JP5905935B2 - 内燃機関のための燃料供給システム - Google Patents

内燃機関のための燃料供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP5905935B2
JP5905935B2 JP2014152905A JP2014152905A JP5905935B2 JP 5905935 B2 JP5905935 B2 JP 5905935B2 JP 2014152905 A JP2014152905 A JP 2014152905A JP 2014152905 A JP2014152905 A JP 2014152905A JP 5905935 B2 JP5905935 B2 JP 5905935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fuel
choke
supply system
fuel supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014152905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014224539A (ja
Inventor
チャンドラー ニール
チャンドラー ニール
ワーフェル ポール
ワーフェル ポール
ラ クロワ ダリエン
ラ クロワ ダリエン
Original Assignee
フスクバルナ アクティエボラーグ
フスクバルナ アクティエボラーグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フスクバルナ アクティエボラーグ, フスクバルナ アクティエボラーグ filed Critical フスクバルナ アクティエボラーグ
Priority to JP2014152905A priority Critical patent/JP5905935B2/ja
Publication of JP2014224539A publication Critical patent/JP2014224539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5905935B2 publication Critical patent/JP5905935B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

本発明は、燃料供給システムに関する。特に本発明は、手持ち動力工具に使用される内燃機関のための燃料供給システムに関する。
限定するものではないが、チェーンソー及びライントリマーのような手持ち動力工具は、しばしばダイアフラムキャブレターを備える小型2サイクル内燃機関によって駆動されている。
概して、ダイアフラムキャブレターは、燃料及び空気が正確な割合で混合される空気経路を有する。空気経路の出口は、エンジンのクランク室に通じる。概して、スロットルバルブは、クランク室に流入する空燃混合体の量を制御するために空気経路に提供される。
概して、エンジンの始動前に、新鮮な燃料をキャブレターに案内するため、パージシステム又は燃料噴射システムのいずれかが、少なくとも一回は駆動される。概して、パージシステムは、キャブレターから残留空気又は残留燃料を取り除くため、且つ、好適な燃料経路及びキャブレターのチャンバーを新鮮な燃料で充填するために使用される。パージシステムの機能を果たすのに加え、一方で燃料噴射システムは、しばしば少量の燃料を空気経路に噴射するために使用される。エンジンの始動前に、キャブレターに供給された新鮮な燃料は、エンジンの容易且つ迅速な始動を支援する。概して、パージシステム及び燃料噴射システムは、それぞれパージバルブ及び燃料噴射バルブによって駆動される。
更にエンジンは、エンジンの駆動中に空気及び燃料を(より多くの燃料を空気に)濃厚混合するために駆動される燃料濃厚化システムをも有する。燃料濃厚化システムは、エンジンの駆動中、追加燃料によって作動し、エンジンの安定した始動を促進する。燃料濃厚化システムの一種はチョークシステムである。チョークシステムは、キャブレターの入口に配置されたバタフライバルブ又はスライドバルブを有してもよい(内部チョークシステム)。バルブは、キャブレターへの空気の流れを制御するため、多重ポジション間でレバーを介して移動されてもよい。チョークシステムはキャブレターの外部の分離システムであってもよい(外部チョークシステム)。チョークシステムは、空気経路において増加吸引力を生じさせるために使用され、追加燃料をキャブレターの燃料回路から引き出す。燃料濃厚化回路を有する燃料濃厚化システムの別の種類は、追加燃料を空気経路に案内するためにエンジンのクランクサイクルが始動された直後にプッシュボタンを押圧することによって駆動され得る。時折、空燃混合体を濃厚化するため、チョークシステム及び燃料濃厚化回路の両方が使用される。
エンジンの容易且つ迅速な始動を実現するためには、(概してロープ牽引による)安定した駆動に次いで、例えばパージシステム又は燃料噴射システム、及び、チョークバルブ及び/又は燃料濃厚化回路のような多重システムの駆動が必要となり得る。従って、この種のエンジンのための始動手順は、概して3ステップから成る。1)少なくとも一回のパージ又は燃料噴射バルブの押圧、2)燃料濃厚化システムの駆動、及び3)ロープを牽引してエンジンを始動。
内燃機関操作用引きひも開始システム(「Combustion engine pull cord start system」)という発明の名称で2008年2月26日にジョージMパットゥーロ(George M. Pattullo)によって取得された米国特許第7334551号明細書は、2ステップ始動システムについて記載している。当該発明に記載された2ステップ始動システムにおいて、内燃機関のロープ牽引システムは、スロットルバルブ及びチョークバルブに連結されている。チョークバルブは、コード牽引システムのロープの張力により、様々なポジションで駆動される。しかしながら、設計は多くの移動部品を有し、かなり複雑となる。
前述したことを考慮すると、移動部品点数の少ない簡潔な設計の改善された2ステップ始動システムが、内燃機関のため必要とされている。
上述の点を考慮すると、上で議論した問題を解決又は少なくとも低減するのが目的となる。特に、内燃機関のため、簡潔な設計且つ最小の移動部品点数でエンジンの2ステップ始動を可能とする手持ち動力工具の改善された燃料供給システムを提供することを目的とする。
燃料供給システムが、ダイアフラムキャブレターと、始動開始システムと、燃料濃厚化システムとを有する本願発明に係る実施形態による新規の燃料供給システムを実現することを目的とする。燃料濃厚化システムは、始動準備システムの駆動によって燃料濃厚化システムが起動され得るように、始動準備システムと連結されている。そのため、燃料濃厚化システムは分離したステップで起動される必要がない。始動準備システムは、エンジンの始動前に燃料をダイアフラムキャブレターに案内するために利用される。更に、燃料濃厚化システムは、エンジンが駆動されたとき、エンジンの安定した初期動作のために必要な濃厚化空燃混合体を提供する。
