JP5900884B2 - 制御局装置、および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、制御局装置、および無線通信システムに関する。
標準化団体の1つである3GPP(The Third Generation Partnership Project)では、第4世代の移動通信システムの1つである3GPP LTE(Long Term Evolution) Rel−10(これ以降のシステムはLTE−A(LTE Advanced)と称されることもある。)の標準化がほぼ完了し、現在、それを拡張したLTE Rel−11の標準化が行われている。
これらのシステムの上りリンク(移動局装置(UE:User Equipment)から基地局装置への通信)では、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA:Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用されている。このシングルキャリア周波数分割多元接続では、送信信号を離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)することで、DFT拡散した周波数信号を生成する。さらに、このDFT拡散した周波数信号を、任意の周波数リソース(サブキャリアやリソースブロック(RB:Resource Block)ともいう)に、周波数方向に連続的に配置する。また、DFT拡散した周波数信号を最大2クラスタに分割し、各クラスタを任意の周波数リソースに不連続に配置するClustered DFT-S-OFDMA(DFT Spread Orthogonal Frequency Division Multiple Access)も採用されている。
さらに、特許文献1では、非直交アクセス方式の1つとして、同時に基地局装置と接続している複数の移動局装置に対し、基地局装置で受信する際に少なくとも一部のDFT拡散した周波数信号が重複して受信することを許容して周波数リソースを割り当てるスペクトル重複リソースマネジメント(SORM:Spectrum-Overlapped Resource Management)に基づく周波数重畳アクセスが開示されている。特許文献1では、移動局装置と基地局装置の基本的な構成が開示されており、特にターボ等化に基づく重複した受信信号の検出方法などが含まれている。
一方、特許文献2では、SORMを前提とした場合の移動局装置の割当法が開示されている。特許文献2では、各移動局装置に対して周波数分割多元接続(FDMA)に基づいて周波数リソースを割り当てた後、許容重複率の範囲内で移動局装置を多重する。これにより、送信信号の誤り率を劣化させることなく、SORMを実現することができる。
国際公開第2009/022709号 特開2011−114556号公報
しかしながら、上述の特許文献1、2のようなスペクトル重複リソースマネジメントにおいては、移動局装置に上りリンクで用いる周波数帯域を割り当てる際に、許容重複率を満たすように割り当てなければならず、スケジューリング処理が煩雑なものになるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、スペクトル重複リソースマネジメントにおいて、容易なスケジューリング方法を用いることができる制御局装置、無線通信システム、割り当て方法およびプログラムを提供することにある。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置であって、前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部と、前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部とを具備し、前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容することを特徴とする。
(2)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、前記グループ毎に、異なる目標受信レベルを設定する受信電力設定部を具備することを特徴とする。
(3)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、前記グループ設定部は、受信電力またはパスロスに基づき、前記通信装置をグループに分けることを特徴とする。
(4)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、前記グループ設定部は、前記通信装置の識別番号に基づき、前記通信装置をグループに分けることを特徴とする。
(5)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、異なる前記グループに属する前記通信装置が送信する参照信号同士は直交するように、前記通信装置各々が送信する参照信号を決定する参照信号決定部を具備することを特徴とする。
(6)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、前記スケジューリング部は、前記通信装置各々に割り当てる周波数帯域を、該通信装置が属するグループに対応する周波数帯域の中から選択し、一の前記グループに対応する周波数帯域は、少なくとも一つの他の前記グループに対応する周波数帯域と重複する周波数帯域を含むことを特徴とする。
(7)また、本発明の他の態様は、上述の制御局装置であって、前記制御局装置は、干渉キャンセル技術を用いて、前記通信装置各々が送信した信号を、受信信号から検出する信号検出部を具備することを特徴とする。
(8)また、本発明の他の態様は、複数の通信装置と、前記複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置とを具備する無線通信システムであって、前記制御局装置は、前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部と、前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部とを具備し、前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容することを特徴とする。
(9)また、本発明の他の態様は、複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当て方法であって、前記複数の通信装置を複数のグループに分ける第1の過程と、前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定する第2の過程とを有し、前記第2の過程において、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容することを特徴とする。
(10)また、本発明の他の態様は、複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置のコンピュータを、前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部、前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部として動作させるためのプログラムであって、前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容することを特徴とする。
この発明によれば、スペクトル重複リソースマネジメントにおいて、容易なスケジューリング方法を用いることができる。
本発明の第1の実施形態における無線通信システム10の構成を示す概略図である。 同実施形態における第1のグループ3−1の周波数帯域の割当の一例を示す図である。 同実施形態における第2のグループ3−2の周波数帯域の割当の一例を示す図である。 同実施形態における第3のグループ3−3の周波数帯域の割当の一例を示す図である。 同実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における基地局装置の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるスケジューリング部37の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるスケジューリング部37の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態における制御信号生成部38の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における移動局装置2−1〜2−6が生成する参照信号の例を示す図である。 同実施形態における移動局装置2−1〜2−6が生成する参照信号の別の例を示す図である。 同実施形態における移動局装置2−1〜2−6が生成する参照信号の別の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるパスロスと目標受信電力の関係を示すグラフである。 同実施形態におけるグル―プ設定部46によるグループ化を説明する概念図である。 本発明の第3の実施形態におけるグループ設定部46によるグループ化を説明する概念図である。 本発明の第1から第3の実施形態における周波数帯域の割当の変形例を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態における無線通信システム10の構成を示す概略図である。同図に示すように、無線通信システム10は、基地局装置1、6台の移動局装置2−1〜2−6を含んで構成される。移動局装置2−1〜2−6は、基地局装置1のセル内に位置し、基地局装置1と同時に接続する。移動局装置2−1〜2−6は、それぞれ、1つの送信アンテナを具備する。基地局装置1は、2つの受信アンテナを具備する。
