JP5902666B2 - 容器内に含有された溶融金属流し込み用内部ノズル、前記ノズルのクランプシステム,及び鋳造装置 - Google Patents

容器内に含有された溶融金属流し込み用内部ノズル、前記ノズルのクランプシステム,及び鋳造装置 Download PDF

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Description

本発明は、連続溶融金属鋳造技術に関する。より具体的には、本発明は、連続鋳造設備における内部ノズルのクランプに関する。
鋳造設備においては、溶融金属は、別の容器、例えば鋳型内に流し込まれる前には、一般に、冶金容器、例えばタンディッシュ内に含まれる。金属は、冶金容器から、冶金容器の基底部に設けられたノズルシステムを介して別の容器に流し込まれる。ノズルシステムは、冶金容器内に少なくとも部分的に位置決めされた内部ノズルを含み、この内部ノズルはスライド流し込みプレート(又は鋳造プレート)と密着接触する。スライド流し込みプレートは、冶金容器の下方且つ外側に位置決めされており、冶金容器の下側に取り付けられたプレート保持交換装置を介して内部ノズルと整列される。このスライドプレートは較正プレート、鋳造管、又は2つ又は3つ以上のプレートを含む匣鉢(サガー)であってよい。これら全タイプのプレートは、用途に応じて様々な長さの管状区分に結合されたプレートを含むノズルの部分であり、またこれらのノズルを、例えば取鍋内で使用されるバルブゲートと区別するために、ここでは「スライドノズル」、「注入ノズル」、「交換可能な注入ノズル」、又はこれらの組み合わせで呼ぶことにする。注入ノズルの使用により、短管を用いた自由流動の形態で、又は部分的に浸漬されたより長い鋳造管を用いた誘導流の形態で、溶融金属を流し込むことができる。
このような鋳造設備の一例が、欧州特許第1289696号明細書に記載されている。内部ノズル及びスライド注入ノズルの間の密着接触を提供するために、管を保持交換する管保持交換装置は、内部ノズルを、特に下方向に押し付けるためのクランプ手段と、注入ノズルのスライドプレートを特に上方向に押圧するための押圧手段とを含むことにより、内部ノズル及び注入ノズルを、互いに押しつける。これらのクランプ手段及び加圧手段は、一般に、内部ノズル及びスライドプレートの長手方向縁部に沿って配置されており、この長手方向はプレート交換方向に一致する。
1つの難点は、注入ノズルを新しいものに交換するときに、溶融金属が2つの部分間を流れて、耐火要素の表面を損傷しないように、内部ノズル/スライドプレート界面の密封性を可能な限り完全にしなければならないという事実である。さらに、密封性(2つの耐火要素間の接触)が不十分だと、空気の侵入が可能になり、これは耐火要素にとっても、鋳造金属品質にとっても有害となる。
本発明の目的は、内部ノズルプレートと鋳造ノズルのスライドプレートとの接触面の密封性を高めることである。本発明の目的は、また、耐用寿命長期化のために、耐火要素の応力分布を最適化することでもある。
欧州特許第1289696号明細書
本発明は、追加された独立請求項に定義される。好ましい実施例は、従属請求項に定義される。特に、本発明は、容器から溶融金属を流し込むための交換可能な注入ノズルを保持して交換するための管交換装置であって、該管交換装置が、鋳造開口を備えたフレームを含み、前記フレームは、金属鋳造容器の下側に固定されるのに適しており、内部ノズルと、交換可能な注入ノズルとが滑り接触を形成する平面を定義する中央区分平面で接合する第1の上側部分及び第2の下側部分を含み、前記フレームの上側部分が:
(a) 内部ノズルの貫通孔が前記鋳造開口と流体連通するように、その注入位置で前記内部ノズルの支承面を、前記フレームの上側部分の支持部分に所定箇所で受け止めてクランプするための手段を含み、そして
前記フレームの下側部分が;
(b) 入口開口及び出口開口の間で第1方向(X)の第1軸に沿って延びる通路を含み、前記通路は、交換可能な注入ノズルを受容して前記入口開口から前記出口開口へ移動させ、前記フレームの前記鋳造開口と整列する鋳造位置を通過するのに適しており;
(c) 前記交換可能な注入ノズルを、待機位置から、前記フレームの前記鋳造開口と整列する鋳造位置へ、任意選択的には、前記出口開口へ案内する案内手段を含み、前記案内手段は、第1方向(X)に略平行に延びており;
(d) 前記案内手段と整列させられた加圧手段を含み、前記加圧手段は、前記交換可能な注入ノズルをその鋳造位置で、前記フレームの上側部分の方向に押し上げるために、前記注入ノズルの鋳造位置のレベルで第1方向(X)に略平行に延びている、管交換装置であって、
前記クランプ手段のうちの少なくとも2つが、前記第1方向(X)に対して横方向に配置されていることを特徴とする下記に関する。
好ましい実施態様では、前記クランプ手段は、前記第1方向(X)を横切って前記第1方向(X)に略垂直に配置された少なくとも第1クランプ要素(50a)を含む。
別の実施態様では、前記クランプ手段が、3つのクランプ要素を含み、クランプされた位置での前記クランプ要素の、前記中央区分平面上への直交投影の各々の図心が三角形の頂点を形成する。
当業者には広く認められているように、平面図形の図心は、全直線の交点であり、それは、前記図形を、前記直線周りに等しいモーメントの2つの部分に分ける。三角形の場合、図心は、中線の交点として定義される。特に、前記クランプ要素の投影の図心によって形成された前記三角形が、下記幾何学的配置形状:
(a) X頂点と称される第1頂点を通る、X高さと称される三角形の第1高さが、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
(b) X頂点を通る、X中線と称される三角形の第1中線が、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;すなわち、
(c) X頂点が前記入口開口の方向に向いている、(a)又は(b)に基づく三角形;
(d) X頂点が前記出口開口の方向に向いている、(a)又は(b)に基づく三角形;
