JP5908419B2 - 遠隔映像配信方法及び遠隔映像配信システム - Google Patents

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本発明は、複数の遠隔地装置から受信した映像を利用者装置に表示させる遠隔映像配信方法及び遠隔映像配信システムに関するものである。
従来、フレーム間予測を用いた映像符号化技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。遠隔地設置された複数のカメラから映像を受信し、フレーム間予測を用いた映像符号化技術を用いて複数の映像を切替えながら視聴する従来の遠隔視聴システムでは、一旦すべてのフレームを復号化した後に映像の切替えを行っている。
図5は、従来の遠隔映像配信システムの一例を示す図である。フレーム間予測を用いて符号化された映像では、Iフレームの間に何枚かのPフレームが挟まれる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。ここで、Iフレームとは、フレーム間予測を用いずにフレーム内だけで符号化されるフレームであり、イントラフレームやキーフレームと呼ばれることもある。Pフレームとは、前方向予測のみを用いて符号化されるフレームである。
図5に示すように、従来の遠隔映像配信システムでは、映像をいったん映像復号部で復号した後、映像処理を行う。もし復号前のデータを用いると、Pフレームが来るタイミングで映像の切替えの要求があった時には差分のみの情報であるPフレームだけしか手元にないことになり、その前に送られているIフレームからその時点までのPフレームがないため、その時点での画像を復元することができず、映像の乱れが生じてしまう。そのため、利用者の操作により、すべての遠隔地装置からの映像を切替える可能性がある場合において、映像の乱れを生じさせないためには、すべての遠隔地装置からの映像を常に復号する必要がある。なお、Iフレーム間に、Pフレームだけでなく、双方向予測を用いて符号化されるフレームであるBフレームが挟まれる構成をとる場合についても同様である。
また、視聴者に自然な印象を与えるための映像切替えには、複数映像を一つの画面に表示する際に、各々の表示位置や大きさを変更しながら行う方法がある。図6に、映像拡大の例を示す。他に、複数映像を一つの画面に表示する際に、それぞれの濃度を変更しながら合成する方法もある。図7に、クロスフェードの例を示す。
加えて、映像切替え時に視聴者があたかも左右又は上下に視野方向を変えたような自然な印象を与えるために、複数の映像を左右又は上下に隣接又は重ね合わせて配置し視野を変化させる方向の逆に動かす方法がある。図8に、右方向へパンする例を示す。
特公昭61−18395号公報
"フレーム間予測"、[online]、[平成25年1月30日検索]、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%96%93%E4%BA%88%E6%B8%AC>
上述のように、遠隔地の映像伝送は、フレーム間予測等を用いて映像データを圧縮することが一般的であり、すべての遠隔地装置からの映像を切替える可能性がある場合において、すべての遠隔地装置からの映像を常に復号する必要がある。このため、Iフレームとそれに続くPフレーム又はBフレームを蓄積するために大きなメモリ容量が必要となり、また復号処理の負荷が大きくなるという問題があった。これらの蓄積や処理は切替えの頻度が比較的少ないので無駄になる。仮に、復号することなく切替える場合であっても、映像の乱れを防ぐために次のIフレームの到着まで映像の切替えを遅らせる必要があった。
また、従来の技術において、複数の映像を一つの画面に表示する際も、新たに表示しようとする映像について、同様の問題が生じる。さらには、左右又は上下に、隣接又は重ね合わせて配置し動かす場合にも同様の問題が生じる。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、すべての遠隔地装置からの映像を常に復号する必要がなく、映像復号処理を軽減化し、かつ利用者の操作に即座に反応した映像の切替えを実現することが可能な遠隔映像配信方法及び遠隔映像配信システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る第2の態様の遠隔映像配信方法は、遠隔地装置により、撮像した映像を符号化して符号化映像を生成するステップと、利用者装置により、サービス提供装置に対して映像の切替え指示を行うステップと、前記サービス提供装置により、前記遠隔地装置の各々から前記符号化映像を受信するステップと、前記符号化映像の各々の最新のIフレームを蓄積する蓄積ステップと、前記利用者装置から受信した映像切替え指示に基づき、切替え先の遠隔地装置を決定するステップと、切替える前の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積ステップにて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第1の映像選択ステップと、前記切替え先の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積ステップにて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第2の映像選択ステップと、前記第1の映像選択ステップにて選択された符号化映像、及び前記第2の映像選択ステップにて選択された符号化映像を復号して復号映像を生成する復号ステップと、前記復号ステップにて生成された復号映像を合成した合成映像を生成するステップと、前記合成映像を符号化した映像を前記利用者装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る第2の態様の遠隔映像配信システムは、複数の遠隔地装置、利用者装置、及びサービス提供装置を備える遠隔映像配信システムであって、前記遠隔地装置は、撮像した映像を符号化して符号化映像を生成する手段を有し、前記利用者装置は、前記サービス提供装置に対して映像の切替え指示を行う手段を有し、前記サービス提供装置は、前記遠隔地装置の各々から前記符号化映像を受信する手段と、前記符号化映像の各々のうち最新のIフレームを蓄積する蓄積手段と、前記利用者装置から受信した映像切替え指示に基づき、切替え先の遠隔地装置を決定する手段と、切替える前の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積手段にて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第1の映像選択手段と、前記切替え先の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積手段にて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第2の映像選択手段と、前記第1の映像選択手段にて選択された符号化映像、及び前記第2の映像選択手段にて選択された符号化映像を復号して復号映像を生成する復号手段と、前記復号手段にて生成された復号映像を合成した合成映像を生成する手段と、前記合成映像を符号化した映像を前記利用者装置に送信する手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、すべての遠隔地装置からの映像を常に復号する必要がなく、映像復号処理を軽減化し、かつ利用者の操作に即座に反応した映像の切替えを実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る遠隔映像配信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る遠隔映像配信方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔映像配信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔映像配信方法を示すフローチャートである。 従来の遠隔映像配信システムの一例を示す図である。 従来の遠隔映像配信システムにおける、複数映像を一つの画面に表示する際に各々の表示位置や大きさを変更しながら行う方法を示す図である。 従来の遠隔映像配信システムにおける、複数映像を一つの画面に表示する際に各々の濃度を変更しながら合成する方法を示す図である。 従来の遠隔映像配信システムにおける、複数の映像を左右又は上下に隣接又は重ね合わせて配置し視野を変化させる方向の逆に動かす方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、映像を切替える際に映像の合成などの特別な映像処理を行わない場合について説明する。図1は、第1の実施形態に係る遠隔映像配信システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、遠隔映像配信システム1は、遠隔地装置10と、サービス提供装置20と、利用者装置30とを備える。
遠隔地装置10は、撮像装置により撮像した映像を符号化し、符号化映像(圧縮映像)をサービス提供装置20に送信する。遠隔地装置10は、映像入力部101と、映像符号化部102とを有する。
