JP5899487B2 - 無線機及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の無線方式に対応可能な無線機及び受信方法に関する。
近年、無線機の高性能化に伴い、複数の無線方式に対応可能な無線機が登場している。その一因として、高周波部品の高性能化などにより、高周波回路を部分的に兼用させる事が可能になったため、少ない追加構成で複数の異なる周波数システムを実現できるようになってきている事があげられる。このような複数の無線方式が1つの無線機として実装され、それらの協調動作によって新しい付加価値が創出される事が期待されている。例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等のセルラー通信、及び無線LAN(Local Area Network)通信に対応した無線機の検討が進められている。従来の無線機は、複数の無線方式に対応する処理部を独立して実装することにより、複数の無線方式に対応させている。例えば、従来の無線機は、プリアンブル期間中に、AGC(Auto Gain Control)、AFC(Auto Frequency Control)、タイミング同期等の同期処理を行う処理部を、無線方式ごとに独立して実装する。
しかし、複数の無線方式に対応可能な無線機は、複数の無線方式に対応する処理部を独立して実装するために、消費電力が増大することになる。
特許文献1には、この課題を解決するために、複数の無線方式に対応可能な無線機において、消費電力を抑えつつ、AFC処理を高速に行う技術が開示されている。
特開2007−267304号公報
ところで、一般的には、各同期処理に要する時間がプリアンブル期間に対して占める割合のうち、AGC処理に要する時間の割合が、最も多く、AGCが完了しないとAFC及び同期確立ができない。したがって、無線機が、AGC処理を高速に完了することができれば、AFC処理及びタイミング同期処理等に使用できる時間を増やすことができ、通信性能を向上させることができる。
しかしながら、従来、複数の無線方式に対応可能な無線機において、AGC処理に要する時間を短縮する技術については、充分な検討がなされていなかった。
本発明の目的は、複数の無線方式に対応可能な無線機において、AGC処理に要する時間を短縮することができる無線機及び受信方法を提供することである。
本発明の無線機は、第1の無線方式で変調された第1信号を受信する第1アンテナと、第2の無線方式で変調された第2信号を受信する第2アンテナと、前記第1信号のレベルを調整する第1の可変利得部と、前記第2信号のレベルを調整する第2の可変利得部と、前記第1の可変利得部によりレベル調整された前記第1信号に基づいて、前記第1の可変利得部のゲインである第1ゲインを調整する第1のゲイン制御部と、前記第2の可変利得部のゲインである第2ゲインであって、ゲイン調整開始時に、前記第2の可変利得部が用いる初期ゲインを、前記第1信号に基づいて設定する設定部と、ゲイン調整開始時に、前記初期ゲインを、前記第2ゲインに設定し、前記第2の可変利得部によりレベル調整された前記第2信号に基づいて、前記第2ゲインを調整する第2のゲイン制御部と、を具備しており、前記設定部は、伝搬損失の情報を含んでいる調整された前記第1ゲインに基づいて、前記初期ゲインを前記伝搬損失を補填するのに適した値に設定する
本発明の受信方法は、第1の無線方式で変調された第1信号を受信する第1の受信ステップと、第2の無線方式で変調された第2信号を受信する第2の受信ステップと、前記第1信号のレベルを調整する第1調整ステップと、前記第2信号のレベルを調整する第2調整ステップと、前記第1調整ステップによりレベル調整された前記第1信号に基づいて、前記第1調整ステップのゲインである第1ゲインを調整する第1のゲイン制御ステップと、前記第2調整ステップのゲインである第2ゲインであって、ゲイン調整開始時に、前記第2調整ステップが用いる初期ゲインを、前記第1信号に基づいて設定する設定ステップと、ゲイン調整開始時に、前記初期ゲインを、前記第2ゲインに設定し、前記第2調整ステップによりレベル調整された前記第2信号に基づいて、前記第2ゲインを調整する第2のゲイン制御ステップと、を具備しており、前記設定ステップは、伝搬損失の情報を含んでいる調整された前記第1ゲインに基づいて、前記初期ゲインを前記伝搬損失を補填するのに適した値に設定する
本発明によれば、複数の無線方式に対応可能な無線機において、AGC処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る無線機の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るAシステム用受信処理部のゲイン制御部の内部構成の一例を示す図 実施の形態1に係るBシステム用受信処理部のゲイン制御部の内部構成の一例を示す図 実施の形態1に係る無線機の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係るA、Bシステム用受信処理部の可変利得部の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係るA、Bシステム用受信処理部の可変利得部の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係る初期ゲイン設定部が格納するテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線機の構成を示すブロック図 実施の形態2に係るAシステム用受信処理部のゲイン制御部の内部構成の一例を示す図 実施の形態2に係るBシステム用受信処理部のゲイン制御部の内部構成の一例を示す図 差分P1、Q1、P2、Q2、P3、Q3の関係を示す図 実施の形態2に係る初期ゲイン設定部が格納するテーブルの一例を示す図 実施の形態2に係る初期ゲイン設定部が格納するテーブルの別の例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線システムの構成例を示す図である。図1の無線システム100は、無線機#1(200)と、無線機#2(300)とを有する。以下では、無線機#1及び無線機#2が、Aシステム及びBシステムの2つの無線システムに対応可能な場合を例に説明する。2つの無線システムは、例えば、W−CDMA等のセルラー通信システムと、無線LAN通信システムとのように、異なる無線規格に対応している。
無線機#1は、Aシステム用処理部210及びBシステム用処理部220を有する。また、無線機#2は、Aシステム用処理部310及びBシステム用処理部320を有する。
Aシステム用処理部210、310は、Aシステム用の送受信処理を行う。また、Bシステム用処理部220、320は、Bシステム用の送受信処理を行う。
以下では、無線機#1が、無線機#2から送信されるAシステム及びBシステムの信号を受信する場合について説明する。Bシステムの通信は、Aシステムの通信と同時に行われてもよいし、非同時に行われてもよい。なお、以下では、Bシステムの通信に先立ち、Aシステムの通信が行われているものとする。
なお、無線機#1は、Bシステムの通信において、次に受信する信号が、無線機#2から送信される信号であることを、事前に分かっている。無線機#1は、無線機#1と無線機#2との間で事前に行われた取り決め、過去の通信の統計、又は、通信メンバー間で共有する情報によって、この情報を取得している。
