JP5898335B2 - コンピューティングモジュールのための再構成可能なシェルフ - Google Patents

コンピューティングモジュールのための再構成可能なシェルフ Download PDF

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Description

オンライン小売業者、インターネットサービスプロバイダ、検索プロバイダ、金融機関、大学および他のコンピューティング集約型の団体のような団体は、しばしば、大規模コンピューティング施設からコンピュータ操作を行う。そのようなコンピューティング施設は、団体の運営を行うために必要とされるデータを処理し、記憶し、交換するために、大量のサーバ、ネットワークおよびコンピュータ機器を格納し、収容する。典型的には、コンピューティング施設のコンピュータルームは、多くのサーバラックを含む。さらに、各サーバラックは、多くのサーバと、関連付けられたコンピュータ機器とを含む。
コンピュータシステムは、典型的には、無駄な熱を発生する複数の構成要素を含む。そのような構成要素は、プリント回路板、大容量ストレージデバイス、電源およびプロセッサを含む。たとえば、マルチプロセッサをもついくつかのコンピュータは、250ワットの無駄な熱を発生することがある。いくつかの既知のコンピュータシステムは、複数のそのような大型のマルチプロセッサコンピュータを含み、それらは、ラックマウント型構成要素を構成し、次いで、その後、ラックシステム内に置かれる。いくつかの既知のラックシステムは、40個のそのようなラックマウント型構成要素を含み、したがって、そのようなラックシステムは、10キロワット程度の無駄な熱を発生する。さらに、いくつかの既知のデータセンターは、複数のそのようなラックシステムを含む。
多くのサーバ設計において、ハードディスクドライブ、回路板アセンブリ、電源および他の構成要素を配列すると、ラックにかなりの量の無駄なスペースが残る。この無駄なスペースは、特にラックの多くのサーバにわたって増幅されると、システムの計算容量または記憶容量を不十分にする結果となり得る。さらに、いくつかのラックシステムでは、ラックにおいて達成されるコンピューティングデバイスの密度は、データポート、電力または冷却能力のような、ラック内で利用可能なリソースのすべてを利用するには低すぎることがある。
多くのサーバ設計では、各サーバは、固定量のコンピューティング能力(たとえば、固定数のCPU)と、固定量のデータ記憶能力とを有する。そのようなサーバ設計を使用するラックシステムでは、コンピューティングシステムは、特定の適用例について、コンピューティングリソースとデータ記憶リソースとの最適な混合を有していないことがある。たとえば、コンピューティングシステムは、データ記憶能力に対して、比較的過剰な計算能力を有することがあり、あるいは、逆の場合もある。
ハードディスクドライブは、熱を発生するモータと電子構成要素とを含む。サーバの連続動作を維持するために、この熱の一部または全部をハードディスクドライブから除去しなければならない。データルーム内のハードディスクドライブによって発生された熱の量は、特にハードディスクドライブのすべてが常に完全に起動している場合には、かなりの量となり得る。
ラックの電気システムは、電力能力、冷却能力およびネットワークデータ交換能力のようなリソースを消費する。典型的なデータセンターでは、各ラックは、利用可能な各リソースには限りがあり得る。特定のラックの電気システムが、ラックが利用可能なリソースよりも多くのリソースの必要とする場合、過負荷が生じ得る。たとえば、ラックの電力分配システムにプラグ接続された電気負荷が多すぎる場合、過負荷に起因して、電力分配システムが故障することがある(たとえば、回路遮断器がトリップすることがある)。
共通のシェルフモジュール上に計算モジュールとデータ記憶モジュールと電力モジュールとを含むラックマウント可能なコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す部分分解図である。 ラックシステムに設置することができる電気モジュールの1つの実施形態を示す図である。 モジュールアセンブリを含むコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す図である。 シェルフモジュールに設置することができる計算モジュールの1つの実施形態を示す図である。 1つの実施形態による計算モジュールの部分分解図である。 データ記憶モジュールの1つの実施形態を示す図である。 電力モジュールのセットの1つの実施形態を示す図である。 コンピューティングシステムのためのシェルフモジュールの1つの実施形態を示す図である。 複数の部分幅コンピューティングデバイスのための別個のスロットと、電源モジュールのためのスロットとを含むシェルフモジュールの1つの実施形態を示す図である。 シェルフモジュールにおけるデータ記憶モジュールのマウントの1つの実施形態を示す図である。 別の配列のモジュールを有するコンピューティングシステムを示す図である。 計算モジュールと2ディープデータ記憶モジュールとを含むコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す図である。 高さが異なるコンピューティングデバイスと電源モジュールとのラック設置の1つの実施形態を示す図である。 構成可能なシェルフモジュールを使用してコンピューティングリソースを提供する1つの実施形態を示す図である。 電気モジュールが互いに結合され、ラックに設置された、コンピューティングリソースを提供する図である。 スペースに基づいて、ラックシステムにおいてリソースを割り振る1つの実施形態を示す図である。 電力リソースおよび冷却リソースについてのリソースバジェットを確立することを含む一実施形態を示す図である。 冷却空気割振りの最小インピーダンス曲線のセットの一例を示す図である。 電気モジュールを含むラックシステム中で空気流を冷却する1つの実施形態を示す側面図である。 コンピューティングシステム中のコンピューティングデバイスからの熱の除去の1つの実施形態を示す図である。
本発明は、様々な修正および代替形態が可能であるが、その特定の実施形態は、例として図面に示され、本明細書に詳細に記載される。ただし、その図面および詳細な説明は、開示される特定の形態に本発明を限定することを意図するものではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨および範囲に含まれるすべての修正、等価物および代替形態を網羅することを意図するものであることを理解されたい。本願明細書で使用される表題は、系統立てることのみを目的とし、明細書または特許請求の範囲を限定するために使用されるものではない。本出願全体にわたって使用される場合、「may(することができる/することがある)」という単語は、義務的な意味(すなわち、「しなければならない」という意味)ではなく、寛容な意味(すなわち、「可能性ある」という意味)で使用される。同様に、「include(を含む)」、「including(を含む)」および「includes(を含む)」という単語は、限定的でなく、「を含むこと」を意味する。
コンピューティングシステムならびにコンピューティング動作を実行するためのシステムおよび方法の様々な実施形態を開示する。1つの実施形態によれば、コンピューティングシステムは、ラックと、ラックに結合するシェルフモジュールと、2つ以上の電気モジュールとを含む。シェルフモジュールは、電気モジュールを受けるためのスロットを形成する2つ以上のシェルフ部材を含む。シェルフ部材は、スロットの幅を変えるために調整可能である。シェルフ部材は、高さがラックユニットの1/4の倍数である2つ以上の部分幅スロットの列を形成するために調整可能であり得る。電気モジュールは各々、シェルフモジュールと結合するシャーシを含み得る。電気モジュールは、部分幅スロット中にマウントされ得る。
1つの実施形態によれば、コンピューティングシステムは、シェルフモジュールと2つ以上の電気モジュールを含む。シェルフモジュールは、ラックにマウントする。シェルフモジュールは、電気モジュールを受けるための部分幅スロットを形成するシェルフ部材を含む。シェルフ部材は、スロットの幅および高さを変えるために調整可能である。電気モジュールは各々、シェルフモジュールと結合するシャーシを含み得る。電気モジュールは、部分幅スロットの中にマウントされ得る。
1つの実施形態によれば、シェルフモジュールは、ラック中で結合するフレームと、フレームに結合された2つ以上のシェルフ部材とを含む。シェルフ部材は、電気モジュールを受けることのための、部分幅スロットを形成することができる。シェルフ部材は、スロットの幅および高さを変えるために調整可能である。
1つの実施形態によれば、システムは、ラックと、ラックに結合された2つ以上のシェルフマウント型コンピューティングシステムとを含む。シェルフマウント型システムの各々は、シェルフモジュールおよび2つ以上の電気モジュールを含む。シェルフモジュールは、調整可能なシェルフ部材を有する。シェルフマウント型コンピューティングシステムのうちの少なくとも1つは、ラック中のシェルフマウント型コンピューティングシステムのうちの少なくとも1つの他のコンピューティングシステムとは異なるスロット配列を有する。
1つの実施形態によれば、コンピューティングリソースを提供する方法は、シェルフモジュールに部分幅スロットを形成するために2つ以上のシェルフ部材を配置することと、シェルフモジュールのスロットの中に2つ以上の電気モジュールを設置することとを含む。
1つの実施形態によれば、モジュラーコンピューティングシステムは、計算モジュールシャーシを含む1つまたは複数の計算モジュール、データ記憶モジュールシャーシを含む1つまたは複数のデータ記憶モジュール、および電力モジュールシャーシを含む1つまたは複数の電力モジュールを含む電気モジュールと、シェルフモジュールとを含む。シェルフモジュールは、ラックに設置することができる。シェルフモジュールは、計算モジュール、データ記憶モジュールおよび電力モジュールを受けることができる部分幅スロットを含む。電気モジュールの少なくともいくつかは、シェルフモジュールの中に受けることができるモジュールアセンブリを形成するために、互いに結合することができる。
1つの実施形態によれば、モジュラーコンピューティングシステムは、2つ以上の電気モジュールを含む。電気モジュールは各々、電気モジュールをラックのスロットへとスライドさせるためのシェルフマウント部分を有するモジュールシャーシを含むことができる。電気モジュールは、ラックの1つまたは複数のスロットにスライドすることができるモジュールアセンブリを形成するために、互いに結合することができる。
1つの実施形態によれば、電気モジュールは、シェルフマウント部分と結合部分とを有するモジュールシャーシを含む。シェルフマウント部分は、シェルフ上に電気モジュールをマウントするために使用することができる。結合部分は、結合されたモジュールをラックのスロットの中に設置することができるように、電気モジュールを1つまたは複数の他の電気モジュールと結合してモジュールアセンブリを形成することができる。
1つの実施形態によれば、計算モジュールは、マウント部分を有するスレッドと、回路板アセンブリと、プロセッサと、(3.5インチハードディスクドライブであり得る)データ記憶デバイスとを含む。マウント部分は、ラックに計算モジュールをマウントするために使用され得る。計算モジュールの高さはより大きく、計算モジュールの高さは、1/2Uよりも大きい。計算モジュールは、ラックの3/4Uスロットの中に設置され得る。
1つの実施形態によれば、コンピューティングリソースを提供する方法は、1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために2つ以上の電気モジュールを互いに結合することを含む。モジュールアセンブリの結合された電気モジュールは、ラックのスロットのレール上にモジュールをマウントするためのマウント部分を含み得る。結合された電気モジュールは、ラックのスロットの中に設置される。
1つの実施形態によれば、ラックシステムにおいてリソースを割り振る方法は、ラックシステムのための1つまたは複数の電力リソースの利用可能量と、ラックシステムのための1つまたは複数の冷却リソースの利用可能量とを評価することを含む。ラックシステム中の規定量のラックスペースに対して、電力リソースの1つまたは複数についてのバジェット量と、冷却リソースのうちの1つまたは複数についてのバジェット量とを確立する。電気モジュールは、特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用される電力の量が電力リソースのバジェット量以内に維持されるように、かつ、特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用される冷却リソースの量が冷却リソースのバジェット量以内に維持されるように、規定量のラックスペースを有するラックシステムの特定のスペースに展開される。
1つの実施形態によれば、ラックシステムにおいてリソースを割り振る方法は、ラックシステム中の規定量のラックスペースに対して、リソースのバジェット量を確立することを含む。1つまたは複数の電気モジュールは、特定のラックスペース中の1つまたは複数の電気モジュールによって使用されるリソースの量がリソースのバジェット量以内に維持されるように、規定量のラックスペースを有するラックシステムの特定のスペースに展開される。
1つの実施形態によれば、ラックシステムにおいて電力を割り振る方法は、ラックシステム中の規定量のラックスペースについての電力のバジェット量を確立することと、特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用される電力の量が電力のバジェット量以内に維持されるように、規定量のラックスペースを有するラックシステムの特定のスペースに、電気モジュールを展開することとを含む。
1つの実施形態によれば、ラックシステムにおいて冷却リソースを割り振る方法が、ラックシステム中の規定量のラックスペースについての冷却リソースのバジェット量を確立することと、特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用される冷却リソースの量が冷却リソースのバジェット量以内に維持されるように、規定量のラックスペースを有するラックシステム中の特定のスペースに、電気モジュールを展開することとを含む。
本明細書で使用される場合、「シャーシ」は、別のエレメントを支持する、または他のエレメントをマウントすることができる構造またはエレメントを意味する。シャーシは、フレーム、シート、プレート、ボックス、チャネルまたはそれらの組合せを含む任意の形状または構造を有し得る。いくつかの実施形態では、シャーシは、シェルフまたは他のマウント構造上のラックに、またはそこからスライドするスレッドである。1つの実施形態では、シャーシは、1つまたは複数のシートメタル部品で作製される。コンピューティングデバイスのシャーシは、回路板アセンブリ、電源ユニット、データ記憶デバイス、ファン、ケーブル、およびコンピューティングデバイスの他の構成要素を支持することができる。
本明細書で使用される場合、「半幅コンピューティングデバイス」は、標準的なラックスロットの1/2以下の幅であるコンピューティングデバイスを意味する。この定義の目的上、コンピューティングデバイスの幅には、使用中にラックの垂直マウンティングポストに接触する側面の耳部またはタブのような、ラックの開口部を越えて横方向に延びたマウンティングエレメントは含まれない。
本明細書で使用される場合、「半幅シャーシ」は、標準的なラックスロットの1/2以下の幅であるシャーシを意味する。この定義の目的上、シャーシの幅には、使用中にラックの垂直マウンティングポストに接触する側面の耳部またはタブのような、ラックの開口部を越えて横方向に延びたマウンティングエレメントは含まれない。
本明細書で使用される場合、「ラックユニット」または「U」は、ラック中の標準的な間隔の測度を指す。1「ラックユニット」または1「U」は、名目上、1.75インチである。本明細書で使用される場合、「ラックユニット」または「U」に基づく間隔、寸法およびピッチは、製造公差のような許容差を考慮に入れることができる。
