JP5905840B2 - 触覚センサシステム、軌道取得装置、及び、ロボットハンド - Google Patents

触覚センサシステム、軌道取得装置、及び、ロボットハンド Download PDF

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Description

本発明は、触覚センサシステム、軌道取得装置、及び、ロボットハンドに関する。
近年、触覚センサシステムについて活発に研究が行われている。例えば、特許文献1〜特許文献6に記載の触覚センサシステムにおいては、触覚センサがマトリクス状に配置されている。また、特許文献1は、このような触覚センサシステムをロボットの表面に用いることにより、高度な処理を行うことを記載している。例えば、ロボットの指先に、触覚センサを高密度に設置することにより、ロボットが物の形状を把握したり、物をつかんだりすることが可能となる。
特開2007−285784号公報 特開2007−078382号公報 特開2007−010482号公報 特開2006−337315号公報 特開2006−287520号公報 特開2006−281347号公報
しかし、触覚センサシステムは、圧力分布の変化を検出するものであるため、例えば、ロボットの指が押しながら移動した場合等では、触覚センサシステムを用いてロボットの指の動作の軌跡をより正確に検出することが難しい。
また、触覚センサではなく、姿勢センサを用いて、ロボット等の動作の軌跡を検出することも考えられる。しかし、姿勢センサのみで動作の軌跡を検出する場合、取得精度は、数センチ程度が限度となってしまう。例えば、姿勢センサとして加速度センサを用いる場合、10mG程度がノイズとなって検出信号に含まれる(1G=9.80665m/s)。加速度センサにより移動量を検出する場合、移動量は、(移動量)=(1/2)×atで表される(aは加速度、tは時間)。そのため、1秒間では、49mm程度が誤差として、検出した移動量に含まれてしまう。従って、姿勢センサを用いてロボット等の動作の軌跡を検出する場合、取得精度は数センチ程度となってしまう。
本発明の第1の態様にかかる触覚センサシステムは、圧力を検出してものに触れていることを検知する複数の触覚センサと、位置の変化により姿勢の変化を検出する少なくとも一つの姿勢センサと、を有する複数のバスと、前記複数のバスに接続される演算処理手段と、を備える。また、前記触覚センサ同士の間隔は、前記姿勢センサの分解能の最小値よりも短い。また、前記演算処理手段は、隣り合う複数の前記触覚センサが検出した値に基づいて圧力分布を算出し、前記姿勢センサが検出した値に基づいて移動距離を算出する。また、前記演算処理手段は、前記移動距離が前記姿勢センサの分解能の最小値以上である場合、前記圧力分布と前記移動距離とに基づいて、動作の軌跡を推定する。また、前記演算処理手段は、前記移動距離が前記姿勢センサの分解能の最小値よりも小さい場合、前記圧力分布に基づいて、動作の軌跡を推定する。
本発明の第2の態様にかかる軌道取得装置は、上記の触覚センサシステムと、前記触覚センサシステムを対象物に設置するための設置補助具と、を備える。
本発明の第3の態様にかかるロボットハンドは、上記の触覚センサシステムを備える。
より細かい単位で且つより正確に、動作の軌跡を推定することができる触覚センサシステム、軌道取得装置、及び、ロボットハンドを提供することができる。
実施の形態1にかかる触覚センサシステムを説明する図である。 実施の形態1にかかる触覚センサシステムを説明するブロック図である。 実施の形態1にかかる触覚センサシステムのセンサ群を説明するブロック図である。 実施の形態1にかかる触覚センサシステムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる触覚センサのクラスタ化を説明する図である。 実施の形態1にかかる触覚センサのクラスタ化を説明する図である。 実施の形態1にかかる触覚センサのクラスタ化を説明する図である。 指先の動きを説明する図である。 指先の動きを説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力の算出について説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力の算出について説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力の算出について説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力の算出について説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力の算出について説明する図である。 実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサの合力と、姿勢センサの検出値とを用いた移動量の算出を説明する図である。 実施の形態2にかかる軌道取得装置を説明する図である。 実施の形態3にかかるロボットハンドを説明する側面図である。 実施の形態4にかかるロボットハンドを説明する側面図である。 実施の形態5にかかるロボットハンドを説明する側面図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100を説明する図である。図2は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100を説明するブロック図である。図3は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100のセンサ群を説明するブロック図である。