映像入力部101は、カメラ等の撮像装置により映像を撮像し、映像符号化部102に送信する。
映像符号化部102は、映像入力部101から受信した映像を、映像データのネットワーク伝送を考慮し、フレーム間予測技術等を用いた映像符号化技術を用いて符号化映像を生成し、サービス提供装置20に送信する。
サービス提供装置20は、遠隔地装置10から符号化映像を受信し、利用者装置30からの映像切替え指示に基づき映像の切替えを行い、利用者装置30に映像処理後の映像を送信する。サービス提供装置20は、映像蓄積部201と、映像復号部202と、映像処理部203と、映像符号化部204と、映像選択部205とを有する。
映像蓄積部201は、各遠隔地装置10から符号化映像を受信してバッファリングするとともに、符号化映像のうち最新のIフレームを蓄積する。なお、図1中の点線は、映像蓄積部201に蓄積されるIフレームを意味する。
映像処理部203は、利用者装置30から映像切替え指示を受信する。そして、映像切替え指示に基づき、複数ある遠隔地装置番号のうち予め定められた映像切替え指示と遠隔地装置対応表に基づき、切替え先の遠隔地装置10の識別子(遠隔地装置番号)を決定し、決定した遠隔地装置番号を映像選択部205に送信する。例えば、表1に示すように、横須賀市役所、横須賀市図書館、横須賀市運動公園に配置された遠隔地装置10に、遠隔地装置番号としてそれぞれ、「1」、「2」、「3」が割り当てられている際に、映像切替え指示により横須賀市役所の映像が指定された場合は、遠隔地装置番号は「1」となる。
映像復号部202は、映像処理部203から遠隔地装置番号を受信するとともに、該遠隔地装置番号を有する遠隔地装置10から符号化映像を受信する。ただし、受信し始めた映像がPフレーム又はBフレームだった場合は、Pフレーム又はBフレームの代わりに、該遠隔地装置10に対応する映像蓄積部201に蓄積されたIフレーム(すなわち、直近のIフレーム)を取得する。そして、当該Iフレームが最新のIフレームに更新された時に、映像蓄積部201からのIフレームの取得を中止し、遠隔地装置10からの符号化映像を受信する。
映像選択部205は、映像処理部203から遠隔地装置番号を受信し、切替え先の遠隔地装置10から受信した符号化映像がIフレームか否かを判定する。受信した符号化映像がIフレームである場合には、該符号化映像を映像符号化部204に送信する。受信した符号化映像がIフレームでない場合には、映像復号部202から、映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号した復号映像(Iフレーム復号映像)を受信し、該Iフレーム復号映像を映像符号化部204に送信する。
映像符号化部204は、映像選択部205からIフレーム復号映像を受信した場合には、映像データのネットワーク伝送を考慮し、フレーム間予測技術等を用いた映像符号化技術を用いて符号化映像を生成し、利用者装置30に送信する。映像選択部205から符号化映像を受信した場合には、符号化せずにそのまま利用者装置30に送信する。
利用者装置30は、利用者からの操作に基づき、指示内容をサービス提供装置20に送信する。利用者装置30は、サービス提供装置20から受信した映像を表示する。利用者装置30は、表示部301と、操作部302とを有する。
表示部301は、サービス提供装置20から符号化映像を受信し、復号処理を行った後に表示する。
操作部302は、利用者からの画面切替え指示等をカーソルキー又は表示部301に付加されているタッチセンサ等により取得する。そして、取得した映像切替え指示等をサービス提供装置20に送信する。
図2は、第1の実施形態に係る遠隔映像配信方法を示すフローチャートである。以下、図2を参照して、遠隔映像配信システム1における遠隔映像配信方法を説明する。
遠隔地装置10と1対1で対応付けられた映像蓄積部201は、常時、各遠隔地装置10から送られてくる映像を受信し、映像をバッファリングする(ステップS101)。そして、受信した映像のフレームがIフレーム(フレーム内符号化画像)であるか否かを判定し(ステップS102)、受信した映像がIフレームである場合にのみ、Iフレームを蓄積する(ステップS103)。バッファリングされる映像、及び蓄積されるIフレーム画像はともに逐次更新される。映像蓄積部201は、サービス提供装置20の他の部分の動作によらず、常時独立に動作する。
映像処理部203では、利用者装置30からの映像切替え指示を受信する(ステップS201)。そして、映像切替え指示に基づき、新たに表示すべき場所を撮影している切替え先の遠隔地装置10の遠隔地装置番号を決定し(ステップS202)、決定した遠隔地装置番号を映像選択部205に送信する(ステップS203)。