本明細書で使用される場合、「シェルフ」は、対象物を載置することができる任意のエレメントまたはエレメントの組合せを意味する。シェルフは、たとえば、プレート、シート、トレイ、ディスク、ブロック、グリッドまたはボックスを含み得る。シェルフは、長方形、正方形、円形、または別の形状とすることができる。いくつかの実施形態では、シェルフは、1つまたは複数のレールであり得る。
本明細書で使用される場合、「スタック」は、1つのエレメントが、少なくとも部分的に別のエレメントを覆って、または、少なくとも部分的に別のエレメントの上に配置されるエレメントの任意の配列を含む。たとえば、ハードディスクドライブのスタックは、1つをもう1つの上に配列した2つ以上のハードディスクドライブを含み得る。「スタック」は、必ずしも、スタックの上側エレメントがスタックの下側エレメントの上に載置されているものではない。たとえば、いくつかの実施形態では、ハードディスクドライブのスタックにおけるハードディスクドライブの各レベルは、シャーシまたはトレイ(たとえば、スタックの各レベルにあるシャーシの壁のレッジ)によって別々に支持される。さらに、「スタック」は、必ずしも、エレメントが互いに対して垂直方向に正確に整列しているものではない。いくつかの場合には、スタック中のエレメント同士の間に、(エアギャップのような)ギャップを設けることができる。たとえば、ハードディスクドライブのスタック中のハードディスクドライブ同士の間にエアギャップが提供され得る。
本明細書で使用する場合、「標準的な」は、業界標準のような1つまたは複数の標準に一致することを意味する。いくつかの実施形態では、標準的なラックスロットは、19インチ幅である。
本明細書で使用される場合、「空気処理システム」は、1つまたは複数のシステムまたは構成要素に空気を供給するまたは移動させる、あるいはそこから空気を除去するシステムを意味する。
本明細書で使用される場合、「空気移動デバイス」は、空気を移動させることができる任意のデバイス、エレメント、システムまたはそれらの組合せを含む。空気移動デバイスの例として、ファン、送風機および圧縮空気システムが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「アイル」は、1つまたは複数のエレメント、デバイスまたはラックの隣のスペースを意味する。
本明細書で使用される場合、「コンピューティング」は、計算、データ記憶、データ検索または通信のような、コンピュータによって実行することができる任意の動作を含む。
本明細書で使用される場合、「コンピューティングデバイス」は、コンピュータシステムまたはその構成要素のような、コンピューティング動作をその中で実行することができる様々なデバイスのうちのいずれかを含む。コンピューティングデバイスの1つの例は、ラックマウント型サーバである。本明細書で使用される場合、「コンピューティングデバイス」という用語は、当技術分野でコンピュータと呼ばれるような集積回路にのみ限定されるものではなく、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路および他のプログラム可能な回路を含むデバイスを広く指し、本明細書では、これらの用語は互換的に使用される。コンピューティングデバイスのいくつかの例として、電子商取引サーバ、ネットワークデバイス、電気通信機器、医療機器、電力管理制御デバイス、およびプロ用オーディオ機器(デジタル、アナログまたはそれらの組合せ)が挙げられる。様々な実施形態では、メモリは、限定的ではなく、ランダムアクセスメモリ(RAM)のようなコンピュータ可読媒体を含み得る。代替的には、コンパクトディスク−読取り専用メモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)および/またはデジタル多用途ディスク(DVD)を使用することができる。また、追加の入力チャネルは、マウスおよびキーボードのようなオペレータインターフェースに関連付けられたコンピュータ周辺機器を含み得る。代替的には、たとえば、スキャナを含み得る他のコンピュータ周辺機器を使用してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、追加の出力チャネルは、オペレータインターフェースモニタおよび/またはプリンタを含み得る。
本明細書で使用される場合、「計算モジュール」は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを含むモジュールを意味する。
本明細書で使用される場合、「データセンター」は、コンピュータ操作が行われる任意の施設または施設の一部分を含む。データセンターは、特定の機能に専用の、または複数の機能を行うサーバを含み得る。コンピュータ操作の例として、情報処理、通信、試験、シミュレーション、電力分配制御、および作業制御が挙げられる。
本明細書で使用される場合、空気を「ダイレクト」するは、スペース中の領域またはポイントなどに空気を方向づけるまたは流すことを含む。様々な実施形態では、空気を方向づけるための空気移動は、高圧領域、低圧領域、または高圧領域と低圧領域との組合せを生成することによって誘起され得る。たとえば、空気は、シャーシの底部に低圧領域を生成することによって、シャーシ内で下向きに方向づけられ得る。いくつかの実施形態では、空気は、ベーン、パネル、プレート、バッフル、パイプまたは他の構造エレメントを使用して方向づけられる。
本明細書で使用される場合、「部材」は、単一のエレメントまたは2つ以上のエレメントの組合せを含む(たとえば、部材は、互いに固定された2つ以上のシートメタル部品を含み得る)。
本明細書で使用される場合、「モジュール」は、構成要素、または互いに物理的に結合された構成要素の組合せである。モジュールは、コンピュータシステム、回路板、ラック、送風機、ダクトおよび電力分配ユニットのような機能エレメントおよびシステム、ならびに、ベース、フレーム、ハウジングまたはコンテナのような構造エレメントを含み得る。
本明細書で使用される場合、「モジュールアセンブリ」は、2つ以上のモジュールのアセンブリを含む。
本明細書で使用される場合、「主に水平」は、垂直と比較すると水平であることを意味する。設置されたエレメントまたはデバイスのコンテキストでは、「主に水平」は、設置幅が設置高さよりも大きいエレメントまたはデバイスを含む。
本明細書で使用される場合、「主に垂直」は、水平と比較すると垂直であることを意味する。設置されたエレメントまたはデバイスのコンテキストでは、「主に垂直」は、設置高さが設置幅よりも大きいエレメントまたはデバイスを含む。
本明細書で使用される場合、「ラック」は、ラック、コンテナ、フレーム、あるいは、1つまたは複数のコンピューティングデバイスを収容するまたは物理的に支持することができる他のエレメントまたはエレメントの組合せを意味する。
本明細書で使用される場合、「ラックスペース」は、ラック中のスペース量を意味する。ラックスペースは、高さ×幅に基づくラックの面積に換算して規定され得る。たとえば、ラックスペースは、スロットの幅×スロットの高さによって規定され得る。たとえば、ラックスペースは、標準的なラックのスロットの全幅×ラックスペースの高さのラックユニット数に対応し得る。したがって、標準的なスロットの半分の幅であり、高さが3.0ラックユニットであるスロットは、標準的なスロットの全幅であり、高さが1.5ラックユニットであるスロットと同じ量のラックスペースを有する。
本明細書で使用される場合、「ルーム」は、建築物の部屋またはスペースを意味する。本明細書で使用される場合、「コンピュータルーム」は、ラックマウント型サーバのようなコンピューティングデバイスを操作する建築物の部屋を意味する。
様々な実施形態では、コンピューティングシステムは、ラックと、ラック中のシェルフモジュールと、シェルフモジュール中の電気モジュールとを含む。シェルフモジュールは、様々な電気モジュールを受けるように再構成可能であり得る。シェルフモジュールのシェルフ部材は、電気モジュールを受けるためのスロットを形成するように構成可能であり得る。いくつかの実施形態では、シェルフモジュールは、高さが1/4のラックユニットの倍数であるスロットを生成するように構成可能である。1つの実施形態では、シェルフモジュールは、高さがラックユニットの3/4であるスロットを生成するように構成可能である。
ある特定の実施形態では、シェルフモジュール中の様々な電気モジュールは、様々な機能を実行する。たとえば、コンピューティングシステムは、コンピューティングを実行するいくつかのモジュール、データを記憶するいくつかのモジュール、およびコンピューティングシステム中の他のモジュールに電力を供給するいくつかのモジュールを含み得る。いくつかの実施形態では、様々な機能を行うモジュールは、ラックに設置する前にモジュールアセンブリに組み付けられる。いくつかの実施形態では、ラック中の様々なモジュールのセットは、様々なモジュールアセンブリを生成するために、結合解除および再配列され得る。ある特定の実施形態では、モジュールは、コンピューティングシステムにグラフィック機能を提供することができる。
いくつかの実施形態では、モジュールアセンブリの様々なモジュールは、互いに電気的に結合される。結合されたモジュールを組み合わせて、コンピューティングシステムを形成することができる。たとえば、計算モジュールは、物理的かつ電気的に、2つ以上のデータ記憶モジュールおよび1つの電力モジュールに結合され得る。モジュールアセンブリの電力モジュールは、計算モジュールおよびデータ記憶モジュールに電力を供給することができる。計算モジュールは、データ記憶モジュール上のデータにアクセスすることができる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムは、ラックの標準的なスロットの半分以下の幅であるシャーシ上に、水平方向に配向された回路板をもつ計算モジュールを含む。シャーシは、たとえば、米国電子工業会EIA−310による標準的な19インチラックのスロットの半分以下の幅であり得る。各計算モジュールは、別個のシャーシ上に提供され得る。2つの計算モジュールは、1つずつ隣り合わせに、2ディープ以上となるように(たとえば、所与のスロット内で1つのモジュールが別のモジュールの後ろになるように)、あるいは両方をラックの様々なレベルのそれぞれに配置することができる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムは、ラックの標準的なスロットの半分以下の幅であるシャーシ上に、データ記憶モジュールを含む。シャーシは、たとえば、米国電子工業会EIA−310による標準的な19インチラックのスロットの半分以下の幅であり得る。各データ記憶モジュールは、別個のシャーシ上に提供され得る。2つ以上のデータ記憶モジュールは、1つずつ隣り合わせに、2ディープ以上となるように(たとえば、所与のスロット内で1つのモジュールが別のモジュールの後ろになるように)、あるいは両方をラックの様々なレベルのそれぞれに配置することができる。各データ記憶モジュールは、ハードディスクドライブのような、1つまたは複数の大容量ストレージデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、データ記憶モジュールの高さは、ラックユニットの3/4以下である。
いくつかの実施形態では、データ記憶モジュールは、ハードディスクドライブのような2つ以上の大容量ストレージデバイスの1つまたは複数のスタックを含む。半幅のコンピューティングデバイスの高さは、1Uよりも大きい。1つの実施形態では、各コンピューティングデバイスの高さは約1.5Uである。
いくつかの実施形態では、3ラックユニットシェルフは、4つの3/4ラックユニットレベルへと再分割される。シェルフは、複数のスレッド幅が可能になるように様々な幅スペースを提供するために水平方向に移動させることができる垂直パーティションを含み得る。システム中の様々なスレッドは、ユニット全体としてのサーバを、複数の機能モジュールに分割することができる。各スレッドは、3/4ラックユニットの倍数を使用することができる。機能モジュールの各々のためのスレッドは、互いに結合する(たとえば、互いにラッチ係合する)ことができる。モジュールの間に、電力およびデータの相互接続が提供され得る。いくつかの実施形態では、異なるモジュールは、シェルフとの共通インターフェースを有する(たとえば、3/4Uデータ記憶モジュールは、3/4U計算モジュールまたは3/4Uグラフィックモジュールと互換性がある)。ある特定の実施形態では、スレッドの様々な組合せは、事前承認されたスレッドから複数のサーバSKUを構築するために、混合され、マッチングされる。
図1は、共通のシェルフモジュール上に計算モジュールとデータ記憶モジュールと電力モジュールとを含むラックマウント可能なコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す部分分解図である。コンピューティングシステム100は、計算モジュール102と、電力モジュール104と、データ記憶モジュール106と、シェルフモジュール108とを含む。シェルフモジュール108は、ラックの中にマウントされ得る。
シェルフモジュール108は、シェルフフレーム110と、垂直シェルフ部材112と、水平シェルフ部材114を含む。シェルフフレーム110と垂直シェルフ部材112と水平シェルフ部材114とを組み合わせて、シェルフモジュール108にスロット118を規定することができる。
いくつかの実施形態では、シェルフモジュールのスロットのサイズ、形状および配列は、シェルフ部材を移動させること、シェルフ部材を追加すること、およびシェルフ部材を取り去ることによって変えることができる。たとえば、図1に示したシェルフモジュール108では、垂直シェルフ部材112および水平シェルフ部材114は、シェルフフレーム110中で調整可能であり得る。たとえば、シェルフフレーム110の幅に沿って、垂直シェルフ部材112を再配置することができる。シェルフフレーム110の幅に沿って、水平シェルフ部材114を再配置することができる。さらに、垂直シェルフ部材および水平シェルフ部材を、追加または除去してもよい。
計算モジュール102と、電力モジュール104と、データ記憶モジュール106とが、シェルフモジュール108中で支持される。計算モジュール102、電力モジュール104およびデータ記憶モジュール106の各々は、別個のシャーシを有し得る。
いくつかの実施形態では、シェルフモジュールのスロット中のモジュールのセットは、互いに結合される。結合されたモジュールのセットは、モジュールアセンブリを形成することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、図1に示したスロット118の各々の中にあるモジュールのセットを、シェルフモジュール108から一緒に引き出すことができる。いくつかの実施形態では、モジュールアセンブリは、シェルフの中からラックの前面に向かってモジュールアセンブリをスライドさせることによって、引き出される。
図1に示す実施形態では、スロット118の各々は、計算モジュール102のうちのただ1つと、4つのハードディスクドライブを含む1つのデータ記憶モジュール106とを収容する。1つの実施形態では、各計算モジュール102は、その同じスロットの中にあるデータ記憶モジュール106のうちの1つに物理的かつ電気的に結合される。ただし、ある特定の実施形態では、計算モジュールは、この計算モジュールとは異なるスロットの中にあるデータ記憶モジュールに結合され、そのデータ記憶モジュール上のデータにアクセスすることができる。さらに、計算ノードは、任意の数のコンピューティングデバイス、ハードディスクドライブ、電源ユニットまたは他の構成要素を有し得る。
いくつかの実施形態では、計算モジュールのシャーシは、標準的な19インチラックの幅の半分以下である。したがって、ラックの全幅の標準的なスロットの中に、2つの計算モジュールを並べてマウントすることができる。計算モジュール102のマザーボードの幅は、シャーシの幅よりも小さいことがある。1つの実施形態では、計算モジュールのマザーボードの幅は、約6.3インチである。