図2は、本実施の形態に係る無線機の構成を示すブロック図である。図2の無線機400は、図1の無線機#1(200)に適用される。なお、説明が煩雑になることを避けるために、図2は、本発明と密接に関連するAシステム及びBシステムの信号の受信に係わる構成部のみを示す。そして、図2は、Aシステム及びBシステムの信号の送信に係わる構成部の図示及び説明を省略する。
無線機400は、アンテナ410−1、410−2、Aシステム用受信処理部420−1、Bシステム用受信処理部420−2、及び、初期ゲイン設定部460を有する。
アンテナ410−1は、Aシステムの信号を受信する。
アンテナ410−2は、Bシステムの信号を受信する。
Aシステム用受信処理部420−1は、高周波回路430−1、復調部440−1及びゲイン制御部450−1を有する。
高周波回路430−1は、直交復調部431−1、可変利得部432−1及びAD(Analog to Digital)変換部433−1を有する。
直交復調部431−1は、アンテナ410−1を介して受信したAシステムの信号に対して、直交復調処理を行い、AシステムのベースバンドIQ信号を生成する。直交復調部431−1は、AシステムのベースバンドIQ信号を可変利得部432−1に出力する。
可変利得部432−1は、AシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。具体的には、可変利得部432−1は、ゲイン制御部450−1から指定されるゲイン(以下、第1ゲインという)に基づいて、AシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。可変利得部432−1は、レベル調整後のAシステムのベースバンドIQ信号を、AD変換部433−1に出力する。
AD変換部433−1は、レベル調整後のAシステムのベースバンドIQ信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換する。AD変換部433−1は、変換後のAシステムのディジタルIQ信号を、復調部440−1及びゲイン制御部450−1に出力する。
復調部440−1は、AシステムのディジタルIQ信号を復調する。
ゲイン制御部450−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力をモニタしながら、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整する。具体的には、ゲイン制御部450−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力が一定となるように、第1ゲインを設定する。ゲイン制御部450−1の内部構成及び動作については、後述する。
このようにして、Aシステム用受信処理部420−1は、可変利得部432−1の出力を用いて、ゲイン制御部450−1が可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整することにより、AGC処理を行う。
初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに基づいて、可変利得部432−2が、ゲイン調整開始時に用いる初期ゲイン(以下、換算第2初期ゲインという)を設定する。換算第2初期ゲインの設定方法は、後述する。初期ゲイン設定部460は、設定した換算第2初期ゲインの情報をゲイン制御部450−2に出力する。換算第2初期ゲインの設定方法については、後述する。
Bシステム用受信処理部420−2は、高周波回路430−2、復調部440−2及びゲイン制御部450−2を有する。
高周波回路430−2は、直交復調部431−2、可変利得部432−2及びAD変換部433−2を有する。
直交復調部431−2は、アンテナ410−2を介して受信したBシステムの信号に対して、直交復調処理を行い、BシステムのベースバンドIQ信号を生成する。直交復調部431−2は、BシステムのベースバンドIQ信号を可変利得部432−2に出力する。
可変利得部432−2は、BシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。具体的には、可変利得部432−2は、ゲイン制御部450−2から指定されるゲイン(以下、第2ゲインという)に基づいて、BシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。可変利得部432−2は、ゲイン調整後のBシステムのベースバンドIQ信号を、AD変換部433−2に出力する。
AD変換部433−2は、ゲイン調整後のBシステムのベースバンドIQ信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換する。AD変換部433−2は、変換後のBシステムのディジタルIQ信号を、復調部440−2及びゲイン制御部450−2に出力する。
復調部440−2は、BシステムのディジタルIQ信号を復調する。
ゲイン制御部450−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力をモニタしながら、可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整する。具体的には、ゲイン制御部450−2は、初期ゲイン設定部460により設定される換算第2初期ゲインを、ゲイン調整開始時の初期ゲインに用いる。そして、ゲイン制御部450−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力が一定となるように、第2ゲインを設定する。ゲイン制御部450−2の内部構成及び動作については、後述する。
このようにして、Bシステム用受信処理部420−2は、可変利得部432−2の出力を用いて、ゲイン制御部450−2が可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整することにより、AGC処理を行う。
図3は、Aシステム用受信処理部420−1のゲイン制御部450−1の内部構成の一例を示す図である。
ゲイン制御部450−1は、IQ電力測定部451−1、初期ゲイン格納部452−1、調整部453−1を有し、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整する。
IQ電力測定部451−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力値を測定し、測定した電力値を調整部453−1に出力する。
初期ゲイン格納部452−1は、ゲイン調整開始時に、可変利得部432−1が用いる初期ゲイン(以下、第1初期ゲインという)を格納する。そして、初期ゲイン格納部452−1は、ゲイン調整開始時に、第1初期ゲインの情報を調整部453−1に出力する。
調整部453−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力値に基づいて、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)の調整を行う。なお、ゲイン調整開始時に、調整部453−1は、第1初期ゲインの情報を、第1ゲインの情報として、可変利得部432−1に出力する。