基地局装置1(制御局装置)は、複数の移動局装置2−1〜2−6をグループ化し、送信電力制御における目標受信レベルを、グループごとに制御することで、基地局装置1での各移動局装置2−1〜2−6の受信電力に差をつける。また、基地局装置1は、各グループに含まれる移動局装置2−1〜2−6に対して周波数スケジューリングにより上りリンクの周波数リソース(周波数帯域)を割り当てる。このとき、グループ化の基準は受信電力差に基づいて決定してもよいし、各グループに含まれる移動局装置の数が一様に近くなるように決定してもよい。つまり、いかなる方法を用いたとしてもグループ化すればよい。
ここでは、基地局装置1は、移動局装置2−1、2−2を第1のグループ3−1に分類し、移動局装置2−3、2−4を第2のグループ3−2に分類し、移動局装置2−5、2−6を第3のグループ3−3に分類する。基地局装置1は各グループに含まれる移動局装置2−1〜2−6の送信電力制御の目標受信電力(目標受信レベル)をグループ毎に異なる値に設定する。
LTE−Aにおける送信電力制御(TPC:Transmission Power Control)では、次式に基づいて移動局装置における送信電力PPUSCH,c(i)を設定する。
Figure 0005900884
式(1)において、PCMAX,c(i)はi番目のサブフレームにおけるc番目のセルの移動局装置の最大送信電力値、MPUSCH,c(i)はi番目のサブフレームにおいて移動局装置が割り当てられたリソースブロック数、PO_PUSCH,c(j)は1RBあたりの名目上の目標受信電力、α(j)はc番目のセルにおけるセル固有の0から1の間のパラメータ、PLはc番目のセルで下りリンクの参照信号から測定したパスロス値、ΔTF,c(i)はi番目のサブフレームにおける変調方式及び符号化率で決定される値、f(i)はi番目のサブフレームにおけるTPCコマンドである。また、jの値については、j=0はパケット伝送のダイナミックスケジューリング、j=1は音声通話などのセミパーシステントスケジューリング、j=2はランダムアクセス応答を表す。
本実施形態では、基地局装置1は、各移動局装置のPO_PUSCH,c(j)の値を所属するグループ毎によって異なる値となるように設定する。つまり、同一のグループに所属する移動局装置同士は、同一のPO_PUSCH,c(j)が設定されるが、異なるグループに所属する移動局装置同士は、異なるPO_PUSCH,c(j)が設定されることになる。以降では、簡単のために送信データをダイナミックスケジューリング(j=0)で送信する。また、α(j)=1に設定してパスロスによる無線伝搬路による減衰を完全に補償する。また、ΔTF,c(i)=0、f(i)=0とする。これらを適用して、式(1)を書き換えた、式(2)を用いて、移動局装置2−1〜2−6は送信電力を設定する。
Figure 0005900884
式(2)において、基地局装置1は目標受信電力(目標受信レベル)に相当するPO_PUSCH,cの値を、第1のグループ3−1から第3のグループ3−3毎に変更する。例えば、基地局装置は第1のグループ3−1に適用されるPO_PUSCH,cを他のグループと異なる値に設定する。例えば、基地局装置は第1のグループ3−1の値を-95dBm、第2のグループ3−2の値を-100dBm、第3のグループ3−3の値を-105dBmといった値に設定する。LTE−Aでは、PO_PUSCH,cは、セル固有の制御値と移動局装置(UE)固有の制御値の和で表される。本実施形態でも同様である。このUE(移動局装置)固有の制御値は、上位レイヤが設定する。例えば、基地局装置1はセル固有の制御値PO_NOMINAL_PUSCHを-100dBmとし、UE(移動局装置)固有の制御値PO_UE_PUSCHを第1のグループ3−1に含まれる移動局装置2−1、2−2に対して5dB、第2のグループに含まれる移動局装置2−3、2−4に対して0dB、第3のグループに含まれる移動局装置2−5、2−6に対して-5dBを設定する。
次に、各グループの周波数リソースの割り当てについて説明する。本実施形態における周波数リソースの割り当ては、スペクトル重複リソースマネジメントである。ここでは、異なるグループに属する移動局装置の間で、割り当てられる周波数帯域が重なっている。図2から図4に、各グループの周波数帯域の割当の一例を示す。ここでは、システム帯域に割り当てられているリソースブロック(RB;Resource Block)は、RB1〜RB16の数を16とする。本実施形態では、基地局装置1は、全ての移動局装置2−1〜2−6に対してFDMA(Frequency Division Multiple Access;周波数分割多元接続)に基づいたスケジューリングするのではなく、各グループ内でFDMAに基づいた周波数領域スケジューリングを行う。すなわち、あるグループ内の移動局装置に割り当てられる周波数帯域が、互いに重複しないようにスケジューリングを行う。
図2は、第1のグループ3−1の割当例を示している。図2において、リソースブロックRB1〜RB6、RB10、RB11からなる周波数帯域A1は、移動局装置2−1に割り当てられた周波数帯域である。また、リソースブロックRB7〜RB9、RB12〜RB16からなる周波数帯域A2は、移動局装置2−2に割り当てられた周波数帯域である。
同様に、図3は第2のグループ3−2の割当例を示している。図3において、リソースブロックRB1〜RB7、RB14〜RB16からなる周波数帯域A3は、移動局装置2−3に割り当てられた周波数帯域である。また、リソースブロックRB8〜RB13からなる周波数帯域A4は、移動局装置2−4に割り当てられた周波数帯域である。図4は、第3のグループ3−3の割当例を示している。図4において、リソースブロックRB1、RB2、RB7〜RB11からなる周波数帯域A5は、移動局装置2−5に割り当てられた周波数帯域である。また、リソースブロックRB3〜RB6、RB12〜RB16からなる周波数帯域A6は、移動局装置2−6に割り当てられた周波数帯域である。
このように、各グループでシステム帯域全体に亘って周波数リソースを割り当てる。各グループの周波数リソースの割当については、プロポーショナルフェアネス(PF:Proportional Fairness)やチャネル状態に依存しないラウンドロビン(RR:Round Robin、Non−CDS:Non Channel Dependent Schedulingと称されることもある。)などの周波数割当方法や、最大SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)基準などを用いてよい。このとき、各グループに含まれる移動局装置は全て同時に送信する。このため、受信装置となる基地局装置1は、各グループの信号が重複した状態で受信することになる。
なお、本実施形態では、移動局装置2−1〜2−6の各々は、送信アンテナを1つ具備し、3つのグループがある。そのため、基地局装置1の受信アンテナ数、すなわち「2」より多い移動局装置が同一時間・周波数の少なくとも一部のリソースを同時に使用することになり、このような状態を非直交重複した状態の例にしているが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、複数の送信アンテナを具備する移動局装置が、受信アンテナ数より多いデータを空間多重(オーバーロードとも呼ばれる)している状態も、非直交重複した状態である。また、複数の送信アンテナの複数の移動局装置で送信する合計の送信信号数が受信アンテナより多い場合も非直交重複である。すなわち、ある周波数帯域において、データの空間多重数が受信アンテナ数よりも大きくなっていることを非直交重複した状態という。また、このような非直交重複の状態を、ここでは重畳状態あるいは非直交状態ともいう。このような状態のときは、送信信号を未知数、伝搬路の周波数応答と受信信号とを既知数として、ある周波数帯域(サブキャリア)における送信信号と受信信号の関係を表す連立一次方程式を立てたときに、未知数の個数はデータの空間多重数となるのに対し、一次方程式の数は受信アンテナ数となる。このため、この連立一次方程式のみでは、解が求まらない状態である。