図2は、ラックシステムに設置することができる電気モジュールの1つの実施形態を示す図である。電気モジュール117は、計算モジュール102と、電力モジュール104と、データ記憶モジュール106とを含む。ラックシステム中のシェルフモジュールまたは他のマウント構造の1つまたは複数のスロットに、電気モジュールを独立して設置することを可能にするために、電気モジュール117の各々は、タブまたはガイドのような、それ自体のマウント設定を含み得る。
1つまたは複数の計算モジュール102、1つまたは複数のデータ記憶モジュール106および1つまたは複数の電力モジュール104の様々な組合せを、ラック中でコンピューティングシステムとして動作するように組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、電気モジュール117のうちの2つ以上は、ラックシステムに設置する前に、モジュールアセンブリを形成するために互いに結合される。図3は、モジュールアセンブリを含むコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す図である。コンピューティングシステム119は、モジュールアセンブリ121と、電力モジュール104とを含む。モジュールアセンブリ121はそれぞれ、計算モジュール102と、データ記憶モジュール106とを含む。計算モジュール102は、ラックシステムのスロットの中にモジュールアセンブリ121を設置する前に、データ記憶モジュール106に結合され得る。モジュールアセンブリ121の各々および電力モジュール104は、別々にラックシステムに設置され、そこから除去することができる。モジュールアセンブリ121は、電気モジュールがラック中で2ディープ以上となるように設置することができる。モジュールアセンブリ121は、データ記憶モジュール106が同じスロットに挿入されるように設置することができ、データ記憶モジュール106がスロットに入った状態で、その後、計算モジュール102が同じスロットに挿入される。
ある特定の実施形態では、隣接するシャーシは、相補型結合部分を含む。この相補型結合部分を使用して、モジュールを互いに対して接続することができる。ある特定の実施形態では、隣接するモジュールは、互いに対してモジュールを結合するためのインターロックフィーチャを有する。たとえば、隣接するシャーシの結合部分は、インターロック溝、チャネル、リッジ、リップ、ボタン、ソケットなどを有し得る。1つの実施形態では、隣接するモジュールは、スナップ嵌合する。ある特定の実施形態では、隣接するモジュールの相補型結合部分は干渉嵌合で結合する。
図4は、シェルフモジュールに設置することができる計算モジュールの1つの実施形態を示す図である。図5は、1つの実施形態による図4に示した計算モジュールの部分分解図を示す。計算モジュール102の各々は、このシステムのための1つまたは複数の計算ノードとして機能し得る。計算モジュール102は、マザーボードアセンブリ120を含む。マザーボードアセンブリ120は、データ記憶モジュール106のようなデータ記憶モジュールのディスクドライブアレイにおいてデータ記憶デバイスに結合される。マザーボードアセンブリ120は、ディスクドライブアレイのハードディスクドライブ上のデータを制御し、そのデータにアクセスすることができる。
マザーボードアセンブリ120は、回路板134と、プロセッサ136と、DIMMスロット137と、I/Oコネクタ140とを含む。マザーボードアセンブリ120は、様々な他の半導体デバイス、レジスタおよび他の熱生成構成要素を含み得る。マザーボードアセンブリ120は、シャーシ126の他の構成要素および/またはシャーシ126の外部の構成要素とともに、互いにおよびハードディスクドライブのような外部構成要素と連携して、コンピューティングデバイスとして動作することができる。たとえば、計算モジュール102は、ファイルサーバであり得る。
図5に示すように、コンピューティングデバイスは、2つ以上のプロセッサを有し得る。いくつかの実施形態では、2つ以上のプロセッサは、単一のマザーボードアセンブリ上に提供される。ある特定の実施形態では、プロセッサは、マザーボードアセンブリの全幅にわたって互い違いに配置される。1つの実施形態では、DIMMの列は、互い違いに配置されたプロセッサに対して相補的な互い違いとなる位置に置かれる。たとえば、図5では、DIMMの互い違いに配置された列は、プロセッサ136に対して相補的な配列で配置される。
いくつかの実施形態では、プロセッサ136の各々の上に、ヒートシンクがマウントされる。ヒートシンクは、計算モジュール102の動作中、プロセッサ136からの熱を、計算モジュール102の上を流れる空気に伝えることができる。マザーボードアセンブリ120上のDIMMスロット137のうちのいずれかまたはすべてに、DIMMを設置することができる。いくつかの実施形態では、DIMMは、ロープロファイルDIMMである。1つの実施形態では、DIMMSは、高さが3/4ラックユニットであるスロットの中に全高の計算モジュール102を設置することができるように設置される。
マザーボードアセンブリ120は、任意の好適な様式でシャーシ126に取り付けることができる。1つの実施形態では、マザーボードアセンブリは、ねじを使用してシャーシに取り付けられる。
図4および図5に示した実施形態では、シャーシ126は、計算モジュール102の構成要素をマウントすることができるスレッドの形態である。他の実施形態では、シャーシは、マザーボードアセンブリ120と計算モジュール102の他の構成要素とを格納するエンクロージャの形態である。シャーシ126は、DIMMスロット137のDIMMのための切欠部を含む。いくつかの実施形態では、シャーシ126は、プロセッサ136および/またはプロセッサ136のためのヒートシンクのための切欠部を含む。
いくつかの実施形態では、シャーシ126は熱を伝導し、プロセッサ136および他の熱生成構成要素から熱を取り去ることができる。ある特定の実施形態では、シャーシ126は、プロセッサ136からの熱をシェルフモジュールまたはラックの熱伝導エレメントに伝える。
図6は、データ記憶モジュールの1つの実施形態を示す。データ記憶モジュール106は、データ記憶モジュールシャーシ150と、ハードディスクドライブアレイ152とを含む。ハードディスクドライブアレイ152は、ハードディスクドライブ154を含む。
いくつかの実施形態では、ハードディスクドライブ154は、標準的な既製のディスクドライブである。好適なハードディスクドライブフォームファクタの例として、3.5インチ、5.25インチ、および2.5インチを挙げることができる。1つの実施形態では、図6に示した3つのハードディスクドライブのロケーションの各々に、3.5インチハードディスクドライブが提供される。
いくつかの実施形態では、ハードディスクドライブは、コンピューティングデバイスに、コンピューティングデバイスの設置方向に対して横方向でマウントされる。たとえば、図6では、ハードディスクドライブ154は、ハードディスクドライブの長手方向がデータ記憶モジュール106の設置方向に直交するようにマウントされる。
ある特定の実施形態では、コンピューティングデバイスは、2つ以上の異なる配向でマウントされた大容量ストレージデバイスを含む。1つの実施形態では、コンピューティングデバイスは、水平配向でマウントされた1つまたは複数のハードディスクドライブと、垂直配向でマウントされた1つまたは複数のハードディスクドライブとを含む。
ハードディスクドライブ154は、任意の好適な様式でシャーシ150に取り付けることができる。1つの実施形態では、ハードディスクドライブは、ねじを使用してシャーシに取り付けられる。いくつかの実施形態では、ハードディスクドライブは、各ハードディスクドライブをキャリアから別々に取り外すことを可能にするディスクドライブキャリアに設置されるが、キャリアはシャーシ上に設置される。
図7は、電力モジュールのセットの1つの実施形態を示す。電力モジュール160は、電力モジュールキャリア162上に支持される。電力モジュール160は、プロセッサ、ハードディスクドライブ、およびコンピューティングシステム中の電気モジュールの他の構成要素に電力を供給することができる。1つの実施形態では、電力モジュール160の各々は、1U電源ユニットである。電力モジュール160は、電力モジュールキャリア162上のシェルフモジュールから引き出すことができる。
様々な実施形態では、コンピューティングシステムは、業界で認知された標準に準拠する電源を含む。いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムの電源は、業界で認知された標準によるフォームファクタを有する。1つの実施形態では、電力モジュール160は、標準的な1Uフォームファクタを有する電源ユニットである。電源および/または電源フォームファクタについての他の標準の例として、2U、3U、SFX、ATX、NLX、LPXまたはWTXが挙げられる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムのモジュールは、電源ユニットの代わりに、またはそれに加えて1つまたは複数の電力分配回路板から電力を受け取る。たとえば、電源ユニット160の代わりに、電力分配板は、計算モジュール102に提供され得る。
ある特定の実施形態では、電源は、コンピューティングデバイスの外部にある。たとえば、ある特定の実施形態では、マザーボードアセンブリ120は、(ラック−レベル電源のような)コンピューティングシステムの外部の電源から電力を受け取ることができ、電源ユニット160を省略してもよい。
図8は、コンピューティングシステムのシェルフモジュールの1つの実施形態を示す。シェルフモジュール170は、シェルフフレーム172と、垂直シェルフ部材174と、水平シェルフ部材176とを含む。垂直シェルフ部材174のうちの1つまたは複数と水平シェルフ部材176のうちの1つまたは複数とをシェルフフレーム172に配置して、シェルフモジュール170中にスロット177を形成することができる。たとえば、垂直シェルフ部材174および水平シェルフ部材176は、図1に示したシェルフモジュールについて示したようなスロットを形成するように配置することができる。いくつかの実施形態では、シェルフ部材は、コンピューティングシステムの電気モジュール上の対応するエレメントを支持する、またはそれと係合することができるタブ、ガイドまたはレールを含む。
シェルフモジュール170の構成要素は、シートメタルまたは他の好適な材料または材料の組合せで作製することができる。1つの実施形態では、シェルフフレーム172の外壁の断面積は、シェルフモジュールの前縁部からシェルフモジュールの背縁部まで均一である。いくつかの実施形態では、シェルフモジュールの外壁および/または垂直部材は、コンピューティングデバイス中の電子デバイスに、構造的サポート、環境保護およびEMIシールドを提供する。
図9は、複数の部分幅コンピューティングデバイスのための別個のスロットと、電源モジュールのためのスロットとを含むシェルフモジュールの1つの実施形態を示す。シェルフモジュールは、たとえば、図1に示した部分幅計算モジュールと電力モジュールとのシステムを支持することができる。ラック184はポスト186を含む。ポストは、ラックの両側にフロントポストとリアポストとを含むことができる。1つまたは複数のシェルフモジュール190は、ラック184にラックマウント可能であり得る。シェルフモジュール190の各々は、ねじ付き固定具、対向するL字レール、ブラケット、クリップ、スライド、クロスレール、バーまたはシェルフを含む様々な様式のいずれかで、ポスト186に取り付けることができる。1つの実施形態では、シェルフモジュールは、ラックのフロントポストとリアポストとに結合された対向する左右のL字レール上に支持される。1つの実施形態では、レールは、ラックの左側および右側にある対応するレール、スライドまたはレッジ上に係合するように、シェルフモジュール190の左側および右側に設置される。ある特定の実施形態では、レールキットは、コンピューティングデバイスのためのシェルフの両側に設置することができる。
シェルフモジュール190は、仕切り191および192と、ベースシェルフ193と、支持レール194とを含む。1つの実施形態では、シェルフモジュール190は、標準的な19インチラックのスロットにマウントされる。シェルフモジュール190の高さは、約3Uとすることができる。いくつかの実施形態では、仕切り191および192は、シェルフモジュール104中で、1つの位置から別の位置へと調整することができる。ある特定の実施形態では、支持レール194は、(たとえば、スロットの高さを調整するために)調整可能である。1つの実施形態では、支持レール194は、1/4ラックユニットの増分で調整可能である。
1つの実施形態では、スロット185の各々は、3/4Uまでのモジュールを受け、スロット186は、高さ約3Uまでのモジュールを受けることができる。したがって、スロット185にスタックされた電気モジュールとスロット186中の電気モジュールとは共に、ラック中で、同じ量の垂直スペースを占め得る。
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムの電気モジュールは、標準的な数のラックユニットに対応する増分で高さを調整することができるスロットの中に受けることができる。1つの実施形態では、シェルフモジュールは、1/4ラックユニットの倍数である増分で調整可能である。たとえば、シェルフモジュールは、高さ1/2U、高さ3/4U、高さ1U、またはそれらの倍数の高さのスロットへと調整可能であり得る。1つの実施形態では、シェルフモジュールは、3/4Uの倍数の増分で調整可能であり得る。たとえば、シェルフモジュールは、3/4U、1.5Uおよび3Uのスロットを生成するために調整可能であり得る。
図10は、シェルフモジュールにおけるデータ記憶モジュールのマウントの1つの実施形態を示す。データ記憶モジュール106は、シェルフモジュール170のスロット177の中に設置することができる。
シェルフフレーム172および垂直シェルフ部材174はそれぞれ、データ記憶モジュール106を支持するためのレール195を含む。データ記憶モジュール106は、たとえば、データ記憶モジュールのガイド193上に支持することができる。垂直シェルフ部材174は、シェルフフレーム172中で水平方向に調整可能であり得、それにより、様々な幅のモジュールを収容するようにスロットの幅を変えることができる。いくつかの実施形態では、レール195は、シェルフフレーム172上で、垂直シェルフ部材174上で、またはそれらの両方の上で垂直方向に調整可能である。いくつかの実施形態では、レール195は、シートメタルシャーシ中にタブとして形成される。
データ記憶モジュール106をシェルフモジュール170に設置するとき、エアギャップ199は、データ記憶モジュール106中のハードディスクドライブのセットの各々の下に存在し得る。エアギャップ199は、データ記憶モジュール106中の熱生成構成要素を通って空気が流れることを可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、シェルフモジュールを再構成することによって、シェルフモジュールのスロットのサイズ、形状、構成および場所が変えられる。再構成されたシェルフモジュールは、電気モジュールの異なるセットを有するコンピューティングシステムを収容することができる。たとえば、コンピューティングシステムに計算容量を追加するために、システムに追加の計算モジュールが含まれることがある。別の例として、コンピューティングシステムにデータ記憶能力を追加するために、システムに追加のデータ記憶モジュールが含まれることがある。
図11は、図1に示したモジュールとは異なる構成のモジュールを有するコンピューティングシステムを示す。コンピューティングシステム200は、計算モジュール202と、電力モジュール204と、データ記憶モジュール206と、データ記憶モジュール207と、シェルフモジュール208とを含む。シェルフモジュール208は、ラックにマウントすることができる。
シェルフモジュール208は、シェルフフレーム210と、垂直シェルフ部材212と、水平シェルフ部材214とを含む。シェルフフレーム210、垂直シェルフ部材212および水平シェルフ部材214の様々な部分は、シェルフモジュール108の中にスロット218を規定することができる。
