JP5909382B2 - 電子チケットシステム - Google Patents

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Description

本発明は電子チケットシステムに関する。
長距離のチケットレス化においては、モバイルSuicaやEX−ICが存在する。たとえば特許文献1に記載の技術には、携帯電話経由で事前にチケットを配信し、入場時に必要最低限のチェックを行い、乗車中に旅客会社のサーバに問い合わせ認証を行い、問題があれば出場時に退場を許可しない方法が開示されている。
特願2001-1541111号公報
特許文献1に記載の技術では、事前にチケットを携帯電話に配信する必要がある。このため、特許文献1に記載の技術には、ICカードと一体型の携帯電話を利用しない旅客にチケット情報を配信する技術が記載されていない。
また、ICカードと一体型の携帯電話を利用せずにチケット情報を配信する技術として、例えばEX−ICの技術がある。EX−ICでは、入出場する駅の改札機にチケットの情報を配信する。しかしながら、これを在来線に適用しようとすると、入出場する駅がわからず、広範囲の駅にチケット情報を配信する必要がある。このため、配信するデータ量が膨大になるという問題点がある。
上記課題を解決するため、チケットレスサーバは、チケットの情報と受信された旅客の利用履歴とに基づいて旅客が利用する1つ以上の駅を推定し、駅の駅サーバにチケットの情報を配信し、駅サーバは、配信されたチケット情報を改札機に配信し、改札機は、旅客の通過情報を取得した場合、旅客のICカードにチケットの情報を書き込む。
ICカードと一体型の携帯電話を利用しない旅客にチケット情報を配信しつつ、改札機に記憶するチケット情報を削減することができる。
システム構成を示す一例である。 運行管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 チケット情報の流れのフローの一例である。 入場時の配信チケット選定フローの一例を示す図である。 入場時の配信エリアの絞込みフローの一例を示す図である。 配信カードの絞込みフローの一例を示す図である。 改札機に配信する入場時チケットの選定処理フローの一例を示す図である。 出場時配信チケット選定フローの一例を示す図である。 出場時の配信エリアの絞込みフローの一例を示す図である。 改札機に配信する入場時チケットの選定処理フローの一例を示す図である。 旅客が持つチケットの状態の確認とチケットの利用の設定をする画面の一例を示す図である。
長距離乗車券購入に適用した場合を例に説明する。図1は、電子チケットシステムのシステム構成図である。
チケットレスサーバ1は、チケットレス会員を管理(記憶)する会員管理テーブル1051、取り扱うチケットの利用条件を管理するチケット利用条件テーブル1052、取り扱うチケットの情報を管理するチケットテーブル1053を保持する。チケットレスサーバ1は、運用者11がチケット利用条件を設定する管理端末7、旅客がチケットを購入する操作端末5、改札機のシステムを管理するID管理サーバ2とネットワーク接続されている。該操作端末5からの要求に基づくチケットの予約・決済、および、該ID管理サーバ2へのチケット情報・チケット利用条件の配信を行うチケット管理部1002、チケットレス会員の参照・追加・削除・変更を行う会員管理部1003の機能を持つ。
ID管理サーバ2は、駅間の運賃を管理する運賃テーブル2051、ICカードのID・残高・種別を管理するICカード管理テーブル2053、ICカードの利用履歴2052、当日チケットを利用するICカードのIDを保持するチケット利用ICカードテーブル2054を保持し、各駅サーバ3と接続されている。ここで、チケットとは例えば中長距離券であり、ICカードとは近距離乗車券である。ID管理サーバ2は、該チケットレスサーバ1、各駅サーバ3と通信する通信部2001、一定時間ごとに各駅サーバから通知されるICカードの利用履歴を蓄積し該チケットレスサーバ1からの要求に応じて履歴情報を参照する履歴管理部2002、該チケットレスサーバ1から配信されるチケット情報を該各駅サーバ3に転送するチケット情報仲介部2003、該駅サーバ3から通知される旅客10の通過情報を該チケットレスサーバ1に転送する通過情報仲介部2004の機能を持つ。
