JP5907307B2 - ワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、電界結合方式により送電装置から受電装置へ電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムに関する。
ワイヤレス電力伝送システムとして、例えば、特許文献1に示す電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムが知られている。このシステムでは、送電装置のアクティブ電極およびパッシブ電極と、受電装置のアクティブ電極およびパッシブ電極とが間隙を介して近接することにより、この二つの電極同士が容量性結合し、送電装置から受電装置へ電力が伝送される。特許文献1では、送電装置および受電装置それぞれにおいて、アクティブ電極をパッシブ電極で取り囲み、パッシブ電極間の結合容量を大きくする構成としている。これにより、不要な電場の広がりを抑制している。
特開2012−210146号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、アクティブ電極をパッシブ電極で覆う構成とした場合、送電装置(または受電装置)のアクティブ電極と、受電装置(または送電装置)のパッシブ電極とが近接し、不要な結合容量が大きくなる場合がある。そして、この不要な結合容量によって、電力伝送効率が低下するといった問題が生じる。特に、薄型化が要求される携帯電話機などの受電装置においては、その薄型化に伴い、電極間の距離がより近接するため、電極間の不要な結合が発生する
そこで、本発明の目的は、電極間の不要な結合を防止して、電力伝送効率を高めることができるワイヤレス電力伝送システムを提供することにある。
本発明は、送電装置に受電装置を載置した状態で、前記送電装置から前記受電装置へ、容量結合方式による電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムにおいて、前記送電装置は、第1の平板電極と、第2の平板電極と、前記第1の平板電極および前記第2の平板電極に交流電圧を印加する送電側回路と、を備え、前記受電装置は、前記第1の平板電極に間隙をおいて対向する第3の平板電極と、前記受電装置の基準電位に接続され、前記第2の平板電極に間隙をおいて対向する第4の平板電極と、前記第3の電極および前記第4の電極に接続された受電側回路と、を備え、前記第3の平板電極は、前記第1の平板電極よりも面積が大きく、前記第2の平板電極と前記第4の平板電極とは、間に前記第1の平板電極および前記第3の平板電極を介在させて対向していることを特徴とする。
この構成では、送電装置の第1の平板電極と受電装置の第4の平板電極の間に介在する第3の平板電極が第1の平板電極よりも面積が大きいことにより、第1の平板電極と第4の平板電極との間に形成される浮遊容量を低減ことができる。これにより、電極間の不要な結合を抑制することができ、電力伝送効率を高めることができる。
前記第2の平板電極と前記第3の平板電極との間の距離は、前記第1の平板電極と前記第4の平板電極との間の距離より大きいことが好ましい。
この構成では、第2の平板電極と第3の平板電極の間に生じる浮遊容量を抑えることができる。
本発明は、送電装置に受電装置を載置した状態で、前記送電装置から前記受電装置へ、容量結合方式による電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムにおいて、前記送電装置は、第1の平板電極と、前記第1の平板電極と略同一平面上に設けられた第2の平板電極と、前記第1の平板電極および前記第2の平板電極に交流電圧を印加する送電側回路と、を備え、前記受電装置は、前記第1の平板電極に間隙をおいて対向する第3の平板電極と、前記第2の平板電極に間隙をおいて対向し、かつ、前記第3の平板電極と略同一平面上に設けられた第4の平板電極と、前記第3の電極および前記第4の電極に接続された受電側回路と、を備え、前記第3の平板電極は、前記第1の平板電極よりも面積が大きく、前記第1の平板電極と前記第2の平板電極との間隔は、前記第3の平板電極と前記第4の平板電極との間隔より広いことを特徴とする。
この構成では、送電装置の第1の平板電極と受電装置の第4の平板電極との間隔が広くなり、電極間に生じる浮遊容量を小さくできる。これにより、電極間の不要な結合を抑制でき、電力伝送効率が高められる。
前記送電装置は、前記送電装置の基準電位に接続された第1のシールド電極を備え、前記受電装置は、前記受電装置の基準電位に接続された第2のシールド電極を備え、前記第1のシールド電極および前記第2のシールド電極は、間に前記第1の平板電極、前記第2の平板電極、前記第3の平板電極および前記第4の平板電極を介在させて対向している構成が好ましい。
この構成では、第1のシールド電極および第2のシールド電極により、第1の平板電極および第3の平板電極間の電界結合により発生するノイズの輻射を抑制することができる。また、第3の平板電極が第1の平板電極より大きいため、第1の平板電極と第2のシールド電極との間に生じる浮遊容量が抑制でき、不要な結合を回避できる。