本願発明に係る別の実施形態によれば、始動準備システムは少なくとも一つの第一駆動手段を有し、燃料濃厚化システムは少なくとも一つの第二駆動手段を有する。燃料濃厚化システムが第一駆動手段を介して起動され得るように、第一駆動手段及び第二駆動手段が互いに連結されている。この構造は、燃料供給システムの簡潔な設計を可能とし、それによって製造及び保守に関連するコストを低減する。
本願発明に係る別の実施形態によれば、第一駆動手段はパージバルブ又は燃料噴射バルブであってもよく、第二駆動手段はチョークレバーであってもよい。本願発明に係る別の実施形態によれば、例えばパージバルブ又は燃料噴射バルブ等の第一駆動手段は、エンジンの始動前に始動準備システムが少なくとも一回は起動され得るように構成される。本願発明に係る別の実施形態によれば、始動準備システムは、パージバルブを有するパージシステムである。パージバルブは、パージシステムを駆動するために少なくとも一回は押圧される。パージシステムは、残留空気及び/又は残留燃料を取り除き、新鮮な燃料をダイアフラムキャブレターへ案内する。本願発明に係る別の実施形態によれば、始動準備システムは、燃料噴射バルブを有する燃料噴射システムである。燃料噴射バルブは、燃料噴射システムを駆動するため、少なくとも一回は押圧される。燃料噴射システムは、パージシステムとしての機能を果たすのに加え、度々新鮮な燃料を、補助回路を介してダイアフラムキャブレターのベンチュリに噴射する。本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムは、パージバルブ又は燃料噴射バルブの押圧によって起動される。
本願発明に係る別の実施形態によれば、ダイアフラムキャブレターはスロットルバルブも有する。スロットルバルブはバタフライスロットルバルブである。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムはチョークシステムを有する。チョークシステムは、ダイアフラムキャブレターの空気流入量を減らすために利用される。空気量の低減により空燃混合体を濃厚化させることができる。チョークシステムはチョークレバーによって駆動されることができ、チョークレバーは始動準備システムに連結されている。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムは濃厚化回路を有する。エンジンが駆動しているとき、濃厚化回路は、新鮮な燃料をダイアフラムキャブレターのベンチュリに噴出する。濃厚化回路はプッシュボタンによって起動される。プッシュボタンは始動準備システムに連結されている。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムは、チョークシステム及び濃厚化回路を有する。濃厚化回路及びチョークシステムの両方が存在することにより、より濃厚化された空燃混合体が得られる。濃厚化回路及びチョークシステムは、チョークシステムが起動されたとき濃厚化回路が駆動されるように互いに連結されている。更に、チョークシステムは始動準備システムに連結されている。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムは、チョークシステム及び濃厚化回路を有する。濃厚化回路及びチョークシステムは、濃厚化回路が起動されたときにチョークシステムが駆動されるように互いに連結されている。更に、濃厚化回路は始動準備システムに連結されている。
本願発明に係る別の実施形態によれば、キャブレターのスロットルバルブは、回転式スロットルバルブである。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料濃厚化システムは、濃厚化回路を有する。濃厚化回路はプッシュボタンによって起動する。プッシュボタンは始動準備システムに連結されている。
本願発明に係る別の実施形態によれば、燃料供給システムは、ダイアフラムキャブレターの外側にあるチョークシステムを有する。チョークシステムはチョークレバーによって駆動される。チョークレバーは始動準備システムに連結されている。
以下において、本発明を、開示された図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る燃料供給システムの略図である。 本発明の実施形態に係る燃料濃厚化回路と連結したパージバルブ又は燃料噴射バルブを備えるキャブレターの斜視図である。 本発明の実施形態に係るチョークシステムに連結されたパージバルブ又は燃料噴射バルブを備えるキャブレターの正面図である。 本発明の実施形態に係るチョークシステムに連結したパージバルブ又は燃料噴射バルブを備えるキャブレターの斜視図である。 本発明の実施形態に係る外部チョークシステムを備えるキャブレターの斜視図である。
以下に本発明について、一以上の本発明の態様を包含する発明の例示的実施形態が示される添付の図面を用いて、更に全体的に説明する。しかしながら本発明は、多様な形式で具現化することができ、ここで説明する実施形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、これらの実施形態は、徹底的且つ完璧なものを開示し、発明の範囲を当業者に十分に伝えるために提供されている。例えば、本発明の一以上の態様は、他の実施形態又は他のタイプの装置であっても実施することができる。図中で、似た番号は似た要素を参照している。
図1は、本発明の様々な実施形態を包含する内燃機関(図1に図示せず)のための例示的燃料供給システム100の略図を示す。本発明の実施形態において、燃料供給システム100は、ダイアフラムキャブレター102と、始動準備システム104と、燃料濃厚化システム106とを有する。
ダイアフラムキャブレター102は、エンジンのために、燃料を供給し空気と混合する。本発明に係る実施形態において、ダイアフラムキャブレター102は、空燃混合経路108と、燃料ポンプシステム(図1に図示せず)と、燃料計測システム(図1に図示せず)とを有する。図1の例示的実施形態に示すように、空気は、大気からAの方向に、空燃混合経路108へと導かれる。更に、燃料供給タンク110からの燃料は、燃料入口ライン111を用い、燃料ポンプシステム及び燃料計測システムを通して空燃混合経路108へと供給される。本発明に係る実施形態において、エンジンのクランク室からの圧力パルスは、燃料ポンプシステムにおいてダイアフラムの運動を生じさせるために利用されてもよく、燃料供給タンク110から燃料計測システムへ燃料を引き出すために利用されてもよい。燃料計測システムは、一以上の開口部(図1に図示せず)を通して空燃混合経路108へと燃料を供給することができる。空燃混合経路108は、以下に詳細に説明するが、キャブレターの他の構成要素については、本発明の一部ではなく従来技術であり且つ当業者にとって公知であるため、更なる説明は省略する。
図1に示すように、空燃混合経路108は、ベンチュリ112と、スロットルバルブ114とを有する。スロットルバルブ114は、ベンチュリ112の下流側に配置される。スロットルバルブ114がエンジンに入る空燃混合体の量を調整するための多重ポジションに位置決めされ得るように、スロットルバルブ114が回転可能に空燃混合経路108に取付けられてもよい。多重ポジションは、アイドルポジションと、部分スロットルポジションと、フルスロットルポジションとを有する。本発明に係る実施形態において、スロットルバルブ114はバタフライバルブであってもよい。本発明に係る別の実施形態において、スロットルバルブ114は回転式バルブであってもよい。本発明に係る実施形態において、スロットルバルブ114は、多重ポジションのスロットルレバー(図1に図示せず)によって駆動されてもよい。
本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116は、空燃混合経路108の上流側に設けられてもよい。本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116は、ダイアフラムキャブレター102の一体部分であってもよい。本発明に係る別の実施形態において、チョークバルブ116は、ダイアフラムキャブレター102から分離され得る外部チョークであってもよい。更に、チョークバルブ116は、空燃混合経路108に入る空気の量を調整するため、多重ポジションに位置決めされてもよい。限定するものではないが、チョークバルブ116の多重ポジションは、閉チョークポジションと、半チョークポジションと、開チョークポジションとを有する。チョークバルブ116は、多重ポジションにおいて、チョークバルブ116を駆動するためのチョークレバー(図1に図示せず)を有するチョークシステム(図1に図示せず)の一部であってもよい。
上述したように燃料供給システム100は、様々な手持ち動力工具の内燃機関のために使用されてもよい。しかしながら、エンジンの非運転状態において、ダイアフラムキャブレター102の様々な構成要素は、残留空気及び/又は残留燃料を含有している。始動準備システム104は、エンジンの始動前に、ダイアフラムキャブレター102の様々な構成要素から残留空気及び/又は残留燃料を取り除くことができ、且つ/又は、新鮮な燃料を案内することができる。始動準備システム104は、始動準備システム104を起動するための第一駆動手段を有してもよい。
本発明に係る実施形態において、始動準備システム104は、バルブ組立体118と、バルブ入口ライン120と、バルブ出口ライン122とを有する。バルブ組立体118は、バルブチャンバー126を画成する弾性ドーム状バルブ124を有してもよい。バルブ124は、バルブ124の押圧によって始動準備システム104を駆動するための第一駆動手段として駆動してもよい。本発明に係る実施形態において、始動準備システム104は、パージシステムであってもよく、バルブ組立体118がパージバルブ組立体であってもよい。この場合において、バルブ124は、パージンシステムを駆動するために押圧され得るパージバルブであってもよい。エンジンを始動する前に、バルブ124の押圧は、バルブチャンバー126の体積を減少させることができ、結果としてバルブチャンバー126の内部の圧力を上昇させ得る。圧力の上昇はバルブチャンバー126の内部の流体を、バルブ出口ライン122を通して燃料供給タンク110に排除させる。バルブチャンバー126内部の流体は、空気、又は、燃料と空気との混合であってもよい。バルブ124が解放されたとき、元の形状に戻り、それによってバルブチャンバー126の内部の圧力が減少する。結果、例えば燃料計測システムのようなダイアフラムキャブレター102の一以上の構成要素から、バルブ入口ライン120を通してバルブチャンバー126への残留燃料及び/又は残留空気の流れを生じ得る。本発明に係る実施形態において、バルブ124の繰り返される押圧は、燃料供給タンク110から新鮮な燃料を引き出し得る。こうして、パージシステムとして作動する始動準備システム104は、一以上のダイアフラムキャブレター102の構成要素を、燃料供給タンク110からの新鮮な燃料で充填することができる。
本発明に係る別の実施形態において、始動準備システム104は、燃料噴射システムであってもよく、バルブ組立体118が燃料噴射バルブ組立体であってもよい。この場合において、バルブ124は、燃料噴射システムを駆動するために押圧される燃料噴射バルブであってもよい。多くの場合、燃料噴射システムは、パージシステムの構成要素に加え、エンジンの始動前に燃料をベンチュリ112に案内する補助回路(図1に図示せず)を有することができる。パージシステムと同様、燃料噴射システムは、バルブ124の一以上の押圧によって駆動され得る。本発明に係る他の様々な実施形態において、始動準備システム104は、他の任意の公知のシステムであって、ダイアフラムキャブレター102から残留空気及び/又は残留燃料を取り除くためのシステム、燃料供給タンク110から新鮮な燃料をダイアフラムキャブレター102に引き出すためのシステム、及び/又は、燃料を空燃混合経路108に噴射するためのシステムを有してもよい。図1に示した始動準備システム104の例示的実施形態が本発明の範囲を制限するものではないことは、当業者にとって明らかである。
始動準備システム104によって残留空気及び/又は残留燃料を取り除いた後、燃料濃厚化システム106は、エンジンが駆動されたときに濃厚化空燃混合体をエンジンに提供するために使用されてもよい。燃料濃厚化システム106は、燃料濃厚化システム106を起動するための第二駆動手段を有してもよい。本発明に係る実施形態において、燃料濃厚化システム106は、濃厚化回路128を有してもよい。濃厚化回路128は、エンジンの駆動中、追加燃料を空燃混合経路108に供給するために使用されてもよい。本発明に係る実施形態において、濃厚化回路128は、濃厚化チャンバー130及び濃厚化ライン132を有してもよい。濃厚化チャンバー130は、バルブ入口ライン120から濃厚化チャンバー130へと燃料を流すようにバルブ入口ライン120に接続されてもよい。更に、濃厚化ライン132は、ダイアフラムキャブレター102と、濃厚化チャンバー130との間に提供されてもよく、空燃混合経路108のベンチュリ112に、一以上の開口部(図1に図示せず)を有してもよい。本発明に係る実施形態において、一以上の開口部は、空燃混合経路108におけるスロットルバルブ114の上流側の任意の場所に配置されてもよい。本発明に係る実施形態において、濃厚化回路128は、プッシュボタン134が第二駆動手段として駆動するようにプッシュボタン134によって駆動されてもよい。本発明に係る実施形態において、プッシュボタン134は、濃厚化ライン132を通してベンチュリ112へと燃料を案内するために押圧されてもよい。本発明に係る他の様々な実施形態において、燃料濃厚化システム106は、エンジンが駆動されるときにベンチュリ112に燃料を供給するための他の任意の公知なシステムを有してもよい。図1に示す燃料濃厚化システム106の例示的実施形態が、本発明の範囲を制限するものでないことは、当業者にとって明らかである。
