JP5896274B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、プロセスカートリッジの挿入位置がずれており、主基準部と挿入穴との位置がずれていた場合、プロセスカートリッジの挿入位置ずれ修正するとき、上記押圧力が、位置ずれ修正の抵抗となり、容易に位置ずれの修正を行うことができないという課題もある。
また、プロセスカートリッジの挿入位置がずれており、主基準部が、主基準受け部により受けられる位置に対してずれていたり、従基準部が、従基準受け部により受けられる位置に対してずれていたりして、プロセスカートリッジの挿入位置ずれ修正を行うときは、主基準受け部が主基準部を受けておらず、かつ、従基準受け部が上記従基準部を受けていないので、プロセスカートリッジと押圧手段とが当接していない。よって、プロセスカートリッジの挿入位置ずれ修正を行うときは、押圧手段から押圧力を受けていない状態で、プロセスカートリッジの挿入位置ずれ修正を行うことができ、プロセスカートリッジの挿入位置ずれ修正を容易に行うことができる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機100の概略構成図である。
複写機100では、本体の略中央部に画像形成部としてのプリンタ部22が配置され、そのプリンタ部22の直下に2段の給紙装置23が配置されている。また、プリンタ部22の上部には胴内排紙型と呼ばれる排紙部24が設けられており、その上方に原稿読取部としてのスキャナ部25が配置されている。
このスキャナ部25の上には、コンタクトガラス25aに載置された原稿を押さえる圧板、コンタクトガラス25aに原稿を自動給紙する図示しない自動原稿給紙装置(ADF)などが設けられる。
いずれか一方の給紙カセットから第一給紙部39aまたは第二給紙部39bにより転写紙Pが給紙され、第一搬送ローラ40aまたは第二搬送ローラ40bを介してレジストローラ41に向けて給紙されるようになっている。また、レジストローラ41に給紙された転写紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラ8に向けて送り出される。
そして、不図示の操作部のスタートスイッチを押すと、ADFに原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス25a上へと移動した後にスキャナ部25を駆動する。他方、コンタクトガラス25a上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ部25を駆動する。そして、光源25bと第1ミラー25cを有する第1走行体、および第2ミラー25dと第3ミラー25eを保持する第2走行体を走行する。そして、光源25bから光を放射し、原稿面からの反射光を第1ミラー25cで反射して第2走行体に向け、第2走行体の第2ミラー25d、第3ミラー25eで反射して結像レンズ25fを通してイメージセンサ25gに入れ、イメージセンサ25gで原稿内容を読み取る。その後、操作部でのモード設定、あるいは操作部で自動モード選択が設定されている場合には原稿の読み取り結果に従い、フルカラーモードまたは白黒モードで画像形成動作を開始する。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置34Y,34C,34M,34Kにより現像され、感光体ドラム31Y,31C,31M,31Kの表面にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像がそれぞれ形成される。
そして中間転写ベルト37a上に形成された画像は、二次転写ローラ8の位置まで搬送され、転写紙Pに一括して二次転写される。画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット90に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ43で排紙部24に向けて搬送され、排紙ローラ44で排紙される。これにより転写紙P上にカラー画像を得ることができる。
また、中間転写ベルト37a上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置38によってクリーニングされ、次の作像工程に備える。
また、図1ではスキャナ部25を備えた構成を例示したが、スキャナ部25を外せば、プリンタの構成となる。
