JP5902757B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、スパークプラグに関する。
内燃機関に使用されるスパークプラグは、一般に、筒状の主体金具と、この主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、この絶縁体の先端側軸孔に配置される中心電極と、他端側軸孔に配置される端子金具と、主体金具の先端側に一端が接合され、他端が中心電極と対向して火花放電間隙を形成する接地電極とを備える。さらに、エンジンの動作に伴って発生する電波ノイズを防止することを目的として、軸孔内における中心電極と端子金具との間に抵抗体が設けられたスパークプラグも知られている。
近年では、内燃機関の高出力化に伴って、スパークプラグの放電電圧の上昇が要求されている。スパークプラグの放電電圧が上昇すると、放電時に発生する高周波ノイズが大きくなり、車両の電子制御装置に悪影響を与えることが懸念されている。このため、スパークプラグの高周波ノイズを低減させたいという要望がある。
スパークプラグの放電時の高周波ノイズを低減させるために、従来から各種の技術が提案されている。例えば、特許文献1では、点火プラグの内部を貫通する導体の周囲を取り囲むように、円筒状のフェライトで形成されたノイズ低減部材を設けた構成が提案されている。また、特許文献2では、点火プラグの内部に巻線を設けた構成が提案されている。
特開2011−159475号公報 特開平02−284374号公報
しかしながら、発明者らは、軸孔内において中心電極と端子金具との間を電気的に接続する導電部材の材質等について、高周波ノイズを低減するために更なる工夫の余地があることを見出した。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、前記軸孔の一端側で保持される中心電極と、前記軸孔の他端側で保持される端子金具と、前記軸孔内で前記中心電極と前記端子金具とを電気的に接続する電気的接続部と、前記絶縁体を収容する主体金具と、を備えたスパークプラグが提供される。前記電気的接続部は、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相と、ペロブスカイト型の結晶構造を有する導電性の金属酸化物で形成された第2結晶相と、を含む導電体を有することを特徴とする。
このスパークプラグによれば、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相によって高周波ノイズを低減することができる。また、第2結晶相はペロブスカイト型の導電性の金属酸化物で形成されているので、Fe含有酸化物の酸素を奪うことがなく、第1結晶相を安定化させることが可能である。
(2)上記スパークプラグにおいて、前記導電体の断面において、前記第1結晶相が占める面積をS1とし、前記第2結晶相が占める面積をS2としたとき、0.05≦S2/(S1+S2)≦0.60の関係を満たすものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、第1結晶相と第2結晶相の面積比S2/(S1+S2)を0.05以上にすることによって抵抗値が過度に大きくなることを防止でき、また、0.60以下にすることによってFe含有酸化物による高周波ノイズの低減効果を十分に確保できる。
(3)上記スパークプラグにおいて、前記ペロブスカイト型の結晶構造を有する導電性の金属酸化物は、化学式AB と表記され、前記化学式のAサイトが、La,Nd,Pr,Y,Ybの少なくとも一種であるものとしてもよい。
ペロブスカイト型導電性酸化物のAサイトをこれらの金属元素とすれば、初期ノイズが減少し、また、ノイズ低減効果が経時的に低下し難いという効果がある。
(4)上記スパークプラグにおいて、前記Fe含有酸化物の平均粒径が3.0μm以上25.0μm以下であるものとしてもよい。
Fe含有酸化物の平均粒径をこの範囲に収めることによって、ノイズ低減効果を更に高めることができる。
(5)上記スパークプラグにおいて、前記Fe含有酸化物は、2種類以上のフェライトを含むものとしてもよい。
フェライトはインダクタンス成分としての効果が大きいので、2種類以上のフェライトを含むようにすれば、ノイズ低減効果を更に高めることができる。
(6)上記スパークプラグにおいて、前記電気的接続部は、更に、導電性材料とガラスとを含む抵抗体を含み、前記端子金具と前記中心電極との間の抵抗値が、1kΩ以上25kΩ以下の範囲にあるものとしてもよい。
