JP5911167B2 - プライミングポンプ装置 - Google Patents
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
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Description
このプライミングポンプ装置は、フロアパネルの下側にプライミングポンプを収納するポンプ収納部を形成し、フロアパネルにポンプ収納部を室内側に開放する開口部を形成し、開口部をフロアパネルの上側から覆う蓋体をフロアパネルに着脱可能に取付けたものである。
また、開口部をフロアパネルの上側から覆う蓋体がフロアパネルに取付けられた収納状態では、フロアパネルとの段差があり、段差をなくす工夫が臨まれる。
本発明は、室内スペースに燃料通路を設定することになく、室内からプライミングポンプを誤って作動することを防止できるプライミングポンプ装置を提供することを課題とする。プライミングポンプが経年変化を防止することができるプライミングポンプ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、プライミングポンプ装置は、車両の床下にプライミングポンプが配置され、このプライミングポンプの上方の床には貫通孔が設けられ、この貫通孔からプライミングポンプを作動し、燃料を手動で汲み上げてエンジンに供給する。
貫通孔に貫通するとともに床にシール部材を介して取付けられる筒状のケース部と、このケース部にスライド可能に設けられたプッシュ部材と、ケース部に支持されプッシュ部材を下方から覆うブーツ部材と、を備えたので、室内からプライミングポンプを容易に操作することができる。これにより、プライミングポンプの操作性の向上を図ることができる。
直接、プライミングポンプに触れる必要もないので、プライミングポンプを操作するときに、手が汚れることもない。この結果、プライミングポンプの使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、燃料タンクに貯留された燃料を手動で汲み上げ可能なプライミングポンプが車体の床下に配置されているので、室内スペースの減少を招くことはない。これにより、室内スペースの有効利用を図ることができる。
プッシュ部材に、人手で室内側から押圧するプッシュ本体と、このプッシュ本体に取付けられプライミングポンプを、ブーツ部材を介して作動するプッシュロッドと、を備えたので、プッシュ部材の形状の設計の自由度を拡げることができる。また、プッシュ本体をケース部側への組み込み、プッシュロッドをブーツ部材側への組み込み、プッシュ本体とプッシュロッドとを結合することもできるので、プライミングポンプ装置の組立を容易におこなうことができる。
エンジンルームにプライミングポンプが配置されていないことから、衝突から保護するためにプライミングポンプ廻りのブラケットを強化する必要がなく、プライミングポンプ装置の軽量化を図ることができる。
また、蓋体が、ケース部に取付けられた状態で開口部の周縁を、ケース部とで挟み込むので、例えば、床(車体フロア)との段差があっても、段差をなくしフラットな室内を実現することができる。
ブーツ部材に、上部が解放された肩部と、下部に形成され伸縮自在な伸縮部と、を備え、肩部が、インナケースとアウタケースとで挟持されたので、ケース部にブーツ部材を確実に支持することができるとともに、床側のケース部からケース部内に雨水の浸入を確実に防止することができる。
車両10は、運転席21が室内の左に配置される左ハンドルの車両である。
詳細には、エンジン16と燃料タンク18との間が燃料フィードパイプ(燃料供給パイプ)31及び燃料リターンパイプ32で結ばれ、燃料フィードパイプ31の中間にプライミングポンプ装置40(プライミングポンプ41)が配置される。プライミングポンプ41は、手動で操作するためハンドプライマーとも呼ばれる。
すなわち、貫通孔33からプライミングポンプ41を作動し、燃料を手動で汲み上げてエンジン16に供給することができる。
開口部36の周縁36aは、蓋体46とケース部43の鍔部(インナ鍔部)62とで挟み込まれている。
ヒータダクト35には、ケース部43を臨ますダクト逃げ部35aが設けられる。
運転席21の左側には、乗員が乗降する前部左ドア開口27が配置されている。
プライミングポンプ41は、下部が床15側に設けられたブラケット51で支持されている。ブラケット51は、プライミングポンプ41を水、泥、雪、氷若しくは石から保護するアンダカバー機能を有する。