例えば、現在、中心が北の方向を向いたカメラAの映像が配信されているが、東に45度回った北東を向いた映像が欲しい、との指示が例えば45度という方位角で利用者装置30より指示された場合に、北東側を向いたカメラはカメラBであることを探し出し、遠隔地装置番号としてカメラBの遠隔地装置番号を映像選択部205に通知する。方位角とその方位を向いたカメラを有する遠隔地装置番号との対応付けは、あらかじめ対応付けを記述したテーブルを参照する方法や、遠隔地装置10に条件に合った撮影を行っているかを問い合わせて確認する方法などがある。
映像選択部205では、映像処理部203から遠隔地装置番号を受信し(ステップS301)、受信した遠隔地装置番号に従い、切替え先の遠隔地装置10に対応する映像蓄積部201にバッファリングされている符号化映像を取得する(ステップS302)。そして、取得した映像がIフレームであるか否かを判定する(ステップS303)。ステップS303にてIフレームであると判定した場合には、映像蓄積部201にバッファリングされるIフレーム及び後続するフレームの符号化映像をそのまま(すなわち、復号・符号化処理を施すことなく)送信映像とすることを映像符号化部204に通知する。
一方、ステップS303にてIフレームでないと判定した場合には、映像蓄積部201に蓄積され、映像復号部202により復号されたIフレーム復号映像を受信し(ステップS304)、該Iフレーム復号映像を送信映像とすることを映像符号化部204に通知する。そして、映像蓄積部201にバッファリングされる映像の現在のフレームがIフレームになるまで、映像の確認を繰り返す(ステップS305、ステップS306)。現在のフレームがIフレームになったら、映像蓄積部201にバッファリングされるIフレーム及び後続するフレームの符号化映像をそのまま送信映像とすることを映像符号化部204に通知する。
映像符号化部204では、送るべき映像が映像蓄積部201にバッファリングされている映像である場合には(ステップS401)、該バッファリングされている映像をそのまま送信する(ステップS402)。
一方、送るべき映像がIフレーム復号映像である場合には(ステップS403)、Iフレームを符号化し(ステップS404)、符号化した映像を送信する(ステップS402)。ここで、映像選択部205から送るべき映像がバッファリングされている映像に切り替わる指示が来るまでの間は、動きがないもの(静止画像)としてIフレームを符号化して送信を続ける。バッファリングされている映像への切替え指示が来たら、送信する映像を映像蓄積部201にバッファリングされている映像に切替える。
このように、本発明によれば、複数の遠隔地装置から受信した映像を、利用者が操作により切替えて視聴する映像配信サービスにおいて、切替え先の遠隔地装置10から受信した符号化映像がPフレーム又はBフレームの場合、映像蓄積部201に蓄積された直近のIフレームを用いて映像復号処理を行う。このため、サービス提供装置20における復号処理を映像切替え時のみとすることができる。また、映像切替え時にPフレーム又はBフレームを受信している間においては、予め蓄積された最新のIフレームに基づく映像を利用者に提示することで、利用者の操作に即座に反応した映像の切替えを実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態として、映像を切替える際に2以上の映像の合成を行う場合について説明する。図3は、第2の実施形態に係る遠隔映像配信システムの構成例を示すブロック図である。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に説明し、第1の実施形態と同一の点については説明を省略する。
第2の実施形態に係る遠隔映像配信システム2は、図1に示した第1の実施形態に係る遠隔映像配信システム1と比較して、映像切替え時における映像復号部202、映像処理部203、映像符号化部204、及び映像選択部205の動作が異なる。
第2の実施形態では、映像処理部203は、利用者装置30から受信した映像切替え指示に基づき、複数ある遠隔地装置番号のうち予め定められた映像切替え指示と遠隔地装置対応表に基づき、切替え先の遠隔地装置10の識別子(遠隔地装置番号)を決定し、決定した遠隔地装置番号を映像選択部205に送信する。また、映像処理部203は、映像切替え時の合成処理方法を決定するとともに、映像復号部202により復号された、映像切替え前の復号映像及び映像切替え後の復号映像を受信し、これらの復号映像を合成した合成映像を生成する。