(e) 前記三角形の角度全てが鋭角である幾何学的配置形状;
(f) 前記三角形が好ましくは(a)及び(b)に基づく二等辺三角形、より好ましくはX頂点が等しい長さの二辺の合流点であるような、(a)及び(b)に基づく二等辺三角形であり、より最も好ましくは(a)、(b)及び(e)に基づく二等辺三角形である三角形;
g) 前記鋳造開口の図心(46)と、X頂点以外の三角形の2つの頂点とによって形成された角度2αが60〜90°を成す、(f)に基づく三角形;
h) X頂点によって形成される角度が60°未満である三角形;のうちの1つ又は任意の組み合わせによって形成される。
好ましくは、X頂点に対応する第1クランプ要素が、14〜52°の角度の区域γの範囲にあり、他の2つのクランプ要素(50b,50c)が、10〜20°の角度の区域βの範囲にあり、全ての角度は、前記鋳造開口の図心(46)に対して測定されたものであることが好ましい。
また、前記第1クランプ要素の投影の内側尾根部(すなわち、鋳造孔に隣接する)が、前記第1軸(X)に対して垂直な接線で、前記第1軸(X)を横切ることが好ましい。
さらに、好ましい実施態様では、前記第1方向(X)に対して垂直に延びる前記第1クランプ要素が、休止位置及びクランプ位置の間で移動可能に取り付けられ、クランクシャフト作動手段によって、一方の位置から他方の位置へ作動させられる。
好ましい実施態様の場合、本発明の管交換装置は、ガス源との少なくとも1つのガス接続部を含み、前記接続部は3つのクランプ要素のうちの2つの要素間に配置されており、好ましくは第1方向(X)に対して略平行に向いている。
本発明は、冶金容器からの溶融金属を流し込むための、耐火コア材料から形成された内部ノズルであって、前記内部ノズルは、注入管交換装置の上側部分に取り付けられるのに適しており、前記内部ノズルは、
(a) 流入開口と流出開口とを流体接続する、軸方向貫通孔を有する略管状部分及び、
(b) プレートを含み、
該プレートは、前記軸方向貫通孔に対して垂直な、流出開口を含む第1接触面と、前記プレートの周囲及び厚さを規定する側縁部に前記管状部分の壁を接合する、第1接触面に対向する第2面と、を含んでおり、
前記内部ノズルプレートが、前記側縁部から突出した3つの別個の支承要素を含み、各々の支承要素は、支承レッジを含み、前記支承レッジは、前記接触面方向に面し、前記プレートの周囲に配置されており、前記支承レッジの、前記接触面に平行な平面に対する直交投影上への図心が、三角形の頂点を形成することを特徴とする。
好ましい実施態様では、前記3つの支承レッジの突起の図心によって形成された三角形が、下記幾何学的配置形状:
(a) X頂点と称される第1頂点を通る、X高さと称される三角形の第1高さが、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
(b) X頂点を通る、X中線と称される三角形の第1中線が、前記第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
(c) X高さ又はX中線が、ノズル貫通孔の中心軸線(Z)を、貫通孔中心(46)で交差(インターセプト)するような三角形;
(d) 前記三角形の角度全てが、鋭角である幾何学的配置形状;
(e) 前記三角形が、好ましくは(a)及び(b)に基づく二等辺三角形、より好ましくは、X頂点が等しい長さの二辺の合流点であるような(a)、(b)及び(c)に基づく二等辺三角形であり、より最も好ましくは(a)、(b)、(c)及び(d)に基づく二等辺三角形である三角形;
(f) 前記貫通孔中心(46)と、X頂点以外の三角形の2つの頂点とによって形成された角度2αが、60〜90°を成す、(c)に基づく三角形;
(g) X頂点によって形成される角度が60°未満である三角形;のうちの1つ又は任意の組み合わせによって形成される。
内部ノズルプレートの第1接触面を除く全てが、好ましくは、金属ケーシングで少なくとも部分的に覆われており、そして3つの支承レッジが、前記金属ケーシングの部分である。好ましい実施態様の場合、内部ノズルは、内部ノズルの鋳造貫通孔と流体連通するガス接続手段を含むので、内部ノズルを貫流する溶融金属は、不活性ガス、例えば、Ar、He、及びNe等のブランケットによって被覆することができる。ガス接続手段は、内部ノズルの接触面26に配置された溝に流体連通しているので、内部ノズル接触面及び注入ノズルスライド面間の界面に漏れが生じた場合にも、金属溶融物を、酸化から保護することもできる。ガス接続手段は、好ましくは2つの支承レッジ間に配置されている。
また、本発明は、上記管交換装置と内部ノズルとの組立体であって、内部ノズルが、管交換装置のクランプ手段と係合する支承要素を含む、組立体に関する。好ましくは、内部ノズルも上記の通りである。
また、本発明は、上記内部ノズルを被覆用の金属ケーシングであって、前記金属ケーシングは、ノズルの管状部分を収容するための開口を備えた主面と、主面周囲から延びる側縁部とを含む金属ケーシングであって、前記金属ケーシングが、前記側縁部から突出した3つの別個の支承要素を含み、各々の支承要素は、前記主面から離れるように配向された支承レッジを含み、そして前記3つの支承要素の各々の要素の図心が三角形の頂点を形成するように金属ケーシングの周囲に配置されている、ことを特徴とする、金属ケーシングに関する。図心という用語はここでは物体の形状の幾何学的中心を意味する。上記内部ノズルの支承レッジの種々の幾何学的配置形状は、レッジが金属ケーシングの部分であるため、この金属ケーシングに必要な変更を加える。
図面を参照しながら、本発明の範囲の非制限的な一例として挙げた下記説明を読めば、本発明をより明確に理解することができる。