図1に示すように、触覚センサシステム100は、人間の手Pなどの対象物に設置され、対象物の動作の軌跡を推定するものである。
図1〜図3に示すように、触覚センサシステム100は、複数のバス1−1、1−2、・・・、1−n(nは、2以上の整数)と、複数のバス1−1、1−2、・・・、1−nに接続される演算処理部(演算処理手段)2と、を備える。
また、複数のバス1−1、1−2、・・・、1−nは、複数の触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−m(mは、2以上の整数)と、少なくとも1つの姿勢センサ4と、を有する。
また、触覚センサシステム100は、ストレージ5、通信部6等を備えている。
以下、バス1−1、1−2、・・・、1−n、触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−mを特に区別をする必要がない場合には、それぞれ、バス1、触覚センサ3と称する。
なお、演算処理部2、ストレージ5、通信部6は、触覚センサシステム100の制御部7を構成する。
各バス1において、触覚センサ3同士の間隔が等間隔となるように、触覚センサ3は配置されている。また、触覚センサ3同士の間隔Uは、姿勢センサ4の分解能の最小値よりも短い。ここで、姿勢センサ4の分解能とは、姿勢センサ4が検出した値に基づいて正確に算出することができる移動距離の大きさを意味し、例えば、数センチ程度〜数十センチ程度等の範囲の大きさを意味する。そして、姿勢センサ4の分解能の最小値とは、姿勢センサ4が検出した値に基づいて正確に算出することができる移動距離の最小値を意味する。
演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3が検出した値に基づいて圧力分布を算出する。
また、演算処理部2は、姿勢センサ4が検出した値に基づいて移動距離を算出する。
そして、演算処理部2は、算出した移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値以上であるか否かを判断する。算出した移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値以上である場合、演算処理部2は、算出した圧力分布と移動距離とに基づいて、動作の軌跡を推定する。一方、算出した移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値よりも小さい場合、算出した圧力分布に基づいて、動作の軌跡を推定する。
触覚センサ3は、圧力センサ等であり、力を検出する。
姿勢センサ4は、加速度センサ等である。
ストレージ5は、演算処理部2が各種機能を実現するために必要なデータ、プログラムを格納するとともに、演算処理部2による演算結果等を格納する。
通信部6は、触覚センサシステム100と外部との通信を制御する。例えば、マッサージ等を行う施術者に触覚センサシステム100を設置し、施術者の動きをロボットRに教示する場合、通信部6は、触覚センサシステム100とロボットRとの間の通信を制御する。
次に、図4を参照しながら、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100の動作について説明する。
まず、演算処理部2は、移動距離L及び圧力分布Fを0にリセットする(ステップS1)。
次に、演算処理部2は、姿勢センサ4が検出した値に基づいて移動距離Lを算出する(ステップS2)。ここで、移動距離Lに含まれるx軸方向の移動距離成分をLx、y軸方向の移動距離成分をLy、z軸方向の移動距離成分をLzとする。
次に、演算処理部2は、ステップS2で算出した移動距離に基づいて、触覚センサシステム100が設置された対象物が移動しているか否かを判断する(ステップS3)。具体的には、移動距離成分Lx、Ly、Lzが、それぞれ閾値Th_Lx、Th_Ly、Th_Lzより大きいか否かに基づいて、対象物が移動しているか否かを判断する。
ステップS3において、対象物が移動していない場合(ステップS3;No)、ステップS2に戻る。
ステップS3において、対象物が移動している場合(ステップS3;Yes)、演算処理部2は、ステップS2で算出した移動距離L(Lx、Ly、Lz)に基づいて、教示データを生成し、ストレージ5に保存する(ステップS4)。
次に、演算処理部2は、各触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−mが力を検出しているか否かを判断する(ステップS5)。例えば、アナログセンサである触覚センサ3は、検出した力を電圧に変換して出力し、演算処理部2又は触覚センサ3に別途備えられているプロセッサ(MEMS(Micro Electro Mechanical System))は電圧をデジタル変換してパス通信を行っている。そして、演算処理部2は、アナログ(力)からデジタル信号の変換時に各触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−mが力を検出しているか否かを判断する。