本発明に係る別の実施形態において、燃料濃厚化システム106は、チョークシステム及び第二駆動手段として駆動できるチョークレバーのみを有してもよい。上述したように、チョークシステムは、空燃混合経路108へ流入する空気の量を減少させることによって濃厚化空燃混合体を形成するために使用されてもよい。
本発明に係る別の実施形態において、燃料濃厚化システム106は、チョークシステム及び濃厚化回路128の両方を有してもよい。限定するものではないが、本発明に係る様々な実施形態において、第二駆動手段は、例えば、チョークシステム及び/又は濃厚化回路128とそれぞれ関連するチョークレバー及び/又はプッシュボタン134を有してもよい。
本発明に係る別の実施形態において、燃料濃厚化システム106及び/又は始動準備システム104は、燃料濃厚化システム106が、始動準備システム104の起動によって起動されるように連結されてもよい。始動準備システム104の第一駆動手段及び燃料濃厚化システム106の第二駆動手段は、燃料濃厚化システム106が第一駆動手段によって起動されるように互いに連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、始動準備システム104のバルブ124は、燃料濃厚化システム106がバルブ124の押圧によって起動されるようにチョークレバー又はプッシュボタン134に連結されてもよい。
本発明に係る実施形態において、濃厚化回路128及びチョークシステムは、チョークシステムの駆動で濃厚化回路128が駆動されるように連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、チョークシステムのチョークレバー及びプッシュボタン134は、濃厚化回路128がチョークレバーによって起動されるように互いに連結されてもよい。更に、チョークシステムは始動準備システム104に連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、始動準備システム104のバルブ124は、チョークレバーに連結されてもよい。
本発明に係る実施形態において、濃厚化回路128及びチョークシステムは、濃厚化回路128の駆動により、チョークシステムが駆動するように連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、チョークシステムのチョークレバー及びプッシュボタン134は、チョークシステムが、プッシュボタン134によって起動されるように連結されてもよい。更に、濃厚化回路128は、始動準備システム104に連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、始動準備システム104のバルブ124は、プッシュボタン134に連結されてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る燃料供給システム100の一部の斜視図である。燃料供給システム100は、ダイアフラムキャブレター102及びバルブ組立体118を有してもよい。ダイアフラムキャブレター102は、空燃混合経路108を有してもよい。スロットルバルブ114は、空燃混合経路108に配置されてもよい。本発明に係る実施形態において、スロットルバルブ114は、回転式スロットルバルブであってもよい。回転式スロットルバルブ114は、バルブ穴(図2に図示せず)を備える円筒形バルブ本体を有してもよい。回転式スロットルバルブ114は、空燃混合経路108において、バルブ穴を空燃混合経路108に、選択的に整列させ又は整列させないために回転可能に取付けられてもよい。回転式スロットルバルブ114は、回転式スロットルバルブ114に連結されたスロットルシャフト202によって回転されてもよい。スロットルシャフト202は、カバープレート204を通して上方に伸長し得る。本発明に係る実施形態において、スロットルシャフト202は、スロットルレバー(図2に図示せず)によって駆動されてもよい。本発明に係る実施形態において、プッシュボタン134は、図1に示すように燃料供給システム100の濃厚化回路128を起動するために提供されてもよい。この場合において、バルブ組立体118は、少なくともバルブ入口ライン120(図2に図示せず)及びバルブ出口ライン122(図2に図示せず)と共に、始動準備システム104として駆動してもよく、濃厚化回路128は、燃料濃厚化システム106として駆動してもよい。更に、プッシュボタン134は、連結部208を介してバルブ組立体118と統合されてもよい。本発明に係る実施形態において、バルブ124は、燃料供給システム100のパージシステムを起動し得るパージバルブであってもよい。本発明に係る別の実施形態において、バルブ124は、燃料供給システム100の燃料噴射システムを起動し得る燃料噴射バルブであってもよい。バルブ124が押圧されたとき、バルブ124は、Bの方向に、第一ポジションから第二ポジションへと移動され得る。バルブ124の移動は、連結部208を通してプッシュボタン134に伝達され得る。結果、プッシュボタン134は、濃厚化回路128を駆動するために押圧され得る。こうして、バルブ124の押圧によるパージシステム又は燃料噴射システムの駆動の動作は、濃厚化回路128をも駆動させる。プッシュボタン134は既に駆動ポジションにあるため、バルブ124の更なる押圧は、プッシュボタン134のポジションに影響を与えない。本発明に係る実施形態において、手動手段又は自動手段によるスロットルレバーの駆動は、バルブ組立体118を第一ポジションへ自動リセットする。従ってプッシュボタン134は、非駆動ポジションに解放することができ、濃厚化回路128は、起動停止される。
本発明に係る別の実施形態において、スロットルバルブ114は、バタフライスロットルバルブであってもよい。この場合において、燃料濃厚化システム106は、濃厚化回路128に加え、チョークシステム(図2に図示せず)を有してもよい。本発明に係る実施形態において、バルブ124の押圧及びそれに続く濃厚化回路128の駆動は、チョークシステムを駆動させることもできる。本発明に係る実施形態において、プッシュボタン134は、チョークシステムのチョークレバーと連結させてもよい。本発明に係る別の実施形態において、チョークシステムは、分離手段によって駆動されてもよい。