現像装置34は、プロセスカートリッジ30の枠体301に仮位置決めされた後、プロセスカートリッジ30の枠体301の駆動側の面と反対側の面とにそれぞれ取り付けられる面板302により位置決めされる。具体的には、面板302は、感光体のフランジ部31aを回転自在に支持する感光体軸受303が嵌合する感光体軸受挿入穴と、現像装置の現像ローラの軸を軸受する現像軸受が嵌合する現像軸受挿入穴とが設けられている。この感光体軸受303を、面板302の感光体軸受挿入穴に嵌合し、現像軸受を、現像軸受挿入穴に嵌合させることで、面板302によって感光体ドラム31と現像ローラとが互いに正しく位置決めされ、感光体ドラム31と現像装置34とが一体的なプロセスカートリッジ30が構成される。しかも面板302によって感光体ドラム31の中心軸線と現像ローラの中心軸線との間の距離が正しく規制される。これによって、感光体ドラム31と現像ローラとが微小なギャップをあけて対向配置されるように構成されているときは、そのギャップが正しく維持され、感光体ドラム31に高品質なトナー像を現像することができる。また、感光体ドラム31と現像ローラとが互いに当接して対向配置されるように構成されているときは、その当接圧が正しく規制され、感光体ドラム31に高品質なトナー像を現像することができる。
図3に示すように、本体奥側側板101には、感光体軸受303の面板302から突出した部分が貫通する感光体軸受貫通孔102と、現像軸受342の面板302から突出した部分が貫通する現像軸受貫通孔103と、面板302から突出した入力ギヤ341が貫通する入力ギヤ貫通孔104とを有している。また、面板302から突出した従基準部304が貫通する従基準受け部としての長穴105が設けられている。感光体軸受貫通孔102は、挿入方向から見たとき、2箇所の直線部102aと、円形部102bとで構成されている。プロセスカートリッジ30の位置決めの主基準部としての感光体軸受303が、感光体軸受貫通孔102に挿入されたとき、感光体軸受303の外周面が上記2箇所の直線部102aに当接する。すなわち、この2箇所の直線部102aが、プロセスカートリッジ30の主基準部を受ける主基準受け部として機能している。また、本体奥側側板101には、プロセスカートリッジ30を押圧する押圧手段としての押圧機構110が設けられている。
図4に示すように、押圧機構110は、プロセスカートリッジ30の被当接部としての受け部306に当接する当接部材113と、当接部材113をプロセスカートリッジ側へ押圧するスプリングなどの付勢部材112と、当接部材113と弾性部材112とを保持する保持ケース111とを有している。弾性部材112の一端は、当接部材113の上面に設けられた凹状のバネ受け部113aに固定され、他端は、保持ケース111の上面に固定されている。また、当接部材113の下面には、切欠き部113bが設けられており、プロセスカートリッジ30が装置本体に装着されていないとき、この切欠き部113bの底面が、保持ケース111の当接部材受け部111aに突き当たっている。当接部材113の手前側(図中右側)の面の一部は、手前側に向かうにつれて、図中上側へ傾斜するテーパ面113cが設けられている。
図6は、本体奥側側板101にプロセスカートリッジがセットされる直前の状態を示す断面斜視図である。
図6に示すように、本体奥側側板101の感光体軸受貫通孔102には、感光体のフランジ部31aの内周面に設けられた内歯と噛み合うスプライン軸121が貫通している。また、図6に示すように、従基準部304の従基準受け部としての長穴105と当接する箇所(従基準部304の外周面)の先端Aが、主基準部である感光体軸受303外周面の先端Bよりも奥側に位置している。また、主基準部である感光体軸受303外周面の先端Bが、受け部306の先端Cよりも奥側に位置している。
(1)
感光体ドラム30などの像担持体と、現像装置34、クリーニング装置36などの像担持体に作用する1つ以上のプロセス手段とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ30を有し、プロセスカートリッジ30に設けられた感光体軸受303の外周面などの主基準部を受ける感光体軸受貫通孔102に設けられた2箇所の直線部102aなどの主基準受け部と、上記プロセスカートリッジ30に設けられた従基準部304を受ける長穴105などの従基準受け部とを備えた画像形成装置において、上記プロセスカートリッジ30が装置本体に装着されたとき、上記主基準部が、上記主基準受け部に突き当るように上記プロセスカートリッジ30を押圧する押圧機構110などの押圧手段を備え、プロセスカートリッジ30を装置本体に挿入して、プロセスカートリッジ30を装置本体に装着するとき、上記主基準受け部が上記主基準部を受け、かつ、上記従基準受け部が上記従基準部304を受けた後、上記プロセスカートリッジ30と上記押圧手段とが当接する。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、プロセスカートリッジの位置決めを行う際のプロセスカートリッジの挿入を容易に行うことができる。また、プロセスカートリッジ30の挿入抵抗が増す期間を短くすることができ、容易にプロセスカートリッジ30を装置本体に装着することができる。さらに、挿入位置がずれて、従基準部や主基準部が受け部からずれていた場合でも、従基準部や主基準部を受け部で受けられる位置に容易に挿入位置すれを修正することができる。
また、上記(1)に記載の態様の画像形成装置において、上記押圧手段は、弾性部材112と、プロセスカートリッジ30の受け部306などの被当接部に当接する当接部材113とを有し、被当接部を、主基準部および従基準部304よりもプロセスカートリッジ挿入方向上流側に設け、当接部材113が被当接部に当接した後、被当接部により弾性部材112を弾性変形させる方向に当接部材113を押し退けて、プロセスカートリッジ30の装置本体への装着が完了するように構成した。