前記第1のシールド電極と前記第3の平板電極との間の距離は、前記第1の平板電極と前記第2のシールド電極の間の距離より大きいことが好ましい。
この構成では、第1のシールド電極と第3の平板電極との間に生じる浮遊容量を抑えることができる。
前記第1のシールド電極は前記第2の電極と電気的に接続され、前記第2のシールド電極は前記第4の電極と電気的に接続されている構成でもよい。
この構成では、シールド電極と平板電極とを一の部材により形成することができる。また、第1の平板電極および第3の平板電極をそれぞれ平板電極とシールド電極とにより囲うことができ、ノイズ輻射を抑制できる。
本発明によれば、電極間に形成される浮遊容量を減らすことができ、電極間の不要な結合を防止することで、送電装置から受電装置への電力伝送の効率を高めることができる。
本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの回路図 送電装置に受電装置を載置した状態における断面図 図2に示すアクティブ電極およびパッシブ電極のみを表した図 送電装置のアクティブ電極と受電装置のパッシブ電極との間に浮遊容量が生じた場合の回路の一部を示す図 送電装置に受電装置を載置した状態における断面図 送電装置および受電装置それぞれのアクティブ電極およびパッシブ電極の平面視図 図5に示すアクティブ電極、パッシブ電極およびシールド電極のみを表した図 実施形態2の変形例に係る送電装置および受電装置の断面図
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの回路図である。ワイヤレス電力伝送システム301は送電装置101と受電装置201とを備えている。受電装置201は負荷RLを備えている。この負荷RLは二次電池と充電回路等を含めたバッテリモジュールである。そして、受電装置201は、そのバッテリモジュールを備えた、例えば携帯電子機器である。携帯電子機器としては携帯電話機、PDA、携帯音楽プレーヤ、ノート型PC、デジタルカメラなどが挙げられる。受電装置201は送電装置101に載置され、送電装置101は受電装置201の二次電池を充電する。
送電装置101は、高周波発振器OSC、昇圧トランスTGおよびインダクタLGを備えている。高周波電圧発生回路OSCは例えば100kHz〜数10MHzの高周波電圧を発生する。昇圧トランスTGおよびインダクタLGによる昇圧回路は、高周波電圧発生回路OSCの発生する電圧を昇圧してアクティブ電極11とパッシブ電極12との間に印加する。図中の破線で示すキャパシタは、アクティブ電極11およびパッシブ電極12の間に形成される浮遊容量、または実部品である。なお、アクティブ電極11は本発明に係る第1の平板電極、パッシブ電極12は本発明に係る第2の平板電極に相当する。
受電装置201は、アクティブ電極21およびパッシブ電極22に接続された、インダクタLLおよび降圧トランスTLによる降圧回路と、降圧した交流電圧を直流電圧に変換する整流回路27と、負荷RLに対して規定の直流電圧を出力するDC−DCコンバータ28と、負荷RLとを備えている。図中の破線で示すキャパシタは、アクティブ電極21およびパッシブ電極22の間に形成される浮遊容量、または実部品である。なお、アクティブ電極21は本発明に係る第3の平板電極、パッシブ電極22は本発明に係る第4の平板電極に相当する。
このワイヤレス電力伝送システム301において、受電装置201が送電装置101に載置され、送電装置101のアクティブ電極11およびパッシブ電極12間に電圧が印加されることで、対向配置となったアクティブ電極11,21同士、および、パッシブ電極12,22同士がそれぞれ容量結合して電界が生じる。そして、この電界を介して電力が送電装置101から受電装置201へ伝送される。受電装置201では、電力伝送により誘起される交流電圧が降圧された後、整流および平滑され、負荷RLに印加される。
以下の説明では、高周波発振器OSC、昇圧トランスTGおよびインダクタLGなどを纏めて送電側回路10とし、インダクタLL、降圧トランスTL、整流回路27および負荷RLを纏めて受電側回路20とする。
図2は、送電装置101に受電装置201を載置した状態における断面図である。また、図2では、受電装置201を送電装置101に載置した状態での、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極22の平面視図も示している。
送電装置101は樹脂筐体を有し、受電装置201が載置される送電装置101の載置面となる樹脂層15内には略矩形状のアクティブ電極11が設けられている。アクティブ電極11は載置面の裏側(内部側)に貼り付けられていてもよい。また、載置面と反対側の送電装置101の底面には、略矩形状のパッシブ電極12が設けられており、アクティブ電極11と対向している。パッシブ電極12は、アクティブ電極11よりも面積が大きく、平面視した際に、パッシブ電極12がアクティブ電極11を包含する形状を成している。アクティブ電極11は送電装置101の載置面、パッシブ電極12は送電装置101の底面に沿って設けられているため、アクティブ電極11とパッシブ電極12とは、略送電装置101の厚さ分だけ離れている。これらアクティブ電極11およびパッシブ電極12には、図1で説明した送電側回路10が電気的に接続されている。