このスパークプラグによれば、抵抗体によるノイズ低減効果も得られるため、ノイズ低減効果を更に向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、スパークプラグ、スパークプラグの製造方法、スパークプラグの製造装置、製造システム等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としてのスパークプラグの全体構成を示す説明図。 本発明の第2実施形態としてのスパークプラグの全体構成を示す説明図。 電気的接続部の形成方法を示すフローチャート。 実施例のサンプルの構成を示す図。 比較例のサンプルの構成を示す図。 インターセプト法による平均粒径の算出方法を示す説明図。 実施例のサンプルのノイズ試験結果を示す図。 比較例のサンプルのノイズ試験結果を示す図。
A.スパークプラグの構成
図1は、本発明の第1実施形態としてのスパークプラグ1の全体構成を示す説明図である。図1の下側(発火部側)をスパークプラグ1の先端側と呼び、上側(端子側)を後端側と呼ぶ。このスパークプラグ1は、軸線Oの方向に延在する軸孔2を有する絶縁体3と、軸孔2の先端側で保持される中心電極4と、軸孔2の後端側で保持される端子金具5と、軸孔2内で中心電極4と端子金具5とを電気的に接続する電気的接続部60と、絶縁体3を収容する主体金具7と、一端が主体金具7の先端面に接合されると共に他端が中心電極4と間隙を介して対向するように配置された接地電極8とを備える。
主体金具7は、略円筒形状を有しており、絶縁体3を収容して保持するように形成されている。主体金具7における先端方向の外周面にはネジ部9が形成されており、このネジ部9を利用して図示しない内燃機関のシリンダヘッドにスパークプラグ1が装着される。
絶縁体3は、主体金具7の内周部に滑石10及びパッキン11を介して保持されている。絶縁体3の軸孔2は、軸線Oの先端側で中心電極4を保持する小径部12と、電気的接続部60を収容し、小径部12の内径よりも内径が大きい中径部14とを有する。また、小径部12と中径部14との間に後端側に向かって拡径するテーパ状の第一段部13を有する。
絶縁体3は、絶縁体3における先端方向の端部が主体金具7の先端面から突出した状態で、主体金具7に固定されている。絶縁体3は、機械的強度、熱的強度、電気的強度等を有する材料であることが望ましく、このような材料として、例えば、アルミナを主体とするセラミック焼結体が挙げられる。
中心電極4は、小径部12に収容され、第一段部13に中心電極4の後端に設けられた径大のフランジ部17が係止され、先端が絶縁体3の先端面から突出した状態で主体金具7に対して絶縁保持されている。中心電極4は、熱伝導性及び機械的強度等を有する材料で形成されることが望ましく、例えば、インコネル(商標名)等のNi基合金で形成される。中心電極4の軸心部は、Cu又はAgなどの熱伝導性に優れた金属材料により形成されてもよい。
接地電極8は、一端が主体金具7の先端面に接合され、途中で略L字に曲げられて、その先端部が中心電極4の先端部と間隙を介して対向するように形成されている。接地電極8は、中心電極4を形成する材料と同様の材料により形成される。
中心電極4と接地電極8とが対向する面には、白金合金及びイリジウム合金等により形成される貴金属チップ29,30が設けられている。各貴金属チップ29,30の間に火花放電間隙gが形成されている。なお、中心電極4及び接地電極8の一方又は両方の貴金属チップを省略してもよい。
端子金具5は、中心電極4と接地電極8との間で火花放電を行なうための電圧を外部から中心電極4に印加するための端子である。端子金具5の先端部20は凹凸状の表面を備え、この態様においては先端部20の外周面にローレット加工が施されている。先端部20の表面がローレット加工により形成された凹凸構造を有すると、端子金具5と電気的接続部60との密着性が良好になり、その結果、端子金具5と絶縁体3とが強固に固定される。端子金具5は、例えば、低炭素鋼等で形成され、その表面にNi金属層がメッキ等で形成されている。
電気的接続部60は、軸孔2内で中心電極4と端子金具5との間に配置され、中心電極4と端子金具5とを電気的に接続する。電気的接続部60は、導電体63を有しており、この導電体63により電波ノイズの発生を防止する。電気的接続部60は、更に、導電体63と中心電極4との間に第1シール層61を有し、また、導電体63と端子金具5との間に第2シール層62を有する。第1シール層61と第2シール層62とは、絶縁体3と中心電極4、また絶縁体3と端子金具5とを封着固定している。