駅サーバ3は、駅ごとに設置されるサーバであり、駅間の運賃を管理する運賃テーブル3051、該チケットレスサーバ1より配信されるチケット利用条件テーブル3052、チケットテーブル3053、チケット情報を改札機に配信するスケジュールを管理する配信スケジュールテーブル3054を保持し、旅客からの問い合わせに対するチケット情報の参照、精算を行う駅社員端末6、入出場の判断を行う改札機4とネットワーク接続されている。駅サーバ3は、該ID管理サーバ2、該駅社員端末6、該改札機4と通信する通信部3001、該チケットレスサーバ1からチケット情報を受信するチケット受信部3004、該改札機4にチケット情報を配信するチケット配信部3002、該改札機から旅客が通過したことを取得しチケットレスサーバに通知する通過通知部3003の機能を保持する。なお、運賃テーブル3051、チケット利用条件テーブル3052は運用者11が設定時に各駅の駅サーバ3に配信されているものとする。
改札機4は、改札に1つあるいは複数設置され、該駅サーバ3とネットワーク接続され、該駅サーバ3より配信される運賃テーブル4051、チケット利用条件テーブル4052、チケットテーブル4053を保持する。改札機4は、該駅サーバ3と通信をする通信部4001、入場駅と出場駅の間の運賃の精算をする精算部4003、複数のチケットが存在する場合に利用するチケットを選択するチケット選択部4004、該駅サーバ3からチケット情報を受け取るチケット受信部4005、改札機に旅客が持つICカード8がタッチされたことを該駅サーバに通知する通過通知部4006、旅客が持つICカード8がタッチされたことを検出し必要な情報を書き込むICカード読み書き部4007、不正な乗車や徴収する運賃がSF(Stored Fare)に足りないケースなどにゲートを操作するゲート操作部4008により構成される。
チケットレスサーバ1、ID管理サーバ2、駅サーバ3はサーバあるいはパーソナルコンピュータを利用し、操作端末5はパーソナルコンピュータや携帯電話、駅社員端末はICカードリーダライタつきのPC、管理端末はパーソナルコンピュータを利用し、ICカード8にはFelicaを利用することで本システムは構成できる。
図2に改札機のハードウェア構成を示す。運賃テーブル4051、チケット利用条件テーブル4052、チケットテーブル4053を保持する記憶装置452、通信部4001により制御される通信装置454、精算部4003、チケット選択部4004、チケット受信部4005、通過通知部4006が動作する制御装置453、チケットの情報や改札通過時の精算金額・残高を表示する表示装置455、ICカード読み書き部4007により操作されるICカードリーダライタ456、ゲート操作部4008により制御されるゲート451により構成される。
具体例を用いて、以下説明する。本システムを利用するに当たり、運用者11は運賃テーブル2051、3051、4051の設定、チケット利用条件テーブル1052、3052、4052の設定をする。運用者11が、ID管理サーバ2とネットワーク接続される図示しないID管理サーバ管理端末より運賃テーブル2051を設定する。運賃テーブル2051を更新したタイミングで、駅サーバ3の運賃テーブル3051、改札機4の運賃テーブル4051にミラーリングされる。運賃テーブル2051は、2つの駅の間の運賃を規定する表であり、駅1、駅2、料金により構成される。例えば、駅Xから駅Yまでの運賃が300円の場合、駅1「駅X」、駅2「駅Y」、料金「300」が設定される。また、運用者11は、管理端末7よりチケット利用条件テーブル1052を設定する。チケット利用条件テーブル1052を更新したタイミングで、駅サーバ3のチケット利用条件テーブル3052、改札機4のチケット利用条件テーブル4052にミラーリングされる。チケット利用条件テーブル1052には、種別IDと利用条件が記載されている。たとえば種別ID「乗車券」の場合には、利用条件として「乗車区間がチケットの区間を完全に包含する場合チケットを活用」が、種別ID「特急券」の場合には、利用条件として「列車内で検札が行われた時」「特急用のゲートを通過したとき」などが設定される。
