JP5898989B2 - タイヤの装着方法およびタイヤの組合せ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの装着方法およびタイヤの組合せに関する。
一般に、レーシングカート用等の競技用ウェットタイヤとしては、ウェット走行時(路面が降雨等により湿潤している状態下での走行時)において、排水性が確保され安定した操縦性が得られるタイヤが求められている。そして、ウェット走行時における排水性と操縦安定性とは、一般的にタイヤ接地面のネガティブ率(タイヤの接地面積に対する溝面積比率)に関連しており、タイヤ接地面の溝を増加等させてネガティブ率を大きくすると排水性が確保されるものの、一方でタイヤ接地面の陸部の剛性低下を招くこととなり、操縦安定性が低下する。逆に、タイヤ接地面のネガティブ率を小さくすると、タイヤ接地面の陸部の剛性が得られるものの、排水性が低下しハイドロプレーニング現象等が発生し易くなる。
上述の観点から前輪タイヤおよび後輪タイヤのネガティブ率を調節したタイヤとして、例えば特許文献1では、前輪タイヤのネガティブ率を30〜40%にし、後輪タイヤのネガティブ率を前輪タイヤのネガティブ率の75〜90%にすると共に、それぞれのタイヤの中央領域において、前輪タイヤのネガティブ率を33%〜36%にし、後輪タイヤのネガティブ率を前輪タイヤのネガティブ率の75%〜80%にしたタイヤユニットが提案されている。特許文献1では、このタイヤユニットより、前輪タイヤにおける排水性の向上効果と後輪タイヤにおけるトラクション性の向上効果とが確保され、ウェット走行時とドライ走行時(路面が乾燥している状態下での走行時)との操縦安定性能の両立がなされるとされている。
特開第2010−173509号公報
しかし、上記に提案されているタイヤユニットであっても、ウェット走行時において、タイヤ接地面の陸部の剛性と前輪/後輪タイヤの剛性のバランスとが十分でなかったため、操縦安定性および耐摩耗性について改善の余地があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、競技用、特にレーシングカート用に好適な、ウェット走行時において、排水性を維持しつつ操縦安定性を向上させ、耐摩耗性を改善させたタイヤの装着方法およびタイヤの組合せを提案するものである。
本発明のタイヤの装着方法は、前輪タイヤおよび後輪タイヤを車両のそれぞれ前輪および後輪に装着するタイヤの装着方法であって、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれのタイヤ接地面において、タイヤ赤道線を中心に挟んでタイヤ接地幅の25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域とし、該センター領域の両側のタイヤ幅方向領域をショルダー領域とし、前記センター領域のネガティブ率をセンターネガティブ率と称し、前記ショルダー領域のネガティブ率をショルダーネガティブ率と称するとき、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率が35%以上50%未満であり、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率の差が0%超15%未満であり、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤはそれぞれ、前記センターネガティブ率が、前記ショルダーネガティブ率より小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、ウェット走行時において、タイヤの排水性を確保するとともに、前輪タイヤおよび後輪タイヤの路面に対する接地圧の高いセンター領域でのタイヤ接地面の陸部の剛性が向上するので、操縦安定性および耐摩耗性が改善する。また、路面に対して接地圧の高いセンター領域の剛性が上がり、ウェット走行時において、操縦安定性および耐摩耗性を効果的に改善させつつ、タイヤの排水性を効果的に確保することができる。
なお、本発明においては、前輪タイヤを4.5−5インチリムに装着し、内圧100kPaを適用し、荷重0.49kNを負荷させ、また後輪タイヤを7.0−5インチリムに装着し、内圧100kPaを適用し、荷重0.78kNを負荷させた状態のそれぞれのタイヤ接地面において、タイヤ赤道線を中心に挟んでタイヤ接地幅の25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域とし、該センター領域の両側のタイヤ幅方向領域をショルダー領域とする。さらに本発明において「ネガティブ率」とは、タイヤ接地面積に対する溝面積比率を指す。