第1シール層61及び第2シール層62は、ホウケイ酸ソーダガラス等のガラス粉末と、Cu、Fe等の金属粉末とを含むシール粉末を焼結して形成することができる。第1シール層61及び第2シール層62の抵抗値は、通常数100mΩ以下である。
導電体63は、後に詳述するように、導電物と、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相と、ペロブスカイト型の結晶構造を有する導電性の金属酸化物で形成された第2結晶相と、を含んでいる。Fe含有酸化物で形成された第1結晶相を含む導電体63を設けることによって、放電時の高周波ノイズを低減することができる。また、第2結晶相はペロブスカイト型の導電性の金属酸化物で形成されているので、Fe含有酸化物の酸素を奪うことがなく、第1結晶相を安定化させることが可能である。第1結晶相と第2結晶相を形成するための好ましい材料は、例えば以下の通りである。
<好ましい第1結晶相(Fe含有酸化物相)の組成>
導電体63の第1結晶相を形成するFe含有酸化物としては、例えば、FeO,Fe,Fe,及び、Mn−ZnフェライトやNi−Znフェライト等の各種のフェライトから選ばれた一種以上のFe酸化物の粉末を使用することができる。フェライトとしては、化学式AFe(元素AはMn,Co,Ni,Cu,Zn等の一種以上)で表記されるスピネルフェライトや、化学式AFe1219や化学式AFe1222(元素AはBa,Sr,Pb等の一種以上、元素BはMg,Co,Ni等の一種以上)で表記される六方晶フェライト、化学式MFe12(元素MはY等の希土類元素の一種以上)で表記されるガーネットフェライトなどを使用することができる。フェライトは強磁性でありインダクタンス成分としての効果が大きい。
第1結晶相は、フェライトを含むことが好ましく、特に、2種類以上のフェライトを含むことが好ましい。フェライトはインダクタンス成分としての効果が大きいので、2種類以上のフェライトを含むようにすれば、ノイズ低減効果を更に高めることができる。2種類以上のフェライトを用いる場合には、個々のフェライトがそれぞれ自身の結晶相を形成する。例えば、NiFeとBaFe1219の2種類のフェライトを用いる場合には、NiFeの結晶相とBaFe1219の結晶相の2種類の結晶相がそれぞれ形成される。従って、「第1結晶相」という用語は、これらの2種類の結晶相を包括する用語として使用される。これは、フェライトに限らず、一般に複数種類のFe含有酸化物を用いる場合には、第1結晶相が個々のFe含有酸化物の結晶相を含むものとなる。本明細書において、「第1結晶相」を、「Fe含有酸化物相」と呼ぶことも可能である。
また、第1結晶相を形成するFe含有酸化物の平均粒径は、3.0μm以上25.0μm以下とすることが好ましい。Fe含有酸化物の平均粒径をこの範囲に収めることによって、ノイズ低減効果を更に高めることができることが実験的に確かめられている。
<好ましい第2結晶相(ペロブスカイト酸化物相)の組成>
導電体63の第1結晶相を形成するペロブスカイト型の導電性金属酸化物は、化学式ABOで表記することができる。この化学式におけるAサイトの元素は希土類元素又はアルカリ土類金属元素であり、Bサイトの元素は遷移金属元素である。導電体63の第1結晶相を形成するペロブスカイト型の導電性金属酸化物において、Aサイトの元素は、La,Nd,Pr,Y,Ybの少なくとも一種であるものとすることが好ましい。Aサイトをこれらの金属元素で構成すれば、初期ノイズが減少し、また、ノイズ低減効果が経時的に低下し難いという効果があることが実験的に確かめられている。なお、複数種類のペロブスカイト型導電性金属酸化物を用いる場合には、第2結晶相は、個々のペロブスカイト型導電性金属酸化物の結晶相を含むものとなる。本明細書において、「第2結晶相」を、「ペロブスカイト型酸化物相」と呼ぶことも可能である。
なお、導電体63の断面において、第1結晶相が占める面積をS1とし、第2結晶相が占める面積をS2としたとき、0.05≦S2/(S1+S2)≦0.60の関係を満たすことが好ましい。第1結晶相と第2結晶相の面積比S2/(S1+S2)を0.05以上にすることによって抵抗値が過度に大きくなることを防止でき、また、0.60以下にすることによってFe含有酸化物による高周波ノイズの低減効果を十分に確保できる。なお、面積S1,S2を決定する際の「導電体63の断面」としては、軸線O(図1)と平行な方向を含む断面を使用する。
図2は、本発明の第2実施形態としてのスパークプラグ1aの全体構成を示す説明図である。図1に示した第1実施形態のスパークプラグ1との違いは、第2実施形態のスパークプラグ1aの電気的接続部60aが、第1シール層61と第2シール層62と導電体63の他に、抵抗体64を有している点だけであり、他の構成は第1実施形態と同じである。
