JP5902058B2 - 太陽集光システム及び太陽熱発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽集光システム及び太陽熱発電システムに関する。
近年、化石燃料の枯渇や二酸化炭素排出による諸問題に鑑み、再生可能な自然エネルギーである太陽光の利用が広く検討されている。太陽光エネルギーの利用には、太陽電池により太陽光を直接電気に変換する手法と太陽光を太陽熱として吸収して利用する手法とが知られている。太陽熱として利用する手法には、その熱を利用してタービンなどにより間接的に発電するものも含まれる。
太陽熱の利用は、蓄熱による安定供給を行うことができ、この点が太陽電池に対する優位性として注目されている。特に、発電せずに熱そのものを利用する場合に効率が高く、太陽熱を利用する意義が大きい。このため、特に産業用の蒸気の供給などの中規模なプラントにおいて太陽熱を利用できる太陽集光システムが日本だけではなく欧州などの世界各国でも検討されている。
太陽集光システムとしては、フレネル方式(リニアフレネル方式)、タワー方式、トラフ方式、ディッシュ方式などが知られている。リニアフレネル方式について、例えば特許文献1には、複数列並べた短冊状のミラーにより太陽光を反射することで直線状のレシーバに集光する太陽集光システムが開示されている。また、タワー方式について、例えば特許文献2には、タワーの周囲に配置された多数のヘリオスタットにより太陽光を反射することで、タワー頂点に設けられたレシーバに集光する太陽集光システムが開示されている。
欧州特許出願公開2051022A2号公報 特開2011−220286号公報
ところで、集光ミラーが受けることのできる太陽光の光束(太陽光のエネルギー)は、太陽光の入射角度のコサイン成分に比例し、コサイン効果と呼ばれる。このため、朝方や夕方の場合など、集光ミラーが大きな入射角度で太陽光を受けざるを得ない場合、コサイン効果による集光率低下が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、ミラー1つ当たりの集光率の向上を図ることができる太陽集光システム及び太陽熱発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1のレシーバに対して太陽光を集光する第1の集光ミラーと、第2のレシーバに対して太陽光を集光する第2の集光ミラーと、を備えた太陽集光システムであって、第1のレシーバ及び第2のレシーバの何れか一方に対して太陽光を集光する選択集光ミラーと、選択集光ミラーを制御する制御手段と、を備え、制御手段は、太陽光の照射角度及び時間のうち少なくとも一方に基づいて、選択集光ミラーの集光対象を切り換えることを特徴とする。
本発明に係る太陽集光システムによれば、第1のレシーバ又は第2のレシーバに対して太陽光を選択的に集光可能な選択集光ミラーを備え、太陽光の照射角度及び時間のうち少なくとも一方に基づいて選択集光ミラーの集光対象を切り換えることにより、できるだけミラー正面で太陽光を受けてコサイン効果による効率低下を避けることが可能となるので、システム全体においてミラー1つ当たりの集光率の向上を図ることができる。
本発明に係る太陽集光システムは、フレネル方式の集光システムであってもよい。
この太陽集光システムによれば、三次元的な制御を必要とするタワー方式の集光システムと比べて、集光対象の切り換えによる選択集光ミラーの制御を簡素化することができる。
本発明に係る太陽集光システムにおいては、選択集光ミラーは、曲面を有するミラーであり、選択集光ミラーの集点は、第1のレシーバ及び第2のレシーバのうち当該選択集光ミラーから遠くに位置するレシーバに合わされていてもよい。
この太陽集光システムによれば、平面ミラーではなく、集点のある曲面ミラーを採用することで、集光率を高めることができる。また、この太陽集光システムでは、第1のレシーバ及び第2のレシーバのうち選択集光ミラーに近い方のレシーバへの集光は比較的容易であることから、遠い方のレシーバに選択集光ミラーの集点を合わせることで、効果的に集光することができる。
本発明に係る太陽集光システムにおいて、選択集光ミラーは、太陽光が入射する表面と表面の反対側の裏面とを有する透明基板と、透明基板の裏面に形成された反射層と、を備え、所定の中心軸を中心として回転可能又は揺動可能に構成され、透明基板のうち中心軸に垂直な断面は、反射層側に向かって凹む弧形状を成していてもよい。