いくつかの実施形態では、シェルフモジュール208は、1つまたは複数のシェルフエレメントを再配列することによって生成される。たとえば、シェルフモジュール208は、図1に示したシェルフモジュール108のエレメントから再構成され得る。この場合、シェルフモジュール108と右側の垂直シェルフ部材114とは、シェルフモジュール208のエレメントとして使用することができる。
計算モジュール202は、図4および図5に関して上述したデータ記憶モジュール108と同様の電気構成要素を有し得る。シャーシ220と計算モジュール202の回路板アセンブリとは、図4および図5に示したシャーシ126のフォームファクタとは異なるフォームファクタを有し得る。たとえば、計算モジュール202とそれらの対応するスロット218とは、計算モジュール102およびスロット118の幅の約2倍であり得る。
電気モジュールは、様々なコンピューティングシステムについての様々なニーズを満たすように提供され、接続され得る。たとえば、図11に示した4つの計算モジュールの各々は、合計12個のハードディスクドライブに結合され、そこからのデータにアクセスすることができ、図1に示した計算モジュール102の各々は、4つのハードディスクドライブに結合され、そこからのデータにアクセスすることができる。
図11では、説明のために、3行配列をもつシェルフモジュールが示されているが、シェルフモジュールは、任意の数の行および列を含み得る。たとえば、シェルフモジュールは、3つの列(3つのレベルのコンピューティングデバイス)と3つの行(各レベルにおいて隣り合わせに配列された3つのコンピューティングデバイス)を含み得る。
説明のために、図11にはシェルフモジュールが1つだけ示されているが、ラックの頂部から底部まで、スロットのいずれかまたはすべてを満たすようにシェルフモジュールおよび電気モジュールを設置することができる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステムは、ラックに2ディープ以上のデータ記憶モジュールで配列されたデータ記憶モジュールアセンブリを含む。図12は、計算モジュールおよび2ディープデータ記憶モジュールを含むコンピューティングシステムの1つの実施形態を示す。システム260は、計算モジュール102と、電力モジュール104と、データ記憶モジュール106とを含む。システム260は、図7に関して上述したように、シェルフモジュールに設置することができる。データ記憶モジュール106aの各々は、計算モジュール102のうちの1つに結合してモジュールアセンブリ262を形成することができる。データ記憶モジュール106bの各々は、データ記憶モジュール106cのうちの対応する1つに結合して、モジュールアセンブリ264を形成することができる。モジュールアセンブリ262およびモジュールアセンブリ264の各々は、システム260のシェルフモジュールから別々に取り外すことができる。
いくつかの実施形態では、ラックの1つまたは複数のスロットの幅全体に設置された様々なデバイスは、互いとは異なる高さを有する。ある特定の実施形態では、ラック中の所与の数のスロットを満たすために、ラックの幅にわたってデバイスを組み合わせることができる。図13は、高さが異なるコンピューティングデバイスと電源モジュールのラック設置の1つの実施形態を示す。システム280は、コンピューティングデバイス281と、電源モジュール285とを含む。コンピューティングデバイス281の各々は、マザーボードアセンブリ282とシャーシ284とを含む。1つの実施形態では、ハードディスクドライブスタック186の各々は、6つの3.5インチドライブ(各スタックが2つ分の高さの3つのスタック)を含む。したがって、2つのコンピューティングデバイス281の各スタックは、高さが4ドライブのハードディスクドライブのスタックを生成する。
電源モジュール285は、3つの電源ユニットのスタックを含む。電源ユニットは、電源キャリア287中に保持される。1つの実施形態では、電源ユニットの各々は、1U電源ユニットである。電源モジュール285は、コンピューティングデバイス281に電力を供給することができる。
いくつかの実施形態では、コンピューティングリソースを(たとえば、データセンターに)提供することは、シェルフモジュールに部分幅スロットを生成するために、シェルフモジュール中にシェルフ部材を配置することを含む。計算モジュール、データ記憶モジュールおよび電力モジュールのような電気モジュールは、スロットの中に設置することができる。図14は、構成可能なシェルフモジュールを使用してコンピューティングリソースを提供する1つの実施形態を示す。300において、シェルフモジュールに2つ以上の部分幅スロットを形成するために、シェルフ部材をシェルフモジュールに配置する。いくつかの実施形態では、シェルフ部材は、部分幅スロットの高さを調整するために配置される。いくつかの実施形態では、シェルフ部材は、部分幅スロットの幅を調整するために配置される。スロットのサイズおよび配列は、コンピューティングシステム中で使用すべき電気モジュールの特定のセットに基づき得る。
302において、シェルフモジュールのスロットのうちの2つの中に電気モジュールを設置する。1つの実施形態では、1つまたは複数の計算モジュールと、1つまたは複数のデータ記憶モジュールと、1つまたは複数の電力モジュールとが、構成されたスロットの中に設置される。
ある特定の実施形態では、シェルフモジュールは電気モジュールの異なるセットを設置するためのスロットを生成するために再構成される。たとえば、シェルフモジュールは、図1に示したスロット配列から図11に示したスロット配列へと再構成することができる。
いくつかの実施形態では、別々にマウント可能な電気モジュールがラックに提供される。電気モジュールは、計算モジュール、データ記憶モジュールおよび電力モジュールのような、1つまたは複数の機能モジュールを含み得る。電気モジュールは、ラックに設置される前に、1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために結合され得る。いくつかの実施形態では、電気モジュールは、シェルフモジュールに設置される。
図15は、電気モジュールが互いに結合され、ラックに設置された、コンピューティングリソースを提供する図である。304において、1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために電気モジュールを互いに結合する。電気モジュールの各々は、それ自体のシャーシを有し得る。いくつかの実施形態では、電気モジュールの各々は、ガイドまたはタブのようなマウント部分を含み、それにより、電気モジュールは、ラックに(たとえば、シェルフモジュールのレール上に)別々に設置され得る。
いくつかの実施形態では、結合されたモジュールは、1つまたは複数の機能モジュールでコンピューティングシステムを形成する。たとえば、計算モジュールは、1つまたは複数のデータ記憶モジュールに結合することができる。アセンブリ中のモジュール同士の間に電力接続およびデータ接続を提供することができる。
308において、結合された電気モジュールをラックのスロットの中に設置する。1つの実施形態では、結合された電気モジュールは、ラックのスロットのレール上にマウントするマウント部分を含む。いくつかの実施形態では、結合された電気モジュールは、スロットに2ディープ以上の配列で設置される。
様々な実施形態では、コンピューティング、データ記憶および他のリソースまたは容量の所望の組合せを提供するために、モジュラーシステムを実装することができる。展開され得るラックシステムの例を以下に示す。
計算オプション:1.5RU計算モジュール、ソケットストレージ当たり4つのハードディスクドライブ。ラックシステムは、1ラック当たり合計で最大52個のサーバまたは104個のノードである場合、最大13の3Uシェルフを含み得る。3電源ユニット電力ブロックは、シェルフレベルに、分配された12V、すなわち、2N+予備電力を備える。計算オプションのためのモジュール配列の1つの実施形態は、図13に示されている。
データ記憶オプション:3/4RU計算モジュール。この計算モジュールは、前述した例よりも低い電力処理を有し得る。RUディスク密度当たり16個のハードディスクドライブ、または1ラック当たり624個のハードディスクドライブ、およびCPUソケット比当たり12個または6個のいずれかのハードディスクドライブ。3電源ユニット電力ブロックは、シェルフレベルに、分配された12V、すなわち、2N+予備電力を備える。データ記憶オプションのモジュール配列の1つの実施形態は、図1に示されている。
様々な実施形態では、データ記憶モジュールの様々な組合せを組み合わせて、データ記憶アセンブリを生成することができる。たとえば、図1に示したように、2ドライブモジュールを3ドライブモジュールと組み合わせて、5ドライブモジュールを形成することができる。
いくつかの実施形態では、2つ以上の結合された電気モジュールは、結合された電気モジュールを受けるように構成されたシェルフモジュールに設置される。たとえば、結合された電気モジュールを受けるためのスロットの好適な配列を形成するため、シェルフ部材をシェルフフレームに配置することができる。
いくつかの実施形態では、シェルフモジュール中の様々なモジュールは、異なる高さを有する。たとえば、図1に示した実施形態では、最も左の行と中心の行の4つの計算モジュールの各々は、約3/4Uである。最も右の行の電力モジュールは、各々が約1Uの3つの電源モジュールを含み、それにより、電力モジュールの高さは、約3Uである。
いくつかの実施形態では、ラック中の電気構成要素についてのリソースは、構成要素のためのスペース量に基づいて割り振られる。スペースに基づいて割り振ることができる電気構成要素のリソースは、電力、空気流のような冷却リソース、およびデータI/O容量を含む。各リソースについて、ラックスペースの規定量についてのバジェットを確立することができる(たとえば、ラックスペースの規定量は、3ラックユニットかつ、標準的なスロットの全幅とすることができる)。(計算モジュール、データモジュールおよび電力モジュールのような)電気モジュールが、特定のスペースの各リソースについてバジェット以内に保たれるように、特定のスペース内で展開され得る。
図16は、スペースに基づいて、ラックシステムにおいてリソースを割り振る1つの実施形態を示す。312において、ラックシステムのリソースの利用可能量を評価する。たとえば、ラックシステムは、ラックシステム中の電気構成要素のために利用可能な15kVAの電力を有し得る。別の例として、ラックシステムは、毎分合計1,700立方フィートの利用可能な空気流を有し得る。
314において、ラックシステム中のラックスペースの規定量について、リソースのバジェット量を確立する。規定量のラックスペースは、たとえば、標準的なラックのスペース量であり得る。規定量のラックスペースは、たとえば、3U全幅、3U半幅、3/4U全幅、または3/4U半幅であり得る。ある特定の実施形態では、ラックスペースは、1/4ラックユニットの倍数である増分に基づいて割り振られる。いくつかの実施形態では、リソースの量は、シェルフモジュールの(あるいは、シェルフモジュールの半分のような、シェルフモジュールの一部分、またはシェルフモジュールの特定のスロットの)利用可能なスペース量についてバジェットされる。
316において、ラックスペースの規定量を有するラックシステムの特定のスペース中で電気モジュールを展開する。リソースは、特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用されるリソースの量がリソースのバジェット量以内に維持されるように、展開することができる。いくつかの実施形態では、シェルフモジュールまたはラックシステム中の各スロットは、リソースについてのバジェット以内に保たれる。ある特定の実施形態では、2つ以上のスロットは、組み合わせて、スペースについてのリソースバジェット以内に保たれる。たとえば、3U全幅シェルフモジュールの電気モジュールのすべてに必要な電力の合計は、シェルフモジュールについての確立された電力バジェット以内に維持され得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の電気モジュールまたはモジュールアセンブリは、特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることによって、電気モジュールについてのバジェット量以内に維持される。たとえば、各3/4U半幅スペースについての電力バジェットは150ワットであるが、実際に展開すべき3/4U半幅コンピューティングモジュールが300ワットの電力を必要とする場合、展開されたユニット計算モジュールは、1つの3/4U半幅スロットの代わりに、展開されたスペース中の2つの3/4U半幅スロットが与えられ得る。300ワット計算モジュールに2つのスロットを割り振ることによって、ラックシステムを、特定のスペースについての電力バジェット以内に維持することができる。
いくつかの実施形態では、リソースは、ラックユニットのような、ラック内の高さの標準的な測度の倍数で増分させてスペースに割り振られる。1つの実施形態では、リソースは、1/4ラックユニットの増分で割り振られる。たとえば、1/4ラックユニットの半幅スペースごとに、50ワットの電力がバジェットされ得る。200ワットの電力を必要とする3/4U半幅計算モジュールを展開するためには、計算モジュールに、1U半幅スロット(50ワット当たり4×1/4U)が割り振られる。
ラック中の特定のスペース内のバジェットを維持するための電気モジュールまたはモジュールアセンブリの間隔は、追加の高さと追加の幅とを割り振ること、または追加の高さと追加の幅との組合せを割り振ることによって達成され得る。たとえば、上述した3/4U半幅計算モジュールの場合、実際の3/4U半幅計算モジュールの300ワットの消費電力は、3/4U半幅スペースについての電力バジェットの2倍であった。バジェットは、計算モジュールの上下に開放された3/4U半幅スロットを残すことによって、または、計算モジュールの隣に開放された3/4半幅スロットを残すことによって維持することができる。ある特定の実施形態では、スペースについてのリソースバジェット以内に電気モジュールの間隔を維持するために、ラックスペースに、ブランキングプレートのようなスペーシングエレメントが展開され得る。
ある特定の実施形態では、電気モジュールは、電気モジュールが展開されるスペースについてのリソースバジェットに基づいて、物理的にサイズ設定される。たとえば、各1/4U半幅増分に50ワットが割り振られる上述の例では、電気モジュールは、3/4U半幅サイズ(3×1/4U)で提供された150ワットの計算モジュール、1U半幅サイズ(4×1/4U)で提供された200ワットの計算モジュール、および1.5U半幅サイズ(6×1/4U)で提供された300ワットの計算モジュールのように物理的にサイズ設定され得る。
いくつかの実施形態では、電気モジュールは、サービス要員が不注意に特定のスペースのために利用可能なリソースの量を超過することを抑止するようにラックスペース内に展開される。1つの実施形態では、電気モジュールは、サービス要員が不注意に特定のスペースのために利用可能なリソースの量を超過することを抑止するように、物理的にサイズ設定される。ある特定の実施形態では、ラック中のモジュールのうちのいくつかまたは全部は、モジュール中の電気構成要素に必要なスペースよりも物理的に大きな形態を有し得る。たとえば、計算モジュールの構成要素は、3/4ラックユニットの高さしか占めない場合であっても、100ワットの電力を必要とする計算モジュールは、1Uスロットを占めることがある。サイズ超過したモジュールは、メンテナンス要員が特定のスペースのために利用可能なリソースを超えるモジュールによってラック中の特定のスペースに不注意に過負荷をかけることを制止する。ある特定の実施形態では、電気モジュールが占める有効ラックスペースの有効量を増加させるために、延長プレートまたはウイングを電気モジュールに取り付けることができる。
電力についてのバジェットに関して実施形態を説明してきたが、バジェットは、任意の数のリソースのためのラックスペースに基づいて割り振られ得る。上述したようにバジェットされ得る他のリソースは、空気流のような冷却リソースおよびデータ入力/出力容量を含む。ある特定の実施形態では、2つ以上の異なるリソースの各々についてのラックスペースに基づいて、リソースバジェットが確立され、電気モジュールが展開される。