図3は、本発明の例示的実施形態に係る燃料供給システム100の一部の正面図を示す。燃料供給システム100は、ダイアフラムキャブレター102及びチョークシステム302を有してもよい。チョークシステム302は、図1に示すように燃料濃厚化システム106の一部を少なくとも形成する。本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116を有するチョークシステム302は、ダイアフラムキャブレター102に統合されてもよい。本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116は、バタフライバルブであってもよい。チョークシステム302は、チョークバルブ116に連結されたチョークロッド304を有してもよい。チョークロッド304は、第二駆動手段として駆動してもよい。チョークバルブ116は、チョークロッド304の回転がチョークバルブ116を駆動し得るようにチョークロッド304に取付けられてもよい。チョークロッド304は、カム部材306を有してもよい。カム駆動部材308は、バルブ組立体118に連結されてもよい。本発明に係る実施形態において、カム駆動部材308は、接触端309を備える細長いシャフトであってもよい。接触端309は、カム駆動部材308がカム部材306と係合し得るように設けられてもよい。バルブ組立体118は、第一支持シャフト310に取付けられてもよい。第一支持シャフト310は、第二支持シャフト312に、伸縮自在に連結されてもよい。図3の例示的実施形態に示すように、第一支持シャフト310の外径は、第二支持シャフト312の外径よりも大きい。しかしながら、本発明に係る他の実施形態において、第一支持シャフト310の外径は、第二支持シャフト312の外径より小さくてもよい。第二支持シャフト312は、ダイアフラムキャブレター102で固定され得る。第一環状突出部314及び第二環状突出部316は、それぞれ、第一支持シャフト310及び第二支持シャフト312に設けられてもよい。更に、コイルばね318は、第一環状突出部314及び第二環状部316間に配置されてもよい。コイルばね318は、通常環状突出部314及び316に別々に付勢されてもよく、バルブ組立体118を非駆動ポジションに保持する。
本発明に係る実施形態において、エンジンの始動前、チョークバルブ116は、開チョークポジションであってもよい。バルブ組立体118は、少なくともバルブ入口ライン120(図3に図示せず)及びバルブ出口ライン122(図3に図示せず)と共に、始動準備システム104として駆動してもよく、バルブ124がCの方向に押圧されたとき、パージシステム又は燃料噴射システムを駆動する。バルブ124の押圧の結果、バルブ組立体118は、コイルばね318の付勢力を越えることによって非駆動ポジションから駆動ポジションへと移動させられてもよい。第一支持シャフト310は、バルブ組立体118の移動を可能とするため、第二支持シャフト312上を伸縮自在にスライドしてもよい。従って、カム駆動部材308も又Cの方向に移動され得る。カム駆動部材308の接触端309は、カム部材306と係合してもよく、カム部材306を回転させる。チョークロッド304も、カム部材306と回転することができ、それによって閉チョークポジションにあるチョークバルブ116を駆動する。閉チョークポジションにおいて、エンジンが駆動したとき、空燃混合経路108に流入する空気の量が減らされ、濃厚化空燃混合体が形成され得る。バルブ組立体118の駆動ポジションは、Cの方向の第二支持シャフト312上における第一支持シャフト310の最大伸長移動に対応してもよい。こうして、バルブ124の更なる押圧は、チョークロッド304のポジションに影響を与えず、チョークバルブ116は、閉チョークポジションのままである。ひとたびバルブ組立体118が駆動ポジションに押圧されると、バルブ組立体118は、ロック機構によって所定の場所で保持される。本発明に係る実施形態において、手動手段又は自動手段によるスロットルレバーの駆動は、ロック機構を自動的に解放し、バルブ組立体118を非駆動ポジションへリセットしてもよい。結果、ひとたびエンジンが始動されれば、チョークバルブ116は、開チョークポジションに駆動されてもよい。本発明に係る別の実施形態において、バルブ組立体118は、チョークバルブ116の半チョークポジションに対応する中間駆動ポジションに押圧されてもよい。中間駆動ポジションは、バルブ組立体118の非駆動ポジションと、駆動ポジションとの間の中間ポジションに配置することができる。本発明に係る実施形態において、バルブ組立体118は、中間駆動ポジションでロック機構によって所定の位置に保持されてもよい。しかしながら、中間駆動ポジションでバルブ124が更に押圧されると、ロック機構が解放され、バルブ組立体118が駆動ポジションへ可動となるため、チョークバルブ116を閉チョークポジションへと駆動する。
本発明に係る実施形態において、燃料供給システム100は、チョークシステム302に加え、更に濃厚化回路128を有してもよい。濃厚化回路128は、バルブ組立体118の方向Cへの移動によってチョークロッド304が回転させられたときに起動されてもよい。こうして、チョークシステム302の駆動は、濃厚化回路128を起動させる。本発明に係る実施形態において、チョークシステムのチョークロッド304は、濃厚化回路128のプッシュボタン134に連結させてもよい。
図4は、本発明の例示的実施形態に係る燃料供給システム100の一部の斜視断面図を示す。図4の例示的実施形態に示すように、燃料供給システム100は、ダイアフラムキャブレター102及びチョークシステム302を有してもよい。チョークシステム302は、少なくとも燃料濃厚化システム106の一部を形成することができる。本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116(図4に図示せず)を有するチョークシステム302は、ダイアフラムキャブレター102に統合されてもよい。本発明に係る実施形態において、チョークバルブ116は、バタフライバルブであってもよい。バルブ組立体118は、スライド部材402に連結されてもよい。バルブ組立体118及びスライド部材402は、バルブハウジング404に配置されてもよい。バルブ124が押圧されたとき、スライド部材402は、バルブ組立体118をDの方向へ、非駆動ポジションから駆動ポジションへと移動させてもよい。図4において、スライド部材402及びバルブハウジング404は、実質的に円筒形状で示されている。しかしながら、スライド部材402及びバルブハウジング404の他の形状及び構造は、本発明の本質から逸脱することなく想定され得る。スライド部材402は、第一係合部材406を有する。本発明に係る実施形態において、第一係合部材406は、円筒断面を備える細長いシャフトであってもよい。バルブハウジング404は、第一係合部材406を第一ポジションから第二ポジションへの移動範囲内で移動させるためのスロット407を有してもよい。スロット407の長さは、その長さが、少なくとも第一係合部材406の移動の範囲を許容し得るように選択される。第一係合部材406の第一ポジション及び第二ポジションは、バルブ組立体118の非駆動ポジション及び駆動ポジションにそれぞれ対応する。更に、チョークシステム302は、チョーク駆動レバー408を有してもよい。本発明に係る実施形態において、チョーク駆動レバー408は、第二駆動手段であってもよい。チョーク駆動レバー408は、チョーク駆動レバー408の回転がチョークバルブ116を駆動し得るようにチョークバルブ116に連結されてもよい。チョーク駆動レバー408は、第一係合部材406と係合し得る第二係合部材410を有してもよい。本発明に係る実施形態において、第二係合部材410は、第一係合部材406の移動範囲において第一係合部材406と第二係合部材410との間の安定した係合を可能とするためにL字型であってもよい。