この太陽集光システムによれば、透明基板による太陽光の屈折及び反射層による反射を行う反射屈折系の集光ミラーとすることにより、表面反射である従来の集光ミラーと比べて、像面湾曲の影響を抑制することができるので、レシーバに対する集光率を大幅に向上させることができる。その結果、レシーバや二次ミラーに対する集光スポットの大きさが小さくなるので、太陽に対する追尾制御の精度が緩和されると共に、レシーバに到達しない漏れ光を減少させることができる。
本発明に係る太陽熱発電システムは、上述した何れかの太陽集光システムを備え、第1のレシーバ及び第2のレシーバが得た熱を利用して発電を行うことを特徴とする。
本発明に係る太陽熱発電システムによれば、上述した太陽集光システムを備えることにより太陽光の集光率を大幅に向上させることができる。その結果、効率的に太陽光を吸収して太陽熱を得ることができるので、太陽熱発電の効率を向上させることができる。
本発明によれば、ミラー1つ当たりの集光率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る太陽熱発電システムを示す斜視図である。 選択集光ミラーの集光対象を切り換えない状態の太陽集光システムを示す側面図である。 選択集光ミラーの集光対象の切り換えた状態の太陽集光システムを示す側面図である。 (a)は、選択集光ミラーの集光対象を切り換えない状態の説明図である。(b)は、選択集光ミラーの集光対象を切り換えた状態の説明図である。 第2の実施形態に係る選択集光ミラーの集点の設定を説明するための図である。 第3の実施形態に係る選択集光ミラーによる集光状態を説明するための側面図である。 YZ平面に沿った選択集光ミラーの拡大断面図である。 第4の実施形態に係る太陽熱発電システムにおける選択集光ミラーの集光対象の切り換えない状態を示す側面図である。 第4の実施形態に係る太陽熱発電システムにおける選択集光ミラーの集光対象の切り換えた状態を示す側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2に示されるように、第1の実施形態に係る太陽熱発電システムは、太陽光の集光により得られる太陽熱を利用して発電を行うシステムであり、太陽光を集光するリニアフレネル方式の太陽集光システム10を備えている。この太陽集光システム10は、四つの集光装置11〜41を有している。
以下、図1を参照して第1の集光装置11について説明する。第2の集光装置21,第3の集光装置31,第4の集光装置41については、第1の集光装置11と同じ構成のため説明を省略する。また、各図において太陽光の照射方向を矢印Tとして示し、第3の集光装置31及び第4の集光装置41については一部図示を省略する。
第1の集光装置11は、第1のレシーバ12、第1の集光ミラー13、選択集光ミラー14,15、二次ミラー16、及び制御装置(制御手段)Aを備えている。以下、直線状に延在する第1のレシーバ12の延在方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸方向、X軸方向及びZ軸方向の両方に直交する方向をY軸方向として説明を行う。
第1のレシーバ12は、内部を熱媒体が流れる管状の部材である。熱媒体はガス状であっても液体状であっても良い。第1のレシーバ12は、X軸方向で直線状に延在している。第1のレシーバ12は、地面に対して固定されており、左右の支持台17によって高所に支持されている。
第1の集光ミラー13は、第1のレシーバ12に対して太陽光を集光する第1のレシーバ12専用の集光ミラーである。第1の集光ミラー13は、第1のレシーバ12に沿ってX軸方向に列をなしており、この列がY軸方向で複数配列されて構成されている。第1の集光ミラー13は、支持脚18によって支持され、太陽の動きに追従して回転可能に構成されている。
選択集光ミラー14,15は、集光対象を第1のレシーバ12以外のレシーバに切換可能な集光ミラーである。すなわち、選択集光ミラー14,15は、第1のレシーバ12以外のレシーバに対して太陽光を集光させることができる。
選択集光ミラー14,15は、Y軸方向における第1の集光装置11の両端にそれぞれ一列ずつ設けられている。選択集光ミラー14,15は、Y軸方向で複数列からなる第1の集光ミラー13を挟むように配置されている。選択集光ミラー14,15の構成自体は、第1の集光ミラー13と同様である。なお、第1の実施形態においては、第1の集光ミラー13及び選択集光ミラー14,15は平板状の表面反射ミラーである。
二次ミラー16は、第1のレシーバ12の上から覆うように設けられ、第1のレシーバ12に沿ってX軸方向に延在する下向きに開口した樋形状の部材である。二次ミラー16の内面には鏡面加工が施してある。二次ミラー16は、第1の集光ミラー13及び選択集光ミラー14,15の反射光のうち、第1のレシーバ12から外れた光を再び反射することで第1のレシーバ12に集光させる。