また、本システムを利用するに当たり、旅客10は操作端末5から会員登録操作をし、旅客10を一意に示すユーザIDとパスワードの設定、利用するICカードのIDをチケットレスサーバ1に送信する。チケットレスサーバ1は、ユーザID、パスワード、ICカードのIDを受信し、会員管理部1003により会員テーブル1051に、これらの情報を登録する。その上で、旅客10はチケットを購入する際に操作端末5からユーザIDとパスワードを入力し、チケットレスサーバに送信し、チケットレスサーバ1は受信した情報を会員管理部1003に渡し、会員テーブル1051に管理されるユーザIDとパスワードと照合し認証しておくことを前提とする。
図3にチケットレスシステムの全体フローを示す。ID「C」のICカードを持つ旅客Aが2011年10月31日に駅Xから駅Yへの乗車券、および、駅Xから駅Yへの12:00発、13:00着の列車P、座席Qの特急券を購入し利用する例で、処理の詳細を説明する。
購入(T1)の際には、旅客10は操作端末5でチケット購入操作を行い(T11)、チケットの種別ID、利用日、区間、料金、指定券の場合は列車番号と座席がチケットレスサーバに送信され(T12)、チケット管理部1002によってチケットを確保し、チケットテーブル1053に格納される。チケットテーブル1053は、チケットを一意に識別するチケットID、ICカードID、チケットの種別を示す種別ID、チケットが利用できる営業日を示す利用日、チケットの区間の端点を示す区間1、区間2、チケットの料金を料金、列車番号、座席、発時刻、着時刻、チケット状態より構成され、例示する乗車券は、チケットIDに「T0001」、ICカードIDに「C」、種別IDに「乗車券」、利用日に「2011年10月31日」、区間1「駅X」、区間2「駅Y」、料金「8000円」、チケット状態「未配信」、そのほかのフィールドにはNULLが格納される。一方特急券は、チケットIDに「T0002」、ICカードIDに「C」、種別IDに「特急券」、利用日に「2011年10月31日」、区間1「駅X」、区間2「駅Y」、料金「11000円」、列車番号「P」、座席「Q」、発時刻「12:00」、着時刻「13:00」、チケット状態「未配信」が格納される。
駅サーバへの入場時チケット配信(T2)においては、たとえばAM2:00などの夜間あるいは旅客10のチケット購入時にチケット管理部1002が起動され、チケットテーブル1053より利用日が当日かつチケット状態が「未配信」のチケットを、駅サーバ3に対して配信する(T21)。配信処理の詳細は後述する。配信が完了すると、チケットテーブル1053の当該レコードのチケット状態を「配信済み」に変更する。なお、このとき仲介するID管理サーバ2では受信したチケット情報から、チケットを利用するICカードのID情報をチケット利用ICカードテーブル2054に格納する。すなわち、チケットレスサーバは、チケットの情報と受信された旅客の利用履歴とに基づいて旅客が利用する1つ以上の駅を推定し、推定された駅の駅サーバにチケットの情報を配信する。 改札機への入場時チケット配信(T3)においては、駅サーバ3がチケットレスサーバ1から入場チケットを受信した時にチケット配信部3002が起動され、チケット種別、旅客のSF残高、過去の移動履歴に基づき改札機4へのチケット情報の配信要否の判断と配信スケジュールを決定し(T31)、チケットを配信する(T32)。すなわち、駅サーバは、配信されたチケット情報を改札機に配信し、改札機は、旅客の通過情報を取得した場合、旅客のICカードにチケットの情報を書き込む。なお、チケット情報配信要否の判断と配信スケジュールの決定の詳細は後述する。