ここで、本発明のタイヤの装着方法において、前記前輪タイヤの前記センターネガティブ率が、前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率より小さいことが好ましい。上記構成によれば、ウェット走行時において、後輪タイヤの排水性を損なうことなく、操縦安定性および耐摩耗性がさらに改善する。
また、本発明のタイヤの装着方法においては、前記前輪タイヤの前記ショルダーネガティブ率が、前記後輪タイヤの前記ショルダーネガティブ率より3%以上15%未満大きいことが好ましい。上記構成によれば、ウェット走行時において、操縦安定性を改善しつつタイヤの排水性を効果的に確保することできるためである。
また、本発明のタイヤの装着方法において、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤ全体のタイヤ接地面のネガティブ率が35%以上50%未満であることが好ましい。上記構成によれば、ウェット走行時において、タイヤの排水性の維持と操縦安定性および耐摩耗性の改善とを有効に行うことができるためである。なお、本発明において、「前輪タイヤおよび後輪タイヤ全体のタイヤ接地面のネガティブ率」とは、前輪タイヤおよび後輪タイヤのタイヤ接地面積の和に対する、前輪タイヤおよび後輪タイヤの溝面積の和の比率を指す。
さらに、本発明のタイヤの装着方法において、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率を規定し、前記タイヤ接地面における前記センター領域内の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、溝断面視において前記タイヤ接地面の法線に対して20度〜60度の角度で傾斜していることが好ましい。上記構成によれば、タイヤの排水性を維持しつつ、操縦安定性および耐摩耗性が改善される。また、路面が湿潤状態から乾燥状態に移行しつつある状態においても操縦安定性および耐摩耗性を改善することができる。なお、本発明においては、「溝断面視」とは、溝の溝壁とタイヤ接地面とによってできる辺に対し直角方向の断面視を指す。また、タイヤ接地面の法線Lに対する角度は、タイヤ接地面および溝壁の交点における溝壁に対する法線Lの角度を指す。
そして、本発明のタイヤの組合せは、車両のそれぞれ前輪および後輪に装着する前輪タイヤおよび後輪タイヤからなるタイヤの組合せであって、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれのタイヤ接地面において、タイヤ赤道線を中心に挟んでタイヤ接地幅の25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域とし、該センター領域の両側のタイヤ幅方向領域をショルダー領域とし、前記センター領域のネガティブ率をセンターネガティブ率と称し、前記ショルダー領域のネガティブ率をショルダーネガティブ率と称するとき、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率が35%以上50%未満であり、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率の差が0%超15%未満であり、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤはそれぞれ、前記センターネガティブ率が、前記ショルダーネガティブ率より小さく、前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率を規定し、前記タイヤ接地面における前記センター領域内の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、溝断面視において前記タイヤ接地面の法線に対して20度〜60度の角度で傾斜していることを特徴とする。
上記構成によれば、ウェット走行時の排水性を確保するとともに、前輪タイヤおよび後輪タイヤの路面に対する接地圧の高いセンター領域でのタイヤ接地面の陸部の剛性が向上するので、操縦安定性および耐摩耗性が改善する。また路面が湿潤状態から乾燥状態に移行しつつある状態においても操縦安定性および耐摩耗性を改善することができる。

本発明によれば、競技用、特にレーシングカート用に好適な、ウェット走行時において、排水性を維持しつつ操縦安定性を向上させ、耐摩耗性を改善させたタイヤの装着方法およびタイヤの組合せを提案することができる。