この集光装置11では、第1の集光ミラー13及び選択集光ミラー14,15の集光により第1のレシーバ12が得た太陽熱が、第1のレシーバ12の内部を流れる熱媒体を通じて発電設備に供給される。発電設備としては、例えば、蒸気タービンなどを用いることができ、熱媒体を通じて供給された太陽熱を利用して発電を行う。
制御装置Aは、太陽の動きに応じて第1の集光ミラー13及び選択集光ミラー14,15の向きを制御するものである。制御装置Aは、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]などからなる電子制御ユニットである。制御装置Aは、複数台のコンピュータから構成されていてもよい。
制御装置Aは、太陽光Tの照射角度を検出するための太陽光検出部Bと接続されている。太陽光検出部Bは、例えば太陽光Tの照射角度として地面(或いは太陽集光システム10の設置面)に対する太陽光Tの入射角度を検出する。このような太陽光検出部Bには、周知の機器を採用することができる。なお、第1の実施形態に係る太陽熱発電システムは必ずしも太陽光検出部Bを備える必要はなく、制御装置Aは時間に基づいて太陽光Tの照射角度を考慮したミラーの向きの制御を行うこともできる。制御装置Aは、太陽集光システム10の全ての集光ミラーを制御する。
図2に示されるように、太陽集光システム10では、第1の集光装置11,第2の集光装置21,第3の集光装置31,第4の集光装置41が隣り合って設置されている。各集光装置11,21,31,41は、それぞれ一つのレシーバ12,22,32、42を有しており、これらのレシーバは互いに略平行に配置されている。各レシーバ12,22,32、42は、図示しない配管によって接続されており、一つの熱媒体流路を形成する。なお、各レシーバ12,22,32、42は、それぞれが独立した熱媒体流路を形成して発電設備に接続されていてもよい。
また、各集光装置11,21,31,41は、各集光装置におけるレシーバに対してのみ集光する第1〜第4の集光ミラー13,23,33、43と、隣の集光装置のレシーバにも集光可能な選択集光ミラー14,15,24,25,34,45とを備えている。これらの集光ミラーは、Y軸方向でほぼ等間隔となるように配置されている。
集光ミラー間の隙間は、太陽集光システム10の使用環境や目的を考慮して適切に設定される。すなわち、集光ミラー間の隙間を大きくとればミラー面積当たりの太陽エネルギー獲得効率を上げることができる。逆に、集光ミラー間の隙間を少なくすれば、集光ミラーを多く配置することで集光率を上げることができ、熱損失を減らすこともできる。また、土地利用効率も上がる。
本実施形態に係る太陽集光システム10では、集光ミラー間の隙間が小さいと隣の集光ミラーによって反射光が遮られるブロッキングが生じる場合があるため、ある程度の隙間が必要となる。具体的には、集光ミラー間の隙間について当該隙間に入る集光ミラー(水平姿勢の集光ミラー)の個数rで表わすと、コストの観点から、1.0<r<2.0であることが好ましく、1.25<r<1.75であることがより好ましい。なお、性能優先(温度環境優先)の観点からは、0.2<r<0.7であることが好ましく、0.4<r<0.5であることがより好ましい。
選択集光ミラー14,15,24,25,34,45は、ほぼ等間隔で配置されている集光ミラーのうち、隣の集光装置の集光ミラーと隣接する位置に配置されている。なお、選択集光ミラーの数や位置は、図2に示す構成に限定されない。
図3は、選択集光ミラーの集光対象の切り換えた状態の太陽集光システムを示す側面図である。図3に示す太陽集光システム10では、選択集光ミラー14,24,34について、太陽光を効率良く集光できるレシーバへと集光対象を切り換えている。
ここで、第1の集光装置11の選択集光ミラー14を例として、集光対象の切り換えについて説明する。図4(a)は、選択集光ミラー14の集光対象の切り換えを行っていない状態を示し、図4(b)は、選択集光ミラー14の集光対象を切り換えた状態を示している。なお、図4(a)は、図2に示す状態に対応しており,図4(b)は図3に示す状態に対応している。
図4(a)に示されるように、真上以外の方向から太陽光Tが照射されている場合、第1のレシーバ12に対して太陽光Tを反射するためには、選択集光ミラー14は大きな入射角度θで太陽光を受ける必要がある。
ここで、入射角度θは、YZ平面において、選択集光ミラー14に入射する太陽光Tと選択集光ミラー14の中心軸線Cnとのなす角度である。中心軸線Cnは、例えば、YZ平面において選択集光ミラー14の反射面の中央を通り、且つ、反射面に垂直な軸線である。