旅客入場時(T4)においては、旅客10がICカード8を改札機4にタッチした時に起動され(T41)、ICカード読み書き部4007によりICカードIDを読み取り(T42)、チケットテーブル4007を参照してICカードIDに該当するチケットが改札機に存在する場合にはチケットの情報と入場駅と入場時刻を、そうでない場合は入場駅と入場時刻のみをICカード読み書き部4007によりICカード8に書き込む(T43)。そのあとで、通過通知部4006が駅サーバ3に対して旅客10のICカードIDとチケット情報書き込み成否を通知し(T44)、通過通知部3003にて通知を受けた駅サーバ3がID管理サーバ2にICカードIDとチケット情報書き込み成否を通知する。ID管理サーバ2では、チケット情報書き込み成の情報と、チケット情報書き込み否の情報のうち当該ICカードがチケット利用ICカードテーブル2054に登録されているものをチケットレスサーバ1に通知する(T45)。通知を受けたチケットレスサーバ1は、チケット管理部1002を起動し、チケットテーブル1053の状態を、書込み成功の場合は「ICカード記入成功」、失敗の場合は「ICカード記入失敗」に更新する。すなわち、改札機は、旅客のICカードにチケットの情報を書き込めなかった場合、ID管理サーバに通知し、ID管理サーバは、チケット情報書き込み否のICカードのうち、チケットレスサーバから受信したチケット情報があるICカードをチケットレスサーバに通知する。
駅サーバへの出場チケット配信(T5)においては、チケットレスサーバ1が通過通知を受信したタイミング、あるいは、5分などの一定間隔で、チケット管理部1002が起動され、出場チケットを駅サーバ3に対して配信する(T51)。すなわち、チケットレスサーバは、チケットの情報から旅客の出場駅を取得し、出場駅を含む1つ以上の駅にチケットの情報を配信する。なお、配信処理の詳細は後述する。
改札機への出場時チケット配信(T6)においては、駅サーバ3がチケットレスサーバ1からチケットを受信した時に起動され、改札機4へのチケット情報の配信要否の判断し(T61)、チケットを配信する(T62)。すなわち駅サーバは、配信されたチケット情報を改札機に配信し、改札機は、旅客の通過情報を取得した場合、旅客のICカードにチケットの情報を書き込む。尚、チケット情報の配信要否の判断の詳細は後述する。 旅客10の出場時(T7)においては、旅客10がICカード8を改札機4にタッチした時に起動され(T71)、ICカード読み書き部4007によりICカードに記載されたICカードID、チケット情報を読み取り(T72)、ICカードにチケットが存在する場合はチケット情報を取得し、ICカードにチケットが存在しない場合はチケットテーブル4007を参照してICカードのIDに該当するチケットを取得し、チケット選択部4004がチケット利用条件テーブル4052を参照してチケットを利用するか否かを判定し、精算部4003において精算金額を算出し、その結果をICカードに書き込む(T73)。例えば、ある路線の駅の並び順がW駅−X駅−Y駅−Z駅であり、X駅からY駅までのチケットを持つ旅客AがW駅で入場、Z駅で出場した場合、チケット利用条件である「乗車区間がチケットの区間に包含される」条件を満たすため、チケットは利用すると判定され、W駅からX駅の料金とY駅からZ駅の料金を、運賃テーブル4051を参照して求め、その総和をICカード8のSFから差し引く。一方、旅客AがY駅で入ってZ駅で出た場合には、チケットの利用条件を満たさないため、チケットは利用しないと判定され、Y駅からZ駅までの料金を、運賃テーブル4051を参照して求め、ICカード8のSFから差し引くとともに、もしチケットが記入されている場合にはその情報を消去する。また、SFの残高が足りない場合には、改札機のゲートを閉じる。なお、チケットを利用するかの判断がつかない場合には、改札機のゲートを閉じ、有人窓口に向かうよう旅客10に通知する。
そのあとで、通過通知部4006が駅サーバ3に対して旅客10の通過通知として、ユーザID、チケットID、チケット利用状況を通知し(T74)、通過通知部3003にて通知を受けた駅サーバ3がID管理サーバ2を経由してチケットレスサーバ1に通過通知を行う(T75)。通知を受けたチケットレスサーバ1は、チケット管理部1002を起動し、チケットテーブル1053の状態を、チケットが利用された場合は「使用済み」に、利用されなかった場合には「未使用」に更新する。