本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する代表的な前輪タイヤのトレッドパターンを示す部分展開図である。 本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する代表的な後輪タイヤのトレッドパターンを示す部分展開図である。 (a)図1のa−a線に沿う拡大断面図である。(b)図2のb−b線に沿う拡大断面図である。(c)図2のc−c線に沿う拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する、レーシングカート用等の競技用ウェットタイヤの実施形態を詳細に例示説明する。図1は、本発明に従うタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する前輪タイヤについて、4.5−5インチリムに装着し、内圧100kPaを適用し、荷重0.49kNを負荷させた状態のトレッドパターンを示す部分展開図である。また、図2は、本発明に従うタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する後輪タイヤについて、7.0−5インチリムに装着し、内圧100kPaを適用し、荷重0.78kNを負荷させた状態のトレッドパターンを示す部分展開図である。なお、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のタイヤ接地面において、タイヤ赤道線CLを中心に挟んでタイヤ接地幅Tの25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域CRとし、該センター領域CRのタイヤ幅方向両側の領域をショルダー領域SRとする。
まず、図1に示す前輪タイヤ10のトレッドパターンについて説明する。図1に示す前輪タイヤ10のトレッドパターンは、方向性パターンであって、前輪タイヤ10の展開視において、前輪タイヤ10のタイヤ接地面の陸部が、略センター領域CRに配設される前輪中央陸部列1と、略ショルダー領域SRに位置し、前輪中央陸部列1のタイヤ幅方向外側に配設される前輪側方陸部列2とを備えている。
さらに、図1に示すように、前輪中央陸部列1には、タイヤ赤道線CLを中心に略センター領域CR内で、略センター領域CR幅で繰り返し折り返されるジグザグ状の周方向に延びる前輪周溝3が配設されている。なお、ジグザグ状の前輪周溝3の折り返される頂点を頂点部31とする。また、前輪側方陸部列2において、一端がタイヤ幅方向に延び、他端が前輪周溝3の頂点部31と連通する前輪横溝4が複数配設されている。さらに、頂点部31および前輪横溝4との連通部付近で、前輪横溝4から分岐した前輪分岐溝41が、タイヤ周方向に隣り合う一方の前輪周溝3の頂点部31と連通している。したがって、前輪周溝3と、前輪横溝4または前輪分岐溝41とで前輪中央陸部列1の各前輪中央陸部7が略三角形の形状に区画され、前輪横溝4と前輪分岐溝41とで前輪側方陸部列2の各前輪側方陸部8が区画されている。なお、前輪中央陸部列1および前輪側方陸部列2は、必要に応じてさらに他の溝を配設することにより、区画することができる。
次に、図2に示す後輪タイヤ20のトレッドパターンについて説明する。図2に示す後輪タイヤ20のトレッドパターンは、方向性パターンであって、後輪タイヤ20の展開視において、後輪タイヤ20のタイヤ接地面の陸部が、略センター領域CRに配設される後輪中央陸部列11と、略ショルダー領域SRに位置し、後輪中央陸部列11のタイヤ幅方向外側に配設される後輪側方陸部列12とを備えている。
さらに、図2に示すように、後輪中央陸部列11において、タイヤ赤道線CL上にタイヤ周方向に略直線状に延びる後輪周溝13が配設されている。また、後輪周溝13から略等間隔に分岐し、タイヤ幅方向外側に向かって交互に延びる後輪横溝14が複数配設されている。さらに、タイヤ周方向に隣り合う後輪横溝14同士を連結する連結溝141が複数配設されている。したがって、後輪周溝13と、タイヤ周方向に隣り合う二本の後輪横溝14と、連結溝141とで後輪中央陸部列11の各後輪中央陸部17が区画され、タイヤ周方向に隣り合う二本の後輪横溝14と連結溝141とで後輪側方陸部列12の各後輪側方陸部18が区画されている。なお、タイヤ周方向に隣り合う二本の後輪横溝14が互いに交わることで、連結溝141によらずに、タイヤ周方向に隣り合う二本の後輪周溝13と、後輪周溝13とで後輪中央陸部列12の後輪中央陸部17が区画されても良い。また、後輪中央陸部列11および後輪側方陸部列12は、必要に応じてさらに他の溝を配設することにより区画することもできる。
そして、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用するタイヤは、上述の各種溝の溝幅等を変えることによりまたは必要に応じてさらに配設される溝により、タイヤ接地面のネガティブ率が調節される。すなわち、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用するタイヤは、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率が35%以上50%未満であり、かつ前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率の差が0%超15%未満である。