調整部453−1は、粗調整部454−1及び精調整部455−1を有する。
粗調整部454−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力値に基づいて、可変利得部432−1のゲインの粗調整を行う。
精調整部455−1は、粗調整部454−1のゲイン調整幅より狭い調整幅で、可変利得部432−1のゲインの精調整を行う。
そして、調整部453−1は、粗調整部454−1及び精調整部455−1により、第1ゲインを調整しながら、最終的な第1ゲインを設定する。調整部453−1は、設定した最終的な第1ゲインの情報を初期ゲイン設定部460に出力する。
図4は、Bシステム用受信処理部420−2のゲイン制御部450−2の内部構成の一例を示す図である。
ゲイン制御部450−2は、IQ電力測定部451−2、初期ゲイン格納部452−2、調整部453−2、及び選択部456を有し、可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整する。
IQ電力測定部451−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力値を測定し、測定した電力値を調整部453−2に出力する。
初期ゲイン格納部452−2は、ゲイン調整開始時に、可変利得部432−2が通常用いる初期ゲイン(以下、通常換算第2初期ゲインという)を格納する。そして、初期ゲイン格納部452−2は、ゲイン調整開始時に、通常換算第2初期ゲインの情報を選択部456に出力する。
選択部456には、初期ゲイン格納部452−2から通常第2初期ゲインの情報が入力される。また、選択部456には、初期ゲイン設定部460から換算第2初期ゲインの情報が入力される。選択部456は、初期ゲイン設定部460から換算第2初期ゲインの情報が入力される場合、第2初期ゲインの情報として、換算第2初期ゲインの情報を調整部453−2に出力する。一方、選択部456は、初期ゲイン設定部460から換算第2初期ゲインの情報が入力されない場合、第2初期ゲインの情報として、通常第2初期ゲインの情報を調整部453−2に出力する。
調整部453−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力値に基づいて、可変利得部432−2のゲインの調整を行う。なお、調整部453−2には、選択部456から第2初期ゲインの情報が入力される。ゲイン調整開始時に、調整部453−2は、第2初期ゲインの情報を、第2ゲインの情報として、可変利得部432−2に出力する。その後、調整部453−2は、BシステムのディジタルIQ信号に基づいて、第2ゲインを調整する。
調整部453−2は、粗調整部454−2及び精調整部455−2を有する。
粗調整部454−2は、可変利得部432−2のゲインの粗調整を行う。
精調整部455−2は、粗調整部454−2のゲイン調整幅より狭い調整幅で、可変利得部432−2のゲインの精調整を行う。
そして、調整部453−2は、粗調整部454−2及び精調整部455−2により、第2ゲインを調整しながら、最終的な可変利得部432−2の第2ゲインを設定する。
次に、無線機400の動作について説明する。
図5は、無線機400の動作の一例を示すフローチャートである。
アンテナ410−1は、図示せぬ無線機#2から送信されるAシステムの信号を受信する(ステップS101)。
直交復調部431−1は、Aシステムの信号に対して、直交復調処理を行い、AシステムのベースバンドIQ信号を生成する(ステップS102)。
ステップS103において、可変利得部432−1は、AシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。
そして、ゲイン制御部450−1は、レベル調整後のAシステムのベースバンドIQ信号に基づいて、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整する(ステップS104)。
初期ゲイン設定部460は、ゲイン制御部450−1により設定された可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)に基づいて、ゲイン制御部450−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する(ステップS105)。換算第2初期ゲインの設定方法については、後述する。
アンテナ410−2は、図示せぬ無線機#2から送信されるBシステムの信号を受信する(ステップS106)。
直交復調部431−2は、直交復調処理を行い、BシステムのベースバンドIQ信号を生成する(ステップS107)。
ステップS108において、可変利得部432−2は、BシステムのベースバンドIQ信号のレベルを調整する。
そして、ゲイン制御部450−2は、レベル調整後のBシステムのベースバンドIQ信号に基づいて、可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整する(ステップS109)。
Aシステム及びBシステムの信号は、同一の伝搬路を経由して、無線機#2から無線機#1に到着する。このとき、Aシステム及びBシステムの信号は、伝搬損失により、受信レベルが低下する。上述したように、ゲイン制御部450−1は、復調部440−1に入力されるAシステムのディジタルIQ信号の電力が一定となるよう、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整する。すなわち、ゲイン制御部450−1は、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を、Aシステムの信号が受けた伝搬損失を補填することができる値に調整している。つまり、ゲイン制御部450−1により調整された可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)は、伝搬損失の情報を含んでいる。
そこで、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに基づいて、ゲイン調整開始時に、可変利得部432−2が用いるゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定するようにした。これにより、ゲイン制御部450−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできるので、可変利得部432−2のゲイン調整に要する時間を短縮することができる。これにより、無線機400は、プリアンブル期間のうち、タイミング同期確立、AFC処理に割り当てる時間を増やすことができ、通信性能を向上させることができる。
次に、初期ゲイン設定部460における換算第2初期ゲインの設定方法について説明する。
なお、以下では、可変利得部432−1、432−2が、複数のVGA(Variable Gain Amplifier:可変ゲインアンプ)から構成される場合を考える。また、可変利得部432−1、432−2の内部構成が同一の場合を例に説明する。
図6は、可変利得部432−1、432−2の構成の一例を示すブロック図である。図6の可変利得部432−1、432−2は、VGA[0]〜VGA[5]を有する。このうち、VGA[0]〜VGA[2]は、精調整用のVGAであり、VGA[3]〜VGA[5]は、粗調整用のVGAである。