図4に駅サーバへの入場時チケット配信(T2)の処理のフローの一例を示す。ステップS211では、チケットテーブル1053から利用日時が本日かつチケット状態「未配信」のチケットをすべて取得する。S212では取得したチケットに対応付けられたICカードIDすべてに対して、ID管理サーバ2に対してICカードの属性と利用履歴を要求する。要求を受けたID管理サーバは、履歴管理部2002を起動し、ICカードIDをキーにICカード管理テーブル2053よりICカードの属性を、移動履歴テーブル2052から利用履歴を取得する。ここで、移動履歴テーブル2052は、ICカードを一意に識別するICカードID、入場日時、出場日時、入場駅、出場駅、料金、残高より構成されているものとする。また、ICカード管理テーブル2053は、ICカードID、ICカードに紐付けられたクレジットカード番号が格納されている。なお、取得する利用履歴期間は、直近6ヶ月などある一定期間に絞ってもよく、データが蓄積された期間すべてを対象にしても良い。
ステップS213では、チケット情報を配信するエリアの絞込みを行う。詳細は図5を用いて説明する。ステップS2131では、取得したICカード利用履歴を元に、入出場した駅ごと、時間帯ごとに回数をカウントし、履歴管理部2002で記憶する。これにより、利用頻度の高い駅・時間帯が抽出され、高頻度利用駅情報・入出場別の高頻度利用時間帯情報として保持する。例えば、旅客Aが過去6ヶ月の間に、午前7時から8時の間にW駅から入場した回数が120回、8時〜9時の間にW駅から入場した回数が20回、9時から10時の間に入場した回数が3回、X駅から入場した回数が0回、Y駅から出場した回数が0回、8時から9時の間にZ駅から出場した回数が120回、9時から10時の間に出場した回数が20回、10時から11時の間に出場した回数が3回とすると、7時から8時の間のW駅入場、8時から9時の間のZ駅出場の頻度が高いと言うことがわかり、入場の高頻度利用駅・時間帯情報として、「W駅」「7時〜8時」が、出場の高頻度利用駅・時間帯情報として、「Z駅」「8時〜9時」が設定される。こうした、利用頻度の高い駅をチケットの配信先として選定することで、入場時に旅客10が通過する駅の的中率を上げ、出場時に配信するチケットの数を減らすことができる。
ステップ2132では、直近の利用履歴の出場駅を参照し、その出場駅をチケットの配信先として選定することで、入場時に旅客Aが通過する駅の的中率を上げる。
あるいは、図示しない駅に対応する緯度経度を管理する駅管理テーブルを参照し、出場駅からある一定距離の間にある駅を抽出し、チケットの配信先に加えても良い。例えば、北緯36.0度、東経135.5度にあるW駅を旅客Aが出場したとき、徒歩圏内にある北緯36.001度、東経135.0001度から旅客Aが乗ることは十分想定され、これにより旅客10の入場時に通過する駅の的中率を上げ、出場時に配信するチケットの数を減らすことができる。
あるいは、図示しない駅に対応するバスによる接続駅を管理するテーブルを参照し、出場駅からバスで行ける駅を抽出し、チケットの配信先に加えても良い。例えば、W駅からでる路線バスで到達可能なU駅が本テーブルで管理されており、直近の鉄道利用履歴で出場駅がX駅かつ直後のバスの利用履歴がある場合に、U駅にチケットの情報を配信する。これにより、バス乗り換えがあった場合の旅客10の入場駅のヒット率を上げ、出場時に配信するチケットの数を減らすことができる。
あるいは、ID管理システム2の移動履歴テーブル2052からある一定期間の各駅の全利用者数を抽出し、チケットの乗車駅近傍の駅の利用者数が少ない場合に、チケットの配信先に加えても良い。これにより、例えば利用者数の少ない田舎の駅から都会の駅に向かう特急に乗車する時に、田舎の駅で旅客10の入場時に通過する駅の的中率を上げ、出場時に配信するチケットの数を減らすことができる。