したがって、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せでは、センターネガティブ率が35%以上50%未満である前輪タイヤ10および後輪タイヤ20を車両に装着することにより、ウェット走行時の排水性を確保するとともに、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20の、路面に対して接地圧が高く操縦安定性に影響するセンター領域CRでのタイヤ接地面の陸部の剛性が向上するので、ウェット走行時の操縦安定性が改善される。さらに、接地圧の高いセンター領域CRでの陸部の剛性が向上する結果、ウェット走行時において、車両が、例えばコーナリングの際の横方向の力に対する横滑り等が防止されるので、タイヤの偏摩耗が抑制され耐摩耗性が改善される。また、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率の差を0%超15%未満にすることで、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20の剛性のバランスが良好になり、ウェット走行時において、タイヤの排水性を維持しつつ操縦安定性が向上し、耐摩耗性が改善される。なお、前輪タイヤ10または後輪タイヤ20のセンターネガティブ率が35%未満であると、ウェット走行時の排水性が不十分になりハイドロプレーン現象等が発生する。また、前輪タイヤ10または後輪タイヤ20のセンターネガティブ率が50%以上であると、センター領域CRでのタイヤ接地面の陸部の剛性が低下するので、ウェット走行時において、車両が、例えばコーナリング後期の際の横方向の力に対してタイヤの、特に後輪タイヤのグリップ力が不足し横滑りする等、車両の操縦安定性が不十分になり、または耐摩耗性が悪化する。さらに、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率の差が15%以上であると、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20の剛性のバランスが悪化し、ウェット走行時において、例えばコーナリング初期又はコーナリング後期の際の車両の旋回性が不足し、操縦安定性が不十分になり、または耐摩耗性が悪化する。
なお、操縦安定性の向上および排水性確保の観点からは、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率が、40%以上50%未満であり、かつセンターネガティブ率の差が0%超10%未満であることが好ましい。特に同様の観点からは、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のそれぞれのセンターネガティブ率が、40%以上50%未満であり、かつセンターネガティブ率の差が0%超5%以下であることがさらに好ましい。
ここで、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せでは、前輪タイヤ10のセンターネガティブ率が、後輪タイヤ20のセンターネガティブ率より小さくなることが好ましい。上記構成によれば、前輪タイヤ10のセンター領域CRの剛性が確保され、ウェット走行時において、コーナリング初期等における前輪タイヤ10の応答性が向上するとともに、後輪タイヤ20の直進性(車両を真っ直ぐ進ませようとする力)が前輪タイヤ10との関係でバランスがとれ、車両の旋回性を向上することができ、その結果車両の操縦安定性および耐摩耗性が改善される。
また、前輪タイヤ10のショルダーネガティブ率が、後輪タイヤ20のショルダーネガティブ率より3%以上15%未満大きくなることが好ましい。上記構成によれば、ウェット走行時において、前輪タイヤ10でより効果的に排水がなされ、車両の操縦安定性を改善しつつ排水性がより効率的に確保される。なお、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のショルダーネガティブ率の差が3%未満であると、前輪タイヤ10での排水が不十分になる傾向がある。また、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のショルダーネガティブ率の差が15%以上であると、前輪タイヤ10のタイヤ接地面の剛性が低下するとともに後輪タイヤの排水性が不十分になる傾向があり、車両の操縦安定性および耐摩耗性が悪化する恐れがあるためである。なお、操縦安定性の向上および排水性確保の観点から、前輪タイヤ10のショルダーネガティブ率が、後輪タイヤ20のショルダーネガティブ率より3%以上10%未満大きくなることがさらに好ましい。