第2の実施形態では、映像選択部205は、映像切替え時に、切替える前の遠隔地装置10から受信した符号化映像がIフレームか否かを判定する。受信した符号化映像がIフレームである場合には、該符号化映像を映像符号化部204に送信する。受信した符号化映像がIフレームでない場合には、映像復号部202から、映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号したIフレーム復号映像を受信し、該Iフレーム復号映像を映像符号化部204に送信する。また同様に、切替え先の遠隔地装置10から受信した符号化映像がIフレームか否かを判定する。受信した符号化映像がIフレームである場合には、該符号化映像を映像符号化部204に送信する。受信した符号化映像がIフレームでない場合には、映像復号部202から、映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号したIフレーム復号映像を受信し、該Iフレーム復号映像を映像符号化部204に送信する。なお、切替え先の遠隔地装置10が複数あってもよい。
第2の実施形態では、映像復号部202は、映像切替え時には、映像を合成するために、切替える前の映像及び切替え先の映像を復号する。切替え前の映像において、受信した映像がPフレーム又はBフレームだった場合は、Pフレーム又はBフレームの代わりに、該遠隔地装置10に対応する映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号する。そして、当該Iフレームが最新のIフレームに更新された時に、映像蓄積部201からのIフレームの取得を中止し、遠隔地装置10からの符号化映像を受信して復号する。また同様に、切替え先の映像において、受信した映像がPフレーム又はBフレームだった場合は、Pフレーム又はBフレームの代わりに、該遠隔地装置10に対応する映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号する。そして、当該Iフレームが最新のIフレームに更新された時に、映像蓄積部201からのIフレームの取得を中止し、遠隔地装置10からの符号化映像を受信して復号する。
第2の実施形態では、映像符号化部204は、映像切替え時には映像処理部203から合成映像を受信し、受信した合成映像を符号化して利用者装置30に送信する。
図4は、第2の実施形態に係る遠隔映像配信方法を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、遠隔映像配信システム2における遠隔映像配信方法を説明する。ここでは、表示したい映像が、あるカメラAの映像から隣のカメラBの映像に切替わる場合に、切替えの途中で、カメラAの映像の一部とカメラBの映像の一部とを並べて表示する場合を例に説明する。
映像蓄積部201の動作(ステップS101〜ステップS103)は第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
映像処理部203では、利用者装置30からの映像切替え指示を受信する(ステップS501)。そして、映像切替え指示に基づき、新たに表示すべき場所を撮影している遠隔地装置10の遠隔地装置番号を決定し(ステップS502)、決定した遠隔地装置番号を映像選択部205に送信する(ステップS503)。
例えば、現在、中心が北の方向を向いたカメラAの映像が配信されているが、東に45度回った北東を向いたカメラBの映像にパンしていきたい、といった場合、現在の表示方向0度と、この後に表示したい方向45度という方位角が利用者装置30より指示され、それぞれの角度に対応する遠隔地装置番号、すなわち、カメラAを有する遠隔地の遠隔地装置番号とカメラBを有する遠隔地の遠隔地装置番号とを映像復号部202に通知する。方位角と、その方位を向いたカメラを有する遠隔地の遠隔地装置番号との対応付けは、あらかじめ対応付けを記述したテーブルを参照する方法や、遠隔地装置10に条件に合った撮影を行っているかを問い合わせて確認する方法などがある。
映像処理部203では、映像切替えを行う際の映像合成処理の方法も決定する(ステップS504)。本例では、今配信されている映像が方位角0度の映像で、切替え先の映像が、それと右側に隣り合う方位角45度の映像であるので、新しい映像の左端が画面の右端からだんだん領域が広くなるように表示されていき、それにあわせて元の画像をだんだん左側に動かしていく、といった処理方法である。切替えが終わるまでは、2つの映像が一部分ずつ表示されており、カメラAの映像は、全画面で表示されている状態から、だんだん左側からフレームアウトして動いていき、空いた右側の領域にカメラBの映像がだんだん入ってくる見え方となる。
また、映像処理部203では、映像切替えで合成処理が必要な時間(動かす速度)についても決定する(ステップS504)。
