JP5892569B2 - スクリュー真空ポンプ - Google Patents

スクリュー真空ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP5892569B2
JP5892569B2 JP2014555429A JP2014555429A JP5892569B2 JP 5892569 B2 JP5892569 B2 JP 5892569B2 JP 2014555429 A JP2014555429 A JP 2014555429A JP 2014555429 A JP2014555429 A JP 2014555429A JP 5892569 B2 JP5892569 B2 JP 5892569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
oil
rotating shaft
screw
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014555429A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015083195A1 (ja
Inventor
肇 飯塚
肇 飯塚
洋成 川端
洋成 川端
大見 忠弘
忠弘 大見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIZUKA & CO., LTD.
Tohoku University NUC
Original Assignee
IIZUKA & CO., LTD.
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IIZUKA & CO., LTD., Tohoku University NUC filed Critical IIZUKA & CO., LTD.
Application granted granted Critical
Publication of JP5892569B2 publication Critical patent/JP5892569B2/ja
Publication of JPWO2015083195A1 publication Critical patent/JPWO2015083195A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/14Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
    • F04C18/16Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C25/00Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids
    • F04C25/02Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids for producing high vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/023Lubricant distribution through a hollow driving shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/80Other components
    • F04C2240/807Balance weight, counterweight
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0021Systems for the equilibration of forces acting on the pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/04Heating; Cooling; Heat insulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、スクリュー真空ポンプに関する。
一般的には、半導体デバイス、液晶や有機EL等を使用する表示デバイス、太陽電池デバイス等の機能デバイスを製造する製造装置や生産システムにおいては、ポンプ性能による適用範囲の限度から多種多様のポンプが数多く使用される。これに対して、例えば、特許文献1〜3に開示されたようなタイプのスクリュー真空ポンプは、分子流域から粘性流域まで広範囲の排気が可能で排気性能が排気ガス種に依存しない。このため、ガス種毎にポンプを替える、圧力条件の変化に対応してポンプを据え代る、複数の排出箇所を有する生産システムにおける排出箇所毎に適したポンプを用意する、といった煩雑さを招くこともない。排気速度に依存しなければ同一種のポンプを使用すればよく、いちいち排気箇所毎にポンプを選定する煩わしさは生じない。仮に、上記タイプのポンプにおいて低コスト化が実現して商業化されれば、その普及度は著しいものになり、産業の発展に大いに貢献することが容易に予想される。
国際公開WO2011/148797 国際公開WO2012/004181 特開2004−263629号公報
上記タイプのポンプでは、できるだけ高速にスクリューロータを回転させることができれば、ポンプを小型化しつつ高排気速度化を実現できる。スクリューロータの回転を高速化すると、数千rpm〜一万rpmのような目標回転数に達する前に、スクリューロータに許容できない振動が発生してしまう。
本発明の目的の一つは、スクリューロータの高速回転化を実現して排気速度が高められたスクリュー真空ポンプを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、高速運転に於いて振動が発生しても許容範囲内の振動に留めることが可能で静粛安定運転に優れたスクリュー真空ポンプを提供することにある。
