JP5892812B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は飲料供給装置に関する。
原料を希釈水で希釈した飲料をカップなどの飲料容器に供給する飲料供給装置や自動販売機などは既に知られている。この種の飲料供給装置や自動販売機などにおいては、図8に簡略的に示すように、温水を収容する温水タンク81を備えており、温水タンク81内の底部に、内部の水を温めるヒータ82が配設され、また、温水タンク81内の上部に、温水タンク81内の水温を検知する検知センサ83が配設されている。また、温水タンク81の上部に、温水タンク81内の温水を外部(粉粒体原料と温水とを混合する混合容器84)に排出する温水排出路85が接続されている(特許文献1等)。そして、温水タンク81内の水温が、予め設定したON用温度以下に低下した場合は前記ヒータ82をONし、予め設定したOFF用温度以上に上昇した場合に前記ヒータ82をOFFして、温水タンク81の底部近傍の水を直接温めるとともに、この暖められた水が上部側に対流することなどにより、温水タンク81内の水を温めるよう構成されている。
特開昭64−49846号公報
しかしながら、従来の温水タンク81およびヒータ82の配置構成では、単に、温水タンク81内の底部に1つのヒータ82を配設してON/OFF制御する構成であるので、例えば、電力会社の電力が不足するなどの状況下で省エネルギー化や省電力化を図ったり、利用者が集中する時期に飲料供給能力を向上させたりするなど、ヒータ82に要する最大電力を任意に制御したり設定したりすることが困難であった。
本発明は上記課題を解決するもので、温水タンク内の水を良好に温めることができながら、省エネルギー化や省電力化を図ったり、利用者が集中する時期に飲料供給能力を向上させたりすることができる飲料供給装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の飲料供給装置は、温水を収容する温水タンクを備え、温水タンク内の下部に下部ヒータが配設され、温水タンク内における下部ヒータよりも上方に上部ヒータが配設され、温水タンクにおける下部ヒータよりも上部ヒータの近傍に、温水を温水タンクから外部に排出する温水排出路が接続され、上部ヒータの発熱中心位置、温水タンクの温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍上方から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍下方までの範囲に配設され、温水タンク内の下部に給水する給水路が設けられ、温水タンク内の水温を検知する温水温度センサが温水排出路への接続部近傍に設けられ、温水温度センサで検知した温水の温度がON温度以下になった場合に、下部ヒータおよび上部ヒータをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に、下部ヒータおよび上部ヒータをOFFさせる運転モードを備え、前記運転モードの際に、温水タンク内に給水した場合に、温水温度センサの検知温度が、ヒータON用の温度以下に低下していなくても、下部ヒータをONすることを特徴とする。
上記構成により、温水タンクに下部ヒータと上部ヒータとの2つのヒータを設け、かつ温水排出路を上部ヒータの近傍に配設したので、下部ヒータはOFF状態として、温水排出路近傍の上部ヒータだけをON/OFF制御することで、省エネルギー化や省電力化を図ることができる。また、利用者が集中する時期には下部ヒータと上部ヒータとの2つのヒータをONすることで、温水の供給能力を向上させることができ、ひいては飲料供給能力を向上させることができる。また、上部ヒータの発熱中心位置を、温水タンクの温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍上方から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍下方までの範囲に配設したので、上部ヒータだけをONしている場合でも上部ヒータにより暖められた温水を温水排出路から良好に排出できる。
また、温水タンク内の下部に給水する給水路が設けられ、温水タンク内の水温を検知する温水温度センサが温水排出路への接続部近傍に設けられ、温水タンク内に給水した場合に、温水温度センサの検知温度が、ヒータON用の温度以下に低下していなくても、下部ヒータをONする構成により、単に、温水温度センサの検知温度がヒータON用の温度以下に低下した場合に、下部ヒータをONする場合と比較して、素早く温水タンク内の水を温めることができるので、温水の供給能力をより向上させることができ、ひいては飲料供給能力をさらに向上させることができる。また、温水タンク内に給水した場合に下部ヒータをONするので、温水タンク内の下部の水温を検知する温度センサを設けなくても済む。