図1aは、1実施態様に基づく内部ノズルをその鋳造の配向で示す斜視図である。 図1bは、図1aのノズルを、鉛直方向で、上下逆状態を示す斜視図である。 図2は、図1のノズルを、本発明による管交換装置内の所定箇所でクランプされた状態で示す頂面図である。 図2aは、図2のクランプ要素の構造を示す断面図である。 図3及び3aは、図1のノズルの平面図である。 図4は、クランプ要素の断面図である。 図5は、図1の内部ノズルがクランプされる前の、管交換装置上の鋳造位置にある状態を示す断面図である。 図5aは、内部ノズルの1つの支持レッジのクランプ用の、図4のクランプ手段のクランプ工程を示す長手方向平面に沿った断面図である。 図5bは、内部ノズルの1つの支持レッジのクランプ用の、図4のクランプ手段のクランプ工程を示す長手方向平面に沿った断面図である。 図5cは、内部ノズルの1つの支持レッジのクランプ用の、図4のクランプ手段のクランプ工程を示す長手方向平面に沿った断面図である。 図5dは、内部ノズルの1つの支持レッジのクランプ用の、図4のクランプ手段のクランプ工程を示す長手方向平面に沿った断面図である。 図6aは、内部ノズル・クランプ手段の種々の分布に対応する、鋳造流路の周りの圧縮応力分布を示す図である。 図6bは、内部ノズル・クランプ手段の種々の分布に対応する、鋳造流路の周りの圧縮応力分布を示す図である。 図6cは、内部ノズル・クランプ手段の種々の分布に対応する、鋳造流路の周りの圧縮応力分布を示す図である。
本発明は、容器内に収容された溶融金属の鋳造用の冶金容器の下側に取り付けられたスライドノズルの保持交換用の管交換装置であって、冶金容器に設けられた内部ノズルの鋳造流路から延びる鋳造位置に、スライドノズルを案内するための管交換装置に関する。プレート交換方向は、装置の長手方向と一致し、前記長手方向に対して非平行な方向は、装置の横方向に一致し、長手方向に対して垂直な方向は垂直方向と称される。注入ノズルのスライドプレート及び内部ノズルは、各々2つの略長手方向の縁部と、2つの横方向で、概ね垂直の縁部とを有している。
本発明は、押圧力が注入ノズルの長手方向縁部に加えられる一方で、内部ノズルの横方向縁部に沿ってクランプ力を加えることを提案しているので、内部ノズル/スライドプレートの接触平面の横方向縁部における密封性が改善される。換言すれば、クランプ手段及び押圧手段が、このように配置されているので、内部ノズル/スライドプレート接触平面の略全周に接触を生じさせる力を加えることが可能であり、従って、密封性を向上させ、ひいては部品の耐用寿命を延ばし、そして、鋳造金属品質を改善することができる。特に、このようにして力を加えることは、従来技術のように、対向する推力及びクランプ力が加えられる場合よりも有利であることに発明者は注目した。というのも、従来技術の場合、内部ノズル及びスライドプレートの長手方向縁部に作用する高い圧力が、各々の横方向縁部を屈曲させ分離させることがあるからである。
さらに、横方向に位置決めされたクランプ手段は、さらに、長手方向に沿って管交換装置のフレームに対して、内部ノズルを基準として関与することができるので、特に有利である。実際に、内部ノズルは、注入ノズルのプレート交換中に、長手方向にかなりの剪断力を受けるが、横方向に分配されたクランプ力は、長手方向の内部ノズルの安定性向上に貢献し、及び、従ってプレート交換による剪断応力運動にもかかわらず、長手方向に前記ノズルをロックする。
「クランプ手段」という用語は、内部ノズルのクランプ面上にクランプ力を加えるために、管交換装置のフレームに回転可能に取り付けられた手段を意味する。前記クランプ力は、管交換装置のフレームの嵌合支持面に当接した対向支承面に伝達される。一般に、内部ノズルにクランプ手段によって加えられた力は、内部ノズルの頂面に加えられる下方向の力であり、そして、スライドノズルプレートに加圧手段によって加えられる力は、前者に対向して、一般にプレートの底面に加えられる上方向の力である。鉛直方向は、冶金容器出口における溶融金属流の方向として定義される。横方向は、長手方向に対して横切る任意方向として定義され、そして垂直方向は、長手方向及び鉛直方向の両方に対して垂直であるので、長手方向、垂直方向、及び鉛直方向は、直交関係を定義する。さらに、留意すべきは、前方向が、管交換装置におけるノズル交換方向を基準として定義されることである。プレートは、次の連続位置をとるように、後ろから前へ移動される:待機位置(別のノズルが既に鋳造位置内にあるとき)、鋳造位置(注入ノズル孔が内部ノズル貫通孔と整列しているとき)、閉鎖位置(注入ノズルプレートに設けられた閉鎖面が、内部ノズル貫通孔出口に面して、これを閉鎖するとき)、及び退出位置(プレートスライド面が管交換装置から放出されるとき)。これも留意すべきことであるが、内部ノズル及び注入ノズルの両方のプレートのいくつかの耐火面は、一般に、金属ケーシングで被覆されている。注入ノズルは、一般に、用途に応じて様々な長さの管状延長部を含む。管状延長部は、その端部が下流側の冶金容器内、例えば連続鋳型内に浸漬されるのに十分に延長されていてよい。浸漬されるべき鋳造管は、耐火要素から形成されている。
以後、鋳造方向に一致する略鉛直方向を、Z方向と呼び、そして内部ノズルの貫通孔の中心軸を、Z軸線と呼ぶ。Z軸線は、内部ノズルが管交換装置にその鋳造位置で取り付けられたときには、Z方向に対して平行である。プレート交換方向に一致する長手方向を、X方向と呼ぶ。X方向は、Z方向に対して略垂直であり、X軸線はX方向に対して平行であり、管交換装置の鋳造開口の図心を通過する。
本発明は、例えば欧州特許第1289696号明細書に開示されているような伝統的な管交換装置、つまり、フレームの上側部分に内側管を保持するクランプ手段が、X方向に対して略平行に、且つ注入ノズルを内部ノズル12の接触面に対して押し上げる加圧手段18の頂部に、実質的に位置決めされている装置において、密封性の問題が生じたという観察に基づいている。発明者が、鋳造開口の周りの応力分布分析を行い、そして、プレート上の横方向部分における圧縮応力レベルが、長手方向側よりも大幅に低く、その結果、狭いとはいえ、金属溶融物の漏れを招くおそれのある許容できないギャップを形成し得ることを認識した(図6a参照)。このような問題を解決するために本発明において提案された手段は、加圧手段18が整列されているX方向に対して横方向に、少なくとも2つの、好ましくは3つのクランプ要素20を配置することである。このような外観的に単純な解決手段は、引き続き示されるように、従来技術の管交換システムの漏れリスクの問題を思いがけず解決する。