本発明の第1の観点のスクリュー真空ポンプは、互いに噛み合うスクリュー歯を有する雄ロータおよび雌ロータを有し、
前記雄ロータ及び雌ロータのスクリュー歯部は、回転軸線方向の上端側に形成された不等リード不等傾斜角スクリュー部と、回転軸線方向の下端側に形成された前記不等リード不等傾斜角スクリュー部に連続する等リードスクリュー部とを有し、
前記雄ロータおよび雌ロータの少なくとも一方のロータは、回転軸線方向の上端面および下端面で開口する中空部を有し、
前記少なくとも一方のロータに連結されるとともに前記中空部に少なくとも一部が収容された回転シャフトを有し、
前記中空部内に収容され、前記回転シャフトを回転自在に支持する軸受を有し、
前記少なくとも一方のロータと前記回転シャフトとの連結部は、回転軸線方向において、前記少なくとも一方のロータの重心の位置付近に配置されている、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点のスクリュー真空ポンプは、互いに噛み合うスクリュー歯を有する雄ロータおよび雌ロータを有し、
前記雄ロータおよび雌ロータの少なくとも一方のロータは、回転軸線方向の上端面および下端面で開口する中空部を有し、
前記少なくとも一方のロータに連結されるとともに前記中空部に少なくとも一部が収容された回転シャフトを有し、
前記中空部内に収容され、前記回転シャフトを回転自在に支持する軸受を有し、
前記少なくとも一方のロータと前記回転シャフトとの連結部は、前記少なくとも一方のロータの上端部および下端部から離れた前記中空部内に配置されている、ことを特徴とする。
本発明の第3の観点のスクリュー真空ポンプは、互いに噛み合うスクリュー歯を有する雄ロータおよび雌ロータを有し、
前記雄ロータ及び雌ロータのスクリュー歯部は、不等リード不等傾斜角スクリュー部と、前記不等リード不等傾斜角スクリュー部に連続する等リードスクリュー部とを有し、
気体の吸気口及び吐出口を備えるとともに前記雄ロータおよび雌ロータを収容するステータを有し、
前記雄ロータおよび雌ロータの少なくとも一方のロータは、回転軸線方向の下端面で開口する中空部を有し、
前記少なくとも一方のロータに連結されるとともに前記中空部に少なくとも一部が収容された回転シャフトを有し、
前記中空部内に収容され、前記回転シャフトを回転自在に支持する軸受を有し、
前記少なくとも一方のロータは、前記少なくとも一方のロータ回転バランスを調整するための質量を取り付けるための複数のマス取付け部を有し、
前記ステータは、当該ステータの外部から前記複数のマス取付け部にアクセス可能に形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、高速回転により生じる振動を抑制でき、高速回転化されて排気速度が高められたスクリュー真空ポンプが提供される。
本発明の一実施形態に係るガス排気ポンプの断面図。 本発明の一実施形態に係る雄ロータと回転シャフトとの連結位置を示す模式図。 従来のロータと回転シャフトとの連結位置を示す模式図。 従来のロータにおいて発生する一次共振を示す図。 図1のガス排気ポンプの雄ロータの上端側から見た外観斜視図。 図1のガス排気ポンプの雄ロータの下端側から見た外観斜視図。 マス取付け部へのアクセス方法を説明するための断面図。 軸封装置および軸受周辺の構造を示す断面図。 オイル量調整リングの構造を示す斜視図。 サポート部材の上面図。 サポート部材の断面図。 モータステータの外観斜視図。 オイル循環システムのオイル流通経路を示す断面図。 オイル循環システムの他の実施形態を示す断面図。 図12のオイルタンクにおけるオイルの冷却経路の一例を示す模式図。 オイル循環システムのさらに他の実施形態を示す断面図。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第1実施形態
図1〜図11を参照して、本発明の第1の実施形態に係るスクリュー真空ポンプについて説明する。先ず、スクリュー真空ポンプの基本構成について説明する。スクリュー真空ポンプ100は、図1に示すように、噛み合い隙間を保ちつつ相互に噛み合った状態で配置されて逆方向に同期して回転する一対の雄ロータ110及び雌ロータ120と、雄ロータ110及び雌ロータ120を収納するステータ130と、雌雄のロータ110,120にそれぞれ連結された回転シャフト150A,150Bと、回転シャフト150Aに一体的に設けられた駆動モータ140と、回転シャフト150Aを回転自在に支持する軸受ベアリング160,161,162と、回転シャフト150A、150Bの下端部に取り付けられた一対の同期ギア170A,170Bと、ステータ130の下方に設けられてオイルOLを収容するオイルリザーバ300と、回転シャフト150A、150Bの下端部に設けられて回転シャフト150A、150Bの回転を利用して遠心力によりオイルリザーバ300内のオイルOLを押し上げるための押上げヘッド180と、オイルリザーバ300に収容されたオイルOLを水冷式で冷却する冷却装置190と、軸受160の上方に配置された軸封装置230と、軸封装置230を支持するサポート部材200と、を備える。
図1において、雌ロータ120内の構造の詳細が省略されているが、雌ロータ120側にも、雄ロータ110と同様に軸受が設けられており、回転シャフト150Bは回転自在に支持されており、雄ロータ110側と同様の軸封装置、サポート部材等を備えているが、駆動モータは設けられていない。なお、本発明はこれに限定されるわけではなく、雌ロータ側の回転シャフト150Bに駆動モータを一体的に設けてもよいし(この場合には、例えば、インバータを用いて同期するように回転制御される。)、また、雌ロータ側の軸封装置、サポート部材等の構成を雄ロータ110側と異ならせることも可能である。