また、本発明は、前記上部ヒータよりも前記下部ヒータが高出力であり、温水温度センサで検知した温水の温度がON温度以下になった場合に下部ヒータだけをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に下部ヒータをOFFさせるモードと、温水の温度がON温度以下になった場合に上部ヒータだけをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に上部ヒータをOFFさせるモードと、を備えることを特徴とする。この構成により、排出用配管の近傍にある上部ヒータを下部ヒータよりも出力が低いので、下部ヒータはOFF状態として、温水排出路近傍の上部ヒータだけをON/OFF制御する場合に、上部ヒータの出力が下部ヒータの出力よりも高い場合と比較して、省エネルギー化や省電力化を一層図ることができる。また、本発明は、上部ヒータが、その発熱中心の位置が、温水タンクの温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法の1/3下方から接続管部中心と同じ高さの位置までの範囲になるように配設されていることを特徴とする。
本発明によれば、温水タンクに下部ヒータと上部ヒータとの2つのヒータを設け、かつ温水排出路を上部ヒータの近傍に配設することにより、省エネルギー化や省電力化を図ったり、温水の供給能力、ひいては飲料供給能力を向上させたりすることができる。
また、温水タンク内に給水した場合に、温水温度センサの検知温度が、ヒータON用の温度以下に低下していなくても、下部ヒータをONすることにより、一層素早く温水タンク内の水を温めることができるので、飲料供給能力をさらに向上させることができ、利用者が集中する時期に対しても飲料を良好に供給することができる。また、温水タンク内に給水した場合に下部ヒータをONするので、温水タンク内の下部の水温を検知する温度センサを設けなくても済み、その分だけ製造コストを低減することができる。
また、前記上部ヒータよりも前記下部ヒータを高出力とすることにより、上部ヒータの出力が下部ヒータの出力よりも高い場合と比較して、省エネルギー化と省電力化を一層図ることができる。
本発明の実施の形態に係る飲料供給装置の全体斜視図である。 同飲料供給装置の要部正面図である。 同飲料供給装置の飲料供給回路を示す図である。 同飲料供給装置の温水タンクを示す図である。 同飲料供給装置のブロック図である。 同飲料供給装置の温水タンク内の温水を温める際のタイムチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る飲料供給装置の温水タンクを示す図である。 従来の飲料供給装置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る飲料供給装置を、図面に基づき説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
図1、図2は本発明の実施の形態に係る飲料供給装置の全体斜視図および要部正面図である。これらの図に示すように、飲料供給装置1は、外殻を構成するケーシング2と、前面中央部にカップなどの飲料容器3が置かれる容器受け4aが設けられた容器受け部4と、飲料の種類(銘柄)が表示される複数の飲料名表示部5と、飲料名表示部5に対応して設けられた選択押釦6と、温水の温度を示す温水温度表示部7、電源ランプ8などを有している。図1、図2に示す例では、供給飲料の銘柄としては、例えば、緑茶と抹茶とお湯と冷水との4種類が選択可能とされ、また、緑茶については暖かい緑茶と、冷たい緑茶との何れかを選択でき、また、抹茶についても暖かい緑茶と、冷たい緑茶との何れかを選択できる。なお、選択押釦4の横等には、選択押釦4に対応する飲料が供給可能であることを示す選択可ランプ9が設けられている。
図3は飲料供給装置の飲料供給回路を示す図である。この図3に簡略的に示すように、ケーシング2の内部には、飲料の原料(粉末)を収容するキャニスタとも称される原料容器11と、冷水を収容する冷水タンク12と、温水を収容する温水タンク13と、原料と温水や冷水とを混合する混合容器14と、冷水タンク12内の冷水により、飲料用の水を冷却する冷却用流路(冷却コイル)50と、原料容器11に収容された原料を混合容器14内に送出するスクリュコンベヤならびにこのスクリュコンベヤを回転駆動する払出モータ15bからなる原料送出機15と、冷却用流路50からの冷水を混合容器14に排出する混合用冷水排出路16および混合用冷水排出バルブ17と、温水タンク13からの温水を混合容器14に供給する混合用温水排出路18および混合用温水供給バルブ19と、混合容器14内の飲料を飲料容器3に払い出す払出ノズル20と、温水タンク13からの温水を容器受け部4に置かれた飲料容器3に直接供給する容器用温水排出路21および容器用温水排出バルブ24と、冷却用流路50からの冷水を容器受け部4に置かれた飲料容器3に直接供給する容器用冷水排出路22および容器用冷水排出バルブ25と、冷水タンク12の水位や温度を監視する冷水水位センサ36や冷水温度センサ37と、温水タンク13の水位や温度を監視する温水水位センサ53や温水温度センサ54などを備えている。
なお、この実施の形態では、原料容器11、混合容器14、原料送出機15、混合用冷水排出路16、混合用冷水排出バルブ17、混合用温水排出路18、混合用温水供給バルブ19および払出ノズル20などからなる調理回路が2系統設けられている場合を図示しているが、これに限るものではなく、調理回路は1系統設けられていてもよいし、3系統以上設けられていてもよい。
