JP5896227B2 - 焼成炉の排ガス処理方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミック材からなる電子部品、炭素系材からなる二次電池負極材など(以下、被焼成品)を焼成する焼成炉の排ガス処理方法および装置に関する。
上記被焼成品を連続的に焼成する炉として、プッシャー炉やローラハース炉が用いられている。プッシャー炉は、台板に載せた被焼成品を加熱するための発熱体を配設した炉内に、台板に載せた被焼成品を入口部からプッシャーにより炉内へ搬送し、出口部から取り出すよう構成されており、ローラハース炉は、同じく被焼成品を加熱するための発熱体を配設した炉内に、被焼成品をローラにより搬送して加熱する方式である。
焼成される被焼成品には、被焼成品の成形に必要なバインダーが含まれている。バインダーには、気化温度が低いものと気化温度が高いものとが混在しており、被焼成品が焼成炉に装入され、炉の内部に移行するにつれて次第に高温に加熱されると、温度に応じて気化したバインダーはガスとして炉内に排出され、排出されたガスは、臭気があるため、炉外に集められ、燃焼して、脱臭処理されている。
気化したバインダーの処理について説明すると、図3に示すように、排風機や真空ポンプなどにより焼成炉1の脱バインダーゾーン2から吸引、排気し、焼成炉1の入口に近い、例えば100℃の低温ゾーンにおいては、気化温度の低いバインダーが気化して排気管4より炉外に排出され、焼成炉1の内部の、例えば200℃、500℃のゾーンにおいては、それぞれの気化温度に応じてバインダーが気化して排気管5、6より炉外に排出される。バインダーを除去した被焼成品は、その後、焼成ゾーン3で焼成される。
排気管4、5、6より排出されたガス状のバインダーのうち、ガス状を保持しているものは、気化物質として燃焼装置18に導かれて燃焼・脱臭処理し、排ガスとして排出されるが、一部は排気管内で冷却されて液状となり排出槽17に集められる。とくに、気化温度の高いバインダーは、排気管内で冷却されて液状となり、排出槽17内に液状で排出される。このような液状物質は、水冷トラップ、フィルタを介してタールとして回収し、中和剤などで無害化して廃棄するか、回収業者に廃棄を依頼しているのが現状である。
特開2004−231463号公報 特開2003−214722号公報 特開2005−331162号公報
本発明は、焼成炉の脱バインダーゾーンにおいて蒸発したバインダーを、一部は気化物質として処理し、一部は液状物質として回収するという従来の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、焼成炉において、気化温度が低いバインダーと気化温度が高いバインダーとを混合して含む被焼成品を加熱した際、焼成炉の脱バインダーゾーンにおいて蒸発したバインダーの処理を同一の燃焼装置内で行うことを可能とする焼成炉の排ガス処理方法および装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1による焼成炉の排ガス処理方法は、被焼成品を焼成炉内に搬送して加熱し、脱バインダーゾーンにおいて、被焼成品に含まれている被焼成品の成形に必要な気化温度が異なる2種以上のバインダーを気化させ排ガスとして除去する方法であって、脱バインダーゾーンの温度に応じて気化したバインダーを、低温で気化するバインダーについては該バインダーの気化温度に加熱された排気管を通してガス状のまま燃焼装置に集めて燃焼・脱臭処理(以下、単に脱臭処理という)し、高温で気化するバインダーについては該バインダーが液状を維持する温度に加熱された排気管を通して燃焼装置の手前の所定の個所に集め、集められた液状のバインダーを一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理することを特徴とする。
請求項2による焼成炉の排ガス処理方法は、請求項1において、200℃以下の低温で気化するバインダーについては略200℃に加熱された排気管を通してガス状のまま燃焼装置に集めて脱臭処理し、200℃を超える高温で気化するバインダーについては該バインダーが液状を維持する温度に加熱された排気管を通して燃焼装置の手前の所定の個所に集め、集められた液状のバインダーを一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理することを特徴とする。
請求項3による焼成炉の排ガス処理方法は、請求項1または2において、被焼成品を載せたトレーをそれぞれ鉢状のカプセルで覆い、各カプセルを台板に載置して、バインダーがカプセル内で気化するよう構成し、台板に貫通孔を設けて貫通孔が排気管に通じるようにし、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に導くことを特徴とする。
