JP5911752B2 - 熱交換用プレートとなる元板材の製造方法 - Google Patents

熱交換用プレートとなる元板材の製造方法 Download PDF

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本発明は、熱交換用プレートの元板材の製造方法に関する。
従来より、熱交換器等に組み込まれる熱交換用プレートは高い伝熱性を有していることが望まれている。伝熱性を向上させるためには、プレートの表面にミクロンオーダの微細な凹凸を形成し表面積を拡大することがよく、このようにミクロンオーダの微細な凹凸を転写する方法として、例えば、特許文献1に示すような技術が開発されている。
この特許文献1の金属板表面への転写方法では、移送ロールの回転によって金属シートを移送させ、移送している金属シートに対して転写ロールの外周面に転写された凹凸状の転写部を押圧することによって、金属シートの表面に転写ロールの転写部と略同じ凹凸の形状の被転写部を形成させるようにしている。
一方、特許文献2は、プレートに所定パターンの開孔列を形成し、2枚のプレートを開孔列を交差させて重ねてプレートセットとし、四隅に連通孔を開孔した隔壁プレートとプレートセットを交互に積層し、隔壁プレートで区画された流体の流通層を形成し、各流通層を上下の一層を隔てた流通層と連通させたプレート式熱交換器を開示する。この熱交換器に使用される熱交換用プレートは、伝熱性や強度を向上させるために、熱交換用プレート自体に、例えば「ヘリンボーン」と言われる高さ数mm〜数cmの複数の山形の溝をプレス成形し、その後、熱交換器内に組み込まれるものとなっている。
特開2006−239744号公報 特開2009−192140号公報(例えば、図6)
特許文献1に開示された如く、熱交換用プレートにおいて、平板材の表面にミクロンオーダの微細な凹凸を形成し、表面積を拡大することで伝熱性を向上させているが、多くの場合、表面に微細な凹凸が形成された平板材は、そのままの形で熱交換用プレートとなることは少ない。
すなわち、特許文献2の図6に開示されているように、通常は微細な凹凸が形成された平板材は、その平面に例えば「ヘリンボーン」と言われる高さ数mm〜数cmの山形の溝(マクロ的な溝)がプレス成形され、その後、熱交換器内へ組み込まれる。そのため、微細な凹凸形成(ミクロ的な凹凸の形成)後の平板材に関しては、プレス成形性が望まれることとなる。
特に、平板材がチタン製の場合、チタンは異方性を有する材料であり、材料の異方性が応力集中部における板厚の減少や歪み勾配等の変形挙動に影響するため、異方性のない他の材料と比較しプレス成形性などが著しく悪い。また、チタンは焼き付きやすい材料であり、プレス時に潤滑油の油膜切れを起こすと、材料の破断、プレス金型や工具との接触により疵が発生しやすくなる。
当然ながら、特許文献1や特許文献2に開示された技術は、チタン製の平板材に対する困難性を克服した上で、熱交換用プレートを製造する技術を開示するものとはなっていない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、表面に凹凸が形成されることで伝熱性が非常に優れると共に、後処理であるプレス成形での加工性が非常に良く、容易に熱交換用のプレートへと成形可能な熱交換用プレートとなる元板材の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明における熱交換用プレートとなる元板材の製造方法は、表面に微細な凹部と凸部が形成されたチタン製の平板材で構成され、当該平板材に対してプレス加工が施されることによって熱交換用プレートとなる元板材の製造方法であって、焼鈍工程にて、前記平板材の表面に、前記プレス加工時における摩擦低減のための潤滑層として酸化皮膜を形成し、 前記潤滑層の一部をレーザ光によって取り除くことで、前記潤滑層が残存する表面領域を当該潤滑層でマスクされた状態とし、前記潤滑層でマスクされた表面を、酸洗いすることで表面に微細な凹凸部を形成し、前記焼鈍工程における熱処理条件が、前記潤滑層の厚さを600nm以上とするために750℃以上かつ3分以上であることを特徴とする。
本発明の技術に係る元板材を用いることで、プレス加工時に割れ等を生じることなく熱交換用プレートを製造することができる。製造された熱交換用プレートは、伝熱性が非常に優れるものとなる。