図3、図4に示すように、温水タンク13には、温水タンク13内の水を温めるヒータが上下に2つ設けられている。すなわち、温水タンク13内の下部(底部近傍)に下部ヒータ51が配設され、温水タンク13内における下部ヒータ51よりも上方、この実施の形態では、温水タンク13内における上下方向の略中央部に上部ヒータ52が配設されている。また、上部ヒータ52は、温水を温水タンク13から外部(飲料容器3や混合容器14)に排出する容器用温水排出路21や混合用温水排出路18が接続されている箇所(温水排出路接続部とも称す)の近傍に配設されている。詳しくは、上部ヒータ52の発熱中心Aの位置は、温水排出路接続部の接続管部中心Bに対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍(すなわちL/5)上方の高さ位置から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍(すなわちL/3)下方までの高さ位置の範囲に配設している。なお、この実施の形態では、温水排出路接続部は、温水タンク13の同じ高さの位置で横方向に互いに異なる箇所、または太径の管で同じ箇所に設けられている。しかし、多数の温水排出経路が必要でありながら、横方向には十分な幅寸法が無い場合には、下方に少しだけ異なる位置に設けるとよい。この場合の、上部ヒータ52の発熱中心Aの位置は、上部の温水排出路接続部の接続管部中心Bに対して、L/5上方の高さ位置から1/3下方までの高さ位置の範囲に配設している。また、温水温度センサ54は、温水タンク13内における温水排出路接続部と同じ高さや、温水排出路接続部の近傍に配設されている。なお、図4におけるCは下部ヒータ51の発熱中心を示している。
さらに、下部ヒータ51は、上部ヒータ52よりも高出力であるものが用いられている。なお、この実施の形態では、給水用タンク31に溜められた水を給水路32、28、29および給水バルブ30を通して冷却用流路50や温水タンク13に導入するよう構成されている。また、冷水タンク12内の水は冷凍サイクルからなる冷却装置34の熱交換器34aにより常温以下に冷却されている。また、図3における35は、容器受け部4などを含めた排水をためる排水タンクである。また、図4に示すように、温水タンク13における水を導入する給水路28の先端部は、温水タンク13の底部近傍箇所まで下方に延びて開口されており、給水路28の先端開口部から温水タンク13の底部に水が供給されるよう構成されている。
また、この実施の形態では、混合容器14は、混合容器14自体が回転自在に配設されており、1つの回転撹拌用モータ23の駆動力がベルトなどの駆動力伝達手段を介して、複数の混合容器14が回転されて、混合容器14の内部に供給された原料と温水や冷水が混合され、回転動作が停止されることで、混合容器14内の飲料が原料容器11側に払い出されるよう構成されている。但し、当然ながら、1つの回転撹拌用モータ23で1つの混合容器14を回転動作させるように構成してもよい。また、混合容器14の内部に撹拌用羽根などが配設されてそれぞれの原料や温水、冷水が撹拌、混合されるよう構成してもよい。
また、図5に示すように、飲料供給装置1には、温度管理、時間管理、選択押釦6の押圧動作管理、原料や温水、冷水の供給動作、混合容器14の回転・停止動作など、各種の制御を行う制御部40が設けられており、この制御部40には、時間管理用のタイマ41や各種データを記憶する記憶部42なども設けられている。さらに、ヒータを制御する運転モードとして、一般的な通常モードに加えて、省エネルギー用のローパワーモードと、時間当たりの供給数が多大となるハイパワーモードとの3種類のモードが記憶、設定されている。
また、通常モードでは、温水温度センサ54で検知した温水の温度がON温度以下になった場合に、従来の飲料供給装置の場合と同様に、下部ヒータ51だけをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に、下部ヒータ51をOFFさせる。
ローパワーモードでは、下部ヒータ51については常にOFF状態とする。したがって、上部ヒータ52により、温水タンク13の上部の水しか温めないため、加温する水量が少なくなるとともに、温水タンク13からの放熱量も少なくなり、加温に必要な消費電力量が大幅に減少して、省エネルギー化できる。また、上部ヒータ52よりも下部ヒータ51を高出力にしているので、上部ヒータ52しか使用しないローパワーモードでは、小出力の上部ヒータ52しか使用しないこととなって、大幅な省電力化も図れる。
一方、ハイパワーモードでは、上部ヒータ52と下部ヒータ51とを両方使用するので、高い温水供給能力を発揮するが、さらに、温水タンク13内の水位が低下して給水バルブ30が開かれた際には、図6に示すように、温水タンク13内の温水の温度がOFF温度以上で無い限り、ON温度以上であった場合でも、下部ヒータ51がON状態に切り換えられる。そして、この後、温水タンク13内の温水の温度がOFF温度以上になるまで下部ヒータ51がON状態のまま維持される。また、給水バルブ30を開いて給水開始してから所定継続用時間(例えば1分間)以内に温水がOFF温度以上に達した場合には、一時的な温度上昇で上部ヒータ52や下部ヒータ51が頻繁にON/OFFすることを避けるため、前記継続用時間の間はON状態を維持してOFF状態に切り換えない。但し、予め設定した上限温度以上に温水の温度が上昇した場合にはOFF状態に切り換える。