映像処理部203は、映像復号部202に通知した2つの遠隔地装置番号に対応した復号映像を受信が始まると(ステップS505)、合成処理決定で決められた合成方法に従って、所定間隔ごとに合成画像を生成する(ステップS506)。なお、カメラAの画像もカメラBの画像も、それぞれ最初のIフレーム画像が到着するまでは、映像蓄積部201に蓄積されているIフレーム画像が用いて合成映像を生成することとなる。
映像処理部203は、本例において秒15枚の画像を送信しており、1秒で画面を切替えるのであれば、1枚目はカメラAの画像の右側の14/15が画面の左側に、画面の残りの1/15の部分にカメラBの画像の左側から1/15に配置されるような合成画像を生成し、2枚目は、カメラAの画像の右側の13/15が画面の左側に、画面の残りの2/15の部分にカメラBの画像の左側から2/15に配置されるような合成画像を生成する。このようにして、順次カメラAの映像が左側から出ていき、カメラBの映像が右側から入ってくるような合成映像を生成する。なお、合成方法はこれに限られるものではなく、例えば複数映像を一つの画面に表示位置や大きさを変えながら表示したり、複数映像の濃度を変更しながら合成したりしてもよい。
映像選択部205は、カメラAを有する遠隔地装置10の遠隔地番号を受信し(ステップS301)、該遠隔地装置10から受信した映像について、以下に示すステップS302〜ステップS306の処理を行う。また、映像選択部205は、同様にカメラBを有する遠隔地装置10の遠隔地番号を受信し(ステップS301)、該遠隔地装置10から受信した映像について、以下に示すステップS302〜ステップS306の処理を行う。
次に、映像選択部205は、受信した遠隔地装置番号に従い、対応する映像蓄積部201にバッファリングされている、現在のフレームの符号化映像を取得する(ステップS302)。そして、取得した映像がIフレームであるか否かを判定する(ステップS303)。ステップS303にてIフレームであると判定した場合には、映像蓄積部201にバッファリングされる符号化映像を復号するように映像復号部202に通知する。
一方、ステップS303にてIフレームでないと判定した場合には、映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを受信し(ステップS304)、該符号化映像を復号するように映像復号部202に通知する。そして、映像蓄積部201にバッファリングされる映像の現在のフレームがIフレームになるまで、映像の確認を繰り返す(ステップS305、ステップS306)。現在のフレームがIフレームになったら、映像蓄積部201にバッファリングされる符号化映像を復号するように映像復号部202に通知する。
映像復号部202は、映像選択部205のステップS303の判定処理においてIフレームであると判定された場合、及び映像選択部205のステップS306の判定処理においてIフレームであると判定された場合には、現在受信しているIフレーム以降の符号化映像を復号し、映像処理部203に送信する(ステップS601、ステップS603)。また、映像復号部202は、映像選択部205のステップS303の判定処理においてIフレームでないと判定された場合には、映像蓄積部201に蓄積されたIフレームを復号し、映像処理部203に送信する(ステップS602)。
この復号処理は、映像処理部203で合成処理方法を決めた際に定められた、合成処理に必要な時間だけ続けられる。なお、ステップS306の判定結果がYesとなるまでに合成処理に必要な時間が経過した場合には、ステップS603には進まない。
映像符号化部204では、映像処理部203から合成映像を受信し(ステップS701)、受信した合成映像を符号化し(ステップS702)、符号化した合成映像を利用者装置30に送信する(ステップS703)。
映像処理部203で決めた、合成処理が必要な時間が経過した後は、図4に示すフロー外の通常の処理系において映像が配信される。すなわち、本例では、カメラBにより撮像された映像を符号化した符号化映像がそのまま復号されることなく利用者装置30に配信される。
このように、本発明によれば、複数の遠隔地装置から受信した映像を、利用者が操作により切替えて視聴する映像配信サービスにおいて、切替え先の遠隔地装置10から受信した符号化映像がPフレーム又はBフレームの場合、映像蓄積部201に蓄積された直近のIフレームを用いて映像復号処理を行う。このため、映像切替え時に複数の映像を同時に合成表示する場合であっても、サービス提供装置20における復号処理を映像切替え時のみとすることができる。また、映像切替え時にPフレーム又はBフレームを受信している間においては、予め蓄積された最新のIフレームに基づく映像を利用者に提示することで、複数の映像を同時に合成表示する場合であっても、利用者の操作に即座に反応した映像の切替えを実現することができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成部ブロックを分割したりすることが可能である。