抵抗体64は、例えば、ホウケイ酸ソーダガラス等のガラス粉末と、カーボンブラックや、Zn、Sb、Sn、Ag、Ni等の導電性粉末とを含有する抵抗体組成物を焼結して形成された抵抗材により形成することができる。導電体63に加えて抵抗体64も設けるようにすれば、抵抗体64によるノイズ低減効果も得られるため、ノイズ低減効果を更に向上させることができる。
なお、図1及び図2において、電気的接続部60の第1シール層61と第2シール層62の一方又は両方を省略してもよい。但し、これらのシール層61,62は、導電体63(及び抵抗体64)とその両端にある端子金具5及び中心電極4との間の熱膨張係数差を緩和できるので、より強固な接続状態を得ることができる。なお、端子金具5と中心電極4との間の抵抗値は、ノイズ低減効果の観点から、例えば1.0kΩ以上25.0kΩ以下の範囲とすることが好ましい。この抵抗値は、端子金具5と中心電極4との間に、例えば12Vの電圧を印加した時の測定値である。
B.電気的接続部の形成方法
図3は、スパークプラグ1の電気的接続部60の形成方法を示すフローチャートである。工程T110では、第1結晶相の粉末材料と第2結晶相の粉末材料とを秤量し、粉砕混合する。第1結晶相の粉末材料としては、FeO,Fe,Fe,及び、各種のフェライトから選択された1種以上のFe含有酸化物粉末を使用することができる。第2結晶相の粉末材料としては、各種のペロブスカイト型の導電性金属酸化物の粉末材料や、焼結によりペロブスカイト型の導電性金属酸化物となる各種の金属酸化物の粉末材料を利用することができる。この粉砕混合は、例えばZrO製の玉石が投入された樹脂ポットに、溶媒としてのアセトンと有機バインダーを、第1結晶相及び第2結晶相の粉末材料と共に投入した状態で実施する。
工程T120では、このようにして準備された粉末混合物を金型に投入し、30〜120MPaの圧力で円柱状に成形する。工程T130では、この成形体を、850〜1350℃の範囲で焼成することによって、導電体63を形成する。
工程T140では、絶縁体3の軸孔2内に中心電極4を挿入する。工程T150では、第1シール層61を形成するシール粉末材料と、導電体63と、第2シール層62を形成するシール粉末材料と、をこの順に絶縁体3の軸孔2の後端側から充填し、プレスピンを軸孔2内に挿入して圧縮する。なお、図2のように、電気的接続部60aが抵抗体64を含む場合には、抵抗体64を形成するための粉末材料を工程T150において充填する。
工程T160では、絶縁体3の軸孔2内に端子金具5を挿入し、端子金具5によって軸孔2内に充填された材料を先端側に向かって押圧しながら、絶縁体3全体を加熱炉内に配置して700〜950℃の所定温度に加熱し、焼成する。この結果、第1シール層61と第2シール層62が焼結し、これらの間に導電体63(及び抵抗体64)が封着固定される。
工程T150の後は、中心電極4及び端子金具5等が固定された絶縁体3が、接地電極8が接合された主体金具7に組み付けられる。そして、最後に、接地電極8の先端部を中心電極4側に折り曲げることによって、スパークプラグ1の製造が完了する。
図4Aは、本発明の実施例としてのスパークプラグのサンプルP01〜P25の構成を示す図であり、図4Bは、比較例としてのスパークプラグのサンプルP31〜P33の構成を示す図である。これらのサンプルP01〜P25,P31〜P33はいずれも図3の工程に従って作成した。
図4A,4Bには、各サンプルの導電体63の第1結晶相を構成するFe含有酸化物の組成、平均粒径、及びその占有面積率S1と、第2結晶相を構成するペロブスカイト型の導電性金属酸化物の組成及びその占有面積率S2と、それらの面積比S2/(S1+S2)とが示されている。平均粒径は、後述するインターセプト法を用いて算出した。図4A,4Bにおいて、抵抗体64の欄の「○」は、抵抗体64(図2)を含んでいることを示しており、「×」は抵抗体64を含んでいないことを示している。プラグ抵抗値(kΩ)は、スパークプラグ1の端子金具5と中心電極4との間の抵抗値である。
図4AのサンプルP01〜P25において、第1結晶相を構成するFe含有酸化物は、以下のものから選択した。
・酸化鉄:FeO,Fe,Fe
・スピネルフェライト:(Ni,Zn)Fe,NiFe,(Mn,Zn)Fe,CuFe
・六方晶フェライト:BaFe1219,SrFe1219,BaMgFe1222,BaNiFe1222,BaCoFe1222
・ガーネットフェライト:YFe12