さらに、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20はそれぞれ、センターネガティブ率が、ショルダーネガティブ率より小さくなることが好ましい。上記構成によれば、センター領域CRでの陸部の剛性が向上し、ウェット走行時において、より効果的に操縦安定性および耐摩耗性が改善されるとともに、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20のショルダー領域SRで排水性をより効率的に向上させることができる。
また、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20全体のタイヤ接地面のネガティブ率が35%以上50%未満であることが好ましい。前輪タイヤ10および後輪タイヤ20全体のタイヤ接地面のネガティブ率が35%以上50%未満になることで、前輪タイヤおよび後輪タイヤのタイヤ接地面の陸部の剛性および排水性のバランスが良好となり、ウェット走行時において、例えばコーナリング初期および後期での車両の旋回性が向上するとともに横滑り等も防止することができ、その結果車両の排水性をさらに効果的に維持しつつ操縦安定性および耐摩耗性がさらに効果的に改善される。なお、操縦安定性の向上および排水性確保の観点から、前輪タイヤ10および後輪タイヤ20の両方のタイヤ接地面の和におけるネガティブ率が40%以上50%未満であることがより好ましい。
そして、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せで使用するタイヤでは、上記のようにタイヤ接地面のネガティブ率を調節すると共に、トレッドパターンについて、図3(a)および(b)を参照して以下に説明するような溝の溝壁構成を有している。すなわち、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せに使用する前輪タイヤ10および後輪タイヤ20は、タイヤ接地面におけるセンター領域内の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、好ましくはタイヤ接地面における前輪中央陸部列1または後輪中央陸部列11の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、溝断面視においてタイヤ接地面の法線Lに対して20度〜60度の角度で傾斜している。
具体的には、前輪タイヤ10は、図1中のa−a線に沿う断面図の図3(a)に示すように、前輪中央陸部列1中の前輪中央陸部7を区画する前輪分岐溝41の溝壁5が、溝断面視において他のタイヤ接地面の法線Lに対してθの角度で傾斜している。さらに、後輪タイヤ20は、図2中のb−b線に沿う断面図の図3(b)に示すように、後輪中央陸部列11中の後輪中央陸部17を区画する後輪周溝13の溝壁15が、溝断面視においてタイヤ接地面の法線Lに対してθの角度で傾斜している。
このように、前輪中央陸部列1を区画する溝3の溝壁5および/または後輪中央陸部列11を区画する溝13の溝壁15の少なくとも一部が、溝断面視において、タイヤ接地面の法線Lに対して20度〜60度のθ、θの角度で傾斜することにより、路面が湿潤状態から乾燥状態に近づきタイヤ接地面の陸部が摩耗した場合、センターネガティブ率が小さくなり、センター領域CRにおける剛性が向上するので、湿潤状態から乾燥状態に移行しつつある路面状況下での操縦安定性および耐摩耗性が改善される。
なお、上記溝壁5または15の傾斜は、前輪中央陸部列1中の全ての前輪中央陸部7または後輪中央陸部列11中の全ての後輪中央陸部17を区画する溝の溝壁に存在することが好ましい。
また、溝壁5および15の傾斜角度は、溝断面視において、傾斜角度を段階的に変化させることもでき、段階的に変化する傾斜角度の一部をタイヤ接地面の法線Lに対して略平行にすることもできる。さらに、溝壁5および15の傾斜角度は、溝断面視において、直線状だけでなく曲線状に傾斜することもできる。なお、溝の溝壁の傾斜角度が変化する場合も、タイヤ接地面の法線Lに対する角度は、タイヤ接地面および溝壁の交点における溝壁に対する法線Lの角度を指す。
さらに、溝の溝壁を、溝断面視においてタイヤ接地面の法線Lに対してθ、θの角度で傾斜させることは、ショルダー領域SRのタイヤ接地面の陸部を区画する溝の溝壁についても適用することができる。また、溝の溝壁を、溝断面視においてタイヤ接地面の法線Lに対してθ、θの角度で傾斜させた場合であっても、他の溝の溝壁を、溝断面視においてタイヤ接地面の法線Lに対して、θ、θの角度以外の角度で傾斜させることもできる。