ステップS214では、チケット情報を配信するICカードの絞込みと優先度の設定を行う。詳細は図6を用いて説明する。ステップS2141では、直近の利用履歴から得られるSFの残高を参照し初乗り運賃以下かどうかを判定する。初乗り運賃以下であれば、出場時に改札で出場できず、精算機にICカードを挿入することになるので、このときに書き込めばよいため、配信対象から除外し、優先度を「無」に設定する。初乗り運賃以上であれば、ステップS2142に進む。ステップS2142では、ICカード管理テーブルより取得したデータから、ICカードがクレジットカードとひもづいているかどうかを判定する。クレジットカードと紐づいている場合は、料金を取り損ねたり、取り過ぎたりした場合でもクレジット経由で追加課金・返金することが可能であるため、チケット情報を配信する優先度を「低」に設定する(S2144)。一方、クレジットカードと紐づいていない場合は、料金を取り逃す可能性があるため、チケット情報を配信する優先度を「高」に設定する(S2143)。これにより、料金を取り逃す可能性の高い旅客のチケットを優先的に配布することができる。
あるいは、直近の履歴情報から得られるSFの残高が配布対象のチケットの料金よりも高いICカードに関しては、料金を取りの逃す可能性が低いため優先度を「中」に設定しても良い。
ステップ216では、すべての駅サーバ3に対して、チケットの情報と、ステップS213で取得した入出場の高頻度利用駅・時間帯情報、ステップS214で設定した優先度を送信する。
図7に改札機への入場時チケット配信(T3)の処理フローの一例を示す。本処理は、ID管理サーバからチケット情報を受信したとき、あるいは、1時間に1回など運用者が設定するスケジュールに従って起動され、配信されたチケットを保持するすべての旅客に対して以下の処理を行う。ステップS311では、ID管理サーバから配信されたチケット情報、および、ユーザごとの高頻度利用する駅・時間帯情報を参照し、チケットの配信された駅がチケットを保持する旅客がよく利用する駅かどうかを判別する。よく利用される駅の場合、利用する頻度の高い時間帯の開始時刻を配信時刻に設定する(S312)。そうでない場合は、配信時刻には時刻を設定しない。旅客AにおけるW駅の場合、8:00〜9:00の利用頻度が高いため、配信時刻には8:00が設定される。
ステップS313では、配信されたチケットに指定券が含まれるかどうかを判定する。チケットに指定券が含まれない場合は、配信時刻を更新しない。チケットに指定券が含まれる場合、当該駅からチケット発駅までの所要時間を、2つの駅の間の標準所要時間を格納する図示しない駅間標準時間テーブルより取得し(S314)、事前に運用者11が設定した余裕時間を差し引き、指定券の発時刻に間に合う当該駅出発時刻を計算する(S315)。例えば、W駅からX駅までの所要時間が30分、余裕時間を15分として設定された場合、12:00発の列車に間に合うW駅の発時刻は11:30分と計算される。
ステップS316では、当該駅出発時刻とS312で設定された配信時刻を比較する。当該駅出発時刻が配信時刻より前の場合、当該駅出発時刻を配信時刻に設定する(S317)。上記例では、当該駅出発時刻は利用頻度から求まる配信時刻より遅いため、更新しない。
ステップS318では、配信時刻と現在時刻を比較する。現在時刻が配信時刻を過ぎている場合、改札機に対してチケット情報を、即時配信する(T32)。そうでなければ、配信スケジュールテーブル3054に、チケットIDと配信時刻を書き込む。上記例で、旅客Aが前日までにチケットを購入した場合、配信時刻には8:00が設定される。なお、旅客Aが当日8:30にチケットを購入した場合、改札機に対してチケット情報を配信する。
なお、同時に配信するチケットの数が多い場合には、優先度の高いものから順に予め運用者11が定めた数あるいは優先度「高」のチケット情報の数だけチケットを改札機に対して配信する。
図8は、駅サーバへの出場チケット配信(T5)の処理の一例を示す図である。