また、図4AのサンプルP01〜P25において、第2結晶相を構成するペロブスカイト型の導電性金属酸化物は、以下のものから選択した。
・CaMnO,SrTiO,BaMnO,MgMnO,SrCrO,LaMnO,LaCrO,LaFeO,NdMnO,PrMnO,YbMnO,YMnO,LaNiO,YbCoO,YFeO,NdCoO,LaSnO,PrCoO
図4BのサンプルP31〜P33のうち、サンプルP31は、第2結晶相がペロブスカイト型の導電性金属酸化物の一種のCaMnOであるが、第1結晶相がAlであり、Fe含有酸化物を含んでいない。サンプルP32は、第1結晶相がFeであるが、第2結晶相が無く、その代わりにCu粉末を含んでいる。サンプルP33は第1結晶相がCaCOであってFe含有酸化物を含んでおらず、また、第2結晶相が無く、その代わりにカーボンを含んでいる。
第1結晶相と第2結晶相の占有面積率S1,S2は以下のようにして求めた。まず、図3の工程T110〜T130に従って作成された導電体63を鏡面研磨し、軸線Oに平行な断面にて電子プローブ・マイクロアナライザー(EPMA)により200μm×200μmの反射電子像を10視野で撮影した。また、EPMA分析においてFe(鉄)及びO(酸素)が検出される部分を第1結晶相とみなし、Fe(鉄)が未検出の部分(空孔を除く)を第2結晶相とみなして、画像解析を行い、それぞれの占有面積率S1,S2を算出した。
図5は、インターセプト法による平均粒径の算出方法を示す説明図である。まず、EPMA分析で利用したものと同じ研磨面に関して、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて200μm×200μmの画像を10視野で撮影した。図5(A)は、SEM画像で観察される結晶粒子の様子を示す模式図である。SEM画像は、画像解析ソフト(Soft Imaging System GmbH社製のAnalysis Five)を用いて2値化した。2値化の閾値は、以下のように設定した。
(1)SEM画像のうちの二次電子像及び反射電子像を確認し、反射電子像における濃色の境界(結晶粒界に相当する)にラインを引き、結晶粒界の位置を明確にした。
(2)反射電子像の画像を改善するため、結晶粒界のエッジを保ちながら反射電子像の画像を滑らかにした。
(3)反射電子像の画像から、横軸に明るさ、縦軸に頻度をとったグラフを作成した。得られるグラフは二山状のグラフになるため、二つの山の中間点の明るさを2値化の閾値に設定した。
SEM画像における第1結晶相の結晶粒子と第2結晶相の結晶粒子の区別は、EPMA分析により行った。そして、第1結晶相の結晶粒子のみなし粒径Da(i)を、下記のインターセプト法により求めた。
インターセプト法では、まず、SEM画像の2つの対角線DG1,DG2(図5(A))の少なくとも一方と交差する第1結晶相の結晶粒子を選択した。そして、選択された個々の結晶粒子CG(図5(B))について、その最大径Dmaxを求めてこれを長径D1とした。最大径Dmaxは、その結晶粒子CGの外径をあらゆる方向で測定したときの最大値である。そして、この長径D1の中点を通り長径D1と直交する直線上における結晶粒子CGの外径を短径D2とした。また、長径D1と短径D2の平均値(D1+D2)/2を、結晶粒子CGのみなし粒径Da(i)とした。ここで、「(i)」は、i番目の結晶粒子CGの値であることを意味している。平均粒径Daveは、対角線DG1,DG2の少なくとも一方と交差するn個の結晶粒子CGのみなし粒径Da(i)の平均値である。インターセプト法で得られる平均粒径Daveの値は、SEM画像によって多少の差が発生するため、10枚のSEM画像における平均値を使用した。
図6A,6Bは、図4A,4Bに示したサンプルP01〜P25,P31〜P33について、放電耐久試験前後のノイズ試験の結果を示している。「初期」は、放電耐久試験前のノイズである。「試験T1」は、スパークプラグ1を、環境温度25℃の下で放電電圧30kVで200時間放電させる放電耐久試験の後に測定したノイズである。「試験T2」は、スパークプラグ1を、環境温度150℃の下で放電電圧30kVで200時間放電させる放電耐久試験の後に測定したノイズである。ノイズ試験は、JASO D−002−2(日本自動車技術会伝送規格D−002−2)の「自動車−電波雑音特性−第2部 防止器の測定方法 電流法」に従って行った。
ま高周波ノイズの測定対象としては、30MHz,100MHz,300MHzの3種類の周波数のノイズを対象とした。なお、図6A,6Bでは、図示の便宜上、図4A,4Bに示した占有面積率S1,S2の記載を省略している。