ステップS5において、各触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−mが力を検出していない場合(ステップS5;No)、ステップS2に戻る。
ステップS5において、各触覚センサ3−1、3−2、・・・、3−mが力を検出している場合(ステップS5;Yes)、演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3が検出した値に基づいて圧力分布Fを算出し、算出した圧力分布Fに基づいて、教示データを生成し、ストレージ5に保存する(ステップS6)。より具体的には、演算処理部2は、バス1毎に、隣り合う複数の触覚センサ3が検出した力の合力を算出する。ステップS6の詳細については、後述する。ここで、圧力分布Fに含まれるx軸方向の圧力分布成分をFx、y軸方向の圧力分布成分をFy、z軸方向の圧力分布成分をFzとする。
次に、演算処理部2は、ステップS2で算出した移動距離Lが、姿勢センサ4の分解能の最小値以上か否かを判断する(ステップS7)。
ステップS7において、ステップS2で算出した移動距離Lが、姿勢センサ4の分解能の最小値より小さい場合(ステップS7;No)、演算処理部2は、ステップS6で算出した圧力分布F(Fx、Fy、Fz)に基づいて、対象物の動作の軌跡を推定する(ステップS8)。具体的には、演算処理部2は、圧力分布F(Fx、Fy、Fz)に基づいて、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)を推定する。ステップS8の詳細については、後述する。
ステップS7において、ステップS2で算出した移動距離Lが、姿勢センサ4の分解能の最小値以上である場合(ステップS7;Yes)、演算処理部2は、ステップS6で算出した圧力分布と、ステップS2で算出した移動距離とに基づいて、対象物の動作の軌跡を推定する(ステップS9)。具体的には、演算処理部2は、エネルギー保存則を利用して、算出した圧力分布と移動距離とに基づいて、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)を推定する。ステップS9の詳細については、後述する。
次に、演算処理部2は、ステップS8又はステップS9において推定した移動距離D(Dx、Dy、Dz)に基づいて、教示データを生成し、ストレージ5に保存する(ステップS10)。ここで、通信部6は、ステップS4、ステップS6、ステップS10においてストレージ5に保存された教示データを外部(例えば、ロボットR)に送信してもよい。
次に、演算処理部2は、触覚センサシステム100に対して終了の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS11)。終了の指示は、通信部6を介して、外部の操作手段から入力されてもよい。
ステップS11において、触覚センサシステム100に対して終了の指示が入力されていない場合(ステップS11;No)、ステップS2に戻る。
ステップS11において、触覚センサシステム100に対して終了の指示が入力された場合(ステップS11;Yes)、本処理を終了する。
次に、図5A、図5B、図6を参照しながら、ステップS6における圧力分布Fの算出処理について説明する。図5A、図5B、図6は、実施の形態1にかかる触覚センサ3のクラスタ化を説明する図である。
図5A、図5B、図6に示すように、触覚センサ3は、各バス上において、等間隔に配置されている。そして、演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3が検出した力の合力を算出することにより、圧力分布Fを算出する。なお、図5A、図5B、図6において、各触覚センサ3は、共通のバス1上に配置されているものとする。
具体的には、図5A、図5Bに示すように、演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3を1つのクラスタとして認識する。そして、演算処理部2は、クラスタ内の触覚センサ3が検出した力の合力を算出する。図5A、図5Bでは、演算処理部2は、隣り合う4つの触覚センサ3を1つのクラスタとして認識する例を示している。図5Aに示すように、隣接するクラスタは、触覚センサ3を一部共有していてもよい。換言すれば、触覚センサ3は、複数のクラスタに属していてもよい。また、1つのクラスタに含まれる触覚センサ3の数は、4つに限定されるものではない。
より具体的には、演算処理部2は、図6に示すように、少なくとも3つ以上の触覚センサ3を1つのクラスタとして認識するのが好ましい。常に、触覚センサシステム100が設置される対象物のx軸方向の移動距離Dx、y軸方向の移動距離Dy、時間tの3つの変数を取得するには、少なくとも3つの触覚センサ3の検出値が必要となるためである。
次に、図7A、図7B、図8、図9A、図9B、図10A、図10Bを参照しながら、ステップS8における対象物の動作の軌跡の推定処理について説明する。図7A、図7Bは、指先の動きを説明する図である。また、図8、図9A、図9B、図10A、図10Bは、実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサ3の合力の算出について説明する図である。なお、図8、図9A、図9B、図10A、図10Bにおいて、各触覚センサ3は、共通のバス1上に配置されているものとする。