例えば、溶融鋼を流し込むための、連続溶融金属鋳造設備において、スライドノズルを保持して交換するための装置10は、冶金容器、例えばタンディッシュ内に含まれる金属を、1つ又は複数の鋳型のような容器に流し込むために使用される。図2に部分的に示された装置10は、冶金容器の下側に、内部ノズル12を挿入するための、冶金容器の底部内の開口と整列した状態で取り付けられている。内部ノズル12は、管交換装置10のフレームに固定され、そして冶金容器の基底部に、例えばセメントで取り付けられている。典型的な管交換装置の側面図を、欧州特許第1289696号の図1に見いだすことができる。内部ノズル12の貫通孔14は、鋳造流路を形成し、そして装置10は、注入ノズルのスライドプレートを鋳造位置に案内することによって、注入ノズルの軸方向孔が内部ノズルの貫通孔14と流体連通するように配置されている。これを目的として、装置10は、スライドノズルを、入口を通して待機位置から鋳造位置へ案内するための案内手段16を含む。例えば、案内する手段は、案内レール16の形態をとることができる。レール16は、装置10の通路の長手方向縁部17a,17bに沿って配置され、装置入口からそして休止位置へそして鋳造位置に導く。さらに、注入ノズル鋳造位置で、装置10は、注入ノズルのプレートを、内部ノズル12の接触面に押し付けるためのX方向に対して平行に配置された手段18、例えば圧縮ばね18を含む。前記手段は、注入ノズルのスライドプレートの2つの長手方向縁部の各々の底面に力を加えることにより、プレートを内部ノズル12の接触面に密着接触するように押し付け、ひいては内部ノズルの貫通孔14と注入ノズルの軸方向孔との間の液密な接続を形成するように配置されている。図2から判るように、ばね18は、X方向に対して略平行な、装置10の長手方向縁部17a,17bに沿って配置されている。装置10は、さらに、以下に詳しく説明する内部ノズルをクランプする手段20を含む。この手段は、内部ノズル12の2つの横方向縁部の頂面に力を加えることによって、内部ノズルが装置10に圧着状態を維持するように配置されている。横方向という用語はこの文脈においては、X方向に対して平行ではなく、又はX方向に対して交差することを意味する。
内部ノズル12は、金属ケーシング22を含む。この金属ケーシングは、図1bに示されるように、耐火材料から形成された内部ノズルプレート24の第1接触面(26)以外の全てを覆っている。金属ケーシング22は、耐火要素24を補強し、好ましくはセメントを使用してプレートに結合されている。耐火プレートは、ノズルが溶融金属に接触する箇所ではどこでも、高温度を耐えるために必須である。しかし、その機械特性、特に、剪断抵抗、摩擦抵抗、及び摩耗抵抗は、応力集中が存在する箇所ではどこでも不十分である。このような理由から、耐火プレートは、機械応力が加えられるが、溶融金属との接触が生じうる箇所から離れているところではどこでも、金属ケーシングで被覆されている。金属ケーシングの厚さは約1mm〜6mm超であってよく、金属ケーシングが鋳鉄から形成されている場合には、壁はより厚いのが一般的である。金属ケーシングは、内部ノズルの接触面26には設けられていない(図1b参照)。それというのも、接触面26は、注入ノズルのプレートのスライド面と密着接触しなければならないからである。金属融液の漏れが生じた場合には接触面は損傷され、劇的な結果を伴うため、接触面を被覆するために金属を使用することはできない。上述のように、内部ノズルの接触面26は、注入ノズルが装置10によって鋳造位置、すなわち内部ノズル12に面する位置に押し動かされると、注入ノズルのスライド面と密着接触させられる。内部ノズル貫通孔14の一方の端部は、接触面26で開口している。
内部ノズル12は、側縁部から突出してプレート周囲に配置された3つの別個の支承要素30a,30b,30cを含む。各々の支承要素は、接触面26方向に面した支承レッジ(34a,34b,34c)を含む。接触面26に対して平行な平面上への、各々のレッジの直交投影の図心は、三角形の頂点を形成する。支承要素及びこれらのレッジは、実際には、内部ノズルのプレートの金属ケーシング被覆部分の一部である。このことは、クランプ力が金属面に加えられ、金属面は、高い圧縮・剪断応力集中を受けたときに耐火材料が崩壊し得るようには崩壊しないという理由から有利である。3つのレッジの表面は、支承面を形成する。これらの支承面は、好ましくは同一平面上にあることが好ましいが、このことは本発明にとって重要ではない。レッジの僅かな勾配は、管交換装置10上に内部ノズルを中心合わせするのを助けることができるため、これら支承面は、接触面26に対して平行であることが好ましいが、これも重要ではない。しかしながら、内部ノズルの支承レッジが管交換装置10の支持部分及びクランプ手段20に嵌合しなければならないことは明らかである。支承レッジ(34a,34b,34c)とは対向して、内部ノズルはクランプ面(32a,32b,32c)を含む。これらのクランプ面は、管交換装置のクランプ手段を受け止めることによって、管交換装置のフレームの嵌合支持部分に内部ノズルの支承レッジを所定の位置でクランプするのに適している。クランプ面は金属であることが好ましく、接触面とは反対側の、プレートの第2面の部分であってよく、或いは、図1に示されているように、支承エレメントの部分ではあるが、しかし前記第2面から離れていることも可能である。
支承要素30a,30b,30cは、別個のものであり、内部ノズル12のプレートの周面36から突出している。前記周面36は、プレートの底部接触面26から、好ましくは、しかし必ずしも必要ではないが、略鉛直方向Zに突出している。1実施態様の場合、内部ノズルの支承要素の支承レッジ及びクランプ面の間に、耐火材料が延びていてよい。この実施態様では、耐火材料の一部がクランプ手段20の圧縮応力を受けるが、しかしいかなる応力集中も、管交換装置のクランプ手段及び支持面から耐火材料を分離する金属層によって、吸収されて分配される。好ましい実施態様の場合、支承レッジ及び対向クランプ面は、金属のみによって分離される。このことは、クランプ力が、耐火材料には全く加えられず、金属だけに加えられることを確実にする。これらの図面に示された例と同様に、3つの支承レッジ30a,30b,30cは、完全に金属から形成される。すなわち支承面34a,34b,34c及びクランプ面32a,32b,32cの間には、金属しかない。