受電装置201は樹脂筐体を有し、載置した際に送電装置101の載置面と接触する受電装置201の面(以下、背面という。)となる樹脂層25内には略矩形状のアクティブ電極21が設けられている。アクティブ電極21は、対向するアクティブ電極11よりも面積が大きく、平面視した際にアクティブ電極21がアクティブ電極11を包含する形状を成している。接触面と反対側の受電装置201の面(以下、正面という。)には、略矩形状のパッシブ電極22が設けられ、アクティブ電極21と対向している。パッシブ電極22は、パッシブ電極12の面積と略同じである。また、パッシブ電極22は、アクティブ電極21よりも面積が大きく、平面視した際にパッシブ電極22がアクティブ電極21を包含する形状を成している。アクティブ電極21およびパッシブ電極22には、図1で説明した受電側回路20が電気的に接続されている。
以下に、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22間に形成される浮遊容量について説明する。図3は、図2に示すアクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22のみを表した図である。図中のCs1は、アクティブ電極11およびパッシブ電極22の間に生じる浮遊容量、Cs2は、アクティブ電極21およびパッシブ電極12の間に生じる浮遊容量である。
受電装置201のアクティブ電極21と送電装置101のパッシブ電極12との間隔をT1、送電装置101のアクティブ電極11と受電装置201のパッシブ電極22との間隔をT2で表す。この場合、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22は、T2<T1の関係が成り立つように送電装置101および受電装置201にそれぞれ設けられている。
上述のように受電装置201は携帯電子機器であり、薄型化が要求されている。一方で、送電装置101は、携帯電子機器の充電装置であり、受電装置201ほどの薄型化の要求はない。したがって、間隔T1を広くすることはできるが、間隔T2は狭くなる。(少なくともT1>T2となる傾向にある。)間隔T1を広くすることで浮遊容量Cs2は小さくできる。具体的には、送電装置101のアクティブ電極11の一辺が50〜80m、受電装置201のアクティブ電極21が100mm程度であれば(送電装置101側のアクティブ電極11が受電装置201側のアクティブ電極21と比較して、一辺が80%程度以下であれば)、アクティブ電極11とアクティブ電極12との間の距離が1mm程度のとき、浮遊容量CS2はほぼ0となる。しかしながら、仮にアクティブ電極21がアクティブ電極11と面積が同じ、またはアクティブ電極11より面積が小さい場合、間隔T2が狭くなると大きな浮遊容量Cs1が生じる。なお、T1,T2の具体的数値の一例として、T1は3.2〜6.0mmであり、T2は1.2〜2.5mmである。
図4は、送電装置101のアクティブ電極11と受電装置201のパッシブ電極22との間に浮遊容量Cs1が生じた場合の回路の一部を示す図である。アクティブ電極11とパッシブ電極22との間に浮遊容量Cs1が形成されると、アクティブ電極11,21を介して伝送されるべき電力の一部が浮遊容量Cs1を介してパッシブ電極22にも伝送される。この浮遊容量Cs1を介した電力伝送は、送電装置101から受電装置201への電力伝送に寄与しないばかりか、損失の増大にもつながるので、送電装置101から受電装置201への電力伝送効率が低下する。
そこで、本実施形態では、浮遊容量Cs1の発生を抑制するため、図3に示すように、アクティブ電極21はアクティブ電極11より面積を大きくしている。このアクティブ電極21が障壁となり、アクティブ電極11とパッシブ電極22との間に生じる浮遊容量Cs1は十分に抑制される。これにより、図4に示す浮遊容量Cs1が十分に小さくなる結果、送電装置101から受電装置201への電力伝送効率の低下を防止できる。
なお、図2では、アクティブ電極21の面積をアクティブ電極11の面積より大きくし、平面視した際に、アクティブ電極21がアクティブ電極11を包含する形状とすることで浮遊容量Cs1を低減した例を示した。しかしながら、これに限るものではなく、アクティブ電極21の面積がアクティブ電極11の面積より大きく、平面視した際に少なくともアクティブ電極21がアクティブ電極11とパッシブ電極22との間に生じる寄生容量Cs1を十分に抑制する効果を奏すればよいため、アクティブ電極21がアクティブ電極11を完全に包含している必要はない。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係るワイヤレス電力伝送システムについて説明する。実施形態2に係るワイヤレス電力伝送システムの回路構成は、図1で説明した実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