熱交換用プレートの製造方法を示したものである。 元板材の形状を示した図であり、(a)は元板の平面図、(b)は元板の断面図である。 熱交換用プレートの元板の製造方法を示したものである。 (a)は熱処理温度と生成される潤滑層の厚みとの関係とを示した図であり、(b)は熱処理温度とエリクセン値との関係とを示した図である。 プレス加工を経て製造された熱交換プレートを模式的に示した図である。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、熱交換用プレートの製造方法を示した概念図である。
図1に示すように、熱交換用プレートを製造するにあたっては、まず、図1(a)に示すように素材である平板材1を所定の大きさに形成する。この平板材1はチタン材(チタン製)であって、その寸法、板厚は最終製品である熱交換用プレートにて所望される寸法、板厚を考慮して決定する。以降、平板材1のことをチタン材ということがある。
次に、図1(b)に示すように、平板材1の表面1aに形成された潤滑層をレーザ加工方法を用いて取り除き、取り除いた部分を酸洗いすることによって微細な凹凸部3(複数の凸部4とこの凸部4に挟まれた凹部5)を形成し、これにより、熱交換用プレートの元となるプレート元板(元板材)2を作成する。平板材1の表面1aに微細な凹凸形状(ミクロ的な凹凸)を形成すると、元板材2は、伝熱性が非常によい(熱伝達率が非常に高い)ものとなる。加えて、本発明の元板材2は、チタン材1から構成されているため、耐食性、強度、軽量化などの特性が他金属と比較し優れている。それゆえに、プレート式熱交換器のプレートなど耐食性、強度が必要となる製品に対して好適である。
そして、図1(c)に示すように、表面1aに微細な凹凸形状が形成された元板材2に、例えば、ヘリンボーンと言われる山形の溝6(マクロ的な溝)を形成することにより熱交換用プレート7を製造する。図5に示すように、例えば、プレス加工機などを用いて元板材2にヘリンボーン6を形成する。ヘリンボーン6は、図5に示すような骨格形状を呈した複数の山形溝であり、溝の大きさは、高さ数mm〜数cmとされている。この元板2は、熱交換器内へ組み込まれる。ヘリンボーン6などに代表される斜格子形状は、熱交換器内部の作動流体の流れが不均一である場合に関しても、どの方向からの流れに対しても凹凸が作動流体に対して直交する壁となり得て、乱流による伝熱性向上に寄与することとなる。
以降、元板材の表面の凹凸形状の詳細について述べる。
図2(a)に示すように、元板材2(平板材1)の表面1aに形成された凸部4は、平面視で円形であって、その直径Dは400μm以上とされている。凸部4の平面視での配置は、千鳥状とされている。ここで千鳥状の配置(千鳥配置)とは、縦方向及び横方向において、いずれか一方に隣り合う凸部4、4の中心が一直線上に並ばないという意味である。具体的には、元板材2において、縦方向に隣接する凸部4、4は、横方向に半ピッチだけズレており、横方向に隣接する凸部4の中心同士を結んだ直線(一点鎖線)Aと、縦方向に隣接する凸部4の中心同士を結んだ直線(一点鎖線)Bとの角度θが60°となるように凸部4を配置してもよい。
このように千鳥格子配列とすることで、熱交換器内の作動流体の流れが不均一である場合に関し、どの方向からの流れに対しても凹凸が作動流体に対して直交する壁となり得ることができ、乱流による伝熱性向上に寄与する。
凸部4の頂部8(凸部4の表面)、ならびに元板材2の裏面には潤滑層10が形成されている。この潤滑層10は、例えば、元材2を構成する前の平板材1の表面1aを酸化させることによって形成した酸化皮膜層(酸化チタンの皮膜)により構成されている。潤滑層10を酸化皮膜層で形成した場合、元板材2の自体を形成する平板材1に比して、反応性が低いと共に可塑性を有するため、プレス加工時における摩擦低減のための潤滑(ポンチ、ダイスと元材との間に存在し、潤滑作用を奏する層)として作用する。そのため、プレス加工時における、元板材2での応力集中やそれに伴う割れの発生の抑制に寄与することとなる。加えて、本明細書で説明する凹凸部3の形状は、チタン等の異方性のある材料に対して、異方性起因の応力集中の低減に対応できるものとなっている。