図6A,6Bに示す試験結果から、以下のことが理解できる。
(1)実施例のサンプルP01〜P25は、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相と、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物で形成された第2結晶相と、を含む導電体63を用いている。これらのサンプルP01〜P25では、放電耐久性試験前の初期のノイズが高々73dBであって過度に大きくなく、十分なノイズ低減効果が得られている。また、放電耐久試験後においても、ノイズはそれほど増加しておらず、十分なノイズ低減効果を維持することができる。
また、サンプルP01〜P25において、第1結晶相と第2結晶相の面積比S2/(S1+S2)が、0.05以上0.60以下の範囲にある。この範囲にあれば、抵抗値が過度に大きくなることを防止でき、また、Fe含有酸化物による高周波ノイズの低減効果を十分に確保できる。なお、面積比S2/(S1+S2)の範囲は、0.10以上0.41以下とすることが更に好ましく、0.11以上0.14以下とすることが最も好ましい。
(2)比較例のサンプルP31〜P33のうちで、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相を含まないサンプルP31,P33では、放電耐久試験前のノイズが30MHzで88dB以上で大きく、また、放電耐久試験後にノイズが大きく増加している点で好ましくない。サンプルP32は、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相を含んでいるが、放電耐久試験前のノイズが91dBと大きい点で好ましくない。このサンプルP32とサンプルP03,P10のノイズを比較すると、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物で形成された第2結晶相は、初期のノイズ低減効果もかなり大きいことが理解できる。サンプルP32は、更に、放電耐久試験後にノイズが大きく増加している点でも好ましくない。この理由は、サンプルP32は、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物で形成された第2結晶相を含んでいないため、Fe含有酸化物が不安定であり、放電耐久試験おいてFe含有酸化物が経時劣化したためであると推定される。すなわち、放電耐久試験において高温になると、Fe含有酸化物(Fe)が還元されてFeOに変化してしまい、これに伴ってノイズ低減効果が低下したものと推定される。
(3)実施例のサンプルP06〜P25は、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物のAサイトの元素は、La,Nd,Pr,Y,Ybの少なくとも一種である点で、サンプルP01〜P05よりも好ましい。サンプルP06〜P25は、放電耐久試験前のノイズがサンプルP01〜P05よりも低い点で好ましいく、この違いはAサイトの元素の種類に依るものと推定される。すなわち、サンプルP06〜P25は、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物のAサイトの元素がLa,Nd,Pr,Y,Ybのいずれかであり、一方、サンプルP01〜P05では、Aサイトがこれら以外の元素(Ca,Sr,Ba,Mg)である。例えば、サンプルP04とサンプルP06は,第1結晶相はBaFe1219で同一であり、第2結晶相の組成が互いに異なる。第2結晶相がMgMnOであるサンプルP04よりも、第2結晶相がLaMnOであるサンプルP06の方がノイズ低減効果が大きく、これはAサイトの元素の影響であるものと推定される。また、サンプルP06〜P25で使用されている他のAサイトの元素(Nd,Pr,Y,Yb)も、Laと同様にノイズ低減効果が大きいものと推定される。従って、ペロブスカイト型の導電性金属酸化物のAサイトの元素は、La,Nd,Pr,Y,Ybの少なくとも一種とすることが好ましい。
(4)サンプルP14〜P25は、第1結晶相のFe含有酸化物の平均粒径が3.0μm以上25.0μm以下であり、平均粒径が3.0μm未満又は25.0μmを超えるサンプルP01〜P13よりもノイズが小さい点で好ましい。例えば、サンプルP06とサンプルP14は,第1結晶相と第2結晶相の組成は同一であり、第1結晶相の平均粒径が大きく異なる。第1結晶相の平均粒径が26.4μmpであるサンプルP06よりも、第1結晶相の平均粒径が3.0μmであるサンプルP14の方がノイズが小さく、これは第1結晶相の平均粒径の影響であると推定される。平均粒径の範囲は、10.0μm以上21.0μm以下とすることが更に好ましく、14.0μm以上20.0μm以下とすることが最も好ましい。