本発明に係る実施形態において、エンジンの始動前、バルブ組立体118は非駆動ポジションにあり、第一係合部材406は第一ポジションにある。チョーク駆動レバー408の対応する位置決めは、チョークバルブ116が開チョークポジションにあるように決められてもよい。この場合において、バルブ組立体118は、始動準備システム104として駆動してもよく、バルブ124がパージシステム又は燃料噴射システムを起動するために押圧されたとき、バルブ組立体118は、Dの方向に、非駆動ポジションから駆動ポジションへと移動させられてもよい。従って、第一係合部材406は、第一ポジションから第二ポジションへと、スロット407に沿って移動させられてもよい。こうして、チョーク駆動レバー408は、閉チョークポジションにおいて、チョークバルブ116を駆動するために回転してもよい。スロット407の長さは、バルブ124が押圧されたときであっても、バルブ組立体118のDの方向に沿った更なる移動を防ぎ得る長さにしてもよい。ひとたびバルブ組立体118が駆動ポジションに押圧されると、バルブ組立体118は、ロック機構によって所定の場所に保持される。本発明に係る実施形態において、手動手段又は自動手段によるスロットルレバーの駆動は、ロック機構を自動的に解放してもよく、バルブ組立体118を非駆動ポジションにリセットしてもよい。
図5は、本発明の実施形態に係る燃料供給システム100の一部の斜視図を示す。図5の例示的実施形態に示すように、燃料供給システム100は、ダイアフラムキャブレター102とチョークシステム302とを有する。チョークシステム302は、少なくとも燃料濃厚化システム106の一部を形成する。限定するものではないが、本発明に係る実施形態において、少なくともチョークシステム302の一部は、例えば、チョークバルブ116のようにダイアフラムキャブレター102の外側にあってもよい。チョークバルブ116は、空気箱502に設けられた外部チョークバルブであってもよい。本発明に係る実施形態において、外部チョークバルブ116は、枢動軸504に取付けられてもよい。外部チョークバルブ116は、バルブ端506及び駆動部508を有してもよい。バルブ端506は、吸気口510の空気流入の量を調整することができる。空気は吸気口510を通して空燃混合経路108(図5に図示せず)へと誘導されてもよい。バルブ端506は、吸気口510の円形断面と合わせて実質的に円形でもよい。しかしながら、バルブ端506及び吸気口510は他の形状及び構造であってもよい。駆動部508は、二つの突出部512及び514を有してもよい。突出部512及び514は、駆動ピン518を受容する溝516を画成してもよい。外部チョークバルブ116は、駆動ピン518それぞれが非駆動ポジション及び駆動ポジションにあるとき開チョークポジション及び閉チョークポジションであってもよい。駆動ピン518は外部チョーク駆動レバー520に連結されてもよい。外部チョーク駆動レバー520は、第一ポジション及び第二ポジション間で可動であってもよい。外部チョーク駆動レバー520の第一ポジション及び第二ポジションに対応して、駆動ピン518が非駆動ポジション及び駆動ポジション間でそれぞれ可動であってもよい。本発明に係る実施形態において、外部チョーク駆動レバー520は、第二駆動手段として駆動してもよい。バルブ組立体118は、外部チョーク駆動レバー520と連結されてもよい。バルブ組立体118は、外部チョーク駆動レバー520と共にEの方向に第一ポジションから第二ポジションへと枢動してもよい。図5の例示的実施形態に示すように、Eの方向は、反時計周りでもよい。しかしながら、本発明に係る他の実施形態において、Eの方向は、時計回りであってもよい。
本発明に係る実施形態において、エンジンの始動前、外部チョーク駆動レバー520及び駆動ピン518は、それぞれ第一ポジション及び非駆動ポジションであってもよい。従って、外部チョークバルブ116は、開チョークポジションであってもよい。この場合において、バルブ組立体118は、少なくともバルブ入口ライン120(図5に図示せず)及びバルブ出口ライン122(図5に図示せず)と共に始動準備システム104として駆動してもよい。バルブ124がパージシステム及び燃料噴射システムを駆動するために押圧されたとき、バルブ組立体118及び外部チョーク駆動レバー520は、第一ポジションから第二ポジションへ移動することができ、駆動ピン518を駆動ポジションに移動させてもよい。駆動ピン518の移動は突出部512及び514を係合させ、外部チョークバルブ116を閉チョークポジションへと反時計回りに回転させる。本発明に係る実施形態において、外部チョークバルブ116の開チョークポジションは、外部チョークバルブ116が閉チョークポジションへと時計回りに回転する方法であってもよい。外部チョーク駆動レバー520はEの方向において第二ポジションを越えて回転することができないため、バルブ124の更なる押圧は、外部チョークバルブ116のポジションに影響し得ない。
本発明に係る実施形態において、トリガー部材524を駆動するために非ロックポジション及びロックポジション間にロックレバー522が設けられてもよい。外部チョーク駆動レバー520の面526は、ロックレバー522と係合してもよく、それによって、ロックレバー522を枢動軸528周りに回転させる。本発明に係る実施形態において、ロックレバー522は、面526と係合し得る角ばった面530を有してもよい。ひとたびバルブ組立体118が第二ポジションへと押圧されると、バルブ組立体118は、ロックレバー522及びトリガー部材524によって所定の場所に保持される。本発明に係る実施形態において、手動手段及び自動手段によるスロットルレバーの駆動は、トリガー部材524を解放し、バルブ組立体118を第一ポジションへとリセットし得る。
図面及び明細書において、本発明に係る好適な実施形態が開示され、具体的な用語が用いられてきたが、それらは、一般的且つ記述的意味でのみ使用され、以下の特許請求の範囲で説明される本発明の範囲を限定する目的では使用されていない。

Claims (20)

  1. 燃料供給システム(100)が、
    空気と燃料を混合するためのダイアフラムキャブレター(102)と、
    エンジンの始動前に前記キャブレターから残留燃料又は残留空気を取り除くため、或いは、燃料を前記キャブレター(102)に案内するための始動準備システム(104)であって、パージバルブによって駆動されるパージシステム又は燃料噴射バルブによって駆動される燃料噴射システムを具備する始動準備システム(104)と、