図17は、電力リソースおよび冷却リソースについてのリソースバジェットを確立することを含む一実施形態を示す。320において、ラックシステムについての電力の利用可能量および冷却リソースの利用可能量を評価する。表1に、ラックについての電力および空気流の利用可能量の一例を示す。
Figure 0005898335
いくつかの実施形態では、利用可能量は、利用率係数または安全裕度を含み得る。たとえば、表1に示したラックのための4,250ワットの電力は、15KVAの最大理論ラック電力を有するラックの電力の利用率95%に基づき得る。表1に示した例では、冷却リソースの利用可能性は、空気流と、所与の温度差(この例では華氏15度)に関して規定される。
322において、ラックシステム中のラックスペースの1つまたは複数の規定量のリソースの各々についてのバジェットを確立する。たとえば、3U全幅シェルフは、1096ワットの電力および毎分126.37立方フィートの空気流のバジェットを有する。リソースの各々についてのバジェットは、ラック全体のリソースの総利用可能量の比であり得る。
324において、ラックシステム中の特定のスペース(たとえば、シェルフモジュール)に電気モジュールを展開する。電気モジュールは、各特定のラックペースにおいて電気モジュールによって使用される電力リソースの量が電力リソースのバジェット量以内に維持されるように、かつ、各特定のラックスペース中の電気モジュールによって使用される冷却リソースの量が冷却リソースのバジェット量以内に維持されるように展開され得る。
いくつかの実施形態では、ラックにおいて所望の空気流を達成するために、各シェルフは、最小インピーダンス曲線に制限される。ある特定の実施形態では、空気流インピーダンス計算は、ラックのN+1冗長度に基づく。図18は、冷却空気割振りの最小インピーダンス曲線のセットの1つの例を示す。各曲線は、異なる規定ラックスペースについての多項式曲線適合に基づき得る。たとえば、曲線370は、0.75U半幅スペースの最小インピーダンス曲線に対応し得、曲線372は、1.5U半幅スペースの最小インピーダンス曲線に対応し得、曲線374は、1.5U全幅スペースの最小インピーダンス曲線に対応し得、曲線376は、3.0U全幅スペースの最小インピーダンス曲線に対応し得る。
いくつかの実施形態では、ラックまたはシェルフモジュールの1つまたは複数のスロットまたはスペースの中に、フィラーエレメントが設置される。フィラーエレメントは、たとえば、ダミーモジュールまたはブランキングパネルであり得る。ある特定の実施形態では、フィラーエレメントは、機能モジュールに固定して接続されたフィラープレートであり得る。フィラーエレメントを使用して、ラックまたはシェルフ中の1つまたは複数のスペースについてのインピーダンスを増大させることができる。いくつかの実施形態では、フィラーエレメントは、計算モジュールまたは記憶モジュールのような1つまたは複数の機能モジュールと組み合わせて、ラックまたはシェルフモジュール中の特定のスペースについて最小インピーダンスレベルで作動する。
いくつかの実施形態では、ラックマウント型電気モジュールは、ラックに大量の空気を送達する冷却空気システムによって冷却される。ラックに設置された電気モジュールから熱を除去するために、空気処理システムは、コンピュータルームにおいてラックシステムを通して空気を流すように操作される。空気がコンピューティングデバイスの各々の前面に達すると、空気は、コンピューティングデバイスのシャーシを通過することができる。シャーシを通過した後、加熱された空気は、ラックシステムの後部から出て、コンピュータルームの中から流出することができる。ある特定の実施形態では、コンピューティングデバイスは、セントラル冷却システムに加えて、または、セントラル冷却システムの代わりにオンボードファンを有し得る。ある特定の実施形態では、ラックは、ラック中のコンピューティングデバイスのすべてに冷却空気を供給するファンを有し得る。
ある特定の実施形態では、電気モジュールまたはシェルフモジュールは、電気モジュールを流れる空気の流れを促進するための1つまたは複数の内部ファンを含み得る。たとえば、ある特定の実施形態では、ファンは、計算モジュールまたはデータ記憶モジュールの後縁部に沿って提供される。ファンは、電気モジュールの熱生成構成要素全体にわたって空気を移動させることができる。ある特定の実施形態では、電気モジュールにはファンがない。
図19は、電気モジュールを含むラックシステム中で空気流を冷却する1つの実施形態を示す側面図である。コンピューティングシステム340は、計算モジュール102と、データ記憶モジュール106と、ファン342とを含む。
図19に示した矢印は、フロントバック空気流配列の、ラックにおける考えられ得る空気流経路を示す。計算モジュール102およびデータ記憶モジュール106の上下のティア同士間にエアギャップ344を提供することができる。エアギャップは、データ記憶モジュール106のハードディスクドライブのような計算モジュール102およびデータ記憶モジュール106の熱生成構成要素全体での空気流を可能にすることができる。
ある特定の実施形態では、オンボードファンは、ラックの電気モジュールのうちの2つ以上のティアを冷却することができる。たとえば、シェルフモジュール108の後部のオンボードファン342は、シェルフモジュール108に設置されたモジュールの上側ティアおよび下側ティアの両方のコンピューティングデバイスを冷却することができる。1つの実施形態では、オンボードファンの高さは、1.5U〜3Uである。
図20は、コンピューティングシステム中のコンピューティングデバイスからの熱の除去の1つの実施形態を示す。床下プレナム354から通気孔380を経由して、コンピューティングルーム352へと空気を流すことができる。ファンドア374中のリアファン366は、フロントアイル368からラック364の中へ、コンピューティングデバイス360を通して空気を引き込むことができる。リアファン366は、ラックの中から加熱された空気を排出することができる。加熱された空気は、天井プレナム356へと流れることができる。エアダイレクトデバイス389は、前面またはラックに提供される。エアダイレクトデバイス389は、ラックにマウントされた特定のデバイスにおける空気流を促進するために使用することができる。様々な実施形態には、他の配列のエアムーバが含まれ得る。2009年12月23日付けで出願された米国特許出願第12/646,417号「Air Directing Device for Rack System」、2010年3月30日付けで出願された米国特許出願第12/751,212号「Rack−Mounted Air Directing Device with Scoop」、および2010年9月9日付けで出願された米国特許出願第12/886,440号「System with Rack−Mounted AC Fans」は、コンピューティングデバイス、データ記憶デバイスおよびデータ制御デバイスを冷却またはマウントするための様々な実施形態において使用され得る他の構成、システム、デバイスおよび技法を含み、これらの特許出願はそれぞれ、参照により全体が本明細書に記載されているかのように組み込まれる。
様々な本開示の実施形態は、以下の付記項に鑑みて説明することができる。
付記項1. コンピューティングシステムにおいて、
ラックと、
前記ラックに結合するように構成されたシェルフモジュールであって、前記シェルフモジュールが、電気モジュールを受けるための2つ以上のスロットを形成するように構成可能な2つ以上のシェルフ部材を備え、前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの幅を変えるために調整可能であり、
前記シェルフ部材のうちの少なくともいくつかが、1ラックユニット未満であり、かつラックユニットの1/4の倍数である高さを有する2つ以上の部分幅スロットの列を形成するために調整可能である、
シェルフモジュールと、
前記部分幅スロットのうちの少なくとも2つの中にマウントするように構成された2つ以上の電気モジュールであって、前記電気モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、前記シェルフモジュールと結合するように構成されたシャーシを備える、電気モジュールと
を備える、コンピューティングシステム。
付記項2. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの高さおよび幅を調整するために移動可能である、付記項1のコンピューティングシステム。
付記項3. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの3/4である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項4. 前記シェルフモジュールが、3U以下の全高を有する2つ以上の部分幅モジュールのスタックを受けるように構成される、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項5. 前記シェルフモジュールが、0.75以下の高さを有する4つの部分幅モジュールの少なくとも1つのスタックを受けるように構成される、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項6. 前記2つ以上の電気モジュールが、
計算モジュールシャーシ上の少なくとも1つの計算モジュールであって、前記計算モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも1つの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの計算モジュールと、
データ記憶モジュールシャーシ上の少なくとも1つのデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも1つの中にマウントするように構成される、少なくとも1つのデータ記憶モジュールと
を備える、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項7. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの1/4の倍数である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項8. 前記シェルフ部材の少なくとも1つが、高さがラックユニットの1/4の倍数であるスロットの幅を変えるために調整可能である、付記項1に記載のコンピューティングシステム。
付記項9. コンピューティングシステムにおいて、
ラックにマウントするように構成されたシェルフモジュールであって、前記シェルフモジュールが、電気モジュールを受けるための2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能な2つ以上のシェルフ部材を備え、
前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの幅を変えるために調整可能であり、
前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるために調整可能である、
シェルフモジュールと、
前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの中にマウントするように各々が構成された2つ以上の電気モジュールであって、前記電気モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、前記シェルフモジュールと結合するように構成されたシャーシを備える、電気モジュールと
を備える、コンピューティングシステム。
付記項10. 前記シェルフモジュールが、1つをもう1つの上に配列した2つ以上の部分幅スロットを備える、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項11. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、2つ以上の部分幅スロットを形成するために調整可能であり、前記部分幅スロットのうちの少なくとも2つの各々が、ラック標準にしたがった高さを有する、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項12. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの1/4の倍数である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項13. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの3/4である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項14. 前記2つ以上の電気モジュールが、
計算モジュールシャーシ上の少なくとも1つの計算モジュールであって、前記計算モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも第1のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの計算モジュールと、
データ記憶モジュールシャーシ上の少なくとも1つのデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも第2のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つのデータ記憶モジュールと
を備える、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項15. 前記2つ以上の電気モジュールが、
1つまたは複数の計算モジュールであって、前記計算モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、計算モジュールシャーシを備える、1つまたは複数の計算モジュールと、
1つまたは複数のデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、データ記憶モジュールシャーシを備える、1つまたは複数のデータ記憶モジュールと
を備え、
前記計算モジュールのうちの少なくとも1つと前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つとが、互いに物理的に結合するように構成され、
前記物理的に結合された少なくとも1つの計算モジュールと少なくとも1つの記憶モジュールとが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの1つの中にマウントするように構成される、
付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項16. 前記2つ以上の電気モジュールが、
計算モジュールシャーシ上の少なくとも1つの計算モジュールであって、前記計算モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも第1のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの計算モジュールと、
電力モジュールシャーシ上の少なくとも1つの電力モジュールであって、前記電力モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも第2のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの電力モジュールと、
を備える、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項17. 前記シェルフモジュールが、前記電気モジュールのうちの1つまたは複数の全体にわたって空気を移動させるように構成された1つまたは複数の空気移動デバイスをさらに備える、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項18. 前記シェルフモジュールが、前記シェルフモジュールの2つ以上のレベルの前記電気モジュールの1つまたは複数の全体にわたって空気を移動させるように構成された1つまたは複数の空気移動デバイスをさらに備える、付記項9に記載のコンピューティングシステム。