図5は、送電装置101に受電装置201を載置した状態における断面図である。図6は、送電装置101および受電装置201それぞれのアクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22の平面視図である。
送電装置101の樹脂層15内には、矩形状のアクティブ電極11およびパッシブ電極12が同一平面上に設けられている。パッシブ電極12の外形はアクティブ電極11よりも大きく、パッシブ電極12の中央部には、矩形状の切欠き部12Aが形成されている。アクティブ電極11は切欠き部12A内に位置している。また、送電装置101の底面には、送電装置101の基準電位に接続されたシールド電極13が設けられている。シールド電極13は、パッシブ電極12と略同じ大きさを有し、アクティブ電極11およびパッシブ電極12と対向している。シールド電極13は、アクティブ電極11などの結合部から生じるノイズ輻射を遮蔽している。
受電装置201の樹脂層25内には、略矩形状のアクティブ電極21およびパッシブ電極22が同一平面上に設けられている。パッシブ電極22は、パッシブ電極12と略同じ大きさを有し、パッシブ電極22の中央部には、矩形状の切欠き部22Aが形成されている。アクティブ電極21は、この切欠き部22A内に位置している。アクティブ電極21は、対向するアクティブ電極11よりも大きい面積を有している。
ここで、アクティブ電極11とパッシブ電極12との間隔をT3で表し、アクティブ電極21とパッシブ電極22との間隔をT4で表す。この場合、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22は、T4<T3の関係が成り立つようにそれぞれ形成されている。
また、受電装置201の正面には、受電装置201のグランド電位(基準電位)に接続されたシールド電極23が設けられている。シールド電極23は、パッシブ電極22と略同じ大きさを有し、アクティブ電極21およびパッシブ電極22と対向している。シールド電極23は、アクティブ電極21などの結合部から生じるノイズ輻射を遮蔽している。
以下に、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22間に形成される浮遊容量について説明する。図7は、図5に示すアクティブ電極11,21、パッシブ電極12,22およびシールド電極13,23のみを表した図である。図中のCs3は、アクティブ電極11およびシールド電極23の間に生じる浮遊容量、Cs4は、アクティブ電極21およびシールド電極13の間に生じる浮遊容量である。
実施形態1と同様に、薄型化の要求が少ない送電装置101では、装置を厚くすることができるため、受電装置201のアクティブ電極21と送電装置101のシールド電極13との間隔を広くすることができ、その結果、浮遊容量Cs4を小さくできる。一方で、仮にアクティブ電極21がアクティブ電極11の面積と同じ、またはアクティブ電極11より面積が小さい場合、受電装置201の厚みを薄くする必要があることから、送電装置101のアクティブ電極11と受電装置201のシールド電極23との間隔が狭くなり、大きな浮遊容量Cs3が生じる。大きな浮遊容量Cs3が生じると、パッシブ電極22とシールド電極23とは基準電位に接続されているため、アクティブ電極11とパッシブ電極22とは、シールド電極23を介して容量結合する。
そこで、本実施形態では、上述のように、アクティブ電極21はアクティブ電極11より大きく、かつ、T4<T3の関係とすることで、アクティブ電極21が障壁となり、アクティブ電極11とシールド電極23との間に生じる浮遊容量Cs3を十分に抑制できる。浮遊容量Cs3を抑制した結果、図4で説明したように、送電装置101から受電装置201への電力伝送効率の低下を防止できる。
また、アクティブ電極11とシールド電極23との間に浮遊容量Cs3が形成されると、シールド電極23は受電装置201の基準電位に接続されているため、シールド電極23を介して受電装置201の基準電位にノイズが重畳する場合がある。この場合、受電装置201の機能の誤作動を引き起こすといった問題が生じる。しかし、本実施形態では、浮遊容量Cs3が抑制されるので、誤作動などの問題も回避できる。
上記の例において、アクティブ電極11とパッシブ電極12は同一平面上に形成されており、またアクティブ電極21とパッシブ電極22は同一平面状に形成されている例を示したが、これらは必ずしも完全に同一な面上になく、これらの電極を平面視する方向から見て互いに前後するように配置されていても、先に述べた面積の関係を有していれば、同様の効果を得ることができる。
なお、アクティブ電極11とパッシブ電極22との間にも浮遊容量(不図示)は生じるが、アクティブ電極11とパッシブ電極22とは面が対向しておらず、電極の側面同士が対向し、かつ、間隔も広いため、浮遊容量は小さく、略無視できる。