図3に示されるように、内部ノズル12は、略長手方向に対向する2つの縁部40a,40bと、これらの長手方向縁部に対して略垂直の対向する2つの縁部42a,42bとを有している。さらに、鉛直方向の中心長手方向平面Pは、X軸線及びZ軸線によって定義することができ、そして、3つの支承要素30a,30b,30cは、ノズル12の周囲36上にY字形を成して配置されていてよく、Yの基部44aはX軸線と同軸的に中心長手方向平面P内に配置されており、そしてYの2つの腕44b,44cは、前記平面Pの各々の側に配置されており、Yの全ての腕は、内部ノズルの貫通孔14の図心46で合流する。より具体的には、第2の支承要素30b及び第3の支承要素30cは第2支承レッジ34b及び第3支承レッジ34cを有しており、これら第2支承レッジ34b及び第3支承レッジ34cの各々は、長手方向平面Pの各々の側に配置されている。記載例では、第2及び第3支承レッジは、対称的に配置されているが、このことは必ずしも必要ではない。さらに、接触面26に対して平行な平面上への支承レッジ34’b,34’cの直交投影の各々は、鋳造オリフィス28の中心に一致する内部ノズル12の図心46を基準として、長手方向平面Pに関して30〜45°の角度α(アルファ)を成して位置決めされた図心34’b,34’cを有している。さらに、第2支承レッジ34b及び第3支承レッジ34cの各々は、内部ノズル12の中心46を基準として10〜20°の角度の区域β(ベータ)内に含まれる。さらに、第1支承要素30aは、ノズル12の長手方向平面Pを通る第1支承レッジ34aを有している。より具体的には、支承レッジ34aは平面Pに関して略対称に延びており、平面Pに,この面の図心34’aが配置されている。支承レッジ34aは、この面の図心32’aは、内部ノズルの中心46を基準として、14〜52°の角度の区域γ(ガンマ)内に含まれた面内に延びていてよい。図3に示された事例において、支承レッジの突起の図心34’a,34’b,34’cは、クランプ面32’a,32’b,32’cの突起の図心に一致する。
内部ノズル12はさらに、内部ノズル中心孔14と、且つ/又は接触面2bに設けられた溝と流体連通するガス接続手段48を含んでいてよい。前記手段48が、第2支承要素30b及び第3支承要素30cの間に配置されていることが好ましい。この例において、手段48は、1つ又は2つの通路を含む。通路は、横方向の鉛直面上、又は周面36に属する2つの支承要素30b,30cを結合する横方向縁部49上に開口している。注入されるガスは例えばアルゴンである。
管交換装置のクランプ手段20は、X軸線に対して横方向に配置された2つのクランプ要素を含む。好ましくは、3つのクランプ要素50a,50b,50cがY字形を成して内部ノズル12の周囲に配置されている(図2参照)。すなわちYの基部に位置する第1クランプ要素50aが、中心長手方向平面Pの後部に配置されており、Yの両腕端部に位置する第2クランプ要素50b及び第3クランプ要素50cが、前記平面Pの前部の各々の側に配置されている。図面に示されたように、クランプ手段は、内部ノズルの横方向縁部42a,42bにその力を加えるように配置されている。クランプ要素50a,50b,50cは、支承要素30a,30b,30cの相補的な形態を有している。このように、第1クランプ要素50a、第2クランプ要素50b、及び第3クランプ要素50cは、それぞれ、第1支承レッジ34a、第2支承レッジ34b、第3支承レッジ34cにクランプ力を加える。
第2及び第3クランプ要素50b,50cは、略同一であってよい。従って図2及び2aを参照しながら、要素50bの構造についてのみ説明することにする。クランプ要素50bは、フレーム31に取り付けられて略横方向に延びる軸52bに回転可能に取り付けられている。要素50bは、いわゆるクランプ面54bを有する1つの自由端を有している。この自由端は、支承要素30bのクランプ面32bと接触して、これを押圧することにより前記クランプ面32bにクランプ力を加えるように意図されている。これを目的として、要素50bは、要素50bと接触するカムとして作用する回転装置56b(鉛直方向軸を中心として回動する)によって作動させられる。より具体的には、カム56が回転させられると、カムは、図2aに示された矢印に従って、要素50bの自由端に水平方向力を加える。このことは、自由端を下方に回動させ、及び従って表面54bを軸52bを中心として回動させる。こうして表面54bの下方への回動は、面32b上へのクランプ力を発生させる。このクランプ力は、対向支承レッジ34bに伝達される。対向支承レッジ34bは、フレームの対応支持部分に所定の位置でクランプされる。なお、クランプ要素50bは下方に向いたクランプ力を加えるだけでなく、レッジ34bを水平方向にロックするように意図される水平方向力をも加える。本発明の要旨を定義するのは、クランプ手段のクランプメカニズムではなく配向であるため、当業者に知られた他のクランプ・メカニズムを本発明の範囲内で使用することができる。
図4,5及び5a〜5dを参照しながら、第1クランプ要素50aの構造をここで説明する。第1クランプ要素50aは、要素50bよりも広い面積にわたって延びていることを除けば、図2aに示された要素50bと同様の形状を有している。要素50aは、フレーム31に取り付けられてX方向に対して横方向に延びる軸52aに回転可能に取り付けられており、クランプ面54aを有する自由端を有している。この自由端は、クランプ面32aを押圧することによりこれに接触するように意図されている。要素50aは要素50bとは異なった形で、具体的にはコネクティングロッドとして作用する手段によって作動させることができる。より具体的には、要素50aは、この例ではX軸線に対して垂直な軸を中心として回動可能に取り付けられた回転装置56aによって作動させられる。回転装置56aは、シリンダ58と接触するカムとして作用する。シリンダ58は、X方向に並進運動によって動くことができる。シリンダは、コネクティングロッドとして作用するロッド60を支承する。その一方の端部62は、クランプ要素58の自由端を中心として回転可能に取り付けられており、そして、対向する端部64はクランプ要素50aの自由端部を中心として回転可能に取り付けられている。クランプ要素50aは、コネクティングロッドとして作用する。さらに、シリンダ58は、休止位置においてクランプ要素50aの戻し手段68、例えば圧縮ばねによって戻されるロッド66用のハウジングを形成している。