図7A、図7Bに示すように、触覚センサシステム100を人間の手に設置した場合、指先の動きとしては、図7Aに示す指の左右方向の動きと、図7Bの前後方向の動きが考えられる。
当該指の左右方向の動き又は前後方向の動きが、姿勢センサ4の分解能の最小値より小さい場合、演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3が検出した値から算出した圧力分布F(Fx、Fy、Fz)に基づいて、対象物の動作の軌跡を推定する。具体的には、演算処理部2は、圧力分布F(Fx、Fy、Fz)に基づいて、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)を推定する。
図8に示す例では、演算処理部2は、隣り合う4つの触覚センサ3−1、3−2、3−3、3−4を1つのクラスタとして認識する。触覚センサ3同士の間隔Uは、姿勢センサ4の分解能の最小値よりも短い。ここで、触覚センサ3のサンプリング周期を時間Tとする。
そして、演算処理部2は、ある時刻T1におけるクラスタ内の合力と次の時刻T2(T2=T1+T)におけるクラスタ内の合力とは等しいと仮定して、クラスタ内の圧力分布の変化と触覚センサ3の配置間隔Uとに基づいて、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)を推定する。
図9Aに時刻T1におけるクラスタ内の圧力分布を示し、図9Bに時刻T2におけるクラスタ内の圧力分布を示す。図9Aでは、触覚センサ3−1が力を検出し、図9Bでは、触覚センサ3−2が力を検出している。そのため、図9A、図9Bに示す場合では、演算処理部2は、時間Tで、距離Uだけ、触覚センサ3−1から触覚センサ3−2の方向へ、対象物が移動したと判断する。すなわち、演算処理部2は、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)として、触覚センサ3−1から触覚センサ3−2の方向の距離Uを算出する。具体的には、ここで、触覚センサ3−1から触覚センサ3−2の方向がx軸方向とすると、Dx=U、Dy=0、Dz=0である。
図10Aに時刻T1におけるクラスタ内の圧力分布を示し、図10Bに時刻T2におけるクラスタ内の圧力分布を示す。図10Aでは、触覚センサ3−1が力を検出し、図10Bでは、触覚センサ3−4が力を検出している。そのため、図10A、図10Bに示す場合では、演算処理部2は、時間Tで、距離√2Uだけ、触覚センサ3−1から触覚センサ3−4の方向へ、対象物が移動したと判断する。すなわち、演算処理部2は、対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)として、触覚センサ3−1から触覚センサ3−4の方向の距離√2Uを算出する。具体的には、ここで、触覚センサ3−1から触覚センサ3−2の方向がx軸方向、触覚センサ3−1から触覚センサ3−3の方向がy軸方向とすると、Dx=U、Dy=U、Dz=0である。
次に、図11を参照しながら、ステップS9における対象物の動作の軌跡の推定処理について説明する。図11は、実施の形態1にかかるクラスタ化された触覚センサ3の合力と、姿勢センサ4の検出値とを用いた移動量の算出を説明する図である。
図11では、図1と同様に、触覚センサシステム100が人間の手Pに設置された場合を例に挙げて説明する。図11において、上下方向をz軸方向、左右方向をx軸方向とする。
図11は、人間の手Pの指が摩擦係数μの面に接している場合を示している。ここで、指の質量をmとし、指が時間Tの間に速さvでx軸方向に距離d移動した場合、エネルギー保存則より、数式(1)が成り立つ。
Figure 0005905840
ここで、gは重力加速度である。
また、指が摩擦係数μの面に対して及ぼす圧力をfzとすると、fz=mgが成り立つ。従って、m=fz/gである。これを数式(1)に代入すると、移動距離dは次の数式(2)により表される。
Figure 0005905840
また、指がx軸方向に移動する力fxは、指に働く摩擦力に等しいため、fx=μfzが成り立つ。従って、μ=fx/fzである。これを数式(2)に代入すると、d=(v/2g)×(fz/fx)が成り立つ。
また、指がx軸方向に移動する際の加速度をaとすると、v=a×tである。従って、移動距離dは、次の数式(3)により表される。
Figure 0005905840
そして、演算処理部2は、クラスタ内の触覚センサ3の合力をfx、fzとし、姿勢センサ4が検出した加速度aを得る。次いで、演算処理部2は、数式(3)を利用することにより、dを算出し、当該移動距離dを対象物の正味の移動距離D(Dx、Dy、Dz)とする。
以上に説明した実施の形態1にかかる触覚センサシステム100においては、姿勢センサ4が検出した値に基づいて算出した移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値以上である場合、演算処理部2が、圧力分布と移動距離とに基づいて、動作の軌跡を推定する。そのため、触覚センサシステム100が設置された対象物(例えば、指等)が押しながら移動した場合でも、触覚センサシステム100は、対象物の動作の軌跡をより正確に推定することができる。