付記項19. シェルフモジュールであって、
ラック中で結合するように構成されたフレームと、
前記フレームに結合された2つ以上のシェルフ部材であって、前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、電気モジュールを受けるための2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能であり、
前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの幅を変えるために調整可能であり、
前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるために調整可能である、
2つ以上のシェルフ部材と
を備える、シェルフモジュール。
付記項20. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラック標準にしたがった高さを有する2つ以上の部分幅スロットを形成するために調整可能である、付記項19のシェルフモジュール。
付記項21. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの1/4の倍数である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項19のシェルフモジュール。
付記項22. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの3/4である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、付記項19のシェルフモジュール。
付記項23. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、前記シェルフモジュールの2つ以上の行に配列された2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能あり、前記行のうちの少なくとも1つが、前記行のうちの少なくとも1つの他の行のスロットとは異なる高さ間隔を有するスロットを備える、付記項19のシェルフモジュール。
付記項24. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、前記シェルフモジュールの2つ以上のレベルに配列された2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能であり、前記レベルの少なくとも1つが、前記レベルの少なくとも1つの他のレベルの部分幅スロットとは異なる幅間隔を有する部分幅スロットを備える、付記項19のシェルフモジュール。
付記項25. システムにおいて、
ラックと、
前記ラックに結合された2つ以上のコンピューティングシステムであって、前記コンピューティングシステムのうちの少なくとも2つの各々が、
電気モジュールを受けるための2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能な2つ以上の調整可能なシェルフ部材を備えるシェルフモジュール、および
前記シェルフモジュールの少なくとも2つの部分幅スロット中で結合された2つ以上の電気モジュールであって、前記電気モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、前記シェルフモジュールに結合されたシャーシを備える、2つ以上の電気モジュール
を備える、2つ以上のコンピューティングシステムと、
を備え、
前記コンピューティングシステムのうちの少なくとも1つが、前記システムの前記コンピューティングシステムのうちの少なくとも1つの他のコンピューティングシステムとは異なるスロット配列の電気モジュールのセットを備える、
システム。
付記項26. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが少なくとも1つのシェルフモジュールが、前記シェルフモジュールの少なくとも1つの部分幅スロットの高さおよび幅を変えるために調整可能である、付記項25のシステム。
付記項27. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、1/4ラックユニットの倍数の増分で、前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるために調整可能である、付記項25のシステム。
付記項28. 前記電気システムの少なくとも1つが、
1つまたは複数の計算モジュールであって、前記計算モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、前記シェルフモジュールの第1のスロットの中にマウントされた計算モジュールシャーシを備える、1つまたは複数の計算モジュールと、
1つまたは複数のデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、前記シェルフモジュールの第2のスロットの中にマウントされたデータ記憶モジュールシャーシを備える、1つまたは複数のデータ記憶モジュールと
を備える、付記項25のシステム。
付記項29. 前記電気システムの少なくとも1つが、互いに結合された2つ以上のデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、前記シェルフモジュールのスロットの中にマウントするように構成されたデータ記憶モジュールシャーシを備える、2つ以上のデータ記憶モジュールを備える、付記項25のシステム。
付記項30. コンピューティングリソースを提供する方法であって、
シェルフモジュールに2つ以上の部分幅スロットを形成するために2つ以上のシェルフ部材を配置することと、
前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも2つの中に2つ以上の電気モジュールを設置することと
を含む、方法。
付記項31. 前記シェルフモジュールに2つ以上の部分幅スロットを形成するために前記2つ以上のシェルフ部材を配置することが、前記シェルフモジュールの少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えることを含む、付記項30の方法。
付記項32. 前記シェルフモジュールに2つ以上の部分幅スロットを形成するために前記2つ以上のシェルフ部材を配置することが、前記シェルフモジュールの少なくとも1つの部分幅スロットの幅を変えることを含む、付記項30の方法。
付記項33. 前記シェルフモジュールに2つ以上の部分幅スロットを形成するために前記2つ以上のシェルフ部材を配置することが、前記シェルフモジュールの少なくとも1つの部分幅スロットの幅および高さの両方を変えることを含む、付記項30の方法。
付記項34. モジュラーコンピューティングシステムにおいて、
2つ以上の電気モジュールであって、
計算モジュールシャーシ、
前記計算モジュールシャーシに結合された1つまたは複数の回路板アセンブリ、および
前記回路板アセンブリのうちの少なくとも1つに結合された1つまたは複数のプロセッサ
を備える、1つまたは複数の計算モジュールと、
データ記憶モジュールシャーシ、および
前記データ記憶モジュールシャーシに結合された1つまたは複数のデータ記憶デバイス
を備える、1つまたは複数のデータ記憶モジュールと、
電力モジュールシャーシ、および
前記電力モジュールシャーシに結合された1つまたは複数のデータ記憶デバイス、
を備える、1つまたは複数の電力モジュールと
を備える、2つ以上の電気モジュール、ならびに、
ラックに設置するように構成されたシェルフモジュールであって、前記シェルフモジュールが、前記計算モジュールのうちの少なくとも1つ、前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つおよび前記電力モジュールのうちの少なくとも1つをスライド可能に受けるように構成可能な2つ以上の部分幅スロットを備える、シェルフモジュール
を備え、
前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、モジュールアセンブリを形成するために互いに結合するように構成され、前記シェルフモジュールが、前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも1つの中に前記モジュールアセンブリを受けるように構成可能である、
モジュラーコンピューティングシステム。
付記項35. 前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも1つの各々が、前記スロットの中で1つの電気モジュールを支持するように構成可能なレール部分を備え、
前記計算モジュールのうちの少なくとも1つおよび他方の電気モジュールのうちの少なくとも1つがそれぞれ、前記シェルフモジュールの前記スロットの前記レール部分上に結合するように構成された1つまたは複数のガイド部分を備え、
前記ガイド部分および前記レール部分は、前記電気モジュールの異なるモジュールのうちの少なくとも1つが前記スロットの前記レール部分上に相互交換可能に結合するように構成される、
付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項36. 前記シェルフモジュールが、前記スロットのうちの少なくとも1つのサイズを変えるように構成可能である、付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項37. 前記シェルフモジュールは、1/4ラックユニットの倍数である増分で、前記スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるように構成可能である、付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項38. 前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、前記少なくとも2つの電気モジュールを互いに結合するように構成された相補型結合部分を備える、付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項39. 前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つが、前記計算モジュールのうちの少なくとも1つに物理的に結合するように構成される、付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項40. 前記結合されたモジュールが、前記シェルフモジュールの前記スロットの1つの中に設置されるように構成される、付記項34に記載のコンピューティングシステム。
付記項41. 前記結合されたモジュールが、前記スロットの少なくとも2ディープに設置されるように構成される、付記項40に記載のコンピューティングシステム。
付記項42. モジュラーコンピューティングシステムにおいて、
2つ以上の電気モジュールであって、前記電気モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、
前記電気モジュールを前記ラックのスロットへとスライドさせるように構成可能な1つまたは複数のシェルフマウント部分を備えるモジュールシャーシと、
前記シャーシに結合された1つまたは複数の電気構成要素と
を備え、
前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、モジュールアセンブリを形成するために互いに結合するように構成され、
前記モジュールアセンブリが、前記ラックの1つまたは複数のスロットへとスライドするように構成される、2つ以上の電気モジュール
を備える、モジュラーコンピューティングシステム。
付記項43. 前記シェルフモジュールの前記スロットのうちの少なくとも1つの各々が、前記スロットの中で1つの電気モジュールを支持するように構成可能なレール部分を備え、
前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、前記シェルフモジュールの前記スロットの前記レール部分上に結合するように構成された1つまたは複数のガイド部分を備え、
前記ガイド部分および前記レール部分は、前記電気モジュールの異なるモジュールのうちの少なくとも2つが前記スロットの前記レール部分上に相互交換可能に結合するように構成される、
付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項44. 前記ラックの前記スロットのうちの少なくとも1つが、前記ラックに設置されたシェルフモジュールのスロットである、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項45. 前記シェルフモジュールが、前記シェルフモジュールの少なくとも1つの部分幅スロットの幅を変えるように移動可能である少なくとも1つの垂直パーティションを備える、付記項44に記載のコンピューティングシステム。
付記項46. 前記ラックの前記スロットのうちの少なくとも1つが部分幅スロットである、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項47. 前記モジュールアセンブリの前記結合されたモジュールのうちの少なくとも1つが、計算モジュールであり、前記モジュールアセンブリの前記結合されたモジュールのうちの少なくとも1つが、データ記憶モジュールである、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項48. 前記モジュールアセンブリの前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、相補型結合部分を備え、前記相補型結合部分が、前記電気モジュールを互いに結合するように構成可能である、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項49. 前記モジュールアセンブリの前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、相補型電力結合部分および相補型データ結合部分を備え、前記相補型電力結合部分が、前記結合された電気モジュール同士の間に電力接続を提供するように構成可能であり、前記相補型データ結合部分が、前記結合された電気モジュール同士の間にデータ接続を提供するように構成可能である、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項50. 前記モジュールアセンブリの前記電気モジュールのうちの少なくとも2つが、前記モジュールアセンブリを前記ラックに設置するときに前記ラックのスロットのレール部分上に結合するように構成されたガイド部分を備える、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項51. 前記モジュールアセンブリの前記電気モジュールのうちの少なくとも1つのための前記ガイドが、前記電気モジュールの前記モジュールシャーシ上に提供される、付記項50に記載のコンピューティングシステム。
付記項52. 前記モジュールアセンブリは、高さが1/4Uの倍数であるスロット中に結合するように構成される、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項53. 前記モジュールアセンブリは、高さが3/4Uの倍数であるスロット中に結合するように構成される、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項54. 前記結合されたモジュールが、前面から背面まで前記スロットの少なくとも2ディープに設置されるように構成される、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項55. 前記電気モジュールのうちの少なくとも1つが、