この場合、いわゆるコサイン効果の影響により、選択集光ミラー14が受けることのできる太陽光Tの光束(太陽光のエネルギー)は太陽光Tの入射角度θが大きくなるほど減少し、集光率の低下が生じる。
そこで、図4(b)に示されるように、選択集光ミラー14の集光対象を隣の第2のレシーバ22に切り換える。これにより、選択集光ミラー14に対する太陽光Tの入射角度θを小さくすることができ、選択集光ミラー14のほぼ正面で太陽光Tを受けることができるので、コサイン効果による集光率の低下を避けることができる。
次に、選択集光ミラー14における集光対象の切り換え制御について説明する。太陽集光システム10の制御装置Aは、太陽光検出部Bの検出した太陽光Tの照射角度に基づいて、選択集光ミラー14の向きを変更し、その集光対象を切り換える。
具体的には、制御装置Aは、太陽光Tの照射角度に基づいて、第1のレシーバ12及び第2のレシーバ22のうち太陽光Tの入射角度θが小さくなる方のレシーバを選択集光ミラー14の集光対象とする。換言すれば、制御装置Aは、選択集光ミラー14の正面方向で反射できるレシーバが集光対象となるように選択集光ミラー14を制御する。
なお、制御装置Aは、必ずしも太陽光Tの照射角度に基づいて選択集光ミラー14の集光対象を切り換える必要はなく、例えば時間に基づいて選択集光ミラー14の集光対象を切り換える態様であってもよい。この場合、時間ごとの太陽の位置等を考慮して、適切なタイミングで選択集光ミラー14の集光対象を切り換えることができる。なお、選択集光ミラー14を例として集光対象の切り換えを説明したが、他の選択集光ミラー15,24,25,34,45においても同様である。
以上説明した第1の実施形態に係る太陽集光システム10によれば、太陽光Tの照射角度に基づいて選択集光ミラー15,24,25,34,45の集光対象となるレシーバを切り換えることにより、できるだけミラー正面で太陽光Tを受けてコサイン効果による効率低下を避けることが可能となるので、システム全体における集光率の向上を図ることができる。
また、この太陽集光システム10では、リニアフレネル方式を採用することで、三次元的な制御を必要とするタワー方式の集光システムと比べて、集光対象の切り換えによる選択集光ミラーの制御を簡素化することができる。しかも、この太陽集光システム10では、集光装置を隣り合って複数して配置しても、タワー方式の集光システムと比べて、タワー等の影が生じる設備が少ないので集光率の向上に有利である。
第1の実施形態に係る太陽熱発電システムによれば、上述した太陽集光システム10を備えることにより太陽光Tの集光率を大幅に向上させることができる。その結果、効率的にレシーバ12に太陽光Tを吸収させて太陽熱を得ることができるので、太陽熱発電の効率を向上させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る太陽熱発電システムは、第1の実施形態に係る太陽熱発電システムと比べて、選択集光ミラーの形状のみが異なっている。
具体的には、第2の実施形態に係る太陽熱発電システム(太陽集光システム)は、曲面を有するトラフ形状の選択集光ミラー54を備えている。トラフ形状の選択集光ミラー54は、所定の集点に集まるように太陽光を反射する表面反射のミラーである。
ここで、図5は、第2の実施形態に係る選択集光ミラー54の集点について説明するための図である。図5に示されるように、選択集光ミラー54は、集光対象として選択できる第1のレシーバ12及び第2のレシーバ22のうち、選択集光ミラー54との距離が遠い第2のレシーバ22に集点が合わせてある。図5に示すRは、選択集光ミラー54の集点が描く軌道である。
以上説明した第2の実施形態に係る太陽熱発電システム(太陽集光システム)によれば、平面ミラーではなく、集点のあるトラフ形状の選択集光ミラーを採用することで、集光率を高めることができる。また、この太陽熱発電システムでは、第1のレシーバ12及び第2のレシーバ22のうち選択集光ミラー54に近い方のレシーバへの集光は比較的容易であることから、遠くに位置するレシーバに選択集光ミラーの集点を合わせることで、効果的に集光することができる。このことは、太陽熱発電システムの集光率の向上に寄与する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る太陽熱発電システムは、第2の実施形態に係る太陽熱発電システムと比べて、選択集光ミラーが裏面反射である点が大きく異なる。