ステータ130は、ステンレス鋼等の金属で形成され、図1に示すように、雄ロータ110及び雌ロータ120を収納する本体部131と、本体部131の下端部に固定されるとともに排気口136が形成されたベース部132と、本体部131の上端側を覆うエンドプレート133と、エンドプレート133に固定されて吸気口135を画定する吸気口部134とを有する。
ステータ130と雄ロータ110と雌ロータ120とは、協働して、ガスを移送圧縮する気体作動室を形成する。雄ロータ110及び雌ロータ120は、噛み合い隙間を保ちつつ相互に噛み合うスクリュー歯111、121を外周側にそれぞれ有している。これら雄ロータ110及び雌ロータ120のスクリュー歯111、121は、吸気口135側に配置されて、ガスを移送圧縮する不等リード不等傾斜角スクリュー部(以下、不等リードスクリュー部という)111a、121aと、不等リードスクリュー部111a、121aに連続し、ガスを移送する等リードスクリュー部111b、121bとを有している。等リードスクリュー部111b、121bは、等リード等傾斜角で形成されて、直線の歯筋を有している。不等リードスクリュー部111a、121aは、吸気口135側から排気口136側に向けてリードおよび傾斜角(リード角)が徐々に小さくなるように形成されて、曲線の歯筋を有している。この不等リードスクリュー部111a、121aでは、リード角が雄ロータ110及び雌ロータ120の回転角にしたがって変化し、雄ロータ110及び雌ロータ120とステータ130により形成される気体作動室の1リード間の容積が吸気口135側から排気口136側に向けて連続的に減少することで、ガスの移送圧縮が行われる。
回転シャフト150Aは、ステンレス鋼等の金属で形成され、上端部側を、軸受160を介してサポート部材200により回転自在に支持され、雄ロータ110と同軸状に連結されている。サポート部材200の構造については後述する。回転シャフト150Aの下端部側には、軸受161および162が設けられており、軸受161は第1軸受ホルダ137、軸受162は第2軸受ホルダ138により保持されている。第1軸受ホルダ137は、サポート部材200の下端部に固定され、第2軸受ホルダ138は、ベース部132に固定されている。
軸受160は、アンギュラー玉軸受であり、雄ロータ110および回転シャフト150Aの荷重の大部分を支持している。軸受161,162もアンギュラー玉軸受であるが、これらは、主に、雄ロータ110の高速回転中に発生する可能性のある回転シャフト150Aの振れを抑制するために設けられている。なお、軸受160〜162の潤滑については後述する。
駆動モータ140は、回転シャフト150Aの軸受160と161の間に固定されたモータロータ141と、所定のギャップ143が形成されるようにモータロータ141の周囲に配置されかつサポート部材220に固定されたステータ142を有し、ポンプの外部から交流電力を受けることにより駆動される。
振動抑制構造
ここで、雌雄のロータの高速回転時に発生する振動の抑制のための構造について説明する。図3は、従来の雄ロータと回転シャフトの関係を示す模式図である。図3に示すロータ510は、外周側のスクリュー歯については雄ロータ110と同じであるが、上端部510tに回転シャフト550との連結部512が形成され、回転軸線方向の下端面で開口する中空部511を有し、回転シャフト550の一部および回転シャフト550を回転自在に支持する軸受560が中空部511に収容されている。
このロータ510を高速回転させると、7000rpm近辺に1次の共振点が存在し、図4に示すような振動が発生することが判明した。この振動の変形モードは、拘束部である軸受560を基点とする軸曲げ変形である。
本発明では、ロータの共振周波数を高めるために、図2に示す構造を採用している。図2に示すように、雄ロータ110は、回転軸線AX方向の下端面110bで開口する下側中空部113Aと上端面110tで開口する上側中空部113Bを有し、下側中空部113Aと上側中空部113Bとは、連結部112に形成された貫通孔112hを介して連通している。連結部112は、回転シャフトの上端部に形成されたフランジ部151に連結される。この連結部112は、雄ロータ110の上端面110tおよび下端面110bから離れた位置に配置されており、連結部112の回転軸線AX方向は、雄ロータ110の重心GCの付近に位置する。このように、回転シャフト150と雄ロータ110との連結位置を雄ロータ110の重心GCの位置に移動させ、拘束部である軸受160と回転シャフト150および雄ロータ110との連結部との距離を従来と比べて短縮化することで、雄ロータ110の共振周波数を高めることができることがわかった。具体的には、雄ロータ110の1次の共振点を10000rpm超に高めることができた。また、回転シャフト150と雄ロータ110との連結位置を雄ロータ110の内部とすることで、回転シャフト150の全長を従来と比較して短縮化することができ、軽量化、振動抑制等の点でも有利となる。なお、雄ロータ110についてのみ説明したが、雌ロータ120についても同様の構造が採用される。
バランス調整機構
次に、本実施形態に係るスクリュー真空ポンプのバランス調整機構について説明する。図5Aに示すように、雄ロータ110の上端側にある、不等リードスクリュー部111aの終端に形成された複数の端面部114には、雄ロータ110の回転バランスを調整するための質量としてのねじMを取り付けるための複数のマス取付け部114hが配置されている。マス取付け部114hは、例えば、ねじ穴で構成される。端面部114は、回転軸線AXを中心とする円周方向に等間隔に配置され、回転軸線AXに対して直交している。複数のマス取付け部114hは、周方向に沿って配列されているとともに、半径方向にも等間隔に配列されている。雄ロータ110の下端には、図5Bに示すように、円盤状プレート115が雄ロータ110に一体的に形成されている。円盤状プレート115の中心は、回転軸線AXに一致しており、円盤状プレート115の外周面115fは、回転軸線AXに平行である。この外周面115fに、複数のマス取付け部115hが周方向に沿って等間隔に形成されている。マス取付け部115hは、例えば、円盤状プレート115の中心に向けて形成されたねじ穴で構成される。マス取付け部115hには、雄ロータ110の回転バランスを調整するための質量としてのねじMが取り付け可能である。