クランプ要素50aは、休止位置及びクランプ位置の間で、移動可能に取り付けられており、以下のようにコネクティングロッド・システムによって作動させられる。休止位置は、図5aに示される。クランプ位置に移動させるためには、運動可能な装置56aを、その軸を中心として回転させて、矢印70によって示される水平方向にシリンダ58を移動させることが必要である。この並進運動の結果として、図5b、5c及び5dに示されているように、コネクティングロッド60は、要素50aを、その軸52aを中心として回転させると、クランプ要素のクランプ面54aは、支承要素のクランプ面32aに圧着し、クランプ要素50aは、そのクランプ位置を占める。シリンダ58の並進運動と同時に、ロッド66は支承要素30aの鉛直方向壁に当接する。支承要素30aは、ばね68を図5c及び5dに示されているように圧縮する。このばねの圧縮によって、システムは、カム56aとして作用する装置を、単に回転させるだけで、休止位置に戻ることができる。実際に、このようなクランクシャフト・システムにおいて、図5dに示されるように、要素50aが、クランプ位置にあるときには、装置56aを回転させることにより、弛緩されたばね68の作用下で、シリンダ58が矢印72で示された方向における並進運動によって動くことが可能になり、ひいてはクランプ要素が図5aに示された位置に戻ることが可能になる。
添付の図面に示された装置10は、さらに、2つのクランプ要素50b,50cの間に、ノズル12のための2つのガス注入通路を含む。これらの通路は、装置10の鉛直方向の横方向面51に開口している。このように、要素50aが、クランプ位置にあるときには、装置10の注入通路は、ノズル12の通路48から延び、そして、要素50b,50cのクランプ位置は、前記通路の特に密着した結合を可能にする。
装置10内の内部ノズル12をクランプする方法を、図示の実施態様に基づいて、ここで説明する。クランプ方法開始時には、内部ノズル12は、管交換装置10のフレーム31に単純に配置される。クランプ方法は、支承要素30b,30c間に配置されたノズル12の横方向鉛直面49を、装置10のフレーム31の横方向鉛直面51に当接させ、続いて、第1クランプ要素50aをクランプ位置で作動させる第1工程を含む。第1要素50aは、こうして図5aの矢印70に従って並進運動することにより移動し、支承要素30aに当接し、内部ノズル12を装置10の横方向前縁部51に押し付け、よって、前記前縁部に対して内部ノズルを極めて正確に関連づける。言うまでもなく、クランプ要素50aによるクランプ位置の確立は同時に、ガス注入通路48内に配置されたシール部材の圧縮を引き起こす。シール部材は、内部ノズル又は装置に位置決めされていてよい。シール部材はグラファイトから形成されていることが好ましい。矢印70に沿った並進運動は、制御された圧縮を可能にする。一旦、クランプ要素50aがクランプ位置に位置したら、組立方法は、次に、2つのクランプ要素50b,50cをクランプ位置において、任意選択的に、同時に作動させる。第1要素50aをクランプするのに続き、第2工程において、他の2つの要素50b,50cをクランプすると、特に簡易な方法が可能になる。全クランプ要素50a,50b,50c及びその作動手段は、特に有利なクランプシステムを形成する。
上記内部ノズル12及び管交換装置10の利点の中で、注目すべきなのは、クランプ手段が、内部ノズルの横方向縁部42a,42bにその力を加える一方、加圧手段18は、装置10の長手方向縁部17a,17bに接するスライド注入ノズルのプレートの長手方向縁部に力を加えることである。結果として、内部ノズル12とスライドプレートとの接触面の略全周に圧力が加えられ、ひいてはより優れた密封性がもたらされる(図6(c)参照)。
本発明の別の利点は、内部ノズル12の使用後、同じ金属ケーシング22を再び使用して、新しい耐火要素24を被覆できることである。
本発明は、内部ノズルの接触面26と、管交換装置10内に設けられた注入ノズルのプレートのスライド面との間の界面の液密性を明らかに向上する。図6は、鋳造開口の周囲に、クランプ手段を配置する結果として計算された圧縮応力分布を示す。すなわち、着色が暗ければ暗いほど、圧縮応力が高い。図6(a)には、例えば、欧州特許第1289696号明細書に記載された従来技術の構造、つまり、内部ノズルを所定の箇所にクランプするクランプ手段20が、X軸線に対して平行な長手方向縁部に沿って配置されており、注入ノズルのスライド面を内部ノズルの接触面26に押し付ける加圧手段18の頂部に、実質的に位置している構造が示されている。図に示されるように、圧力は長手方向縁部に隣接する部分内でのみ高く、横方向に沿っては低い圧力が形成されており、鋳造時及び大量の空気吸引時に溶融金属が漏れるリスクが高い。他方において図6(b)及び(c)は、本発明に基づくものである。
図6(b)において、内部ノズルをクランプするための2つのクランプ要素20が存在している。これらのクランプ要素は、X軸線に対して略垂直に位置決めされている。図に示されるように、X軸線を含むプレート部分は、図6(a)の従来の幾何学的配置形状よりも高いレベルの圧力を受ける。図6(c)において、内部ノズルの周囲に3つのクランプが配置されている。内部ノズルの接触面の平面上における、各々のクランプ手段20のクランプ位置での直交投影の図心は、三角形の頂点を形成するか、或いは、「Y」の腕が、上述のように内部ノズルの貫通孔の図心46で接合する。図6(c)から判るように、圧縮レベルは極めて均一であり、プレート全周が高い圧力を受け、ひいては内部ノズルと注入ノズルとの2つの表面間における界面の液密性を保証する。3つのクランプシステムは、極めて効率的であるようなので、3つのクランプシステムのいくつかの実施態様を論じる。