VGA[0]〜VGA[5]は、ゲイン設定値C[0]〜C[5]に応じて、入力信号を増幅するかしないかを切り替える。例えば、C[k]=1の場合、VGA[k]は、入力信号の振幅レベルを2dB増幅する。一方、C[k]=0の場合、VGA[k]は、増幅動作せず、入力信号をそのまま出力する。
[設定方法#1−1]
初期ゲイン設定部460は、第1ゲインを、そのまま、可変利得部432−2の換算第2初期ゲインに設定する。
例えば、ゲイン制御部450−1が、可変利得部432−1のVGA[0]〜VGA[5]のゲイン設定値C[0]〜C[5](第1ゲイン)を、以下のように設定したとする。
C[5]=1、C[4]=0、C[3]=1、C[2]=0、C[1]=1、C[0]=0
このとき、初期ゲイン設定部460は、上記設定を、そのまま、可変利得部432−2を構成するVGA[0]〜VGA[5]の換算第2初期ゲインに設定する。
この後、ゲイン制御部450−2は、当該換算第2初期ゲインからゲイン調整を開始して、BシステムのディジタルIQ信号の振幅レベルが一定となるように、可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整する。
このように、設定方法#1−1において、ゲイン制御部450−2は、ゲイン制御部450−1により既にゲイン調整された可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を、そのまま換算第2初期ゲインに設定する。そして、可変利得部432−2は、可変利得部432−1の第1ゲインを、換算第2初期ゲインに用いて、レベル調整を行う。例えば、AシステムとBシステムの周波数が近く、Aシステムの信号が受ける伝搬損失とBシステムの信号が受ける伝搬損失との差が小さい場合、ゲイン制御部450−2は、短い時間でゲイン調整を完了することができる。
[設定方法#1−2]
初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに基づいて、粗調整部454−2の初期ゲインを設定する。
例えば、ゲイン制御部450−1が、可変利得部432−1のVGA[0]〜VGA[5]のゲイン設定値C[0]〜C[5](第1ゲイン)を、以下のように設定したとする。
C[5]=1、C[4]=0、C[3]=1、C[2]=0、C[1]=1、C[0]=0
このとき、初期ゲイン設定部460は、可変利得部432−2のVGA[0]〜VGA[5]のゲイン設定値C[0]〜C[5]のうち、少なくとも、C[5]=1、C[4]=0、C[3]=1となる換算第2初期ゲインを設定する。
このように、設定方法#1−2において、可変利得部432−2は、第1ゲインのうち、可変利得部432−1の粗調整用のVGAの初期ゲインを、可変利得部432−2の粗調整用のVGAの初期ゲインに用いて、レベル調整を行う。上述したように、第1ゲインは、伝搬損失の情報を含んでいる。そのため、例えば、A、Bシステムの周波数が異なり、A、Bシステムで伝搬損失が異なる場合においても、ゲイン制御部450−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできる。これにより、ゲイン制御部450−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮できる。
なお、設定方法#1−1、#1−2は、可変利得部432−1、432−2の内部構成が同一の場合に好適である。
次に、可変利得部432−1、432−2の内部構成が異なる場合においても、適用可能な設定方法(設定方法#1−3、#1−4)について、説明する。
図7は、可変利得部432−1、432−2の構成の一例を示すブロック図である。
図7Aの可変利得部432−1は、VGA[0]〜VGA[5]を有する。このうち、VGA[0]〜VGA[2]は、精調整用のVGAであり、VGA[3]〜VGA[5]は、粗調整用のVGAである。
VGA[0]〜VGA[5]は、ゲイン設定値C[0]〜C[5]に応じて、入力信号を増幅するかしないかを切り替える。例えば、C[k]=1の場合、VGA[k]は、入力信号の振幅レベルを2dB増幅する。一方、C[k]=0の場合、VGA[k]は、増幅動作せず、入力信号をそのまま出力する。
図7Bの可変利得部432−2は、VGA[6]〜VGA[9]を有する。このうち、VGA[6]、VGA[7]は、精調整用のVGAであり、VGA[8]、VGA[9]は、粗調整用のVGAである。
VGA[6]〜VGA[9]は、ゲイン設定値C[6]〜C[9]に応じて、入力信号を増幅するかしないかを切り替える。例えば、C[k]=1の場合、VGA[k]は、入力信号の振幅レベルを3dB増幅する。一方、C[k]=0の場合、VGA[k]は、増幅動作せず、入力信号をそのまま出力する。
[設定方法#1−3]
初期ゲイン設定部460は、第1ゲインと所定のレンジとを比較し、比較結果に基づいて、可変利得部432−2の換算第2初期ゲインの複数の候補から、候補を選択する。そして、初期ゲイン設定部460は、選択した候補を可変利得部432−2の換算第2初期ゲインに設定する。
具体的には、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインと所定のレンジとを比較して、伝搬路の電界レベルを判定する。そして、初期ゲイン設定部460は、判定した電界レベルに応じて、可変利得部432−2の換算第2初期ゲインを設定する。
例えば、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインを、0〜20dB(第11レンジ)、21〜42dB(第12レンジ)、43〜63dB(第13レンジ)と比較する。そして、第1ゲインが、0〜20dB(第11レンジ)、21〜42dB(第12レンジ)、43〜63dB(第13レンジ)の場合、初期ゲイン設定部460は、それぞれ、強電界レベル、中電界レベル、弱電界レベルと判定するとする。
このとき、ゲイン制御部450−1は、可変利得部432−1のVGA[0]〜VGA[5]のゲイン設定値C[0]〜C[5](第1ゲイン)を、以下のように設定したとする。
C[5]=1、C[4]=0、C[3]=1、C[2]=0、C[1]=1、C[0]=0
上記設定により、可変利得部432−1の第1ゲインは、26(=32×1+16×0+8×1+4×0+2×1+1×0)dBとなる。
したがって、初期ゲイン設定部460は、第1ゲイン(=26dB)と上記レンジとの比較結果から、伝搬路の電界レベルは、中電界レベルであると判定する。
そして、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインから、電界レベルを判定すると、判定結果に応じて、換算第2初期ゲインを設定する。
例えば、粗調整部454−2の初期ゲインC[9:6]は、複数の候補として、G21、G22、G23の3つの候補があるものとする。ここで、G21は、C[9]=0、C[8]=1、C[7]=0、C[6]=1であるものとする。また、G22は、C[9]=1、C[8]=0、C[7]=0、C[6]=0であるものとする。また、G23は、C[9]=1、C[8]=1、C[7]=0、C[6]=0であるものとする。
このとき、弱電界レベルの場合、初期ゲイン設定部460は、粗調整部454−2の初期ゲインをG21に設定する。また、中電界レベルの場合、初期ゲイン設定部460は、粗調整部454−2の初期ゲインをG22に設定する。また、強電界レベルの場合、初期ゲイン設定部460は、粗調整部454−2の初期ゲインをG23に設定する。