図6は、第3の実施形態に係る裏面反射の選択集光ミラー64を説明するための側面図である。図7は、YZ平面に沿った選択集光ミラー64の拡大断面図である。図6に、X軸方向に延在する選択集光ミラー64の回転中心軸Pを示す。
図6及び図7に示されるように、選択集光ミラー64は、回転中心軸Pを中心として回転可能に構成されている。なお、選択集光ミラー64は、必ずしも360度回転可能な構成である必要はなく、360度未満で揺動可能な構成であってもよい。選択集光ミラー64は、透明基板65、反射防止膜66、及び反射層67を備えている。
透明基板65は、アクリル樹脂などの透明性の高い樹脂材料から構成されている。透明基板65は、樋状に湾曲した板状の部材であり、その断面(回転中心軸Pに垂直な断面)は反射層67側に向かって凹む弧形状を成している。透明基板65は、その形状を維持するために十分な剛性を備えている。
透明基板65は、レシーバ12側(表側)の表面65aと、表面65aの反対側の裏面65bと、を有している。樋状の透明基板65では、表面65a及び裏面65bのYZ平面に沿った断面形状(回転中心軸Pに直交する断面上の形状)が円弧形状を成している。
なお、表面65a及び裏面65bは、断面形状の円弧の曲率が同一であっても異なっていても良い。また、表面65a及び裏面65bのYZ平面に沿った断面形状は、円弧形状ではなく放物線形状などであっても良い。更に、表面65a及び裏面65bの断面形状のうち一方が円弧形状、他方が放物線形状であっても良い。
透明基板65の表面65aには、太陽光Tの反射を防止するための反射防止膜66が形成されている。反射防止膜66は、例えばフッ化マグネシウムMgFからなる膜である。反射防止膜66は、複数の材料からなる多層の膜であっても良い。このような反射防止膜66を形成することで、太陽光Tが表面65aで反射することを避けることができる。なお、反射防止膜66を必ずしも備える必要はない。
透明基板65の裏面65bには、反射層67が形成されている。反射層67は、例えばアルミニウムAlや銀Agなどから形成されている。反射層67は、裏面65bの全面に形成されていても良く、一部に形成されていても良い。
この透明基板65は、加熱溶融させた樹脂材料を金型内に射出注入し、金型内で冷却することで成形を行う射出成形により製造される。射出成形は、複雑な形状の成形品を大量に製造することに適している。
このように構成された裏面反射の選択集光ミラー64では、太陽光Tは反射防止膜66及び透明基板65を通過してミラー内部に入り込む。その後、太陽光Tは裏面65bの反射層67で反射され、透明基板65内を通過して表面65aの反射防止膜66から外側に出射する。この裏面反射の選択集光ミラー64においても、その集点は遠くに位置する方のレシーバに合わせてあることが好ましい。
以上説明した第3の実施形態に係る太陽熱発電システム(太陽集光システム)によれば、透明基板65による太陽光の屈折及び反射層による反射を行う反射屈折系の選択集光ミラー64を採用することにより、表面反射である従来のミラーと比べて、像面湾曲の影響を抑制することができるので、レシーバに対する集光率を大幅に向上させることができる。その結果、レシーバや二次ミラーに対する集光スポットの大きさが小さくなるので、太陽に対する追尾制御の精度が緩和されると共に、レシーバに到達しない漏れ光を減少させることができる。なお、反射屈折系のミラーの効果については、本発明者による日本国特許出願(出願番号2011―220990)を参照されたい。
[第4の実施形態]
図8は、第4の実施形態に係る太陽熱発電システムの選択集光ミラーの集光対象の切り換え前の状態を示す側面図である。図9は、選択集光ミラーの集光対象の切り換え後の状態を示す側面図である。
図8に示されるように、第4の実施形態に係る太陽熱発電システムは、タワー方式の太陽集光システム100を備えている。タワー方式の太陽集光システム100は、互いに隣り合って配置された第1の集光装置110及び第2の集光装置120を有している。
第1の集光装置110は、地上に立設されたタワーの上部に設けられた第1のレシーバ111と、第1のレシーバ111に対して太陽光Tを集光する第1の集光ミラー112及び選択集光ミラー113と、を備えている。同様に、第2の集光装置120は、地上に立設されたタワーの上部に設けられた第2のレシーバ121と、第2のレシーバ121に対して太陽光Tを集光する第2の集光ミラー122及び選択集光ミラー123,124と、を備えている。
各集光ミラー112,113,122,123,124は、いわゆるディッシュ状(皿状)のミラーであり、その反射光は第1のレシーバ111又は第2のレシーバ121に向かって一点に集光する。各集光ミラー112,113,122,123,124は、図示しない制御装置によって制御されており、太陽に追従して向きを変更する。