請求項4による焼成炉の排ガス処理方法は、請求項1または2において、被焼成品を載せたトレーをそれぞれ鉢状のカプセルで覆い、各カプセルを台板に載置して、バインダーがカプセル内で気化するよう構成し、台板に貫通孔を設けて貫通孔がガス導入管および排気管に通じるようにし、ガス導入管から貫通孔を通してカプセル内に雰囲気ガスを導入し、カプセル内を雰囲気調整するとともに、カプセル内で気化したガス状のバインダーを貫通孔を通して排気管に排出することを特徴とする。
請求項5による焼成炉の排ガス処理装置は、被焼成品を焼成炉内に搬送して加熱し、脱バインダーゾーンにおいて、被焼成品に含まれている被焼成品の成形に必要な気化温度が異なる2種以上のバインダーを気化させ排ガスとして除去するための装置であって、気化したバインダーを燃焼・脱臭させるための燃焼装置、焼成炉の脱バインダーゾーンから燃焼装置へ気化したバインダーを送るための複数の排気管、各排気管を所望の温度に加熱するための加熱装置、液状のバインダーを集めるために燃焼装置の手前に配置した液状バインダー回収装置、液状バインダー回収装置から液状のバインダーを燃焼装置へ送給するための液状バインダー送給装置をそなえ、脱バインダーゾーンの温度に応じて気化したバインダーを、低温で気化するバインダーについては加熱装置により気化温度に加熱した排気管を通してガス状のまま燃焼装置に送って脱臭処理し、高温で気化するバインダーについては加熱装置によりバインダーを液状に維持する温度に加熱した排気管を通して液状バインダー回収装置に集め、集められた液状のバインダーを液状バインダー送給装置により一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理するよう構成したことを特徴とする。
請求項6による焼成炉の排ガス処理装置は、請求項5において、被焼成品を載せたトレーを覆う鉢状のカプセル、各カプセルを載置した台板、台板に設けられた貫通孔、貫通孔と通じている排気管を設け、バインダーをカプセル内で気化させるようにし、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に導くようにしたことを特徴とする。
請求項7による焼成炉の排ガス処理装置は、請求項5において、被焼成品を載せたトレーを覆う鉢状のカプセル、各カプセルを載置した台板、台板に設けられた貫通孔、貫通孔と通じているガス導入管および排気管を設け、バインダーをカプセル内で気化させるようにし、ガス導入管から貫通孔を通してカプセル内に雰囲気ガスを導入し、カプセル内を雰囲気調整するとともに、カプセル内で気化したガス状のバインダーを貫通孔を通して排気管に排出するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、気化温度が低いバインダーと気化温度が高いバインダーとを混合して含む被焼成品を焼成炉で加熱した際、気化したバインダーの処理を同一の燃焼装置内でガスとして燃焼、脱臭することが可能となるため、従来のように、水冷トラップ、フィルタを介して液体として回収処理する場合に比べ、フィルタなどの回収装置の交換や、回収業者への廃棄依頼が不要となり、処理費用が大幅に削減できる。
被焼成品を載せたトレーをそれぞれ鉢状のカプセルで覆い、各カプセルを台板に載置して、バインダーがカプセル内で気化するよう構成し、台板に貫通孔を設けて貫通孔が排気管に通じるようにし、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に導くよう構成した場合(請求項3、6)には、気化したバインダーが焼成炉内に排出されることが無いため、ガス状バインダーにより炉材が損傷されることがなく、ガス状バインダーの焼成ゾーンへの拡散もないため、焼成雰囲気が害されることもない。
ガス導入管からカプセル内に雰囲気ガスを導入し、カプセル内を雰囲気調整するとともに、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に排出するよう構成した場合(請求項4、7)には、ガス導入管から導入される雰囲気ガスの供給圧力によりカプセル内で気化したガス状のバインダーが排気管に排出されるので、排気のための排風機や真空ポンプなどが不要となり、従ってこれらを運転するための電力も要らず、作動油交換やフィルタ清掃などのメンテナンスも不要となる。
また、被焼成品を載せたトレーを覆う鉢状のカプセルを用いる構成(請求項3〜4、請求項6〜7)によれば、小さなカプセル内のみから排気されるので、従来のように、脱バインダーゾーン全体から排気するのに比べ、排気ガスの量が少なくなり、排ガス処理量が顕著に低減されるという利点がある。
本発明による焼成炉の排ガス処理の概要を示す図である。 本発明による焼成炉の排ガス処理の好ましい形態を示す図である。 従来の焼成炉の排ガス処理の概要を示す図である。
以下、本発明による焼成炉の排ガス処理の実施形態を図面により説明する。