マス取付け部114hおよびマス取付け部115hに選択的にねじMを取り付けることで、雄ロータ110単体の回転バランスを調整することはもちろん可能であるが、ここで重要なことは、スクリュー真空ポンプ100を組み立てた後に、これらマス取付け部114hおよびマス取付け部115hにアクセス可能となっていることである。回転に関与する各構成部品のバランスをとったとしても、スクリュー真空ポンプ100を組み立てた後に、回転系が確実にバランスしているとは限らず、回転バランスの調整がさらに必要な場合がある。このため、本発明では、図6に示すように、ステータ130のベース部132に、ステータ130の外部からマス取付け部115hへのアクセスを可能にする通路132aが形成されている。通路132aは、通常は密封され、必要な場合にのみ開放される。雄ロータ110の上端側のマス取付け部114hは、図1に示したように、吸気口135を通じてステータ130の外部からアクセス可能である。なお、本実施形態では、マス取付け部を雄ロータ110の上下端に設けたが、これに限定されるわけではなく、例えば、雄ロータ110の回転軸線方向の中間部にマス取付け部を形成することも可能である。なお、雄ロータ110についてのみ説明したが、雌ロータ120についても同様の構造が採用される。
オイル循環システム
次に、オイル循環システムについて説明する。なお、雄ロータ110側のオイル循環システムについてのみ説明するが、雌ロータ120側についても同様の構造が採用可能である。図1に示したように、回転シャフト150Aは、その中心部を長手方向に延在する貫通孔により形成されたオイル供給路152を有する。回転シャフト150Aに形成された貫通孔の下端面の開口が、オイルOLが流入する流入口153となっており、貫通孔の上端面の開口は、雄ロータ110の連結部112に固定された栓部材156で密閉されている。ここで、図7に拡大して示すように、オイル供給路152は、軸受160の上方に形成された回転シャフト150Aの半径方向に延びるオイル供給路152aと連通しており、回転シャフト150Aの外周面で開口するオイル供給路152aの終端が、オイルOLが流出する流出口154となっている。オイル供給路152aは、回転軸線AXに関して対称な位置の2箇所に形成され、各オイル供給路152aには、オイルOLの流量を所定量に調整するように規定された流路面積の流路155hが形成された流量調整部材155がねじ込まれている。
図1に戻って、回転シャフト150Aの流入口153には、オイルリザーバ300からオイルOLを遠心力及びドラッグ効果により上方へ押し上げる押し上げヘッド180が設けられている。押し上げヘッド180は、上下方向に貫通する貫通孔を有し、この貫通孔の内周面は、下方から上方に向けて拡径するテーパ状に形成されている。押し上げヘッド180は、回転シャフト150Aの下端に固定され、スクリュー真空ポンプ100の駆動時には、回転シャフト150Aと共に回転し、前述したテーパ状の内周面及び回転シャフト150A、150Bの回転を利用した遠心力と、ドラッグ効果とにより、オイルリザーバ300から潤滑オイルを押し上げるように構成されている。回転する押し上げヘッド180により押し上げられたオイルOLは、オイル供給路152の内壁を伝って上方に向けて移動し、オイル供給路152aおよび流量調整部材155を通じて流出口154から回転シャフト150Aの外部へ吐出される。
オイル量調整機構
図7に戻ると、回転シャフト150Aの軸受160と流出口154との間に、環状のオイル量調整リング220が設けられている。オイル量調整リング220は、回転シャフト150Aに固定されている。オイル量調整リング220は、図8に示すように、環状の下板部221、下板部221に対向する環状の上板部222、下板部221と上板部222とを内周側で連結する連結壁部223とを有する。連結壁部223には、回転シャフト150Aの半径方向に延びるオイル供給路152aの流出口154と対応する位置に形成された流通孔225が形成されている。下板部221には、軸受160に潤滑するためのオイルOLを供給する複数のオイル供給孔226が周方向に沿って等間隔に配列されている。下板部221の外周の上部には、鍔部24が形成されている。鍔部24は、下板部221の外周面228に嵌め込まれる後述する受止め板210と下板部221との間からオイルOLが下方へ落下するのを防ぐ役割を果たす。
ここで、オイル量調整リング220を設けた理由について説明する。雄ロータ110および回転シャフト150Aの荷重を回転自在に支持する軸受160には、高速回転中に潤滑のためのオイルOLを供給する必要があるが、この供給量が過剰であると、軸受160から発生する熱が増大してしまうことが判明した。このため、本発明では、軸受160の上方にオイル量調整リング220を設けて、オイルOLの供給量を最適化している。オイル量調整リング220のオイル供給孔226は、オイルOLの供給量が最適になるように、その数および寸法があらかじめ調整されている。なお、オイルOLの供給量の微調整が必要な場合には、例えば、必要な数のオイル供給孔226だけを残して、不要なオイル供給孔226を金属板等で塞ぐことで対応できる。なお、オイル量調整リング220は、本発明のオイル量調整機構はこれに限定されるわけではない。また、オイル量調整リング220は、回転シャフト150Aに固定されているが、回転シャフト150Aに固定せずにオイル量調整機構を実現することも可能である。