本実施形態では、受信アンテナ数が2、グループ数が3の場合のときなど、受信アンテナ数よりグループ数が多い(あるいは空間多重数が受信アンテナ数を越える、または空間リソースを消費しないなどとも言われてもよい)場合を想定するが、限定されるものではない。
図5は、本実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。移動局装置2−1〜2−6は、同一の構成であるので、これらを代表して移動局装置2と表記し、これらの構成を説明する。移動局装置2は、符号部11、変調部12、DFT(Discrete Fourier Transform;離散フーリエ変換)部13、リソース割当部14、DMRS(DeModulation Reference Signal;復調用参照信号)多重部15、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)部16、切替部17、SRS(Souding−Reference Signal;サウンディング用参照信号)多重部18、CP(Cyclic Prefix;サイクリックプレフィックス)挿入部19、送信電力制御部20、送信部21、送受信アンテナ22、受信部23、制御情報検出部24、MCS(Modulation and Coding Scheme)識別部25、リソース識別部26、DMRS生成部27、SRS生成部28、上位レイヤ処理部29を含んで構成される。
受信部23は、送受信アンテナ22を介して、基地局装置1が自移動局装置2に送信した制御信号を受信する。受信部23は、受信した制御信号に対してダウンコンバージョンおよびA/D(Analog to Digital)変換などを行い、ディジタルデータを生成する。また、受信部23は、受信した信号の受信電力に基づき、基地局装置1から当該移動局装置2間のパスロスPLを算出し、送信電力制御部20に出力する。制御信号検出部24は、このディジタルデータから制御情報を抽出する。ここでは、変調方式や符号化率の組み合わせを示すMCS(Modulation and Coding Schemes)、参照信号系列、周波数割当情報、および上位層の制御情報などを含んでいる。ただし、受信する制御情報は、伝送制御に使用される制御情報であればよく、上記の情報に限定されない。移動局装置2は、これらの制御情報に従い、送信データを送信する。なお、基地局装置1と通信する全ての移動局装置2に共通の制御情報(例えば、については、基地局装置1は、特定の移動局装置2に送信した制御信号ではなく、ブロードキャストされる制御信号にて送信するようにしてもよい。
制御信号検出部24は、検出した制御情報が示す情報ビット数(トランスポートブロックサイズとも呼ばれる)、符号化率、変調方式を、MCS識別部25に通知する。また、制御信号検出部24は、検出した制御ビットが示すDFTポイント数及びリソースインデックスをリソース識別部26に通知する。ここで、DFTポイント数は、DFTを施す際の変調シンボル数である。また、リソースインデックスは、周波数帯域割当情報とも言われ、周波数信号を配置する周波数位置(サブキャリア、リソースブロック、周波数帯域)を表す。なお、制御情報にはDFTポイント数を含めず、制御信号検出部24が、制御情報に含まれるリソースインデックスからDFTポイント数を算出するようにしてもよい。具体的には、リソースインデックスが示す周波数帯域に含まれるサブキャリア数をDFTポイント数とするなどといった方法が考えられる。
また、制御信号検出部24は、検出した制御ビットが示す復調用参照信号(DMRS:DeModulation Reference Signal)のパターンを、DMRS生成部27に通知する。ここで、復調用参照信号のパターンとは、例えば、復調用参照信号として用いる符号系列と、復調用参照信号を配置するサブキャリアとを指定する情報である。また、制御信号検出部24は、検出した上位層の制御情報を、上位レイヤ処理部29に出力する。この上位層の制御情報には、前述の送信電力制御におけるセル固有の制御値PO_NOMINAL_PUSCHや、UE(移動局装置)固有の制御値PO_UE_PUSCHを含む。
MCS識別部25は、制御信号検出部24から通知されたトランスポートブロックサイズと、符号化率とを、符号部11に通知する。また、MCS識別部25は、制御信号検出部24から通知された変調方式を変調部12に通知する。リソース識別部26は、制御信号検出部24から通知されたDFTポイント数をDFT部13に通知する。また、リソース識別部26は、制御信号検出部24から通知されたリソースインデックスをリソース割当部14に通知する。また、リソース識別部26は、リソースインデックスに基づき、割り当てられたリソースブロック数Mを算出し、送信電力制御部20に出力する。lDMRS生成部27は、制御信号検出部24から通知されたパターンの復調用参照信号(DMRS)を生成して、復調用参照信号多重部15に出力する。
符号部11は、入力された情報ビットを、通知されたトランスポートブロックサイズのビット数毎に分割する。符号部11は、分割した情報ビットを、通知された符号化率にて誤り訂正符号化し、符号化ビットを生成する。変調部12は、通知された変調方式に従い符号化ビットを変調して、四相位相変調(QPSK:Quaternary Phase Shift Keying)や16値直交振幅変調(16QAM:16-ary Quadrature Amplitude Modulation)などの変調信号を生成する。DFT部13は、通知されたDFTポイント数の変調信号に対して、時間周波数変換を施して、周波数信号を生成する。
リソース割当部14は、通知されたリソースインデックスにより指定された周波数位置に、周波数信号を配置する。DMRS多重部15は、リソース割当部14により周波数信号が各周波数位置に配置された信号に、DMRSを時間多重する。なお、DMRSが多重される周波数位置は、リソース割当部14が周波数信号を配置した周波数位置と同じである。なお、DMRSは受信側において復調(信号検出)の際に用いることができるように多重されればよく、DMRSを多重する周波数位置や多重方法(時間多重、周波数多重など)は、これに限定されない。IFFT部16は、DMRSが多重された信号に対して、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)を施して、時間信号(時間領域信号ともいう)を生成する。なお、このIFFTは、システムで定義されたFFTポイント数(システム帯域)にて行われる。
切替部17は、IFFT部16が生成した時間信号を送信するサブフレームが、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)を送信するサブフレームであるか否かを判断する。なお、サブフレームとは、移動局装置2にリソースを割り当てる際の時間方向の最小単位であり、所定の数のDFTブロック(DFT部13の処理単位)を時間多重して構成される。また、サブフレームは、フレームやパケットなどとも称される。SRSは、基地局装置1にて伝搬路の状態を測定(サウンディング)するための参照信号である。この伝搬路状態は、後述するように各移動局装置2への周波数帯域の割り当てを決定する際などに用いられる。SRSを送信するサブフレームであると判断した場合には、切替部17は、IFFT部16が生成した時間信号をサウンディング参照信号多重部18に出力する。一方、SRSを送信するサブフレームではないと判断した場合には、切替部17は、時間信号をCP挿入部19に出力する。
SRS生成部28は、サウンディング参照信号を生成する。サウンディング参照信号多重部18は、切替部17から入力された時間信号と、SRSとを時間多重して、CP挿入部19に出力する。CP挿入部19は、サウンディング参照信号多重部18または切替部17から入力された時間信号に対して、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を挿入する。CPとは、DFTブロック毎に時間信号の後方部分を、予め定義された長さだけコピーしたものである。送信部21は、CPが挿入された時間信号に対して、D/A(Digital to Analog)変換、アップコンバージョン、送信電力制御部20から指定された送信電力値に従った送信信号の増幅などの送信処理を施した後、送信信号を送受信アンテナ22から基地局装置1に送信する。
上位レイヤ処理部29は、制御情報検出部24が出力した上位層の制御情報を処理する。例えば、上位レイヤ処理部29は、上位層の制御情報からセル固有の制御値PO_NOMINAL_PUSCHと、UE(移動局装置)固有の制御値PO_UE_PUSCHとを取得し、これらを送信電力制御情報Pとして、送信電力制御部20に出力する。送信電力制御部20は、受信部23から受けたパスロスPLと、上位レイヤ処理部29から受けた送信電力制御情報Pと、リソース識別部26から受けたリソースブロック数Mとに基づき、送信電力値を算出し、送信部21に出力する。送信電力制御部20は、この算出の際、上述の式(2)のPLcにパスロスPLを代入し、MPUSCH,c(i)にリソースブロック数Mを代入し、PO_PUSCH,c(1)にセル固有の制御値PO_NOMINAL_PUSCHとUE(移動局装置)固有の制御値PO_UE_PUSCHとの和を代入して、i番目のフレームの送信電力値であるPPUSCH,c(i)を算出する。なお、PCMAX,c(i)は、送信電力制御部20に予め設定されていてもよいし、リソースブロック数Mなどに応じて決まる値であってもよい。