図8に示す状態において、第2の集光装置120の選択集光ミラー124は、第2のレシーバ121へ反射するためには大きな入射角度θで太陽光Tを受けざるを得ず、コサイン効果により集光率の低下が生じる。
そこで、図9に示されるように、選択集光ミラー124は、その集光対象を第2のレシーバ121から第1のレシーバ111に切り換える。これにより、選択集光ミラー124に対する太陽光Tの入射角度θを小さくすることができ、選択集光ミラー124のほぼ正面で太陽光Tを受けることができるので、コサイン効果による集光率の低下を避けることができる。
以上説明した第4の実施形態に係る太陽熱発電システム(太陽集光システム)においても、太陽光Tの照射角度に基づいて選択集光ミラー113,123,124の集光対象となるレシーバを切り換えることにより、できるだけミラー正面で太陽光Tを受けてコサイン効果による効率低下を避けることが可能となるので、システム全体における集光率の向上を図ることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、集光装置の数は、3つ以下であっても5つ以上であってもよく、各集光装置における集光ミラー(各集光装置専用の集光ミラー及び選択集光ミラー)の数や位置も上述したものに限定されない。また、タワー方式には、ビームダウン方式も含まれる。更に、二次ミラーは必ずしも備える必要はない。
また、集光ミラーの構成は、上述したものに限られない。例えば、トラフ形状の集光ミラーにおいて、機械的に力を加えて反射面を湾曲させることで、集点を適切に調整するものを採用することができる。この場合、選択集光ミラーにおいて集光対象を切り換えるに際し、集光対象に合わせて集点を調整することが可能となる。
また、上述した太陽集光システムは、太陽熱発電への利用に限られない。太陽熱を利用した給湯、蒸気供給、暖房空調、冷房空調(吸収式冷凍機の高温熱源)など、様々な分野に活用することができる。特に、中規模プラントにおける工場の空調や蒸気供給などの用途に適している。また、レシーバに太陽電池を配置することにより、集光型の太陽電池システムとして活用することもできる。
10,100…太陽集光システム 11,110…第1の集光装置 21,120…第2の集光装置 31…第3の集光装置 41…第4の集光装置 12…第1のレシーバ 22…第2のレシーバ 32…第3のレシーバ 32…第4のレシーバ 13…第1の集光ミラー 23…第2の集光ミラー 33…第3の集光ミラー 43…第4の集光ミラー 16,26,36,46…二次ミラー 14,15,24,25,35,44,54,64,113,114,124…選択集光ミラー 65…透明基板 65a…表面 65b…裏面 66…反射防止膜 67…反射層 A…制御装置(制御手段) B…太陽光検出部 Cn…中心軸線 P…回転中心軸(中心軸) T…太陽光 θ…入射角度

Claims (3)

  1. 第1のレシーバに対して太陽光を集光する第1の集光ミラーと、第2のレシーバに対して太陽光を集光する第2の集光ミラーと、を備えた太陽集光システムであって、
    前記第1のレシーバ及び前記第2のレシーバの何れか一方に対して太陽光を集光する選択集光ミラーと、
    前記選択集光ミラーを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、太陽光の照射角度及び時間のうち少なくとも一方に基づいて、前記選択集光ミラーの集光対象を切り換え
    前記選択集光ミラーは、曲面を有するミラーであり、
    前記選択集光ミラーの集点は、前記第1のレシーバ及び前記第2のレシーバのうち当該選択集光ミラーから遠くに位置するレシーバに合わされている、
    フレネル方式の集光システムであることを特徴とする太陽集光システム。
  2. 前記選択集光ミラーは、
    太陽光が入射する表面と前記表面の反対側の裏面とを有する透明基板と、
    前記透明基板の前記裏面に形成された反射層と、を備え、
    所定の中心軸を中心として回転可能又は揺動可能に構成され、前記透明基板のうち前記中心軸に垂直な断面は、前記反射層側に向かって凹む弧形状を成している、請求項に記載の太陽集光システム。
  3. 請求項1又は2に記載の太陽集光システムを備え、前記第1のレシーバ及び前記第2のレシーバが得た熱を利用して発電を行うことを特徴とする太陽熱発電システム。
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