図7において、受止め板210は、環状に形成され、軸受160の上部をオイル量調整リング220とともに覆うとともに、サポート部材200に固定されている。受止め板210は、回転シャフト150Aの流出口154から吐出されたオイルOLを、後述するサポート部材200に形成された複数の流入口201a,202aに導くために設けられており、複数の流入口201a,202aに対応する位置に流通孔210hが形成されている。
サポート部材200は、ステンレス鋼等の金属で形成され、図9A,9Bに示すように、円筒状に形成されており、図1に示したように、雄ロータ110の円筒状の中空部113A内に配置され、サポート部材200の外周面206と中空部113Aの内壁面との間には、僅かな隙間が形成されるようになっている。また、サポート部材200は、下端部がステータ130のベース部132に固定され、ベース部132から、中空部113Aの開口を通じて、不等リードスクリュー部111aの途中まで達するように回転軸線AXの方向に延在している。このような配置により、サポート部材200は、気体の圧縮熱により高温になる雄ロータ110からの熱が伝達される。特に、雄ロータ110は、不等リードスクリュー部111aの等リードスクリュー部111b側の終端部で最も高温になると予想されるが、この近くにサポート部材200を配置することで、雄ロータ110の熱を効果的に受けることができる。また、サポート部材200は、軸受保持部203に軸受160を保持しているので、軸受160で発生する熱も効果的に受けることができる。軸受保持部203の外周側には、上下方向に延びるオイルOLが流通する、複数の第1流路201および複数の第2流路202が形成されている。第1流路201は、流入口201aから流入するオイルOLを駆動モータ140のモータロータ141とモータステータ142との間に形成される空隙143へ分配するように形成されている。第2流路202は、流入口202aから流入するオイルOLをモータステータ142の外周面142a上に分配するように形成されている。すなわち、サポート部材200は、本発明の流路部材およびガイド部材を兼ねている。なお、本発明は、これに限定されるわけではなく、流路部材およびガイド部材を別部材とすることも可能である。
モータステータ142は、図10に示すように、外周面142aに形成された、回転軸線方向に延びる複数の溝部142bを有する。この溝部142bは、サポート部材200の内壁面205と協働して、第2流路202から供給されるオイルOLを流通させるための流路を形成する。
オイルリザーバ300は、図1に示すように、ステータ130の下部に形成され、オイルOLを貯留するために設けられ、オイルリザーバ300内には、冷却装置190の冷却パイプ191が配置されている。冷却装置190は、オイルリザーバ300に貯留されたオイルOLを水冷式で冷却するものであり、オイルリザーバ300内に配置され冷却水を循環させる冷却パイプ191と、冷却パイプ191に冷却水を供給する冷却ポンプ192を有する。
軸封装置230は、回転シャフト150Aの流出口154から供給されるオイルOLおよびその蒸気が、ステータ130と雄ロータ110と雌ロータ120とが協働して形成する気体作動室に侵入しないように回転シャフト150Aをシールしている。軸封装置230は、図7に示すように、環状に形成されてサポート部材200の上端部に固定された保持部材231と、第1リップシール233aおよび第2リップシール233bを保持する第1シールアセンブリ232と、第1シールアセンブリ232に隣接して配置されかつリップシール234aを保持する第2シールアセンブリ234と、第2シールアセンブリ234に隣接して設けられたラビリンスシール235とを有する。回転シャフト150Aの表面に接触する第1および第2リップシール233a,233bと、リップシール234aは、耐熱性,化学的安定性,低摩擦性、適度な弾性を有することを特徴とし、好ましくは、フッ素化樹脂で構成されるのが望ましい。
その様なフッ素化樹脂の例としては、(1)完全フッ素化樹脂、例えば、ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)等、(2)部分フッ素化樹脂、例えば、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE,CTFE)、 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)等、(3)フッ素化樹脂共重合体、例えば、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、エチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE),エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)等、等々のフッ素化樹脂が挙げられる。これらの中で、PFA,PTFEが特に好ましい。
これらの樹脂は、ニッケル(Ni)、フッ化ニッケル(NiF2)等の金属上に設けることで耐熱性を飛躍的に向上させることが出来るので、本発明に於いてはこのような態様は特に好ましいものである。
保持部材231には、シールガス供給路231aが形成され、このシールガス供給路231aには窒素ガス等のシールガスが供給され、第1シールアセンブリ232の本体に形成されたガス通路232aから上端側および下端側に向けて流れ、第1シールアセンブリ232の本体に形成されたガス通路232bを通じて排出される。なお、シールガスの供給経路および排出経路(図示せず)は、サポート部材200およびステータ130に形成され、この供給経路を通じてポンプ外部からシールガスが供給され、ガス通路232bを通過したからのシールガスは、図示しない排出経路を通じて、ポンプの外部に排出され図示しない回収装置により回収される。ここで回転シャフト150Aがステンレス鋼で形成されていると、温度が180℃程度以上に上昇すると、PTFEはステンレス鋼の触媒効果により熱分解する可能性がある。このため、本実施形態では、オイル循環システムによりポンプ内の熱を効率よく外部に放出してリップシールの温度上昇を抑制するが、リップシールの劣化を防いで安定したシール性能を長期間得るために、Niが最も熱分解抑制効果が高いので、回転シャフト150Aの、第1および第2リップシール233a,233bと、リップシール234aとの接触部分にニッケルメッキ膜或いはフッ化ニッケル膜を施すことが好ましい。