図6は、本実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置1は、受信アンテナ部31、受信部32、CP除去部33、切替部34、SRS分離部35、伝搬路サウンディング部36、スケジューリング部37、制御信号生成部38、送信部39、FFT部40、DMRS分離部41、伝搬路推定部42、リソース分離部43、信号検出部44、送信アンテナ47、上位レイヤ処理部48を含んで構成される。上位レイヤ処理部48は、受信レベル設定部45、グループ設定部46を含んで構成される。
受信アンテナ部31は、移動局装置2−1〜2−6が送信した信号を受信する2つの受信アンテナを備える。受信部32は、受信アンテナ部31の2つの受信アンテナ各々が受信した信号に対し、ダウンコンバージョンやA/D変換などの受信処理を行ない、2つの受信アンテナ各々に対応するディジタル信号を得る。CP除去部33は、これら2つのディジタル信号からサイクリックプレフィックス(CP)を除去する。切替部34は、CPが除去された2つの信号が、サウンディング参照信号(SRS)が多重されたサブフレームか否かを判断する。ここで、SRSが多重されたサブフレームではないと判断した場合には、切替部34は、CPが除去された2つの信号をそのまま、FFT部40に出力する。一方、SRSが多重されたサブフレームであると判断した場合には、切替部34は、CPが除去された2つの信号を、サウンディング参照信号分離部35に出力する。SRS分離部35は、CPが除去された2つの信号から、SRSを分離する。SRS分離部35は、分離したSRSを、伝搬路サウンディング部36に出力し、CPが除去された2つの信号各々の、残りの部分をFFT部40に出力する。
伝搬路サウンディング部36は、SRS分離部35が分離したSRSから、該SRSが配置された周波数の伝搬路状態eを算出する。なお、SRSは、各移動局装置2−1〜2−6が送信するので、伝搬路サウンディング部36は、伝搬路状態の算出を、移動局装置2−1〜2−6各々について行う。なお、伝搬路状態の算出は、本実施形態では、リソースブロック(12サブキャリア)単位で行うが、サブキャリア単位など、その他の伝送制御単位で行ってもよい。伝搬路状態とは、例えば、受信SINR(信号対干渉雑音電力比)や、通信路容量(伝送路容量、Channel Capacity)である。
スケジューリング部37は、伝搬路サウンディング部36が算出した伝搬路状態eに基づいて、次回の伝送において各移動局装置2−1〜2−6に割り当てる周波数帯域およびDFTポイント数を決定する。本実施形態におけるスケジューリング部37は、移動局装置2−1〜2−6のうち、属するグループが異なるものの間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容する。この割り当てる周波数帯域を決定する際に、スケジューリング部37は、後述するグループ設定部46が出力するグループ情報gも用いる。また、スケジューリング部37は、周波数帯域の割り当てに加えて、移動局装置2−1〜2−6毎に、符号化率および変調方式(MCS)も決定する。スケジューリング部37は、決定したこれらの情報a(iは1〜3でありグループを示す)を、制御信号生成部38に出力する。なお、スケジューリング部37による周波数割り当て方法については後述する。制御信号生成部38は、受信レベル設定部45から入力された目標受信レベルを示す情報lと、スケジューリング部37から入力された情報aと、伝搬路サウンディング部36から入力された伝搬路状態eと、グループ設定部46から入力されたグループ情報gとに基づき、移動局装置2−1〜2−6各々について、制御情報を生成し、該制御情報を表す制御信号を生成する。この制御情報は、移動局装置2−1〜2−6のうち、該制御情報に対応する伝送タイミングで周波数帯域が割り当てられている移動局装置各々について、周波数帯域の割り当て結果を示すリソースインデックスと、DFTポイント数を示す情報と、符号化率および変調方式を示す情報と、復調用参照信号のパターンを示す情報と、目標受信レベルを示す情報とを含む。送信部39は、この制御信号に対して、アップコンバージョンやD/A変換などの無線送信処理を行った後、送信アンテナ47を介して、各移動局装置2−1〜2−6に送信する。
FFT部40は、切替部34あるいはサウンディング参照信号分離部35から入力された2つの信号各々を、高速フーリエ変換により時間周波数変換して、2つの周波数信号を生成する。DMRS分離部41は、これら2つの周波数信号各々からDMRSを分離する。ここで、DMRS分離部41は、2つの周波数信号各々から、検出対象の移動局装置2が送信したDMRSを分離する。ここで、検出対象の移動局装置2とは、移動局装置2−1〜2−6のうち、当該伝送タイミングに情報ビットの送信が可能なように、スケジューリング部37により周波数帯域(リソースブロック)が割り当てられている移動局装置2である。DMRS分離部41は、分離したDMRSを伝搬路推定部42に出力し、2つの周波数信号各々の残りの部分をリソース分離部43に出力する。伝搬路推定部42は、検出対象の移動局装置2が伝送に用いたサブキャリア(離散周波数)の伝搬路特性と、他セルからの干渉を含む雑音電力とを推定し、得られた結果を信号検出部44に出力する。ここで、伝搬路推定部42は、検出対象の移動局装置2の送受信アンテナ22と、受信アンテナ部31の2つの受信アンテナとの組合せ毎に、伝搬路特性と雑音電力とを推定する。
リソース分離部43は、DMRS分離部41から入力された2つの周波数信号の各々から、検出対象の移動局装置2が送信に使用した周波数帯域の信号のみを抽出する。なお、検出対象の移動局装置2が送信に使用した周波数帯域は、スケジューリング部37が該移動局装置2に割り当てた周波数帯域である。そのため、リソース分離部43は、スケジューリング部37から該情報を取得する。信号検出部44は、リソース分離部43が抽出した信号に対して、受信ダイバーシチ合成、等化、変調シンボルの復調、誤り訂正復号などの信号検出を行い、検出対象の移動局装置2に入力された情報ビットBに対応する復号ビットB’を得る。
なお、後述するように、各移動局装置2−1〜2−6に割り当てられる周波数帯域は、移動局装置2−1〜2−6の間で重複している。このため、信号検出部44が信号検出をする際には、重複している周波数帯域の周波数信号から、検出対象の移動局装置2からの信号を分離する処理も含まれる。この分離処理は、干渉キャンセル技術を用いて行う。この干渉キャンセル技術として、ターボ原理に基づく非線形繰り返し等化(ターボ等化)による干渉キャンセリングを用いてもよいし、SIC(Successive Interference Cancellation)のようなランキングしてシリアルに各検出対象の移動局装置2の信号を検出するようなシリアル干渉キャンセリングを用いてもよい。また、PIC(Parallel Interference Cancellation)のように複数の検出対象の移動局装置2の信号を並列に検出する干渉キャンセリングを用いてもよい。
上位レイヤ処理部48におけるグループ設定部46は、移動局装置2−1〜2−6を複数のグループに分ける。例えば、グループ設定部46は、例えば、互いの距離が近い移動局装置2をグループ化する。ここで、グループ設定部46が設定するグループの数は、予め設定された数である「3」であり、受信アンテナ部31が有する受信アンテナの数よりも大きい数であるが、これに限定されない。例えば、基地局装置1と同時に通信する移動局装置2の数や、要求されるビットレートの合計などに応じて、グループ数を変更するようにしてもよい。グループ設定部46は、分けた各グループを示すグループ情報gをスケジューリング部37と受信レベル設定部45に出力する。ここで、グループ情報gとは、各グループにいずれの移動局装置2が属しているかを示す情報である。受信レベル設定部45は、グループ設定部46が出力したグループ情報gが示すグループ各々に対して、目標受信レベルを設定し、該目標受信レベルを示す情報l(iはグループを示す)を制御信号生成部38に通知する。例えば、受信レベル設定部45は、UE(移動局装置)固有の制御値PO_UE_PUSCHを、各グループに対して設定し、目標受信レベルを示す情報として出力する。これにより、セル固有の制御値PO_NOMINAL_PUSCHとUE固有の制御値PO_UE_PUSCHとの和であり、目標受信レベルであるPO_PUSCH,cの値は、グループ毎に異なる値となる。