ステップS511では、チケットテーブル1053から利用日時が本日かつチケット状態「ICカード記入失敗」のチケットをすべて取得する。S512では取得したチケットに対応付けられたICカードのIDすべてに対して、ID管理サーバ2に対してICカードの属性と直近の利用履歴を要求する。要求を受けたID管理サーバは、履歴管理部2002を起動し、移動履歴テーブル2052より直近の利用履歴を、ICカードIDをキーにICカード管理テーブル2053よりICカードの属性を取得する。
ステップ514では、配信する駅の絞込みを行う。詳細を図9に示す。ステップS5141では、チケット利用条件テーブル1052から、チケット利用条件を取得する。ステップ5142では、チケット利用条件と、チケットが書き込めなかったと判断された駅に基づいてチケット利用条件に合致する降車駅候補をすべて取得する。例えば、前述の例でZ駅の先にV駅−W駅−X駅−Y駅−Z駅−Z1駅−Z2駅−Z3駅と駅が並んでいる場合、X駅−Y駅のチケットを持ちW駅で入場してチケットが書き込めなかった場合には、Z駅、Z1駅、Z2駅、Z3駅が配信の対象となる。
ステップ515では、ICカードによる絞込みを行う。なお、本処理の詳細は、図6に記載の処理と同じものである。
ステップ517では、すべての駅サーバ3に対して、チケットの情報と、ステップS514で取得したチケットを利用して出場する可能性のある駅、ステップS515で設定した優先度、および、SFの残高を送信する。
図10に、改札機への出場時チケット配信(T6)における出場時の駅サーバから改札機に送るチケットの選定フローを示す。ステップS611では、運賃テーブル3051を参照し、チケットの区間の最寄駅から当該駅への運賃を計算する。例えば、本処理をZ駅で行う場合、X駅−Y駅間のチケットの運賃計算を行う場合、Y駅―Z駅間の料金を計算する。
ステップS612では計算した該運賃とSF残高を比較する。SF残高が少ない場合、残高不足で改札機4を通過できないため、チケットは改札機には配信しない。この場合、精算機にICカード8を挿入した際に、精算を行う。SF残高が多い場合、チケットを配信する(S613)。
これらの処理により、入場時に粗くあたりをつけチケットを配信することで、改札機全体に配信しなければならないチケットの数を低減することができる。
図11に、操作端末5において、旅客が持つチケットの状態の確認とチケットの利用の設定をする画面の一例を示す。この画面は、旅客10が操作端末5を操作し、チケットレスサーバ1のチケットテーブル1053より当該旅客のチケットの情報を取得することで生成される。画面には、旅客10が保持するチケットの、チケットID501、利用日502、チケット種別503、発駅504、着駅505、チケット状態506、チケットをその日に利用するかどうかの操作ボタン507により構成される。この操作ボタンを押した時には、当該チケットに関して各駅の改札機にチケットを利用する旨が通知され、チケット選択部4004はチケット利用条件テーブル4052を参照せず強制的にチケットを利用する。
本実施例によれば、ICカードと一体型の携帯電話を持たないあるいは利用しない旅客に対して、長距離チケットをICカードで提供し、現在導入されている機器との親和性が高く、かつ、旅客の利便性を損なわず、入出場の駅が事前にわからない場合でも改札機に配信するチケット情報を選定して、改札機の使用メモリ量・通信データ量を削減することができる。
1:チケットレスサーバ、2:ID管理サーバ、3:駅サーバ、4:改札機、5:操作端末、78:ICカード、10:旅客

Claims (10)

  1. チケットレスサーバは、チケットの情報と受信された旅客の利用履歴とに基づいて前記旅客が利用する1つ以上の駅を推定し、推定された前記駅の駅サーバに前記チケットの情報を配信し、
    前記駅サーバは、前記配信されたチケット情報を改札機に配信し、
    前記改札機は、前記旅客の通過情報を取得した場合、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込み、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込めなかった場合、ID管理サーバに通知し、