三角形の高さは、1つの頂点を通る、対辺に対して垂直な直線である。高さの交点は、垂心である。三角形の中線は、頂点と対辺の中点とを通る直線であり、その三角形を2つの等しい面積に分割する。三角形の中線の交点は図心と呼ばれる。
1実施態様の場合、両方とも投影三角形のX頂点を通るX中線と称される1つの中線、及び/又はX高さと称される高さは、図2(a)及び6(c)に示されているように、X軸線と同軸的である。他の2つのクランプ手段20は、X軸線の各々の側に配置されている。好ましくは、前述の図面に示されているように、三角形は、等しい長さの2つの辺がX頂点で接合する二等辺三角形である。
X頂点は、入口開口の方向に向いていてよい。この構造は、X頂点以外の第2頂点と第3頂点との間にガス接続部が配置されている場合に有利である。それというのも、注入ノズルが管交換装置の下側部分内に挿入され、各々、ここから引き抜かれることにより長手方向に加えられる摩擦力が、内部ノズルを前記接続部に対して押圧して、気密な接続を保証するからである。さらに、摩擦力は、上述のように第1クランプ手段に設けられたクランクシャフトシステムと協働する。或いは、X頂点は、出口開口に向いていてもよい。
三角形の全ての角度は、ノズルの周囲に、クランプ手段を均一に配置するのを保証するために鋭角であることが好ましい。特に、X頂点が60°未満であることが好ましい。他方、鋳造開口の図心(46)と、X頂点以外の2つの三角形頂点とによって形成された角度2αは、好ましくは60〜90°である。
図示のように、三角形は、二等辺三角形であって、好ましくはX中線が、X軸線と同軸であることが好ましい。より好ましくはX頂点は、等しい長さの2つの辺の交点である(この構造では、X中線とX高さとは同軸である)。
10 管交換装置
12 内部ノズル
14 内部ノズル貫通孔
16 案内手段
17a,17b 装置の長手方向縁部
18 加圧手段
20 クランプ手段
22 金属ケーシング
24 耐火要素
26 接触面
28 鋳造開口
30a,30b,30c 支承要素
31 フレーム
32a,32b,32c 支承要素のクランプ面
34a,34b,34c 支承要素の支承レッジ
36 周面
40a,40b ノズルの長手方向縁部
42a,42b ノズルの横方向縁部
44a Yの基部
44b,44c Yの腕
46 内部ノズルの貫通孔開口の図心
48 ガス注入手段
49 ノズルの横方向面
50a,50b,50c クランプ要素
51 装置の横方向面
52a,52b クランプ要素軸
54b クランプ要素のクランプ面
56a,56b,56c 回転装置又はカム
58 シリンダ
60 コネクティングロッドとして働くロッド
66 ロッド
68 戻し手段
70 水平方向
72 方向70に対する反対方向

Claims (16)

  1. 容器から溶融金属を流し込むための交換可能な注入ノズルを保持して交換する管交換装置(10)であって、該管交換装置が、鋳造開口を備えたフレームを含み、前記フレームは、金属鋳造容器の下側に固定されるのに適しており、内部ノズル(12)と、交換可能な注入ノズルとが滑り接触を形成する平面を定義する中央区分平面で接合する第1の上側部分と第2の下側部分とを含み、前記フレームの上側部分が:
    (a) 内部ノズル(12)の貫通孔が前記鋳造開口と流体連通するように、その注入位置で前記内部ノズル(12)の支承面を、前記フレームの上側部分の支持部分に所定箇所で受け止めてクランプするための3つの手段(50a,50b,50c)を含み、そして
    前記フレームの下側部分が;
    (b) 入口開口及び出口開口の間で第1方向(X)の第1軸に沿って延びる通路を含み、前記通路は、交換可能な注入ノズルを受容して前記入口開口から前記出口開口へ移動させ、前記フレームの前記鋳造開口と整列する鋳造位置を通過させるのに適しており;
    (c) 前記交換可能な注入ノズルを、待機位置から、前記フレームの前記鋳造開口と整列する鋳造位置へ、前記出口開口へ案内する案内手段(16)を含み、前記案内手段(16)は、第1方向(X)に略平行に延びており;
    (d) 前記案内手段と整列させられた加圧手段(18)を含み、前記加圧手段は、前記交換可能な注入ノズルをその鋳造位置で、前記フレームの上側部分の方向に押し上げるために、前記注入ノズルの鋳造位置のレベルで第1方向(X)に略平行に延びている、管交換装置において、
    前記3つのクランプ手段(50a,50b,50c)のうちの2つ(50b,50c)が、前記第1方向(X)に対して横方向に配置されていることを特徴とする、管交換装置。
  2. 前記クランプ手段は、前記第1方向(X)を横切って前記第1方向(X)に対して略垂直に配置された少なくとも第1クランプ要素(50a)を含む、請求項1に記載の管交換装置。
  3. 前記クランプ手段が、3つのクランプ要素(50a,50b,50c)を含み、クランプされた位置での前記クランプ要素の、前記中央区分平面上への直交投影の各々の図心が三角形の頂点を形成する、請求項1又は2に記載の管交換装置。
  4. 前記3つのクランプ要素の図心によって形成された三角形が、下記幾何学的配置形状:すなわち、
    (a) X頂点と称される第1頂点を通る、X高さと称される前記三角形の第1高さが、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
    (b) X頂点を通る、X中線と称される三角形の第1中線が、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
    (c) X頂点が前記入口開口の方向に向いている、(a)又は(b)に基づく三角形;(d) X頂点が前記出口開口の方向に向いている、(a)又は(b)に基づく三角形;(e) 前記三角形の角度全てが鋭角である幾何学的配置形状;