一方、姿勢センサ4が検出した値に基づいて算出した移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値よりも小さい場合、演算処理部2が、圧力分布に基づいて、動作の軌跡を推定する。そのため、姿勢センサ4の分解能の最小値よりも小さい移動であっても、触覚センサシステム100は、対象物の動作の軌跡をより正確に推定することができる。すなわち、触覚センサシステム100は、より細かい単位で且つより正確に、動作の軌跡を推定することができる。
また、触覚センサ3同士の間隔Uは等間隔である。これにより、絶対座標系を用いなくても、各触覚センサ3の配置が厳密に決まり、対象物の動作の軌跡を推定することが可能となる。そのため、絶対座標系を用いる場合に比べて、触覚センサシステム100の配置場所の自由度が向上する。
また、演算処理部2は、隣り合う複数の触覚センサ3を1つのクラスタとして認識し、移動距離が姿勢センサ4の分解能の最小値よりも小さい場合、所定時間におけるクラスタ内の圧力分布の変化と、触覚センサ3同士の間隔Uと、に基づいて、対象物の動作の軌跡を推定する。そのため、触覚センサシステム100は、より簡易な演算処理で対象物の動作の軌跡を推定することができる。
また、演算処理部2は、クラスタ内の合力をバス1毎に算出する。これにより、触覚センサシステム100全体における演算処理の負荷も軽減することができる。そのため、触覚センサシステム100の消費電力を抑制することができる。
なお、触覚センサ3の配置例は上述した実施の形態1に限定されるものではなく、例えば、触覚センサシステム100は、触覚センサ3を十字に配置した装置をバス1上に有していてもよい。この場合、触覚センサ3として、3軸MEMS(Micro Electro Mechanical System)を用いてもよい。当該4つの触覚センサ3が検出した値を演算処理部2が演算処理することにより、クラスタ内の圧力分布を算出することができる。また、この場合、各クラスタをピエゾ抵抗素子等により接続してもよい。これにより、各クラスタ間の距離を規定することができ、触覚センサシステム100は、より正確に対象物の動作の軌跡を推定することができる。
また、触覚センサシステム100は、温度センサ等の他のセンサを備えていてもよい。温度センサを備えることにより、触覚センサシステム100は、温度変化によるエネルギー損失分を補正して、対象物の動作の軌跡を推定することができる。
また、触覚センサシステム100は、複数の触覚センサ3と同一のバス1上に配置されている姿勢センサ4の他に、姿勢センサ4を備えていてもよい。これにより、触覚センサシステム100は、対象物の動作の軌跡を全体的に把握することができる。
また、複数の触覚センサ3間は、形状記憶合金等の紐状のアクチュエータにより接続されていてもよい。例えば、触覚センサシステム100をマッサージの施術者等に装着して当該施術者の動きを触覚センサシステム100に教示し、当該触覚センサシステム100を装着した他の者が当該教示データと異なる動きをした場合、当該教示データに基づいて形状記憶合金を全体的又は部分的に変形させることにより、当該他の者が教示データと異なる動きをすることをやめるようにフィードバックすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる軌道取得装置200は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100有する。より具体的には、軌道取得装置200は、触覚センサシステム100を対象物に設置するための設置補助具201を有する。軌道取得装置200が備える触覚センサシステム100は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100であるため、その説明を省略する。
図12は、実施の形態2にかかる軌道取得装置200を説明する図である。図12では、触覚センサシステム100が人間の手Pに設置される場合を例に挙げている。そのため、図12では、設置補助具201として人間の手Pに装着可能なグローブが例示されている。
また、設置補助具201としてのグローブは、対象物である人間の手Pの動きに追従可能な伸縮可能な材質で形成されている。また、設置補助具201において、触覚センサ3が配置される部分は、対象物に追従するために設置補助具201が変形した場合でも変形することがないように硬い材質で形成されている。これにより、設置補助具201が変形しても、触覚センサ3間の間隔Uが変わることがなく、軌道取得装置200は、対象物の動作の軌跡を正確に推定することができる。
また、軌道取得装置200は、設置補助具201において、対象物の関節部に対応する部分に、別途、触覚センサ3を備えていてもよい。これにより、対象物の関節部にかかる力を検出することができる。そのため、対象物が人間の手Pの指である場合等、指のそれぞれの節が個々に動く場合、一の節における動作の軌跡の推定において、他の節の動作の影響を補正することができる。
実施の形態2にかかる軌道取得装置200は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100と同様に、より細かい単位で且つより正確に、動作の軌跡を推定することができる。
また、実施の形態2にかかる軌道取得装置200は、設置補助具201を備えるため、対象物に容易に装着することができる。
実施の形態3.