縦方向や横方向に隣り合う凸部4間の距離L(凹部5の幅L)は、200μm以上が好ましい。また、隣り合う凸部4のピッチPとは、横方向又は縦方向に隣接する最も近い凸部4同士の中心間の距離(最短距離にある凸部4同士の中心間距離)である。
図2(a)に示した凹部5の幅Lは、縦方向及び横方向ともに同じ値である(縦方向に隣接する凸部4同士の距離と、横方向に隣接する凸部4同士の距離とが共に同じ値)。隣り合う凸部4のピッチP(凸部4の中心間距離)は600μm以上が好ましい。
図2(b)に示すように、元板材2の表面に形成された凸部4は、断面視にて上方に立ち上がる上壁11と、この上壁11の上縁を水平に結ぶ表壁12(頂部8)とから台形状に構成されている。なお、凸部4は平面視形状は、完全な円形でなく、扁平率0.2程度の楕円形までも含む。凸部4の平面視形状に関しては、他に角形など様々な形状が考えられるが、後工程で行われるプレス加工時の応力集中回避の観点から、略円形であることが好ましい。また、凸部4の千鳥配置状態は図2のものに限定はされない。
例えば、図2に示すように、横方向に隣接する凸部4の中心同士を結んだ直線(一点鎖線)Cと、縦方向に隣接する凸部4の中心同士を結んだ直線(一点鎖線)Dとの角度θが45°となるように凸部4を配置してもよいし、他の角度であってもよい。
以上のような元板材2に関して、その製造方法について精説する。
熱交換プレートの元材2となる平板材1は、ブルームやビレットなどの鋳片を熱間圧延工程や冷間圧延工程などの圧延工程によって形成される。ここで、平板材1を冷間圧延工程などに導入する前には、材料特性を調整するために平板材1を焼鈍炉に導入する。この焼鈍炉(焼鈍工程)では、例えば、炉内の上下に対で配備した直火のバーナの火炎によっ
て炉内の温度を所定温度まで上昇させ、炉内の雰囲気の状態により、炉内を連続的に通過する平板材1の表面性状をコントロールするようにしている。
焼鈍炉では、空気比1以上の燃焼ガスを燃焼させることによって平板材1の表面1aを酸化させて加熱する。平板材1の表面1aを酸化させる場合は、大気雰囲気を導入してもよい。焼鈍炉内を通過する際には、平板材1の焼鈍が進められると共に、表面に酸化皮膜(酸化チタンの皮膜)が形成されることになる。この酸化皮膜が本実施形態における潤滑層10である。
図3(a)は、焼鈍工程を経て、平板材1の表面1aに潤滑層10が形成された状態を示している。焼鈍工程によって平板材1の表面1aを酸化させることにより潤滑層10を形成しているため、平板材1の両面(表面、裏面)全体に潤滑層10が形成されている状態である。
このように、平板材1の表面に潤滑層10を形成した後は、図3(b)に示すように、平板材1の表面にレーザ光13を照射し、潤滑層10の一部を除去するようにする。具体的には、平板材1の表面1aを見たとき、この表面1a上に凹部5を形成する部分に対して、例えば、YAGレーザにより生成されたレーザ光13を照射し、このレーザ光13によって平板材1の表面1aに形成された潤滑層10を取り除く。レーザ光13の照射により剥離させずに残存させた潤滑層10は、後述するように、凹凸部5を形成する際でのマスク材として作用することとなる。つまり、平板材1の表面1aにレーザ光13を照射することによって、平板材1の表面1aに、潤滑層10を形成した部分と、潤滑層10を除去した部分とを形成させる。
次に、図3(c)に示すように、潤滑層10が存在する平板材1を、硝酸とフッ酸の混合液などの酸洗い液14に浸す。潤滑層10(マスク材)が存在しない部分(非マスク部分)は、酸洗い液14により溶かし出され、腐食が平板材1の内部へと進行し、凹部5が形成される。非潤滑層10(マスク材)に覆われた部分は、腐食が進まず凸部4となる。凹部5の深さHは、10μm以上であることが好ましく、凹部5の幅は、10μm以上であることが好ましい。また、潤滑層10の厚みtは、350nm以上であることが好ましく、さらには、400nm以上であることが好ましい。図3(d)に示す如く、酸洗い工程を経た平板材1は、水などにより洗浄され、元板材2となる。
この元板材2は、表面に潤滑層10すなわち酸化皮膜が残存することとなる。本実施形態の元板材2では、この潤滑層10を除去することはせず敢えて残すようにしている。この潤滑層10は、平板材1よりも流動性に富み、他の金属との反応性も高くない故、プレス加工機の金型やポンチなどと、加工材である平板材1との間に存在し潤滑剤として作用することとなる。そのため、ヘリンボーンなどのマクロ的な溝を形成するためのプレス加工時に、平板材1(元板材2)に割れが生じたり、亀裂が発生したりするといった不都合の発生を可及的に抑制することが可能となる。
