側に位置する結合部分と、前記結合部分の内側に隣接し、前記結合部分からの隙間を提供する中間部分と、ユーザの顔との密閉を形成するように構成されるフラップ部分とを含み、
    前記フラップ部分は、前記中間部分から伸びる肩部分及び当該肩部分から伸びる錐台形状部分を含み、前記肩部分はユーザの顔の造作におよそ合致する直線でない経路を描くように構成され、前記錐台形状部分は、前記肩部分から、内向きかつ前記中間部分と反対方向に離れるように伸びて、前記肩部分と同一平面上にない開口において成端し、
    前記錐台形状部分が、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の尖部を定める第1領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の側面を定める少なくとも一つの第2領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分のベース部分を定める第3領域とを含み、
    前記第3の領域の角度が前記第1の領域の角度より大きい、呼吸マスク。
  5. 前記錐台形状部分は、円錐台形状である、請求項4に記載の呼吸マスク。
  6. 前記錐台形状部分は、錐台ピラミッド形状である、請求項4に記載の呼吸マスク。
  7. 前記開口が涙の形である請求項4に記載の呼吸マスク。
  8. 前記開口が、フラップ拡張部により定められる星形である請求項4に記載の呼吸マスク。
  9. ユーザに呼吸気体を供給するために用いられる気体供給アセンブリであって、
    ユーザのための呼吸気体を生成する気体供給源と、
    気体供給に接続される管路と、
    シェル及びクッションを含む患者インタフェースとを有し、
    前記クッションは、当該クッションを前記シェルに結合するための最も外側に位置する結合部分と、前記結合部分の内側に隣接し、前記結合部分からの隙間を提供する中間部分と、ユーザの顔との密閉を形成するように構成されるフラップ部分とを含み、
    前記フラップ部分は、前記中間部分から伸びる肩部分及び当該肩部分から伸びる錐台形状部分を含み、前記肩部分はユーザの顔の造作におよそ合致する直線でない経路を描くように構成され、前記錐台形状部分は、前記肩部分から、内向きかつ前記中間部分と反対方向に離れるように伸びて、前記肩部分と同一平面上にない開口において成端し、
    前記錐台形状部分が、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の尖部を定める第1領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分の側面を定める少なくとも一つの第2領域と、ある角度で前記肩部分から伸びる当該錐台形状部分のベース部分を定める第3領域とを含み、
    前記第3の領域の角度が前記第1の領域の角度より大きい、気体供給アセンブリ。
  10. シェルを有する呼吸マスクにおいて用いられるクッションであって、
    当該クッションを前記シェルに結合するための最も外側に位置する結合部分と、
    前記結合部分の内側に隣接する中間部分と、
    前記中間部分から伸びて開口において成端する錐台形状部分を有するフラップ部分とを有し、
    前記フラップ部分は、前記中間部分から伸びる肩部分及び当該肩部分から伸びる錐台形状部分を含み、前記肩部分はユーザの顔の造作におよそ合致する直線でない経路を描くように構成され、前記錐台形状部分は、前記肩部分から、内向きかつ前記中間部分と反対方向に離れるように伸びて、前記肩部分と同一平面上にない前記開口において成端し、
    前記錐台形状部分は、尖部領域、コーナー領域、前記尖部領域と前記コーナー領域との間に延在する側面領域、及び前記コーナー領域の間に延在するベース領域を有し、
    前記錐台形状部分はある角度で前記肩部分から伸び、前記角度は前記フラップ部分の周方向で変化し、
    前記ベース領域の角度が前記尖部領域の角度より大きい、クッション。
  11. 前記尖部領域の頂点から両側に30°における前記角度が、前記フラップ部分の残りの部分の角度よりも大きく変化する、請求項10に記載のクッション。
  12. 前記尖部領域の頂点から両側に30°の範囲内において、前記フラップ部分の角度が、70°から40°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  13. 前記尖部領域の頂点から両側に30°の範囲内において、前記フラップ部分の角度が、65°から30°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  14. 前記尖部領域の頂点から両側に両側の30°の範囲内において、前記フラップ部分の角度が、40°から20°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  15. 前記クッションの前記残りの部分において、前記フラップ部分の角度が、70°から55°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  16. 前記クッションの前記残りの部分において、前記フラップ部分の角度が、55°から45°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  17. 前記クッションの前記残りの部分において、前記フラップ部分の角度が、45°から15°へと変化する、請求項11に記載のクッション。
  18. シェルを有する呼吸マスクにおいて用いられるクッションであって、
    当該クッションを前記シェルに結合するための最も外側に位置する結合部分と、
    前記結合部分の内側に隣接する中間部分と、
    前記中間部分から伸びるフラップ部分とを有し、
    前記フラップ部分は、前記中間部分から伸びる肩部分及び当該肩部分から伸びる錐台形状部分を含み、前記肩部分はユーザの顔の造作におよそ合致する直線でない経路を描くように構成され、前記錐台形状部分は、前記肩部分から、内向きかつ前記中間部分と反対方向に離れるように伸びて、前記肩部分と同一平面上にない開口において成端し、
    前記錐台形状部分は、尖部領域、コーナー領域、前記尖部領域と前記コーナー領域との間に延在する少なくとも一つの側面領域、及び、前記コーナー領域の間に延在するベース領域を有し、
    前記錐台形状部分は、ある角度で前記結合領域から離れるように伸び、前記角度は前記フラップ領域の周方向で変化し、前記角度は、前記尖部領域の頂点から測定して15°から60°の間で最大であり、
    前記ベース領域の角度が前記尖部領域の角度より大きい、クッション。
  19. 前記角度が、前記尖部領域の頂点から両側に15°から30°の間で70°の大きさである、請求項18に記載のクッション。
  20. 前記結合部分から離れるように広がる当該クッションの前記角度が、前記尖部領域の頂点から両側に15°から30°の間で60°である、請求項18に記載のクッション。
  21. 前記角度が、前記尖部領域の頂点の両側に15°から30°の間で35°である、請求項20に記載のクッション。
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