減圧機構
ここで、本実施形態のオイル循環システムにより循環するオイルが空気中にあると、オイルに気泡が発生し、オイルの冷却効率が低下してしまう。また、リップシールのPTFEは、温度が上昇した状態で酸素ガスに触れると、酸化分解されて劣化し易い。これを防ぐためには、循環するオイル中の溶存酸素を除去することが極めて重要である。このため、本実施形態では、オイルが循環する空間を密閉空間とするとともに、この密閉空間を減圧することが好ましい。オイルが循環する空間を減圧するには、例えば、スクリュー真空ポンプ100により形成される真空を利用することができる。別のポンプを設けて減圧することも可能である。減圧は、例えば、空気の飽和溶解度が大気圧における飽和溶解度の半分程度になる圧力まですればよい。
次に、上記したオイル循環システムのオイル循環について図11を参照して説明する。 スクリュー真空ポンプ100を駆動すると、図11に示すように、回転する押上げヘッド180によりオイルリザーバ300内で冷却されたオイルOLは、回転シャフト150Aのオイル供給路152、オイル供給路152aおよび流出口154を通じてオイル量調整リング220の下板部221および受止め板210の上に供給され、一部のオイルOLは、軸受160の潤滑のために、下板部221のオイル供給孔226を通じて軸受160に供給され、このオイルOLは軸受160から落下して駆動モータ140のギャップ143に供給される。受止め板210の上に供給されたオイルOLは、第1および第2の流路201、202に分配される。軸受160で発生する熱は、軸受160に直接供給されたオイルOLによって吸収されるとともに、軸受160の周囲を通過する第1および第2の流路201、202を流通するオイルOLによって吸収される。第1および第2の流路201、202を流通するオイルOLは、回転シャフト150A側および雄ロータ110側から受ける熱を吸収したのち、駆動モータ140のギャップ143とモータステータ142の外周面に溝142bにより形成された流路を流通する。これにより、駆動モータ140から発生する熱は効率良く吸収される。駆動モータ140を通過したオイルOLは、オイルリザーバOL内に落下するが、一部は、潤滑のために、軸受161,162と同期ギア170A,170Bの噛み合い部分に供給された後にオイルリザーバOL内に落下する。オイルリザーバOL内に落下するオイルOLは温度が上昇しているが、オイルリザーバOL内で冷却装置190により所定の温度まで冷却される。なお、雄ロータ110についてのみ説明したが、雌ロータ120についても同様のオイル循環システムを採用できる。
本実施形態は、押上げヘッド180により潤滑および冷却のために供給できるオイルOLの量は、押上げヘッド180の回転速度に依存するのである程度限られている。サポート部材200やオイル量調整リング220を設けることにより、限られた量のオイルOLを効率よく潤滑および冷却に使用し、スクリュー真空ポンプ100の温度上昇を防ぐことができる。この結果、スクリュー真空ポンプ100の高速運転化が可能となる。
第2実施形態(オイル循環システム)
次に、さらに冷却効率の高いオイル循環システムを図12および図13を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成部分には、同一の符号を使用している。図12に示すオイルリザーバ300Aは、断熱材で形成されたタンク301と、タンク301の内部に設けられタンク301とともに閉空間CSを形成するための底板304と、閉空間CSに同心状に配置されてオイルOLの流路を形成するための複数の第1の仕切り部材305と、オイルOLの流路を形成するためにタンク301の半径方向に配置された第2の仕切り部材306とを有している。タンク301の上部には、押し上げヘッド180が挿入されるとともに回転シャフト150Aのオイル供給路と連通するオイル流出口302と、回収されたオイルが流入する流入口303とを有する。流入口303は、タンク301の最外周領域R1に配置され、オイル流出口302は、タンク301の中心領域R2に配置されている。タンク301内の底部には、冷却液320が流れるようになっており、冷却器の冷却液320は底板304に全面的に接触している。
閉空間CSを図13に示すように流れるオイルOLの熱交換効率を上げるためには、オイルの循環によるオイルOLの流れは、レイノズル数2000〜3000程度の乱流となるように設計することが好ましい。また、タンク301内でレイノズル数が一定になるように、オイルOLの流路断面積は一定にすることが好ましい。
ここで、オイルOLを押上げヘッド180内に向けて押し上げてやると、押上げヘッド180によるオイル押上げ量を増加することが分かっている。たとえば、タンク301の一部をフレキシブルな材料で形成し、このフレキシブルな部分をタンク301の外部から押圧して弾性変形させ、閉空間CSの容積を減少させることで、オイルOLを押上げヘッド180内に向けて押し上げることができる。