計算モジュールであって、
計算モジュールシャーシと、
前記計算モジュールシャーシに結合された1つまたは複数の回路板アセンブリと、
前記回路板アセンブリのうちの少なくとも1つに結合された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、計算モジュール
を備える、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項56. 前記電気モジュールのうちの少なくとも1つが、
データ記憶モジュールであって、
データ記憶モジュールシャーシと、
前記データ記憶モジュールシャーシに結合された1つまたは複数のデータ記憶デバイスと
を備える、データ記憶モジュール
を備える、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項57. 前記電気モジュールのうちの少なくとも1つが、
電力モジュールであって、
電力モジュールシャーシ、および
前記電力モジュールシャーシに結合された1つまたは複数の電源デバイス
を備える、1つまたは複数の電力モジュール
を備える、電力モジュール
を備える、付記項42に記載のコンピューティングシステム。
付記項58. 電気モジュールにおいて、
シェルフ上に前記電気モジュールをマウントするように構成可能な1つまたは複数のシェルフマウント部分を備えるモジュールシャーシと、
前記シャーシに結合された1つまたは複数の電気構成要素と
を備え、
1つまたは複数の結合部分は、前記電気モジュールを1つまたは複数の他の電気モジュールと結合してモジュールアセンブリを形成するように構成可能であり、前記電気モジュールは、前記モジュールアセンブリがラックのスロットの中に設置されるように構成されるように結合するように構成可能である、
電気モジュール。
付記項59. 前記シャーシがスレッドを備え、前記1つまたは複数のマウント部分が、前記スレッド中に含まれ、前記電気構成要素のうちの少なくとも1つが、前記スレッドに結合される、付記項58の電気モジュール。
付記項60. 前記電気モジュールが、シェルフマウント部分を備えるデータ記憶モジュールを備え、前記データ記憶モジュールが、前記データ記憶モジュールを計算モジュールと結合するように構成可能な1つまたは複数の結合部分を備える、付記項58の電気モジュール。
付記項61. 計算モジュールにおいて、
ラック中に計算モジュールをマウントするように構成された1つまたは複数のマウント部分を備える計算モジュールスレッドと、
前記計算モジュールスレッドに結合された1つまたは複数の回路板アセンブリと、
前記回路板アセンブリのうちの少なくとも1つに結合された1つまたは複数のプロセッサと、
前記計算モジュールシャーシに結合された1つまたは複数のデータ記憶デバイスと
を備え、
前記計算モジュールの高さが、1/2Uよりも大きく、
前記計算モジュールが、前記ラックの3/4Uスロットの中に設置されるように構成される、
計算モジュール。
付記項62. 前記回路板アセンブリに結合された1つまたは複数のロープロファイルDIMMをさらに備え、前記ロープロファイルDIMMを含む前記計算モジュールが、ラックの3/4Uスロットの中に設置されるように構成される、付記項61の計算モジュール。
付記項63. 前記スレッドが、前記DIMMのうちの少なくともいくつかのための1つまたは複数の切欠部を備える、付記項61の計算モジュール。
付記項64. 前記1つまたは複数のデータ記憶デバイスが、1つまたは複数の3.5インチハードディスクドライブを備え、前記1つまたは複数の3.5インチハードディスクドライブを含む前記計算モジュールが、ラックの3/4Uスロットの中に設置されるように構成される、付記項61の計算モジュール。
付記項65. コンピューティングリソースを提供する方法において、
1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために2つ以上の電気モジュールを互いに結合することであって、前記モジュールアセンブリの少なくとも1つの前記結合された電気モジュールの少なくとも2つの各々が、ラックのスロットのレール上にマウントするように構成されたマウント部分を備える、2つ以上の電気モジュールを互いに結合することと、
前記結合された少なくとも2つの電気モジュールを、前記ラックの前記スロットの中に設置することと
を含む、方法。
付記項66. 1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために2つ以上の電気モジュールを互いに結合することが、計算モジュールシャーシを備える計算モジュールを、データ記憶モジュールシャーシを備えるデータ記憶モジュールに結合することを含む、付記項65の方法。
付記項67. 1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために2つ以上の電気モジュールを互いに結合することが、電力モジュールシャーシを各々が備える2つ以上の電力モジュールを互いに結合することを含む、付記項65の方法。
付記項68. 1つまたは複数のモジュールアセンブリを形成するために2つ以上の電気モジュールを互いに結合することが、データ記憶モジュールシャーシを各々が備える2つ以上のデータ記憶モジュールを互いに結合することを含む、付記項65の方法。
付記項69. 前記結合された電気モジュールのうちの少なくとも2つが、前記ラックの1つのスロット中に2ディープ配列で設置される、付記項65の方法。
付記項70. 前記スロットが、ラックユニットの1/4の倍数である高さを備える、付記項65の方法。
付記項71. 前記スロットが、ラックユニットの3/4の倍数である高さを備える、付記項65の方法。
付記項72. 前記結合された電気モジュールを前記スロットに設置する前に、前記スロットのサイズを調整することをさらに含む、付記項65の方法。
付記項73. 前記スロットが、1/4ラックユニットの倍数の増分で調整される、付記項72の方法。
付記項74. 前記スロットのサイズを調整することが、シェルフモジュールの1つまたは複数のシェルフ部材を調整することを備える、付記項72の方法。
付記項75. 前記モジュールアセンブリのうちの少なくとも第1のモジュールアセンブリが、前記モジュールアセンブリのうちの少なくとも第2のモジュールアセンブリとは異なる高さを有し、前記モジュールの少なくとも第1のモジュールおよび前記電気モジュールのうちの少なくとも第2の電気モジュールが、それぞれ1/4ラックユニットの倍数であるスロットの中にマウントするように構成される、付記項72の方法。
付記項76. 前記結合された電気モジュールの少なくとも2つを、前記ラックの前記スロットのレール上に設置することが、
前記ラックの第1の高さを有する2つ以上の電気モジュールを第1の電気モジュールスタック中で結合することと、
第2の高さを有する2つ以上の電気モジュールを第2の電気モジュールスタック中で結合することと
を含み、
前記ラックにおける前記第1のスタックのレベルが、前記ラックにおける前記第2のスタックのレベルと一致またはオーバーラップし、
前記第1の高さが、前記第2の高さとは異なる、
付記項72の方法。
付記項77. ラックシステムにおいてリソースを割り振る方法において、
評価することであって、
ラックシステムのための1つまたは複数の電力リソースの利用可能量、および
ラックシステムのための1つまたは複数の冷却リソースの利用可能量
を評価することと、
前記ラックシステム中の規定量のラックスペースに対して、
前記電力リソースのうちの少なくとも1つについてのバジェット量、および
前記冷却リソースのうちの少なくとも1つについてのバジェット量
を確立することであって、
前記少なくとも1つの電力リソースの前記バジェット量が、前記ラックシステムのための前記少なくとも1つの電力リソースの前記評価された利用可能量の一部分であり、
前記少なくとも1つの冷却リソースの前記バジェット量が、前記ラックシステムのための前記少なくとも1つの冷却リソースの前記評価された利用可能量の一部分である、
バジェット量を確立することと、
前記規定量のラックスペースを有する前記ラックシステム中の特定のスペースに、1つまたは複数の電気モジュールを展開することであって、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記少なくとも1つの電力リソースの量が、前記少なくとも1つの電力リソースの前記バジェット量以内に維持され、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記少なくとも1つの冷却リソースの量が、前記少なくとも1つの冷却リソースの前記バジェット量以内に維持される
ように、1つまたは複数の電気モジュールを展開することと
を含む、方法。
付記項78. 前記特定のスペースが、前記ラックのシェルフモジュール中のスペースである、付記項77の方法。
付記項79. 前記ラックスペース量が、前記ラックシステムにおける規定数のラックユニットの高さである、付記項77の方法。
付記項80. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることを含む、付記項77の方法。
付記項81. 前記特定のラックスペース中の前記電気モジュールが、前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに前記2つ以上の電気モジュールを展開することが、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記電気モジュールのうちの少なくとも1つをサイズ設定すること
を含む、付記項77の方法。
付記項82. 少なくとも1つの電気モジュールのために必要とされるリソースの量を評価することと、
前記少なくとも1つの電気モジュールが、前記少なくとも1つの電気モジュールによって消費される前記スペースについてのバジェット量以内に保たれるように、前記少なくとも1つの電気モジュールをサイズ設定することと
をさらに含む、付記項77の方法。
付記項83. 前記特定のスペースに展開された前記電気モジュールは、サービス要員が前記特定のスペースのために利用可能な前記リソースの量を不注意に超過することを抑止するようにサイズ設定される、付記項77の方法。
付記項84. ラックシステムにおいてリソースを割り振る方法において、
ラックシステム中の規定量のラックスペースのリソースのバジェット量を確立することと、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記リソースのバジェット量以内に維持されるように、前記規定量のラックスペースを有する前記ラックシステム中の特定のスペースに、1つまたは複数の電気モジュールを展開すること
を含む、方法。
付記項85. 前記ラックスペース量が、前記ラックシステムにおける規定数のラックユニットの高さである、付記項84の方法。
付記項86. 前記規定量のラックスペースが、3ラックユニットの高さの規定されたスペースおよび標準的なスロットの全幅である、付記項85の方法。
付記項87. 前記規定量のラックスペースが、規定数のラックユニットの高さおよび標準的なスロットの全幅よりも小さい前記ラックの規定された幅である、付記項85の方法。
付記項88. 前記特定のスペースが、前記ラックのシェルフモジュール中のスペースである、付記項84の方法。
付記項89. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることを含む、付記項84の方法。
付記項90. 前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることが、前記1つまたは複数の電気モジュールのうちの少なくとも1つのための垂直スペースを過剰に割り振ることを含む、付記項89の方法。
付記項91. 前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることが、前記1つまたは複数の電気モジュールのうちの少なくとも1つのための水平スペースを過剰に割り振ることを含む、付記項89の方法。
付記項92. 前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることが、前記1つまたは複数の電気モジュールのうちの少なくとも1つのための垂直スペースおよび水平スペースを過剰に割り振ることを含む、付記項89の方法。
付記項93. 前記特定のラックスペース中の前記電気モジュールが前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記2つ以上の電気モジュールを展開することが、前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定の量のラックスペースの中に前記電気モジュールのうちの少なくとも1つに隣接するスペースを残すこと
を含む、付記項84の方法。
付記項94. 少なくとも1つの電気モジュールのために必要とされるリソースの量を評価することと、
前記少なくとも1つの電気モジュールのために必要とされるリソースの前記量が、前記少なくとも1つの電気モジュールのために消費された前記スペースについてのバジェット量を超えた場合、前記少なくとも1つの電気モジュールに隣接するスペースを残すことと
をさらに含む、付記項84の方法。
付記項95. 前記特定のスペース中の前記電気モジュールによって使用されるリソースの前記量を前記バジェット量以内に維持するために前記特定のラックスペース中にスペースを生成するように構成された1つまたは複数のスペーシングエレメントを提供することをさらに含む、付記項84の方法。
付記項96. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記2つ以上の電気モジュールを展開することが、
前記電気モジュールによって使用される前記リソースの量が前記電気モジュールについての規定リソースバジェット以内に維持されるように、前記電気モジュールのうちの少なくとも1つをサイズ設定すること
を含む、付記項84の方法。
付記項97. 前記電気モジュールが前記電気モジュールについての規定リソースバジェット以内に維持されるように、前記電気モジュールのうちの少なくとも1つをサイズ設定することが、前記電気モジュールの電気デバイスに対して前記電気モジュールを過剰にサイズ設定することを含む、付記項96の方法。
付記項98. 前記特定のスペースに展開された前記電気モジュールは、サービス要員が前記特定のスペースのために利用可能な前記リソースの量を不注意に超過することを抑止するように構成される、付記項84の方法。
付記項99. 前記電気モジュールのうちの少なくとも1つに取り付けられた少なくとも1つのスペーシングエレメントをさらに備え、前記少なくとも1つのスペーシングエレメントが、リソースの使用をバジェット量以内に維持するために、少なくとも1つの他の電気モジュールとの間に間隔をあけさせる、付記項98の方法。
付記項100. 前記リソースが電力である、付記項84の方法。
付記項101. 前記リソースが冷却空気流である、付記項84の方法。
付記項102. 前記リソースがデータ交換容量である、付記項84の方法。
付記項103. ラックシステムにおいて電力を割り振る方法において、
ラックシステム中の規定量のラックスペースについての電力のバジェット量を確立することと、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記電力のバジェット量以内に維持されるように、前記規定量のラックスペースを有する前記ラックシステム中の特定のスペースに、1つまたは複数の電気モジュールを展開することと
を含む、方法。
付記項104. 前記ラックスペース量が、前記ラックシステムにおける規定数のラックユニットの高さである、付記項103の方法。
付記項105. 前記特定のスペースが、前記ラックシステムのシェルフモジュール中のスペースである、付記項103の方法。
付記項106. 前記バジェット量が、前記シェルフモジュールに設置された1つまたは複数の電力モジュールからの利用可能な総電力量の一部分である、付記項105の方法。
付記項107. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、前記特定のスペース中の1つまたは複数の電気モジュールにスペースを過剰に割り振ることを含む、付記項103の方法。