インナケース52の鍔部(インナ鍔部)62に、ヒータダクト35に当接する緩衝部材54が設けられ、カーペット34と緩衝部材54とでヒータダクト35を挟み込んでいる。
内筒部69には、蓋体46を着脱自在に係止する蓋体係止部(蓋体係止片)68,68(一方不図示)が形成される。
インナ上筒部61には、蓋体係止部68,68を形成するための切り欠き61a,61a(図8参照)が形成される。
インナ段部63は、アウタケース53のアウタ段部73とでブーツ部材45の肩部81を挟持する部分である。
鍔部(インナ鍔部)62は、緩衝部材54を貼り付け、支持する部分である。
アウタ上筒部71とアウタ鍔部72とには放射状に複数のリブ75が設けられる。
肩部81は、前述のように、インナケース52のインナ段部63とアウタケース53のアウタ段部73とで挟持されている。
付勢部材47は、具体的には圧縮ばねである。
蓋本体57には、蓋体46を回転操作するための十字のコイン溝57aが形成される。
このときに、足での操作は、専用治具103が安定しないため、荷重が専用治具103に掛けられず操作不可である。
比較例のプライミングポンプ装置200では、プライミングポンプ(ハンドプライマー)204がエンジンルーム203内に配置され車体201に固定される。プライミングポンプ204を操作するには、エンジンルーム203内に手を入れ、直接プライミングポンプ(ハンドプライマー)204をもむ(操作する)。
実施例のプライミングポンプ装置40では、プライミングポンプ(ハンドプライマー)41が運転席21(図1参照)の足下付近の床15下(室外)に配置され、ブラケット(アンダカバー)51内に搭載されるともに、車体11で保護可能な高さに設定される。プライミングポンプ装置40を操作するには、室内12(図1参照)に設設けられた蓋体46(図7参照)を外し、プライミングポンプ装置40のプッシュ部材44(図1参照)を押圧して、室外に設定されたプライミングポンプ(ハンドプライマー)41を、室内12から床(車体フロア)15越しにもむ(操作する)。
エンジンルーム(不図示)にプライミングポンプ41が配置されていないことから、衝突から保護するためにプライミングポンプ41廻りのブラケットを強化する必要がなく、プライミングポンプ装置40の軽量化を図ることができる。
カーペット141及びインシュレータ142は、荷重が加わることで圧縮される圧縮代を有する部材である。
Claims (5)
- 車両の床下にプライミングポンプが配置され、このプライミングポンプの上方の前記床には貫通孔が設けられ、この貫通孔から前記プライミングポンプを作動し、燃料を手動で汲み上げてエンジンに供給するプライミングポンプ装置において、
前記貫通孔に貫通するとともに前記床にシール部材を介して取付けられる筒状のケース部と、このケース部にスライド可能に設けられたプッシュ部材と、前記ケース部に支持され前記プッシュ部材を下方から覆うブーツ部材と、を備え、
前記プッシュ部材は、人手で室内側から押圧するプッシュ本体と、このプッシュ本体に取付けられ、前記ブーツ部材を介して前記プライミングポンプを作動するプッシュロッドと、を備えたことを特徴とするプライミングポンプ装置。 - 前記ケース部は、上部に前記プッシュ部材の作動を阻止する蓋体が着脱自在に取付けられたことを特徴とする請求項1記載のプライミングポンプ装置。
- 前記床は、該床を覆うカーペットが設けられ、該カーペットは、前記ケース部を臨む開口部が設けられ、
前記蓋体は、前記ケース部に取付けられた状態で前記開口部の周縁を、前記ケース部とで挟み込むことを特徴とする請求項2記載のプライミングポンプ装置。 - 前記ケース部と前記プッシュ部材との間に、該プッシュ部材を上方に付勢する付勢部材が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のプライミングポンプ装置。
- 前記ケース部は、前記プッシュ部材を収納するインナケースと、このインナケースの周りを覆うアウタケースと、から分割構成され、
前記ブーツ部材は、上部が解放された肩部と、下部に形成され伸縮自在な伸縮部と、を備え、
前記肩部は、前記インナケースと前記アウタケースとで挟持されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のプライミングポンプ装置。
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