図7は、本実施形態におけるスケジューリング部37の構成を示す概略ブロック図である。スケジューリング部37は、グループ分離部51、優先度算出部52−1〜52−3、リソース決定部53−1〜53−3を含んで構成される。なお、スケジューリング部37は、グループ設定部46が設定するグループ数に応じた数の優先度算出部およびリソース決定部を有する。上述のように、本実施形態では、グループ数は「3」なので、スケジューリング部37は、優先度算出部およびリソース決定部を、それぞれ3つずつ有する。設定されるグループ数が「3」が超える場合は、スケジューリング部37は、該グループ数の優先度算出部およびリソース決定部を有する。
グループ分離部37は、伝搬路サウンディング部36が算出した伝搬路状態eを、グループ設定部46が出力したグループ情報gが示すグループ毎に分離し、各々を優先度算出部52−1〜52−3に出力する。すなわち、グループ分離部37は、伝搬路状態eのうち、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2のいずれかから、受信アンテナ部31のいずれかの受信アンテナまでの伝搬路の伝搬路状態を示す値を、優先度算出部52−1に出力する。同様に、グループ分離部37は、伝搬路状態eのうち、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4のいずれかから、受信アンテナ部31のいずれかの受信アンテナまでの伝搬路の伝搬路状態を示す値を、優先度算出部52−2に出力する。グループ分離部37は、伝搬路状態eのうち、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6のいずれかから、受信アンテナ部31のいずれかの受信アンテナまでの伝搬路の伝搬路状態を示す値を、優先度算出部52−3に出力する。
優先度算出部52−1〜52−3の各々は、移動局装置2−1〜2−6のうち、入力された伝搬路状態eに対応する移動局装置のそれぞれについて、優先度を計算する。すなわち、優先度算出部52−1は、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2の優先度を計算する。同様に、優先度算出部52−2は、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4の優先度を計算し、優先度算出部52−3は、第3のグループ3−1に属する移動局装置2−5、2−6の優先度を計算する。優先度算出部52−1〜52−3は、例えば、プロポーショナルフェアネス方式を用いる場合、式(3)により優先度を算出する。
Figure 0005900884
式(3)において、P(u,m)はu番目の移動局装置2−uのm番目のリソースブロックの優先度である。この値が大きいほど、このリソースブロックの優先度が高いことを表す。また、R(u,m)はu番目の移動局装置2−uにm番目のリソースブロックを割り当てたと仮定した場合の見込みスループットであり、グループ分離部37が出力した伝搬路状態に基づき算出される。また、Rave(u)はu番目の移動局装置2−uのスケジューリングのタイミングまでに達成した平均スループットを表す。
リソース決定部53−1〜53−3(割り当て決定部)は、このように算出された優先度に基づき、各リソースブロック(周波数帯域)を、該リソースブロックで最も優先度の高い移動局装置に割り当てる。すなわち、リソース決定部53−1〜53−3は、各グループの移動局装置各々に、周波数帯域を割り当てる。リソース決定部53−1は、各リソースブロックについて、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2のうち、最も優先度の高いものを選択し、選択した移動局装置に該リソースブロックを割り当てる。同様に、リソース決定部53−2は、各リソースブロックについて、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4のうち、最も優先度の高いものを選択し、選択した移動局装置に該リソースブロックを割り当てる。リソース決定部53−3は、各リソースブロックについて、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6のうち、最も優先度の高いものを選択し、選択した移動局装置に該リソースブロックを割り当てる。リソース決定部53−1〜53−3は、それぞれ、割り当て結果を示す情報a〜aを制御信号生成部38に出力する。なお、各移動局装置2−1〜2−6に割り当てるリソースブロック数は、例えば、予め決められた数でもよいし、各移動局装置2−1〜2−6が要求した数にしてもよいし、QoS(Quality of Service;サービス品質)に従って決定された数にしてもよい。
図8は、スケジューリング部37の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS1において、グループ分離部51が、移動局装置2−1〜2−6に関する伝搬路状態をグループ毎に分け、それぞれ、優先度算出部52−1〜52−3に出力する。ステップS2において、グループ番号kとして1を設定する。次に、ステップS3において、k番目の優先度算出部52−kが、k番目のグループに含まれる移動局装置の優先度を算出する。ステップS4において、k番目のリソース決定部53−kが、k番目のグループに含まれる移動局装置に周波数リソースを割り当て、ステップS5においてグループ番号kに1を加える。その後、ステップS6においてグループ番号kがグループの総数K(ここでは「3」)を越えるかどうかを判断し、k>Kとなれば割当を終了し、そうでなければまだ周波数割当が完了していないグループが存在すると判断し、ステップS3の処理に回帰する。
図9は、制御信号生成部38の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態における制御信号生成部38は、制御情報として、MCS(Modulation and Coding Scheme)を示す制御ビットと、復調用参照信号のパターンを示す制御ビットと、リソースインデックスを示す制御ビットと、目標受信レベルを示す情報とを生成し、これらの制御情報を示す制御信号を生成する。なお、制御信号生成部38は、制御信号を生成する度に、これらの全ての制御情報を含んでいる必要はなく、制御情報によって送信タイミングが異なっていてもよい。制御情報生成部38は、MCS決定部61−1〜61−3、リソースインデックス生成部62−1〜62−3、参照信号系列生成部63−1〜63−3、目標受信レベル通知部64−1〜64−3を含んで構成される。
MCS決定部61−1〜61−3は、伝搬路サウンディング部36およびスケジューリング部37より入力された各移動局装置2−1〜2−6の伝搬路のサウンディング結果(伝搬路状態e)と周波数割当(リソースインデックス)を示す情報a〜aに基づき、各グループに含まれる移動局装置各々からの信号の受信SINRを予測し、各グループに含まれる移動局装置2−1〜2−6各々が送信に用いる変調方式および符号化率(MCS)を決定する。なお、MCS決定部61−1は、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2のMCSを決定し、MCS決定部61−2は、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4のMCSを決定し、MCS決定部61−3は、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6のMCSを決定する。
リソースインデックス生成部62−1〜62−3は、各グループに含まれる移動局装置2−1〜2−6各々に関する周波数割当(リソースインデックス)を示す情報a〜aの情報源符号化を行う。MCS決定部61−1〜61−3と同様に、リソースインデックス生成部62−1は、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2のリソースインデックス(周波数割当を示す情報a)を情報源符号化し、リソースインデックス生成部62−2は、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4のリソースインデックス(周波数割当を示す情報a)を情報源符号化し、リソースインデックス生成部62−3は、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6のリソースインデックス(周波数割当を示す情報a)を情報源符号化する。