被焼成品を焼成炉で焼成する場合、図1に示すように、被焼成品を焼成炉1内に搬送して加熱するが、焼成炉1内の温度は、焼成炉1の入口部から内部にかけて高くなり、脱バインダーゾーン2において、例えば、焼成炉1の入口部の排気管4の位置では100℃、排気管5の位置では200℃、排気管6の位置では500℃となる。被焼成品に含まれている被焼成品の成形に必要なバインダーには、気化温度が低いもの、気化温度が高いものなど、気化温度が異なる2種以上のバインダーが含まれているから、これらのバインダーは脱バインダーゾーン2の炉内雰囲気温度に応じて気化する。
本発明の実施形態は、100℃、200℃の低温で気化するバインダーについては、加熱装置(図示せず)を用いて気化温度の100℃、200℃に加熱した排気管4、5を通してガス状のまま燃焼装置7に集めて脱臭処理し、500℃の高温で気化するバインダーについては、加熱装置を用いて排気管6をバインダーが液状を維持する温度、例えば200℃程度の温度に加熱し、液状となったバインダーを排気管6を通して燃焼装置7の手前に配置した液状バインダー回収装置(図示せず)に集め、液状バインダー回収装置から液状のバインダーを燃焼装置7へ送給するための液状バインダー送給装置(図示せず)を介して、液状のバインダー(液状物質)を一定量ずつ燃焼装置7に滴下して脱臭処理する形態である。
上記の実施形態を具体化するための好ましい態様について説明すると、図2に示すように、被焼成品8を載せたトレー11をそれぞれ鉢状のカプセル9で覆い、各カプセル9を台板10に載置して、バインダーがカプセル9内で気化するよう構成し、台板10に貫通孔15を設けて貫通孔15、15、15が排気管4A、5A、6Aに通じるようにし、カプセル9内で気化したガス状のバインダーを排気管4A、5A、6Aを通して排出する。図2に示すように、排気管4Aが位置する個所の炉内雰囲気温度は100℃、排気管5Aが位置する個所の炉内雰囲気温度は200℃、排気管6Aが位置する個所の炉内雰囲気温度は500℃である。
被焼成品をプッシャー炉で加熱、焼成、脱臭する場合の排ガス処理についてさらに具体的に説明する。図2に示すように、被焼成品8を載せたトレー11が鉢状のカプセル9で覆われ、各カプセル9が台板10に載置されて、台板10がプッシャー(図示せず)によりプッシャー炉の床面12を滑動できるよう構成されている。鉢状のカプセル9は、台板10に碗をふせたように載置されている。
台板10、カプセル9の材質は、好ましくは見掛け気孔率20%以下のムライト、アルミナ、炭化珪素などのセラミック材料や黒鉛が好ましく、この材質選択により、カプセル9内のガス雰囲気を設定された雰囲気に維持することができる。カプセル9は、その重力で台板10に密着し、そのために、台板10とカプセル9との接触面を研磨し、隙間が生じないようにすることが望ましい。台板10が滑って移動するプッシャー炉の床面12と台板10との接触面を研磨してもよい。
脱バインダーゾーンにおいて、台板10に載置された被焼成品8は、プッシャー炉の入口部(図2の左端部)からプッシャーにより炉の右方向へ搬送される。プッシャー炉内の各カプセルの位置には、その位置にあるカプセル9内の雰囲気を調整するためのガスを導入するガス導入管4B、5B、6Bとカプセル9内のガスを排出する排気管4A、5A、6Aがそれぞれ独立して配置されている。各カプセルの位置の床面12にはそれぞれ貫通穴13、14が設けられ、貫通穴13、14にガス導入管4B、5B、6Bと排気管4A、5A、6Aが接続され、各カプセルが位置する台板10にも貫通穴が設けられており、台板10がプッシャーにより移動し、台板10の貫通穴15、16と床面の貫通穴13、14とが一致したとき、貫通穴を介してガス導入管4B、5B、6Bからカプセル9、9、9内に雰囲気ガスが導入されてカプセル9、9、9内が設定された雰囲気に調整されるとともに、加熱された被焼成品8から気化したバインダーはガス導入管から導入される雰囲気ガスの供給圧力により台板10の貫通穴15、床面12の貫通穴13を通して、排気管4A、5A、6Aから燃焼装置7に排出され、脱臭処理される。
そのために、台板10の貫通穴15、16と床面12の貫通穴13、14とが一致したとき、台板をしばらくその位置で待機させ、その後再び台板10の貫通穴と床面12の貫通穴とが次に一致する位置までプッシャーにより台板10を移動させるという間歇的な移動を行うようにすることができる。
プッシャー炉において、台板10を連続的に搬送しても、カプセル内への雰囲気ガスの導入、処理品から発生したガスの排出を可能とするために、台板10の貫通穴15、16を台板10の搬送方向に延びる縦長形状とすることもできる。この構成により、台板10の貫通穴15、16と床面12の貫通穴13、14とが一致する時間が長くなり、台板10の搬送中、カプセル内へのガス導入、カプセル内からのガス排気の時間をより長くすることができる。
以上、焼成炉がプッシャー炉の場合について説明したが、焼成炉がローラハース炉の場合においても、台板10をローラにより搬送して被焼成品を加熱する場合、台板に設けた貫通孔をローラの下方から延びる排気管と通じるようにすれば、同様にして本発明による排ガス処理を行うことが可能となる。