    前記ID管理サーバは、チケットの情報が書き込み否のICカードのうち、前記チケットレスサーバから受信したチケットの情報があるICカードを前記チケットレスサーバに通知し、
    前記チケットレスサーバは、前記チケットの情報から前記旅客の出場駅を取得し、前記出場駅を含む1つ以上の駅の駅サーバに前記チケットの情報を配信し、
    前記駅サーバは、前記配信されたチケットの情報を改札機に配信し、
    前記改札機は、前記旅客の通過情報を取得した場合、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込む
    ことを特徴とする電子チケットシステム。
  2. 前記チケットの情報として、場所情報を含むことを特徴とする、請求項に記載の電子チケットシステム。
  3. 前記チケットレスサーバは、前記利用履歴を元に、入出場された駅と時間帯の回数をカウントして、一定回数以上の駅と時間帯を抽出して、前記一定回数以上の駅を前記チケットの情報の配信先として設定することを特徴とする請求項記載の電子チケットシステム。
  4. 前記チケットレスサーバは、前記利用履歴を元に、直前の出場駅を前記チケットの情報の配信先として設定することを特徴とする請求項記載の電子チケットシステム。
  5. 前記チケットレスサーバは、前記利用履歴を元に、出場駅からある一定距離の間にある駅を抽出し、前記チケットの情報の配信先として設定することを特徴とする請求項記載の電子チケットシステム。
  6. 前記チケットレスサーバは、複数の旅客の利用履歴を参照し、一定期間における各駅の利用者数に基づいて、前記チケットの情報の配信先として設定することを特徴とする請求項記載の電子チケットシステム。
  7. 前記チケットレスサーバは、受信したICカードの利用履歴に基づいて、前記チケットの情報を配信する前記駅サーバを抽出することを特徴とする、請求項1に記載の電子チケットシステム。
  8. 前記ID管理サーバは、前記ICカード情報として、前記ICカードのIDと前記ICカードに紐付けられたクレジットカード番号を記憶するICカード情報記憶部を備え、
    前記チケットレスサーバは、前記ICカード情報記憶部から取得したデータに基づいて、前記ICカードがクレジットカードと紐付いているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項記載の電子チケットシステム。
  9. 前記ICカードの利用履歴に含まれる残高が一定額以下の場合、前記チケットの情報は配信対象から除外する
    ことを特徴とした請求項記載の電子チケットシステム。
  10. チケットレスサーバが、チケットの情報と受信された旅客の利用履歴とに基づいて前記旅客が利用する1つ以上の駅を推定し、推定された前記駅の駅サーバに前記チケットの情報を配信するステップと、
    前記駅サーバが、前記配信されたチケット情報を改札機に配信するステップと、
    前記改札機が、前記旅客の通過情報を取得した場合、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込むステップと、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込めなかった場合、ID管理サーバに通知するステップと、
    前記ID管理サーバが、チケットの情報が書き込み否のICカードのうち、前記チケットレスサーバから受信したチケットの情報があるICカードを前記チケットレスサーバに通知するステップと、
    前記チケットレスサーバが、前記チケットの情報から前記旅客の出場駅を取得し、前記出場駅を含む1つ以上の駅の駅サーバに前記チケットの情報を配信するステップと、
    前記駅サーバが、前記配信されたチケットの情報を改札機に配信するステップと、
    前記改札機が、前記旅客の通過情報を取得した場合、前記旅客のICカードに前記チケットの情報を書き込むステップと、を備える
    ことを特徴とする電子チケット配信方法。
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