また、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せで使用するタイヤは、連結溝141が、連結溝141により連結される後輪横溝14の溝深さより浅くなっており、図3(c)に示すように、連結溝141の断面形状が、溝壁および溝の底面が湾曲した略正弦波曲線状になっている。連結溝141の溝深さが後輪横溝14の溝深さより浅くなることで、排水性を維持しつつ、後輪中央陸部17の連結溝141付近の部分の剛性を維持することができる。また連結溝141の断面形状が上記の形状となることにより、後輪中央陸部17および後輪側方陸部18の端部の偏摩耗を抑制することができる。
なお、剛性確保の観点から、連結溝141の溝深さは、後輪横溝14の溝深さの40%〜80%が好ましく、特に、排水性確保の観点から、後輪横溝14の溝深さの50%〜80%がさらに好ましい。
また、連結溝141の断面溝形状は、略正弦波曲線状に限られること無く、特に制限されないが、例えばV字状、U字状等にすることができる。
さらに、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せでは、図1および図2に示すように上記の各種溝の他に前輪副横溝6、後輪副横溝16またはサイプを、必要に応じて任意の数や位置に配設した前輪タイヤ10および後輪タイヤ20を使用することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せは、上記一例に限定されることは無く、本発明のタイヤの装着方法およびタイヤの組合せには、適宜変更を加えることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例になんら限定されるものではない。
(実施例1)
表1に示す諸元で、図1〜3に示すような構成を有するタイヤを試作し、下記の方法で性能を評価した。結果を表1に示す。
(比較例1〜4)
前輪タイヤおよび後輪タイヤのそれぞれのセンター領域およびショルダー領域のタイヤ接地面のネガティブ率を表1に示すように変化させ、前輪タイヤの前輪中央陸部列および後輪タイヤの後輪中央陸部列の溝の溝壁を、タイヤ接地面の法線に対し20度〜60度の角度で傾斜させていない点以外は、実施例1と同様にしてタイヤを試作し、実施例1と同様の方法で性能を評価した。結果を表1に示す。
〈排水性〉
実施例1および比較例1〜4のそれぞれのタイヤを、フロントは4.5−5インチのリム、リアは7.0−5インチのリムに組み付け、タイヤ内圧を120kPaにして車両に装着した。車両(シャーシ)はパイプフレーム製であり、エンジンは2ストロークエンジンである。ドライバーが、水深5mmのプールに速度を変えて進入させ、ハイドロプレーニング現象の発生速度を評価した。比較例1のタイヤについての排水性の評価を100として、指数評価した結果を表1に示す。数値が大きいほどそのタイヤの排水性が良いことを示す。
〈実車性能テスト〉
実施例1および比較例1〜4のそれぞれのタイヤを、フロントは4.5−5インチのリム、リアは7.0−5インチのリムに組み付け、タイヤ内圧を120kPaにして車両に装着した。ドライバーが、コース上が散水されウェット条件にされたテストコース(国内カートコース)を、数周走行し、各ラップを測定した。車両(シャーシ)はパイプフレーム製であり、エンジンは2ストロークエンジンである。コース上を走行し、各ラップタイムの平均タイムおよびベストタイムの結果を表1に示す。平均タイムおよびベストタイムが短いほど、操縦安定性が良いことを示す。
〈耐摩耗性〉
実施例1および比較例1〜4のそれぞれのタイヤを、フロントは4.5−5インチのリム、リアは7.0−5インチのリムに組み付け、タイヤ内圧を120kPaにして車両に装着した。車両(シャーシ)はパイプフレーム製であり、エンジンは2ストロークエンジンである。ドライバーが、コース上が散水されウェット条件にされたテストコース(国内カートコース)を、数周走行させ、偏摩耗が発生するまでの走行距離を評価した。比較例1のタイヤについての評価を100として、指数評価した結果を表1に示す。数値が大きいほどそのタイヤの偏摩耗が抑えられ、耐摩耗性が良いことを示す。
〈ドライバーによるフィーリング評価〉
実車性能テストを行ったドライバーが、実施例1および比較例1のそれぞれのタイヤを装着した車両を走行した結果をフィーリングにより評価した。結果を以下に記載する。
Figure 0005898989
*1 溝の溝壁が、溝断面視においてタイヤ接地面の法線に対して20度〜60度の角度で傾斜しているか否かを指す。
〈ドライバーによるフィーリング評価の結果〉
実施例1の前輪タイヤについては、グリップ感が高く、ステアリングをきった時の応答性が良いため、ブレーキングポイントを比較例1よりも奥に設定することができた。実施例1の後輪タイヤについては、グリップ感が比較例1と比較して高くなったことで、コーナー出口でのスライドは比較例1と比較し小さくなった。
表1および〈ドライバーによるフィーリング評価の結果〉より、実施例1のタイヤを装着した車両は、比較例1〜4のタイヤを装着した車両と比較し、排水性を維持しつつ操縦安定性および耐摩耗性が改善されていることがわかる。