    (f) 前記三角形が二等辺三角形
    (g) 前記鋳造開口の図心(46)と、X頂点以外の三角形の2つの頂点とによって形成された角度2αが60〜90°を成す、(f)に基づく三角形;
    (h) X頂点によって形成される角度が60°未満である三角形;
    のうちの1つ又は任意の組み合わせによって形成される、請求項1から3までのいずれか1項に記載の管交換装置。
  5. X頂点に対応する第1クランプ要素(50a)が、14〜52°の角度の区域γの範囲にあり、他の2つのクランプ要素(50b,50c)が、10〜20°の角度の区域βの範囲にあり、全ての角度は、前記鋳造開口の図心(46)に対して測定されたものである、請求項3又は4に記載の管交換装置。
  6. 前記3つのクランプ要素の図心によって形成された三角形が、下記幾何学的配置形状、 すなわち、前記三角形が二等辺三角形
    によって形成され、
    X頂点に対応する前記第1クランプ要素の投影の内側尾根部が、前記第1軸(X)に対して垂直な接線で、前記第1軸(X)を横切る、請求項1から3のいずれか1項に記載の管交換装置。
  7. ガス源との少なくとも1つのガス接続部を含み、前記接続部が、前記3つのクランプ要素のうちの2つ(50b,50c)の間に配置されており、第1方向(X)に略平行に向いている、請求項2から6までのいずれか1項に記載の管交換装置。
  8. 前記第1方向(X)に対して垂直に延びる前記第1クランプ要素(50a)が、休止位置とクランプ位置との間で移動可能に取り付けられ、クランクシャフト作動手段(60,50a)によって一方の位置から他方の位置へ作動させられる、請求項2から7までのいずれか1項に記載の管交換装置。
  9. 冶金容器からの溶融金属を流し込むための、耐火コア材料から形成された内部ノズル(12)であって、前記内部ノズルは、注入管交換装置の上側部分に取り付けられるのに適しており、前記内部ノズルは、
    (a) 流入開口(14)と流出開口(28)とを流体接続する、軸方向貫通孔を有する略管状部分、及び
    (b) プレートを含み、
    前記プレートは、前記軸方向貫通孔に対して垂直な、流出開口(28)を含む第1接触面(26)と、前記プレートの周囲及び厚さを規定する側縁部(22,36,49)に前記管状部分の壁を接合する、第1接触面(26)と対向する第2面と、を含んでおり、
    前記内部ノズルプレートが、前記側縁部から突出した3つの別個の支承要素(30a,30b,30c)を含み、各々の支承要素は、支承レッジ(34a,34b,34c)を含み、前記支承レッジは、前記接触面(26)の方向に面していて、前記プレートの周囲に配置されており、前記支承レッジの、前記接触面(26)に平行な平面に対する直交投影上への図心が、三角形の頂点を形成することを特徴とする、内部ノズル。
  10. 前記内部ノズルプレートの第1接触面(26)を除く全てが、金属ケーシングで少なくとも部分的に被覆されており、そして前記3つの支承レッジが前記金属ケーシングの部分である、請求項9に記載の内部ノズル。
  11. 前記3つの支承レッジの突起の図心によって形成された三角形が、下記幾何学的配置形状:
    (a) X頂点と称される第1頂点を通る、X高さと称される三角形の第1高さが、第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
    (b) X頂点を通る、X中線と称される三角形の第1中線が、前記第1方向(X)に対して略平行である幾何学的配置形状;
    (c) X高さ又はX中線が、ノズル貫通孔の中心軸線(Z)を、貫通孔中心(46)で交差するような三角形;
    (d) 前記三角形の角度全てが、鋭角である幾何学的配置形状;
    (e) 前記三角形が二等辺三角形
    (f) 前記貫通孔中心(46)と、X頂点以外の三角形の2つの頂点とによって形成された角度2αが、60〜90°を成す、(c)に基づく三角形;
    (g) X頂点によって形成される角度が60°未満である三角形
    のうちの1つ又は任意の組み合わせによって形成される、
    請求項9又は10に記載の内部ノズル(12)。
  12. 鋳造貫通孔(14)と、且つ/又は該内部ノズル(12)の前記接触面(26)に位置する溝と流体連通するガス接続手段(48)を含み、前記ガス接続手段が、2つの前記支承レッジ(30b,30c)間に配置されている、請求項9から11までのいずれか1項に記載の内部ノズル(12)。
  13. 前記内部ノズル(12)が、前記管交換装置の前記クランプ手段(50a,50b,50c)と係合する支承要素(30a,30b,30c)を含む、請求項1から8までのいずれか1項に記載の管交換装置(10)、と内部ノズル(12)との組立体。
  14. 前記内部ノズルが、請求項9から12までのいずれか1項に記載のものであり、そして前記管交換装置は、請求項3、又は請求項3を直接又は間接的に引用する請求項4から8までのいずれか1項に記載のものである、請求項13に記載の組立体。
  15. 請求項10、又は請求項10を直接又は間接的に引用する請求項11から請求項12までのいずれか1項に記載の内部ノズル(12)を被覆するための金属ケーシング(22)であって、前記金属ケーシング(22)は、ノズルの管状部分を収容するための開口を備えた主面と、前記主面の周囲から延びる側縁部とを含む金属ケーシングであって、前記金属ケーシングが、前記側縁部から突出した3つの別個の支承要素(30a,30b,30c)を含み、各々の支承要素は、前記主面から離れるように配向された支承レッジ(34a,34b,34c)を含み、前記3つの支承要素の各々の要素の図心が三角形の頂点を形成するように前記金属ケーシングの周囲に配置されている、ことを特徴とする、金属ケーシング。
  16. 請求項11の記載の内部ノズル(12)上に被覆されている、金属ケーシング(22)。
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