このように、設定方法#1−3において、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに基づいて、伝搬路の状況を、強電界レベル、中電界レベル、又は、弱電界レベルに分類する。そして、初期ゲイン設定部460は、伝搬路の状況に応じて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。上述したように、第1ゲインは、伝搬損失の情報を含んでいる。そして、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに応じて、伝搬路の状況を判定し、伝搬路の状況に適した換算第2初期ゲインを設定する。そのため、可変利得部432−1、432−2の内部構成が異なる場合においても、ゲイン制御部450−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできる。これにより、ゲイン制御部450−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。
なお、以上の説明では、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに応じて、電界レベルを3クラスに分類し、電界レベルに応じて、3つの初期ゲインの候補から、候補を選択したが、これに限らない。電界レベルが分類されるクラス数、及び、換算第2初期ゲインの候補数は、要求される可変利得部432−2の精度により決定される。
また、以上の説明では、初期ゲイン設定部460は、電界レベルに応じて、粗調整部454−2の初期ゲインのみを設定する場合について説明したが、これに限らない。初期ゲイン設定部460は、電界レベルに応じて、粗調整部454−2及び精調整部455−2の初期ゲインを設定するようにしてもよい。
また、設定方法#1−3は、可変利得部432−1、432−2の内部構成が同一の場合にも、適用できる。
[設定方法#1−4]
設定方法#1−4において、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインと第2ゲインとが対応付けられたテーブルを格納し、第1ゲインに基づいて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。
図8は、初期ゲイン設定部460が格納するテーブルの一例を示す図である。このとき、第1ゲインと第2ゲインとは、Aシステム信号及びBシステム信号の周波数の違いにより、伝搬路において受ける伝搬損失の影響を加味して、対応付けられている。つまり、当該テーブルには、第1ゲインが、Aシステム信号とBシステム信号とが受ける伝搬損失の差に応じて、当該第1ゲインを周波数特性変換することにより得られる第2ゲインと対応付けられている。
そして、初期ゲイン設定部460は、当該テーブルから、第1ゲインと対応付けられた第2ゲインを選択し、選択した第2ゲインを、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)に設定する。
このように、設定方法#1−4において、初期ゲイン設定部460は、Aシステム信号とBシステム信号とが受ける伝搬損失の差に応じて、第1ゲインを周波数特性変換したゲインを換算第2初期ゲインに設定する。そのため、可変利得部432−1、432−2の内部構成が異なる場合においても、ゲイン制御部450−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできる。これにより、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。なお、設定方法#1−4は、可変利得部432−1、432−2の内部構成が同一の場合にも、適用できる。
以上のように、本実施の形態に係る無線機400において、初期ゲイン設定部460は、第1ゲインに基づいて、換算第2初期ゲインを設定する。ここで、第1ゲインは、ゲイン制御部450−1により調整された可変利得部432−1のゲインである。また、換算第2初期ゲインは、ゲイン調整開始時の可変利得部432−2の初期ゲインである。
そして、ゲイン制御部450−2は、ゲイン調整開始時に、当該換算第2初期ゲインを、第2ゲインに設定し、可変利得部432−2によりレベル調整されたBシステムのIQ信号に基づいて、第2ゲインを調整する。これにより、無線機400は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することができ、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。すなわち、無線機400は、AGC処理に要する時間を短縮することができる。この結果、プリアンブル期間中に、AFC処理及びタイミング同期処理に使用できる時間が増えるため、無線機400は、通信性能を向上させることができる。
なお、換算第2初期ゲインが設定された後、粗調整部454−2は、動作せず、精調整部455−2のみが動作して、ゲイン調整を行うようにしてもよい。これにより、以降のゲイン調整において、粗調整部454−2が動作しない分、消費電力を低減させることができる。
(実施の形態2)
図9は、本実施の形態に係る無線機の構成を示すブロック図である。図9の無線機500は、図1の無線機#1(200)に適用される。なお、図9において、図2と共通する構成部分には、図2と同一の符号を付して説明を省略する。図9の無線機500は、図2の無線機400に対して、Aシステム用受信処理部420−1、及び、Bシステム用受信処理部420−2に代えて、Aシステム用受信処理部510−1、及び、Bシステム用受信処理部510−2を備える。また、図9の無線機500は、図2の無線機400に対して、初期ゲイン設定部460に代えて、初期ゲイン設定部530を備える。
Aシステム用受信処理部510−1は、Aシステム用受信処理部420−1に対して、ゲイン制御部450−1に代えて、ゲイン制御部520−1を備える。
ゲイン制御部520−1は、ゲイン制御部450−1と同様に、AシステムのディジタルIQ信号の電力をモニタしながら、可変利得部432−1のゲイン(第1ゲイン)を調整する。更に、ゲイン制御部520−1は、AシステムのディジタルIQ信号、及び、最終的な第1ゲインの情報に基づいて、アンテナ410−1端でのAシステムの信号の受信電力(以下、Aシステム受信電力ともいう)を推定する。そして、ゲイン制御部520−1は、Aシステム受信電力の情報を初期ゲイン設定部530に出力する。ゲイン制御部520−1の内部構成及び動作については、後述する。
初期ゲイン設定部530は、実際の通信時に、Aシステム受信電力に基づいて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。換算第2初期ゲインの設定方法については、後述する。
Bシステム用受信処理部510−2は、Bシステム用受信処理部420−2に対して、ゲイン制御部450−2に代えて、ゲイン制御部520−2を備える。