以下に、実施形態2の変形例について説明する。
図8は、実施形態2の変形例に係る送電装置101および受電装置201の断面図である。図8に示すように、送電装置101において、パッシブ電極12とシールド電極13とを接続電極14で接続する構成であってもよい。また、受電装置201において、アクティブ電極21とシールド電極23とを接続電極24で接続する構成であってもよい。この場合、パッシブ電極12、シールド電極13および接続電極14は一の部材で形成されてもよいし、パッシブ電極12、シールド電極13および接続電極14はそれぞれ別個の部材であってもよい。また、パッシブ電極22、シールド電極23および接続電極24は一の部材で形成されてもよいし、アクティブ電極21、シールド電極23および接続電極24はそれぞれ別個の部材であってもよい。
さらに、送電装置101および受電装置201の筐体を金属筐体とした場合に、シールド電極13,23は、その金属筐体を利用したものであってもよい。また、アクティブ電極11,21およびパッシブ電極12,22は、例えば円形状であってもよい。
11−アクティブ電極(第1の平板電極)
12−パッシブ電極(第2の平板電極)
13−シールド電極(第1のシールド電極)
21−アクティブ電極(第3の平板電極)
22−パッシブ電極(第4の平板電極)
23−シールド電極(第2のシールド電極)
101−送電装置
102−受電装置
301−ワイヤレス電力伝送システム
Cs1,Cs2,Cs3,Cs4−浮遊容量

Claims (6)

  1. 送電装置に受電装置を載置した状態で、前記送電装置から前記受電装置へ、容量結合方式により非可逆的に電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムにおいて、
    前記送電装置は、
    第1の平板電極と、
    第2の平板電極と、
    前記第1の平板電極および前記第2の平板電極に交流電圧を印加する送電側回路と、
    を備え、
    前記受電装置は、
    前記第1の平板電極に間隙をおいて対向する第3の平板電極と、
    前記受電装置の基準電位に接続され、前記第2の平板電極に間隙をおいて対向する第4の平板電極と、
    前記第3の平板電極および前記第4の平板電極に接続された受電側回路と、
    を備え、
    前記第3の平板電極は、前記第1の平板電極よりも面積が大きく、
    前記第2の平板電極と前記第4の平板電極とは、間に前記第1の平板電極および前記第3の平板電極を介在させて対向している、
    ワイヤレス電力伝送システム。
  2. 前記第2の平板電極と前記第3の平板電極との間の距離は、前記第1の平板電極と前記第4の平板電極との間の距離より大きい、
    請求項1のワイヤレス電力伝送システム。
  3. 送電装置に受電装置を載置した状態で、前記送電装置から前記受電装置へ、容量結合方式により非可逆的に電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムにおいて、
    前記送電装置は、
    第1の平板電極と、
    前記第1の平板電極と略同一平面上に設けられた第2の平板電極と、
    前記第1の平板電極および前記第2の平板電極に交流電圧を印加する送電側回路と、
    を備え、
    前記受電装置は、
    前記第1の平板電極に間隙をおいて対向する第3の平板電極と、
    前記第2の平板電極に間隙をおいて対向し、かつ、前記第3の平板電極と略同一平面上に設けられた第4の平板電極と、
    前記第3の平板電極および前記第4の平板電極に接続された受電側回路と、
    を備え、
    前記第3の平板電極は、前記第1の平板電極よりも面積が大きく、
    前記第1の平板電極と前記第2の平板電極との間隔は、前記第3の平板電極と前記第4の平板電極との間隔より広い、
    ワイヤレス電力伝送システム。
  4. 前記送電装置は、前記送電装置の基準電位に接続された第1のシールド電極を備え、
    前記受電装置は、前記受電装置の基準電位に接続された第2のシールド電極を備え、
    前記第1のシールド電極および前記第2のシールド電極は、間に前記第1の平板電極、前記第2の平板電極、前記第3の平板電極および前記第4の平板電極を介在させて対向している、
    請求項3に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  5. 前記第1のシールド電極と前記第3の平板電極との間の距離は、前記第1の平板電極と前記第2のシールド電極の間の距離より大きい、
    請求項のワイヤレス電力伝送システム。
  6. 前記第1のシールド電極は前記第2の平板電極と電気的に接続され、
    前記第2のシールド電極は前記第4の平板電極と電気的に接続されている、
    請求項4または5に記載のワイヤレス電力伝送システム。
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