参照信号系列生成部63−1〜63−3(参照信号決定部)は、各グループに含まれる移動局装置2−1〜2−6について、異なるグループに属する移動局装置が送信する復調用参照信号同士は直交するように、各移動局装置が送信する復調用参照信号を決定する。参照信号系列生成部63−1は、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2の復調用参照信号のパターンを決定し、参照信号系列生成部63−2は、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4の復調用参照信号のパターンを決定し、参照信号系列生成部63−3は、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6の復調用参照信号のパターンを決定する。決定する復調用参照信号のパターンの詳細については、後述する。ここで、復調用参照信号のパターンとは、参照信号の符号系列と、参照信号を配置するサブキャリアとの組み合わせを示す情報である。なお、このパターンは、復調用参照信号をグループ間で直交させるためのパラメータを含んでいれば良いので、用いる符号系列のみで直交させる場合は、符号系列のみを示す情報であってもよい。同様に、配置するサブキャリアのみで直交させる場合は、サブキャリアのみを示す情報を示す情報であってもよい。
目標受信レベル通知部64−1〜64−3は、受信レベル設定部45が設定した目標受信レベルを示す情報l〜lを、各移動局装置2−1〜2−6に通知する信号を生成する。すなわち、目標受信レベル通知部64−1は、第1のグループ3−1の目標受信レベルを示す情報(UE固有の制御値PO_UE_PUSCH)lを、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、2−2に通知する信号を生成する。目標受信レベル通知部64−2は、第2のグループ3−2の目標受信レベルを示す情報lを、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、2−4に通知する信号を生成する。目標受信レベル通知部64−3は、第3のグループ3−3の目標受信レベルを示す情報lを、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、2−6に通知する信号を生成する。
図10から図12は、移動局装置2−1〜2−6が生成する参照信号の例を示す図である。すなわち、参照信号系列生成部63−1〜63−3が決定する復調用参照信号のパターンを示す図である。DMRS分離部41にて、移動局装置2−1〜2−6各々の復調用参照信号を分離するには、復調用参照信号が移動局装置2−1〜2−6の間で直交している必要がある。ここで、移動局装置2−1〜2−6の各々が送信する復調用参照信号は、スケジューリング部37が割り当てた周波数帯域内に配置される。同じグループ内の移動局装置間(例えば移動局装置2−1と2−2)では、スケジューリング部37が割り当てた周波数帯域は直交している(重ならない)ので、それらの周波数帯域内に配置される復調用参照信号は、使用する符号系列や配置されるサブキャリアによらず直交する。しかし、異なるグループの移動局装置間(例えば移動局装置2−1と2−3)では、同時に同じ周波数帯域で受信される場合があるので、直交させるためには、使用する符号系列や配置されるサブキャリアを選ぶ必要がある。そこで、参照信号系列生成部63−1〜63−3は、異なるグループに属する移動局装置の間では、復調用参照信号が配置されるサブキャリアが異なるように、あるいは、使用する符号化系列が直交するように復調用参照信号のパターンを決定する。
図10の例と、図11および図12からなる例とは、それぞれ異なる例である。図10の例は、インターリーブ周波数分割多重(IFDM:Interleaved Frequency Division Multiplexing)と呼ばれる技術を用いて直交させる例である。図10において、符号Rs1を付した白い矩形で表されるサブキャリアは、第1のグループ3−1に属する移動局装置2−1、または2−2が参照信号を配置するサブキャリアである。符号Rs1が付されたサブキャリアのうち、基地局装置1のリソース決定部53−1によって、移動局装置2−1に割り当てられたサブキャリアには、移動局装置2−1のDMRS生成部27が生成した参照信号がDMRS多重部15によって配置される。同様に、符号Rs1が付されたサブキャリアのうち移動局装置2−2に割り当てられたサブキャリアには、移動局装置2−2のDMRS生成部27が生成した参照信号がDMRS多重部15によって配置される。
符号Rs2を付した斜線でハッチングされた矩形で表されるサブキャリアは、第2のグループ3−2に属する移動局装置2−3、または2−4が参照信号を配置するサブキャリアである。サブキャリアRs2の各々に、いずれの移動局装置2−3、2−4が参照信号を配置するかは、サブキャリアRs1の場合と同様である。また、符号Rs3を付した網掛けされた矩形で表されるサブキャリアは、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、または2−6が参照信号を配置するサブキャリアである。サブキャリアRs3の各々に、いずれの移動局装置2−5、2−6が参照信号を配置するかは、サブキャリアRs1、Rs2の場合と同様である。図10に示すように、周波数の小さい方から順番に、サブキャリアRs1、Rs2、Rs3、Rs1、Rs2、Rs3、・・・・というように、サブキャリアRs1〜Rs3が順に繰り返し現れている。すなわち、参照信号系列生成部63−1、63−2、63−3は、それぞれ、周波数の小さい方から数えて、3n+1番目、3n+2番目、3n+3番目(nは0以上の整数)のサブキャリアに復調用参照信号を配置するパターンを指定する。なお、図10中の1RBは、本実施形態では、12のサブキャリアで1リソースブロック(RB)を構成することを示している。
このように、各グループで櫛の歯状に、かつ重複しないように参照信号を周波数方向に配置している。このように、この例では3サブキャリアに1サブキャリア(この場合、繰り返し要素(RF:Repetition Factor)が3と称されることもある)の割合で、各グループの参照信号が入っている。基地局装置1の伝搬路推定部42で、復調のための伝搬路推定を行う際は、他グループの参照信号が割り当てられた周波数の振幅をゼロにした上で、対象の移動局装置の参照信号が配置されたサブキャリアの伝搬路特性に基づき、櫛の歯状に空いたサブキャリアの伝搬路特性を補完することにより周波数特性を推定する。この補間方法はDFT法や最小平均二乗誤差(MMSE:Minimum Mean Square Error)法や0次や1次を含む多項式補間などを用いてよい。
図11では、櫛の歯状ではあるが、グループ数が3でありながら2つおきのサブキャリアが各グループに割り当てられている。すなわち、符号Rs4を付した白い矩形で表されるサブキャリアは、第1のグループ3−1および第2のグループ3−2に属する移動局装置2−1〜2−4のいずれかが参照信号を配置するサブキャリアである。符号Rs5を付した網掛けされた矩形で表されるサブキャリアは、第3のグループ3−3に属する移動局装置2−5、または2−6が参照信号を配置するサブキャリアである。そして、図11では、周波数の小さい方から、サブキャリアRs4、Rs5、Rs4、Rs5・・・というように、サブキャリアRs4、Rs5が交互に現れている。
第3のグループ3−3については、他のグループと直交化されているので問題はないが、第1のグループ3−1および第2のグループ3−2の移動局装置2−1〜2−4は同一のサブキャリアを使用しており、周波数軸では直交化されていない。そこで、図12のように、第1のグループ3−1と第2のグループ3−2を時間軸の符号で直交化するパターンを用いる。図12は、例としてLTEやLTE−Aシステムの時間リソースの最小単位であるサブフレームを示している。横軸が時間であり、1つの四角は1回のDFTで生成される信号であるDFTブロックを表している。また、1サブフレームは14個のDFTブロックから構成される。図12に示すように、サブフレーム内の4番目のDFTブロックTr1と、11番目のDFTブロックTr2に復調用参照信号が挿入される。4番目のDFTブロックTr1に含まれる第1の復調用参照信号と、11番目のDFTブロックTr2に含まれる第2の復調用参照信号とを次のようにして生成する。第1のグループ3−1に対しては、ある値αに[1,1](第1の符号系列)を乗算したものを、第1の復調用参照信号と第2の復調用参照信号とする。また、第2のグループ3−2に対しては、第1のグループ3−1の場合と同じ値αに[1,−1](第1の符号系列と直交する符号系列)を乗算したものを、第1の復調用参照信号と第2の復調用参照信号とする。[1,1]と[1,−1]は直交関係にあるので、同一の周波数を使用していても、受信機である基地局装置1で分離することができる。
なお、図10から図12を組み合わせた場合のいかなる直交化であってもよい。また、ここではグループ固有の復調用参照信号にして直交化させる場合で書いてあるが、移動局装置固有の復調用参照信号であっても同様の処理を実現できる。また、帯域が同一の場合にはサイクリックシフト(CS:Cyclic Shift)やウォルシュ(Walsh)符号など様々な直交符号が存在するが、それを組み合わせてもよく、結果として、各グループ間で直交する復調用参照信号を与えるものであればよい。これにより受信側での伝搬路推定精度が高まる。