ゲイン制御部520−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力をモニタしながら、可変利得部432−2のゲイン(第2ゲイン)を調整する。具体的には、ゲイン制御部520−2は、初期ゲイン設定部530により設定される換算第2初期ゲインを、実際の通信時のゲイン調整開始時の初期ゲインに用いる。そして、ゲイン制御部520−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力が一定となるように、第2ゲインを設定する。ゲイン制御部520−2の内部構成及び動作については、後述する。
図10は、Aシステム用受信処理部510−1のゲイン制御部520−1の内部構成の一例を示す図である。なお、図10において、図3と共通する構成部分には、図3と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ゲイン制御部520−1は、IQ電力測定部451−1、初期ゲイン格納部452−1、調整部453−1、及び、受信電力推定部521−1を有する。
IQ電力測定部451−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力値を測定し、測定した電力値を調整部453−1及び受信電力推定部521−1に出力する。
調整部453−1は、粗調整部454−1及び精調整部455−1により、第1ゲインを調整しながら、最終的な第1ゲインを設定する。調整部453−1は、設定した最終的な第1ゲインの情報を受信電力推定部521−1に出力する。
受信電力推定部521−1は、AシステムのディジタルIQ信号の電力値と、最終的な第1ゲインの情報とに基づいて、アンテナ410−1端でのAシステムの信号の受信電力(Aシステム受信電力)を推定する。そして、受信電力推定部521−1は、Aシステム受信電力の情報を初期ゲイン設定部530に出力する。
図11は、Bシステム用受信処理部510−2のゲイン制御部520−2の内部構成の一例を示す図である。なお、図11において、図4と共通する構成部分には、図4と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ゲイン制御部520−2は、IQ電力測定部451−2、初期ゲイン格納部452−2、調整部453−2、選択部456、及び受信電力推定部521−2を有する。なお、受信電力推定部521−2は、実際の通信時には動作せず、事前調整時においてのみ動作する。
IQ電力測定部451−2は、BシステムのディジタルIQ信号の電力値を測定し、測定した電力値を調整部453−2に出力する。なお、IQ電力測定部451−2は、事前調整時にのみ、測定した電力値を調整部453−2及び受信電力推定部521−2に出力する。
調整部453−2は、第2ゲインを調整しながら、最終的な可変利得部432−2の第2ゲインを設定する。
受信電力推定部521−2は、事前調整時に、BシステムのディジタルIQ信号の電力値と、第2ゲインの情報とに基づいて、アンテナ410−2端でのBシステムの信号の受信電力(Bシステム受信電力)を推定する。そして、受信電力推定部521−2は、Bシステム受信電力の情報を初期ゲイン設定部530に出力する。
次に、初期ゲイン設定部530における換算第2初期ゲインの設定方法について説明する。
[設定方法#2−1]
受信電力推定部521−1、521−2は、事前調整時に、無線機500(無線機#1)と送信側の無線機#2との距離が離れている場合と、近い場合との2つのケースについて、A、Bシステムの信号の受信電力を推定する。
初期ゲイン設定部530は、以下の情報(P1、Q1、P2、Q2)を、内部メモリに格納する。
[1]P1:無線機#1と無線機#2とが離れている場合における、Aシステムの信号の送信電力と受信電力との差
[2]Q1:無線機#1と無線機#2とが離れている場合における、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差
[3]P2:無線機#1と無線機#2とが近い場合における、Aシステムの信号の送信電力と受信電力との差
[4]Q2:無線機#1と無線機#2とが近い場合における、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差
実際の通信時において、初期ゲイン設定部530には、Aシステムの信号の受信電力の情報が入力される。そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と当該受信電力との差分P3を算出する。
そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と当該受信電力との差分P3に基づいて、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差分Q3を推定する。
具体的には、初期ゲイン設定部530は、送信電力と受信電力との差分は、線形性があると仮定して、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差分Q3を推定する。
図12は、差分P1、Q1、P2、Q2、P3、Q3の関係を示す図である。図12に示すように、初期ゲイン設定部530は、予め事前調整時に取得した差分P1、Q1、P2、Q2と、実際の通信時に取得した差分P3との関係より、下記式を用いて、差分Q3を推定することができる。
(Q3−Q1)=(Q2−Q1)(P3−P1)/(P2−P1) …(1)
Q3=(Q2−Q1)(P3−P1)/(P2−P1)+Q1 …(2)
差分Q3は、伝搬路において、Bシステムの信号が受ける伝搬損失の推定値を示している。
そして、初期ゲイン設定部530は、差分Q3に応じて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。
このように、設定方法#2−1において、初期ゲイン設定部530は、Aシステム信号の送信電力と受信電力との差分PAと、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差分PBとの対応関係を予め取得する。そして、初期ゲイン設定部530は、当該対応関係、及び、差分P3に基づいて、差分Q3を推定する。ここで、差分P3は、Aシステムの1信号の送信電力と受信電力推定部510−1により推定されたAシステムの信号の受信電力との差である。また、差分Q3は、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差である。そして、初期ゲイン設定部530は、推定した差分Q3に基づいて、換算第2初期ゲインに設定する。このようにして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの受信電力から、Bシステムの信号が受ける伝搬損失を補填するのに適したゲインを換算第2初期ゲインに設定する。これにより、ゲイン制御部520−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮できる。
[設定方法#2−2]
設定方法#2−1において、初期ゲイン設定部530は、式(2)を用いて、Aシステムの信号の受信電力から、Bシステムの信号の受信電力を推定した。設定方法#2−2では、初期ゲイン設定部530は、式(2)に代えて、Aシステムの信号の送信電力と受信電力との差分PAと、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差分PBとの対応テーブルを用いて換算第2初期ゲインを設定する。