付記項108. 前記特定のラックスペース中の前記電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記2つ以上の電気モジュールを展開することが、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定の量のラックスペースの中に前記電気モジュールのうちの少なくとも1つに隣接するスペースを残すこと
を含む、付記項103の方法。
付記項109. 前記特定のスペース中の前記電気モジュールによって使用される電力の前記量を前記バジェット量以内に維持するために前記特定のラックスペース中にスペースを生成するように構成された1つまたは複数のスペーシングエレメントを提供することをさらに含む、付記項108の方法。
付記項110. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記2つ以上の電気モジュールを展開することが、
前記電気モジュールによって使用される前記電力の量が前記電気モジュールについての規定電力バジェット以内に維持されるように、前記電気モジュールのうちの少なくとも1つをサイズ設定すること
を含む、付記項103の方法。
付記項111. ラックシステムにおいて冷却リソースを割り振る方法において、
ラックシステム中の規定量のラックスペースについての冷却リソースのバジェット量を確立することと、
前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記冷却リソースの量が前記冷却リソースの前記バジェット量以内に維持されるように、前記規定量のラックスペースを有する前記ラックシステム中の特定のスペースに、1つまたは複数の電気モジュールを展開することと
を含む、方法。
付記項112. 前記冷却リソースが冷却空気流を含む、付記項111の方法。
付記項113. 1つまたは複数の冷却空気システム状態について、前記特定のスペース中の前記電気モジュールのうちの少なくとも1つの最小インピーダンスを判断することをさらに含み、前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記冷却リソースの量が前記冷却リソースの前記バジェット量以内に維持されるように、前記規定量のラックスペースを有する前記ラックシステム中の特定のスペースに、1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、
前記少なくとも1つの電気モジュールの前記インピーダンスを、前記最小インピーダンスより上で維持すること
を含む、付記項112の方法。
付記項114. 前記ラックスペース量が、前記ラックシステムにおける規定数のラックユニットの高さである、付記項111の方法。
付記項115. 前記特定のスペースが、前記ラックシステムの前記シェルフモジュール中のスペースである、付記項111の方法。
付記項116. 前記バジェット量が、前記シェルフモジュールに設置された1つまたは複数の空気移動デバイスの空気移動容量の総量の一部分である、付記項115の方法。
付記項117. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記冷却リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記冷却リソースの量が前記冷却リソースのバジェット以内に維持されるように、前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールをサイズ設定することを含む、付記項111の方法。
付記項118. 前記特定のラックスペース中の前記1つまたは複数の電気モジュールによって使用される前記冷却リソースの量が前記バジェット量以内に維持されるように、前記特定のラックスペースに、前記1つまたは複数の電気モジュールを展開することが、前記特定のラックスペースの少なくとも一部分の最小インピーダンスを維持するために、前記特定のラックスペースに1つまたは複数のフィラーエレメントを設置することを含む、付記項111の方法。
上述した様々な実施形態では、プロセッサの各々は、別個の計算ノードとして動作することができる。ただし、ある特定の実施形態では、デュアルプロセッサボード上の回路板アセンブリは協働して、単一の計算ノードをとして機能することができる。ある特定の実施形態では、マルチプロセッサ回路板アセンブリ上の2つ以上のプロセッサは、計算モジュールのハードディスクドライブのうちのいくつかのまたは全部へのアクセスを共有する。
上述した実施形態では、シャーシ部材にハードディスクドライブが直接マウントされているが、様々な実施形態では、ハードディスクドライブまたは他のデータ記憶デバイスを、他のマウンティングエレメントを使用してシャーシにマウントすることができる。たとえば、ハードディスクドライブは、ドライブを支持し、ドライブをシャーシの底部よりも上まで上げる正方形チューブ上にマウントしてもよい。
いくつかの実施形態では、ラックシステムは、ラックのコンピューティングデバイスの外部にラックマウント型ファンを含む。ラックマウント型ファンは、コンピューティングデバイスを通して空気流を提供することができる。
上述した実施形態では、コンピュータモジュールのうちのいくつかは、高さが0.75U、1.5Uおよび3Uであるものとして記載してきたが、モジュールは、様々な実施形態において、2U、4U、5Uまたは6Uあるいは任意の他の高さまたは寸法であり得る。
上記実施形態についてかなりの詳細に記載してきたが、上記開示を十分に諒解すると、当業者には、多数の変形形態および修正形態が明らかになるであろう。以下特許請求の範囲はそのような変形形態および修正形態をすべて包含するように解釈すべきものとする。

Claims (15)

  1. コンピューティングシステムであって、
    ラックにマウントするように構成されたシェルフモジュールであって、前記シェルフモジュールが、電気モジュールを受けるための2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能な2つ以上のシェルフ部材と、
    1つの組をもう一つの組の上に垂直方向に配置した2以上の垂直配置レール部の組であって、前記2以上の垂直配置レール部の組のそれぞれのレール部は、前記2つ以上のシェルフ部材の1つと結合するように構成され、前記2以上の垂直配置レール部の組の少なくとも2つの組は、前記2つ以上の部分幅スロットの少なくとも2つのそれぞれの高さを規定する、垂直方向に配置した2以上の垂直配置レール部の組と、
    を備え、
    前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの幅を変えるために調整可能であり、
    前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるために調整可能である、
    シェルフモジュールと、
    前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの中にマウントするように各々が構成された2つ以上の電気モジュールであって、前記電気モジュールのうちの少なくとも2つの各々が、前記シェルフモジュールと結合するように構成されたシャーシを備える、電気モジュールとを備える、
    コンピューティングシステム。
  2. 前記シェルフモジュールは、前記電気モジュールのうちの1つまたは複数の全体にわたって空気を移動させるように構成された1つまたは複数の空気移動デバイスをさらに備え、
    前記電気モジュールは、前記シェルフモジュールにおいて1つまたは複数の前記電気モジュールによって使用される電力リソースの量が、前記シェルフモジュールにおける電力リソースのバジェット量以内に維持されるように、かつ、前記シェルフモジュールにおいて1つまたは複数の前記電気モジュールによって使用される冷却リソースの量が、前記シェルフモジュールにおける冷却リソースのバジェット量以内に維持されるように、前記シェルフモジュールに展開される、
    請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  3. 少なくとも2つのシェルフ部材と少なくとも2つの垂直配置レール部の組は、前記シェルフモジュールの2以上の行に配置される2以上の部分幅スロットを形成するように調整可能であり、前記行のうちの少なくとも1つが、前記行のうちの少なくとも1つの他の行のスロットとは異なる高さ間隔を有するスロットを備える、請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  4. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、2つ以上の部分幅スロットを形成するために調整可能であり、前記部分幅スロットのうちの少なくとも2つの各々が、ラック標準にしたがった高さを有する、請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  5. 前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの1/4の倍数である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  6. 前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの3/4である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  7. 前記2つ以上の電気モジュールが、
    計算モジュールシャーシ上の少なくとも1つの計算モジュールであって、前記計算モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記部分幅スロットのうちの少なくとも第1のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの計算モジュールと、
    データ記憶モジュールシャーシ上の少なくとも1つのデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記部分幅スロットのうちの少なくとも第2のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つのデータ記憶モジュールと
    を備える、請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  8. 前記2つ以上の電気モジュールが、
    1つまたは複数の計算モジュールであって、前記計算モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、計算モジュールシャーシを備える、1つまたは複数の計算モジュールと、
    1つまたは複数のデータ記憶モジュールであって、前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つの各々が、データ記憶モジュールシャーシを備える、1つまたは複数のデータ記憶モジュールと
    を備え、
    前記計算モジュールのうちの少なくとも1つと前記データ記憶モジュールのうちの少なくとも1つとが、互いに物理的に結合するように構成され、
    前記物理的に結合された少なくとも1つの計算モジュールと少なくとも1つの記憶モジュールとが、前記シェルフモジュールの前記部分幅スロットのうちの1つの中にマウントするように構成される、
    請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  9. 前記2つ以上の電気モジュールが、
    計算モジュールシャーシ上の少なくとも1つの計算モジュールであって、前記計算モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記部分幅スロットのうちの少なくとも第1のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの計算モジュールと、
    電力モジュールシャーシ上の少なくとも1つの電力モジュールであって、前記電力モジュールシャーシが、前記シェルフモジュールの前記部分幅スロットのうちの少なくとも第2のスロットの中にマウントするように構成される、少なくとも1つの電力モジュールと
    を備える、
    請求項1に記載のコンピューティングシステム。
  10. シェルフモジュールであって、
    ラック中で結合するように構成されたフレームと、
    前記フレームに結合された2つ以上のシェルフ部材であって、前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、電気モジュールを受けるための2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能である2つ以上のシェルフ部材と
    1つの組をもう一つの組の上に垂直方向に配置した2以上の垂直配置レール部の組であって、前記2以上の垂直配置レール部の組のそれぞれのレール部は、前記2つ以上のシェルフ部材の1つと結合するように構成され、前記2以上の垂直配置レール部の組の少なくとも2つの組は、前記2つ以上の部分幅スロットの少なくとも2つのそれぞれの高さを規定する、垂直方向に配置した2以上の垂直配置レール部の組と、
    を備え、
    前記シェルフ部材のうちの少なくとも1つが、前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの幅を変えるために調整可能であり、
    前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、前記部分幅スロットのうちの少なくとも1つの高さを変えるために調整可能である
    ェルフモジュール。
  11. 前記シェルフモジュールは、前記電気モジュールのうちの1つまたは複数の全体にわたって空気を移動させるように構成された1つまたは複数の空気移動デバイスをさらに備え、
    前記電気モジュールは、前記シェルフモジュールにおいて前記電気モジュールによって使用される電力リソースの量が、前記シェルフモジュールにおける電力リソースのバジェット量以内に維持されるように、かつ、前記シェルフモジュールにおいて前記電気モジュールによって使用される冷却リソースの量が、前記シェルフモジュールにおける冷却リソースのバジェット量以内に維持されるように展開される、
    請求項10記載のシェルフモジュール。
  12. 前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの1/4の倍数である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、請求項10に記載のシェルフモジュール。
  13. 前記垂直配置レール部の組のうちの少なくとも1つが、ラックユニットの3/4である増分で、少なくとも1つの部分幅スロットの高さを変えるために調整可能である、請求項10に記載のシェルフモジュール。
  14. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、前記シェルフモジュールの2つ以上の行に配列された2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能であり、前記行のうちの少なくとも1つが、前記行のうちの少なくとも1つの他の行のスロットとは異なる高さ間隔を有するスロットを備える、請求項10に記載のシェルフモジュール。
  15. 前記シェルフ部材のうちの少なくとも2つが、前記シェルフモジュールの2つ以上のレベルに配列された2つ以上の部分幅スロットを形成するように構成可能であり、前記レベルの少なくとも1つが、前記レベルの少なくとも1つの他のレベルの部分幅スロットとは異なる幅間隔を有する部分幅スロットを備える、請求項10に記載のシェルフモジュール。
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