これにより、温水タンク13への給水による温水タンク13の水温低下を、温水温度センサ54が測温するよりも的確なタイミングで下部ヒータ51をONすることにより防止する。したがって、温水タンク13の下部の水温を検知する温度センサを設けなくても済み、その分だけ、製造コストを低減できる上で、温水の供給能力を向上させるよう図っている。
上記構成によれば、温水タンク13に下部ヒータ51と上部ヒータ52との2つのヒータを設け、かつ混合用温水排出路18や容器用温水排出路21を上部ヒータ52の近傍に接続したので、下部ヒータ51はOFF状態として、温水排出路近傍の上部ヒータ52だけをON/OFF制御することで、省エネルギー化や省電力化を図ることができる。特に、排出用配管の近傍にある上部ヒータ52が下部ヒータ51よりも出力が低いので、一層小さい熱容量の上部ヒータ52だけをON状態とすることができて、上部ヒータの出力が下部ヒータの出力よりも高い場合と比較して、省エネルギー化や省電力化を一層図ることができる。また、上部ヒータ52を、その発熱中心Aの位置が、温水タンクの温水排出路との接続管部中心Bに対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5上方から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3下方までの範囲になるように配設したので、上部ヒータ52で温められた温水が良好に温水排出路(容器用温水排出路21や混合用温水排出路18)に流れ込む。これにより、上部ヒータ52の出力が低くても、温水を良好に排出することができる。つまり、上部ヒータ52を、その発熱中心位置が、温水タンク13の温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍よりもさらに上方の位置になるように配設したり、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍よりもさらに下方の位置になるように配設したりすると、排出する温水の温度が低下してしまう不具合を発生する恐れが高いが、本発明の実施の形態によればこのような不具合の発生を防止することができる。なお、より好ましくは、上部ヒータ52を、その発熱中心Aの位置が、温水タンクの温水排出路との接続管部中心Bに対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3下方から接続管部中心Bと同じ高さの位置までの範囲になるように配設してもよく、これによれば、上部ヒータ52で暖められた温水が接続管部中心B近傍に位置し易くなるので、上部ヒータ52により小さい領域の温水を効率的に暖めることができて、より省エネルギー化や省電力化を図ることができる。
また、温水タンク13に下部ヒータ51と上部ヒータ52との2つのヒータを設けているので、利用者が集中する時期には両方のヒータ51、52をONすることで、温水の供給能力を向上させることができ、ひいては飲料供給能力を向上させることができる。さらに、上部ヒータ52を、その発熱中心Aの位置が、温水タンク13の温水排出路との接続管部中心Bに対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍上方から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍下方までの範囲になるように配設しているので、冷水が温水タンク13の下部に供給されても、上部ヒータ52で温められた温水が良好に温水排出路に流れ込み、利用者が集中する時期にも高温の温水を供給できる。
また、ハイパワーモードの場合には、温水タンク13内に給水した場合に、温水水温センサ54の検知温度が、ヒータON用の温度以下に低下していなくても、下部ヒータ51をONする。この構成により、単に、温水水温センサ54の検知温度がヒータON用の温度以下に低下した場合に、下部ヒータ51をONする場合と比較して、温水タンク13内の水を高めに温めることができるので、温水の供給能力をより向上させることができ、ひいては飲料供給能力をさらに向上させることができる。したがって、昼休みなどにお茶などを供給する場合など、利用者が一時的に集中する時期に対しても温水が不足することを最小限に低減できて飲料を良好に供給することができる。
また、温水タンク13内に給水されると、補給された水は温度が低いために温水タンク13の下部に滞留して、温水タンク13の下部では短時間では温度が均一にはならない。温水水温センサ54は温水排出路18、21への接続部近傍に配設されているが、そのため、温水タンク13における温水水温センサ54の配設領域の水温は直ぐには低下せず、このため、温水の温度に基づいて上部ヒータ52や下部ヒータ51をONさせ難くなる。しかし、本発明では、ハイパワーモードの場合には、給水されると下部ヒータ51をONさせることにより、給水された温水タンク13の下部の領域の水を直ぐに温めることができて、高温の飲料を連続して良好に供給できる。また、これにより、温水タンク13の下部の領域の水の温度を測る温度センサを設けなくて済むので、その分だけ製造コストを低減することができる。