(5)サンプルP18〜P25は、第2結晶相のFe含有酸化物が2種類のフェライトを含んでおり、フェライトが1種類以下であるサンプルP01〜P17よりもノイズが小さい点で好ましい。例えば、サンプルP14とサンプルP18は,第2結晶相の組成は同一であり、第1結晶相が1種類のフェライトで形成されているサンプルP17よりも、第1結晶相が2種類のフェライトを含むサンプルP18の方がノイズが小さい。これは、インダクタンス成分として2種類のフェライトを含む影響であると推定される。従って、第1結晶相は、2種類以上のフェライトを含むことが好ましい。
(6)サンプルP22〜P25は、プラグ抵抗値が1kΩ以上25kΩ以下の範囲にありプラグ抵抗値がこの範囲外にあるサンプルP01〜P21よりもノイズが更に小さい点で好ましい。
なお、サンプルP22〜P25は、実施例の全サンプルP01〜P25の中で、特にノイズが小さく、また、放電耐久試験後もノイズがほとんど増大しない点で最も好ましい。サンプルP22〜P25の結果を考慮すれば、各種のパラメータの最も好ましい範囲の組合せは以下の通りである。
[1] 第1結晶相と第2結晶相の面積比S2/(S1+S2):0.11以上0.14以下
[2] ペロブスカイト型の導電性金属酸化物のAサイト:La,Prの1種以上
[3] Fe含有酸化物の平均粒径:14.0μ以上20.0μm以下
[4]プラグ抵抗値:1.0kΩ以上25kΩ以下
C.変形例
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
・変形例1:
スパークプラグとしては、図1,図2に示したもの以外の種々の構成を有するスパークプラグを本発明に適用することが可能である。
1,1a…スパークプラグ
2…軸孔
3…絶縁体
4…中心電極
5…端子金具
7…主体金具
8…接地電極
9…ネジ部
10…滑石
11…パッキン
12…小径部
13…第一段部
14…中径部
17…フランジ部
20…先端部
29,30…貴金属チップ
60,60a…電気的接続部
61…第1シール層
62…第2シール層
63…導電体
64…抵抗体
O…軸線

Claims (6)

  1. 軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、前記軸孔の一端側で保持される中心電極と、前記軸孔の他端側で保持される端子金具と、前記軸孔内で前記中心電極と前記端子金具とを電気的に接続する電気的接続部と、前記絶縁体を収容する主体金具と、を備えたスパークプラグにおいて、
    前記電気的接続部は、Fe含有酸化物で形成された第1結晶相と、ペロブスカイト型の結晶構造を有する導電性の金属酸化物で形成された第2結晶相と、を含む導電体を有することを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記導電体の断面において、前記第1結晶相が占める面積をS1とし、前記第2結晶相が占める面積をS2としたとき、0.05≦S2/(S1+S2)≦0.60の関係を満たす、ことを特徴とするスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2に記載のスパークプラグであって、
    前記ペロブスカイト型の結晶構造を有する導電性の金属酸化物は、化学式AB と表記され、前記化学式のAサイトが、La,Nd,Pr,Y,Ybの少なくとも一種である、ことを特徴とするスパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
    前記Fe含有酸化物の平均粒径が3.0μm以上25.0μm以下である、ことを特徴とするスパークプラグ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
    前記Fe含有酸化物は、2種類以上のフェライトを含む、ことを特徴とするスパークプラグ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
    前記電気的接続部は、更に、導電性材料とガラスとを含む抵抗体を含み、
    前記端子金具と前記中心電極との間の抵抗値が、1kΩ以上25kΩ以下の範囲にあることを特徴とするスパークプラグ。
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