実施の形態3にかかるロボットハンド300は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100有する。ロボットハンド300が備える触覚センサシステム100は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100であるため、その説明を省略する。
図13は、実施の形態3にかかるロボットハンド300を説明する側面図である。図13に示すように、ロボットハンド300は、触覚センサシステム100と、触覚センサシステム100が設置される本体部301と、を備える。
本体部301は、指部302と、甲部303とを備える。また、指部302は、第1節302Aと、第2節302Bと、第3節302Cとを備える。第1節302Aと第2節302Bとの間の関節を第1関節304A、第2節302Bと第3節302Cとの間の関節を第2関節304B、第3節302Cと甲部303との間の関節を第3関節304Cとする。
触覚センサシステム100の触覚センサ3は、第1節302A、第2節302B、第3節302C毎に設けられている。同様に、触覚センサシステム100の姿勢センサ4は、第1節302A、第2節302B、第3節302C毎に設けられている。なお、図13において、説明簡単のため、触覚センサ3及び姿勢センサ4は、第1節302A、第2節302B、第3節302Cのそれぞれに1つずつ設けられているように記載したが、第1節302A、第2節302B、第3節302Cに設けられる触覚センサ3及び姿勢センサ4の数はこれに限定されるものではない。
一般的に、人間の手の動きをロボットハンドに教示する場合、ロボットハンドが接触する対象の形に応じてロボットハンドの指を当てたり、ロボットハンドが接触する対象の硬さに応じた力(モータートルク)でロボットハンドを対象物に接触させたりすることができない。
例えば、触覚センサのみを備えるロボットハンドは、接触点での力を測定することはできるが、対象の形を把握することができない。そのため、触覚センサのみを備えるロボットハンドは、ロボットハンドが接触する対象の形に応じてロボットハンドの指を当てることができない。
一方、姿勢センサのみを備えるロボットハンドは、対象の硬さを把握することができない。そのため、対象の硬さに応じた力(モータートルク)でロボットハンドは対象物に接触することができない。
実施の形態3にかかるロボットハンド300は、姿勢センサ4として慣性力センサを備える。そして、姿勢センサ4は、第1関節304Aの回動角度θ1、第2関節304Bの回動角度θ2、第3関節304Cの回動角度θ3を検出する。また、第1節302Aの長さL1、第2節302Bの長さL2、第3節302Cの長さL3は、それぞれ既知である。そのため、演算処理部2は、第1関節304Aの回動角度θ1、第2関節304Bの回動角度θ2、第3関節304Cの回動角度θ3と、第1節302Aの長さL1、第2節302Bの長さL2、第3節302Cの長さL3とに基づいて、第1節302A、第2節302B、第3節302Cの変位を算出する。
また、各触覚センサ3は、第1節302A、第2節302B、第3節302Cが対象に接触した際の圧力を検出する。
そして、演算処理部2は、第1節302A、第2節302B、第3節302Cが対象に接触した際の圧力と、算出した第1節302A、第2節302B、第3節302Cの変位とに基づいて、対象のばね定数(硬さ)を算出する。次いで、演算処理部2は、当該ばね定数をストレージ5に保存されている教示データに加味し、新たな教示データを生成する。ロボットハンド300は、当該新たな教示データに基づいて動作することにより、対象の形及び硬さに応じて、人間の手の動きを再現することができる。
実施の形態4.