なお、本実施形態では、目標受信レベルを示す情報であるUE固有の制御値PO_UE_PUSCHを制御情報生成部38が生成して送信部39、送信アンテナ47を介して送信するとして説明した。この送信の際に、制御値PO_UE_PUSCHを、物理制御チャネル(例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel;物理ダウンリンク制御チャネル))にて送信するようにしてもよいし、RRC信号などの上位層の制御チャネルにて送信するようにしてもよい。
また、信号検出部44にて、SICのようにシリアルに信号を検出する場合は、グループ設定部46の設定結果に基づき、目標受信レベルの大きいグループに属する移動局装置の信号から検出するようにしてもよい。シリアルに信号を検出する場合は、電力の大きい信号から順に検出した方が正しく分離しやすくなるので、このようにすることで、優れたビットエラーレートが得られる。
このように、本実施形態では、移動局装置をグループ化し、各グループ間で目標受信電力を変更するとともに、異なるグループ間でのみ割り当てる周波数帯域が重なることを許容している。これにより、周波数帯域が重なっていても、重なっている移動局装置の信号間では、その受信電力が異なるため、基地局装置1の信号検出部44で正しく分離しやすくなる。すなわち、優れたビットエラーレートが得られる。また、従来の許容重複率のような制約条件がないので、各グループ内では容易なスケジューリング方法を用いることができる。さらに、非直交に重畳している(受信アンテナ数よりも空間多重数が多い)分、有効に無線資源を活用できるため、優れたスループットも得られる。
また、グループ間で、受信電力が異なっているので、スケジューリングする際に、各移動局装置2−1〜2−6に割り当てた周波数帯域が
[第2の実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態に、フラクショナル送信電力制御(Fractional Transmission Power Control)を組み合わせた場合の例を示す。本実施形態における基地局装置71の構成は、グループ設定部46および受信レベル設定部45の動作が異なる点以外は、第1の実施形態における基地局装置1と同様である。また、本実施形態における移動局装置72−1〜72−6の構成は、上位レイヤ処理部29および送信電力制御部20の動作が異なる点以外は、移動局装置2−1〜2−6と同様である。ここでは、第1の実施形態と異なる送信電力制御部20、上位レイヤ処理部29、受信レベル設定部45、グループ設定部46のみを説明し、その他の部分については説明を省略する。
本実施形態における上位レイヤ処理部29は、上位層の制御情報から、式(1)におけるα(j)の値を取得し、これを送信電力制御情報Pとして、送信電力制御部20に出力する。
本実施形態における送信電力制御部20は、受信部23から受けたパスロスPLと、上位レイヤ処理部29から受けた送信電力制御情報Pと、リソース識別部26から受けたリソースブロック数Mとに基づき、式(1)を用いて送信電力値を算出し、送信部21に出力する。本実施形態では、送信電力制御情報Pとして、上述のように、α(j)の値を、上位レイヤ処理部29から受け取る。なお、式(1)における、その他のパラメータについては、本実施形態では、予め決められた値を用いるが、基地局装置71から通知されるようにしてもよい。
本実施形態における受信レベル設定部45は、式(1)のα(j)を、「1」とは異なる値(ここでは、1よりも小さい値)に設定し、目標受信レベルを示す情報lとして制御信号生成部38に出力する。このように、式(1)においてα(j)<1にすることで、フラクショナル送信電力制御を行うことができる。
図13は、フラクショナル送信電力制御におけるパスロスと目標受信電力の関係を示すグラフである。同図では横軸はデシベルを単位とするパスロス値PL、縦軸は目標受信電力Lである。図13は、式(1)において、α(j)を1より小さい値に設定した場合の例である。すなわち、本実施形態における送信電力制御部20は、α(j)に1より小さい値を設定した式(1)を用いて、送信電力値を算出する。
パスロスは、基地局装置71から移動局装置72までの距離に比例する値をとる。そのため、図13のように右肩下がりのグラフの場合、距離が大きくなるほど、基地局装置71における所望の受信電力(目標受信電力)が小さくなることを意味している。同図において基地局装置71からの位置が比較的近く、パスロスがPL1の第1の移動局装置72は、目標受信電力が比較的高くなる。また、基地局装置71からの位置が比較的遠く、パスロスがPL1、PL3の第2および第3の移動局装置72は目標受信電力が低くなる。また、この目標受信電力Lの大きさの違いは、α(j)を小さくするほど大きな差をつけることができる。
本実施形態におけるグループ設定部46は、目標受信電力もしくはパスロスの大きさに基づいて移動局装置72−1〜72−6をグループ化する。ここで本実施形態では、下りの参照信号に基づき、移動局装置72−1〜72−6が推定したパスロスあるいは受信信号電力を表す情報を、移動局装置72−1〜72−6は、上位レイヤで基地局装置71に報告する。グループ設定部46は、これらの報告された情報(すなわち、パスロスあるいは受信信号電力)に基づいて、移動局装置72−1〜72−6をグループ化する。
図14は、グル―プ設定部46によるグループ化を説明する概念図である。グル―プ設定部46は、基地局装置71からのパスロスもしくは受信電力を用いることで、同図のように移動局装置72−1〜72−6を、基地局装置71からの距離に応じた3つのグループに分けている。このとき、第1のグループ、第2のグループおよび第3のグループを73−1、73−2、73−3としている。すなわち、移動局装置72−1〜72−6のうち、最も距離が近いもの(パスロスが小さいもの)から順に並べて、各グループに属する移動局装置の数が同じになるように3つのグループに分けている。なお、本実施形態では、各グループに属する移動局装置の数が同じになるように、グループ分けしているが、グループ分けの方法は、これに限らない。例えば、各グループに対応する距離の範囲を予め決めておき、各移動局装置の距離が、どの範囲に属するかによってグループ分けしてもよい。
このように、フラクショナル送信電力制御と、上述のようなグループ分けとを組み合わせることで、第1の実施形態と同様に、グループが異なる移動局装置からの信号の間では、基地局装置71における受信電力に差が生じる。本実施形態でも、割り当てる周波数帯域が重なることを許容しているのは、異なるグループ間のみであるため、第1の実施形態と同様に、優れたビットエラーレートが得られる。また、従来の許容重複率のような制約条件がないので、各グループ内では容易なスケジューリング方法を用いることができる。さらに、非直交に重畳している(受信アンテナ数よりも重なっている移動局装置が多くできる)分、有効に無線資源を活用できるため、優れたスループットも得られる。
また、例えば、移動局装置72−1〜72−6のパスロスの差が小さいときなど、α(j)を調節することで受信電力差を大きくするような制御を同時に行ようにしてもよい。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、グループ化をランダムに行う。本実施形態における基地局装置81の構成は、グループ設定部46の動作が異なる点以外は、第1の実施形態における基地局装置1または第2の実施形態における基地局装置71と同様である。また、本実施形態における移動局装置82−1〜82−6の構成は、第1の実施形態における移動局装置2−1〜2−6または第2の実施形態における移動局装置72−1〜72−6と同様である。
図15は、本実施形態におけるグループ設定部46によるグループ化を説明する概念図である。同図では、基地局装置81と接続する移動局装置82−1〜82−6が3つのグループ83−1〜83−3に分かれている。ここで、本実施形態では、グループ設定部46が、グループ化をランダムに行っている点で第1および第2の実施形態と異なる。
本実施形態においては、例えば、基地局装置81が、移動局装置82−1〜82−6を管理するために設定している移動局装置82−1〜82−6の番号(ID)の順番にグループ化する。これにより、基地局装置81側での制御の負担を軽減することができる。基地局装置81の受信レベル設定部45は、第1の実施形態または第2の実施形態における受信レベル設定部45と同様に各移動局装置82−1〜82−6の信号を検出するために必要な受信電力レベル差をつける。このようにすることで、効率良く周波数重畳多元接続を行うことができ、スループットがあがる。
また、第1〜第3の実施形態において、例えば、信号検出部44においてビットエラーレートが予め設定された閾値を超えるなど、信号検出が困難であると判断される場合には、図16のように、スケジューリング部37において、各グループで割当可能な帯域幅を異なるようにしてもよい。第1の実施形態を例にとり、説明する。図16の例では、上から1段目が第1のグループで割り当てられた周波数帯域を示し、2段目が第2のグループで割り当てられた周波数帯域を示し、3段目が第2のグループで割り当てられた周波数帯域を示す。