    エンジンが駆動されたときに濃厚化空燃混合体を提供するための燃料濃厚化システム(106)と、を具備する内燃機関のための燃料供給システム(100)であって、
    前記燃料濃厚化システム(106)が前記始動準備システム(104)の前記パージバルブ又は前記燃料噴射バルブの押圧によって起動させられ得るように前記燃料濃厚化システム(106)が前記始動準備システム(104)に連結されていることを特徴とする、手持ち動力工具のための燃料供給システム(100)。
  2. 前記燃料濃厚化システム(106)がチョークシステム(302)又は濃厚化回路(128)を具備する請求項1に記載の燃料供給システム(100)。
  3. 前記燃料濃厚化システム(106)がバルブ(114、116)を具備し、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの少なくとも一回の押圧が前記バルブ(114、116)の移動を生じさせるべく構成されるように、前記燃料濃厚化システム(106)が前記始動準備システム(104)に連結された請求項1又は請求項2のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  4. 前記バルブが、バタフライバルブ、回転式バルブ、又は、スライドバルブを具備する請求項3に記載された燃料供給システム(100)。
  5. 前記始動準備システム(104)が、パージシステムである請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  6. 前記始動準備システム(104)が、パージバルブを具備し、該パージバルブは、エンジンの始動前、前記パージシステムを駆動するために少なくとも一回は押圧され得る請求項5に記載の燃料供給システム(100)。
  7. 前記始動準備システム(104)が燃料噴射システムである請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  8. 前記始動準備システム(104)が、燃料噴射バルブを具備し、該燃料噴射バルブは、エンジンの始動前、前記燃料噴射システムを駆動するために少なくとも一回は押圧され得る請求項7に記載の燃料供給システム(100)。
  9. 前記ダイアフラムキャブレター(102)が、スロットルバルブ(114)を有し、
    該スロットルバルブ(114)がバタフライスロットルバルブである請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  10. 前記ダイアフラムキャブレター(102)がスロットルバルブ(114)を有し、
    該スロットルバルブ(114)が回転式スロットルバルブである請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  11. 前記燃料濃厚化システム(106)が、チョークシステム(302)を具備し、
    該チョークシステム(302)がレバー(304、408、520)によって起動されることができ、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの少なくとも一回の押圧が前記レバー(304、408、520)の移動を生じさせるように、該レバー(304、408、520)が前記始動準備システム(104)に連結された請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  12. 前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの少なくとも一回の押圧が前記チョークシステム(302)の起動を生じさせるべく構成されるように、前記チョークシステム(302)が前記始動準備システム(104)に連結された請求項1から請求項11のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  13. バルブ(116)及び駆動部材(308)を更に具備し、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの押圧が少なくとも部分的に前記バルブの移動を生じさせる前記駆動部材の軸線運動を生じさせるように、前記駆動部材が前記バルブ及び前記パージバルブ又は燃料噴射バルブに連結された請求項1から請求項12のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  14. バルブ(114、116)及びシャフト又はロッド(202、304、408)を更に具備し、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの押圧が前記シャフト又はロッドの回転を通して前記バルブの移動を生じさせるように、前記シャフト又はロッドが前記バルブ及び前記パージバルブ又は燃料噴射バルブに連結された請求項1から請求項13のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  15. 前記キャブレター(102)の外側にあるチョークシステム(302)を具備し、
    前記チョークシステム(302)が、レバー(520)によって起動されることができ、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの少なくとも一回の押圧が前記レバー(520)の移動を生じさせるべく構成されるように、前記レバー(520)が始動準備システム(104)に連結された請求項1から請求項14のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  16. 前記始動準備システムが、
    弾性ドーム状バルブ(124)と、
    バルブチャンバー(126)と、
    前記弾性ドーム状バルブ(124)の少なくとも一回の押圧に応じて前記バルブチャンバー(126)から燃料供給タンク(110)へと空気又は燃料を移動させるバルブ出口ライン(122)と、
    前記弾性ドーム状バルブ(124)の少なくとも一回の押圧に応じて前記キャブレター(102)の構成要素から前記バルブチャンバー(126)へと空気又は燃料を引き込むためのバルブ入口ライン(120)と、を具備する請求項1から請求項15のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  17. 前記燃料濃厚化システム(106)が、チョークバルブ(116)を具備し、
    前記パージバルブ又は燃料噴射バルブの少なくとも一回の押圧が始動位置への前記チョークバルブ(116)の回転を生じさせるべく構成されるように、前記燃料濃厚化システム(106)が前記始動準備システム(104)に連結された請求項1から請求項16のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  18. 前記始動準備システムの前記パージバルブ又は燃料噴射バルブが、バルブ(124)を具備し、