受信電力推定部521−1、521−2は、事前調整時に、無線機500(無線機#1)と送信側の無線機#2との複数の距離に対して、Aシステム及びBシステムの信号の受信電力を推定する。
初期ゲイン設定部530は、無線機500(無線機#1)と送信側の無線機#2との複数の距離ごとに、差分PA、PBとを対応付けたテーブルを、内部メモリに格納する。ここで、差分PAは、Aシステムの信号の送信電力と受信電力との差である。また、差分PBは、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差である。
図13は、初期ゲイン設定部530が格納するテーブルの一例を示す図である。初期ゲイン設定部530は、各距離での差分PAと、差分PBとを対応付けたテーブルを格納する。
実際の通信時において、初期ゲイン設定部530には、Aシステムの信号の受信電力の情報が入力される。そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と当該受信電力との差分P3を算出する。
そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と当該受信電力との差分P3に基づいて、上記テーブルを参照して、Bシステムの信号の送信電力と受信電力との差分Q3を推定する。
以降、設定方法#2−1と同様に、初期ゲイン設定部530は、差分Q3に応じて、可変利得部432−2の換算第2初期ゲインを設定する。
このように、設定方法#2−2において、初期ゲイン設定部530は、差分PAと差分PBとが対応付けられたテーブルを格納する。そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と受信電力推定部521−1により、推定されたAシステム信号の受信電力との差分に対応付けられた差分PBに基づいて、換算第2初期ゲインに設定する。
このようにして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの受信電力から、Bシステムの信号が受ける伝搬損失を補填するのに適したゲインを換算第2初期ゲインに設定する。これにより、ゲイン制御部520−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮できる。
[設定方法#2−3]
初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力から、伝搬路の電界レベルを判定する。そして、初期ゲイン設定部530は、判定した電界レベルに応じて、可変利得部432−2の換算第2初期ゲインを設定する。
例えば、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力を、43〜63dB(第21レンジ)、21〜42dB(第22レンジ)、0〜20dB(第23レンジ)と比較する。そして、Aシステムの信号の受信電力は、例えば、43〜63dB(第21レンジ)、21〜42dB(第22レンジ)、0〜20dB(第23レンジ)の範囲とする。この場合、初期ゲイン設定部530は、それぞれ、強電界レベル、中電界レベル、弱電界レベルと判定するとする。
このとき、Aシステムの信号の受信電力が38dBであったとする。この場合、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力(=38dB)から、伝搬路の電界レベルは、中電界レベルであると判定する。
そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力から、電界レベルを判定すると、判定結果に応じて、粗調整部454−2の初期ゲインを設定する。
粗調整部454−2の初期ゲインの設定方法は、[設定方法#1−3]と同様のため、説明を省略する。
このように、設定方法#2−3において、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力に基づいて、伝搬路の状況を、強電界レベル、中電界レベル、又は、弱電界レベルに分類する。そして、初期ゲイン設定部530は、伝搬路の状況に応じて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。上述したように、Aシステムの信号の受信電力は、伝搬損失の情報を含んでいる。そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力に応じて、伝搬路の状況を判定し、伝搬路の状況に適した換算第2初期ゲインを設定する。そのため、ゲイン制御部520−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできる。これにより、ゲイン制御部520−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。なお、設定方法#2−3では、実際の通信時及び事前調整時において、Bシステムの信号の受信電力の推定は不要となるため、ゲイン制御部520−2は、受信電力推定部521−2を削除した構成を採ることができる。
[設定方法#2−4]
設定方法#2−4において、初期ゲイン設定部530は、差分PAと第2ゲインとが対応付けられたテーブルを格納し、差分PAに基づいて、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)を設定する。
図14は、初期ゲイン設定部530が格納するテーブルの一例を示す図である。このとき、第1ゲインと第2ゲインとは、Aシステム信号及びBシステム信号の周波数の違いにより、伝搬路において受ける伝搬損失の影響を加味して、対応付けられている。つまり、当該テーブルには、差分PAが、Aシステム信号とBシステム信号とが受ける伝搬損失の差に応じて、当該差分PAを周波数特性変換することにより得られる差分PBを補填するのに要する第2ゲインと対応付けられている。
そして、初期ゲイン設定部530は、当該テーブルから、差分PAと対応付けられた第2ゲインを選択し、選択した第2ゲインを、可変利得部432−2の初期ゲイン(換算第2初期ゲイン)に設定する。
このように、設定方法#2−4において、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号とBシステムの信号とが伝搬路において受ける伝搬損失に応じて、差分PAと第2ゲインとが対応付けられたテーブルを格納する。そして、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の送信電力と、受信電力推定部521−1により推定されたAシステムの信号の受信電力との差分P3に対応付けられた第2ゲインを、換算第2初期ゲインに設定する。そのため、ゲイン制御部520−2は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することできる。これにより、ゲイン制御部520−2は、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。なお、設定方法#2−4では、実際の通信時及び事前調整時において、Bシステムの信号の受信電力の推定は不要となるため、ゲイン制御部520−2は、受信電力推定部521−2を削除した構成を採ることができる。