代替的には、図14に示すように、タンク300Aにプランジャ装置340を設けるとともに、流入口303に逆流防止機構340を介して補助タンク330を接続する。プランジャ装置340のプランジャチップ341が先端に接続されたプランジャロッド342の後端部は、シリンダ装置360のピストンロッド361に接続され、プランジャチップ341は往復運動可能になっている。プランジャチップ341を前進させていくと、閉空間CSの容積が減少し、オイルOLが押上げヘッド180内に向けて押し上げられる。このとき逆流防止機構340により、タンク301内のオイルOLは流入口303を逆流しない。また、プランジャチップ341を後退させる際には、補助タンク330に回収されたオイルOLが存在するため、押上げヘッド180内のオイルOLがオイルタンク301内に戻るのを防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 スクリュー真空ポンプ
110 雄ロータ
111 スクリュー歯
111a 不等リード不等傾斜角スクリュー部
111b 等リードスクリュー部
111c 接続部
113a 中空部
113b 中空部
114 平板部
114h 取付け穴
115 円盤部
115h 取付け穴
120 雌ロータ
121 スクリュー歯
121a 不等リード不等傾斜角スクリュー部
121b 等リードスクリュー部
130 ステータ
135 吸気口
136 排気口
140 駆動モータ
141 モータロータ
142 モータステータ
142a 外周面
142b 流路用溝
143 ギャップ
150 回転シャフト
152,152a オイル供給路
156 閉塞部材
160,161,162 軸受
180 押上げヘッド
190 冷却装置
200 サポート部材
201 第1流路
201a 流入口
202 第2流路
202a 流入口
210 受止め板
220 オイル量調整リング
230 軸封装置
231 保持部材
232 第1シールアセンブリ
233a 第1リップシール
233b 第2リップシール
234 第2シールアセンブリ
234a リップシール
235 ラビリンスシール
OL オイル
M ネジ

Claims (1)

  1. 互いに噛み合うスクリュー歯を有する雄ロータおよび雌ロータを有し、
    前記雄ロータ及び雌ロータのスクリュー歯部は、回転軸線方向の上端側に形成された不等リード不等傾斜角スクリュー部と、回転軸線方向の下端側に形成された前記不等リード不等傾斜角スクリュー部に連続する等リードスクリュー部とを有し、
    前記雄ロータおよび雌ロータの少なくとも一方のロータは、回転軸線方向の上端面および下端面で開口する中空部を有し、
    前記回転シャフトは、前記少なくとも一方のロータに連結されるとともに前記中空部に少なくとも一部が収容され、
    前記回転シャフトを回転自在に支持するとともに前記少なくとも一方のロータおよび回転シャフトの荷重の大部分を回転中においても支持する主軸受を有し、
    回転数を上昇させていくと発生する拘束部である前記主軸受を基点とする回転軸の曲げ変形モード振動の一次共振周波数を高めるべく、前記上端面および下端面で開口する中空部により前記少なくとも一方のロータの回転シャフトへの連結部が当該ロータ内に当該ロータの上端部および下端部から離れて画定されるとともに回転軸線方向において当該ロータの重心の位置付近に配置され、加えて、前記主軸受が前記下端面で開口する中空部内に収容されるとともに、当該中空部内の回転軸線方向において前記連結部側寄りに配置されている、
    ことを特徴とするスクリュー真空ポンプ。
JP2014555429A 2013-12-02 2013-12-02 スクリュー真空ポンプ Active JP5892569B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/007063 WO2015083195A1 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 スクリュー真空ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5892569B2 true JP5892569B2 (ja) 2016-03-23
JPWO2015083195A1 JPWO2015083195A1 (ja) 2017-03-16

Family

ID=53272994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014555429A Active JP5892569B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 スクリュー真空ポンプ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5892569B2 (ja)
TW (1) TWI622702B (ja)
WO (1) WO2015083195A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111989490A (zh) * 2018-04-27 2020-11-24 开利公司 具有外部马达转子的螺杆压缩机
DE202018107141U1 (de) * 2018-12-13 2020-03-18 Vogelsang Gmbh & Co. Kg Drehkolbenpumpe mit innenliegender Lagerung

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495694U (ja) * 1991-01-12 1992-08-19
JPH0953581A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Tochigi Fuji Ind Co Ltd 流体機械
US20020057979A1 (en) * 1999-06-16 2002-05-16 Schofield Nigel Paul Screw pumps
JP2004204855A (ja) * 1992-09-03 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空排気装置