1,2 遠隔映像配信システム
10 遠隔地装置
20 サービス提供装置
30 利用者装置
101 映像入力部
102 映像符号化部
201 映像蓄積部
202 映像復号部
203 映像処理部
204 映像符号化部
205 映像選択部
301 表示部
302 操作部

Claims (4)

  1. 遠隔地装置により、撮像した映像を符号化して符号化映像を生成するステップと、
    利用者装置により、サービス提供装置に対して映像の切替え指示を行うステップと、
    前記サービス提供装置により、
    前記遠隔地装置の各々から前記符号化映像を受信するステップと、
    前記符号化映像の各々の最新のIフレームを蓄積する蓄積ステップと、
    前記利用者装置から受信した映像切替え指示に基づき、切替え先の遠隔地装置を決定するステップと、
    切替える前の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積ステップにて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第1の映像選択ステップと、
    前記切替え先の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積ステップにて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第2の映像選択ステップと、
    前記第1の映像選択ステップにて選択された符号化映像、及び前記第2の映像選択ステップにて選択された符号化映像を復号して復号映像を生成する復号ステップと、
    前記復号ステップにて生成された復号映像を合成した合成映像を生成するステップと、
    前記合成映像を符号化した映像を前記利用者装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする遠隔映像配信方法。
  2. 前記第1の映像選択ステップ及び前記第2の映像選択ステップは、受信した符号化映像がIフレームでない場合には、Iフレームを受信するまでの間、前記蓄積ステップにて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択することを特徴とする、請求項に記載の遠隔映像配信方法。
  3. 複数の遠隔地装置、利用者装置、及びサービス提供装置を備える遠隔映像配信システムであって、
    前記遠隔地装置は、撮像した映像を符号化して符号化映像を生成する手段を有し、
    前記利用者装置は、前記サービス提供装置に対して映像の切替え指示を行う手段を有し、
    前記サービス提供装置は、
    前記遠隔地装置の各々から前記符号化映像を受信する手段と、
    前記符号化映像の各々のうち最新のIフレームを蓄積する蓄積手段と、
    前記利用者装置から受信した映像切替え指示に基づき、切替え先の遠隔地装置を決定する手段と、
    切替える前の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積手段にて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第1の映像選択手段と、
    前記切替え先の遠隔地装置から符号化映像を取得し、受信した符号化映像がIフレームである場合には該符号化映像を選択し、受信した符号化映像がIフレームでない場合には前記蓄積手段にて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択する第2の映像選択手段と、
    前記第1の映像選択手段にて選択された符号化映像、及び前記第2の映像選択手段にて選択された符号化映像を復号して復号映像を生成する復号手段と、
    前記復号手段にて生成された復号映像を合成した合成映像を生成する手段と、
    前記合成映像を符号化した映像を前記利用者装置に送信する手段と、を有することを特徴とする遠隔映像配信システム。
  4. 前記第1の映像選択手段及び前記第2の映像選択手段は、受信した符号化映像がIフレームでない場合には、Iフレームを受信するまでの間、前記蓄積手段にて蓄積されたIフレームの符号化映像を選択することを特徴とする、請求項3に記載の遠隔映像配信システム。
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