以上のように、本実施の形態に係る無線機500において、初期ゲイン設定部530は、Aシステムの信号の受信電力に基づいて、換算第2初期ゲインを設定する。そして、ゲイン制御部520−2は、ゲイン調整開始時に、当該換算第2初期ゲインを、第2ゲインに設定し、可変利得部432−2によりレベル調整されたBシステムのIQ信号に基づいて、第2ゲインを調整する。これにより、無線機500は、伝搬損失を補填するのに適した換算第2初期ゲインから、ゲイン調整を開始することができ、ゲイン調整のために要する時間を短縮することができる。すなわち、無線機500は、AGC処理に要する時間を短縮することができる。この結果、プリアンブル期間中に、AFC処理及びタイミング同期処理に使用できる時間が増えるため、無線機500は、通信性能を向上させることができる。
なお、換算第2初期ゲインが設定された後、粗調整部454−2は、動作せず、精調整部455−2のみが動作して、ゲイン調整を行うようにしてもよい。これにより、本実施の形態は、以降のゲイン調整において、粗調整部454−2が動作しない分、消費電力を低減させることができる。
2011年3月7日出願の特願2011−048965の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る無線機及び受信方法は、複数の無線方式に対応可能な無線機等に有用である。
100 無線システム
200、300、400、500 無線機
210、310 Aシステム用処理部
220、320 Bシステム用処理部
410−1、410−2 アンテナ
420−1、510−1 Aシステム用受信処理部
420−2、510−2 Bシステム用受信処理部
430−1、430−2 高周波回路
431−1、431−2 直交復調部
432−1、432−2 可変利得部
433−1、433−2 AD変換部
440−1、440−2 復調部
450−1、450−2、520−1、520−2 ゲイン制御部
451−1、451−2 IQ電力測定部
452−1、452−2 初期ゲイン格納部
453−1、453−2 調整部
454−1、454−2 粗調整部
455−1、455−2 精調整部
456 選択部
460、530 初期ゲイン設定部
521−1、521−2 受信電力推定部

Claims (11)

  1. 第1の無線方式で変調された第1信号を受信する第1アンテナと、
    第2の無線方式で変調された第2信号を受信する第2アンテナと、
    前記第1信号のレベルを調整する第1の可変利得部と、
    前記第2信号のレベルを調整する第2の可変利得部と、
    前記第1の可変利得部によりレベル調整された前記第1信号に基づいて、前記第1の可変利得部のゲインである第1ゲインを調整する第1のゲイン制御部と、
    記第2の可変利得部のゲインである第2ゲインであって、ゲイン調整開始時に、前記第2の可変利得部が用いる初期ゲインを、前記第1信号に基づいて設定する設定部と、
    ゲイン調整開始時に、前記初期ゲインを、前記第2ゲインに設定し、前記第2の可変利得部によりレベル調整された前記第2信号に基づいて、前記第2ゲインを調整する第2のゲイン制御部と、
    を具備しており、
    前記設定部は、伝搬損失の情報を含んでいる調整された前記第1ゲインに基づいて、前記初期ゲインを前記伝搬損失を補填するのに適した値に設定する、
    無線機。
  2. 前記設定部は、調整された前記第1ゲインを、前記初期ゲインに設定する、
    請求項1に記載の無線機。
  3. 前記第2の可変利得部は、レベルを粗調整する第1利得部と、前記第1利得部のゲイン調整幅よりも幅が小さいゲイン調整幅でレベルを精調整する第2利得部と、を有し、
    前記設定部は、調整された前記第1ゲインに基づいて、前記第1利得部が用いる前記初期ゲインを設定する、
    請求項1に記載の無線機。
  4. 前記設定部は、前記第1ゲインを所定のレンジと比較し、比較結果に基づいて、複数の候補から、前記初期ゲインを選択して設定する、
    請求項1に記載の無線機。
  5. 前記設定部は、前記第1信号と前記第2信号とが伝搬路において受ける伝搬損失に応じて、前記第1ゲインと前記第2ゲインとが対応付けられたテーブルを格納し、調整された前記第1ゲインに対応付けられた前記第2ゲインを、前記初期ゲインに設定する、
    請求項1に記載の無線機。
  6. 前記第1の可変利得部によりレベル調整された前記第1信号と、伝搬損失の情報を含んでいる調整された前記第1ゲインとを用いて、前記第1アンテナにより受信された前記第1信号の受信電力を推定する推定部、を
    更に具備し、
    前記設定部は、前記推定部により推定された前記第1信号の受信電力に基づいて、前記初期ゲインを前記伝搬損失を補填するのに適した値に設定する、
    請求項1に記載の無線機。
  7. 前記設定部は、前記第1信号の送信電力と前記第1信号の受信電力との差分である第1差分と、前記第2信号の送信電力と前記第2信号の受信電力との差分である第2差分との対応関係を予め取得し、当該対応関係、及び、前記第1信号の送信電力と前記推定部により推定された前記第1信号の受信電力との差分に基づいて、前記第2差分を推定し、推定した前記第2差分に基づいて、前記初期ゲインを設定する、
    請求項6に記載の無線機。
  8. 前記設定部は、前記第1差分と、前記第2差分とが対応付けられたテーブルを格納し、前記第1信号の送信電力と前記推定部により推定された前記第1信号の受信電力との差分に対応付けられた前記第2差分に基づいて、前記初期ゲインを設定する、
    請求項7に記載の無線機。
  9. 前記設定部は、前記推定部により推定された前記第1信号の受信電力を所定のレンジと比較し、比較結果に基づいて、複数の候補から、前記初期ゲインを選択して設定する、
    請求項6に記載の無線機。
  10. 前記設定部は、前記第1信号と前記第2信号とが伝搬路において受ける伝搬損失に応じて、前記第1差分と前記第2ゲインとが対応付けられたテーブルを格納し、及び、前記第1信号の送信電力と前記推定部により推定された前記第1信号の受信電力との差分に対応付けられた前記第2ゲインを、前記初期ゲインに設定する、
    請求項6に記載の無線機。
  11. 第1の無線方式で変調された第1信号を受信する第1の受信ステップと、
    第2の無線方式で変調された第2信号を受信する第2の受信ステップと、
    前記第1信号のレベルを調整する第1調整ステップと、
    前記第2信号のレベルを調整する第2調整ステップと、
    前記第1調整ステップによりレベル調整された前記第1信号に基づいて、前記第1調整ステップのゲインである第1ゲインを調整する第1のゲイン制御ステップと、
    記第2調整ステップのゲインである第2ゲインであって、ゲイン調整開始時に、前記第2調整ステップが用いる初期ゲインを、前記第1信号に基づいて設定する設定ステップと、
    ゲイン調整開始時に、前記初期ゲインを、前記第2ゲインに設定し、前記第2調整ステップによりレベル調整された前記第2信号に基づいて、前記第2ゲインを調整する第2のゲイン制御ステップと、
    を具備しており、
    前記設定ステップは、伝搬損失の情報を含んでいる調整された前記第1ゲインに基づいて、前記初期ゲインを前記伝搬損失を補填するのに適した値に設定する、
    受信方法。
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