実施の形態4にかかるロボットハンド400は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100有する。ロボットハンド400が備える触覚センサシステム100は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100であるため、その説明を省略する。
図14は、実施の形態4にかかるロボットハンド400を説明する側面図である。図14に示すように、ロボットハンド400は、触覚センサシステム100と、触覚センサシステム100が設置される本体部401と、を備える。
本体部401は、指部402と、甲部403とを備える。また、指部402は、第1節402Aと、第2節402Bと、第3節402Cとを備える。第1節402Aと第2節402Bとの間の関節を第1関節404A、第2節402Bと第3節402Cとの間の関節を第2関節404B、第3節402Cと甲部403との間の関節を第3関節404Cとする。
触覚センサシステム100の触覚センサ3は、第1節402A、第2節402B、第3節402C毎に設けられている。また、触覚センサシステム100の姿勢センサ4は、甲部403に設けられている。なお、図14において、説明簡単のため、触覚センサ3は、第1節402A、第2節402B、第3節402Cのそれぞれに1つずつ設けられているように記載したが、第1節402A、第2節402B、第3節402Cに設けられる触覚センサ3の数はこれに限定されるものではない。
実施の形態4にかかるロボットハンド400は、姿勢センサ4として慣性力センサを備える。そして、演算処理部2は、姿勢センサ4が検出した値に基づいて、ロボットハンド400の全体の動きによる移動距離を算出する。
また、実施の形態4において、第1節402Aの長さL1、第2節402Bの長さL2、第3節402Cの長さL3は、それぞれ既知である。また、実施の形態4において、第1関節404Aのばね定数K1、第2関節404Bのばね定数K2、第3関節404Cのばね定数K3は、それぞれ既知である。
一方、各触覚センサ3は、第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力を検出する。
そして、演算処理部2は、第1節402Aの長さL1、第2節402Bの長さL2、第3節402Cの長さL3と、第1関節404Aのばね定数K1、第2関節404Bのばね定数K2、第3関節404Cのばね定数K3と、各触覚センサ3が検出した第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力と、に基づいて、第1関節404Aの回動角度θ1、第2関節404Bの回動角度θ2、第3関節404Cの回動角度θ3を算出する。演算処理部2は、当該算出において、フックの法則を用いる。
また、演算処理部2は、第1関節404Aの回動角度θ1、第2関節404Bの回動角度θ2、第3関節404Cの回動角度θ3を時間Tで積算する。これにより、演算処理部2は、ロボットハンド400の形状変化及び位置変化を算出する。
例えば、図14に示すように、時刻T0において、第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力をそれぞれF10、F20、F30とする。また、時刻T0において、第1関節404Aのばね定数をK10、第2関節404Bのばね定数をK20、第3関節404Cのばね定数をK30とする。また、時刻T0において、第1関節404Aの回動角度をθ10、第2関節404Bの回動角度をθ20、第3関節404Cの回動角度をθ30とする。
同様に、時刻T1において、第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力をそれぞれF11、F21、F31とする。また、時刻T1において、第1関節404Aのばね定数をK11、第2関節404Bのばね定数をK21、第3関節404Cのばね定数をK31とする。また、時刻T1において、第1関節404Aの回動角度をθ11、第2関節404Bの回動角度をθ21、第3関節404Cの回動角度をθ31とする。
同様に、時刻T2において、第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力をそれぞれF12、F22、F32とする。また、時刻T2において、第1関節404Aのばね定数をK12、第2関節404Bのばね定数をK22、第3関節404Cのばね定数をK32とする。また、時刻T2において、第1関節404Aの回動角度をθ12、第2関節404Bの回動角度をθ22、第3関節404Cの回動角度をθ32とする。
この場合に、演算処理部2は、時刻T0における第1関節404Aの回動角度θ10、第2関節404Bの回動角度θ20、第3関節404Cの回動角度θ30と、時刻T1における第1関節404Aの回動角度θ11、第2関節404Bの回動角度θ21、第3関節404Cの回動角度θ31と、時刻T2における第1関節404Aの回動角度θ12、第2関節404Bの回動角度θ22、第3関節404Cの回動角度θ32と、を時間Tで積算する。これにより、演算処理部2は、ロボットハンド400の形状変化及び位置変化を算出することができる。
なお、第1関節404Aのばね定数K1、第2関節404Bのばね定数K2、第3関節404Cのばね定数K3は、サーボシステム(サーボ機構)によりコンプライアンス制御されていてもよい。この場合、コンプライアンス制御により各ばね定数K1、K2、K3が決定される。
また、実施の形態4にかかるロボットハンド400に対して、触覚センサシステム100は、実施の形態2に示した様な設置補助具201により装着されてもよい。
また、第1関節404Aのばね定数K1、第2関節404Bのばね定数K2、第3関節404Cのばね定数K3は、触覚センサ3が検出した第1節402A、第2節402B、第3節402Cに印加された力と、第1関節404Aの回動角度θ1、第2関節404Bの回動角度θ2、第3関節404Cの回動角度θ3とに基づいて、演算処理部2が、予め、算出しておき、予め算出した当該ばね定数K1、K2、K3をストレージ5に保存しておいてもよい。
また、触覚センサ3として、複数軸方向の力を検出してもよい。これにより、演算処理部2は、触覚センサ3が検出した複数軸方向の力に基づいて、ロボットハンド400の2次元あるいは3次元の形状変化及び位置変化を算出することができる。
実施の形態5.