次に、本発明の熱交換用プレートとなるプレート元板の製造方法を用いて、潤滑層10が表面に形成された元材を作成し、その後、プレス成形を行った実験について、説明を行う。
図4(a)は、5つのサンプル(サンプルA〜サンプルE)について、焼鈍工程における加熱状態、すなわち熱処理温を変化させた際の形成される潤滑層10の厚さを示したものである。この実験における平板材1の加熱時間は4分間としている。
図4(a)から判るように、熱処理温度が750℃では、潤滑層10の厚さは約600nmであるが、熱処理温度が800℃では、潤滑層10の厚さは1000nmを超えるようになり、熱処理温度が850℃では、潤滑層10の厚さは1300nm程度の厚さとなる。
図4(b)には、このように焼鈍処理を行って、潤滑層10(酸化皮膜層)を形成した元板材2に対し、エリクセン試験を行い、プレス成形性を評価した結果を示している。
エリクセン試験とは、試験片をダイスとしわ押さえで拘束し、穴径27mmのダイス穴に内に球径20mmのポンチを押し込み、試験片を押し出し加工する試験のことである。JIS Z 2247に規定されたエリクセン試験方法では、試験片の拘束の仕方によっ
てA法とB法とに分けられる。エリクセン値は、張り出し部の少なくとも一カ所に裏面に達する割れが発生するまでに、ポンチの先端がしわ押さえ面から下方に移動した距離(ポンチの押し込み深さ)を言う(単位mm)。
図4(b)から判るように、潤滑層10を有さない元板材2(素材のサンプルA、サンプルB)においては、エリクセン試験の結果値が11〜12mm程度であるのに対して、潤滑層10を形成させた元板材2の場合(750℃×3分、775℃×3分、800℃×3分、825℃×3分のサンプルA、サンプルB)は、エリクセン試験の結果値が13〜14mm程度となり、1〜2mmも向上していることが判る。
この実験結果からも明らかなように、表面に微細な凹部5と凸部4が形成されたチタン製の平板材で構成され、当該平板材に対してプレス加工が施されることによって熱交換用プレートとなる元板材であって、凸部4の頂部8に、プレス加工時における摩擦低減のための潤滑層10が形成されているため、潤滑層10が、プレス加工機の金型やポンチなどと、加工材である平板材との間に存在し、潤滑として作用することとなる。そのため、ヘリンボーンなどのマクロ的な溝を形成するためのプレス加工時に、元板材2(平板材1)に割れ生じたり、亀裂が発生したりするといった不都合の発生を可及的に抑制することが可能となる。
ところで、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、熱交換用のプレート4は、元板材2をプレス加工することにより製造されるが、元板材2のプレス加工は何でも良く、上述したようなヘリンボーンを形成するものでなくてもよい。
本発明の熱交換用プレートの元板材は、温度差発電等に用いられる熱交換器を構成するプレートの元板として好適である。
1 平板材
1a 平板材の表面
2 プレート元板(元板材)
3 凹凸部
4 凸部
5 凹部
6 溝(ヘリンボーン6)
7 熱交換プレート
8 頂部
10 潤滑層
11 上壁
12 表壁

Claims (1)

  1. 表面に微細な凹部と凸部が形成されたチタン製の平板材で構成され、当該平板材に対してプレス加工が施されることによって熱交換用プレートとなる元板材の製造方法であって、
    焼鈍工程にて、前記平板材の表面に、前記プレス加工時における摩擦低減のための潤滑層として酸化皮膜を形成し、
    前記潤滑層の一部をレーザ光によって取り除くことで、前記潤滑層が残存する表面領域を当該潤滑層でマスクされた状態とし、
    前記潤滑層でマスクされた表面を、酸洗いすることで表面に微細な凹凸部を形成し、
    前記焼鈍工程における熱処理条件が、前記潤滑層の厚さを600nm以上とするために750℃以上かつ3分以上であることを特徴とする熱交換用プレートとなる元板材の製造方法。
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