本発明によれば、競技用、特にレーシングカート用に好適な、ウェット走行時において、排水性を維持しつつ操縦安定性を向上させ、耐摩耗性を改善させたタイヤの装着方法およびタイヤの組合せを提供することができる。
1 前輪中央陸部列
2 前輪側方陸部列
3 前輪周溝
4 前輪横溝
5 溝壁
6 前輪副横溝
7 前輪中央陸部
8 前輪側方陸部
10 前輪タイヤ
11 後輪中央陸部列
12 後輪側方陸部列
13 後輪周溝
14 後輪横溝
15 溝壁
16 後輪副横溝
17 後輪中央陸部
18 後輪側方陸部
20 後輪タイヤ
31 前輪周溝の頂点部
41 分岐溝
141 連結溝
CL タイヤ赤道線
CR センター領域
L タイヤ接地面に対する法線
SR ショルダー領域
T タイヤ接地幅

Claims (6)

  1. 前輪タイヤおよび後輪タイヤを車両のそれぞれ前輪および後輪に装着するタイヤの装着方法であって、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれのタイヤ接地面において、タイヤ赤道線を中心に挟んでタイヤ接地幅の25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域とし、該センター領域の両側のタイヤ幅方向領域をショルダー領域とし、前記センター領域のネガティブ率をセンターネガティブ率と称し、前記ショルダー領域のネガティブ率をショルダーネガティブ率と称するとき、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率が35%以上50%未満であり、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率の差が0%超15%未満であり、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤはそれぞれ、前記センターネガティブ率が、前記ショルダーネガティブ率より小さいことを特徴とする、タイヤの装着方法。
  2. 前記前輪タイヤの前記センターネガティブ率が、前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率より小さい、請求項1に記載のタイヤの装着方法。
  3. 前記前輪タイヤの前記ショルダーネガティブ率が、前記後輪タイヤの前記ショルダーネガティブ率より3%以上15%未満大きい、請求項1または2に記載のタイヤの装着方法。
  4. 前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤ全体のタイヤ接地面のネガティブ率が35%以上50%未満である、請求項1ないしのいずれかに記載のタイヤの装着方法。
  5. 前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率を規定し、前記タイヤ接地面における前記センター領域内の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、溝断面視において前記タイヤ接地面の法線に対して20度〜60度の角度で傾斜している、請求項1ないしのいずれかに記載のタイヤの装着方法。
  6. 車両のそれぞれ前輪および後輪に装着する前輪タイヤおよび後輪タイヤからなるタイヤの組合せであって、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれのタイヤ接地面において、タイヤ赤道線を中心に挟んでタイヤ接地幅の25%の幅のタイヤ幅方向領域をセンター領域とし、該センター領域の両側のタイヤ幅方向領域をショルダー領域とし、前記センター領域のネガティブ率をセンターネガティブ率と称し、前記ショルダー領域のネガティブ率をショルダーネガティブ率と称するとき、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率が35%以上50%未満であり、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤのそれぞれの前記センターネガティブ率の差が0%超15%未満であり、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤはそれぞれ、前記センターネガティブ率が、前記ショルダーネガティブ率より小さく、
    前記前輪タイヤおよび前記後輪タイヤの前記センターネガティブ率を規定し、前記タイヤ接地面における前記センター領域内の陸部を区画する溝の溝壁の少なくとも一部が、溝断面視において前記タイヤ接地面の法線に対して20度〜60度の角度で傾斜していることを特徴とするタイヤの組合せ。
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