実施の形態5にかかるロボットハンド500は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100有する。ロボットハンド500が備える触覚センサシステム100は、実施の形態1にかかる触覚センサシステム100であるため、その説明を省略する。
図15は、実施の形態5にかかるロボットハンド500を説明する側面図である。図15に示すように、ロボットハンド500は、触覚センサシステム100と、触覚センサシステム100が設置される本体部501と、を備える。
本体部501は、指部502と、甲部503とを備える。また、指部502は、変形可能なばね材で形成されており、指部502全体が弾性変形可能となっている。なお、各触覚センサ3及び姿勢センサ4の配置や、演算処理部2における演算処理は、実施の形態4にかかるロボットハンド400と同様であるため、その説明を省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1−1、1−2、・・・、1−n バス
2 演算処理部(演算処理手段)
3−1、3−2、・・・、3−m 触覚センサ
4 姿勢センサ
5 ストレージ
6 通信部
7 制御部
100 触覚センサシステム
200 軌道取得装置
201 設置補助具
300、400、500 ロボットハンド
301、401、501 本体部
302、402、502 指部
302A、402A 第1節
302B、402B 第2節
302C、402C 第3節
303、403、503 甲部
304A、404A 第1関節
304B、404B 第2関節
304C、404C 第3関節

Claims (7)

  1. 圧力を検出してものに触れていることを検知する複数の触覚センサと、位置の変化により姿勢の変化を検出する少なくとも一つの姿勢センサと、を有する複数のバスと、前記複数のバスに接続される演算処理手段と、を備え、
    前記触覚センサ同士の間隔は、前記姿勢センサの分解能の最小値よりも短く、
    前記演算処理手段は、
    隣り合う複数の前記触覚センサが検出した値に基づいて圧力分布を算出し、
    前記姿勢センサが検出した値に基づいて移動距離を算出し、
    前記移動距離が前記姿勢センサの分解能の最小値以上である場合、前記圧力分布と前記移動距離とに基づいて、動作の軌跡を推定し、
    前記移動距離が前記姿勢センサの分解能の最小値よりも小さい場合、前記圧力分布に基づいて、動作の軌跡を推定する触覚センサシステム。
  2. 前記触覚センサ同士の間隔は等間隔である請求項1に記載の触覚センサシステム。
  3. 前記演算処理手段は、
    隣り合う複数の前記触覚センサを1つのクラスタとして認識し、
    前記移動距離が前記姿勢センサの分解能の最小値よりも小さい場合、所定時間における前記クラスタ内の前記圧力分布の変化と、前記触覚センサ同士の間隔と、に基づいて、動作の軌跡を推定する請求項2に記載の触覚センサシステム。
  4. 前記演算処理手段は、前記クラスタ内の合力を前記バス毎に算出する請求項3に記載の触覚センサシステム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の触覚センサシステムと、
    前記触覚センサシステムを対象物に設置するための設置補助具と、を備える軌道取得装置。
  6. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の触覚センサシステムを備えるロボットハンド。
  7. 前記ロボットハンドは、前記触覚センサシステムが設置される本体部を備え、
    前記本体部は、指部と、甲部と、を備え、
    前記指部は、第1節と、第2節と、第3節と、前記第1節と前記第2節との間に第1関節と、前記第2節と前記第3節との間に第2関節と、前記第3節と前記甲部との間に第3関節と、を備え、
    前記触覚センサシステムの触覚センサと姿勢センサは、前記第1節、前記第2節及び前記第3節のそれぞれに設けられ、
    前記触覚センサは、前記第1節、前記第2節、及び、前記第3節が対象に接触した際の圧力を検出し、
    前記姿勢センサは、前記第1関節、前記第2関節、及び、前記第3関節の回動角度を検出し、
    前記触覚センサシステムの演算処理手段は、
    前記第1関節、前記第2関節、及び、前記第3関節の回動角度に基づいて、前記第1節、前記第2節、及び、前記第3節の変位を算出し、
    前記第1節、前記第2節、及び、前記第3節が対象に接触した際の圧力と、前記第1節、前記第2節、及び、前記第3節の変位と、に基づいて、前記対象の硬さを算出する請求項6に記載のロボットハンド。
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