1 焼成炉
2 脱バインダーゾーン
3 焼成ゾーン
4A 排気管
4B ガス導入管
5A 排気管
5B ガス導入管
6A 排気管
6B ガス導入管
7 燃焼装置
8 被焼成品
9 カプセル
10 台板
11 トレー
12 床面
13 床面の貫通穴
14 床面の貫通穴
15 台板の貫通穴
16 台板の貫通穴
17 排出槽
18 燃焼装置

Claims (7)

  1. 被焼成品を焼成炉内に搬送して加熱し、脱バインダーゾーンにおいて、被焼成品に含まれている被焼成品の成形に必要な気化温度が異なる2種以上のバインダーを気化させ排ガスとして除去する方法であって、脱バインダーゾーンの温度に応じて気化したバインダーを、低温で気化するバインダーについては該バインダーの気化温度に加熱された排気管を通してガス状のまま燃焼装置に集めて燃焼・脱臭処理(以下、単に脱臭処理という)し、高温で気化するバインダーについては該バインダーが液状を維持する温度に加熱された排気管を通して燃焼装置の手前の所定の個所に集め、集められた液状のバインダーを一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理することを特徴とする焼成炉の排ガス処理方法。
  2. 200℃以下の低温で気化するバインダーについては略200℃に加熱された排気管を通してガス状のまま燃焼装置に集めて脱臭処理し、200℃を超える高温で気化するバインダーについては該バインダーが液状を維持する温度に加熱された排気管を通して燃焼装置の手前の所定の個所に集め、集められた液状のバインダーを一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理することを特徴とする請求項1記載の焼成炉の排ガス処理方法。
  3. 被焼成品を載せたトレーをそれぞれ鉢状のカプセルで覆い、各カプセルを台板に載置して、バインダーがカプセル内で気化するよう構成し、台板に貫通孔を設けて貫通孔が排気管に通じるようにし、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に導くことを特徴とする請求項1または2記載の焼成炉の排ガス処理方法。
  4. 被焼成品を載せたトレーをそれぞれ鉢状のカプセルで覆い、各カプセルを台板に載置して、バインダーがカプセル内で気化するよう構成し、台板に貫通孔を設けて貫通孔がガス導入管および排気管に通じるようにし、ガス導入管から貫通孔を通してカプセル内に雰囲気ガスを導入し、カプセル内を雰囲気調整するとともに、カプセル内で気化したガス状のバインダーを貫通孔を通して排気管に排出することを特徴とする請求項1または2記載の焼成炉の排ガス処理方法。
  5. 被焼成品を焼成炉内に搬送して加熱し、脱バインダーゾーンにおいて、被焼成品に含まれている被焼成品の成形に必要な気化温度が異なる2種以上のバインダーを気化させ排ガスとして除去するための装置であって、気化したバインダーを燃焼・脱臭させるための燃焼装置、焼成炉の脱バインダーゾーンから燃焼装置へ気化したバインダーを送るための複数の排気管、各排気管を所望の温度に加熱するための加熱装置、液状のバインダーを集めるために燃焼装置の手前に配置した液状バインダー回収装置、液状バインダー回収装置から液状のバインダーを燃焼装置へ送給するための液状バインダー送給装置をそなえ、脱バインダーゾーンの温度に応じて気化したバインダーを、低温で気化するバインダーについては加熱装置により気化温度に加熱した排気管を通してガス状のまま燃焼装置に送って脱臭処理し、高温で気化するバインダーについては加熱装置によりバインダーを液状に維持する温度に加熱した排気管を通して液状バインダー回収装置に集め、集められた液状のバインダーを液状バインダー送給装置により一定量ずつ燃焼装置に送給して脱臭処理するよう構成したことを特徴とする焼成炉の排ガス処理装置。
  6. 被焼成品を載せたトレーを覆う鉢状のカプセル、各カプセルを載置した台板、台板に設けられた貫通孔、貫通孔と通じている排気管を設け、バインダーをカプセル内で気化させるようにし、カプセル内で気化したガス状のバインダーを排気管に導くようにしたことを特徴とする請求項5記載の焼成炉の排ガス処理装置。
  7. 被焼成品を載せたトレーを覆う鉢状のカプセル、各カプセルを載置した台板、台板に設けられた貫通孔、貫通孔と通じているガス導入管および排気管を設け、バインダーをカプセル内で気化させるようにし、ガス導入管から貫通孔を通してカプセル内に雰囲気ガスを導入し、カプセル内を雰囲気調整するとともに、カプセル内で気化したガス状のバインダーを貫通孔を通して排気管に排出するようにしたことを特徴とする請求項5記載の焼成炉の排ガス処理装置。
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