1段目では、リソースブロックRB1〜RB6、RB10、RB11からなる周波数帯域A31は、移動局装置2−1に割り当てられている。また、リソースブロックRB7〜RB9、RB12〜RB16からなる周波数帯域A32は、移動局装置2−2に割り当てられている。2段目では、リソースブロックRB3〜RB7、RB14、RB15からなる周波数帯域A33は、移動局装置2−3に割り当てられている。また、リソースブロックRB8〜RB13からなる周波数帯域A34は、移動局装置2−4に割り当てられている。3段目では、リソースブロックRB7〜RB11からなる周波数帯域A35は、移動局装置2−5に割り当てられている。また、リソースブロックRB5、RB6、RB12、RB13からなる周波数帯域A36は、移動局装置2−6に割り当てられている。
すなわち、第1のグループに対応する周波数帯域は、リソースブロックRB1〜RB16であり、第2のグループに対応する周波数帯域は、それよりも狭いリソースブロックRB3〜RB15であり、第3のグループに対応する周波数帯域は、さらに狭いリソースブロックRB5〜RB13である。そして、リソース決定部53−1は、第1のグループに属する移動局装置2−1、2−2各々に割り当てる周波数帯域を、リソースブロックRB1〜RB16、すなわち第1のグループに対応する周波数帯域から選択する。同様に、リソース決定部53−2は、第2のグループに属する移動局装置2−3、2−4各々に割り当てる周波数帯域を、第2のグループに対応する周波数帯域から選択する。リソース決定部53−3は、第3のグループに属する移動局装置2−4、2−5各々に割り当てる周波数帯域を、第3のグループに対応する周波数帯域から選択する。このように、各グループに対応する周波数帯域を異ならせることで、空間多重数が少ない周波数帯域(図16におけるRB3、RB4、RB14、RB15)や、空間多重数が1の周波数帯域(図16におけるRB1、RB2、RB16)を生じさせることで、これらの周波数帯域で信号を検出しやすくすることができる。したがって、ビットエラーレートを改善することができる。ただし、この場合でも、各グループに対応する周波数帯域は、他のグループに対応する周波数帯域と重複する周波数帯域を含んでいる。なお、周波数帯域を狭くするグループを決める例としては、送信電力の大きいあるいは受信電力の小さいものを狭くするグループに設定する方法などがあるが、これに限定されない。
また、従来の許容重複率のような制約条件がないので、各グループ内では容易なスケジューリング方法を用いることができる。
なお、上述の各実施形態において、送信電力の制御は、上述のように送信部21における増幅の際に、増幅率を制御することで行ってもよいし、変調部12が生成する変調シンボルや、IFFT部16の出力する時間信号などのディジタル信号の振幅を制御することで行ってもよいし、これらを組み合わせてもよい。
また、上述した各実施形態における移動局装置2−1〜2−6、72−1〜72−6、82−1〜82−6および基地局装置1、71、81各々の一部、または全部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより移動局装置および基地局装置を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した各実施形態における移動局装置2−1〜2−6、72−1〜72−6、82−1〜82−6および基地局装置1、71、81各々の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。移動局装置2−1〜2−6、72−1〜72−6、82−1〜82−6および基地局装置1、71、81の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、携帯電話装置を移動局装置とする移動体通信システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
1、71、81…基地局装置
2−1〜2−6、72−1〜72−6、82−1〜82−6…移動局装置
3−1…第1のグループ
3−2…第2のグル―プ
3−3…第3のグループ
10…無線通信システム
11…符号部
12…変調部
13…DFT部
14…リソース割当部
15…DMRS多重部
16…IFFT部
17…切替部
18…SRS多重部
19…CP挿入部
20…送信電力制御部
21…送信部
22…送受信アンテナ
23…受信部
24…制御情報検出部
25…MCS識別部
26…リソース識別部
27…DMRS生成部
28…SRS生成部
29…上位レイヤ処理部
31…受信アンテナ部
32…受信部
33…CP除去部
34…切替部
35…SRS分離部
36…伝搬路サウンディング部
37…スケジューリング部
38…制御信号生成部
39…送信部
40…FFT部
41…DMRS分離部
42…伝搬路推定部
43…リソース分離部
44…信号検出部
45…受信レベル設定部
46…グループ設定部
47…送信アンテナ
48…上位レイヤ処理部
51…グループ分離部
52−1〜52−3…優先度算出部
53−1〜53−3…リソース決定部
61−1〜61−3…MCS決定部
62−1〜62−3…リソースインデックス生成部
63−1〜63−3…参照信号系列生成部
64−1〜64−3…目標受信レベル通知部

Claims (7)

  1. 複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置であって、
    前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部と、
    前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部と
    目標受信レベルを設定する受信電力設定部と、
    を具備し、
    前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容し、
    前記受信電力設定部は、前記グループ毎に、異なる目標受信レベルを設定すること
    を特徴とする制御局装置。
  2. 前記グループ設定部は、受信電力またはパスロスに基づき、前記通信装置をグループに分けることを特徴とする請求項1に記載の制御局装置。
  3. 複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置であって、
    前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部と、
    前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部と、
    を具備し、
    前記グループ設定部は、前記通信装置の識別番号に基づき、前記通信装置をグループに分け、
    前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容すること
    を特徴とする制御局装置。
  4. 異なる前記グループに属する前記通信装置が送信する参照信号同士は直交するように、前記通信装置各々が送信する参照信号を決定する参照信号決定部を具備することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の制御局装置。
  5. 前記スケジューリング部は、前記通信装置各々に割り当てる周波数帯域を、該通信装置が属するグループに対応する周波数帯域の中から選択し、
    一の前記グループに対応する周波数帯域は、少なくとも一つの他の前記グループに対応する周波数帯域と重複する周波数帯域を含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項3に記載の制御局装置。
  6. 干渉キャンセル技術を用いて、前記通信装置各々が送信した信号を、受信信号から検出する信号検出部を具備することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の制御局装置。
  7. 複数の通信装置と、前記複数の通信装置の各々が送信に用いる周波数帯域の割り当てを行う制御局装置とを具備する無線通信システムであって、
    前記制御局装置は、
    前記複数の通信装置を複数のグループに分けるグループ設定部と、
    前記通信装置の各々に割り当てる周波数帯域を決定するスケジューリング部と
    目標受信レベルを設定する受信電力設定部と、
    を具備し、
    前記スケジューリング部は、属する前記グループが異なる前記通信装置の間では、割り当てる周波数帯域が重複することを許容し、
    前記受信電力設定部は、前記グループ毎に、異なる目標受信レベルを設定すること
    を特徴とする無線通信システム。
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