なお、図7に示すように、上部ヒータ52が配設されている温水タンク13内の上部領域と、下部ヒータ51が配設されている温水タンク13内の下部領域とを仕切る仕切板45を設けてもよく、この場合には、仕切板45に、水を通す小孔45aを設けたり、仕切板45自体をメッシュ状にして仕切板45自体が水を通す構造としたりする。
このように構成することにより、下部ヒータ51のみをON状態にした場合でも、上部ヒータ52の下方に配設された仕切板45を通して、温水が対流したり通過したりすることができるので、上部領域と下部領域との温水温度はほぼ均一な状態で上昇する。一方で、上部ヒータ52のみをON状態にした場合は、仕切板45によって上部領域と下部領域との対流が阻害されるので、上部領域の温水が下部領域に流れ込み難くなり、この結果、ローパワーモードにおいて上部ヒータ52で暖められた温水が拡散することを最小限に抑えることができ、これにより、省エネルギー化や省電力化を一層良好に図ることができる。
なお、この場合に、仕切板45として金属以外の樹脂などの熱伝導性の低い物質を用いることで、上部領域の温水が下部領域の温水で冷却されることを防止できて、ローパワーモードにおける省エネルギー化や省電力化をさらに良好に図ることができる。
また、上部ヒータ52の配設位置を、上記した高さ位置の範囲内で変更する場合には、寸法が異なるヒータに交換してもよいが、これに代えて、上部ヒータ52を支持する箇所の高さを調整するスペーサを設けたり、上部ヒータ52の支持箇所を昇降可能に構成したりして、上部ヒータ52の上下位置を可変できるよう構成してもよい。
なお、上記実施の形態では、供給飲料が緑茶と抹茶、お湯、お水の場合を述べたが、コーヒー飲料などの他の飲料も提供できる飲料供給装置にも上記構成を適用可能であることはもちろんである。
1 飲料供給装置
11 原料容器
12 冷水タンク
13 温水タンク
14 混合容器
15 原料送出機
16 混合用冷水排出路
17 混合用冷水排出バルブ
18 混合用温水排出路(温水排出路)
19 混合用温水供給バルブ
20 払出ノズル
21 容器用温水排出路(温水排出路)
24 容器用温水排出バルブ
22 容器用冷水排出路
25 容器用冷水排出バルブ
30 給水バルブ
27、28、29 給水路
40 制御部
42 記憶部
50 冷却用流路
51 下部ヒータ
52 上部ヒータ
53 温水水位センサ
54 温水温度センサ

Claims (4)

  1. 温水を収容する温水タンクを備え、
    温水タンク内の下部に下部ヒータが配設され、
    温水タンク内における下部ヒータよりも上方に上部ヒータが配設され、
    温水タンクにおける下部ヒータよりも上部ヒータの近傍に、温水を温水タンクの外部に排出する温水排出路が接続され、
    上部ヒータの発熱中心位置、温水タンクの温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法Lの1/5倍上方から、温水タンク内部高さ寸法Lの1/3倍下方までの範囲に配設され、
    温水タンク内の下部に給水する給水路が設けられ、
    温水タンク内の水温を検知する温水温度センサが温水排出路への接続部近傍に設けられ、
    温水温度センサで検知した温水の温度がON温度以下になった場合に、下部ヒータおよび上部ヒータをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に、下部ヒータおよび上部ヒータをOFFさせる運転モードを備え、
    前記運転モードの際に、温水タンク内に給水した場合に、温水温度センサの検知温度が、ヒータON用の温度以下に低下していなくても、下部ヒータをONする
    ことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 温水タンク内に給水した場合に下部ヒータをONした際は、所定の継続用時間の間はON状態を維持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記上部ヒータよりも前記下部ヒータが高出力であり、
    温水温度センサで検知した温水の温度がON温度以下になった場合に下部ヒータだけをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に下部ヒータをOFFさせるモードと、温水の温度がON温度以下になった場合に上部ヒータだけをONさせ、温水の温度がOFF温度以上になった場合に上部ヒータをOFFさせるモードと、を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の飲料供給装置。
  4. 上部ヒータが、その発熱中心の位置が、温水タンクの温水排出路との接続管部中心に対して、温水タンク内部高さ寸法の1/3下方から接続管部中心と同じ高さの位置までの範囲になるように配設されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の飲料供給装置。
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