かかる構成とすることで、主基準受け部が主基準部を受け、かつ、従基準受け部が従基準部304を受けた後、プロセスカートリッジ30と押圧手段とが当接する。また、プロセスカートリッジ30が装置本体に装着されると、所定押圧力により主基準部を、主基準受け部に押圧することができる。
また、上記(1)または(2)に記載の態様の画像形成装置において、プロセスカートリッジ30を装置本体に挿入して、プロセスカートリッジ30を装置本体に装着するとき、上記主基準受け部が上記主基準部を受けるタイミングと、上記従基準受け部が、上記従基準部を受けるタイミングとを異ならせた。
かかる構成とすることで、いずれか一方の基準部と受け部とで、他方の基準部を、受け部に受けさせるときのガイドとすることができ、容易にプロセスカートリッジ30を装置本体に装着することができる。
また、上記(3)に記載の態様の画像形成装置において、従基準受け部が、従基準部304を受けてから、主基準受け部が主基準部を受けるよう構成した。従基準受け部は、位置決めの従基準であるため、主基準受け部よりも従基準部を受けやすい構成となっている。よって、最初に従基準受け部を従基準部を受けた後、従基準受け部と従基準部とで、主基準部を主基準受け部に受けさせるためのガイドにした方が、逆の場合に比べて、プロセスカートリッジ30の装置本体への装着を容易に行うことができる。
また、上記(1)乃至(4)いずれかに記載の態様の画像形成装置において、上記プロセスカートリッジを複数備えた。
かかる構成とすることで、各プロセスカートリッジを良好に装置本体に位置決めすることができ、色ずれが抑制された高品位な画像を得ることができる。
また、上記(1)乃至(5)いずれかに記載の態様の画像形成装置において、上記プロセスカートリッジ30を装置本体に装着後、締結部材で上記プロセスカートリッジを装置本体に固定した。
かかる構成とすることで、プロセスカートリッジがX軸方向にがたつくのも抑制することができる。
31:感光体ドラム
32:帯電装置
34:現像装置
36:クリーニング装置
100:複写機
101:本体奥側側板
102a:直線部
105:長穴
110:押圧機構
111:保持ケース
112:弾性部材
113:当接部材
301:枠体
302:面板
303:感光体軸受
304:従基準部
306:受け部
Claims (6)
- 像担持体と、該像担持体に作用する1つ以上のプロセス手段とを備え、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジと、
上記プロセスカートリッジに設けられた主基準部を受ける主基準受け部と、
上記プロセスカートリッジに設けられた従基準部を受ける従基準受け部とを備えた画像形成装置において、
上記プロセスカートリッジが装置本体に装着されたとき、上記主基準部が、上記主基準受け部に突き当るように上記プロセスカートリッジを押圧する押圧手段を備え、
上記プロセスカートリッジを装置本体に挿入して、プロセスカートリッジを装置本体に装着するとき、上記主基準受け部が上記主基準部を受け、かつ、上記従基準受け部が上記従基準部を受けた後、上記押圧手段が上記主基準部と上記従基準部との間に向けて上記プロセスカートリッジを押圧することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記押圧手段は、弾性部材と、上記プロセスカートリッジの被当接部に当接する当接部材とを有し、
上記被当接部を、上記主基準部および上記従基準部よりも上記プロセスカートリッジ挿入方向上流側に設け、
上記当接部材が上記被当接部に当接した後、上記被当接部により上記弾性部材を弾性変形させる方向に上記当接部材を押し退けて、上記プロセスカートリッジの装置本体への装着が完了するように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
プロセスカートリッジを装置本体に挿入して、プロセスカートリッジを装置本体に装着するとき、上記主基準受け部が上記主基準部を受けるタイミングと、上記従基準受け部が、上記従基準部を受けるタイミングとを異ならせたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記従基準受け部が、上記従基準部を受けてから、上記主基準受け部が上記主基準部を受けるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
上記プロセスカートリッジを複数備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5いずれかの画像形成装置において、
上記プロセスカートリッジを装置本体に装着後、締結部材で上記プロセスカートリッジを装置本体に固定したことを特徴とする画像形成装置。
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