    当該燃料供給システム(100)は、前記バルブ(124)の少なくとも一回の押圧が前記バルブ(124)を、第1の位置から第2の位置へと移動させ、且つ、前記第2の位置において少なくとも一時的にロックさせることによって少なくとも数回の続く前記バルブ(124)の押圧がプッシュボタン(134)の位置に影響しないように構成され、
    前記第2の位置が、前記燃料濃厚化システムの起動に相当する請求項1から請求項17のいずれか一つに記載の燃料供給システム(100)。
  19. スロットルレバーを更に具備し、
    該スロットルレバーの起動が、前記バルブ(124)を前記第1の位置へとリセットさせる請求項18に記載の燃料供給システム(100)。
  20. チェーンソー及びライントリマーのいずれか一方の前記手持ち動力工具が、前記ダイヤフラムキャブレター(102)を備えた小型2サイクル内燃機関によって駆動される、請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の燃料供給システム(100)。
JP2014152905A 2014-07-28 2014-07-28 内燃機関のための燃料供給システム Active JP5905935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014152905A JP5905935B2 (ja) 2014-07-28 2014-07-28 内燃機関のための燃料供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014152905A JP5905935B2 (ja) 2014-07-28 2014-07-28 内燃機関のための燃料供給システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012541983A Division JP5628934B2 (ja) 2009-12-04 2009-12-04 内燃機関のための燃料供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014224539A JP2014224539A (ja) 2014-12-04
JP5905935B2 true JP5905935B2 (ja) 2016-04-20

Family

ID=52123364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014152905A Active JP5905935B2 (ja) 2014-07-28 2014-07-28 内燃機関のための燃料供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5905935B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3451383A (en) * 1967-10-31 1969-06-24 Tecumseh Products Co Carburetor primer and throttle control mechanism
JPS5654359Y2 (ja) * 1976-09-18 1981-12-18
US6481403B1 (en) * 2000-11-10 2002-11-19 Walbro Corporation Carburetor with purge prime system
US7690342B2 (en) * 2007-01-05 2010-04-06 Walbro Engine Management, L.L.C. Priming circuit for a fuel system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014224539A (ja) 2014-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5628934B2 (ja) 内燃機関のための燃料供給システム
US7467785B2 (en) Auxiliary fuel and air supply in a carburetor
US5554322A (en) Apparatus for supplying starting-fuel for a carburetor
US6932058B2 (en) Carburetor arrangement for an internal combustion engine
US9650950B2 (en) Carburetor for a hand-guided power tool and hand-guided power tool
US20100192928A1 (en) Two-stroke cycle combustion engine of air scavenging type
US7404546B2 (en) Carburetor arrangement
US20070045878A1 (en) Carburetor
JP5977332B2 (ja) キャブレター・エンジンのためのキャブレター・システム
US6494439B1 (en) Carburetor control system having two cam members connected to choke valve and throttle valve
US9512806B2 (en) Internal combustion engine having a starter device
JP5905935B2 (ja) 内燃機関のための燃料供給システム
CN104775936B (zh) 用于内燃机的燃料输送系统
JPH03242455A (ja) ダイヤフラム式気化器の始動装置
JPH0437241Y2 (ja)
JP2009209691A (ja) 2サイクルエンジンの気化器
JP3409949B2 (ja) 気化器の始動燃料供給装置
JP2532956Y2 (ja) ダイヤフラム式気化器を備えたエンジン
JP4629273B2 (ja) 気化器
JP2518034Y2 (ja) ダイヤフラム式気化器
GB1602058A (en) Carburettors
JPH08165954A (ja) 気化器の始動燃料供給装置
JP2014152605A (ja) エンジンおよびエンジン作業機
JPH11117812A (ja) 始動機構を具えた気化器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5905935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250