JP2005248741A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Tadahiro Omi 真空ポンプ
JP2006002649A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Anest Iwata Corp スクロール流体機械における振動防止装置
JP2006022771A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Shimadzu Corp ターボ分子ポンプ
JP2008038844A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Boc Edwards Kk ターボ分子ポンプ
JP2009185671A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Ebara Corp ターボ真空ポンプ
WO2011148797A1 (ja) * 2010-05-24 2011-12-01 国立大学法人東北大学 スクリュー真空ポンプ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495694U (ja) * 1991-01-12 1992-08-19
JP2004204855A (ja) * 1992-09-03 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空排気装置
JPH0953581A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Tochigi Fuji Ind Co Ltd 流体機械
US20020057979A1 (en) * 1999-06-16 2002-05-16 Schofield Nigel Paul Screw pumps
JP2005248741A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Tadahiro Omi 真空ポンプ
JP2006002649A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Anest Iwata Corp スクロール流体機械における振動防止装置
JP2006022771A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Shimadzu Corp ターボ分子ポンプ
JP2008038844A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Boc Edwards Kk ターボ分子ポンプ
JP2009185671A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Ebara Corp ターボ真空ポンプ
WO2011148797A1 (ja) * 2010-05-24 2011-12-01 国立大学法人東北大学 スクリュー真空ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
TWI622702B (zh) 2018-05-01
JPWO2015083195A1 (ja) 2017-03-16
TW201522780A (zh) 2015-06-16
WO2015083195A1 (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6638444B2 (ja) 真空ポンプ
JP6155423B2 (ja) スクリュー真空ポンプ
US20070086888A1 (en) Pump apparatus and method
CN1793652A (zh) 电机体型内接齿轮式泵及其电子设备
JP5892569B2 (ja) スクリュー真空ポンプ
US20160053769A1 (en) Dynamic pressure bearing pump
JP2012112340A (ja) ウォータポンプ
WO2011096101A1 (ja) 遠心ポンプ
CN1377447A (zh) 带轴密封的潜水式电动机
US8466588B2 (en) Heat dissipating device of an electromotor
JP2005105897A (ja) サブマージドポンプ
US9879691B2 (en) Dynamic pressure bearing pump
EP3848586B1 (en) Compressor
WO2015128906A1 (ja) スクリュー排気ポンプ用のオイル供給部品及びその部品を備えたスクリュー排気ポンプ
JP2017078351A (ja) 真空ポンプ
WO2021143526A1 (zh) 微型泵
KR20130138107A (ko) 팬 커버 및 펌프 장치
CN113131675A (zh) 飞轮转子的散热机构
JP2009236063A (ja) ポンプ装置
CN110566425A (zh) 一种径向变量柱塞泵
CN220586118U (zh) 一种电子水泵润滑冷却结构
JP2007085314A (ja) ポンプ
JP2017223187A (ja) ターボ機械
JP2018135819A (ja) 水中ポンプ
KR101333056B1 (ko) 냉각 기능을 갖는 모터 내장형 스크루 로터 타입 진공펌프

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151015

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5892569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250